JPH10220651A - マンホールに於ける大口径管の取付構造 - Google Patents
マンホールに於ける大口径管の取付構造Info
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- JPH10220651A JPH10220651A JP9023630A JP2363097A JPH10220651A JP H10220651 A JPH10220651 A JP H10220651A JP 9023630 A JP9023630 A JP 9023630A JP 2363097 A JP2363097 A JP 2363097A JP H10220651 A JPH10220651 A JP H10220651A
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Abstract
けるに当たっては、大口径管と取付管用穴との上下及び
左右の接する位置が大きく異なるために、可撓性ゴムソ
ケットを用いて両者を接合しようとしても、安定した状
態で確実に接合することが困難であった。 【解決手段】取付管用穴2の周りのマンホール躯体1
に、先端部内周面に一対の突リング7,8が設けられ
て、これ等の間にリング凹溝9が形成された剛性ソケッ
ト4の元部のフランジ5をアンカー11及びボルト12
を介して取付け、可撓性ソケット6の元部を剛性ソケッ
ト4内に挿入すると共に、拡径押さえ金具10を介して
可撓性ソケット6の一部を剛性ソケット4の前記リング
凹溝9内に圧入して固着し、かつ可撓性ソケット6、剛
性ソケット4及び取付管用穴2に挿通された大口径管3
の外周部に鋼製バンド13を介して可撓性ソケット6の
先端部を締付固定した取付構造である。
Description
口径管を取付ける構造に係り、特にマンホール躯体に大
口径管を取付ける際に生じるトラブルを解決することが
出来るようにした大口径管の取付構造である。
としては、例えば本件特許出願人が開発した実公平4ー
32543号公報に示すような構造が公知である。これ
等の公知技術を含めて、マンホール躯体に取付管を取付
ける構造としては種々の構造のものが実施されている
が、一般的に取付管の口径が350mm以下のものが実
施されていた。このように口径が350mm以下の取付
管をマンホール躯体に取付けるに当たっては、マンホー
ル躯体に穿設された取付管用穴の内周縁に取付ソケット
等の外周面を押さえつけるようにして取付構成してい
た。
が400mm以上の大口径管をマンホール躯体の取付管
用穴に取付けようとすると、図4に示すように、マンホ
ール躯体21に穿設した取付管用穴22内に大口径管2
3を挿入した場合には、大口径管23の上下外周部と取
付管用穴22の上下縁とで接する位置Aと、大口径管2
3の左右外周部と取付管用穴22の左右縁とで接する位
置Bとは相互の位置が著しく異なるので、仮に可撓性を
持ったソケット(図示せず)をマンホール躯体21の曲
面形状に合わせても、前記ソケットで大口径管の外周面
を完全に押さえることは困難である問題があった。
改善するために、既に、鋼製ソケットと可撓性ソケット
を使用し、これ等の2種類のソケットを組み合わせるこ
とによって、大口径管をマンホール躯体の取付管用穴に
スムーズに取付けるマンホールに於ける大口径管の取付
構造の技術を開発し、特許出願している(特願平7ー2
61349号)。
ける大口径管の取付構造の発明を実施することによっ
て、鋼製ソケットと可撓性ゴムソケットとを介して大口
径管をマンホール躯体に安定した状態でスムーズに取付
けることが出来るようになった。しかし、この発明を実
施した場合に、地震等により大きな振動があった場合に
は、鋼製ソケットと可撓性ゴムソケットとの連結部が外
れる心配もあることが判明した。
の取付構造は、前述の発明を更に改善した新しい発明で
あって、特に前述の鋼製ソケットと、この鋼製ソケット
内に挿入された可撓性ゴムソケットとの連結をより強固
にし、地震等の大きな振動があった場合にも、これ等の
ソケットの結合が外れることのないようにした新しい構
造のマンホールに於ける大口径管の取付構造の技術を提
供するものである。
に於ける大口径管の取付構造は、前述の問題点を根本的
に改善した発明であって、その第1発明の要旨は、マン
ホール躯体の壁面に穿設された取付管用穴に大口径管を
取付ける構造に於いて、前記大口径管の外径より十分大
きな内径を持った剛性ソケットの元部がマンホール躯体
の前記取付管用穴の周りに取付固定され、該剛性ソケッ
トの先端部内周面に一対の平行な突リングが所定の間隔
を保って設けられており、可撓性ソケットの元部が該剛
性ソケットの先端部内に挿入されると共に、拡径押さえ
金具と前記一対の突リングとによって該可撓性ソケット
の元部が剛性ソケットの内周面に圧着固定されており、
更に前記可撓性ソケット、剛性ソケット及び取付管穴内
に挿通された大口径管の外周面に鋼製バンドを介して前
記可撓性ソケットの先端部が締付固定されたマンホール
に於ける大口径管の取付構造である。
記剛性ソケットの先端部内周面に設けられた一対の平行
な突リングが偏平帯を介して相互に連設されていること
を特徴とした第1発明のマンホールに於ける大口径管の
取付構造である。
に於ける大口径管の取付構造の一実施例を具体的に説明
すると、図1は本発明に係る取付構造の要部の拡大断面
説明図、図2は図1の全体の取付構造の構成を示す断面
説明図、図3は要部の説明図である。
体であって、その壁面には大口径管を挿入することが出
来る大きな内径を有する取付管用穴2が穿設されてい
る。3は該取付管用穴2内に挿通することが出来る大口
径管である。
口径管3の外径より十分大きな内径を有しており、鋼、
FRP、レジンコンクリート等の材料より構成されてい
る。かつこの剛性ソケット4の元端縁には、前記マンホ
ール躯体1の外周面に当接することが出来るフランジ5
が一体的に設けられている。6は可撓性ソケットであっ
て、ゴム材、軟質プラスチック等の材料より構成されて
いる。かつこの可撓性ソケットは前記大口径管3を挿通
することが出来る内径を有し、かつ前記剛性ソケット4
内に挿入し得る外径を持って構成されている。
2本が一対となった平行な突リング7,8が夫々所定の
間隔を保って突設されている。これ等の突リング7,8
は鋼製リングより形成され、剛性ソケット4に溶着され
ている。これ等の突リング7,8は、鋼製の偏平帯を介
して相互に連設して構成することも可能である。これ等
の突リング7,8の相互間に形成されるリング凹溝9の
巾は、後述の拡径押さえ金具10の巾よりも少し大きく
形成されている。
当たっては、図1乃至図3に示すように、先ず剛性ソケ
ット4のフランジ5をマンホール躯体1の外周面に当接
し、かつ、予めマンホール躯体1の外壁に埋設されたア
ンカー11にボルト12を螺合することにより剛性ソケ
ット4をマンホール躯体1に取付固定する。更に、剛性
ソケット4のフランジ5とマンホール躯体1の外周面と
の間に形成される隙間には、シール材を充填する(図示
せず)ことによって、フランジ5とマンホール躯体1の
外周面との間に止水性を確保する。
ット4内に挿入し、その可撓性ソケット6の元部の外周
面の一部を一対の突リング7,8によって形成されるリ
ング凹溝9の上に載置し、かつ、拡径押さえ金具10を
可撓性ソケット6の元部内周面に当接しながらこれを押
し広げることによって、可撓性ソケット6の元部を剛性
ソケット4のリング凹溝9内に圧着固定し、剛性ソケッ
ト4に可撓性ソケット6を連結する。
ソケット6の元部内周面に当接するに当たっては、拡径
押さえ金具10の位置が剛性ソケット4内に一対の突リ
ング7,8によって設けられたリング凹溝9と合致する
ようにその位置を合わせる。この状態で拡径押さえ金具
10を押し広げた場合には、可撓性ソケット6の一部を
拡径押さえ金具10によってリング凹溝9内に強制的に
圧入し、これによって可撓性ソケット6に大きな振動等
による剪断力が生じた場合にも、可撓性ソケット6が剛
性ソケット4より引き抜かれて抜け落ちることを防止出
来る。
端部より挿入して、可撓性ソケット6、剛性ソケット4
及びマンホール躯体1の取付管穴2内に挿通し、可撓性
ソケット6の先端部をその外周面より一つ又は複数の鋼
性バンド13で締め付けて、可撓性ソケット6の先端部
を大口径管3に取付固定する。このように構成すること
によって、大口径管の取付構造を完成せしめることが出
来る。
取付管用穴2の周りに剛性ソケット4を取付ける作業
と、かつ剛性ソケット4の内面に一対の突リング7,8
を溶接する作業と、及び剛性ソケット4内に可撓性ソケ
ット6を挿入して取付ける作業とは、いずれも工場内で
実施することが出来る。従って精度良く取付けることが
出来ると共に、大口径管3の現場に於ける取付作業を簡
単にすることが出来る。
の如く、剛性ソケット4をマンホール躯体1の取付管用
穴2の周りに取付けると共に、この剛性ソケット4に可
撓性ソケット6を取付けて連結し、かつ可撓性ソケット
6に挿通された大口径管3の周りに、鋼製バンド13を
介して可撓性ソケット6を締付固定するようにしたの
で、大口径管3を安定した状態でマンホール躯体1に取
付固定することが出来る。更に可撓性ソケット6の元部
は、一対の突リング7,8と拡径押さえ金具10とを介
して、剛性ソケット4の先端部内周面に強固に取付けら
れているので、可撓性ソケット6 が剛性ソケット4より
抜け落ちる心配がない。
管の取付構造は、前述のように、剛性ソケットと可撓性
ソケットとを介して大口径管をマンホール躯体に取付け
るようにしたので、安定した状態で大口径管をマンホー
ル躯体に取付けることが出来る。特に大口径管とマンホ
ール躯体の取付管用穴との接触位置が上下と左右とで大
きく異なった場合にも、剛性ソケット或いは可撓性ソケ
ットの、マンホール躯体或いは大口径管に接触する面積
を大きくすることが出来るので、これ等の結合を安定さ
せかつ強固にすることが出来る。
の突リングを設けてその両者間にリング凹溝を形成し、
このリング凹溝内に可撓性ソケットの元部の一部を圧入
して剛性ソケットと可撓性ソケットを連結するようにし
たので、地震等でこの連結部分に大きな剪断力等が働い
ても、可撓性ソケットが剛性ソケットより抜け落ちる心
配がない。
である。
である。
明するための横断面説明図である。
管用穴 3 大口径管 4 剛性
ソケット 5 フランジ 6 可撓
性ソケット 7,8 突リング 9 リン
グ凹溝 10 拡径押さえ金具 11 アン
カー 12 ボルト 13 剛性
バンド
Claims (2)
- 【請求項1】マンホール躯体の壁面に穿設された取付管
用穴に大口径管を取付ける構造に於いて、前記大口径管
の外径より十分大きな内径を持った剛性ソケットの元部
がマンホール躯体の前記取付管用穴の周りに取付固定さ
れ、該剛性ソケットの先端部内周面に一対の平行な突リ
ングが所定の間隔を保って設けられており、可撓性ソケ
ットの元部が該剛性ソケットの先端部内に挿入されると
共に、拡径押さえ金具と前記一対の突リングとによって
該可撓性ソケットの元部が剛性ソケットの内周面に圧着
固定されており、更に前記可撓性ソケット、剛性ソケッ
ト及び取付管穴内に挿通された大口径管の外周面に鋼製
バンドを介して前記可撓性ソケットの先端部が締付固定
されたマンホールに於ける大口径管の取付構造。 - 【請求項2】前記剛性ソケットの先端部内周面に設けら
れた一対の平行な突リングが偏平帯を介して相互に連設
されていることを特徴とした請求項1のマンホールに於
ける大口径管の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02363097A JP3754161B2 (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | マンホールに於ける大口径管の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02363097A JP3754161B2 (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | マンホールに於ける大口径管の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10220651A true JPH10220651A (ja) | 1998-08-21 |
JP3754161B2 JP3754161B2 (ja) | 2006-03-08 |
Family
ID=12115917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02363097A Expired - Lifetime JP3754161B2 (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | マンホールに於ける大口径管の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3754161B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003008715A1 (en) * | 2001-07-19 | 2003-01-30 | Hayakawa Rubber Company Limited | Manhole structure constructing method, manhole structure water-stop flexible joint and manhole structure |
WO2004007849A1 (ja) * | 2001-01-23 | 2004-01-22 | Hayakawa Rubber Company Limited | マンホール構造,マンホール構造用止水可とう継手及びマンホール構造の施工方法 |
CN100400753C (zh) * | 2002-07-16 | 2008-07-09 | 早川橡胶株式会社 | 人孔结构、人孔结构用柔性止水接头及人孔结构的施工方法 |
-
1997
- 1997-02-06 JP JP02363097A patent/JP3754161B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004007849A1 (ja) * | 2001-01-23 | 2004-01-22 | Hayakawa Rubber Company Limited | マンホール構造,マンホール構造用止水可とう継手及びマンホール構造の施工方法 |
WO2003008715A1 (en) * | 2001-07-19 | 2003-01-30 | Hayakawa Rubber Company Limited | Manhole structure constructing method, manhole structure water-stop flexible joint and manhole structure |
CN100400753C (zh) * | 2002-07-16 | 2008-07-09 | 早川橡胶株式会社 | 人孔结构、人孔结构用柔性止水接头及人孔结构的施工方法 |
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JP3754161B2 (ja) | 2006-03-08 |
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