JPH07259390A - 柵構成用のポール - Google Patents

柵構成用のポール

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JPH07259390A
JPH07259390A JP5616694A JP5616694A JPH07259390A JP H07259390 A JPH07259390 A JP H07259390A JP 5616694 A JP5616694 A JP 5616694A JP 5616694 A JP5616694 A JP 5616694A JP H07259390 A JPH07259390 A JP H07259390A
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connecting rod
socket member
pole
projecting
screw hole
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JP5616694A
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Sadao Shimizu
定夫 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柵構成用のポールにおいて、上下の起伏や平
面方向のカーブがある場所でも、連結杆8との接続が簡
単に行えるようにする。 【構成】 所定高さ部位に突出片12を設け、この突出
片12に連結杆8を支承させた状態で、連結杆8に予め
挿通させておいたソケット部材7を突出片12に外嵌さ
せる。このソケット部材7の内周面には、突出端側を先
細り状にした内鍔部16を周設しておく。その後、ソケ
ット部材7の下面に螺合されたねじ15を締めつけて連
結杆8をソケット部材7の内面へ押圧し、不動状態にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柵構成用のポールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、柵(ガードレールや手摺り等を含
む)を構成するには、複数本のポールを所定間隔で立設
するのに並行して、これらポールの所定高さ部位相互間
に、連結杆用の差込口具を用いて連結杆を架け渡してゆ
く手法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、差込口具
は、連結杆の外径と略同じか又は微妙に径大な内径を有
したものであって、連結杆にガタツキが生じないように
してあった。即ち、連結杆は、差込口具の軸線方向に沿
って真っ直ぐにしか保持できないものであった。それ
故、上下の起伏や平面方向のカーブがある場所では、連
結杆自体を起伏やカーブに沿わせて折曲させたり、連結
杆を短く切断した後、これらを配管用エルボのような曲
がりカップリングで接続したり、或いはポールに対して
上記差込口具を所定方向の曲がりを有したもの又は自在
継手構造を具備したものに置換する等の措置が必要とな
っていた。そのため、施工が面倒且つ困難であると共
に、見栄えが悪く、更にコストの高騰化を招来してい
た。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、上下の起伏や平面方向のカーブのある場所で
も施工が簡単にでき、見栄えが悪くなることがなく、更
にコストの高騰化をも抑止できるようにした柵構成用の
ポールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るポールは、所定高さ部位に連結杆の端部を外嵌
保持するソケット部材が設けられ、このソケット部材に
内周方向へ突出する連結杆保持用の内鍔部が周設され、
この内鍔部がその突出端寄りほど先細りする断面形状を
有して連結杆の差込角を所定範囲で許容可能になされて
いることを特徴としている。
【0006】また本発明では、柵構成用のポールにおい
て、外面の所定高さ部位に外方へ向けて突設された突出
片と、この突出片に外嵌される横向き筒状をしたソケッ
ト部材とを具備して成り、上記ソケット部材には内周方
向へ突出する連結杆保持用の内鍔部が周設され、この内
鍔部がその突出端寄りほど先細りする断面形状を有して
連結杆の差込角を所定範囲で許容可能になされ、前記突
出片には上下に貫通するねじ通孔が形成されていると共
に、ソケット部材には突出片のねじ通孔に対応するねじ
孔が形成されており、これらねじ通孔及びねじ孔へねじ
込まれるねじによりソケット部材内での連結杆の差込姿
勢を固定可能となされていることを特徴としている。
【0007】
【作用】ソケット部材の内周面に設けられた内鍔部は、
その断面形状が先細り状に形成されているため、この内
鍔部の内側へ差し込まれた連結杆を上下乃至左右等にわ
たる全周へ向けて所定範囲で任意に傾けることができ
る。内鍔部は、このように連結杆の差込角度を傾けるよ
うにしても、当該連結杆に対して外観に劣るほどの周隙
間を生じさせることはない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明に係るポール1の実施例を示したもの
であって、このポール1は、芯軸2と、この芯軸2に外
嵌される外殻筒3,4と、芯軸2の頂上部に被蓋される
冠装筒5とから構成され、且つ上側外殻筒3の外面には
取付基体6を介してソケット部材7が設けられ、このソ
ケット部材7により連結杆8が保持されるようになって
いる。
【0009】取付基体6は、図2に示すようにボス部1
0と、このボス部10に突設された取付ボルト11と、
ボス部10に対して取付ボルト11とは反対側へ突設さ
れた突出片12とを有して成る。突出片12は、筒体を
その軸線方向に沿って半分に切断したような形状をして
おり、その幅方向中央部には、突端側を解放端として上
下に貫通する切欠状のねじ通孔13が形成されている。
【0010】この取付基体6は、ポール1の立設現場に
おいて、外殻筒3(又は外殻筒4や冠装筒5)の所定高
さ部位へ取付ボルト11に対応するボルト孔を形成さ
せ、また必要に応じてこのボルト孔の周部にボス部10
用の座グリ(図示略)を施してから、全体をねじ込むよ
うにして取り付ける。その取付姿勢においては、突出片
12の彎曲凹面が上を向く状態に合わせ、該突出片12
の上部で連結杆8を支承できるようにする。なお、外殻
筒3等に対するボルト孔は当初より形成しておいてもよ
いが、外殻筒3等の汎用性を広げるうえでは現場加工を
行うのが好適とされる。
【0011】ソケット部材7は、上記突出片12を外嵌
可能な横向きの短円筒状に形成されており、その外周部
には、突出片12のねじ通孔13に対応してねじ15を
螺合可能なねじ孔が設けられている。また、このソケッ
ト部材7における取付基体6とは反対向きとされる端縁
部には、その全周から内周方向へ突出する内鍔部16が
形成されている。この内鍔部16は、その突出端寄りほ
ど先細りする断面形状を有しており、連結杆8の差込角
を上下乃至左右等にわたる全周へ向けて所定範囲で任意
に傾けることができる。そのため、ポール1の立設地盤
に上下の起伏や平面方向のカーブがあるときにも、ソケ
ット部材7における部品交換や位置変え、或いは加工を
施すことなく、連結杆8を所定方向へ向けて架設保持す
ることができる。
【0012】このソケット部材7は、当初、連結杆8の
両端部へ内鍔部16が内向きとなる状態で挿通してお
き、連結杆8の両端部をそれぞれの突出片12上へ支承
させた後、両側のソケット部材7を各対応する突出片1
2へ外嵌すべくずらせるようにする。その後、ねじ15
を連結杆8が不動状態となるまで締め込む。なお、連結
杆8を傾けた場合であって、その長さとポール1の相互
間距離との関係上、連結杆8の端部が取付基体6のボス
部10やソケット部材7の内面に当接干渉するときに
は、連結杆8側においてその障害部分を削り落とすよう
にすればよい。
【0013】ところで、外殻筒3,4及び冠装筒5は、
鉄、青銅、アルミニウム等による鋳造により円筒状に形
成されており、芯軸2は、鋼製の中空パイプ材により形
成されている。いずれも、その単独重量を手作業で無理
なく取り扱うことのできる範囲内に抑えられている。こ
のポール1を立設するには、図1において、まず基礎面
GLに所定深さの穴を堀り、この穴内へ割栗石層20、
捨てコンクリート層21、基礎コンクリート層22をこ
の順番で形成させる。基礎コンクリート層22には芯軸
2用の軸穴23を形成させておく。基礎コンクリート層
22の硬化後、軸穴23に芯軸2を垂直に差し込み、接
着用モルタル24を詰めて固定する。その後、芯軸2に
外殻筒4,3を外嵌させると共に、冠装筒5内へ所定量
の接着用モルタル25を入れてこれを芯軸2に被せる。
【0014】本発明において、突出片12は、外殻筒3
等の鋳造と同時に一体形成させることもできるし、鋳造
後において溶接等により固着させることもできる。この
突出片12の形状は何等限定されず、平板状としたり棒
状としたりすることも可能である。勿論、この突出片1
2に設けるねじ通孔13は長孔状又は円孔とすることも
可能である。
【0015】ソケット部材7を外殻筒3に対して当初よ
り固定することで、突出片12を省略することもでき
る。連結杆8は角パイプ又は各種の断面形状を有した中
実材でもよい。ソケット部材7において、前記実施例で
は内鍔部16の断面形状がソケット部材7の奥方へ向け
て傾斜したものとしたが、これに限らず、図3(a)の
ように外方へ向けて傾斜させたものをはじめ、(b)の
台形状、(c)の半円状、(d)の三角形状のように、
内外両方へ向けて傾斜させたものとすることもできる。
内鍔部16の突端部として、ゴムや樹脂等によって別途
形成したものを所定に固着して構成させることも可能で
ある。
【0016】図4に示すようにソケット部材7にねじ1
5を螺合させた状態で、そのねじ端部へ、連結杆8に沿
って彎曲する押圧具26を回転自在に取り付けるように
してもよい。ポール1自体の構成として、芯軸2、外殻
筒3,4、冠装筒5より成るものとすることは何等限定
されず、中実又は中空の一体物とすることも可能であ
る。
【0017】また、連結杆8の傾斜がほぼ一定のものと
して予測できる場合には、図5に示すように連結杆8の
端面を所定角度にカットして当接面30を形成し、この
当接面30を取付基体6のボス部10に当接させるよう
にしてもよい。この場合、連結杆8の差込角の調整量は
少なくなるが、連結杆8のボス部10に対する当たり面
積が大きく取れるので、連結杆8のガタつきを防止でき
る利点がある。
【0018】更に、図6に示すように、連結杆8の端面
に湾曲形状の面取り部31を形成してもよい。この場
合、連結杆8がボス部10やソケット部材7の内面に線
接触状態となるため、連結杆8の傾斜角度を変更できる
点で図5の場合よりも優れ、しかも連結杆8のガタつき
を図1の場合よりも少なくできる利点がある。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、ソケット部材に先細り状断面を有する内鍔部を
設けてあるので、この内鍔部内へ差し込んだ連結杆を上
下乃至左右等にわたる全周へ向けて所定範囲で任意に傾
けることができる。すなわち、連結杆を折曲したり曲が
りカップリングを用いたりする必要がなく、また曲がり
構造や自在継手構造を具備した差込口具を用いる必要も
ないので、上下の起伏や平面方向のカーブのある場所で
も柵を簡単に施工できる。また見栄えが悪くなることも
なく、コストの高騰化も招来しない。
【0020】ソケット部材や突出片等において、部品の
共通化が図れ、製造コストの低廉化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポールの実施例を示す側断面図で
ある。
【図2】ソケット部材及び突出片を示す分解斜視図であ
る。
【図3】ソケット部材における内鍔部の各種変更例を示
す要部拡大断面図である。
【図4】連結杆に対する固定構造の別実施例を示す正面
断面図である。
【図5】連結杆の変形例を示す拡大断面図である。
【図6】連結杆の他の変形例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ポール 7 ソケット部材 8 連結杆 12 突出片 15 ねじ 16 内鍔部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定高さ部位に連結杆(8)の端部を外
    嵌保持するソケット部材(7)が設けられ、このソケッ
    ト部材(7)に内周方向へ突出する連結杆(8)保持用
    の内鍔部(16)が周設され、この内鍔部(16)がそ
    の突出端寄りほど先細りする断面形状を有して連結杆
    (8)の差込角を所定範囲で許容可能になされているこ
    とを特徴とする柵構成用のポール。
  2. 【請求項2】 柵構成用のポールにおいて、外面の所定
    高さ部位に外方へ向けて突設された突出片(12)と、
    この突出片(12)に外嵌される横向き筒状をしたソケ
    ット部材(7)とを具備して成り、上記ソケット部材
    (7)には内周方向へ突出する連結杆(8)保持用の内
    鍔部(16)が周設され、この内鍔部(16)がその突
    出端寄りほど先細りする断面形状を有して連結杆(8)
    の差込角を所定範囲で許容可能になされ、前記突出片
    (12)には上下に貫通するねじ通孔(13)が形成さ
    れていると共に、ソケット部材(7)には突出片(1
    2)のねじ通孔(13)に対応するねじ孔が形成されて
    おり、これらねじ通孔(13)及びねじ孔へねじ込まれ
    るねじ(15)によりソケット部材(7)内での連結杆
    (8)の差込姿勢を固定可能となされていることを特徴
    とする柵構成用のポール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015081468A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 伊藤鉄工株式会社 鋳物柵及びその柵における支柱と横桟との取付部材
JP2016141948A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 中国電力株式会社 侵入抑制用柵
CN110886259A (zh) * 2019-12-10 2020-03-17 张飞航 一种高速公路防护栏装配装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016141948A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 中国電力株式会社 侵入抑制用柵
CN110886259A (zh) * 2019-12-10 2020-03-17 张飞航 一种高速公路防护栏装配装置

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