JP3317664B2 - マンホール用可撓性継手のソケット部 - Google Patents

マンホール用可撓性継手のソケット部

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JP3317664B2 JP35229097A JP35229097A JP3317664B2 JP 3317664 B2 JP3317664 B2 JP 3317664B2 JP 35229097 A JP35229097 A JP 35229097A JP 35229097 A JP35229097 A JP 35229097A JP 3317664 B2 JP3317664 B2 JP 3317664B2
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豊 福田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水道処理用の集
水ますと下水道本管との接続技術、特にマンホール用可
撓性継手のソケット部に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、マンホールの集水ますと下
水道本管との接続に関し、地震時での集水ますと下水道
本管との縦横の相対変位発生下でも、漏水防止能力に優
れた下水道本管接続部の漏水防止構造を先に特願平8−
202976号として特許出願した。
【0003】図4に示すように、先の特許出願は、マン
ホールの集水ます1’の壁体2’の外面に突出し、内部
に下水道本管5’の内径と同径の通水孔6’を開口する
と共に該通水孔6’に連続して該通水孔6’より大径の
段差部7’を介して壁体2’の外面に向けて末広がり状
のテーパ孔8’を開口してなるソケット4’において、
該テーパ孔8’の内端の段差部7’に前記通水孔6’と
同径の抜き穴9’を有するクッション材10’を内設
し、ソケット4’外周には凹溝11’を周設すると共
に、円筒状の可撓性カバー12’の一端を該凹溝11’
において締め付けバンド13’で固定し、該可撓性カバ
ー12’の他端を、前記クッション材10’にその先端
を当接する下水道本管5’の外周に締め付けバンド1
3’で固定してなる漏水防止構造が提案されている。
【0004】このようにしてなる下水道本管接続部の漏
水防止構造a’は、地震時に集水ます1’と下水道本管
5’とに縦横に相対変位が発生した場合でも、下水道本
管5’の横変位では可撓性カバー12’の伸縮によって
ソケット4’からの下水道本管5’の脱却が阻止される
と共に、下水道本管5’の先端はクッション材10’に
より衝撃が緩和されて破損が防止され、縦変位は可撓性
カバー12’の上下方向の撓みとテーパ孔8’内での下
水道本管5’の外周との空間14’における遊びによっ
て破損することなく吸収されて漏水防止が図られるもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記マンホー
ル用可撓性継手のソケット部は、漏水防止が十分でなか
ったこと、コンクリートブロックから形成されているた
め、重量が重く取り扱いに不便であることや薄くすると
強度が低下し薄くできなかったこと等の不都合があった
ため、上記特許出願のソケット部に改良を加えたもので
ある。そこで、本発明は、上記のような点に鑑みてなさ
れたものであり、クッション材に代えてゴムリングを配
置して漏水防止を図ると共に、リブを付けることで引抜
き防止並びに回転防止を図り、さらにソケット部の材料
を強化プラスチック又はステンレス鋼を使用することに
より、ソケット部の厚さを薄くしたマンホール用可撓性
継手のソケット部を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、本発明のマンホール用可撓性継手のソケッ
ト部は、マンホールの集水ますの壁体の外面に突出し、
内部に下水道本管の内径と同径の通水孔を開口すると共
に、該通水孔に連続して該通水孔より大径の段差部を介
して壁体の外面に向けて末広がり状のテーパ孔と、該テ
ーパ孔に連続した同径の開口部を開口し、前記壁体にセ
メントモルタルを介して埋設される埋設部外周にリブを
設け、他端を下水道本管の外周に接合した可撓性カバー
の一端を突出先端外周に接合し、前記開口部の内面と下
水道本管の外周間にゴムリングを配置して成る円筒状ソ
ケット部において、前記リブの外周に回り止め用切り欠
きを複数個配設し、可撓性カバーの一端をソケット部先
端外周に設けたフランジ部を跨いで締め付けバンドによ
ソケット部外周に接合し、前記ゴムリングがテーパ孔
と下水道本管の外周との間に圧着されて成る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。一般にマンホール組立は、底版、駆体ブロッ
ク、直壁、斜壁、調整リング、受け枠及びマンホール蓋
との据え付けと、マンホールへの流入管及び流出管の取
り付けとからなり、本発明の集水ますは前記駆体ブロッ
クに相当している。図1に示すように、マンホールの集
水ます1は、コンクリートブロックからなり内径Rの壁
体2からなる開口を有し、集水ます1の上方には円筒状
コンクリートブロックの直壁、斜壁等が組み付けられて
マンホールが形成される。前記集水ます1の前記壁体2
に貫設した円形の接合孔3には、接合孔3より小径の円
筒状ソケット部4が挿入され、接合孔3とソケット部4
との間はセメントモルタル6(グラウト)注入により固
定される。そして、ソケット部4の材料は強化プラスチ
ック又はステンレス鋼からなる。前記集水ます1の内周
面に位置するソケット部4の端部は前記壁体2の内径R
の円弧に沿うようにアールが付けられており、ソケット
部4の中心孔は、壁体2の外面にむけて下水道本管5の
内径と同径の通水孔9を開口すると共に、通水孔9に連
続して通水孔9より大径の段差部7を設ける。段差部7
には、前端にゴムリング10が外嵌された下水道本管5
が当接されると共に、ソケット部4の先端外周のフラン
ジ部11と前記下水道本管5の外周とは締め付けバンド
13により円筒状の可撓性カバー12が固定される。そ
して、前記下水道本管5はヒューム管や塩ビ管などから
なる。なお、前記集水ます1には少なくとも2個所に前
記下水道本管5が接合されるが、どちらも同じ構造なの
で図1には片方のみを示してある。
【0008】図2に基づいて、本発明のマンホール用可
撓性継手のソケット部4をさらに詳細に述べると、図2
(a)に示すようにソケット部4は、円筒状の強化プラ
スチック又はステンレス鋼からなり、その外径は前記集
水ます1の接合孔3よりは小さく、その長さは前記集水
ます1の接合孔3にセメントモルタル6を介して固定し
たときに、前記壁体2に埋設される部分と壁体2の外面
から突出する部分とからなる。ソケット部4の前記壁体
2に埋設される部分には、外周の周方向にリブ15が形
成され、前記リブ15には図2(a)の左側面図である
図2(b)に示すように、回り止め用の切り欠き18が
複数個配設されている。このリブ15は前記ソケット部
4が抜け及び回転しない構造であれば、リブの列、数及
び高さは適宜選択できる
【0009】前記集水ます1の内周面に位置するソケッ
ト部4の端部は前記壁体2の内径Rの円弧に沿うように
アールが付けられており、ソケット部4のアール部分か
ら壁体2の外面に向けて下水道本管5の内径と同径の通
水孔9を開口すると共に、通水孔9に連続して通水孔9
より大径の段差部7を設ける。さらに段差部7を起点に
して前記壁体2の外面に向かって末広がり状のテーパ孔
8を開口し、壁体2の外面の手前位置で終点とし、そこ
からは前記テーパ孔8に連続して前記ソケット部4の突
出先端のフランジ部11に向けて同径の開口部16を形
成する。これによって前記段差部7を有する中心孔が形
成される。そして、前記ソケット部4の段差部7に前記
下水道本管5の先端を当接させた時に、下水道本管5の
外周とソケット部4の中心孔(テーパ孔8及び開口部1
6)との間には空間14が形成される。
【0010】また、ソケット部4の段差部7に前記下水
道本管5の先端を当接させる前に、前記下水道本管5の
前部にはゴムリング10を外嵌させる。このゴムリング
10を外嵌させた下水道本管5を前記ソケット部4の段
差部7に当接させることにより前記テーパ孔8と下水道
本管5の外周との間で前記ゴムリング10が圧縮され完
全にシールされて漏水防止されることになる。
【0011】本発明の他の実施例として、リブ17を前
記ソケット部4の外周に周設したものを図3に示す。リ
ブ17以外の構成は図2に示したものと変わらないの
で、その記載を省略し、リブ17についてのみ述べる
と、前記集水ます1の内周面に位置するソケット部4の
端部は前記壁体2の内径Rの円弧に沿うようにアールが
付けられており、このアールと平行にソケット部4の外
周にリブ17が周設される。リブ17はセメントモルタ
ル6により集水ます1の壁体2の内部に埋設されるもの
であり、前記ソケット部4が抜け及び回転しないように
なっている。すなわち、リブ17がソケット部4の外周
面からの突出していることにより抜けが防止されると共
に、前記集水ます1の壁体2の内径Rと並行に周方向に
リブ17がわん曲していることにより、完全な円形でな
いので周方向への回転が防止される。
【0012】本発明のマンホール用可撓性継手のソケッ
ト部4は、地震時に集水ます1と下水道本管5とに縦横
に相対変位が発生した場合でも、下水道本管5の横変位
では可撓性カバー12の伸縮によってソケット部4から
の下水道本管5の脱却が阻止されると共に、下水道本管
5の前部はゴムリング10により漏水防止が図られてい
る。また、下水道本管5の縦変位では可撓性カバー12
の上下方向の撓みと、中心孔の開口部16と下水道本管
5の外周との空間14における遊びによって破損するこ
となく吸収されて漏水防止が図られる。
【0013】
【発明の効果】本発明のマンホール用可撓性継手のソケ
ット部は、ソケット部と下水道本管を防水的に接続する
可撓性カバーの伸縮によって、下水道本管の横変位では
ソケット部からの下水道本管の脱却が阻止され、また、
ゴムリングはテーパ孔と下水道本管との間で圧縮される
から、脱却方向の外力が負荷されても漏水防止が図ら
れ、さらに、リブを介して引抜き防止とともに、回転防
止をも図ることができるから、マンホールの壁体との接
合部におけるより一層の漏水防止が図られ、耐震性能を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマンホール用可撓性継手の一部横断面
図。
【図2】(a)は本発明のマンホール用可撓性継手のソ
ケット部の拡大断面図、図2(b)は図2(a)の左側
面図。
【図3】本発明のマンホール用可撓性継手のソケット部
の他の実施例の拡大断面図。
【図4】先願のマンホール用可撓性継手のソケット部の
一部横断面図である。
【符号の説明】
1 集水ます 2 壁体 3 接合孔 4 ソケット部 5 下水道本管 6 セメントモルタル 7 段差部 8 テーパ孔 9 通水孔 10 ゴムリング 11 フランジ部 13 締め付けバンド 14 空間 15 リブ 16 開口部 17 リブ 18 切り欠き

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの集水ますの壁体の外面に突
    出し、内部に下水道本管の内径と同径の通水孔を開口す
    ると共に、該通水孔に連続して該通水孔より大径の段差
    部を介して壁体の外面に向けて末広がり状のテーパ孔
    と、該テーパ孔に連続した同径の開口部を開口し、前記
    壁体にセメントモルタルを介して埋設される埋設部外周
    にリブを設け、他端を下水道本管の外周に接合した可撓
    性カバーの一端を突出先端外周に接合し、前記開口部の
    内面と下水道本管の外周間にゴムリングを配置して成る
    円筒状ソケット部において、 前記リブの外周に回り止め用切り欠きを複数個配設し、
    可撓性カバーの一端をソケット部先端外周に設けたフラ
    ンジ部を跨いで締め付けバンドによりソケット部外周に
    接合し、前記ゴムリングがテーパ孔と下水道本管の外周
    との間に圧着されて成るマンホール用可撓性継手のソケ
    ット部。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200465769Y1 (ko) * 2010-06-28 2013-03-08 (주) 동주 맨홀 소켓

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