JPH10216460A - 電子ビームガス処理装置 - Google Patents

電子ビームガス処理装置

Info

Publication number
JPH10216460A
JPH10216460A JP9018439A JP1843997A JPH10216460A JP H10216460 A JPH10216460 A JP H10216460A JP 9018439 A JP9018439 A JP 9018439A JP 1843997 A JP1843997 A JP 1843997A JP H10216460 A JPH10216460 A JP H10216460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
gas
lens
electron
converging means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9018439A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Seki
関  博文
Hirofumi Shirakata
弘文 白形
Yasuro Hori
康郎 堀
Shigeo Shiono
繁男 塩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9018439A priority Critical patent/JPH10216460A/ja
Priority to EP97122794A priority patent/EP0856349A3/en
Priority to US08/999,399 priority patent/US5939026A/en
Priority to CN98104001A priority patent/CN1192384A/zh
Publication of JPH10216460A publication Critical patent/JPH10216460A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/32Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by electrical effects other than those provided for in group B01D61/00
    • B01D53/323Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by electrical effects other than those provided for in group B01D61/00 by electrostatic effects or by high-voltage electric fields
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2259/00Type of treatment
    • B01D2259/80Employing electric, magnetic, electromagnetic or wave energy, or particle radiation
    • B01D2259/812Electrons
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S422/00Chemical apparatus and process disinfecting, deodorizing, preserving, or sterilizing
    • Y10S422/90Decreasing pollution or environmental impact

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成によっても、電子ビームを処理ガ
ス中の指定の位置に収束させること。 【解決手段】 単一の真空容器14内を真空ポンプ16
で真空に保つとともに、真空容器14内に第1のレンズ
52と第2のレンズ54を配置し、電子源10から入射
した電子ビーム64を各レンズ52、54で収束し、ダ
クト18中の処理ガス66中に電子ビーム64を照射す
る。そして処理ガス中のNOx濃度の増大に伴って電子
ビームの電流値を大きくするときには、フィラメント3
2の電流値、アーク電源32の電流値、ガス貯留室20
内のガス圧に応じてレンズ52、54の磁界強度または
電界強度を増大させて焦点距離を短くするとともに、レ
ンズ52を引き出し電極44側に移動させ、レンズ54
をダクト18側に移動させ、同一の径の平行電子ビーム
を形成するとともに、電子ビームの収束径の増大を防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビームガス処
理装置に係り、特に、処理ガス中に電子ビームを照射
し、ガス中の有害物質、例えば、排ガス中のNOx、S
Oxの除去・低減処理を行うに好適な電子ビームガス処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火力発電所から排出される排ガス
に対する処理として、排ガスの脱硫・脱硝処理を行う装
置として、電子ビームガス処理装置が用いられている。
電子ビームガス処理装置は、被処理体としての排煙等の
排ガスが導入される大気ガス室としての反応室の両側に
配置された3つの作動排気室と、外側の作動排気室に隣
接して配置された電子ビーム室と、電子ビーム室内に引
出電極を介して電子ビームを照射する電子ビーム源とを
備えて構成されており、電子ビーム源から発生した電子
ビームが引出電極、電子ビーム室、各作動排気室を介し
て反応室内の排ガス中に照射されるようになっている。
電子ビーム室や各作動排気室内の排ガスはロータリポン
プ等の真空ポンプによって排気され、各室内は一定の真
空度が保たれている。また各作動排気室内には磁界レン
ズが配置されており、各作動排気室内に導入された電子
ビームが各磁界レンズによって収束され、電子ビームが
反応室内の指定の位置に収束するようになっている。電
子ビーム室や各作動排気室内の真空度を指定の値に保つ
ことで電子ビームの軌道を直線に保つことができる。さ
らに電子ビーム源に配置されたフィラメントの電流や電
子ビーム源内にアーク放電を生じさせるためのアーク電
源の電流値あるいは電子ビーム源内のガス圧を変えた
り、あるいは引出電極に印加される加速電圧を変えたり
することで電子ビームの強さを調整することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、複数の
作動排気室を備えているので電子ビームのビーム径を大
きくすることはできるが、各作動排気室に真空ポンプを
設けなければならず、構造が複雑となる。また各作動排
気室に配置された磁界レンズが固定されているため、ビ
ーム電流を増大させるに際して、フィラメント電流、ア
ーク電流あるいはガス圧を変えたり、電子ビームの加速
電圧を変えたりすると、電子ビームの絞られ方が変わ
り、電子ビームを反応室内の指定の位置に導入できなく
なる。また電子ビーム室から発生する電子ビームは平行
に出射しているため、多数の電子ビームを出射しようと
すると、電子ビーム源を大型化することが余儀なくされ
る。
【0004】本発明の目的は、簡単な構成でも、電子ビ
ームを処理ガス中の指定の位置に収束させることができ
る電子ビームガス処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、入射口と出射口を有する真空容器と、真
空容器内のガスを排気する排気手段と、電子ビームを生
成して真空容器の入射口に入射する電子ビーム発生手段
と、真空容器の入射口に入射された電子ビームを収束す
る第1の電子ビーム収束手段と、第1の電子ビーム収束
手段により収束された電子ビームを収束して出射口から
処理ガス中に出射する第2の電子ビーム収束手段とを備
えてなる電子ビームガス処理装置を構成したものであ
る。
【0006】前記電子ビームガス処理装置を構成するに
際しては、以下の要素を付加することができる。
【0007】(1)第1の電子ビーム収束手段と第2の
電子ビーム収束手段はそれぞれ電界の強さに応じて電子
ビームの焦点位置を変化させる静電レンズまたは磁界の
強さに応じて電子ビームの焦点位置を変化させる磁界レ
ンズを備えてなる。
【0008】(2)静電レンズと磁界レンズはそれぞれ
真空容器の入射口と出射口とを結ぶ電子ビーム伝送路に
沿って移動可能に構成されてなる。
【0009】(3)電子ビーム発生手段は、電子源とし
て、真空容器の入射口に連通する開口を有しプラズマ生
成用のガスを貯留するガス貯留室と、ガス貯留室内に配
置されて熱電子を放出するフィラメントと、フィラメン
トの電流を調整するフィラメント電源と、フィラメント
とガス貯留室の壁との間にアーク放電を発生させるアー
ク電源と、ガス貯留室内のガスの圧力を調整するガス圧
調整器とを備えており、第1の電子ビーム収束手段と第
2の電子ビーム収束手段はそれぞれフィラメント電流値
とアーク放電の電流値およびガス貯留室内のガス圧のう
ち少なくとも1つの値に応じて静電レンズの電界の強さ
または磁界レンズの磁界の強さを調整する焦点距離調整
手段を備えてなる。
【0010】(4)電子ビーム発生手段は、加熱された
固体物質より出射した熱電子を加速するフィラメント型
電子源と、フィラメント型電子源から発生した電子ビー
ムを加速する加速電源とを備えており、第1の電子ビー
ム収束手段と第2の電子ビーム収束手段はそれぞれフィ
ラメント型電子源のビーム電流値と加速電源の加速電圧
のうち少なくとも1つの値に応じて静電レンズの電界の
強さまたは磁界レンズの磁界の強さを調整する焦点距離
調整手段を備えてなる。
【0011】(5)電子ビーム発生手段は、マイクロ波
を用いてプラズマを生成するマイクロ波電子源と、マイ
クロ波電子源から発生した電子ビームを加速する加速電
源とを備えており、第1の電子ビーム収束手段と第2の
電子ビーム収束手段はそれぞれマイクロ波電子源のビー
ム電流値と加速電源の加速電圧のうち少なくとも1つの
値に応じて静電レンズの電界の強さまたは磁界レンズの
磁界の強さを調整する焦点距離調整手段を備えてなる。
【0012】(6)静電レンズと磁界レンズはそれぞれ
真空容器の入射口と出射口とを結ぶ電子ビーム伝送路に
沿って移動可能に構成されてなり、第1の電子ビーム収
束手段と第2の電子ビーム収束手段はそれぞれ焦点位置
調整手段の調整に基づいて静電レンズまたは磁界レンズ
の位置を調整するレンズ位置調整手段を備えてなる。
【0013】(7)第1の電子ビーム収束手段に静電レ
ンズを用い、第2の電子ビーム収束手段に磁界レンズを
用いてなる。
【0014】(8)真空容器には入射口と出射口がそれ
ぞれ複数個形成され、各入射口には電子ビーム発生手段
から電子ビームが入射され、各出射口から処理ガス中に
電子ビームが出射され、各入射口の形状および位置は各
電子ビームが各入射口から離れるに従って互いの距離が
大きくなるように設定されており、第1の電子ビーム収
束手段と第2の電子ビーム収束手段は複数本の電子ビー
ムをそれぞれ収束してなる。
【0015】(9)電子ビーム発生手段から真空容器を
介して第1の電子ビーム収束手段に入射する複数本の電
子ビームの軌道のなす角度は0度より大きく90度より
小さく設定されてなる。
【0016】(10)磁界レンズに鉄心コイルを用い、
この鉄心の比透磁率を10000以上に設定してなる。
【0017】前記各電子ビームガス処理装置は以下のも
のに適用することができる。
【0018】(1)酸素を含む処理ガス中に電子ビーム
を入射してオゾンを生成するもの。
【0019】(2)有害物質を含む処理ガス中に電子ビ
ームを入射してガス中の有害物質の低減するもの。
【0020】(3)反射率の相異なる一対の共振器鏡の
間に配置されたガス収納室内に、ヘリウムガス、アルゴ
ンガス、ネオンガス、キセノンガス、炭酸ガス、水素ガ
ス、窒素ガスまたは酸素ガスのうち少なくとも1つのガ
スあるいは2つ以上の混合ガスを収納し、ガス収納室内
に電子ビームを入射してレーザを発振してなるもの。
【0021】前記した手段によれば、単一の真空容器内
に電子ビームを導入し、真空容器内の電子ビームを第1
の電子ビーム収束手段と第2の電子ビーム収束手段によ
って収束し、収束した電子ビームを処理ガス中に照射す
るようにしたため、簡単な構成でも、電子ビームを処理
ガス中の指定の位置に収束させることができる。またフ
ィラメント電流値、アーク放電の電流値、ガス圧または
加速電圧値に応じて静電レンズの電界の強さまたは磁界
レンズの磁界の強さを調整したり、静電レンズまたは磁
界レンズの位置を調整したりするようにしたため、処理
ガス中の有害物質の濃度に応じて効率的なガス処理を行
うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態を示す電子ビー
ムガス処理装置の全体構成図である。図1において、電
子ビームガス処理装置はフィラメント型の電子源10、
制御部(制御系)12、真空容器14、真空ポンプ16
を備えており、真空容器14の一端に電子源10が配置
され、真空容器14の他端にダクト18が接続されてい
る。
【0024】電子源10はプラズマ生成用のガスを貯留
するガス貯留室20を備えており、このガス貯留室20
内にはアルゴン等のガス22がバルブ24を介して導入
されるようになっている。ガス貯留室20の壁にはガス
貯留室20内の真空度を計測する真空計26が配設され
ているとともに電流導入端子28、30が配設されてい
る。真空計26によって計測された計測値は制御部12
に入力される。電流導入端子28、30にはフィラメン
ト32が接続されているとともにフィラメント電源34
が接続されている。さらに電流導入端子30とガス貯留
室20の壁にはそれぞれアーク電源36が接続されてい
る。フィラメント電源34、アーク電源36はそれぞれ
制御部12に接続されており、制御部12からの指令に
応じて各電源の電流値が調整されるようになっている。
フィラメント電源34からの電流がフィラメント32に
供給されるとフィラメント32から熱電子が放出され
る。さらにアーク電源36によってアーク電流が調整さ
れるとフィラメント32とガス貯留室20の壁との間に
アーク放電が生じ、ガス貯留室20内にプラズマが生成
される。またガス貯留室20の一壁面は加速電極38で
構成されており、この加速電極38のほぼ中心部にはガ
ス貯留室20内の電子を排出するための開口40が形成
されている。加速電極38は加速電源42に接続されて
おり、開口40から漏れ出た電子は加速電極38によっ
て加速され、真空容器14内に導入される。この加速電
極38と相対向して引き出し電極44が設けられてい
る。
【0025】引き出し電極44は絶縁フランジ46を介
して加速電極38と接合され、真空容器14の一壁面を
構成するようになっている。この引き出し電極42のほ
ぼ中央部には開口40からの電子を入射するための入射
口48が形成されている。すなわち電子源10はガス貯
留室20内に発生した電子を電子ビームとして真空容器
14の入射口48に入射する電子ビームを発生手段とし
て構成されている。なお、電子源10おいて、ガスの配
管やプラズマ取り込み用の磁石、水冷ジャケット等につ
いては省略してある。
【0026】真空容器14には、入射口48に相対向し
て、出射口50が形成されており、入射口48と出射口
50とを結ぶ電子ビーム伝送中に第1のレンズ52、第
2のレンズ54が配置されている。この真空容器14
は、真空ポンプ16の作動により真空容器14内のガス
が排気されて一定の真空度が保たれるようになってい
る。第1のレンズ52、第2のレンズ54はそれぞれ電
子ビーム伝送路に沿って移動可能に配置されており、第
1のレンズ52は電流導入端子56を介してレンズ用電
源58に接続され、第2のレンズ54は電流導入端子6
0を介してレンズ用電源62に接続されている。各レン
ズ用電源58、62はそれぞれ制御部12に接続されて
おり、制御部12からの指令によって各電源58、62
の電流または電圧が調整されるようになっている。第1
のレンズ52と第2のレンズ54は、例えば、空心コイ
ルまたは鉄心コイルを備えた磁界レンズ、あるいは電子
ビーム透過孔を有する複数の電極板を備えた静電レンズ
(電界レンズ)によって構成されている。すなわち磁界
レンズは磁界の強さに応じて電子ビームの焦点位置を変
化させることができ、静電レンズは電界の強さに応じて
電子ビームの焦点位置を変化させることができるように
なっている。そして真空容器14内に導入された電子ビ
ーム64は第1のレンズ52によって収束されるととも
に第2のレンズ54によって収束される。この場合、電
子ビーム64は第1のレンズ52によって平行ビームに
成形され、第2のレンズ54によってダクト18内の指
定の位置に収束されるようになっている。すなわち第1
のレンズ52、レンズ用電源58、制御部12は第1の
電子ビーム収束手段と焦点距離調整手段を構成し、第2
のレンズ54、レンズ用電源62、制御部12は第2の
電子ビーム収束手段と焦点距離調整手段を構成するよう
になっている。
【0027】一方、ダクト18内には、例えば火力発電
所から排出される排気ガスが処理ガス66として導入さ
れており、処理ガス66中に電子ビーム64が照射され
ると、処理ガス66中に電子雲68が形成される。すな
わち処理ガス66中に電子ビーム64が照射されると、
電子ビーム64の分布が雲状に広がった状態となる。そ
して電子ビーム64が処理ガス66に照射されると、電
子ビーム64が処理ガス60の分子と衝突することで、
化学的に活性な物質(ラジカル)が生成される。この物
質にアンモニアを添加すると、硫安・硝安等の肥料が生
成され、排ガス中のSOx、NOxを低減することがで
きる。
【0028】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0029】ここで、例えば、処理対象である処理ガス
66中のNOxの濃度が一時的に増大したために、電子
ビーム64の電流値を大きくする場合について考える。
この場合、フィラメント32の電流値を大きくしたり、
アーク電源36の電流を大きくしたり、あるいはバルブ
24の調整によってガス貯留室20内のガス圧を大きく
したりすることになる。電子ビームの電流値を大きくす
ると、引き出し電極44でのプラズマのシースの形状が
変化し、電子ビーム64の発散角が変化する(大きくな
る)。さらに電子ビーム64の発散角が大きくなるのみ
ならず、その収束性も低下する。このとき第1のレンズ
52、第2のレンズ54に対する制御を同一の条件に維
持すると、電子ビーム64を指定の位置に収束すること
ができなくなる。そこで、本実施形態では、フィラメン
ト32の電流値、アーク電流の電流値、またはガス圧に
応じて第1のレンズ52、第2のレンズ54の状態を制
御部12からの指令によって制御することとしている。
【0030】具体的には、ガス圧調整器としてのバルブ
24の状態、フィラメント電源34のフィラメント電
流、アーク電源36のアーク電流、バルブ24の開度を
制御部12で監視し、フィラメント電流値、アーク電流
値またはガス圧に応じて第1のレンズ52と第2のレン
ズ54の磁界強度または電界強度を増大させて、各レン
ズの焦点距離を短くする。さらに、同一の径の平行電子
ビームを得るために、第1のレンズ52の位置を移動手
段(図示省略)により、引き出し電極44側に移動させ
る。また第2のレンズ54の焦点距離を短くすることに
より、電子ビーム64の収束径の増大を防ぐとともに、
第2のレンズ54の位置を移動手段(図示省略)により
出射口50側に近づける。このような制御を実行する
と、電子ビーム64の電流値を大きくする場合でも、電
子ビーム64を処理ガス66中の指定の位置に収束させ
ることができる。なお、電子ビーム64の電流値を小さ
くするときには、フィラメント電流値、アーク電流値ま
たはガス圧に応じて第1のレンズ52と第2のレンズ5
4の磁界強度または電界強度を減少させて、各レンズの
焦点距離を長くする。さらに、同一の径の平行電子ビー
ムを得るために、第1のレンズ52の位置を引き出し電
極44から離れる方向に変更し、第2のレンズ54の位
置を出射口50から離れる方向に変更する。
【0031】一方、加速電圧を増大させてNOxの処理
量を増大する場合にも、第1のレンズ52、第2のレン
ズ54の磁界強度または電界強度を増大させて、各レン
ズの焦点距離を短くする制御を行う。なおこの場合は、
第1のレンズ52、第2のレンズ54の位置は変えずに
焦点距離の調整のみで電子ビーム64の径を同一の径に
維持することができるともに、電子ビーム64の収束径
の増大を防止することができる。
【0032】本実施形態においては、単一の真空容器1
4内を真空ポンプ16で真空に保つとともに、真空容器
14内に2個のレンズ52、54を配置し、各レンズに
よって電子ビーム64を収束するようにしたため、構成
の簡素化を図ることができるとともに、電子ビーム64
を処理ガス66中の指定の位置に収束させることができ
る。さらに電子ビーム64の電流値および加速電圧に応
じてレンズ52、54の焦点距離および位置を制御する
ようにしたため、処理ガス66中の有害物質、例えば、
NOx、SOxの濃度に応じて効率的なガス処理を行う
ことできる。
【0033】前記実施形態においては、電子源10とし
て、フィラメント32を用いたバケット型電子源10を
用いた場合について述べたが、電子源としては、加熱さ
れた固体物質より出射した熱電子を加速するフィラメン
ト型電子源、マイクロ波をガス中に入射してプラズマを
生成するマイクロ波電子源を用いることができる。これ
らの電子源についても、前記実施形態と同様に、レンズ
52、54の焦点距離や位置を制御することで、電子ビ
ームの電流値によらず電子ビームを同一の径の平行ビー
ムに維持することができるとともに、電子ビームの収束
径の増大を防止することができる。なおマイクロ波型電
子源の場合には、マイクロ波の注入電力に応じてレンズ
52、54の焦点距離や位置を制御することになる。
【0034】前記実施形態において、第1のレンズ52
としては、磁界レンズおよび電界レンズを用いることが
できるが、第2のレンズ54としては、静電レンズを用
いるよりも磁界レンズを用いると、出射口50からの処
理ガス66の流入による電気絶縁耐力の低下に関係なく
電子ビーム64を収束することができる。
【0035】次に、複数本の電子ビームを用いる場合の
実施形態を図2にしたがって説明する。
【0036】本実施形態においては、3本の電子ビーム
64a、64b、64cを生成するために、加速電極3
8に開口40a、40b、40cが形成されているとと
もに、引き出し電極44に3個の入射口48a、48
b、48cが形成されている。さらに真空容器14のダ
クト18側の壁面には3個の出射口50a、50b、5
0cが形成されている。さらに第1のレンズ52a、第
2のレンズ54aはそれぞれ電子ビーム64a、64
b、64cをそれぞれ収束するためのコイルまたは電極
板を備えて構成されている。さらに開口40a〜40
c、入射口48a〜48cを形成するに際しては、これ
らの位置と形状が以下のことを考慮して設定されてい
る。すなわち、第2のレンズ54aの個々の磁界レンズ
同士の影響を小さくするために、電子ビーム64a、6
4b、64c間の距離を電子源10から放れるにしたが
って大きくなるようにする。さらに、電子源10から第
1のレンズ54aまでの間で、電子ビーム64a〜64
cのうち任意の2本の電子ビームの軌道のなす角度が0
度より大きく90度より小さくなるようする。各電子ビ
ームの軌道のなす角度を0度より大きく90度より小さ
く設定すると、レンズ52a、54aをそれぞれ複数個
の磁界レンズで構成した場合、相隣接する磁界レンズの
影響を排除することができるとともに、ダクト18中に
入射した電子ビームによって形成される電子雲68a、
68b、68cの相互の重なりを防ぐことができ、効率
よくガス処理を行うことができる。すなわちダクト18
内を電子ビーム64a〜64cで一様に照射することに
よりガス処理を効率よく行うことができる。
【0037】また本実施形態においても、ガス中のNO
x濃度が一時的に増大したために、電子ビームの電流値
を大きくする場合等においては、前記実施形態と同様
に、フィラメント電流値、アーク電流値、ガス圧に応じ
てレンズ52a、54aの磁界強度または電界強度を増
大させて、焦点距離を短くするとともに、レンズ52a
を引き出し電極44側に移動させ、レンズ54aを出射
口50a〜50c側に移動させることで、電子ビーム6
4a〜64cを同一の径の平行ビームにすることができ
るとともに、ガス中に照射される電子ビーム64a〜6
4cの収束径の増大を防止することができる。
【0038】本実施形態においては、レンズ52aとし
て静電レンズを用いれば、複数個の孔のあいた電極板を
複数枚配置することで、複数本の平行電子ビームを得る
ことができるため、磁界レンズを用いるよりもコスト低
減を図ることができる。一方、レンズ54aとして、空
心コイルを用いるよりも鉄心コイルを用い、鉄心として
比透磁率が10000以上のものを用いると、各磁界レ
ンズ間の磁界の影響を小さくすることができるので、電
子ビーム64a〜64cを容易に収束することができ
る。
【0039】本実施形態においては、3本の電子ビーム
を用いる場合について述べたが、電子ビームの本数とし
ては、2本または3本以上のものにも本発明を適用する
ことができる。
【0040】前記各実施形態における電子ビームガス処
理装置の応用例として、酸素を含む処理ガス中に電子ビ
ームを入射することで、オゾンを効率的に生成すること
ができる。
【0041】また前記各実施形態における電子ビームガ
ス処理装置の応用例として、レーザ発振に用いることが
できる。すなわち、反射率の相異なる一対の共振器鏡、
例えば100%反射する共振器鏡と50%反射する共振
器鏡の間に、ガス収納室を構成する容器を配置し、ガス
収納室内にヘリウムガス、アルゴンガス、ネオンガス、
キセノンガス、炭酸ガス、水素ガス、窒素ガスまたは酸
素ガスのうち少なくとも一つのガスあるいは二つ以上の
混合ガスを収納し、ガス収納室内に電子ビームを入射す
ることで、効率よくレーザ発振を行うことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単一の真空容器内に電子ビームを導入し、真空容器内の
電子ビームを2系統の電子ビーム収束手段によって収束
するようにしたため、構成の簡素化を図ることができ
る。さらに、電子ビームの電流値や加速電圧に応じて2
系統のレンズの焦点距離や位置を制御するようにしたた
め、処理ガス中の有害物質の濃度に応じて効率よくガス
処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電子ビームガス処理
装置の全体構成図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す電子ビームガス処
理装置の全体構成図である。
【符号の説明】
10 電子源 12 制御部 14 真空容器 16 真空ポンプ 18 ダクト 20 ガス貯留室 32 フィラメント 34 フィラメント電源 36 アーク電源 38 加速電極 40 開口 42 加速電源 44 引き出し電極 48 入射口 50 出射口 52 第1のレンズ 54 第2のレンズ 58、62 レンズ用電源 64 電子ビーム 66 処理ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩野 繁男 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射口と出射口を有する真空容器と、真
    空容器内のガスを排気する排気手段と、電子ビームを生
    成して真空容器の入射口に入射する電子ビーム発生手段
    と、真空容器の入射口に入射された電子ビームを収束す
    る第1の電子ビーム収束手段と、第1の電子ビーム収束
    手段により収束された電子ビームを収束して出射口から
    処理ガス中に出射する第2の電子ビーム収束手段とを備
    えてなる電子ビームガス処理装置。
  2. 【請求項2】 第1の電子ビーム収束手段と第2の電子
    ビーム収束手段はそれぞれ電界の強さに応じて電子ビー
    ムの焦点位置を変化させる静電レンズまたは磁界の強さ
    に応じて電子ビームの焦点位置を変化させる磁界レンズ
    を備えてなる請求項1記載の電子ビームガス処理装置。
  3. 【請求項3】 静電レンズと磁界レンズはそれぞれ真空
    容器の入射口と出射口とを結ぶ電子ビーム伝送路に沿っ
    て移動可能に構成されてなる請求項2記載の電子ビーム
    ガス処理装置。
  4. 【請求項4】 電子ビーム発生手段は、電子源として、
    真空容器の入射口に連通する開口を有しプラズマ生成用
    のガスを貯留するガス貯留室と、ガス貯留室内に配置さ
    れて熱電子を放出するフィラメントと、フィラメントの
    電流を調整するフィラメント電源と、フィラメントとガ
    ス貯留室の壁との間にアーク放電を発生させるアーク電
    源と、ガス貯留室内のガスの圧力を調整するガス圧調整
    器とを備えており、第1の電子ビーム収束手段と第2の
    電子ビーム収束手段はそれぞれフィラメント電流値とア
    ーク放電の電流値およびガス貯留室内のガス圧のうち少
    なくとも1つの値に応じて静電レンズの電界の強さまた
    は磁界レンズの磁界の強さを調整する焦点距離調整手段
    を備えてなる請求項2記載の電子ビームガス処理装置。
  5. 【請求項5】 電子ビーム発生手段は、加熱された固体
    物質より出射した熱電子を加速するフィラメント型電子
    源と、フィラメント型電子源から発生した電子ビームを
    加速する加速電源とを備えており、第1の電子ビーム収
    束手段と第2の電子ビーム収束手段はそれぞれフィラメ
    ント型電子源のビーム電流値と加速電源の加速電圧のう
    ち少なくとも1つの値に応じて静電レンズの電界の強さ
    または磁界レンズの磁界の強さを調整する焦点距離調整
    手段を備えてなる請求項2記載の電子ビームガス処理装
    置。
  6. 【請求項6】 電子ビーム発生手段は、マイクロ波を用
    いてプラズマを生成するマイクロ波電子源と、マイクロ
    波電子源から発生した電子ビームを加速する加速電源と
    を備えており、第1の電子ビーム収束手段と第2の電子
    ビーム収束手段はそれぞれマイクロ波電子源のビーム電
    流値と加速電源の加速電圧のうち少なくとも1つの値に
    応じて静電レンズの電界の強さまたは磁界レンズの磁界
    の強さを調整する焦点距離調整手段を備えてなる請求項
    2記載の電子ビームガス処理装置。
  7. 【請求項7】 静電レンズと磁界レンズはそれぞれ真空
    容器の入射口と出射口とを結ぶ電子ビーム伝送路に沿っ
    て移動可能に構成されてなり、第1の電子ビーム収束手
    段と第2の電子ビーム収束手段はそれぞれ焦点位置調整
    手段の調整に基づいて静電レンズまたは磁界レンズの位
    置を調整するレンズ位置調整手段を備えてなる請求項
    4、5または6記載の電子ビームガス処理装置。
  8. 【請求項8】 第1の電子ビーム収束手段に静電レンズ
    を用い、第2の電子ビーム収束手段に磁界レンズを用い
    てなる請求項2、3、4、5、6または7記載の電子ビ
    ームガス処理装置。
  9. 【請求項9】 真空容器には入射口と出射口がそれぞれ
    複数個形成され、各入射口には電子ビーム発生手段から
    電子ビームが入射され、各出射口から処理ガス中に電子
    ビームが出射され、各入射口の形状および位置は各電子
    ビームが各入射口から離れるに従って互いの距離が大き
    くなるように設定されており、第1の電子ビーム収束手
    段と第2の電子ビーム収束手段は複数本の電子ビームを
    それぞれ収束してなる請求項1、2、3、4、5、6、
    7または8記載の電子ビームガス処理装置。
  10. 【請求項10】 電子ビーム発生手段から真空容器を介
    して第1の電子ビーム収束手段に入射する複数本の電子
    ビームの軌道のなす角度は0度より大きく90度より小
    さく設定されてなる請求項9記載の電子ビームガス処理
    装置。
  11. 【請求項11】 磁界レンズに鉄心コイルを用い、この
    鉄心の比透磁率を10000以上に設定してなる請求項
    2、3、4、5、6、7、8、9または10記載の電子
    ビームガス処理装置。
  12. 【請求項12】 酸素を含む処理ガス中に電子ビームを
    入射してオゾン生成に適用してなる請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9、10または11記載の電子ビ
    ームガス処理装置。
  13. 【請求項13】 有害物質を含む処理ガス中に電子ビー
    ムを入射してガス中の有害物質の低減に適用してなる請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または
    11記載の電子ビームガス処理装置。
  14. 【請求項14】 反射率の相異なる一対の共振器鏡の間
    に配置されたガス収納室内に、ヘリウムガス、アルゴン
    ガス、ネオンガス、キセノンガス、炭酸ガス、水素ガ
    ス、窒素ガスまたは酸素ガスのうち少なくとも1つのガ
    スあるいは2つ以上の混合ガスを収納し、ガス収納室内
    に電子ビームを入射してレーザを発振してなる請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11
    記載の電子ビームガス処理装置。
JP9018439A 1997-01-31 1997-01-31 電子ビームガス処理装置 Pending JPH10216460A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9018439A JPH10216460A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 電子ビームガス処理装置
EP97122794A EP0856349A3 (en) 1997-01-31 1997-12-23 Apparatus for processing gas by electron beam
US08/999,399 US5939026A (en) 1997-01-31 1997-12-29 Apparatus for processing gas by electron beam
CN98104001A CN1192384A (zh) 1997-01-31 1998-01-21 电子束气体处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9018439A JPH10216460A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 電子ビームガス処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10216460A true JPH10216460A (ja) 1998-08-18

Family

ID=11971681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9018439A Pending JPH10216460A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 電子ビームガス処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5939026A (ja)
EP (1) EP0856349A3 (ja)
JP (1) JPH10216460A (ja)
CN (1) CN1192384A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101307359B1 (ko) * 2012-12-14 2013-09-11 김동형 레이저를 이용한 살균 및 악취제거방법 및 그 장치
CN104772010A (zh) * 2015-04-09 2015-07-15 袁野 电弧式脱硫脱硝器

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6623706B2 (en) 2000-06-20 2003-09-23 Advanced Electron Beams, Inc. Air sterilizing system
US7189978B2 (en) * 2000-06-20 2007-03-13 Advanced Electron Beams, Inc. Air sterilizing system
US7189940B2 (en) * 2002-12-04 2007-03-13 Btu International Inc. Plasma-assisted melting
US7320733B2 (en) * 2003-05-09 2008-01-22 Sukegawa Electric Co., Ltd. Electron bombardment heating apparatus and temperature controlling apparatus and control method thereof
JP4945463B2 (ja) * 2008-01-18 2012-06-06 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置
JP4955027B2 (ja) * 2009-04-02 2012-06-20 クリーン・テクノロジー株式会社 排ガス処理装置における磁場によるプラズマの制御方法
JP7094752B2 (ja) * 2018-03-29 2022-07-04 株式会社ニューフレアテクノロジー 荷電粒子ビーム照射装置
CN111415765B (zh) * 2020-03-13 2022-03-18 石家庄碧连天环保科技有限公司 一种用于环境治理的高能电子束反应装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3299308A (en) * 1963-07-19 1967-01-17 Temescal Metallurgical Corp Electron beam traverse of narrow aperture in barrier separating regions of differentpressure
US3941670A (en) * 1970-11-12 1976-03-02 Massachusetts Institute Of Technology Method of altering biological and chemical activity of molecular species
US4042325A (en) * 1976-06-21 1977-08-16 Eli Lilly And Company Method of killing microorganisms in the inside of a container utilizing a plasma initiated by a focused laser beam and sustained by an electromagnetic field
JPS5388656A (en) * 1977-01-17 1978-08-04 Ebara Corp Irradiating method for gaseous material with electron beam
JPS607050A (ja) * 1983-06-23 1985-01-14 Nec Corp 電子ビ−ム加工装置
JPS6091544A (ja) * 1983-10-24 1985-05-22 Anelva Corp オ−ジエ分析装置
DE3501158A1 (de) * 1985-01-16 1986-07-17 Leybold-Heraeus GmbH, 5000 Köln Verfahren und vorrichtung zum reinigen von schwefel- und stickstoffhaltigen rauchgasen
DE3524729A1 (de) * 1985-07-11 1987-01-15 Leybold Heraeus Gmbh & Co Kg Vorrichtung zum reinigen von schwefel- und stickstoffhaltigen rauchgasen
JPH071681B2 (ja) * 1990-04-19 1995-01-11 株式会社日立製作所 荷電粒子線装置
US5319211A (en) * 1992-09-08 1994-06-07 Schonberg Radiation Corp. Toxic remediation
JPH08164331A (ja) * 1994-12-12 1996-06-25 Japan Atom Energy Res Inst 電子ビーム照射ガス処理用反応容器
JP3301251B2 (ja) * 1995-02-10 2002-07-15 株式会社日立製作所 電子ビーム処理方法および電子ビーム処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101307359B1 (ko) * 2012-12-14 2013-09-11 김동형 레이저를 이용한 살균 및 악취제거방법 및 그 장치
CN104772010A (zh) * 2015-04-09 2015-07-15 袁野 电弧式脱硫脱硝器

Also Published As

Publication number Publication date
EP0856349A2 (en) 1998-08-05
US5939026A (en) 1999-08-17
CN1192384A (zh) 1998-09-09
EP0856349A3 (en) 2002-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3883413A (en) Ozone generator using pulsed electron beam and decaying electric field
JPH10216460A (ja) 電子ビームガス処理装置
JPH09223598A (ja) 高速原子線源
JP2007165250A (ja) マイクロ波イオン源、線形加速器システム、加速器システム、医療用加速器システム、高エネルギービーム応用装置、中性子発生装置、イオンビームプロセス装置、マイクロ波プラズマ源及びプラズマプロセス装置
US4851668A (en) Ion source application device
US5216241A (en) Fast atom beam source
US5115135A (en) Ion source
JP2001148340A (ja) 荷電粒子ビーム露光方法及び装置
JPH09237700A (ja) 高周波加減速器、および、その使用方法
JP2003059699A (ja) イオン加速装置
JPS6293834A (ja) イオン源
US4931698A (en) Ion source
US5694005A (en) Plasma-and-magnetic field-assisted, high-power microwave source and method
JP2002141199A (ja) 電子ビームの軌道補正装置及び軌道補正方法
JPS5740845A (en) Ion beam generator
JPS59151428A (ja) 反応性イオンビ−ムエツチング装置
JP2656259B2 (ja) イオン発生装置
JPH09270234A (ja) チャンバ挿入型ecr低エネルギ−イオン銃
JPH0644006Y2 (ja) イオン源
KR20210107088A (ko) 이온 생성 장치, 방법 및 프로그램
JPH0935899A (ja) 荷電粒子ビームの取り出し方法
Skalyga et al. Multicharged ion generation in plasma confined in a cusp magnetic trap at quasigasdynamic regime
JPH06289198A (ja) 高速原子線源
JPH07192889A (ja) ビーム発生方法及び装置
JPH01236938A (ja) プラズマ発生装置