JPH10211889A - 低床型キャブ用シャシ - Google Patents

低床型キャブ用シャシ

Info

Publication number
JPH10211889A
JPH10211889A JP1645797A JP1645797A JPH10211889A JP H10211889 A JPH10211889 A JP H10211889A JP 1645797 A JP1645797 A JP 1645797A JP 1645797 A JP1645797 A JP 1645797A JP H10211889 A JPH10211889 A JP H10211889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side member
cab
frame
main side
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1645797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3710905B2 (ja
Inventor
Yuichi Miyazaki
優一 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP01645797A priority Critical patent/JP3710905B2/ja
Publication of JPH10211889A publication Critical patent/JPH10211889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3710905B2 publication Critical patent/JP3710905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、キャブの床面を低くした低床型キ
ャブ用シャシに関し、キャブの床面を低くすることを目
的とする。 【解決手段】 フレームは、2つのメインサイドメンバ
を並べて配置してなり、積載物の重量に耐える強度のメ
インフレームと、各メインサイドメンバの前端にそれぞ
れ連結されて該各メインサイドメンバの高さより低い高
さの2つのフロントサイドメンバを並べて配置してな
り、キャブの重量に耐える強度より強くメインフレーム
の強度より弱いフロントフレームとで構成され、フロン
トサイドメンバは、メインサイドメンバの前端に連結さ
れて該メインサイドメンバの前端から前方に行くに従っ
て低くなる傾斜部と、傾斜部に連続するフラット部とで
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブの床面を低
くした低床型キャブ用シャシに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、乗員の乗降性や居住性の向上のた
め、フレームに搭載されるキャブの床面を低くすること
が要求されている。キャブの床面を低くしたシャシとし
て、例えば、実開平5−62272号公報に示すものが
図8に示すように知られている。
【0003】図において、符号101は低床型キャブ用
シャシで、低床型キャブ用シャシ101は、フレーム1
02と、フレーム102に懸架された前軸103と、フ
レーム102に懸架された後軸(図示せず)と、フレー
ム102上に前軸103の後方に位置して搭載されたエ
ンジン104と、前軸103の両側にそれぞれ装着され
た左右の前軸側タイヤ105,105と、後軸の両側に
それぞれ装着された左右の後軸側タイヤ(図示せず)
と、フレーム102の前軸より前方に搭載されたダブル
キャブ106とを備えている。
【0004】そして、フレーム102は、前軸103の
後側の積載物(架装物或いは荷物)を支持する部分から
前軸103の前方にかけて伸びており、フレーム102
の前軸103の前方の部分にダブルキャブ106が搭載
されている。フレーム102は、一般に、実開平3−1
02308号公報に示すように2つのサイドメンバを平
行に並べて配置して構成され、サイドメンバは、積載物
に耐える強度に設計されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、低床型キャ
ブ用シャシ101では、フレーム102の前軸103の
前方の部分にダブルキャブ106が搭載されており、ダ
ブルキャブ106の床面の高さはフレーム102のサイ
ドメンバの上面で決まる。ダブルキャブ106の床面は
フレーム102のサイドメンバのフレームの高さが高い
と、低くできない。そして、1本のサイドメンバでは、
ダブルキャブ106を搭載する部分の高さを低くしよう
としても、フレーム102は積載物の重量に耐える強度
に設計されており、従って、サイドメンバの断面の高さ
寸法も大きく、板厚が厚くなっている。サイドメンバの
ダブルキャブ106を搭載する部分における断面の高さ
寸法を小さくしてダブルキャブ106の床面を低くしよ
うとしても、プレス成形上制限があり、ダブルキャブ1
06の床面を低くすることは困難である。
【0006】また、サイドメンバの前軸103より前側
部分は、ダブルキャブ106を支持するためだけの強度
で良いが、積載物の重量に耐える強度に設計されたサイ
ドメンバの断面の高さ寸法を低くしても、ダブルキャブ
106を支持するにしては過剰強度となり、強度的に無
駄となる。本発明は、上述の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、キャブの床面を低くするこ
とができる低床型キャブ用シャシを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フレームと、フレームに懸架された前軸と、フレームに
懸架された後軸と、フレーム上に搭載されたエンジン
と、前軸の両側にそれぞれ装着された左右の前軸側タイ
ヤと、後軸の両側にそれぞれ装着された左右の後軸側タ
イヤと、フレームの前軸より前方に搭載されたキャブと
を備えてなる低床型キャブ用シャシにおいて、前記フレ
ームは、2つのメインサイドメンバを並べて配置してな
り、積載物の重量に耐える強度のメインフレームと、各
メインサイドメンバの前端にそれぞれ連結されて該各メ
インサイドメンバの高さより低い高さの2つのフロント
サイドメンバを並べて配置してなり、キャブの重量に耐
える強度より強くメインフレームの強度より弱いフロン
トフレームとで構成され、フロントサイドメンバは、メ
インサイドメンバの前端に連結されて該メインサイドメ
ンバの前端から前方に行くに従って低くなる傾斜部と、
傾斜部に連続するフラット部とで構成されていることを
特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の低
床型キャブ用シャシにおいて、メインサイドメンバは、
断面4角形状に構成され、フロントサイドメンバは、断
面コ字状に構成され、フロントサイドメンバの傾斜部の
後端とメインサイドメンバの前端の間に連結板が配置さ
れ、メインサイドメンバの前端は連結板の後面にアーク
溶接で突合せ接合され、フロントサイドメンバの傾斜部
の後端は連結板の前面にアーク溶接で突合せ接合されて
いることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の低床型キャブ用シャシにおいて、座席のシ
ート部はメインサイドメンバの前端の上面に支持されて
いることを特徴とする。請求項4記載の発明は、請求項
1ないし請求項3いずれか記載の低床型キャブ用シャシ
において、フレームの前軸より前方の部分に、バス用ボ
ディの運転席から第2列目の席までの部分がダブルキャ
ブとして搭載されていることを特徴とする。
【0010】(作用)請求項1記載の発明においては、
フロントサイドメンバの高さがメインサイドメンバの高
さとは別に自由に選ばれ、また、フロントサイドメンバ
は、メインサイドメンバの前端に連結されて該メインサ
イドメンバの前端から前方に行くに従って低くなる傾斜
部を有しているので、メインサイドメンバの構造で制限
を受けずに、フラット部はメインサイドメンバの上面よ
り低くなる。
【0011】請求項2記載の発明においては、フロント
サイドメンバとメインサイドメンバは連結板にアーク溶
接で突合せ接合されることにより、4角形状の閉断面で
捻り剛性の強いメインサイドメンバとフロントサイドメ
ンバの接合を可能にする。
【0012】また、突合せアーク溶接の際、連結板によ
りメインサイドメンバとフロントサイドメンバは熱影響
を受けない。請求項3記載の発明においては、メインサ
イドメンバの上面に座席のシート部が支持されているの
で、座席のシート部からフロントサイドメンバのフラッ
ト部までの高さが、キャブの床面から座席のシート部ま
での高さになる。
【0013】請求項4記載の発明ににおいては、フレー
ムの前軸より前方の部分に、バス用ボディの運転席から
第2列目の席までの部分がダブルキャブとして搭載され
ているので、ダブルキャブとして、バス用ボディの特質
が具現され、従って、床面が低くなり、乗員の乗降性が
良くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。
【0015】図1ないし図7により、請求項1ないし請
求項4記載の発明の実施の形態に係わる低床型キャブ用
シャシを説明する。図1,図2において、符号1は本実
施の形態に係わる低床型キャブ用シャシで、低床型キャ
ブ用シャシ1はフレーム2と、フレーム2に懸架された
前軸3と、フレーム2に懸架された後軸4と、フレーム
2上に搭載されたエンジン5と、前軸3の両側にそれぞ
れ装着された前軸側タイヤ6,6と、後軸4の両側にそ
れぞれ装着された後軸側タイヤ7,7と、フレーム2の
前軸3より前方の部分に搭載されたダブルキャブ8とを
備えている。
【0016】フレーム2は、メインフレーム9と、フロ
ントフレーム10とで構成されている。メインフレーム
9は、平行に配置された2つのメインサイドメンバ1
1,11と、2つのメインサイドメンバ11,11に架
け渡されたクロスメンバ13A,13B,13C,13
Dとで構成され、積載物(架装物或いは荷物)の重量に
耐える強度になっている。
【0017】メインサイドメンバ11は、図3,図4,
図7に示すように、上側の横長尺板材11A,下側の横
長尺板材11Bと縦長尺板材11C,11Dをアーク溶
接で接合してなる4角形状の閉断面骨材で、断面コ字状
のサイドメンバに比して、捻り剛性が強いとされてい
る。材料として例えば高張力鋼板が用いられる。フロン
トフレーム10は、平行に配置された2つのフロントサ
イドメンバ12,12と、2つのフロントサイドメンバ
12,12に架け渡されたクロスメンバ10A,10
B,10Cとで構成され、ダブルキャブ8の重量に耐え
る強度より強くメインフレーム9の強度より弱くなって
いる。例えば、メインフレーム9の強度が8000kg
の重量に対して耐える強度で、ダブルキャブ8の重量が
600kgとされている場合、フロントフレーム10
は、600kgに耐えれば良い。
【0018】フロントサイドメンバ12は、図3,図
4,図6に示すように、断面は上側の横長尺板材12
A,縦長尺板材12B,下側の横長尺板材12Cからな
り、メインサイドメンバ11,11の高さ寸法より低い
高さのコ字状の断面に構成され、材料として例えば高張
力鋼板が用いられている。フロントサイドメンバ12
は、メインサイドメンバ11の前端11Eに連結されて
該メインサイドメンバ11の前端11Eから前方に行く
に従って低くなる傾斜部13と、傾斜部13に連続する
フラット部14とを有している。
【0019】フロントサイドメンバ12の傾斜部13の
後端13Aとメインサイドメンバ11の前端11Eの間
にメインサイドメンバ11の断面の輪郭より大きい断面
の輪郭の連結板15が配置されており、フロントサイド
メンバ12の傾斜部13の後端13Aは連結板15の前
面15Aにアーク溶接で突合せ接合されている。アーク
溶接として、例えば、被覆アーク溶接,サブマージアー
ク溶接,炭酸ガスアーク溶接等が挙げられる。
【0020】メインサイドメンバ11の前端11Eは連
結板15の後面15Bにアーク溶接で突合せ接合されて
いる。このようにして、フロントサイドメンバ12はメ
インサイドメンバ11に連結板15を介して連結されて
いる。そして、ダブルキャブ8として、側面に折戸を有
してなるバス用ボディの運転席から第2列目の席までの
部分が利用されている(従って、ダブルキャブ8は通常
トラックに使用されているダブルキャブではない)。す
なわち、ダブルキャブ8は、キャブ本体8Aと、キャブ
本体8Aの側面に装着された折戸16,17と、フロン
トサイドメンバ12の上に敷設された床材18と、1列
目の座席19と、2列目の座席20とを備えている。2
列目の座席20のシート部20Aはメインサイドメンバ
11の前端11Eの上面11Fに支持されている。ま
た、図1に示すように、ダブルキャブ8の後端は、メイ
ンサイドメンバ11の前端11Eに支持され、フロント
サイドメンバ12の負担を軽くしている。
【0021】そして、図5に示すように、低床型キャブ
用シャシ1には、架装物として、伸縮自在の回転式梯子
21が搭載されており、低床型キャブ用シャシ1と回転
式梯子21とで梯子車22が構成されている。しかし
て、本実施の形態においては、フロントサイドメンバ1
2の高さがメインサイドメンバ11とは独立に選ばれ、
また、フロントサイドメンバ12は、前方に行くに従っ
て低くなる傾斜部13を有しているので、メインサイド
メンバ11の構造で制限を受けずに、フラット部14は
メインサイドメンバ11の前端11Eの上面11Fより
低くなる。
【0022】また、フロントサイドメンバ12の傾斜部
13の後端13Aとメインサイドメンバ11の前端11
Eは連結板15にアーク溶接で突合せ接合され、4角形
状の断面で捻り剛性の強いメインサイドメンバ11とフ
ロントサイドメンバ12の接合を可能にする。そして、
アーク溶接で突合せ接合する際、連結板15によりメイ
ンサイドメンバ11とフロントサイドメンバ12は熱影
響を受けない。
【0023】さらに、メインサイドメンバ11の前端1
1Eの上面11Fに座席20のシート部20Aが支持さ
れているので、座席20のシート部20Aからフロント
サイドメンバ12のフラット部14までの高さが、ダブ
ルキャブ8の床面18Aから座席20のシート部20A
までの高さになる。以上の如き構成によれば、次の効果
を奏する。
【0024】第1に、従来例のように1本のサイドメン
バでは、サイドメンバのキャブの搭載される部分の高さ
を低くしようとしても、プレス成形上制限があるが、フ
レーム2をメインサイドメンバ11,フロントサイドメ
ンバ12とに分割した構造となっているので、ダブルキ
ャブ8の床面18Aが低くても、メインサイドメンバ1
1とは別にフロントサイドメンバ12の高さを独立に選
び、フロントフレーム10の上に搭載されるダブルキャ
ブ8の低い床面の高さに合わせてフロントサイドメンバ
12の高さをメインサイドメンバ11の上面の高さより
低くできる。
【0025】また、フロントサイドメンバ12は、メイ
ンサイドメンバ11の前端11Eに連結されて該メイン
サイドメンバ11の前端11Eから前方に行くに従って
低くなる傾斜部13を有しているので、ダブルキャブ8
の床面18Aが低くても、メインサイドメンバ11の構
造で制限を受けずに、ダブルキャブ8の低い床面18A
の高さに合わせてフラット部14をメインサイドメンバ
11の上面より低くできる。
【0026】この結果、ダブルキャブ8の床面18Aを
低くし、ダブルキャブ8における乗員の乗降性を良く
し、ダブルキャブ8のスペースを広くし、低床型キャブ
用シャシ1の重心を下げることができる。第2に、フロ
ントサイドメンバ12の傾斜部13の後端13Aとメイ
ンサイドメンバ11の前端11Eは連結板15に突合せ
アーク溶接で接合されているので、4角形状の閉断面で
捻り剛性の強いメインサイドメンバ11とフロントサイ
ドメンバ12の接合を可能にする。
【0027】また、突合せアーク溶接の際、連結板15
によりメインサイドメンバ11とフロントサイドメンバ
12に熱影響を受けないようにすることができ、溶接に
よる強度低下を防止できる。第3に、メインサイドメン
バ11の前端11Eの上面11Fを座席20のシート部
20Aを支持するために利用できるので、座席20のシ
ート部20Aを支持するためのシート支持部材を省くこ
とができる。
【0028】第4に、ダブルキャブ8として、バス用ボ
ディを利用しているので、通常トラックに使用されてい
るダブルキャブに比して、バス用ボディの低床を利用す
ることができ、ダブルキャブ8の床面18Aを低くする
ことができ、また、低床型キャブ用シャシ1の重心を下
げることができる。また、バス用ボディの折戸を利用す
ることにより、ダブルキャブ8の床面18Aの低床化と
相まって乗員の乗降性を良くすることができる。
【0029】さらに、ダブルキャブ8として、既存のバ
ス用ボディを利用することができるので、低床のために
新たにダブルキャブ8の設計をすることなく、コストを
削減できる。第5に、ダブルキャブ8としてバス用ボデ
ィを利用しており、フロントフレーム10の位置が低い
ことから、ダブルキャブ8の搭載位置を低くでき、ダブ
ルキャブ8の屋根面8Bを低くできる。従って、梯子車
22の回転式梯子21の搭載位置を下げ、梯子車22の
重心を下げ、走行安定性を良くできる。
【0030】なお、本実施の形態においては、低床型キ
ャブ用シャシ1に架装物として、回転式梯子21が搭載
されているが、これに限定されることなく、例えば、消
防車,コンクリートポンプ車等に適用することもでき
る。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、従来例の
ように1本のサイドメンバでは、サイドメンバのキャブ
の搭載される部分の高さを低くしようとしても、プレス
成形上制限があるが、1本のサイドメンバをメインサイ
ドメンバとフロントサイドメンバとに分割した構造とな
っているので、フロントサイドメンバの高さをメインサ
イドメンバの高さと独立に選び、キャブの床面が低くて
も、キャブの床面の高さに合わせてフロントサイドメン
バの高さをメインサイドメンバの上面の高さより低くで
きる。
【0032】また、フロントサイドメンバは、メインサ
イドメンバの前端に連結されて該メインサイドメンバの
前端から前方に行くに従って低くなる傾斜部を有してい
るので、メインサイドメンバの構造で制限を受けずに、
キャブの床面が低くても、キャブの低い床面の高さに合
わせてフラット部をメインサイドメンバの上面より低く
できる。
【0033】この結果、キャブの床面を低くし、キャブ
における乗員の乗降性を良くし、キャブのスペースを広
くし、低床型キャブ用シャシの重心を下げることができ
る。請求項2記載の発明によれば、フロントサイドメン
バの傾斜部の後端とメインサイドメンバの前端は連結板
にアーク溶接で突合せ接合されているので、断面4角形
状の断面で捻り剛性の強いメインサイドメンバとフロン
トサイドメンバの接合を可能にする。
【0034】また、アーク溶接で突合せ接合する際、連
結板によりメインサイドメンバとフロントサイドメンバ
に熱影響を受けないようにすることができ、アーク溶接
による強度低下を防止できる。請求項3記載の発明によ
れば、メインサイドメンバの上面を座席のシート部を支
持するために利用できるので、座席のシート部を支持す
るためのシート支持部材を省くことができる。
【0035】請求項4記載の発明によれば、フレームの
前軸より前方の部分に、バス用ボディの運転席から第2
列目の席までの部分がダブルキャブとして搭載されてい
るので、ダブルキャブとして、バス用ボディの特質を利
用することができる。
【0036】従って、通常トラックに使用されているダ
ブルキャブに比して、バス用ボディの低床を利用するこ
とができ、ダブルキャブの床面を低くすることができ、
また、低床型キャブ用シャシの重心を下げることができ
る。また、バス用ボディの折戸を利用することにより、
ダブルキャブの床面の低床化と相まって乗員の乗降性を
良くすることができる。さらに、ダブルキャブとして、
既存のバス用ボディを利用することができるので、低床
のために新たにダブルキャブの設計をすることなく、コ
ストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし請求項4記載の発明の実施の形
態に係わる低床型キャブ用シャシの側面図である。
【図2】同低床型キャブ用シャシの平面図である。
【図3】低床運転席用フレームの側面図である。
【図4】低床運転席用フレームの平面図である。
【図5】梯子車の側面図である。
【図6】図3のI-I断面図である。
【図7】図3のII-II断面図である。
【図8】従来における低床型キャブ用シャシを示す側面
図である。
【符号の説明】
1 低床型キャブ用シャシ 2 フレーム 3 前軸 4 後軸 5 エンジン 6 前軸側タイヤ 7 後軸側タイヤ 8 ダブルキャブ 9 メインフレーム 10 フロントフレーム 11 メインサイドメンバ 12 フロントサイドメンバ 13 傾斜部 14 フラット部 15 連結板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、 フレームに懸架された前軸と、 フレームに懸架された後軸と、 フレーム上に搭載されたエンジンと、 前軸の両側にそれぞれ装着された左右の前軸側タイヤ
    と、 後軸の両側にそれぞれ装着された左右の後軸側タイヤ
    と、 フレームの前軸より前方に搭載されたキャブとを備えて
    なる低床型キャブ用シャシにおいて、 前記フレームは、 2つのメインサイドメンバを並べて配置してなり、積載
    物の重量に耐える強度のメインフレームと、 各メインサイドメンバの前端にそれぞれ連結されて該各
    メインサイドメンバの高さより低い高さの2つのフロン
    トサイドメンバを並べて配置してなり、キャブの重量に
    耐える強度より強くメインフレームの強度より弱いフロ
    ントフレームとで構成され、 フロントサイドメンバは、メインサイドメンバの前端に
    連結されて該メインサイドメンバの前端から前方に行く
    に従って低くなる傾斜部と、傾斜部に連続するフラット
    部とで構成されていることを特徴とする低床型キャブ用
    シャシ。
  2. 【請求項2】 メインサイドメンバは、断面4角形状に
    構成され、 フロントサイドメンバは、断面コ字状に構成され、 フロントサイドメンバの傾斜部の後端とメインサイドメ
    ンバの前端の間に連結板が配置され、 メインサイドメンバの前端は連結板の後面にアーク溶接
    で突合せ接合され、 フロントサイドメンバの傾斜部の後端は連結板の前面に
    アーク溶接で突合せ接合されていることを特徴とする請
    求項1記載の低床型キャブ用シャシ。
  3. 【請求項3】 座席のシート部はメインサイドメンバの
    前端の上面に支持されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の低床型キャブ用シャシ。
  4. 【請求項4】 フレームの前軸より前方の部分に、バス
    用ボディの運転席から第2列目の席までの部分がダブル
    キャブとして搭載されていることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3いずれか記載の低床型キャブ用シャシ。
JP01645797A 1997-01-30 1997-01-30 低床型キャブ用シャシ Expired - Fee Related JP3710905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01645797A JP3710905B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 低床型キャブ用シャシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01645797A JP3710905B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 低床型キャブ用シャシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10211889A true JPH10211889A (ja) 1998-08-11
JP3710905B2 JP3710905B2 (ja) 2005-10-26

Family

ID=11916788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01645797A Expired - Fee Related JP3710905B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 低床型キャブ用シャシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3710905B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107521325A (zh) * 2017-09-21 2017-12-29 湖北三江航天机电设备有限责任公司 用于防爆纯电动车的电池及座椅的安装结构
KR102002972B1 (ko) * 2019-02-21 2019-07-23 세화자동차주식회사 폐기물 수집 운반차량
KR102002973B1 (ko) * 2019-02-21 2019-07-23 세화자동차주식회사 후방 저상형 트럭
CN111762264A (zh) * 2020-07-08 2020-10-13 中国重汽集团成都王牌商用车有限公司 一种限高车的布置方案
CN114313013A (zh) * 2022-01-14 2022-04-12 上海承飞航空特种设备有限公司 管线加油车的底盘大梁
WO2023134545A1 (zh) * 2022-01-14 2023-07-20 上海承飞航空特种设备有限公司 管线加油车

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107521325A (zh) * 2017-09-21 2017-12-29 湖北三江航天机电设备有限责任公司 用于防爆纯电动车的电池及座椅的安装结构
CN107521325B (zh) * 2017-09-21 2023-10-13 湖北三江航天机电设备有限责任公司 用于防爆纯电动车的电池及座椅的安装结构
KR102002972B1 (ko) * 2019-02-21 2019-07-23 세화자동차주식회사 폐기물 수집 운반차량
KR102002973B1 (ko) * 2019-02-21 2019-07-23 세화자동차주식회사 후방 저상형 트럭
CN111762264A (zh) * 2020-07-08 2020-10-13 中国重汽集团成都王牌商用车有限公司 一种限高车的布置方案
CN114313013A (zh) * 2022-01-14 2022-04-12 上海承飞航空特种设备有限公司 管线加油车的底盘大梁
WO2023134545A1 (zh) * 2022-01-14 2023-07-20 上海承飞航空特种设备有限公司 管线加油车

Also Published As

Publication number Publication date
JP3710905B2 (ja) 2005-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3467756B2 (ja) 自動車の下部構造
US2662793A (en) Rear-end construction of self-supporting automobile bodies
US6273498B1 (en) Integral body and frame arrangement for an automobile
JPH0351621B2 (ja)
JPH0333552B2 (ja)
JP3765244B2 (ja) 自動車の車体後部構造
JP3710905B2 (ja) 低床型キャブ用シャシ
JP3962189B2 (ja) 低床バスのシャシフレーム
JP2002331957A (ja) 車両のフレーム構造
JPH0122784Y2 (ja)
JPH078380Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPH04300792A (ja) 自動車の下部車体構造
JPH11180336A (ja) 自動車の車体構造
JP3911717B2 (ja) 車両の下部構造
JP3811297B2 (ja) トラックの荷台補強構造
JPH053421Y2 (ja)
JP2003011845A (ja) 車体構造
CN218400325U (zh) 一种卡车上层卧铺的安装结构
JP3738887B2 (ja) 自動車におけるシート周りの車体構造
WO2024127734A1 (ja) トラックのハイルーフ構造
JPH0349985Y2 (ja)
JP3314914B2 (ja) 自動車用シートの構造
JPH0617670Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JP3915957B2 (ja) キャブオーバ型トラックのキャブ
JP2898362B2 (ja) 車両の前部車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A521 Written amendment

Effective date: 20040922

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050811

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080819

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110819

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110819

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110819

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees