JP2003011845A - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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JP2003011845A
JP2003011845A JP2001199295A JP2001199295A JP2003011845A JP 2003011845 A JP2003011845 A JP 2003011845A JP 2001199295 A JP2001199295 A JP 2001199295A JP 2001199295 A JP2001199295 A JP 2001199295A JP 2003011845 A JP2003011845 A JP 2003011845A
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cross
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fastening
height
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JP2001199295A
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English (en)
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Yuji Asano
裕司 淺野
Shinichi Mochizuki
紳一 望月
Kiyotaka Sakakibara
清隆 榊原
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量増やコスト増を招くことなく、ボデーク
ロスメンバとメンバとの締結部の結合剛性を強化できる
床下構造部を備えた車体構造を提供することにある。 【解決手段】 車両前後方向Xに延在した梯子構造のシ
ャシフレーム3上に同車両前後方向Xに間隔をおいて複
数載置されるボデークロスメンバ6と、前後の同ボデー
クロスメンバ6同志を互いに連結する断面形状ハット型
のメンバ9とを有する床下構造部8を備えた車体構造に
おいて、メンバ9のハット型断面フランジ部902の長
さaを、メンバ9とボデークロスメンバ6との締結部J
の近傍Eにおいて同締結部Jに近づくにつれて漸次減少
させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梯子構造のシャシ
フレーム上に床下構造部を結合して成る車体構造、特
に、シャシフレーム上に車両前後方向に沿って複数載置
されるボデークロスメンバ同志を複数のメンバにより相
互に連結して床下構造部の剛性を保持するようにした車
体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロバスやトラック等の車体構造と
して車両前後方向に延在した梯子構造のシャシフレーム
を用いて車体全体の剛性を確保するようにしたものがあ
る。このシャシフレームを採用した車体構造では、シャ
シフレームの下部にサスペンションを介し車軸側が取付
けられ、その上部にキャブ、キャビン、荷箱等を成すボ
デー側の構造物が取付けられる。たとえば、マイクロバ
スのボデーはキャビン状を成し、そのボデーの床下構造
部はシャシフレーム上に載置され車両前後方向に複数間
隔をおいてる配置される複数のボデークロスメンバと、
前後のボデークロスメンバ同志を互いに結合する複数の
直状のメンバと、それら全体の上に載置され接合される
フロア材とで構成される。
【0003】このようなボデーの床下構造部はボデーの
下部剛性を強化すると共に、フロア面に乗員や積載物の
荷重、複数取り付けた乗客用のシートよりのシート荷重
等を受けることより、フロア面に加わる各種荷重に対し
て十分な剛性を確保する必要がある。通常、図8(a)
に示すように、逆ハット型断面のボデークロスメンバ1
00のウエブ部110にハット型断面のメンバ120が
突き合わされ、それらの上に図示しないフロア材が接合
されることでボデーの床下構造部が構成される。ここで
ボデークロスメンバ100のフランジ130にメンバ1
20の上向き壁140の端部が溶接され、メンバ120
の端部フランジ150がボデークロスメンバ100のウ
エブ部110に複数の溶接点W1で溶接される。
【0004】ところで、図8(a)に示すような床下構
造部には、車両の走行中において、シート荷重等の各種
荷重や路面反力の影響を受け上下に振動する。特に、車
両前後方向Xに沿って並列状に配設された各ボデークロ
スメンバ100は前後のボデークロスメンバ100同志
が相互にねじり変位(図1中の符号F1,F2参照)す
る傾向にある。このように前後の各ボデークロスメンバ
100同志がねじり変位F1,F2することで高さ位置
に差が出ると、これらを前後に結合している直状のメン
バ120との締結部J1に大きな荷重が加わることとな
り、締結部J1の結合剛性強化の必要性が高まる。
【0005】この場合、メンバ120の端部フランジ1
50はボデークロスメンバ100のウエブ部110に少
なくとも上下2点の溶接点W1で溶接されており、これ
ら溶接点W1の間隔L1が大きいほど、この部位の結合
剛性が強化されることより端部フランジ150の高さ寸
法は大きいことが望ましい。しかし、端部フランジ15
0の高さ寸法は通常メンバのウエブ部の高さ寸法に近似
するよう形成される。このため、端部フランジ150や
メンバのウエブ部の高さ寸法を単に、増加させると、そ
れらの重量増や取付けスペース増を招く結果となり、好
ましくない。
【0006】そこで、メンバの端部フランジとボデーク
ロスメンバのウエブ部との溶接部における上下2点の間
隔を大きくすべく、図8(b)に示すように、メンバ1
20bのウエブ部160の端部を高さH0の中央部16
0−1に比べて大きな高さH1の増幅部160−2として
形成したり、図8(c)に示すように、メンバ120c
の端部に比較的大きな高さH2の端部フランジ150c
付きの補助ブラケット170を重ねて一体接合し、その
補助ブラケット150cを図示しないボデークロスメン
バのウエブ部(図8(a)の110参照)に溶接する構
成を採るものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8(b)に
示す高さH1の増幅部160−2を設けた場合、メンバの
中央部160−1がフランジ121を有するハット型断
面であるにも係わらず、増幅部160−2ではフランジ
121が無いため下向きコ字断面となるため、その境部
に逃がしの切り欠き部180が存在することとなり、断
面形状が急変し、切り欠き部180が応力集中を起こし
易い部分として存在してしまう。更に、図8(c)に示
す補助ブラケット170を設けた場合、追加部品である
補助ブラケット170を必要とし、それをメンバ120
cの端部に結合する工程を必要とし、コスト増を招くこ
ととなる。
【0008】本発明は、上述の課題に基づき、重量増や
コスト増を招くことなく、ボデークロスメンバとメンバ
との締結部の結合剛性を強化できる床下構造部を備えた
車体構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、車両前後方向に延在した梯子
構造のシャシフレーム上に同車両前後方向に間隔をおい
て複数載置されるボデークロスメンバと、前後の同ボデ
ークロスメンバ同志を互いに連結する断面形状ハット型
のメンバとを有する床下構造部を備えた車体構造におい
て、上記メンバのハット型断面フランジ部長さを、上記
メンバと上記ボデークロスメンバとの締結部の近傍にお
いて同締結部に近づくにつれて漸次減少させたことを特
徴とする。このように、ハット型断面フランジ部長さが
上記メンバと上記ボデークロスメンバとの締結部近傍に
おいて急変することがないので、メンバが比較的大荷重
を受けても締結部近傍で応力集中個所が発生して屈曲部
が発生することを抑えられ、ボデークロスメンバとメン
バとの締結部の結合剛性を強化でき、耐久性を確保でき
る。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の車体構
造において、上記メンバのハット型断面ウエブ部の高さ
を、上記締結部の近傍において同締結部に近づくにつれ
て漸次増大させたことを特徴とする。このように、メン
バのハット型断面フランジ部長さ及びウエブ部の高さが
上記メンバと上記ボデークロスメンバとの締結部の近傍
において急変しないので、締結部近傍で応力集中個所が
発生することを抑えることができ、しかも、メンバのウ
エブ部側とボデークロスメンバのウエブ部との溶接部の
上下間隔を比較的大きくでき、ボデークロスメンバとメ
ンバとの締結部の結合剛性を強化でき、耐久性を確保で
きる。
【0011】望ましくは、メンバのウエブ部端部は屈曲
して端部フランジを延出形成することが良い。この場
合、ウエブ部端部を端部フランジを介しボデークロスメ
ンバのウエブ部と結いに接合できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態とし
ての車体構造を採用したマイクロバス1を示した。この
マイクロバス1はその外殻を成すキャビン状のボデー2
を備える。ボデー2は梯子型のシャシフレーム3上に載
置され一体的に結合され、そのシャシフレーム3の下部
には図示しないサスペンションを介し車輪を枢支する車
軸(図示せず)が取付けられる。シャシフレーム3は車
両前後方向Xに延設される左右一対の略コ字状断面形状
のサイドレール4と、車幅方向Yに延びる複数のクロス
メンバ5とを一体的に組み合わせて略梯子型に形成され
ている。
【0013】図4に示すように、左右の各サイドレール
4は基本的には車両前後方向Xの全域にわたり、縦板を
成すウエブ部401とその上下端より車幅方向Y内側
(図4では左側)に延出する上下フランジ部402,4
03とで略コ字状断面形状を成すように形成されてい
る。左右の各サイドレール4には後述するボデー2側の
ボデークロスメンバ6が車両前後方向Xに沿って所定間
隔をおいて複数載置され(図1参照)、各ボデークロス
メンバ6の各サイドレール4への結合部にL型ブラケッ
ト7がそれぞれ配備される。
【0014】なお、L型ブラケット7はその縦部701
が各サイドレール4のウエブ部401の車幅方向Y外側
面(図4では右側)に溶接され、縦部701の上端より
屈曲して車幅方向Y外側に延出する載置部702にボデ
ークロスメンバ6が載置される。ボデークロスメンバ6
と載置部702の各貫通孔nには締め付けボルト10が
挿通され、その締め付けボルト10で互いを締め付け結
合できる。図1に示すように、マイクロバス1のボデー
2は、前後窓部を形成した前後マスク201(前部のみ
示した)と、左右窓部及び乗降口を形成した左右の側壁
部202(左側壁部のみ示した)と、上側のルーフ20
3と下側の床下構造部8とを備え、全体が箱型キャビン
状に形成されている。
【0015】床下構造部8はボデー2の下部剛性を確保
するように形成され、しかも、車室の乗員、積載物、シ
ート荷重をフロア面F(図2参照)で受け、下方からは
路面反力を受けることより、十分な剛性を保持するよう
形成される。床下構造部8は、図1、2に示すように、
シャシフレーム3上に載置され車両前後方向Xに沿って
所定間隔で複数配備されるボデークロスメンバ6と、前
後の各ボデークロスメンバ6を適所で一体結合する複数
の直状のメンバ9と、ボデークロスメンバ6及び直状の
メンバ9の各上向き面fに重ねられた上で相互に溶接さ
れるフロア材11とで構成される。
【0016】この床下構造部8のフロア面Fの内、左右
車側端寄りには前後方向に沿って複数のシートS(図2
参照)が取付けられる。即ち、各シートSはその脚部s
0にフロア取付け部s1を形成され、そのフロア取付け
部s1がフロア材11を介し直状の複数のメンバ9上に
載置され、互いがボルトB等で締め付け結合されてい
る。このため、メンバ9はボデークロスメンバ6やフロ
ア材11と結合された上でシート荷重に対しての剛性を
十分に確保する必要がある。図2、3、4に示すよう
に、ボデークロスメンバ6は逆ハット型断面形状に形成
され、主部を成す底壁601の適所に締め付けボルト1
0(図4参照)を貫通する貫通孔nを形成され、底壁6
01より屈曲して延出する前後ウエブ部602の上端か
らは前後フランジ603を更に延出形成している。な
お、ボデークロスメンバ6はその前後フランジ603の
各上向き面fにフロア材11が接合されることで重合部
分が閉断面構造を採ることとなり、剛性強化を図れる。
【0017】図2、3に示すように、各メンバ9は車両
前後方向Xに配備される直状材であり、その前後端が前
後のボデークロスメンバ6に一体的に接合されることで
前後端にボデークロスメンバ6との締結部Jを形成して
いる。このメンバ9は、前後の締結部Jの近傍域Eとそ
れらの間の中間域Cとで断面形状が相違している。メン
バ9の中間域Cは同一のハット型断面(図3参照)を成
し、同一のウエブ部901の高さh、同一の左右のフラ
ンジ部902の長さaを連続して保つように形成され
る。なお、メンバ9の中間域Cの上壁903にはフロア
材11を介し、シートSの脚部のフロア取付け部s1が
載置され、ボルト止めされる。
【0018】図3、図5(a)に示すように、左右のフ
ランジ部902の長さaは締結部Jに近づくにつれて漸
次減少し、締結部Jの直前で突出し方向の長さがゼロと
なっており、フランジ部902の急変部が排除されてい
る。更に、図3、図5(b)に示すように、メンバ9は
その側面視において、左右のウエブ部901の高さhが
締結部Jに近づくにつれて漸次大きくなり、締結部Jの
直前で最大高さhmになり、ウエブ部901の高さの急
変部が排除されている。ここで、メンバ9のウエブ部9
01は締結部Jで屈曲して最大高さhmに近い寸法の端
部フランジ12を延出形成している。
【0019】ここで、端部フランジ12の高さ寸法はボ
デークロスメンバ6のウエブ部602の高さと近似した
値となるように形成され、同端部フランジ12が上下2
箇所でウエブ部602に溶接される。この場合、上下2
箇所の溶接点Wの間隔Lwは中間域Cのウエブ部901
の高さhを上回る値を確保でき、比較的2箇所の溶接点
Wの間隔Lwを大きくでき、締結部Jの結合剛性の強化
を図るように設定されている。なお、ここでは端部フラ
ンジ12とボデークロスメンバ6のウエブ部602とが
上下2箇所で溶接されているが、場合により、上下3箇
所以上の溶接点Wを持つようにしても良く、この場合、
溶接部である締結部Jの結合剛性がより強化される。
【0020】このような床下構造部8を有する車体構造
を備えたマイクロバス1では、走行時にフロア面Fが荷
重、特に、各シートSよりのシート荷重や路面反力の影
響を受け振動する。この際、シート荷重はフロア材11
と接合されているメンバ9や同メンバの前後で接続され
るボデークロスメンバ6に分散して伝えられ、この荷重
分散構造により、床下構造部8としての剛性を確保して
いる。特に、車両前後方向Xに沿って並列状に配設され
た各ボデークロスメンバ6は前後のボデークロスメンバ
6同志が相互にねじり変位(図1、2中の符号F1,F
2参照)する傾向にあるが、各メンバ9と前後ボデーク
ロスメンバ6との締結部Jの結合剛性が比較的大きく設
定されていることより、前後ボデークロスメンバ6のね
じり変位は抑えられ、ボデーの耐久性が十分確保され
る。
【0021】この場合、メンバ9はその中間域Cにおい
て、ウエブ部901の高さhが比較的小さく、フランジ
部902の長さaが比較的大きなまま一定に連続して突
出し形成されることで、全体として軽量化と剛性強化を
図れる。しかも、メンバ9はその前後の近傍域Eにおい
てフランジ部902の突出し方向の長さaを漸次減少さ
せ、ウエブ部901の高さhを漸次増加させるので、締
結部Jの近傍域Eにおいてハット型断面形状が急変せ
ず、即ち、断面係数が急変せず、応力集中個所の発生を
防止でき、締結部Jの近傍域Eに屈曲変形部が発生する
ことを防止し、耐久性を確保できる。
【0022】更に、端部フランジ12の高さ寸法が中間
域Cのウエブ部901の高さhを上回る比較的大きな値
で形成され、同端部フランジ12とボデークロスメンバ
6のウエブ部602との溶接点Wの上下間隔Lwを比較
的大きく採れ、メンバ9とボデークロスメンバ6の締結
部Jの結合剛性をより強化できる。この際、特別の部品
を増加させることもないので部品点数増を避け、コスト
増を避けることもできる。しかも、特別の部品付加によ
る寸法制度の低下や、品質ばらつきの発生をも防止でき
る。
【0023】更に、図5(a)、(b)のメンバ9はそ
の締結部J近傍域においてフランジ部902の長さaを
漸次減少させ、その分、ウエブ部901の高さ寸法を漸
次増加させるので、メンバ9の展開形状であるプレス成
形前の素材Pの形状は、図6に示すようにほぼ長方形と
なる。このため、メンバ9製作時に使用する素材Pとし
ては材料歩留まりのよい長方形のものを利用できること
となり、この点で、コスト低減をより図ることができ
る。
【0024】上述のところに於いて、床下構造部8を備
えた車体構造で用いたメンバ9は中間域Cのハット型断
面ウエブ部の高さhがボデークロスメンバ6のウエブ部
602の高さより小さく設定されることでメンバ9の軽
量化を図っていた。しかし、重量軽減の必要が無いよう
な場合には、図7に示すように、ハット型断面のメンバ
9dのウエブ部901dの高さhdを全て一定とし、同
ウエブ部901dの高さhdとボデークロスメンバ6の
ウエブ部602dの高さを近似した値とし、左右のフラ
ンジ部902dの突出し方向の長さaのみを、締結部J
に近づくにつれて漸次減少させ、締結部Jの直前で突出
し方向の長さaがゼロとなるように形成しても良い。こ
の場合もフランジ部902dの突出し方向の長さaを漸
次減少させるので、締結部Jの近傍Eが荷重を受けて
も、ハット型断面形状が急変せず、応力集中個所の発生
を防止でき、締結部J近傍域に屈曲変形部が発生するこ
とを防止し、耐久性を確保できる。
【0025】上述のところにおいて、車両はマイクロバ
ス1として説明したが、これに限定されるものではな
く、シャシフレーム3上に載置される床下構造部8を備
えた車体構造との構成を採るその他の車両であれば良
く、それらの場合も同様の作用効果が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、ハッ
ト型断面フランジ部長さが上記メンバと上記ボデークロ
スメンバとの締結部近傍において急変することがないの
で、メンバが比較的大荷重を受けても締結部近傍で応力
集中個所が発生して屈曲部が発生することを抑えられ、
ボデークロスメンバとメンバとの締結部の結合剛性を強
化でき、耐久性を確保できる。
【0027】請求項2の発明は、メンバのハット型断面
フランジ部長さ及びウエブ部の高さが上記メンバと上記
ボデークロスメンバとの締結部の近傍において急変しな
いので、締結部近傍で応力集中個所が発生することを抑
えることができ、しかも、メンバのウエブ部側とボデー
クロスメンバのウエブ部との溶接部の上下間隔を比較的
大きくでき、ボデークロスメンバとメンバとの締結部の
結合剛性を強化でき、耐久性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての床下構造部を備え
た車体構造を採用したマイクロバスのボデー及びシャシ
フレームの概略斜視図である。
【図2】図1のマイクロバスの床下構造部の要部切欠拡
大斜視図である。
【図3】図1のマイクロバスの床下構造部のボデークロ
スメンバとメンバの締結部の拡大斜視図である。
【図4】図1のマイクロバスの床下構造部のシャシフレ
ームとボデークロスメンバの連結前の拡大斜視図であ
る。
【図5】図1のマイクロバスの床下構造部で用いるメン
バーを示し、(a)は切欠拡大平面図、(b)は切欠拡
大側面図である。
【図6】図1のマイクロバスの床下構造部で用いるメン
バーの素材の展開状態図である。
【図7】本発明の他の実施形態で用いるメンバーとボデ
ークロスメンバの結合状態を示し、(a)は概略正面
図、(b)は概略平面図である。
【図8】従来の床下構造部を備えた車体構造で用いるメ
ンバーとボデークロスメンバの結合状態を示し、(a)
は第1従来例の概略切欠斜視図、(b)は第2従来例の
概略切欠斜視図、(c)は第3従来例の概略切欠斜視図
である。
【符号の説明】
1 マイクロバス 3 シャシフレーム 6 ボデークロスメンバ 8 床下構造部 9 メンバ 901 ウエブ部 902 フランジ部 a フランジ部の長さ E 締結部の近傍 J 締結部 X 車両前後方向
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月3日(2001.7.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 紳一 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 榊原 清隆 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16・三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA01 BB09 BB10 CA18 DA02 DA19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両前後方向に延在した梯子構造のシャシ
    フレーム上に同車両前後方向に間隔をおいて複数載置さ
    れるボデークロスメンバと、前後の同ボデークロスメン
    バ同志を互いに連結する断面形状ハット型のメンバとを
    有する床下構造部を備えた車体構造において、 上記メンバのハット型断面フランジ部長さを、上記メン
    バと上記ボデークロスメンバとの締結部の近傍において
    同締結部に近づくにつれて漸次減少させたことを特徴と
    する車体構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車体構造において、 上記メンバのハット型断面ウエブ部の高さを、上記締結
    部の近傍において同締結部に近づくにつれて漸次増大さ
    せたことを特徴とする車体構造。
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