JPH10211662A - ウィンドモールディングとその曲げ加工方法とその装置 - Google Patents

ウィンドモールディングとその曲げ加工方法とその装置

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JPH10211662A
JPH10211662A JP3120197A JP3120197A JPH10211662A JP H10211662 A JPH10211662 A JP H10211662A JP 3120197 A JP3120197 A JP 3120197A JP 3120197 A JP3120197 A JP 3120197A JP H10211662 A JPH10211662 A JP H10211662A
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Fumitaka Yoshitsuru
文高 吉鶴
Hideyasu Fujimatsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ半径の小さいウィンドガラスのコーナー
部形状に対応し、しかも作業効率および外観が良好なウ
ィンドモールディングとその曲げ加工方法とその装置を
提供する。 【解決手段】 ウィンドガラスの端縁を嵌着するための
ガラス嵌着溝12をモール本体11の長手方向に沿って
有する押出製品からなるウィンドモールディング10で
あって、前記ウィンドガラスのコーナー部と対応する部
分が加熱曲げ加工によりウィンドガラスのコーナー部形
状に応じた曲形状に賦形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はウィンドモールデ
ィングとその曲げ加工方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリアウィンドガラスは、図10
に示すように、細長い紐状に押出成形されたプラスチッ
ク製のウィンドモールディング70を介して車体Bに取
り付けられる。前記ウィンドモールディング70は、図
10のC−C断面を示す図11のように、可撓性のある
モール本体71の長手方向にガラス嵌着溝72を有する
もので、このガラス嵌着溝72にウィンドガラスWの端
縁を嵌着しつつモールディング70全体を窓枠形状に合
わせてループ状に曲げ、接着剤Aにより車体Bに取り付
けられる。図示する符号73はモールディング70の両
端部の合接部、74は形状保持用の金属薄板、75は車
体Bに当接するひれ片(リップとも言う。)である。
【0003】近年、ボディ形状の変化等により窓枠のコ
ーナー部の曲げ半径が小さくなることがしばしばある。
例えば図10の符号70aで示したコーナー部は鋭角状
となっている。前記コーナー部70aの曲げ半径が小さ
くなると、そのコーナー部70aでは、その断面を示す
図12のように、ガラス嵌着溝72が広がったり、ひれ
片75部分がウィンドガラスW側に傾斜し、それによっ
てウィンドガラスWとガラス嵌着溝72間や車体Bとひ
れ片75間に隙間ができ易くなる。そのため、ウィンド
ガラスWおよび車体Bへのモールディング70の装着作
業がスムーズにできなくなり、作業効率が悪くなる問題
が発生する。また、ウィンドガラスWのコーナー部付近
で仕上がりのばらつきや外観が損なわれる問題も生じて
くる。
【0004】そこで、このような曲げ半径の小さいコー
ナー部に対応するために、従来では、図13に示すよう
に、モールディング自体を曲げることなくコーナーピー
ス90を使用して直線状のモールディング80,80の
各端部81,81を前記コーナーピース90に差込接続
することが行われている。
【0005】しかしながら、このコーナピース90を使
用する場合には、当該コーナーピース90を射出成形等
によって別成形することが必要となり、このための設備
および工数がかかり、コスト的に不利となる。しかも、
コーナーピース90と直線状モールディング80,80
との間に段差82や接合線83が現れ、さらに両者間の
材質や色、艶等の違いにより美観が低下するという外観
上の問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な状況に鑑み提案されたものであって、曲げ半径の小さ
いウィンドガラスのコーナー部形状に対応し、しかも作
業効率および外観が良好なウィンドモールディングとそ
の曲げ加工方法とその装置を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、ガラス嵌着溝がモール本体の長手方向に沿って形
成された押出製品からなるウィンドモールディングであ
って、ウィンドガラスのコーナー部と対応する部分が加
熱曲げ加工によりウィンドガラスのコーナー部形状に応
じた曲形状に賦形されていることを特徴とするウィンド
モールディングに係る。
【0008】請求項2の発明は、ガラス嵌着溝がモール
本体の長手方向に沿って形成された押出製品からなるモ
ールディングを曲げ加工するに際し、前記ガラス嵌着溝
内への挿入用凸部が形成されて所定の曲げ半径で屈曲可
能にされた溝保持部材および前記モールディングの屈曲
部外周側に押し当てられる屈曲部外側保持部材を有する
保持型を用い、前記溝保持部材をモールディングの所定
曲げ角度以上の曲げ角度で屈曲させ、あるいは屈曲させ
ることなく、前記溝保持部材の凸部にモールディングの
ガラス嵌着溝を嵌めて、前記モールディングを溝保持部
材で保持しつつ該溝保持部材とともに前記所定曲げ角度
まで屈曲させた後、前記モールディングの屈曲部外周側
に屈曲部外側保持部材を押し当てて前記モールディング
を保持し、次いで、前記モールディングの屈曲部を加熱
して分割式の押圧型で当該モールディングの屈曲部を挟
持し賦形することを特徴とするウィンドモールディング
の曲げ加工方法に係る。
【0009】請求項3の発明は、ガラス嵌着溝がモール
本体の長手方向に沿って形成された押出製品からなるモ
ールディングを曲げ加工する装置であって、前記ガラス
嵌着溝内への挿入用凸部が形成されて前記モールディン
グとともに所定の曲げ半径で屈曲可能とされた溝保持部
材および前記モールディングの屈曲部外周側に押し当て
られる屈曲部外側保持部材を有する保持型と、前記モー
ルディングの屈曲部を加熱する加熱装置と、前記モール
ディングの屈曲部の外面形状からなる型面を有して当該
屈曲部の外面を挟持し賦形する分割式の押圧型とを備え
ることを特徴とするウィンドモールディングの曲げ加工
装置に係る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1は請求項1の発明の一実施例に
係るウィンドモールディングの一部を示す斜視図、図2
はそのウィンドモールディングを構成する直線状の押出
製品からなるモールディングの一部を示す斜視図、図3
は請求項2の発明に用いられるウィンドモールディング
の曲げ加工装置の一例を示す概略斜視図、図4はその曲
げ加工装置の一部を示す断面図、図5は請求項2の発明
の一実施例において溝保持部材にモールディングを保持
した状態を示す平面図、図6はモールディングを溝保持
部材とともに屈曲させた状態を示す平面図、図7はその
部分断面図、図8はモールディングの屈曲部を加熱する
際を示す部分断面図、図9はモールディングの屈曲部を
挟持して賦形する際を示す部分断面図である。
【0011】まず、この発明のウィンドモールディング
の一例について図1を用いて説明する。このウィンドモ
ールディング10は、熱可塑性樹脂からなるモール本体
11と、前記モール本体11の内部に埋設された金属薄
板15とで構成される。前記モール本体11には、その
長手方向に沿ってウィンドガラスの端縁を嵌着するため
のガラス嵌着溝12が形成され、またそのガラス嵌着溝
12とは反対側に車体当接用のひれ片14が形成されて
いる。
【0012】前記ウィンドモールディング10は、前記
ガラス嵌着溝12およびひれ片14を有する一定断面形
状に押出成形された、図2に示すような直線状のモール
ディング10aに対し、後述する加熱曲げ加工を施すこ
とにより、ガラスのコーナー部と対応する屈曲部(コー
ナ部)13を、ウィンドガラスのコーナー部形状に応じ
た曲形状に賦形したものである。このウィンドモールデ
ィング10にあっては、その屈曲部13とその他の部分
とでガラス嵌着溝12が一定形状になっており、またひ
れ片14が車体に正しく当接するようになっている。し
たがって、従来のように屈曲部13に別部材を用いてい
ないため、屈曲部13に段差や接合線が現れたり、色や
艶等の違いによる外観上の不具合がない。しかも、この
ウィンドモールディング10は、コーナーピースを別個
に射出成形する手間や、そのコーナーピースを直線状の
モールディングの端部にはめる工数を減らすことができ
るので、コスト的にも有利である。
【0013】さらに、前記ウィンドモールディング10
にあっては、従来の直線状のモールディングを、ウィン
ドガラスのコーナー部に合わせて曲げながら装着するも
のと異なり、あらかじめウィンドガラスのコーナー部に
合わせた曲形状に賦形されているため、従来、前記ウィ
ンドガラスのコーナー部に沿って曲げる際に生じていた
ウィンドガラスとガラス嵌着溝12間の隙間や車体とひ
れ片14間の隙間が発生せず、ウィンドガラスおよび車
体への装着作業がスムーズにできて作業効率が向上する
のみならず、仕上げが一定し、ウィンドガラスのコーナ
ー部周縁の美観も向上する。
【0014】次に、図2に示した前記押出製品からなる
直線状のモールディング10aを、前記ウィンドガラス
のコーナー部に応じた曲形状に曲げる加工方法およびそ
の装置の例について説明する。図3および図4には、前
記曲げ加工装置の一例を示す。図示の曲げ加工装置20
は、保持型21と加熱装置H1,H2,H3,H4と分
割式の押圧型41を備える。
【0015】保持型21は、図2に示した直線状のモー
ルディング10aを曲げ加工する際に、モールディング
10aを所定の屈曲形状で保持するとともにそのガラス
嵌着溝12を一定形状で保持するためのもので、基板2
1a上に、溝保持部材22,23と押さえ部材24,2
5と屈曲部外側保持部材31とを有する。
【0016】基板21aは、溝保持部材22,23等を
支持するためのもので、その略中央には、ウィンドガラ
スのコーナー部の曲形状に合わせた、あるいはそれより
僅か余分に屈曲させた略V字状あるいはL字状の細長い
開口27が、前記モールディング10aの幅より大なる
幅でかつ所定長さで形成されている。この開口27は、
後記する押圧上型42と押圧下型44によるモールディ
ング10aの挟持を可能とするためのもので、その挟持
の際に押圧下型44の上部が挿入される部分である。
【0017】溝保持部材22,23は所定厚みの金属製
角材等からなり、一方22が固定側溝保持部材、他方2
3が可動側溝保持部材となっている。前記固定側溝保持
部材22は、前記開口27中央の屈曲部27aよりも一
側27bにおける内側開口縁27d(図5に示す。)に
沿って、その開口縁27dの端から屈曲部27aに渡っ
て前記基板21a上に固定されている。
【0018】それに対して、前記可動側溝保持部材23
は、少なくとも前記開口27の屈曲部27aから前記一
側27bとは反対側27cの端に至る長さからなって、
前記開口27の屈曲部27aに位置する固定側保持部材
22の先端に、回動軸28で軸着され、前記基板21a
と平行に回動できるようになっている。そして、前記可
動側溝保持部材23は、その端に取り付けられたシリン
ダ装置29によって基板21a上面に沿って回動し、前
記固定側溝保持部材22と可動側溝保持部材23間の屈
曲角度を所望の角度にできるよう構成されている。な
お、前記固定側溝保持部材22の上面は、可動側溝保持
部材23との軸着面が段差をもって低く形成されてい
て、後記固定側溝保持部材22の凸部22a上下面と可
動側溝保持部材23の凸部23a上下面とが段違いにな
らのないように構成されている。
【0019】前記固定側溝保持部材22における基板2
1aの開口27側を向く側面およびそれと同じ側となる
可動側溝保持部材23の側面には、前記モールディング
10aのガラス嵌着溝12内に挿入される挿入用凸部2
2a,23aが、モールディング10aを曲げる際など
におけるガラス嵌着溝12の潰れ防止用に形成されてい
る。前記凸部22a,23aは、その厚みが、前記モー
ルディング10aのガラス嵌着溝12に嵌まるウィンド
ガラスのコーナー部付近の厚みと略同じとされている。
また、前記可動側溝保持部材23における凸部23a
は、前記回動軸28側の端部付近の側面23bが、ウィ
ンドガラスのコーナー部と同じかまたはわずか小の半径
からなる曲面とされている。さらに、前記凸部23aの
側面23bには、図4に示すように冷風を吹き出すエア
吹出孔61が1個若しくは複数(この例では5個)設け
られている。該エア吹出孔61は前記回動軸28内部の
エア流路62と連通して、図示しない冷風吹出装置に接
続されている。
【0020】押さえ部材24,25は、前記モールディ
ング10aを所定の曲げ半径かつ曲げ角度で曲げる際
に、モールディング10aの屈曲部の縁付近を、前記両
溝保持部材22,23との間で挟んで保持するためのも
ので、この例では、断面略L字状の板状体からなる。
【0021】前記一方の押さえ部材24は、前記モール
ディング10aを固定側溝保持部材22との間で挟持す
るためのもので、前記基板21aの開口27を挟んで固
定側溝保持部材22とは反対側位置にシリンダ装置24
aを介して取り付けられ、そのシリンダ装置24aによ
り固定側溝保持部材22に対して垂直に前進後退可能と
されている。
【0022】また、前記他方の押さえ部材25は、前記
モールディング10aを可動側溝保持部材23との間で
挟持するためのものである。この押さえ部材25は、前
記可動側溝保持部材23の下面に一端が固定された可動
支持板26上に、シリンダ装置25aを介して取り付け
られ、前記可動側溝保持部材23とともに回動し、しか
も、前記シリンダ装置25aによりその可動側溝保持部
材23に対して垂直な方向に前進後退可能とされてい
る。なお、前記押さえ部材24,25を前進後退させる
装置および可動側溝部材23の回動装置は、前記シリン
ダ装置24a,25a,29に限るものではなく、適宜
公知の可動装置が用いられる。
【0023】屈曲部外側保持部材31は、モールディン
グ10aを曲げ加工する際に、その屈曲部外周側に押し
当てて該屈曲部を前記溝保持部材22,23との間で保
持し、前記屈曲部の外周側(側面)が膨らむのを防いで
正しい形状に賦形するためのものである。この屈曲部外
側保持部材31は、その内側(モールディング10aの
屈曲部と対向する側)の形状が、モールディング10a
の所定の曲形状と略同形状の略V字状あるいは略L字状
等の曲面とされ、前記基板21aにおける開口27の屈
曲部27aを挟んで前記溝保持部材22,23とは反対
側に、シリンダ装置31aを介して取り付けられてい
る。そして、前記シリンダ装置31aにより前記開口2
7の屈曲部27aに向けて前進後退可能とされている。
なお、前記屈曲部外側保持部材31を前進後退させる装
置は、前記シリンダ装置31aに限られず、適宜公知の
可動装置で代用されてもよい。
【0024】加熱装置H1,H2,H3,H4は、モー
ルディング10aの屈曲部を加熱して軟化させるもの
で、この例では、温風ヒータ−からなる。また、前記加
熱装置H1,H2については、モールディング10aの
屈曲部の上側(モールディング本体の車体取り付け側)
を加熱するよう前記基板21aの上側に配置され、他の
加熱装置H3,H4については、モールディング10a
の屈曲部の下側(モールディング本体の意匠面側)を加
熱するよう前記基板21aの下側に配置されている。さ
らに、前記加熱装置H1,H2,H3,H4のいずれ
も、後記する押圧上型42と押圧下型44の昇降を妨げ
ないように設けられている。例えば、押圧上型42と押
圧下型44の昇降を邪魔しない遠くの位置から温風を吹
き出すようにしたり、押圧上型42と押圧下型44の邪
魔にならない位置へ後退できるように加熱装置H1,H
2,H3,H4を設ける等である。
【0025】分割式の押圧型41は、加熱軟化したモー
ルディング10aの屈曲部を挟持して所定の屈曲形状に
賦形するためのもので、押圧上型42と押圧下型44と
よりなり、図示しないプレス装置によって、前記保持型
21に対してそれぞれ上昇若しくは下降し、開閉自在と
なっている。
【0026】前記押圧上型42は、上型基板42aの下
面に、前記保持型21の基板21aの開口27に沿った
屈曲形状からなる上型本体部43が突出形成されてい
る。そして、その上型本体部43の下面には、モールデ
ィング10aの屈曲部において車体取り付け側となるモ
ールディング10aの上部外面形状からなる型面43a
が形成されている。
【0027】他方、前記押圧下型44は、下型基板44
aの上面に、前記保持型21の基板21aの開口27に
沿った屈曲形状からなる下型本体部45が、前記開口2
7への挿入を可能として突出形成されている。そして、
その下型本体部45の上面には、モールディング10a
屈曲部において意匠面側となるモールディング10aの
下部外面形状からなる型面45aが形成されている。そ
して、モールディング10aの屈曲部を挟持する際に、
前記保持型21の基板21aの開口27に、下型本体部
45の上部が挿入されて上型本体部43との間でモール
ディング10aの屈曲部を挟持し、閉型するようになっ
ている。なお、前記押圧上型42および押圧下型44に
は、前記型面43a,45aを冷却するためにそれぞれ
冷水管(図示せず。)が設けられていている。
【0028】また、この実施例においては、前記上型基
板42aの下面には、コーナーひれ部加熱押圧型51が
設けられている。このコーナーひれ部加熱押圧型51
は、前記上型本体部43と下型本体部45によってモー
ルディング10aの屈曲部を挟持するのに先立って、そ
の屈曲部におけるひれ片部分(以下コーナーひれ部とい
う。)を加熱しながら押圧し、コーナーひれ部をあらか
じめ所定曲形状に賦形しておくもので、その後の上型本
体部43と下型本体部45との挟持による賦形を一層良
好にする。このコーナーひれ部加熱押圧型51は、例え
ば金属等の伝熱性の良い材質からなり、コーナーひれ部
と略同形状の型面52が下側に形成され、またその型面
52を所定温度に加熱するためのヒーター56が内蔵さ
れている。このコーナーひれ部加熱押圧型51は、図4
に示すように、コーナーひれ部加熱押圧型51をモール
ディング10aの屈曲部上へ移動させる水平シリンダ装
置53と、コーナーひれ部上面へ移動させる昇降シリン
ダ装置54を介して、前記押圧上型基板42aに下向き
に取り付けられている。なお、前記ヒーター56に代え
て、あるいは加えて、前記屈曲部外側保持部材31にヒ
ーターを設けてもよい。
【0029】次に、前記曲げ加工装置20を用いて、前
記直線状モールディング10aをウィンドガラスのコー
ナー部形状に曲げる曲げ加工方法について、その一例を
図5ないし図9を用いて説明する。まず、図5に示すよ
うに、前記モールディング10aのガラス嵌着溝12
を、前記固定側溝保持部材22と可動側溝保持部材23
の凸部22a,23aに嵌め、前記モールディング10
aの屈曲予定部を両溝保持部材22,23に装着する。
その際、前記両溝保持部材22,23は、前記直線状モ
ールディング10aを両溝保持部材22,23に容易か
つ確実に装着できるようにするため、あらかじめ前記可
動側溝保持部材23を回動させて、両溝保持部材22,
23間の屈曲角度が図6に示すモールディング10aの
所定曲げ角度D以上あるいは屈曲していない状態(角度
が180度)にしておく。
【0030】次に、前記押さえ部材24,25をシリン
ダ装置24a,25aの作動により前進させてモールデ
ィング10aの屈曲予定部の縁付近に押し当て、該モー
ルディング10aを前記両溝保持部材22,23との間
で挟持する。そして、図6に示すように、前記両溝保持
部材22,23でモールディング10aを保持しつつ、
前記可動側溝保持部材23をシリンダ装置29の作動に
より回動させて、前記両溝保持部材22,23間の屈曲
角度を前記モールディング10aの所定の曲げ角度にす
る。これにより、前記モールディング10aは、前記可
動側溝保持部材23の回動に合わせて所定の屈曲角度で
曲げられ、前記保持型21の基板21aに形成されてい
る開口27上に保持される。また、前記回動軸28側に
おける可動側溝保持部材23の凸部23側面23bが、
ウィンドガラスのコーナー部の半径と同じまたは僅か小
なる半径の曲面とされているため、前記モールディング
10aの屈曲部13は、ウィンドガラスのコーナー部と
同じまたは僅か小なる半径で曲げられる。
【0031】前記曲げ時、モールディング10aは、屈
曲部13の縁端付近が押さえ部材24,25により両溝
保持部材22,23に保持され、かつ前記ガラス嵌着溝
12内に凸部22a,23aが挿入された状態で曲げら
れるため、前記両溝保持部材22,23から外れたりせ
ず、またガラス嵌着溝12が潰れたりせず、スムーズか
つ確実に所定の曲げ角度および曲げ半径で曲げられる。
【0032】なお、前記モールディング10aの曲げを
阻害しないようにするため、前記両押さえ部材24,2
5の少なくとも一方については、対応する前記溝保持部
材(22または23)とによるモールディング10aの
挟持力を弱く設定して、モールディング10aがその曲
げ量に応じて長手方向に沿ってスライドできるようにす
るのが好ましい。また、前記モールディング10aの所
定曲げ角度は、最終的に前記両溝保持部材22,23か
らモールディング10aを外した際にモールディング1
0aが自己の弾性(または残留応力等)によって多少復
元するのを考慮して、所望の曲げ角度よりも幾分小に設
定しておくのが好ましい。もちろん、残留応力等による
復元がない場合は、前記所望の曲げ角度よりも小にする
必要なない。
【0033】その後、前記屈曲部外側保持部材31をシ
リンダ装置31aの作動により、図7に示すように前記
モールディング10aの屈曲部13の外周側に押し当
て、その屈曲部13を両溝保持部材22,23との間で
挟持する。これによってモールディング10aの屈曲部
13は、前記溝保持部材22,23に所定の曲げ半径で
確実に固定される。その際、前記モールディングのコー
ナーひれ部13aは、屈曲部外側保持部材31の上面に
配置される。
【0034】続いて、図8に示すように、前記モールデ
ィングの屈曲部13の上下部分を、前記加熱装置H1,
H2,H3,H4により加熱して軟化させる。また、そ
れと同時に、前記コーナーひれ部加熱押圧型51を、水
平シリンダ装置53および昇降シリンダ装置54の作動
によってモールディングのコーナーひれ部13a上に移
動させ、適宜温度に加熱したコーナーひれ部加熱押圧型
51の型面52を、コーナーひれ部13a上面に押し当
てる。それにより、モールディング10aのコーナーひ
れ部13aを加熱軟化および加圧し、モールディング1
0aの屈曲部13以外の部分のひれ片と略同じ傾斜角度
となるように予備賦形(くせづけ)する。なお、前記昇
降シリンダ装置54の作動のみでは、前記コーナーひれ
部加熱押圧型51を所定位置まで下降させられない場合
には、前記押圧上型42を所定の高さまで下降させた
後、前記昇降シリンダ装置54を作動させてコーナーひ
れ部加熱押圧型51を下降させる。
【0035】次いで、前記コーナーひれ部加熱押圧型5
1を、前記シリンダ装置53,54の再作動により元の
位置まで戻した後、図9に示すように前記押圧上型42
を下降させるとともに押圧下型44を上昇させる。そし
て、前記下型本体部45の上部を保持型21の基板21
aの開口27に挿入し、前記上型本体部43の下部と下
型本体部45の上部それぞれの冷却された型面43a,
45aを、前記モールディング10aの屈曲部13の上
部および下部外面に押圧して該モールディング10aの
屈曲部13を挟持する。それにより、前記屈曲部13は
型面形状に賦形され、冷却されて固定される。なお、こ
の例では、前記押圧型41による挟持時に、前記モール
ディングのガラス嵌着溝12内に挿入されている凸部2
3aのエア吹き出し孔61から冷風をガラス嵌着溝12
内面に吹きつけることにより、ガラス嵌着溝12内から
もモールディング10aの屈曲部13を冷却してモール
ディング10aの冷却時間の短縮を図っている。
【0036】その後、前記押圧上型42の上昇および押
圧下型44の下降を行う。続いて、前記押さえ部材2
4,25および屈曲部外側保持部材31を後退させ、前
記溝保持部材22,23からモールディング10aを外
せば、曲げ加工は完了し、ウィンドガラスのコーナー部
に合わせて曲げられたウィンドモールディングが得られ
る。
【0037】このように、前記曲げ加工装置41および
曲げ加工方法によれば、押出製品からなる直線状のモー
ルディング10aを、簡単かつ確実に所定の曲げ半径で
曲げることができる。しかも、前記ガラス嵌着溝12内
に溝保持部材22,23の凸部22a,23aを挿入
し、かつモールディング10aの屈曲予定部の両縁付近
を溝保持部材22,23に保持しながらモールディング
10aを屈曲させた後、その屈曲部を加熱して押圧型で
挟持することにより所定の曲げ形状に賦形するものであ
るから、得られるウィンドモールディングは、その屈曲
部(コーナー部)の曲げ半径が小さくても、その屈曲部
でガラス嵌着溝が開き過ぎていたり、閉じていたりせ
ず、またコーナーひれ部が設定より傾き過ぎていること
もなく、ウィンドガラスのコーナー部との間に隙間を生
じることがない。さらに、曲げ半径を異ならせる場合
や、異なる断面形状のモールディングを曲げ加工する場
合には、溝保持部材や押圧型などを交換するだけで対応
でき、極めて経済的である。
【0038】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明のウィンドモールディングにあっては、コーナ部分
に別部材を使用していないため、従来のように直線状の
モールディング部分とコーナー部分との間に段差や接合
線が現れたり、両者間の材質や色や艶等の違いによる外
観上の不具合が生じることがない。しかも、コーナー部
のための別ピースの成形等が不要となるためコスト的に
有利である。
【0039】一方、請求項2の発明の曲げ加工方法にあ
っては、溝保持部材にモールディングのガラス嵌着溝を
嵌めてモールディングを保持しつつ所望の曲げ半径に屈
曲させ、その屈曲部を加熱後押圧型で挟持し賦形するた
め、前記屈曲部(コーナー部)でガラス嵌着溝が開き過
ぎたり潰れたり、またひれ片が設定以上に傾斜したりせ
ず、直線状のモールディングを所望の曲形状に正しく、
かつスムーズに曲げ加工することができる。また、別部
材からなるコーナーピースを用いる必要がないため、経
済的であるのみならず、作業が簡略となる。
【0040】また、請求項3の発明の曲げ加工装置にあ
っては、直線状のモールディングを所望の曲形状に迅速
かつ正確に曲げ加工することができるようになる。ま
た、この曲げ加工装置は、モールディングを保持する溝
保持部材の曲げ角度を自在に設定できるためモールディ
ングを該溝保持部材に容易かつ確実に装着することがで
き、しかも、曲げ半径およびモールディングの断面形状
等が異なるものに対しても、溝保持部材等を取り替える
だけで迅速に対応することができ、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例に係るウィンドモー
ルディングを示す斜視図である。
【図2】そのウィンドモールディングを構成する直線状
の押出製品からなるモールディングの一部を示す斜視図
である。
【図3】請求項2の発明に用いられるウィンドモールデ
ィングの曲げ加工装置の一例を示す概略斜視図である。
【図4】その曲げ加工装置の一部を示す断面図である。
【図5】請求項2の発明の一実施例において溝保持部材
にモールディングを保持した状態を示す平面図である。
【図6】モールディングを溝保持部材とともに屈曲させ
た状態を示す平面図である。
【図7】その部分断面図である。
【図8】モールディングの屈曲部を加熱する際を示す部
分断面図である。
【図9】モールディングの屈曲部を挟持して賦形する際
を示す部分断面図である。
【図10】ウィンドモールディングが装着された自動車
の後部を示す図である。
【図11】図10のC−C線における断面図である。
【図12】従来の窓枠のコーナー部の断面図である。
【図13】コーナーピースを用いたウィンドモールディ
ングの例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ウィンドモールディング 11 モールディング本体 12 モールディングのガラス嵌着溝 13 モールディングの屈曲部 20 曲げ加工装置 21 保持型 22,23 溝保持部材 22a,23a 溝保持部材の凸部 31 屈曲部外側保持部材 41 押圧型 42 押圧上型 43a 押圧上型の型面 44 押圧下型 45a 押圧下型の型面 H1,H2,H3,H4 加熱装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス嵌着溝がモール本体の長手方向に
    沿って形成された押出製品からなるウィンドモールディ
    ングであって、ウィンドガラスのコーナー部と対応する
    部分が加熱曲げ加工によりウィンドガラスのコーナー部
    形状に応じた曲形状に賦形されていることを特徴とする
    ウィンドモールディング。
  2. 【請求項2】 ガラス嵌着溝がモール本体の長手方向に
    沿って形成された押出製品からなるモールディングを曲
    げ加工するに際し、 前記ガラス嵌着溝内への挿入用凸部が形成されて所定の
    曲げ半径で屈曲可能にされた溝保持部材および前記モー
    ルディングの屈曲部外周側に押し当てられる屈曲部外側
    保持部材を有する保持型を用い、 前記溝保持部材をモールディングの所定曲げ角度以上の
    曲げ角度で屈曲させ、あるいは屈曲させることなく、前
    記溝保持部材の凸部にモールディングのガラス嵌着溝を
    嵌めて、前記モールディングを溝保持部材で保持しつつ
    該溝保持部材とともに前記所定曲げ角度まで屈曲させた
    後、 前記モールディングの屈曲部外周側に屈曲部外側保持部
    材を押し当てて前記モールディングの屈曲部を保持し、 次いで、前記モールディングの屈曲部を加熱して分割式
    の押圧型で当該モールディングの屈曲部を挟持し賦形す
    ることを特徴とするウィンドモールディングの曲げ加工
    方法。
  3. 【請求項3】 ガラス嵌着溝がモール本体の長手方向に
    沿って形成された押出製品からなるモールディングを曲
    げ加工する装置であって、 前記ガラス嵌着溝内への挿入用凸部が形成されて前記モ
    ールディングとともに所定の曲げ半径で屈曲可能とされ
    た溝保持部材および前記モールディングの屈曲部外周側
    に押し当てられる屈曲部外側保持部材を有する保持型
    と、 前記モールディングの屈曲部を加熱する加熱装置と、 前記モールディングの屈曲部の外面形状からなる型面を
    有して当該屈曲部の外面を挟持し賦形する分割式の押圧
    型とを備えることを特徴とするウィンドモールディング
    の曲げ加工装置。
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