JPH10189156A - 可動コネクタ構造 - Google Patents

可動コネクタ構造

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JPH10189156A
JPH10189156A JP34149296A JP34149296A JPH10189156A JP H10189156 A JPH10189156 A JP H10189156A JP 34149296 A JP34149296 A JP 34149296A JP 34149296 A JP34149296 A JP 34149296A JP H10189156 A JPH10189156 A JP H10189156A
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JP
Japan
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connector
panel
oblong holes
frame substrate
bolt
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34149296A
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English (en)
Inventor
Masashi Nagao
正志 長尾
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ばね部材を用いずにコネクタ嵌合時の調芯を
確実に行わせる。 【解決手段】 コネクタ本体2とフレーム基板1とを含
む可動コネクタ3をパネル4に可動に組み付ける可動コ
ネクタ構造であって、フレーム基板1に第一の長孔5を
形成し、パネル4に、第一の長孔に直交する第二の長孔
6を形成し、第一の長孔5と第二の長孔6とにボルト8
を貫通させて仮締めしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ばね部材を用いず
にコネクタ嵌合時の調芯を行わせる可動コネクタ構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10〜図11は従来の可動コネクタ構
造の一例を示すものである。この構造は、フレーム基板
35の開口36の四方向にばね片37を突出形成し、該
開口36に雄コネクタ本体38を挿通して、該ばね片3
7でXY方向に可動に支持したものである。
【0003】該フレーム基板35はボルト39とナット
40でパネル41に固定される。パネル41には、相手
雌コネクタ42を含むユニットケース43に対する固定
部(雌ねじ部)44が形成されている。雌コネクタ42
はピン端子45を介して回路基板46に接続している。
ユニットケース43はボルト47で固定部44に締付固
定される。
【0004】フレーム基板35の各ばね片37はコネク
タ嵌合方向に突出し、雄コネクタ本体38の中間の鍔部
48にばね片先端が当接し、雄コネクタ本体38の後端
のフランジ49がフレーム基板35に当接して、雄コネ
クタ本体38が可動に支持される。これにより、コネク
タ嵌合時に雄コネクタ本体38が調芯されて、相手雌コ
ネクタ42との位置ずれが吸収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造にあっては、ばね片37が高さ方向(Z方向)
に大きく突出しているために、高さ方向に余分なスペー
スを必要とするという問題があった。本来、ばね片(ば
ね部材)37はコネクタ嵌合時に必要なものであり、コ
ネクタ嵌合後は振動の吸収といったサブ的な役割はある
ものの、コネクタ同士が嵌合してしまえば、本来の目的
である電気的接続は達成され、ばね片37は必要のない
ものとなる。
【0006】本発明は、上記した点に鑑み、ばね部材を
用いることなくコネクタ本体の調芯を行うことのできる
可動コネクタ構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コネクタ本体とフレーム基板とを含む可
動コネクタをパネルに可動に組み付ける可動コネクタ構
造において、該フレーム基板に第一の長孔を形成し、該
パネルに、該第一の長孔に直交する第二の長孔を形成
し、該第一の長孔と第二の長孔とにボルトを貫通させて
仮締めしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図6は本発明
に係る可動コネクタ構造の一実施例を示すものである。
この構造は、図1〜図2の如く、フレーム基板1の中央
に雄コネクタ本体2を一体に設け、該フレーム基板1を
パネル4にXY方向可動に仮固定させたものである。可
動コネクタ3は雄コネクタ本体2とフレーム基板1とで
構成される。
【0009】該フレーム基板1は長方形状に形成され、
その左右両側に長手直交方向の一対の第一の長孔5,5
が形成されている。また、第一の長孔5に対向して前記
パネル4にフレーム基板長手方向の一対の第二の長孔
6,6が形成されている。該第一の長孔5,5はフレー
ム基板1の長手直交方向(幅方向)に平行に形成され、
第二の長孔6,6はパネル4のコネクタ挿通孔7の長手
直交方向に形成されている。
【0010】図3の如く両長孔5,6は直交して位置し
ている。該第一の長孔5から第二の長孔6にかけて可動
ボルト8が挿通され、フレーム基板1がナット9でパネ
ル4に仮止めされている。この構造により、雄コネクタ
本体2がパネル4に対してフレーム基板1と一体にXY
方向に移動自在となっている。
【0011】ボルト8は各長孔5,6の長手方向にのみ
移動自在であり、長手直交方向すなわち長孔5,6の幅
方向には不動である。図4の状態で可動コネクタ3がフ
レーム基板1の第一の長孔5の長手方向(Y方向)に移
動する場合は、ボルト8がパネル4の第二の長孔6の側
面に当接して固定され、フレーム基板1が第一の長孔5
の長さL1 の範囲でボルト8に沿って移動する。
【0012】また、図5の状態で可動コネクタ3がパネ
ル4の第二の長孔6の長手方向(X方向)に移動する場
合は、ボルト8がフレーム基板1の第一の長孔5の側面
に当接して固定され、フレーム基板1と一体にボルト8
が第二の長孔6に沿って移動する。可動コネクタ3がX
Yの合成方向(斜め方向)に移動する場合には、フレー
ム基板1が第一の長孔5の長さL1 の範囲でボルト8に
沿って移動するのと同時に、ボルト8がパネル4の第二
の長孔6に沿って移動する。
【0013】第一の長孔5と第二の長孔6とを貫通した
ボルト8は、ボルト頭部8a側とナット9側とにワッシ
ャ10,11を介在させて、ナット9で緩く締められ、
パネル4に沿ってXY方向移動自在に保持されている。
なお、ワッシャ10,11はボルト8及びナット9と一
体型のものであってもよい。ワッシャ10,11を介し
てボルト頭部8aとナット9とがフレーム基板1及びパ
ネル4に沿ってスムーズに摺接する。
【0014】図1においてパネル4には、雄コネクタ本
体2を遊動可能な大きめのコネクタ挿通孔7が形成さ
れ、雄コネクタ本体2は該挿通孔7内をXY方向に移動
自在である。該挿通孔7の外側において該パネル4に、
ユニットケース12に対する固定用のナット部13が四
つ設けられている。ナット部13は雌ねじ孔14を有す
るボス部15で構成されている。
【0015】ユニットケース12の外周には、ナット部
13に対するボルト挿通孔16を有する鍔部17が形成
されている。ユニットケース12は、鍔部17を有する
下半部18と、該下半部18にボルト20で接合する上
半部19とで分割式に構成されている。図4の如くユニ
ットケース12の中間部に回路基板21が配設され、該
基板21に雌コネクタ22が接続固定されている。雌コ
ネクタ22は合成樹脂製の雌コネクタハウジングのコネ
クタ嵌合室23(図2)内に、ピン端子24に続く雄端
子24a(図5)を有している。
【0016】雄コネクタ本体2は、雄コネクタハウジン
グの端子収容室27(図1)内に、雄端子24aに対す
る雌端子(図示せず)を有している。雌端子に接続した
電線28(図4)はフレーム基板1側から導出されてワ
イヤハーネスを構成する。雄コネクタハウジングとフレ
ーム基板1とは合成樹脂で一体に形成されている。雄コ
ネクタハウジングの先端部には、雌コネクタ22に対す
る案内用のテーパガイド面29(図1)が形成されてい
る。
【0017】ユニットケース12(図1)の鍔部17を
パネル4側のボス部15に接合する際に、雄コネクタ本
体2が第一の長孔5と第二の長孔6の長さL1 ,L2
範囲でXY方向に移動して、雌コネクタ22と雄コネク
タ本体2との芯ずれを吸収し、図6の如くスムーズなコ
ネクタ嵌合を可能とする。コネクタ嵌合後はボルト8を
締め付けて可動コネクタ3をパネル4に不動に固定す
る。
【0018】図7〜図9は可動コネクタ4の移動状態を
示すものである。雄コネクタ本体2が雌コネクタ22
(図5)よりも左(−X方向)に位置している場合に
は、図7(b) の如く、コネクタ嵌合に際して雄コネクタ
本体2に左方向(矢印イ方向)の力が作用する。そし
て、雄コネクタ本体2はフレーム基板1及び二本のボル
ト8,8と一体にパネル4の第二の長孔6,6に沿って
−X方向に移動する。雄コネクタ本体2はパネル4の挿
通孔7の左寄りに位置する。
【0019】また、図7(a) の如く雄コネクタ本体2に
左前方向(矢印イ,ロ方向)の力が作用した場合には、
フレーム基板1がボルト8と一体に第二の長孔6に沿っ
て−X方向に移動すると同時に、フレーム基板1が第一
の長孔5の長さの範囲でボルト8に沿って+Y方向に移
動する。また、図7(c) の如く雄コネクタ本体2に左後
方向(矢印イ,ハ方向)の力が作用した場合には、フレ
ーム基板1がボルト8と一体に第二の長孔6に沿って−
X方向に移動すると同時に、フレーム基板1が第一の長
孔5の長さの範囲でボルト8に沿って−Y方向に移動す
る。
【0020】また、図8(b) の如くボルト8が中立位置
の状態で、図8(a)(c)の如く雄コネクタ本体2に前又は
後方向(ロ又はハ方向)の力が作用した場合には、ボル
ト8はパネル4の第二の長孔6の中央に固定されたまま
で、フレーム基板1のみが第一の長孔5の長さの範囲で
ボルト8に沿って+Y又は−Y方向に移動する。雄コネ
クタ本体2は挿通孔7の前寄り又は後寄りに位置する。
【0021】また、図9(b) の如く雄コネクタ本体2に
右方向(+X方向)の力が作用した場合には、フレーム
基板1がボルト8と一体にパネル4の第二の長孔6に沿
って+X方向(矢印ニ方向)に移動する。雄コネクタ本
体2は挿通孔7の右寄りに位置する。図9(a)(c)の如く
雄コネクタ本体2に右前方向(矢印ロ,ニ方向)又は右
後方向(矢印ハ,ニ方向)の力が作用した場合には、フ
レーム基板1がボルト8と一体にパネル4の第二の長孔
6に沿って+X方向に移動すると同時に、フレーム基板
1がボルト8に沿って第一の長孔5の長さの範囲内で前
又は後に移動する。
【0022】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、従来の
ばね部材を用いることなくコネクタの調芯を行わせるこ
とができるから、ばね部材に起因するコネクタの肥大化
が防止され、構造が簡素化且つコンパクト化し、接続部
の省スペース化が図られる。また、部品点数が削減され
るから、設計工数が減り、可動コネクタの組立及び組付
工数が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可動コネクタ構造の一実施例を示
す分解斜視図である。
【図2】同じく裏側から見た状態を示す分解斜視図であ
る。
【図3】可動コネクタの組付状態を示す平面図である。
【図4】コネクタ嵌合前の状態を示す図3のA−A相当
断面図である。
【図5】同じく図3のB−B相当断面図である。
【図6】コネクタ嵌合状態を示す図3のB−B相当断面
図である。
【図7】(a)〜(c) はコネクタが左前、左、左後に移動
した状態を示す平面図である。
【図8】(a)〜(c) はコネクタが前、中央、後に移動し
た状態を示す平面図である。
【図9】(a)〜(c) はコネクタが右前、右、右後に移動
した状態を示す平面図である。
【図10】従来例を示す縦断面図である。
【図11】コネクタ嵌合状態を示す図10のC−C相当
断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム基板 2 雄コネクタ本体 3 可動コネクタ 4 パネル 5 第一の長孔 6 第二の長孔 8 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ本体とフレーム基板とを含む可
    動コネクタをパネルに可動に組み付ける可動コネクタ構
    造において、該フレーム基板に第一の長孔を形成し、該
    パネルに、該第一の長孔に直交する第二の長孔を形成
    し、該第一の長孔と第二の長孔とにボルトを貫通させて
    仮締めしたことを特徴とする可動コネクタ構造。
JP34149296A 1996-12-20 1996-12-20 可動コネクタ構造 Withdrawn JPH10189156A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34149296A JPH10189156A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 可動コネクタ構造

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JP34149296A JPH10189156A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 可動コネクタ構造

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JPH10189156A true JPH10189156A (ja) 1998-07-21

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ID=18346481

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JP34149296A Withdrawn JPH10189156A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 可動コネクタ構造

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20040302