JPH10187222A - 工作機械制御装置の表示装置に於ける表示方法 - Google Patents

工作機械制御装置の表示装置に於ける表示方法

Info

Publication number
JPH10187222A
JPH10187222A JP35774096A JP35774096A JPH10187222A JP H10187222 A JPH10187222 A JP H10187222A JP 35774096 A JP35774096 A JP 35774096A JP 35774096 A JP35774096 A JP 35774096A JP H10187222 A JPH10187222 A JP H10187222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
screen
color data
color
crt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35774096A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Oki
隆一 沖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sodick Co Ltd
Original Assignee
Sodick Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sodick Co Ltd filed Critical Sodick Co Ltd
Priority to JP35774096A priority Critical patent/JPH10187222A/ja
Publication of JPH10187222A publication Critical patent/JPH10187222A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御装置のカラーのCRT表示装置に、2つ
の表示画面を同時に両者を重ねた状態で、夫々を識別、
視認し得るように表示する。 【解決手段】 表示すべき2つの表示画面の内、第1の
画面中の各画素のカラーデータと第2の画面中の対応す
る位置の各画素のカラーデータとを夫々算術的論理和よ
り合成した各合成カラーデータをヴィデオラムの対応す
るアドレス位置のメモリに順次に記憶せしめ、該記憶合
成カラーデータを読み出してCRTに出力し表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機械制御装置、
例えば各種の放電加工機とかマシニングセンタ等の数値
制御装置を有するコンピュータ制御の制御装置の表示装
置に於ける表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械制御装置は、カラーのCRT表
示装置、LCD(液晶)表示装置、或いはPDP(プラ
ズマディスプレイパネル)表示装置等の表示装置を備え
ている。そしてその表示装置は、装置立ち上げ時のモー
ド一覧画面から、例えば既に作成されているNCプログ
ラムを実行するマスタモード画面、マニュアルモード画
面、各種の編集モード画面、ディスプレイモード画面、
機械や加工条件等の各種の設定、入力を行なう設定モー
ド画面、各種の自動プログラムを起動するUTY(ユー
ティリティ)モード画面、ヘルプ画面、及びその他の画
面等の多くの表示すべき画面を有しているが、従来通常
は之等の内の1つの画面(通常1つ以上複数、又は複数
種の情報を有する画面)を表示装置に表示させて、入
力、編集、設定操作等の作業をするとか、加工状態や加
工の進行状態、機器作動状態等の現在状態の監視を行っ
ていた。
【0003】而して上記表示装置には、より多くの情報
を同時に表示させることが要請されており、この場合異
種情報を合成または混合して同時に同一画面上に表示す
ることが行われる丈でなく、同種又は異種の情報又は画
面を図10Aに示す如く表示装置の表示画面100の全
表示領域101を複数の領域102、103、及び10
4に分割区画分けして夫々の領域に別異の情報又は画面
を表示させる方法、及び図10Bに示す如く表示画面1
00の全表示領域101に或る画面を表示させた状態
で、該画面上の一部の領域に別の情報又は画面105を
重ね書き、又は上書きにより表示すること等が行なわれ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同種及
び又は異種の多数の情報又は画面を同時に合成又は混合
表示した場合には、表示文字の小寸法化などにより必要
な情報の迅速で、正確な読み取り鑑視を困難にする可能
性が高く、又図10A及びBの場合には、領域分割によ
るAの表示方式の場合、何れか1つ又は予め決っている
1つの領域のみが、状態表示や入力又は編集等の操作が
可能なアクティブ画面であるのに対し、その他の領域は
上記のようなアクティブ画面でないこともあり、鑑視等
を必要とする画面や入力、操作等を必要とする画面、及
び表示情報が増えた訳ではなく、又、ウインドウ方式に
よるBの場合もアクティブ画面は何れか一方で、上書き
によりウインドウ画面105を開いた画面101の対応
位置の表示は見ることが出来ないから、この場合も画面
や表示情報が増えたことにはなっていなかった。本発明
は、例えば前述図10Bの如き表示画面構成とした場
合、ウインドウ画面105部分が或る種の半透明状態
で、該ウインドウ画面105部分に画面101が監視等
の対象として相互に透過などして両画面101、105
の表示内容を同時に判別視認し得るように構成すると共
に、前記画面101が監視を必要とするアクティブな状
態表示画面として機能するように構成し、表示情報を増
大させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の本発明の目的は、
(1)工作機械装置に付設されたカラーのCRTなどの
表示装置及び数値制御装置を有する制御装置の前記CR
Tなどの水平走査と垂直走査による表示装置の表示画面
上に、好ましくは種類の異なる2つの表示画面を重ねた
状態に同時に表示する方法に於て、順次に更新して表示
すべき前記2つの表示画面の内第1の画面中の各画素の
カラーデータと第2の画面中の対応する位置の各画素の
カラーデータとを夫々算術的論理和により合成した各合
成カラーデータをヴィデオラムの対応する画素位置に順
次に更新記憶せしめ、該ヴィデオラムに記憶させた各画
素の合成カラーデータを読み出して前記カラーCRTな
どの表示装置の表示画面上に表示させる工程を繰り返え
させるようにすることにより、又、前述の本発明の目的
は、(2)工作機械装置に付設されたカラーのCRTな
どの表示装置及び数値制御装置を有する制御装置の前記
CRTなどの水平走査と垂直走査による表示装置の表示
画面上に、好ましくは種類の異なる2つの表示画面を重
ねた状態に同時に表示する方法に於て、順次に更新して
表示すべき前記2つの表示画面の内第1の画面中の各画
素のカラーデータと第2の画面中の画素のカラーデータ
とを、前記水平走査に於て1つ置きに交互に表示される
ように、交互にかつ順次にヴィデオラムに更新記憶せし
め、該ヴィデオラムに記憶させた各画素のカラーデータ
を読み出して前記カラーCRTなどの表示装置の表示画
面上に表示させる工程を繰り返えさせるようにすること
により夫々達成されるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明表示方法に於て使
用される、例えばCRT表示装置の表示画面1と該画面
1廻りのモード選択キー2及びHFキー3の配置、構成
例を示したもので、前記CRT画面は、例えば、640
点×480点とか1024点×768点の画素マトリッ
クスから成るカラーのグラフィックディスプレイであ
り、図示の表示画面1の表示内容は、装置を立ち上げ起
動したときのモードの一覧表示画面の例である。而し
て、前記モード選択キー2は、画面1の右側に沿って上
から順に主モードキー1〜5、副モードキー1〜3、及
びマスタキーが並び、又前記HFキー3は画面1の下側
に沿って左から順にHF1〜10が設けられ、前記主モ
ード1〜5の選択に応じて画面1の表示内容と画面右側
の選択モード表示部4の選択表示が切り換わり、当該主
選択モードに於て使用できる副モードが前記モード表示
部4の該当箇所に表示されると共に、該選択モードに於
て使用できるHFキーの内容が、画面下側のHFキー表
示部5の該当箇所に表示される。
【0007】而して、前述図1に示したモード一覧表示
画面は、数値制御放電加工機の制御装置の表示装置表示
画面であるところから、以下放電加工機の場合を例示と
して説明することとする。放電加工の開始に際し、電源
をオンにして装置を立ち上げ、加工電極及び被加工体の
取付け、位置出し設定及び各種の加工条件の選択設定が
済み加工開始に移行するか、既に加工を開始してしまう
と、表示装置の表示画面1の表示内容は、加工状態、加
工の進行状態、又は現在位置等の状態を鑑視する所謂状
態表示画面に切換えられることになるが、主モードスイ
ッチ3によりディスプレイモードを選択すると、例え
ば、図2の如きディスプレイモード基本画面が表示され
る。なお、画面中に於て「現在位置」は現在のワーク座
標系での位置の表示、「開始位置」は各軸のマイナスの
機械リミットの位置を原点とした座標値の表示、又、
「加工全長」は加工開始から現在位置までの実移動距離
の表示である。しかしながら、この画面では、時々刻々
変化している加工の現在状態を鑑視、チェック、又は逆
に表示する画面としては、各種の情報を視認しにくく不
便であり、このため副モードスイッチ中に、「大画面」
と1以上の画面を有する「放電グラフ」等が用意されて
いて、副モードスイッチ1を選択すると図3の如き、時
々刻々変化するXY座標上の加工位置及び/又はZ軸方
向の加工深さ、又は電極作動位置の座標値と現在の加工
速度(例えば、単位時間当りの加工長さ)とが、夫々デ
ィジタル表示にて特大に表示され、作業者に加工の進行
及現在状態を容易に視認、判別し易く構成されているも
のである。
【0008】この図3の状態表示画面と同種の状態表示
画面は、例えば外部装置から入力したNCプログラムや
グラフィック描画したNCプログラム等により自動運転
を行なうマスターモードや、手動入力による運転を行な
うマニュアルモード等に於ても夫々複数種設けられてい
るのが普通であって、例えば上記後者のマニュアルモー
ドの副モードスイッチ1の加工に係る状態表示画面を示
すと図4の如くである。而して、図4に於て、4AはX
・Y・Z軸の現在値の表示領域、4BはU・V・W軸の
現在値の表示領域、4Cは、加工開始前は加工液面とか
U軸原点移動中とか接触感知している等の機械の主な状
態を表示し、加工中は放電状態のグラフ表示を行なう領
域、4Dは現在実行中のNCプログラムのファイル名表
示領域、4Eは加工速度、オフセット量、サブプログラ
ムのネストの深さと残りのループ回数の表示領域、4F
はコメントメッセージの表示領域、又4Gは実行中のN
Cプログラムとかその他のデータやメッセージ等の表示
領域である。
【0009】これに対し主モードスイッチ2の編集モー
ドとか、スイッチ4の設定モード等は、夫々多数の表示
又は操作、或いは作業画面を有しているもののどちらか
と言えば、前述図3のディスプレイモード基本画面に近
い構成、種類のもので、前述加工中の状態表示中等に於
ても、次の又は後の作業のために、入力、設定、または
変更や更新設定等の作業をすることが要請される作業画
面であることが少なくなく、であるからと言って加工中
に或る程度鑑視等が必要な状態表示画面を表示せず、作
業画面表示のみで入力、設定等の作業をすることは、不
測の異常状態発生等に対して迅速に対応できないことが
あることから避けることが望ましいものであり、従っ
て、可能ならば、上述図3及び図4の如き状態表示画面
と該画面とは画面の種類、構成等が異なる作業画面等の
表示画面とを何等からの形でカラー表示装置の表示画面
上に夫々判別、視認し得る状態に同時に表示することが
望まれていたものである。
【0010】図5A及び図5Bは、前述図3及び/又は
図4の状態表示画面と同時に、重なった状態で夫々を判
別、視認し得るように表示画面状に表示したい作業画面
等の一例を示すもので、具体的には、主モードスイッチ
4により設定を選択し、HFキー3により「動作」を選
択した場合に表示される動作に関する諸条件、即ちNC
仕様設定画面(a)(図5A)、及び同設定画面(b)
(図5B)である。
【0011】次に図6のブロックダイアグラム図と、図
7及び図8の各フローチャートとにより、前述の、例え
ば、図3又は図4の状態表示画面と図5A又は図5Bの
設定入力等の作業表示画面とを同時に、重さなった状態
で両画面乃至は表示を、ほぼ判別、視認し得るよう表示
画面に表示する方法及び手段につき説明する。図6は、
全体として各種放電加工機やマシニングセンタ等の工作
機械装置10に付設されたカラーのCRTなどの表示装
置11A及び数値制御装置などを有するコンピュータ制
御の制御装置で、マイクロプロセッサ(CPU)11、
放電加工用その他各種の制御プログラムや手法及びデー
タ、データテーブル等を格納したハードディスクその他
の記憶装置(ROM)11B、同じくプロセッサ11の
データ等の一時記憶装置(RAM)11C、図3又は図
4等の表示すべき状態表示画面の各画素のカラーデータ
を一時的に記憶する記憶部11D、図5A又は図5B等
の同時表示すべき設定入力等の作業表示画面の各画素の
カラーデータを一時的に記憶する記憶部11E、前記各
記憶部11D、11Eの符合する位置の画素のカラーデ
ータを算術的論理和により合成した合成カラーデータを
画素マトリックスに対応したアドレスを持ったメモリに
記憶し、前記CRT表示装置11Aにヴィデオ信号発生
装置11Kを介して接続されるヴィデオラム11F、キ
ーボード等の入力装置11G、及び紙テープやFD又は
CD等外部記憶媒体の読込み装置11H等を有し、之等
が必要に応じ入出力インターフェース回路11Iを介
し、データ及びアドレス・バスライン11Jを介し前記
プロセッサ(CPU)11に結合構成されている。又前
記プロセッサ(CPU)11は、前記工作機械装置10
の主軸及びクロステーブルのXY軸駆動モータ10Aを
数値制御指令信号に応じて駆動すると共に駆動状況を検
出チェックして制御するように、入出力インターフェー
ス回路11Iを介してモータ駆動制御装置10Bに連結
されると共に、装置10に於ける加工条件を設定して設
定加工条件の加工を実行する加工用電源装置10Cが連
結して設けられ、之等駆動制御装置10B及び電源装置
10Cは装置10に於ける加工状態を検出する検出装置
10Dの検出信号をプロセッサ(CPU)11が演算、
判断等処理した信号により制御されるように構成されて
いる。
【0012】而して、工作機械装置10に於て、被加工
体の加工中は、通常表示装置11Aに於て、図3又は図
4等の状態表示画面が選択設定され、加工状態の現在状
態を時々刻々表示することになるが、例えば図5A、図
5Bのような各種の設定画面或いは編集画面等を呼び出
して、加工中の設定条件等を変更、修正等したり、後の
作業のためのNCプログラムの作成、編集、変更等した
り、或いは又過去の加工データの整理、編集等がしたい
場合が生ずるものである。本発明は、かかる場合に、例
えば、状態表示画面の図3と設定、編集等の表示画面の
図5Aとを、CRT等の同一表示画面上に重ねて同時
に、夫々アクティブな画面として、かつ夫々の画面を判
別、視認し得るように表示するものである。
【0013】次に、図6の制御装置による表示の方法を
図7及び図8のフローチャートを参照して説明する。入
力装置11Gから、又は一時記憶装置(RAM)11C
に一時的に記憶している実行中のNCプログラム等か
ら、所望の選択された好ましくは種類の異なる2つの表
示画面の同時重ね表示の指令又は信号が入力すると、ス
テップS21に於てマイクロプロセッサ(CPU)11
は、記憶装置(ROM)11Bから及び入力装置11G
や読み込み装置11Hから一時記憶装置(RAM)11
Cに読み込んである状態表示画面PCと設定、編集等の
表示画面PSとを夫々読み出し、当該読み出し時点に於
ける夫々の表示画面PC及びPSを構成する夫々全画素
のカラーデータを夫々の記憶部11D及び11Eに読み
込む。次のステップ22に於て表示画面の画素のドット
垂直V480点×水平H640点中、前者の値をクリア
して初期値j=0設定をし、次のステップS23に於て
後者の値をクリアして初期値i=0設定をして、各記憶
部11D及び11Eに記憶した画素のカラーデータを画
面走査により順に読み出して行くことになる。即ち、ス
テップS24に於て、画面PCと画面PSの各最初のi
=0及びj=0の走査位置の画素のカラーデータを夫々
の記憶部11D、11Eから読み、このカラーデータを
両者の算術的論理和により合成し、該合成したカラーデ
ータをヴィデオラム11Fの符合する位置V(i=0)
(j=0)のアドレスのメモリに書き込み、次のステッ
プS25で、水平走査画素の位置i<639?を判断
し、i<639の間はiに1を足してiに書き込みi=
i+1、前述ステップS24に戻り、合成カラーデータ
の前記ヴィデオラム11Fの符合する書き込み位置がV
(i=639)(j=0)のアドレスのメモリに達する
迄は上記の作動を繰り返し、水平走査画素の位置がi=
639に達すると、次のステップS26に進み垂直走査
の走査線の位置j<479を判断し、j<479の間
は、jに1を足してjに書き込みj=j+1、前述ステ
ップ23に戻り、該ステップS23を経ることにより、
ステップS24では、ヴィデオラム11Fの書き込み位
置の番地で(i=0)(j=1)から、V(i=0〜6
39)(j=1)、そして以上をj=2、3、4、5…
と繰り返し、走査位置がV=(i=639)(j=47
9)に達すると、一回の垂直走査が終った段階であるか
ら、ステップS21に戻って、以上のヴィデオラム11
Fのメモリに対する複数の表示画面の画素の合成カラー
データの書き込み作動を、例えばフレーム数30、即
ち、毎秒30回繰り返し、以後もこれを繰り返すもので
ある。そして、この間に於て、ヴィデオラム11FとC
RT表示装置11Aとの間に設けられたヴィデオシグナ
ルジェネレータ11Kは、図8のフローチャート図のス
テップS31〜35に示すように、ヴィデオラム11F
のメモリに書き込まれた合成カラーデータを水平及び垂
直走査により順次に読み出し、ヴィデオドライブ信号と
してCRT表示装置11Aに出力し、之を上記フレーム
数と同期して繰り返し行い、複数画面の対応する箇所の
画素の合成カラーデータによる識別視認可能な画面表示
が行われることとなる。
【0014】なお、以上に於て、ヴィデオラム11F
は、1画面がCRT表示画面の、例えば640点×48
0点の画素マトリックスに対応したアドレスを持ったR
AM型メモリの集合から成り、そしてその1アドレス当
りのメモリの構成は、例えば各三元色(R、G、B)に
夫々6ビットが割り当てられる計18ビットの容量のメ
モリで、各三元色毎に0〜63段階の輝度のデータを設
定できるものである。従って、前述図7のステップS2
4に於ける画面PCとPSの走査同一位置の画素のカラ
ーデータとは、上記三元色に分解した各色が、64段階
のどの輝度レベルにあるかの数字データが、各色毎に算
術的論理和演算され、当該アドレスの各色に割当てられ
たメモリに数字データとして記憶されるものである。
【0015】以上のようにして、合成された画面が表示
装置11A上でどのような画面になって、どのように人
の目に見えるか又は認識されるかにつき、図9により具
体的に説明すると、図に於て、PSは背景色が全体とし
て「黒」で、前景色の片仮名文字「アイウエ……モヤ」
が「青」の前述設定、編集等の作業表示画面であって、
之に対しPCは背景色が全体として「黄」で、前景色の
アルファベットの大文字「A、B、」が「赤」の前記作
業表示画面PSよりも一廻り小さい前述の状態表示画面
で、この両画面PS、PC間には前述の図6及び図7〜
8に於て説明した合成表示画面の造り方によれば、画面
的に上下の関係がないことが明らかであるが、画面PC
の方が小さいことから、仮に画面PSを下側画面、画面
PCを上側画面と呼ぶこととする。図に於ける画面PS
の画面PCが重なった部分に於て、画面PSの「黒」背
景色上に「青」で表示されていた片仮名「イウエオ…ミ
ムメ」は「青」と「黄」との混合色(緑)で、画面PC
の背景色は「黄」と「黒」との混合色(黄)で、アルフ
ァベットの大文字「AB」は「赤」と「黒」との混合色
(赤)で、又前記アルファベットの大文字「AB」と片
仮名文字「イウエオ……メムメ」との交点は「青」と
「黄」と「赤」との混合色(卵白色)で表示され、両画
面PC、PSの表示文字は、部分的に見にくい部分が生
じることがあるにしても、全体としては、判別、視認可
能に、表示画像や混合色又はその分布により、又人及び
同一人でも見方や画像等の認識の仕方により、画面PC
が上側の半透明状の画面で画面PSがその下側画面と見
える場合のある外、之と全く逆の関係あるように見える
場合も生ずるが、何れにしても両画面PC、PSの表示
は判別視認し得る所から、表示情報は画面サイズを縮小
等することなく、2画面分に増大したことになる。又、
上記2画面PC、PSは、前述図6及び図7〜8に於け
る合成表示画面の造り方からも明らかなように、各画面
は時々刻々変化する画面表示がそのまま行われている丈
でなく、選択切替え等による指定等が必要と思われる何
れの画面の表示等にも入力、変更外のアクセス操作、更
には作業等が可能であって利便性も備えている。
【0016】而して、本発明の表示方法としては、前記
記憶部11D及び11Eに読み込んである状態表示画面
PCと作業表示画面PSの各画素のカラーデータを順次
に読み出してヴィデオラム11Fの該当アドレス位置の
メモリに読み込む際、前述の場合のように各画面PC、
PSの対応する位置の画素のカラーデータを算術的論理
和により合成するのではなくその水平走査の際の読み出
しの際に、画面PCと画面PSの各画素のカラーデータ
を順次交互に読み出してヴィデオラム11Fの符合する
画素位置に書き込んで行くようにする方法がある。即
ち、水平走査に於ては各画面PC、PSの画素を1つ置
きに交互に読み出してヴィデオラム11Fに書き込み、
之が次のラインの水平走査に於ては、各画面PC、PS
間の画素の読み出し順序を隣接する水平走査ライン間で
逆にして、即ち隣接する水平走査ライン間の垂直方向に
隣接する書き込み画素は相互に異なる画面PC、PSの
画素のカラーデータが書き込まれている態様とするもの
であり、このようにヴィデオラム11Fに書き込んだ各
画素のカラーデータをヴィデオ・シグナル・ジェネレー
タ11Kにより読み出し、CRT等の表示画面上に水平
垂直走査により表示させたものを作業者等の人が目で見
て之を脳で認識する際に、カラーデータを網膜に於て合
成した状態として判別、認識するものである。なお、上
記のようなヴィデオラム11Fに対する2つの画面から
の読み出し画素のカラーデータの交互書き込みは、各画
面PC及びPSから水平走査方向に相隣る位置の画素の
カラーデータを一対として読み出して書き込むようにす
る等各種の変更実施が可能なものである。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の工作機械制御装置
の表示装置に於ける表示方法によれば、好ましくは種類
の異なる2つの表示画面が、CRT等の1つの表示画面
上に重なった状態で、同時に、そして各2つの表示画面
の表示内容を、一方が他方に対して半透明状態の如き態
様で視認し得ることが出来るので、表示情報を増大させ
ることができ、従って、工作機械制御装置の表示装置と
しては、例えば現在、運転加工中の加工状態や設定条件
等を鑑視や確認をしながら、編集、入力等の作業画面を
操作することができるなど利用効率を増大させることが
でき、また、指定又は選択等の操作は必要とするもの
の、上述の表示を継続した状態で、入力、変更等の作業
や画面操作ができる等の利便性も有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明表示方法に於て使用される表示装置の画
面と画面廻りの一実施例説明図。
【図2】ディスプレイモード基本画面の一実施例説明
図。
【図3】ディスプレイモードの副モード中の大画面の一
実施例説明図。
【図4】マニュアルモードの副モード中の状態表示画面
の一実施例説明図。
【図5A】設定モード中の動作設定第1画面の一実施例
説明図。
【図5B】同じく設定モード中の動作設定第2画面の一
実施例説明図。
【図6】本発明表示方法を実施する装置のブロックダイ
アグラム説明図。
【図7】本発明表示方法に於ける合成カラーデータを作
る部分を説明する一実施例のフローチャート図。
【図8】記憶された合成カラーデータを表示する手法を
説明する部分のフローチャート図。
【図9】本発明の一実施例による表示画面の説明図。
【図10A】従来の表示装置の表示画面の説明図A。
【図10B】従来の表示装置の表示画面の説明図B。
【符号の説明】
10 工作機械装置 11 マイクロプロセッサCPU 11A 表示装置 11B 記憶装置ROM 11C 記憶装置RAM 11D、11E 記憶部 11F ヴィデオラム 11G 入力装置 11H 読み込み装置 11I インターフェース回路 11J バスライン 11K ヴィデオシグナルジェネレータ 10A 駆動モータ 10B 駆動制御装置 10C 電源装置 10D 検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/36 520 G09G 5/36 520M // B23H 7/02 B23H 7/02 R

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械装置に付設されたカラーのCRT
    などの表示装置及び数値制御装置を有する制御装置の前
    記CRTなどの水平走査と垂直走査による表示装置の表
    示画面上に、好ましくは種類の異なる2つの表示画面を
    重ねた状態に同時に表示する方法に於て、順次に更新し
    て表示すべき前記2つの表示画面の内第1の画面中の各
    画素のカラーデータと第2の画面中の対応する位置の各
    画素のカラーデータとを夫々算術的論理和により合成し
    た各合成カラーデータをヴィデオラムの対応する画素位
    置に順次に更新記憶せしめ、該ヴィデオラムに記憶させ
    た各画素の合成カラーデータを読み出して前記カラーC
    RTなどの表示装置の表示画面上に表示させる工程を繰
    り返えさせるようにしたことを特徴とする工作機械制御
    装置の表示装置に於ける表示方法。
  2. 【請求項2】工作機械装置に付設されたカラーのCRT
    などの表示装置及び数値制御装置を有する制御装置の前
    記CRTなどの水平走査と垂直走査による表示装置の表
    示画面上に、好ましくは種類の異なる2つの表示画面を
    重ねた状態に同時に表示する方法に於て、順次に更新し
    て表示すべき前記2つの表示画面の内第1の画面中の各
    画素のカラーデータと第2の画面中の画素のカラーデー
    タとを、前記水平走査に於て1つ置きに交互に表示され
    るように、交互にかつ順次にヴィデオラムに更新記憶せ
    しめ、該ヴィデオラムに記憶させた各画素のカラーデー
    タを読み出して前記カラーCRTなどの表示装置の表示
    画面上に表示させる工程を繰り返えさせるようにしたこ
    とを特徴とする工作機械制御装置の表示装置に於ける表
    示方法。
JP35774096A 1996-12-27 1996-12-27 工作機械制御装置の表示装置に於ける表示方法 Pending JPH10187222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35774096A JPH10187222A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 工作機械制御装置の表示装置に於ける表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35774096A JPH10187222A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 工作機械制御装置の表示装置に於ける表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10187222A true JPH10187222A (ja) 1998-07-14

Family

ID=18455680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35774096A Pending JPH10187222A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 工作機械制御装置の表示装置に於ける表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10187222A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166344A (ja) * 2000-08-30 2002-06-11 Topcon Corp レンズ研削加工装置のレイアウト表示装置
JP2012000701A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Disco Corp 加工装置
JP2013065094A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Toshiba Corp 監視画面表示装置
JP2015081869A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 株式会社キーエンス 光電センサ
WO2015136671A1 (ja) * 2014-03-13 2015-09-17 富士機械製造株式会社 作業機用表示装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166344A (ja) * 2000-08-30 2002-06-11 Topcon Corp レンズ研削加工装置のレイアウト表示装置
JP2012000701A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Disco Corp 加工装置
JP2013065094A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Toshiba Corp 監視画面表示装置
JP2015081869A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 株式会社キーエンス 光電センサ
WO2015136671A1 (ja) * 2014-03-13 2015-09-17 富士機械製造株式会社 作業機用表示装置
JPWO2015136671A1 (ja) * 2014-03-13 2017-04-06 富士機械製造株式会社 作業機用表示装置
US10838618B2 (en) 2014-03-13 2020-11-17 Fuji Corporation Work machine display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0249399A2 (en) Multiwindow control method and apparatus for work station having multiwindow function
JPH10187222A (ja) 工作機械制御装置の表示装置に於ける表示方法
US7346424B2 (en) Machining configuration drawing apparatus and machining configuration drawing method
US5602453A (en) Coordinate system display guide for a numerical control apparatus
US5359530A (en) Animated plotting method in NC apparatus for multi-system lathe
KR910009241B1 (ko) 수치제어장치의 crt 표시방법
JPH10143232A (ja) 数値制御工作機械の機械管理システム
JPS5975309A (ja) グラフイツク表示装置を備えた数値制御装置
JP3068508B2 (ja) 画面解像度制御方式
JP2771701B2 (ja) 対話形数値制御装置
JP3201461B2 (ja) 加工図形の処理方法
JPH02146619A (ja) 数値制御装置における分割画面表示方法
JPS6391706A (ja) 二面図描画方法
JPH06202906A (ja) Ncプログラム編集装置
JPS59189413A (ja) グラフイツク表示装置を備えた数値制御装置
JPH10124559A (ja) Cad図面の簡略表示方法
JP2577276B2 (ja) 線切れ部検出方法
JP3768622B2 (ja) 基板検査装置及び基板検査方法
JPS6385924A (ja) 表示制御方式
JPH0264712A (ja) 加工状態描画方式
JPH0440505A (ja) 数値制御装置
JPS63282504A (ja) 表示方式
JPS62287304A (ja) 数値制御装置における表示方式
JPH06266419A (ja) プログラマブルコントローラの操作表示器の表示方法
JPH0390907A (ja) 数値制御装置の表示方式