JPH10181624A - パワ−ステアリング装置 - Google Patents

パワ−ステアリング装置

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JPH10181624A
JPH10181624A JP35609596A JP35609596A JPH10181624A JP H10181624 A JPH10181624 A JP H10181624A JP 35609596 A JP35609596 A JP 35609596A JP 35609596 A JP35609596 A JP 35609596A JP H10181624 A JPH10181624 A JP H10181624A
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JP
Japan
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sleeve
shaft
spool
valve
bearing
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JP35609596A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Suzuki
勝博 鈴木
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品の加工精度を上げることなく、バルブケ−
スとスリ−ブとのフリクッションを低減し、剛性を向上
し、部品相互間に生ずるガタを極力少なくして、振動や
操舵フィ−リングを向上させる簡単な構造の制御弁を有
するパワ−ステアリング装置を提供する。 【解決手段】ウォ−ムシャフトに制御弁のスリ−ブをセ
レ−ション部を介して一体的に係合させ、スリ−ブをバ
ルブケ−スの内径部とスリ−ブの段径部との間に介装さ
れスリ−ブのラジアル方向の荷重を受ける軸受およびバ
ルブケ−スとプラグとに配設されスリ−ブの鍔部を挟持
してスリ−ブのスラスト方向の荷重を受ける軸受とで回
動自由に支承し、スリ−ブの内径部に回動自由に嵌合す
るとともにプラグに設けられる軸受で回動自由に支承さ
れシ−ル部材でシ−ルされるスタブシャフト兼スプ−ル
を設け、スタブシャフト兼スプ−ルの中空軸部に嵌挿す
る可撓軸の一端をスタブシャフト兼スプ−ルに他端をス
リ−ブとに締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パワ−ステアリ
ング装置における制御弁の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の制御弁を有するパワ−ス
テアリング装置に関するものとして、例えば、特公昭5
3−38848号公報の第1図に開示されたものがあ
り、これについて説明する。このパワ−ステアリング装
置は、入力部材と出力部材との間の回転変位によりポン
プから供給される圧力流体を制御してピストンを作動さ
せる制御弁を備えている。
【0003】上記制御弁は、弁主体と弁体とからなるロ
−タリバルブで、弁主体の一端をネジ軸の筒体の端部で
閉塞するとともに、弁主体とネジ軸の筒体はピンによっ
て係合して、ネジ軸と弁主体は一体的に回転し、ネジ軸
の筒体の背面と弁筐体の鍔部との間には、スラスト荷重
を受けるスラスト軸受が設けられており、弁主体の他端
は、弁筐体にねじ込まれた蓋板に設けられてスラスト荷
重を受けるスラスト軸受を介して係合している。
【0004】弁主体は、ネジ軸の筒体を介してスラスト
軸受で挟み付けられており、弁筐体の鍔部、スラスト軸
受、ネジ軸の筒体、弁主体、スラスト軸受及び蓋板で構
成される積層構造をしている。
【0005】スラスト軸受は、スラストベアリング機能
しか有しないから、負荷圧が発生し、ピストンが図中左
方向あるいは右方向に移動すると、ネジ軸は、スラスト
荷重を受けるとともに、弁筐体の鍔部の内径とネジ軸外
径との間のクリアランスをラジアル方向に動いてしま
い、すりこぎ運動を生じる。
【0006】そして、ネジ軸に係合した弁主体もネジ軸
のラジアル方向の動きに伴い、弁筐体の中で変動し、弁
体と操舵軸とは、操舵軸に圧入されて、あるクリアラン
スを保って弁体の孔に嵌合されるピンにより係合してお
り、操舵軸は、ネジ軸の内径部及び蓋板の内径部に設け
られる軸受を介して支持されつつもラジアル方向の変動
の影響を受けてしまうようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記パワ−
ステアリング装置における制御弁にあっては、弁筐体の
鍔部、スラスト軸受、ネジ軸の筒体、弁主体、スラスト
軸受及び蓋板等で構成される積層構造になっており、こ
れ等各部品の部品加工精度によっては、バルブの性能に
大きく影響してしまうため、部品の加工精度をできるだ
け上げることが必要になる。
【0008】しかし、部品の機械加工精度を上げるのに
も限界があり、また、部品の機械加工精度を上げると高
価になってしまうため、バルブを構成する弁主体は、各
部品の加工精度のバラツキ等により、ある程度の傾きを
もって組み立てられざるを得ない。
【0009】さらに、スラスト軸受は、スラスト荷重に
のみ対応するスラストベアリングが使用されているの
で、ピストンが負荷圧を受けて図中左方向あるいは右方
向に動くと、ネジ軸は、スラスト荷重を受けるとともに
弁筐体の鍔部内径とネジ軸外径との嵌合でのクリアラン
スが小さいと、相互に干渉して、焼き付き現象等を起こ
すので、適度なクリアランスを保つように嵌合されてい
る。
【0010】このため、ネジ軸はラジアル方向へも動い
て、すりこぎ運動のような動をして、ネジ軸にピンで係
合されている弁主体もラジアル方向へ動いて、弁筐体の
内部で揺動して、そしてこの弁主体内に嵌合されている
弁体も、この弁主体の傾きやラジアル方向の動きの影響
を受けるので、弁体と操舵軸とを結合するため操舵軸に
挿入されたピンと係合するよう弁体に設けたピン孔は、
弁主体による弁体の傾きやラジアル方向の動きに対応で
きるように十分なクリアランスをもたせ、弁体が弁主体
の傾きやラジアル方向の動きに対して、十分追従して動
ける自由度を与えて、ピンが、弁体の動きを制限し、弁
主体と弁体の間でせりを生じたり、フリクションを増大
させて、操舵フィリングを悪化させないようにしてい
る。
【0011】しかしながら、ピン孔とピンとの係合で十
分なクリアランス、すなわちガタ(遊び)を設けるよう
にすると、ハンドルを操舵した後、急激にハンドル戻し
操作を行ったりした場合、弁体がこのガタ内で過渡的な
動きをして、弁体を振動させて、弁体の振動による負荷
圧力に変動が生じて、制御弁が自励振動(グ−音)を誘
発してしまう恐れがあるという問題があった。
【0012】また、弁主体のラジアル方向への動きは、
弁筐体と弁主体とのフリクションを増大させる原因とも
なり、ハンドル操作に伴って、ハンドル渋りが生じて、
操舵フィリングが悪くなり、ハンドルがふらつく等の問
題もあった。
【0013】そこで、この発明は、部品の加工精度を上
げることなく弁筐体と弁主体とのフリクションを低減
し、剛性を向上し、部品相互間に生ずるガタを極力少な
くして、弁体の振動や操舵フィ−リングを向上させる簡
単な構造の制御弁を有するパワ−ステアリング装置を提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、ハンド
ルに連動するスタブシャフトと、このスタブシャフトと
同一軸線上に配設したウォ−ムシャフトと、スタブシャ
フトとウォ−ムシャフトとの回転変位により圧力流体を
ギャケ−ス内に設けた油圧シリンダへ給排制御する制御
弁を備えたパワ−ステアリング装置において、前記ウォ
−ムシャフトにセレ−ション部を介して一体的に係合す
る制御弁のスリ−ブと、該スリ−ブを回動自由に嵌合す
るギャケ−スに締結されるバルブケ−スと、該バルブケ
−スに螺合し締結されるプラグと、前記バルブケ−スの
内径部とスリ−ブの段径部と間に介装されスリ−ブのラ
ジアル方向の荷重を受けて回動自由に支承する軸受と、
前記バルブケ−スとプラグとに配設されスリ−ブの鍔部
を挟持してスリ−ブのスラスト方向の荷重を受けて回動
自由に支承する軸受と、前記スリ−ブの内径部に回動自
由に嵌合するとともにプラグに設けられる軸受で回動自
由に支承されシ−ル部材でシ−ルされるスタブシャフト
兼スプ−ルと、該スタブシャフト兼スプ−ルの中空軸部
に嵌挿され一端をスタブシャフト兼スプ−ルに他端をス
リ−ブとで締結する可撓軸とから構成する。
【0015】第2の発明では、バルブケ−スに介装され
るスリ−ブ、スタブシャフト兼スプ−ル、プラグ、軸
受、シ−ル部材、可撓軸からなる制御弁部材並びにウォ
−ムシャフトとをギャケ−スに一体的に着脱可能なアッ
シイ構造にする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。この実施の形態に関わる制
御弁を有するパワ−ステアリング装置は、図1、2に示
すように、1はギャケ−スであり、ギャケ−ス1の左端
にはバルブケ−ス2が図示しない締結手段で締結されて
いる。
【0017】バルブケ−ス2に成形した内径部2bに
は、プラグ3が螺着され、リングナット4で締結されよ
うになっている。
【0018】ギャケ−ス1の内部に成形したシリンダ5
には、ボ−ルナット6がシ−ル部材7でシ−ルされて摺
動自在に嵌合しており、シリンダ5内を作動室8a、8
bに区画している。
【0019】このボ−ルナット6の下側に成形したラッ
ク9に対してセクタシャフト10のピニオンギャ11を
噛み合わせるとともに、セクタシャフト10は、図示し
ないリンク、ア−ムを介して操向車輪に連結している。
【0020】また、ボ−ルナット6の軸心に螺設したボ
−ルねじ12にウォ−ムシャフト13が螺合している。
【0021】ウォ−ムシャフト13の左端に成形したね
じ部13aにスリ−ブ14が、図3(a)に示すよう
に、スリ−ブ14の端に成形したセレ−ション部14a
を螺合させ、ロ−ルかしめで一体的に結合されている。
【0022】スリ−ブ14は、スリ−ブ14に設けた段
径部14bでバルブケ−ス2の鍔部2aの内径部2dに
設けられラジアル方向の動きを規制する軸受であるラジ
アルベアリング15と、また、スリ−ブ14に設けた鍔
部14cでスラスト方向の動きを規制するバルブケ−ス
2の内径段部2bに設けられた軸受であるロアベアリン
グ16及びバルブケ−ス2に螺着したプラグ3に設けた
軸受であるアッパ−ベアリン17とで挟まれて、回転自
由に支承される。
【0023】スリ−ブ14に設けた鍔部14cがロアベ
アリング16及びアッパ−ベアリン17とでスキマなく
係合するようにバルブケ−ス2に螺着したプラグ3を回
動して、調整することがきる。
【0024】スリ−ブ14の軸心に設けた内径部14d
にスタブシャフト兼スプ−ル18の段径部18bが嵌合
するとともにシ−ル部材19でシ−ルされ、スリ−ブ1
4の内径部14eとスタブシャフト兼スプ−ル18の段
径部18cとの間に設けた軸受20及びプラグ3の内径
部3aとスタブシャフト兼スプ−ル18の段径部18a
とに設けたベアリング21とで回動可能に支承され、シ
−ル部材22でシ−ルされている。
【0025】スタブシャフト兼スプ−ル18に成形した
中空軸部18dには可撓軸であるト−ションバ23が挿
入され、ト−ションバ23の一端はスタブシャフト兼ス
プ−ル18に、他端はスリ−ブ14の内径部14fに連
結し、スタブシャフト兼スプ−ル18の外方端は図示し
ないハンドルにより連繋操作されるようになっている。
【0026】バルブケ−ス2に設けたポ−ト2c、2d
には図示しないポンプから圧力流体が供給されるための
管路と排出するための管路にそれぞれ接続されており、
スタブシャフト兼スプ−ル18とスリ−ブ14との相対
的回転変位により図示しないポンプから供給される圧力
流体を制御して、バルブケ−ス2に設けた通路24およ
びギャケ−ス1に設けた通路25等を介して連通し、ボ
−ルナット6を作動させるようになっている。
【0027】前記バルブケ−ス2に装着されるスリ−ブ
14、スタブシャフト兼スプ−ル18、プラグ3、軸受
15、16、17、シ−ル部材19、22からなる制御
弁部材並びにウォ−ムシャフト13とをギャケ−ス1に
一体的に着脱可能なアッシイ構造にしてある。
【0028】次にその作用について説明する。図示しな
いハンドルを操作して、ハンドルを回転させると、ハン
ドルに締結されたスタブシャフト兼スプ−ル18とスリ
−ブ14とがト−ションバ23を介して相対回転をし、
この回転変位により図示しないポンプから供給される圧
力流体をポ−ト2cから通路24、25を介してボ−ル
ナット6によって区画されたシリンダ5内の作動室8a
あるいは8bの一方に導入され、ボ−ルナット6を一方
向に付勢する。
【0029】ボ−ルナット6が一方向に付勢されると、
ボ−ルナット6の下側に成形したラック9とセクタシャ
フト10のピニオンギャ11とか噛み合って、セクタシ
ャフト10は、図示しないア−ム、リンクを介して操向
車輪に操舵出力を伝達せる。
【0030】一方、ボ−ルナット6の軸心に螺設したボ
−ルねじ12に螺合したウォ−ムシャフト13が回動
し、ウォ−ムシャフト13の回動に伴いスリ−ブ14も
一体に回動する。
【0031】スリ−ブ14は、ハンドル操作後、ハンド
ルの回動によるスタブシャフト兼スプ−ル18とスリ−
ブ14との回転変位を順次減少するようにト−ションバ
23とともに回動して、ハンドルの操舵角になるように
回動する。
【0032】車輪が所定の操舵角になり、スタブシャフ
ト兼スプ−ル18とスリ−ブ14との回転変位がなくな
ると、ボ−ルナット6により区画された作動室8aある
いは8bにはポンプから圧力流体が供給されなくなり、
ボ−ルナット6は移動を停止する。
【0033】このように、操舵中、スリ−ブ14がウォ
−ムシャフト13を介して受けるスラスト方向のスラス
ト荷重に対しては、スリ−ブ14に設けた鍔部14cで
バルブケ−ス2に設けられたロアベアリング16及びバ
ルブケ−ス2に螺着したプラグ3に設けたアッパ−ベア
リン17とで、また、ラジアル方向の動きに対しては、
スリ−ブ14に設けた段径部14bでバルブケ−ス2の
鍔部2aの内径部2dに設けられたラジアルベアリング
15で受けるようになっており、しかも、スリ−ブ14
は、ウォ−ムシャフト13に設けたねじ部13aにスリ
−ブ14の端に成形したセレ−ション部14aを嵌挿
し、ロ−ルかしめで一体的に結合したので、前記従来例
の如く、複雑な積層構造になっておらず、スリ−ブ14
とウォ−ムシャフト13及びスタブシャフト18とスプ
−ル18とをピン等を介して係合せずに一体的に結合さ
せたので、スリ−ブ14とウォ−ムシャフト13及びス
タブシャフト18とスプ−ル18とを係合するためにガ
タ(遊び)を設ける必要がなくなり、ハンドルを操舵し
た後、急激にハンドル戻し操作を行ったりした場合で
も、スプ−ル18がガタで過渡的な動きをすることもな
く、振動もせず、スプ−ル18の振動による負荷圧力に
変動も生じず、制御弁が自励振動(グ−音)を誘発する
ことがない。
【0034】また、スリ−ブ14のラジアル方向への動
きは、バルブケ−スの内径部2dに設けたラジアルベア
リグ15で規制しており、バルブケ−ス2とスリ−ブ1
4とのせりや摺動フリクションを増大させることがなく
なり、ハンドル操作に伴って、ハンドル渋りや、操舵フ
ィリングの悪化、ハンドルのふらつき等のないパワ−ス
テアリング装置を提供することができる。
【0035】さらに、バルブケ−ス2に装着されるスリ
−ブ14、スタブシャフト兼スプ−ル18、プラグ3、
軸受15、16、17、シ−ル部材19、22からなる
制御弁部材並びにウォ−ムシャフト13とをギャケ−ス
1に一体的に着脱可能なアッシイ構造にしたので、組み
付け調整が簡単になり、組み付け調整工数を削減でき、
コストダウンが図れる。
【0036】
【発明の効果】第1の発明によれば、ウォ−ムシャフト
に制御弁のスリ−ブをセレ−ション部を介して一体的に
係合させ、スリ−ブをバルブケ−スの内径部とスリ−ブ
の段径部と間に介装されスリ−ブのラジアル方向の荷重
に受ける軸受及びバルブケ−スとプラグとに配設されス
リ−ブの鍔部を挟持してスリ−ブのスラスト方向の荷重
を受ける軸受とで回動自由に支承し、スリ−ブの内径部
に回動自由に嵌合するとともにプラグに設けられる軸受
で回動自由に支承されシ−ル部材でシ−ルされるスタブ
シャフト兼スプ−ルを設け、スタブシャフト兼スプ−ル
の中空軸部に一端をスタブシャフト兼スプ−ル他端をス
リ−ブと締結するト−ションバを嵌挿させたので、前記
従来例の如く、複雑な積層構造になっておらず、部品の
機械加工精度を必要以上にあげることもなく、また、ス
リ−ブとウォ−ムシャフト及びスタブシャフトとスプ−
ルとをピン等を介して係合せずに一体的に結合させたの
で、スリ−ブとウォ−ムシャフト及びスタブシャフトと
スプ−ルとを係合するためにガタ(遊び)を設ける必要
がなくなり、ハンドルを操舵した後、急激にハンドル戻
し操作を行ったりした場合でも、スプ−ルがガタで過渡
的な動きをすることもなく、振動もせず、スプ−ルの振
動による負荷圧力に変動も生じす、制御弁が自励振動
(グ−音)を誘発することがなく、さらに、スリ−ブの
ラジアル方向への動きに対しては、バルブケ−スの内径
部に設けたラジアルベアリグで規制しており、バルブケ
−スとスリ−ブとの摺動フリクションを増大させること
がなくなり、ハンドル操作に伴って、ハンドル渋りや、
操舵フィリングの悪化、ハンドルのふらつき等のないパ
ワ−ステアリング装置を提供することができる。
【0037】第2の発明によれば、バルブケ−スに介装
されるスリ−ブ、スタブシャフト兼スプ−ル、プラグ、
軸受、シ−ル部材、可撓軸からなる制御弁部材並びにウ
ォ−ムシャフトとをギャケ−スへ一体的に着脱可能なア
ッシイ構造にしたので、組み立て調整が簡単となり、組
み立て調整工数を削減でき、コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例を示すパワ−ステアリ
グ装置の縦断面図である。
【図2】同じく図1におけるA部の拡大断面図である。
【図3】(a) 同じく図2におけるスリ−ブの半断面
図である。 (b) 同じく図2におけるスタブシャフト兼スプ−ル
の半断面図である。
【符号の説明】
1 ギャケ−ス 2 バルブケ−ス 2a 鍔部 2b、2c、2d 内径部 3 プラグ 3a 内径部 4 リングナット 5 シリンダ 6 ボ−ルナット 7 シ−ル部材 8a、8b 作動室 9 ラック 10 セクタシャフト 11 ピニオンギャ 12 ボ−ルねじ 13 ウォ−ムシャフト 13a ねじ部 14 スリ−ブ 14a セレ−ション部 14b 段径部 14c 鍔部 14d、14e、14f 内径部 15 ラジアルベアリング 16 ロア−ベアリング 17 アッパ−ベアリング 18 スタブシャフト兼スプ−ル 18a、18b、18c 段径部 18d 中空軸部 19 シ−ル部材 20 軸受 21 ベアリング 22 シ−ル部材 23 ト−ションバ 24 通路 25 通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルに連動するスタブシャフトと、こ
    のスタブシャフトと同一軸線上に配設したウォ−ムシャ
    フトと、スタブシャフトとウォ−ムシャフトとの回転変
    位により圧力流体をギャケ−ス内に設けた油圧シリンダ
    へ給排制御する制御弁を備えたパワ−ステアリング装置
    において、前記ウォ−ムシャフトにセレ−ション部を介
    して一体的に係合する制御弁のスリ−ブと、該スリ−ブ
    を回動自由に嵌合するギャケ−スに締結されるバルブケ
    −スと、該バルブケ−スに螺合し締結されるプラグと、
    バルブケ−スの内径部とスリ−ブの段径部と間に介装さ
    れスリ−ブのラジアル方向の荷重を受けて回動自由に支
    承する軸受と、前記バルブケ−スとプラグとに配設され
    スリ−ブの鍔部を挟持してスリ−ブのスラスト方向の荷
    重を受けて回動自由に支承する軸受と、前記スリ−ブの
    内径部に回動自由に嵌合するとともにプラグに設けられ
    る軸受で回動自由に支承されシ−ル部材でシ−ルされる
    スタブシャフト兼スプ−ルと、該スタブシャフト兼スプ
    −ルの中空軸部に嵌挿され一端をスタブシャフト兼スプ
    −ルに他端をスリ−ブとで締結する可撓軸とから構成し
    たことを特徴するパワ−ステアリング装置。
  2. 【請求項2】前記バルブケ−スに介装されるスリ−ブ、
    スタブシャフト兼スプ−ル、プラグ、軸受、シ−ル部
    材、可撓軸からなる制御弁部材並びにウォ−ムシャフト
    とをギャケ−スに一体的に着脱可能なアッシイ構造にし
    たことを特徴とする請求項1に記載のパワ−ステアリン
    グ装置。
JP35609596A 1996-12-25 1996-12-25 パワ−ステアリング装置 Pending JPH10181624A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030413A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Hitachi Automotive Systems Ltd 油圧式パワーステアリング装置
CN103625547A (zh) * 2012-08-29 2014-03-12 上海宝钢工业技术服务有限公司 特种车辆的纯线性独立转向装置
CN103879445A (zh) * 2014-03-14 2014-06-25 杭州世宝汽车方向机有限公司 用于重型循环球转向器的转向控制阀

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