JPH10180212A - 噴射式洗浄機 - Google Patents

噴射式洗浄機

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Publication number
JPH10180212A
JPH10180212A JP35491196A JP35491196A JPH10180212A JP H10180212 A JPH10180212 A JP H10180212A JP 35491196 A JP35491196 A JP 35491196A JP 35491196 A JP35491196 A JP 35491196A JP H10180212 A JPH10180212 A JP H10180212A
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rack
water
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nozzle
pump
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Application number
JP35491196A
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English (en)
Inventor
Hideaki Matsunaga
英昭 松永
Takenari Yuki
武成 結城
Masaru Noro
勝 野呂
Mitsuru Osanawa
充 長縄
Tetsuo Sakane
鐵男 坂根
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラックの使用状況に拘らず水の噴射圧を同程
度に維持する。 【解決手段】 各ラックと一体化したノズルアームを循
環配管路13に装着すると、ラック検知機構35内のス
イッチがONする。また、ジェットラックを下段に装填
するとラックに取り付けられている磁石37の作用によ
りリードスイッチ36がONする。運転制御部は、これ
らの検知信号によりラックの装填個数を算出し、それに
応じた周波数をポンプモータを駆動するインバータ制御
部に設定する。これにより、噴射孔の総面積が大きいと
きには循環ポンプ12のポンプモータの回転数が高ま
り、吸引・吐出力が上がるので高い噴射圧が維持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄室に収容した
各種の洗浄対象物に水を噴射して洗浄を行なう、いわゆ
る器具洗浄機や食器洗浄機等の噴射式洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】器具洗浄機は、試験管、ビーカ等の実験
用器具類を載置した籠状のラックを箱形状の洗浄室に収
納し、この洗浄室内に給水を行ない洗浄室底部に水を溜
め、その水を循環ポンプにより小径の水噴射孔を複数設
けたノズルアームへと送出し、水噴射孔から水を噴射す
ることにより器具類の洗浄やすすぎを行なう構成を有し
ている。ノズルアームから噴射された水は洗浄室底部に
流下し、再び循環ポンプにより循環して使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の器具洗浄機に
は、一度に大量の器具を洗浄できるように、ラックを垂
直方向に複数段装填できるようにしたものがある。この
ような複数段ラック搭載型の器具洗浄機では各ラックに
対応してノズルアームが設けられているが、一部のラッ
クのみを装填して洗浄を行なう場合には、不要なノズル
アームも装着しないようにするか或いはノズルアームは
装着していても水の噴射を停止させるようにすることが
多い。このため、ラックの装填状況に応じて水を噴射す
る噴射孔の総面積が変動し、噴射水の圧力も変動してし
まう。
【0004】また器具洗浄機では、ビーカーやフラスコ
のような比較的広口の開口を有する器具やメスシリン
ダ、バイアル瓶のような比較的細口の開口を有する器具
等、様々な形状の器具を高い洗浄性能をもって洗う必要
があるため、器具の形状に合わせてノズルの噴射孔の形
状や大きさを変えるようにしている。このようなノズル
の噴射孔の形状や大きさに依っても噴射水の圧力が変動
する。
【0005】上述のように噴射水の圧力が変動すると、
噴射圧が弱いときに器具の隅々まで水が行き渡らず、ま
た水がかかっても器具に付着した汚れを剥離する力が弱
く、充分な洗浄性能が得られないという問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的とするところは、使用状態つま
り負荷の状態が変わっても水の噴射圧の変動を抑制し、
洗浄不良を防止することができる噴射式洗浄機を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された第1の発明は、洗浄対象物を載置したラック
を洗浄室内に収容し、該洗浄室の底部に溜めた水を吸引
して複数の水噴射孔を有するノズルへと送出し、該水噴
射孔から洗浄対象物に水を噴射して洗浄を行なう噴射式
洗浄機において、 a)ポンプモータの回転駆動力により洗浄室底部から水を
吸引してノズルへと送出する循環ポンプと、 b)水流の強さを切り換えるために使用者により操作され
る入力手段と、 c)該入力手段の設定に応じてポンプモータの回転数を制
御することにより前記循環ポンプの吸引・吐出力を調節
する駆動制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】上記課題を解決するために成された第2の
発明は、洗浄対象物を載置したラックを洗浄室内に収容
し、該洗浄室の底部に溜めた水を吸引して複数の水噴射
孔を有するノズルへと送出し、該水噴射孔から洗浄対象
物に水を噴射して洗浄を行なう噴射式洗浄機において、 a)ポンプモータの回転駆動力により洗浄室底部から水を
吸引してノズルへと送出する循環ポンプと、 b)所定のラック装填位置にラックが装填されていること
を検知する検知手段と、 c)該検知手段の検知結果に応じてポンプモータの回転数
を制御することにより前記循環ポンプの吸引・吐出力を
調節する駆動制御手段と、を備えることを特徴としてい
る。
【0009】更に、上記第2の発明に係る噴射式洗浄機
では、前記検知手段は装填されているラックの種別を識
別する識別手段を含み、前記駆動制御手段はラックの有
無及びラックの種別に応じてポンプモータの回転数を制
御するように構成してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】上記第1乃至第2の発明に係る噴
射式洗浄機では、いずれも循環ポンプの吸引・吐出能力
を可変できるように、例えばポンプモータの回転数をイ
ンバータにより制御する。すなわち、インバータ周波数
を高く設定すると循環ポンプの吸引・吐出力は高まり、
逆にインバータ周波数を低く設定すると吸引・吐出力が
弱まる。
【0011】ラックの形状は洗浄対象の器具の形状に合
ったものとなっており、ラックに付随して設けられてい
るノズルの噴射孔の数、大きさ等もそれぞれ相違してい
る。従って、噴射孔の数が多い、或いは相対的に開口面
積が大きな噴射孔を有するラックを使用するときにはノ
ズル内部の水圧を高くしないと噴射孔から噴射する水の
勢いが弱くなる。
【0012】そこで、上記第1の発明に係る噴射式洗浄
機では、使用者は装填するラックの個数や種類等に応じ
て適当な水流に切り換えるべく入力手段を操作する。駆
動制御手段は、この操作に応じてその水流毎に予め定め
た回転数となるようにポンプモータを制御する。すなわ
ち、相対的に強い水流が選択されると回転数は高く設定
され、逆に相対的に弱い水流が選択されると回転数は低
く設定される。これにより、ラックのノズルの噴出孔の
形状、数、大きさが相違していても、適切な水の噴射圧
が得られる。
【0013】また、上記第2の発明に係る噴射式洗浄機
では、複数個装填可能な各ラック装填位置において検知
手段がラックの装填の有無を検出する。検知手段は種々
のものを使用することができるが、例えば、ラックが装
填されるとラック又はそれに付帯した部材に押されて閉
成するスイッチを用いたり、或いは、周知の光学的手段
を用いることもできる。駆動制御手段は検知手段の検知
信号を受けて、装填されているラックの個数に応じた回
転数となるようにポンプモータを制御する。すなわち、
装填されたラックの個数が少なくノズルの噴射孔の数が
少ないときには回転数を低くし、逆に装填されたラック
の個数が多くノズルの噴射孔の数が多いときには回転数
を高くする。これにより、ラックの装填数に拘らず噴射
孔から出る水の勢いをほぼ一定に保つことができる。
【0014】また、上述のようにラックの種別によって
も噴射孔の数や開口面積が相違することがあるから、ラ
ックの有無のみならず、装填されているラックの種別を
検知して、その結果もポンプモータの回転数に反映させ
るようにすれば、噴射圧の変動を一層抑制することがで
きる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、第1又は第2のいずれか
の発明に係る噴射式洗浄機によれば、ラックの装填個
数、各ラックの使用状況等に応じて噴射圧が適切に調節
されるので、低噴射圧に起因する洗浄不良をなくすこと
ができる。
【0016】また、特に第2の発明に係る噴射式洗浄機
によれば、ラックの装填状態が自動的に検知されてそれ
に応じて噴射圧が調節されるので、使用者自身が判断や
操作を行なうことなく適切な洗浄を行なうことができ
る。
【0017】
【実施例】以下、まず第1の発明の噴射式洗浄機の一実
施例(以下「実施例1」という)である器具洗浄機を図
1〜図5を参照して説明する。図1は、実施例1の器具
洗浄機の全体構成を示す側面透視図である。外箱1の内
部には箱状の洗浄室2が配設され、洗浄室2の前面開口
にはドア3が開閉可能に設けられている。洗浄室2内に
は、器具類が載置される籠状のラックが上段ラック4、
上中段ラック5、中下段ラック6及び下段ラック7の四
段の位置に装填可能となっており、装填された各ラック
4〜7はドア3を開放した状態で前面側にスライド可能
となっている。洗浄室2の底部には貯水槽8が配設さ
れ、この貯水槽8の上面には器具類から流れ落ちた固形
物を捕集するためのフィルタ9が着脱可能に設けられて
いる。
【0018】貯水槽8に連なる水位検知室10には、水
位に応じて上下移動するフロート11が設けられてい
る。貯水槽8は循環ポンプ12の吸入口に連結されてお
り、循環ポンプ12の吐出口には二つに分岐する循環配
管路13が接続されている。また、貯水槽8は排水ポン
プ14の吸入口にも接続され、排水ポンプ14の吐出口
は外部排水口15へと連なっている。また、洗浄室2の
底部には溢水口16が設けられ、溢水口16はオーバー
フローポンプ17の吸入口に接続されている。そして、
オーバーフローポンプ17の吐出口も外部排水口15へ
と連なっている。
【0019】各ラック4〜7の下方には、ラックと一体
化した又は別体の回転自在のノズルアーム18〜21が
配設され、ノズルアーム18〜21には循環配管路13
を通して水が供給されるようになっている。上の三段の
ノズルアーム18〜20には上下方向に水を噴出する噴
射孔が設けられ、一方最下段のノズルアーム21には上
方向にのみ水を噴出する噴射孔が設けられている。な
お、噴射孔の一部は斜め方向に水を噴射するように形成
されており、水の噴射の反動により各ノズルアーム18
〜21は回転するようになっている。
【0020】外箱1の背面には、それぞれ熱湯、水道水
及び純水を洗浄室2内に供給するための給湯口22、給
水口23及び純水口24が設けられ、それぞれ給湯バル
ブ25、給水バルブ26及び純水バルブ27を介して洗
浄室2と連結されている。給湯口22及び給水口23に
は更に第1洗剤投入バルブ28、第2洗剤投入バルブ2
9が接続されており、それぞれ洗浄室2内に設けられた
第1洗剤投入器30及び第2洗剤投入器31に連結され
ている。また、洗浄室2の底部には、溜まった水を温め
るためのループ状のヒータ32が配設されており、水を
使用した場合でもヒータ32により加熱して洗浄効果を
高められるようにしている。更に、洗浄室2の上部には
水蒸気を外部に排出するための排気口33が設けられて
いる。
【0021】次に、洗浄室2内に装着されるラックの形
状について説明する。この器具洗浄機に使用されるラッ
クとしては、大別して、汎用ラック及び高精度洗浄ラッ
ク(以下「ジェットラック」という)の二種類がある。
汎用ラックは籠状の形態を有しており、図1のようにそ
の直下に配設されたノズルアームの上向きの噴射孔から
噴出する水、及び、上方に配設されたノズルアームの下
向きの噴射孔から噴出する水によってラックに収容され
た器具が洗浄される。
【0022】図2は、ジェットラックの外観を示す上面
図(a)及び正面図(b)である。ジェットラックで
は、籠状の枠体50の底面にストライプ状に通水管51
が配設され、ラックが洗浄室2内の所定位置に装填され
ると、循環配管路13を通して供給される水がラック裏
面の略中央の水導入口52から通水管51に導入される
ようになっている。通水管51の適宜の箇所には上向き
に突出した噴射ノズル53が形成されており、必要に応
じて噴射ノズル53には細長い噴射パイプ54を装着で
きるようになっている。器具類は、この噴射ノズル53
又は噴射パイプ54に覆いかぶせるように容器開口を下
にして載置される。従って、噴射ノズル53又は噴射パ
イプ54から勢い良く噴射する水によって容器内部が確
実に且つ強力に洗浄される。容器外部は汎用ラックと同
様に、直下又は上部のノズルアームからの水により洗浄
される。なお、本実施例の器具洗浄機では、このジェッ
トラックは下段ラック7の位置にのみ装填でき、汎用ラ
ックは四段のいずれのラック4〜7の位置に装填できる
ようになっている。
【0023】次に、この実施例1の器具洗浄機の電気系
構成を図3に基づいて説明する。運転制御部40は主と
してマイクロコンピュータを中心に構成されており、内
部ROMに予め格納されている制御プログラムを実行す
ることにより洗浄運転に関連する各制御動作を行なう。
この運転制御部40には、操作部41よりキー入力信号
等が入力されるほかに、水温検知サーミスタ42、ドア
3の開閉を検知するドアスイッチ43、フロート11の
上昇により規定水位に到達したことを検知するための規
定水位スイッチ44、溢水水位に到達したことを検知す
るための溢水水位スイッチ45等から検知信号が入力さ
れる。また、運転制御部40は、洗浄運転の進行状況を
モニタする表示等を表示部46に行なうために表示制御
信号を出力するほかに、給湯バルブ25、給水バルブ2
6、純水バルブ27、第1洗剤投入バルブ28、第2洗
剤投入バルブ29、排水ポンプ14、オーバーフローポ
ンプ17及びヒータ32を制御又は駆動するための制御
信号を出力し、更には、循環ポンプ12のポンプモータ
を駆動するインバータ制御部47に対し周波数を設定す
るための制御信号を出力する。
【0024】図4は、実施例1の器具洗浄機の外観を示
す正面図(a)及び操作パネルの詳細図(b)である。
この器具洗浄機では、ドア3の上部に操作部41と表示
部46とが並んで配置されており、操作部41の操作パ
ネル41aには、押しボタン式の電源スイッチ411と
ロータリ式の循環水量選択スイッチ412とが設けられ
ている。
【0025】以下、洗浄運転時の運転制御部40を中心
とした処理動作を図5のフローチャートに沿って説明す
る。なお、ここでは水道水を使用したすすぎ(洗剤を使
用しない)の例について述べるが、湯や純水を使用した
場合、或いは、洗剤を使用した洗いの場合にも基本的な
処理動作は同一である。
【0026】まず、使用者は洗浄対象の器具を載置した
ラックを洗浄室2内の所定位置に装填し、ラックの使用
状態に拘らず水の噴射圧を同程度とするために、ラック
の装填個数等に応じて循環水流の強さを循環水量選択ス
イッチ412により選択する。すなわち、循環水量選択
スイッチ412で選択される各水流は、水の噴射圧を同
程度とするように、ラックの種々の使用状況にそれぞれ
対応したものとなっている。標準的な水流の選択方法と
しては、上記ジェットラックは汎用ラックより多くの水
を噴射するので、ジェットラック1個は汎用ラック2個
分と看做す。そして、装填したラック個数が1〜5であ
るとき、循環水量選択スイッチ412をそれぞれ「最
弱」「弱」「中」「強」又は「最強」の位置に合わせ
る。例えば、下段ラック7の位置にジェットラックを装
填し他の三箇所に汎用ラックを装填した場合には、ラッ
ク装填個数は最大の5個となり、循環水量選択スイッチ
412の位置を「最強」に合わせる。
【0027】このように水流の選択を行なった後に、操
作部41でのキー入力操作により洗浄開始が指示される
と、給水バルブ26を開放し、これにより水道水が洗浄
室2に供給される(ステップS1)。洗浄室2内に供給
された水は貯水槽8を満たす。水位の上昇に伴い水位検
知室10内のフロート11が上昇し、規定水位スイッチ
44がONすると(ステップS2)、給水バルブ26を
閉鎖する(ステップS3)。これにより給水は停止し、
洗浄室2内には規定水位により定められた量の水が保持
される。
【0028】次いで、運転制御部40は、選択された水
流に応じた周波数をインバータ制御部47に設定して循
環ポンプ12の運転を開始する。すなわち、「最強」水
流が選択されているときには(ステップS4)周波数を
60Hzとし(ステップS5)、「強」水流が選択され
ているときには(ステップS6)周波数を55Hzとし
(ステップS7)、「中」水流が選択されているときに
は(ステップS8)周波数を50Hzとし(ステップS
9)、「弱」水流が選択されているときには(ステップ
S10)周波数を45Hzとし(ステップS11)、そ
れ以外の場合つまり「最弱」水流が選択されているとき
には周波数を40Hzとして(ステップS12)、それ
ぞれ循環ポンプ12を作動させる。
【0029】循環ポンプ12が動作すると、貯水槽8内
の水が吸い込まれ、循環配管路13へと高い水圧をもっ
て吐出される。この水は循環配管路13内を二つに分岐
して進み、それぞれ各ノズルアーム18〜21に到達す
る。そして、各ノズルアーム18〜21の噴射孔から水
が勢い良く噴射し、各ラックに収容されている器具類に
当たって汚れを落とす。このとき、各ノズルアーム18
〜21は水の噴射の勢いにより回転するので、各ラック
に収容されている器具類に満遍なく水が噴射される。噴
射された水は洗浄室2底部に落下し、フィルタ9により
固形物が捕集されて貯水槽8へと流れ込み、再び循環ポ
ンプ12により吸引される。循環ポンプ12の吸引・吐
出力はポンプモータの回転数が速いほど強いから、イン
バータ制御部47に高い周波数が指示されるほど循環配
管路13内の水圧は高まり、噴射孔の総開口面積が大き
い場合でも高い噴射圧が維持される。
【0030】運転制御部40は循環ポンプ12の運転開
始後、所定の洗浄運転時間が経過したか否かを判定し
(ステップS13)、洗浄運転時間が経過していないと
きには再びステップS4へと戻り、循環水量選択スイッ
チ412の設定を再度チェックする。これにより、洗浄
が開始された後に循環水量選択スイッチ412が切り換
えられたときにも、それに対応して周波数が切り換えら
れ、循環配管路13の水圧が変化する。
【0031】ステップS13にて洗浄運転時間が経過し
ていると判定されたときには、循環ポンプ12の運転を
停止する(ステップS14)一方、排水ポンプ14の運
転を開始する(ステップS15)。これにより、貯水槽
8から循環配管路13への水の送出が停止され、ノズル
アーム18〜21からの水の噴射は止まる。そして、代
わって貯水槽8から吸い込まれた水が外部排水口15へ
と送出され、貯水槽8に溜まっていた水は減少してゆ
く。
【0032】排水ポンプ14の運転を開始した後に1分
が経過するまで(ステップS16)排水ポンプ14の運
転を継続し、1分が経過したならば排水ポンプ14を停
止する(ステップS17)。すなわち、排水ポンプ14
の吸引・吐出性能をもってすれば洗浄室2内に溜まって
いる全ての水を排出するのに充分な時間が設定され、排
水が完了するとこのすすぎ行程は終了する。
【0033】次に、第2の発明の噴射式洗浄機の一実施
例(以下「実施例2」という)を図6〜図9を参照して
説明する。実施例2では、実施例1のように循環水量選
択スイッチの操作により使用者自身が水流の選択を行な
う代わりに、ラックの装填の有無を自動的に判断し、そ
の結果に応じて水流を切り換えるようにしている。
【0034】図6は、実施例2の器具洗浄機の全体構成
を示す側面透視図である。基本的な構成は図1に示した
実施例1と同様であるが、洗浄室2後部に配設された循
環配管路13に設けられた三箇所のノズル配管装着口3
4にラックの装填の有無を検知するためのラック検知機
構35がそれぞれ設けられている。また、下段ラック7
の位置には必ずラックが装填されるようにしている(1
個のラックのみを装填する場合には下段に装填するよう
に定めている)が、装填されたラックがジェットラック
であるか汎用ラックであるのかを検出するために、所定
位置にリードスイッチ36が設けられている。ジェット
ラックを下段ラック7の位置に装填したときにリードス
イッチ36と対面するジェットラック側面には磁石37
が取り付けられており、この磁石37の作用によりリー
ドスイッチ36が閉成することを検知することにより、
装填されたラックがジェットラックであることを検知す
るようにしている。
【0035】図7は、上記ラック検知機構35の構成を
示す側面断面図である。ラックが洗浄室2の所定位置に
装填されていない状態では、洗浄室2背面のノズル配管
装着口34の開口はバネ61の付勢力により押される遮
蔽板60によって閉塞されており、循環配管路13内の
水が洗浄室2内へ流れ出ないようになっている。また、
遮蔽板60に固着されている押し棒62の先端部はスイ
ッチ63から離れており、スイッチ63は開成している
(図7(a)参照)。
【0036】ノズルアームと一体化されたラックを装填
する際には、ノズルアームに水を送るノズル配管64を
ノズル配管装着口34に押し入れる。すると、ノズル配
管64に押されて遮蔽板60は後退し、ノズル配管64
の先端部の側壁面に設けられている通水口64aを通し
て循環配管路13からノズル配管64内へ水が流れ込
む。また、押し棒62は、遮蔽板60が所定位置まで後
退するとスイッチ63を押し、スイッチ63を閉成する
(図7(b)参照)。これにより、スイッチ63がON
していることを検出することによりラックが装填された
ことを検知することができる。
【0037】図8は、実施例2の器具洗浄機の電気系構
成図である。この器具洗浄機では、実施例1の器具洗浄
機の循環水流選択スイッチに代わって、上段ラック検知
スイッチ631、上中段ラック検知スイッチ632、中
下段ラック検知スイッチ633及びリードスイッチ36
から検知信号が入力されるようになっている。
【0038】以下、実施例2の器具洗浄機における洗浄
運転時の運転制御部40を中心とした処理動作を図9の
フローチャートに沿って説明する。まず、洗浄対象の器
具を載置したラックが洗浄室2内の所定位置に装填され
た後に操作部41でのキー入力操作により洗浄開始が指
示されると、給水バルブ26を開放し、これにより水道
水が洗浄室2に供給される(ステップS21)。洗浄室
2内に供給された水は貯水槽8を満たす。水位の上昇に
伴い水位検知室10内のフロート11が上昇し、規定水
位スイッチ44がONすると(ステップS22)、給水
バルブ26を閉鎖する(ステップS23)。これにより
給水は停止し、洗浄室2内には規定水位により定められ
た量の水が保持される。
【0039】次いで、運転制御部40は、三個の検知ス
イッチ631〜633及びリードスイッチ36の検知信
号に応じて、装填されたラックの個数を算出する(ステ
ップS24)。このとき、リードスイッチ36がONし
ているときにはラック2個分として計算する。そして、
算出された1〜5のいずれかのラック装填個数に応じた
周波数をインバータ制御部47に設定して循環ポンプ1
2の運転を開始する。すなわち、ラック装填個数が5で
あるときには(ステップS25)周波数を60Hzとし
(ステップS26)、ラック装填個数が4であるときに
は(ステップS27)周波数を55Hzとし(ステップ
S28)、ラック装填個数が3であるときには(ステッ
プS29)周波数を50Hzとし(ステップS30)、
ラック装填個数が2であるときには(ステップS31)
周波数を45Hzとし(ステップS32)、それ以外の
場合つまりラック装填個数が1であるときには周波数を
40Hzとして(ステップS33)循環ポンプ12を作
動させる。
【0040】循環ポンプ12が動作すると、貯水槽8内
の水が吸い込まれ、循環配管路13へと高い水圧をもっ
て吐出される。この水は循環配管路13内を二つに分岐
して進み、それぞれ各ノズルアーム18〜21に到達す
る。そして、装填されている各ノズルアーム18〜21
の噴射孔から水が勢い良く噴射し、各ラック4〜7内に
載置されている器具類に当たって汚れを落とす。このと
き、ラックの装填状態に応じて循環ポンプ12の吸引・
吐出力は変わるので、噴射孔の総面積が大きい場合でも
水の噴射圧は適度に保たれ、高い洗浄力が得られる。
【0041】ステップS34以降の処理動作は図5のス
テップS13以降の動作と同一であるので説明を省略す
る。
【0042】なお、上記ラック検知機構やラックがジェ
ットラックであるか汎用ラックであるかを識別する機構
は種々の方法によることができる。例えば、ドアの内側
にスイッチを設けておき、ラックが装填された状態でド
アを閉鎖するとスイッチが閉成するようにしてもよい。
【0043】また、上記実施例は器具洗浄機の例である
が、同様の構成を有する例えば食器洗浄機等にも本発明
を適用できることは明らかである。更に、上記実施例は
一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜修正や変更を
行なえることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明に係る噴射式洗浄機の実施例であ
る器具洗浄機の全体構成を示す側面透視図。
【図2】 実施例1の器具洗浄機に使用するジェットラ
ックの外観を示す上面図(a)及び正面図(b)。
【図3】 実施例1の器具洗浄機の電気系構成図。
【図4】 実施例1の器具洗浄機の外観を示す正面図
(a)及び操作パネルの詳細図(b)。
【図5】 実施例1の器具洗浄機の運転制御部の処理動
作を示すフローチャート。
【図6】 第2の発明に係る噴射式洗浄機の実施例であ
る器具洗浄機の全体構成を示す側面透視図。
【図7】 実施例2の器具洗浄機のラックの検知機構を
示す側面断面図。
【図8】 実施例2の器具洗浄機の電気系構成図。
【図9】 実施例2の器具洗浄機の運転制御部の処理動
作を示すフローチャート。
【符号の説明】
2…洗浄室 12…循環ポンプ 13…循環配管路 35…ラック検知機構 36…リードスイッチ 412…循環水量選択スイッチ 47…インバータ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長縄 充 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 坂根 鐵男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄対象物を載置したラックを洗浄室内
    に収容し、該洗浄室の底部に溜めた水を吸引して複数の
    水噴射孔を有するノズルへと送出し、該水噴射孔から洗
    浄対象物に水を噴射して洗浄を行なう噴射式洗浄機にお
    いて、 a)ポンプモータの回転駆動力により洗浄室底部から水を
    吸引してノズルへと送出する循環ポンプと、 b)水流の強さを切り換えるために使用者により操作され
    る入力手段と、 c)該入力手段の設定に応じてポンプモータの回転数を制
    御することにより前記循環ポンプの吸引・吐出力を調節
    する駆動制御手段と、 を備えることを特徴とする噴射式洗浄機。
  2. 【請求項2】 洗浄対象物を載置したラックを洗浄室内
    に収容し、該洗浄室の底部に溜めた水を吸引して複数の
    水噴射孔を有するノズルへと送出し、該水噴射孔から洗
    浄対象物に水を噴射して洗浄を行なう噴射式洗浄機にお
    いて、 a)ポンプモータの回転駆動力により洗浄室底部から水を
    吸引してノズルへと送出する循環ポンプと、 b)所定のラック装填位置にラックが装填されていること
    を検知する検知手段と、 c)該検知手段の検知結果に応じてポンプモータの回転数
    を制御することにより前記循環ポンプの吸引・吐出力を
    調節する駆動制御手段と、 を備えることを特徴とする噴射式洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は装填されているラックの
    種別を識別する識別手段を含み、前記駆動制御手段はラ
    ックの有無及びラックの種別に応じてポンプモータの回
    転数を制御することを特徴とする請求項2に記載の噴射
    式洗浄機。
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