JP5269703B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器洗浄機に関する。
特許文献1には、洗浄槽と洗浄ノズルと洗浄ポンプと検知器とを備えた食器洗浄機が開示されている。洗浄ノズルは、洗浄槽内に配置されている。洗浄ポンプは、モータを備えており、モータを駆動して洗浄ノズルに水を供給する。検知器は、このモータへの入力電流からモータの負荷を検知する。一般に食器洗浄機では、泡の発生の少ない食器洗浄機用洗剤が使用される。使用者が食器洗浄機に誤って一般の台所用洗剤を使用した場合、洗浄槽内に多量の泡が発生する。洗浄槽内に多量の泡が発生すると、洗浄ポンプが泡を含む水を送ることになり、この結果、洗浄ポンプのモータの負荷が小さくなるエアガミ状態となる。特許文献1の技術では、上記検知器を用いて食器洗浄工程中のモータの負荷を監視することによって、洗浄槽内に多量の泡が発生したか否かを検知することができる。
特開2006−314501号公報
洗浄ポンプのエアガミ状態は、洗浄槽内に泡が発生する状況以外の状況でも発生する。例えば、洗浄工程で用いられる洗浄水の量が少ない場合にも、洗浄ポンプが空気を吸い込み、エアガミ状態が発生する可能性がある。洗浄工程で用いられる洗浄水の量が少なくなる状況は、例えば、以下を原因として発生する。通常、洗浄工程を実行する前に、洗浄工程で用いられる洗浄水を洗浄槽内に供給する。食器洗浄機に設けられた水位センサは、洗浄水の水位が所定高さに到達することを検知する。洗浄水の水位が上記の所定高さに到達すると、洗浄水の供給が停止される。これにより、予め決められた量の洗浄水を洗浄槽内に供給することができる。しかしながら、大きいボールの内面が上になったり、茶碗等の口元が上になってひっくり返った状態で洗浄槽内に配置されることがある。このような状況では、上記の予め決められた量の洗浄水が洗浄槽内に供給されても洗浄工程が実行されると、大きいボールや茶碗に水が溜まり、洗浄工程で用いられる水量が大きいボールや茶碗の容積の分だけ少なくなる。すなわち、洗浄工程中に洗浄ポンプから噴出された洗浄水が大きいボールや茶碗に溜まるため、洗浄工程で有効な洗浄水が少なくなり、洗浄ポンプが空気を吸い込み、洗浄ポンプのエアガミ状態が発生する可能性がある。この場合のエアガミ状態は適量の水を追加するだけで回避できるが、一般洗剤による多量の泡の発生と判定すると無意味な消泡工程や報知工程を行ってしまう。引用文献1の食器洗浄機では、泡の発生に起因するエアガミ状態と、それ以外の要因(例えば洗浄水の量が少ないこと)に起因するエアガミ(以後、単なるエアガミと呼ぶことがある)状態と、を区別して検知することができない。即ち、単なるエアガミを多量の泡の発生と誤って検知する可能性がある。
本明細書では、洗浄槽内に一般洗剤等による多量の泡が発生したことを精度良く検知することができる食器洗浄機を提供する。
本明細書で開示される食器洗浄機は、洗浄槽と通路と送風手段と洗浄ノズルと洗浄ポンプと制御手段とを備えている。通路は、洗浄槽の内外を連通する。送風手段は、通路を介して洗浄槽内に空気を送る。洗浄ノズルは、洗浄槽内に配置される。洗浄ポンプは、洗浄ノズルへ洗浄水を送る。制御手段は、送風手段を制御するとともに、洗浄ポンプを駆動して洗浄工程を実行する。制御手段は、洗浄工程が開始されてから洗浄工程が終了するまでの洗浄期間中の第3の期間に洗浄ポンプを一時的に停止するとともに、当該第3の期間中の第1の期間に送風手段を駆動する。また、制御手段は、第1の期間における送風手段の第1の負荷に関する値を検知し、検知した第1の負荷に関する値と記憶している記憶値との差の絶対値に相当する値が予め決められている所定値よりも大きい場合に、報知工程と消泡工程とのうちの少なくとも1つの工程を実行する。ここで、前記した記憶値は、前記通路の洗浄槽の内部側の端部が洗浄水から発生した泡によって覆われていない状態で送風手段を駆動したときに検知される送風手段の前記負荷に関する値である。
一般の台所用洗剤を使用すると洗浄工程中に洗浄槽内に泡が多量に発生し、洗浄槽内と送風手段とを連通する通路を塞がれると、通路が塞がれていない状態に比べて送風手段の負荷が少なくなる。本明細書によって開示される食器洗浄機では、送風手段の負荷に基づいて、泡の発生を検知する。即ち、この食器洗浄機では、洗浄工程が開始されてから洗浄工程が終了するまでの洗浄期間中の第1の期間における送風手段の第1の負荷に関する値を検知する。これにより、洗浄期間中に泡が発生したことを検知することができる。
この食器洗浄機では、洗浄水の水量の影響を受けることがない送風手段の負荷を利用して洗浄槽内に泡が発生したか否かを検知することができる。そのため、洗浄槽内に一般洗剤等による多量の泡が発生したことを精度良く検知することができる。
上記した制御手段は、洗浄工程の開始前の第2の期間に送風手段を駆動し、第2の期間における送風手段の第2の負荷に関する値を検知してもよい。そして、検知した第2の負荷に関する値を、前記した記憶値として記憶してもよい。
制御手段によって検知される第1の負荷に関する値は、送風手段自体の個体差や外気温等の要因によって変化し得る。また、第1の負荷に関する値は、洗浄槽内での食器類の配置によっても変化し得る。この食器洗浄機では、第1の負荷に関する値の検知に先立って、洗浄工程の開始前に第2の負荷に関する値を検知する。さらに、第1の負荷に関する値と、第2の負荷に関する値と、の差を算出する。これによって、送風手段自体の個体差や外気温等の要因に起因する値の変動を除去することができる。洗浄期間中の洗浄槽内に一般洗剤等による多量の泡が発生しているか否かを精度良く検知することができる。
上記した制御手段によると、第1の負荷に関する値と記憶している記憶値との差の絶対値に相当する値が予め決められている所定値よりも大きい場合に、報知工程と消泡工程とのうちの少なくとも1つの工程実行される
制御手段が報知工程を実行した場合、使用者は、洗浄槽内に一般洗剤等による多量の泡が発生していることを知ることができる。そのため、使用者は、洗浄槽内の泡を除去するように処置を講じることができる。また、制御手段が消泡工程を実行した場合、使用者が処置を講じることなく、洗浄槽内の泡を除去することができ、再び洗浄を開始する等の必要な処理が実行される。
本明細書によって開示される食器洗浄機によれば、洗浄期間中の洗浄槽内に一般洗剤等による多量の泡が発生しているか否かを精度良く検知することができる。
食器洗浄機10の断面図を示す。 導入路32が導通している場合の食器洗浄機10の断面図を示す。 導入路32が導通していない場合の食器洗浄機10の断面図を示す。 制御部42が実行する処理のフローチャートを示す。 制御部42が実行する処理のフローチャートを示す。 制御部42が実行する処理のフローチャートを示す。
下記に詳細に説明する実施例に記載されている技術の一部を列挙する。
(形態1) 制御手段は、洗浄ノズルの継続的な回転を開始することによって洗浄工程を開始してもよい。制御手段は、洗浄期間中に洗浄ノズルの継続的な回転を一時的に停止してもよい。制御手段は、洗浄ノズルの回転が一時的に停止された第3の期間中の前記第1の期間に送風手段を駆動してもよい。
(形態2) 制御手段は、洗浄ノズルの継続的な回転を終了することによって洗浄工程を終了してもよい。
(形態3) 制御手段は、洗浄工程の開始前に、洗剤を含む洗浄水を洗浄槽内に供給する給水工程を実行してもよい。
(形態4) 制御手段は、洗浄水を利用して洗浄工程を実行してもよい。
(形態5) 制御手段は、洗浄工程の終了後に、洗剤を含まない水を利用してすすぎ工程を実行してもよい。
(形態6) 制御手段は、すすぎ工程の終了後に、送風手段を駆動する乾燥工程を実行してもよい。
(形態7) 送風手段は、自身の回転数を制御手段に出力してもよい。制御手段は、送風手段の回転数を入力することによって、第1の負荷に関する値と、第2の負荷に関する値と、を検知してもよい。
実施例に係る食器洗浄機について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施例1の食器洗浄機10を模式的に示す。食器洗浄機10は、引き出し式の食器洗浄機である。食器洗浄機10は、洗浄機本体12と食器類を収容する洗浄槽20とを備えている。洗浄機本体12は、前面(図1の左側の面)が開口する箱形状をしている。洗浄槽20は、洗浄機本体12の収納空間に収納可能であって上部が開口されている。洗浄槽20の内部には、食器類を載置するための食器かご50が取り出し可能に設けられている。図1は、洗浄槽20が洗浄機本体12に収容されている状態(収容状態)の食器洗浄機10を示している。
洗浄機本体12の構造を説明する。洗浄機本体12は、給水電磁弁14とスライド機構16と本体蓋18とを備えている。給水電磁弁14は、給水管15aに接続されており、洗浄槽20に供給される水量を調整する。スライド機構16は、洗浄槽20を図1の左右方向に移動させる。洗浄槽20は、スライド機構16に沿って移動する。洗浄槽20は、洗浄機本体12に収容されている収容位置と収容されていない非収容位置との間で移動する。本体蓋18は、洗浄槽20が収容位置に到達したときに、洗浄槽20の開口を塞ぐ。給水電磁弁14とスライド機構16は、後述する制御部42に接続されており、制御部42によって制御されている。
食器洗浄機10は、さらに、洗浄ポンプ22と洗浄ノズル24とヒータ26とフィルタ28と乾燥用空気の導入路32と排出路34とファン36とを備えている。
洗浄ポンプ22は、インペラ46を備えている。洗浄ポンプ22は、内蔵する電気モータ(図示されていない)によってインペラ46を回転させる。洗浄ポンプ22は、内蔵する電気モータによってインペラ46を一方向(順方向)に回転させることもできるし、その逆の方向(逆方向)に回転させることもできる。洗浄ポンプ22は、吸込流路44を介して洗浄槽20の底部20aと連通している。また、洗浄ポンプ22は、排水管15bに接続されている。
食器洗浄機10では、給水管15aから洗浄槽20に供給された水が洗浄槽20の底部20aに溜められる。洗浄ポンプ22は、インペラ46を一方向に回転させることで、吸込流路44を通して洗浄槽20の底部20aから水を吸い込み、洗浄ノズル24に水を供給する。また、洗浄ポンプ22は、インペラ46を逆の方向に回転させることで、吸込流路44を通して洗浄槽20の底部20aから水を吸い込み、排水管15bを介して外部に排水する。すなわち、洗浄ポンプ22は、洗浄ノズル24に水を供給する給水ポンプと、排水管15bを介して外部に排水する排水ポンプの両方の役割を担っている。
洗浄ノズル24は、中央ノズル24aと回転ノズル24bとを備えている。中央ノズル24aは、軸Aに沿って伸びている。回転ノズル24bは、軸Aに対して垂直方向に伸びている。中央ノズル24aと回転ノズル24bとには、洗浄ポンプ22から供給された水を噴射するための複数の噴射口30が形成されている。洗浄ノズル24は、軸Aまわりに回転可能に構成されている。洗浄ノズル24は、水を噴射口30から洗浄槽20に噴射する際に、軸Aまわりに回転する。これによって、洗浄槽20内の全ての領域に水が噴射される。ヒータ26は、洗浄槽20内を加熱する。フィルタ28は、洗浄槽20の下部に設けられている。フィルタ28は、食器類から取り除かれた残菜を受け止める。洗浄ポンプ22とヒータ26は、後述する制御部42に接続されており、制御部42によって制御されている。
導入路32(通路の一例)は、洗浄槽20の外部に設けられた第1導入路32aと、洗浄槽20の内部に設けられた第2導入路32bを備えている。導入路32は、洗浄槽20の内部と外部(洗浄槽20の外部であり、洗浄機本体12の内部)とを連通する。第1導入路32aは、ファン36(送風手段の一例)に接続されている。第2導入路32bは、洗浄槽20の後部(図1の右側)に接続されている。第2導入路32bの洗浄槽20の内部側の端部は、食器かご50よりも下部に位置している。
排出路34は、洗浄槽20の前部(図1の左側)に接続されている。排出路34は、洗浄槽20の内部と洗浄機本体12の外部とを連通する。ファン36は、導入路32を介して洗浄槽20内に空気を送る。ファン36によって洗浄槽20内に送られた空気は、洗浄槽20を通過し、排出路34を介して洗浄機本体12の外部へと排気される。ファン36は、後述する制御部42に接続されており、制御部42によって制御されている。ファン36は、自身の回転数を後述する制御部42に出力する。
洗浄槽20の前方(図1の左側)には、入力部38と報知器40と制御部42(制御手段の一例)とが設けられている。
入力部38は、使用者が食器洗浄機10の電源オン/オフを切換える時に操作する電源スイッチ38aと、使用者が食器洗浄工程をスタートさせる際に操作するスタートスイッチ38bとが設けられている。スイッチ38a,38bが操作されると、スイッチ38a、38bから制御部42に信号が入力される。報知器40は、制御部42に接続されており、制御部42によって制御されている。報知器40は、制御部42からの指示に基づいて、表示及び音によって使用者に報知する。制御部42は、上記したように、食器洗浄機10内の複数の装置に接続されており、各々の装置を独立に制御している。
図4〜6は、制御部42が実行する処理のフローチャートである。使用者の操作によって入力部38の電源スイッチ38aがオンされ、その後にスタートスイッチ38bがオンされると、制御部42は、洗浄前工程L1を実施する(図4参照)。
(洗浄前工程L1)
制御部42は、洗浄ポンプ22を駆動することによって、洗浄槽20に溜まった水を除去する(S2)。前回運転時に、使用者が運転途中に食器洗浄を終了させた場合、洗浄槽20の中に水(残水)が溜まっていることがある。本実施例では、洗浄槽20に水を供給するのに先立って、洗浄槽20内の残水を除去する。これによって、前回運転時に使用された水が、洗浄水として再び使用されるのを防止することができる。また、洗浄槽20に水が過剰に供給されて、洗浄槽20から水が溢れ出てしまうことが防止される。
次に制御部42は、給水電磁弁14を開くことによって、給水管15aから洗浄槽20に水を供給する(S4)。洗浄槽20には、制御部42の処理によって予め洗浄槽20に洗剤が注入されている。そのため、洗浄槽20には洗剤を含む水(洗浄水)が供給される。図示省略しているが、食器洗浄機10は、所定高さの水位であるのか否かを検出する水位センサを備える。本実施例の上記の所定高さは、図2に示すように、第2導入路32bの洗浄槽20の内部側の端部よりも低い位置である。洗浄槽20に洗浄水が供給された状態でも、導入路32から供給される空気を、洗浄槽20を介して排出路34に送ることができる。
次に制御部42は、ファン36を駆動する(S6)。制御部42は、ファン36から出力される回転数を入力する。制御部42は、ファン36を期間TM(第2の期間の一例)に亘って駆動した後に、ファン36を停止する(S8)。制御部42は、期間TMに入力されたファン36の回転数VM(第2の負荷の一例)を記憶する(S10)。制御部42は、洗浄前工程L1を終了する。
(洗浄工程L2)
制御部42は、洗浄前工程L1の終了後、洗浄工程L2を実施する(図5参照)。制御部42は、洗浄ポンプ22を駆動することによって、洗浄ノズル24に洗浄水を供給する(S12)。洗浄ノズル24は、洗浄ポンプ22から供給される水圧によって軸Aの周りに回転する。洗浄ノズル24は、洗浄ポンプ22から供給された洗浄水を噴射口30から噴射するとともに、軸Aの周りに回転する。これによって、洗浄水が洗浄槽20内の食器類に噴射され、洗浄が開始される。制御部42は、洗浄ノズル24の継続的な回転を実行することによって、継続的な洗浄を実行する。制御部42は、洗浄の開始から期間TAを経過した際に、洗浄ポンプ22を停止期間TL(第3の期間の一例)に亘って一時的に停止する(S14)。
停止期間TLにおいて、制御部42は、ファン36を駆動する(S16)。制御部42は、ファン36から出力される回転数を入力する。制御部42は、ファン36を期間TN(第1の期間の一例)に亘って駆動した後に、ファン36を停止する(S18)。制御部42は、期間TNに入力されたファン36の回転数VN(第1の負荷の一例)を記憶する(S20)。
次に制御部42は、回転数VMと回転数VNの差を求める。(S21)。一般に、回転数VMは回転数VNに比べて小さい。そのため、回転数VNから回転数VMを引くことで、回転数VMと回転数VNとの差の絶対値に相当する差回転数VXを算出することができる。制御部42は、算出した差回転数VXと予め記憶されている基準値VOとを比較する(S22)。
食器洗浄機10に食器洗浄機用洗剤が正しく使用されている場合、洗浄水からの泡の発生が抑制される。そのため、図2に示すように、期間TAに亘って洗浄を実施した後においても、洗浄水から発生した泡が第2導入路32bの洗浄槽20の内部側の端部を覆うことがない。この結果、回転数VMと回転数VNはほぼ等しい値に維持され、差回転数VXは基準値VOよりも小さな値となる(S22でNO)。この場合、制御部42は、洗浄ポンプ22を駆動し(S24)、洗浄を再開する。制御部42は、洗浄ノズル24を期間TBに亘って駆動した後に、洗浄ポンプ22を停止する(S26)。制御部42は、洗浄ポンプ22を駆動することによって、洗浄槽20の洗浄水を除去し(S28)、洗浄工程L2を終了する。
その一方、食器洗浄機10に台所用洗剤が誤って使用されている場合、洗浄の実施によって洗浄水から泡が発生する。そのため、図3に示すように、洗浄水から発生した泡50が第2導入路32bの洗浄槽20の内部側の端部を覆う。これにより、導入路32から供給される空気を、洗浄槽20を介して排出路34に送ることができず、ファン36の負荷が減少する。この結果、回転数VNが回転数VMに比べて増大し、差回転数VXは基準値VOよりも大きな値となる(S22でYES)。この場合、図6に示すように、制御部42は、消泡工程を実行する(S42)。消泡工程は、排水工程と送風工程と給水工程と噴水工程を含んでいる。消泡工程の給水工程では、洗剤を含まない水が供給される。消泡工程では、制御部42は、上記の工程を複数回に亘って実行することで、洗浄槽20から泡50を除去する。
消泡工程終了後、制御部42は、洗浄ポンプ22を駆動することによって、洗浄槽20に溜まった水を除去する(S44)。次に制御部42は、給水電磁弁14を開くことによって、給水管15aから洗浄槽20に洗浄水を供給する(S46)。次に制御部42は、洗浄ポンプ22を駆動することによって、洗浄ノズル24に水を供給し(S48)、第2の洗浄を開始する。制御部42は、洗浄ノズル24の継続的な回転を実行することによって、継続的な洗浄を実行する。制御部42は、第2の洗浄の開始から期間TCを経過した際に、洗浄ポンプ22を停止期間TL2に亘って一時的に停止する(S50)。
停止期間TL2において、制御部42は、ファン36を駆動する(S52)。制御部42は、ファン36から出力される回転数を入力する。制御部42は、ファン36を期間TUに亘って駆動した後に、ファン36を停止する(S54)。制御部42は、期間TUに入力されたファン36の回転数VUを記憶する(S56)。制御部42は、回転数VMと回転数VUの差を求める。(S58)。制御部42は、回転数VUから回転数VMを引くことで、差回転数VYを算出する。制御部42は、算出した差回転数VYと基準値VOとを比較する(S60)。
ステップ22において、消泡工程によって泡が除去される。そのため、図2に示すように、期間TCに亘って第2の洗浄を実施した後においても、洗浄水から発生した泡が第2導入路32bの洗浄槽20の内部側の端部を覆うことがない。回転数VMと回転数VUはほぼ等しい値に維持され、差回転数VYは基準値VOよりも小さな値となる(S60でNO)。この場合、制御部42は、図5に示すように、洗浄ポンプ22を駆動し(S24)、第2の洗浄を再開する。制御部42は、洗浄ノズル24を期間TBに亘って駆動した後に、洗浄ポンプ22を停止する(S26)。制御部42は、洗浄ポンプ22を駆動することによって、洗浄槽20の洗浄水を除去し(S28)、洗浄工程L2を終了する。
その一方、ステップ22において、洗剤自動投入機構を持つ食器洗浄機の場合、ステップ46の給水によって再び台所用洗剤が注入されてしまう。そのため、図3に示すように、期間TCの後において、洗浄水から発生した泡50が第2導入路32bの洗浄槽20の内部側の端部を覆い、ファン36の負荷が減少する。回転数VUが回転数VMに比べて増大し、差回転数VYは基準値VOよりも大きな値となる(S60でYES)。この場合、制御部42は、図6に示すように、報知器40を駆動して使用者に報知(S62)し、洗浄工程L2を中断する(S64)。使用者は、報知器40の報知動作によって、食器洗浄機10に台所用洗剤を誤って使用したことを気づくことができる。使用者は、食器洗浄機10内の洗剤の交換等の必要な処理を講じることができる。
(洗浄後工程L3)
制御部42は、洗浄工程L2の終了後、洗浄後工程L3を実行する。
制御部42は、図5に示すように、すすぎ工程(S30)を実行する。すすぎ工程は、給水工程と噴水工程と排水工程を含んでいる。すすぎ工程の給水工程では、洗剤を含まない水が供給される。すすぎ工程において、制御部42は、上記の工程を単数あるいは複数回に亘って実行する。
次に制御部42は、乾燥工程(S32)を実行する。乾燥工程では、制御部42は、ファン36を駆動するとともに、ヒータ26を加熱する。これによって、加熱された空気が洗浄槽20に送風されるとともに、洗浄槽20内の湿った空気が食器洗浄機10外へと排出される。制御部42は、洗浄後工程L3を終了し、一連の処理を終了する。
以上に説明したように、本実施例の食器洗浄機10では、ファン36の回転数を検知することで、洗浄槽20の内部に泡が発生しているか否かを検知することができる。この食器洗浄機10では、洗浄水の水量の影響を受けないファン36の回転数を利用して洗浄槽20の内部に泡が発生しているか否かを検知する。これによって、洗浄槽20の内部に一般の台所用洗剤による多量の泡が発生しているか否かを精度良く検知することができる。
本実施例では、ファン36の回転数から泡の発生を検知する際に、洗浄工程L2において記憶した回転数VN、VUと洗浄前工程L1において記憶した回転数VMを比較する。これによって、ファン36自体の個体差や外気温等の要因、および洗浄槽20内での食器類の配置によらずに泡の発生を正確に検知することができる。
以上、本明細書によって開示される食器洗浄機の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
上記の実施例では、ファン36の負荷を検知する際に、ファン36の回転数を検知したが、ファン36の負荷を検知する方法はそれだけに限られない。例えば、ファン36の消費電流を検知してもよければ、ファン36のトルクを検知してもよい。
また、必ずしも回転数VMを検知する必要はない。制御部42は、記憶した回転数VN、VUと予め記憶された所定値とを直接比較することで泡の発生を検知してもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 食器洗浄機
12 洗浄機本体
14 給水電磁弁
20 洗浄槽
22 洗浄ポンプ
24 洗浄ノズル
24a 中央ノズル
24b 回転ノズル
30 噴射口
32 導入路
34 排出路
36 ファン
38 入力部
38a 電源スイッチ
38b スタートスイッチ
40 報知器
42 制御部
44 吸込流路
46 インペラ
50 泡
L1 洗浄前工程
L2 洗浄工程
L3 洗浄後工程

Claims (2)

  1. 洗浄槽と、
    洗浄槽の内外を連通する通路と、
    通路を介して洗浄槽内に空気を送る送風手段と、
    洗浄槽内に配置される洗浄ノズルと、
    洗浄ノズルへ洗浄水を送る洗浄ポンプと、
    送風手段を制御するとともに、洗浄ポンプを駆動して洗浄工程を実行する制御手段と、を備えており、
    制御手段は、洗浄工程が開始されてから洗浄工程が終了するまでの洗浄期間中の第3の期間に洗浄ポンプを一時的に停止するとともに、当該第3の期間中の第1の期間に送風手段を駆動し、第1の期間における送風手段の第1の負荷に関する値を検知し、検知した第1の負荷に関する値と記憶している記憶値との差の絶対値に相当する値が予め決められている所定値よりも大きい場合に、報知工程と消泡工程とのうちの少なくとも1つの工程を実行するものであり
    前記記憶値は、前記通路の洗浄槽の内部側の端部が洗浄水から発生した泡によって覆われていない状態で送風手段を駆動したときに検知される送風手段の前記負荷に関する値である、
    ことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 制御手段は、洗浄工程の開始前の第2の期間に送風手段を駆動し、第2の期間における送風手段の第2の負荷に関する値を検知し、検知した第2の負荷に関する値を前記記憶値として記憶する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
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