JPH1016407A - 熱転写記録媒体および熱転写記録方法 - Google Patents

熱転写記録媒体および熱転写記録方法

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JPH1016407A
JPH1016407A JP8195526A JP19552696A JPH1016407A JP H1016407 A JPH1016407 A JP H1016407A JP 8195526 A JP8195526 A JP 8195526A JP 19552696 A JP19552696 A JP 19552696A JP H1016407 A JPH1016407 A JP H1016407A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐久性のあるプラスチックフィルムなどの被転
写媒体にも良好な熱転写が行え、転写された画像が機械
的な耐擦性などにも優れ、かつ、複数の色の熱転写イン
ク層を重ねて印刷したときにも、色表現性に優れている
感熱転写記録媒体およびその熱転写記録方法を得ること
を目的とする。 【構成】少なくとも支持体上に100〜150℃の温度
範囲における線形粘弾性領域での周波数1Hzの粘弾性
測定でtanδが1以上、複素動的粘性率が100〜4
0000Pa・Sの粘弾性特性を持つ熱転写インク層を
設けた熱転写記録媒体およびそれを用いた熱転写記録方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサーマルヘッドプリ
ンタなどの熱源で、支持体上の熱転写インク層を被転写
媒体に転写し、画像を形成するための熱転写記録媒体お
よびその熱転写記録方法に関するものであり、特にプラ
スチックフィルムなどの被転写媒体上に良好に転写する
ことができ、転写された画像が機械的な耐擦性などにも
優れ、かつ、複数の色の熱転写インク層を重ねて印刷し
たときにも、熱転写インク層の光透過性が良好で、きれ
いな層状構成をなし得るために、色再現性に優れている
感熱転写記録媒体およびその熱転写記録方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドを用いた熱転写記録方式
は、ラベルプリンター、発券機、ワードプロッセッサー
等さまざまな用途に使用されるようになってきている。
これらの用途拡大にともない印字物を使用する環境が、
従来使用されていた環境よりも過酷な環境で使用される
ようになってきている。
【0003】また、印字物がより過酷な環境下で使用さ
れることにともない、被転写媒体も従来の紙などから、
より環境依存性のないプラスチックフィルムなどへの使
用が拡大されている。被転写媒体が特殊なものになる
と、従来のワックスを中心とする熱転写インク組成のリ
ボンでは、良好な転写ができなかったり、転写はするも
のの印字物が簡単な擦過でとれてしまい、必要なだけの
機械的な耐擦性を満足していないなどの問題点が生じて
いた。
【0004】特に高級感を求める印刷物、ポスター、看
板等の分野では、転写物の色の再現性や色ムラなどに厳
しい制約があり、従来の熱転写リボンではこれらの要求
に対して満足するものはなかった。
【0005】また、従来の熱転写リボンでは、同一被転
写媒体上に転写を繰り返して熱転写インク層を重ねて色
を表現しようとする場合において、熱転写インクの軟化
点や溶融時の粘度が低いなどのために、2度以上の重ね
印字をする際に、重ね印字の際のサーマルヘッドの熱量
のために、先に印字された転写インク層の組成物が溶け
てしまい、インク混ざりによる色ムラや、インクはじき
が発生し、さらにひどくなると、転写できないものがで
てくるなどの不具合を生じていた。
【0006】この対策として、複数回転写するインクを
全て被転写媒体である紙に浸み込ませて、インクの混ざ
った状態を作り、色表現を行ったり、1度目2度目3度
目と転写の重ねに応じてプリンタ側の転写エネルギーを
下げ、転写性を良好な状態に保つなど、細かな機械的、
電気的制御を必要としていた。また、転写の重ね回数、
順番に応じて、転写するインク層の軟化温度を変え、転
写性と色再現性を両立させようと試みたものもある。
【0007】しかし、これらの対策にいたっても、被転
写媒体が紙のような素材で構成される場合では良好であ
るが、プラスティック基材などのような熱転写インクの
転写時の吸収性が少ない素材には、良好な効果が出ない
などの欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】サーマルヘッドを用い
た熱転写印字による印字物を使用する環境が、上述のよ
うに、従来使用されていた環境よりも過酷な環境で使用
されるようになってきている。例えば、過酷な室温下で
の使用や、印字物を機械的に擦過するような環境下での
使用などである。
【0009】それにともない、上述のように被転写媒体
に耐久性のある特殊なものを使用するようにもなってお
り、プラスチックフィルムなどへの良好な転写や、印字
されたものが必要なだけの耐久性を持つ印字物を得るこ
と、さらに、同一被転写媒体上に、転写を繰り返して熱
転写インク層を重ねて色を表現する場合において、イン
ク混ざりによる色ムラや、インクはじきが出てしまった
り、インクを重ねたことによる定着性の弱さなどに課題
が生じていた。
【0010】つまり、耐久性のあるプラスチックフィル
ムなどの被転写媒体にも良好な熱転写が行え、さらに印
字されたものが十分な機械的耐擦性を持つ印字物を得な
がら、かつ、同一被転写媒体上に、転写を繰り返して熱
転写インク層を重ねて色を表現する場合において、イン
ク混ざりによる色ムラや、インクはじきが出ないような
印字を得ること、インクを重ねた場合でも十分な耐擦性
をもつことの全てを満たすものを得ることに大きな課題
が生じており、その課題を達成するためには、熱転写記
録媒体、いわゆるインクリボンの熱転写インク層成分に
大きな解決の鍵があると考えた。従来から転写インク成
分の組成の研究は行われているが、本発明に要求される
水準に達するような提案は未だなされていない。本発明
の目的は、まさにこの解決手段を提案することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、支持体上に特定の粘弾性特性を持つ熱転
写インク層を設けた熱転写記録媒体およびそれを用いた
熱転写記録方法とすることによって、本発明を完成し
た。すなわち、本発明は、 「1.支持体上に少なくとも熱転写インク層を設けた熱
転写記録媒体において、上記熱転写インク層が、100
〜150℃の温度範囲には軟化状態にあり、かつ、10
0〜150℃の温度範囲における線形粘弾性領域での周
波数1Hzの粘弾性測定で、下記(イ)(ロ)の挙動を
示すインク組成物からなることを特徴とする熱転写記録
媒体。 (イ)tanδが1以上 (ロ)複素動的粘性率が100〜40000Pa・S 2.熱転写インク層が少なくとも顔料とビヒクルとから
なり、該顔料が、有機顔料からなる第1項に記載の熱転
写記録媒体。 3.熱転写インク層が少なくとも無機顔料とビヒクルと
からなり、該無機顔料の屈折率Npとビヒクルの屈折率
Nrとの比が、 Np/Nr=1.12〜1.00 の範囲にあることを特徴とする第1項に記載の熱転写記
録媒体。 4.100〜150℃の温度範囲には軟化状態にあり、
かつ、100〜150℃の温度範囲における線形粘弾性
領域での周波数1Hzの粘弾性測定で、下記(イ)
(ロ)の挙動を示すインク組成物からなる熱転写インク
層を複数用いて、上記熱転写インク層を被転写媒体上に
重ねて転写し、多色の印字を行う熱転写記録方法。 (イ)tanδが1以上 (ロ)複素動的粘性率が100〜40000Pa・S 5.少なくとも顔料とビヒクルとからなり、該顔料が、
有機顔料からなる熱転写インク層を、複数用いて、上記
熱転写インク層を被転写媒体上に重ねて転写し、有彩色
の印字を行う第4項に記載の熱転写記録媒体。 6.少なくとも無機顔料とビヒクルとからなり、該無機
顔料の屈折率Npとビヒクルの屈折率Nrとの比が、 Np/Nr=1.12〜1.00 の範囲にある熱転写インク層を、複数用いて、上記熱転
写インク層を被転写媒体上に重ねて転写し、有彩色の印
字を行う第4項に記載の熱転写記録方法。」である。
【0012】上記構成によれば、上記熱転写記録媒体を
用いて、サーマルプリンタなどを用いて、プラスチック
基材等の被転写媒体上に複数の色を重ねて熱転写する際
に、転写インク層が各々きれいな層状構成をなすため、
良好な重ね印字を行うことができ、かつ、印字後の画像
も強い機械的擦過などによっても、脱落、損傷すること
が無く、良好な印字状態を保つことができるものであ
る。
【0013】本発明の熱転写インク層は、100〜15
0℃の温度範囲には軟化状態にあり、かつ、100〜1
50℃の温度範囲における線形粘弾性領域での周波数1
Hzの粘弾性測定で、tanδが1以上で、かつ、複素
動的粘性率が100〜40000Pa・Sの挙動を示す
インク組成物からなるものである。
【0014】そのため、本発明の熱転写記録媒体では、
熱転写インク層を重ねて転写する際には、インク組成物
は全てきれいな層状の構成となり、被転写媒体として同
一のプラスチック基材を用い、転写を繰り返して熱転写
インク層を重ねて色を表現する場合においても、インク
混ざりによる色ムラや、インクはじきが出ないような印
字を得ることができるものである。
【0015】上記熱転写インク層は、100〜150℃
の温度範囲全域において、軟化状態にある必要がある。
この温度範囲の一部分または全域において、軟化状態を
とらない、つまり加熱時に低温度側で固体状態を維持し
ているような軟化点の高いものは、転写時のプリンタか
ら与えられる熱エネルギーでは十分に熱転写できるほど
軟化せず転写不足が生じ、転写時のエネルギー量が不足
するため、被印字媒体との密着性が悪くなり、軽い機械
的擦過で印字が脱落してしまう。
【0016】また、100〜150℃の温度範囲におけ
る線形粘弾性領域での周波数1Hzの粘弾性測定で、t
anδが1以上、複素動的粘性率が100〜40000
Pa・Sの熱転写インク組成物であることが重要であ
る。
【0017】ここで、線形粘弾性領域とは、レオメータ
ーの振動法による粘弾性測定において、例えばサイン波
の力を試料に与えた場合に、その測定時に与えるトル
ク、周波数、測定ジェオメトリーのギャップ等の条件設
定を適正にし、検出される位相のずれが安定な連続した
サイン波として得られる領域のことをいう。また、ここ
で得られる複素動的粘性率の値は、一般的な回転測定法
で得られる粘度の値と比較的近い値を示す。
【0018】本発明において、測定に与える周波数は1
Hzを代表として用いている。この理由は、実際の熱転
写時の挙動に近似した領域を想定した場合の適正な周波
数が1Hzを含むと考えられることによる。
【0019】粘弾性測定におけるtanδは損失弾性率
の値を貯蔵弾性率の値で割ったもので、tanδが大き
くなれば、その試料の物性は粘性成分が大きいと云うこ
とになり、tanδが小さくなれば、弾性成分が大きい
と云うことになる。
【0020】本発明では、tanδが1以上、つまり比
較的大きな粘性応答を示すインク組成物であることが必
須である。加熱軟化時にtanδが1以上の物性を示す
インク組成物は、プラスチックフィルムなどの従来転写
しにくいとされていた被転写媒体上や、多少転写エネル
ギー不足である時にも、良好な転写性を得られ、何より
も同一被転写媒体上に、転写を繰り返して熱転写インク
層を重ねて色を表現する場合においても、転写インク層
が各々きれいな層状構成をなし、インクはじきなどが出
ることなく、重ね印字物の耐擦性も良好な印字を得るこ
とができる。
【0021】逆にtanδが1を下回ると、弾性応答が
強くなりすぎてしまうため、転写時に良好な転写をする
ために十分な流動性を得ることができないため、転写不
良が起きる傾向が増大する。また、転写できたとして
も、良好に転写できる被転写媒体や、印字エネルギーの
幅に制限が出たりするため問題が生ずる。
【0022】また、本発明のインク組成物では、さらに
100℃〜150℃の温度範囲での粘弾性測定で複素動
的粘性率が100〜40000Pa・Sであることが求
められる。この範囲内にあると、被転写媒体上に直接転
写する際にも転写インク層がきれいな層状構成をなし、
良好な転写性が得られるばかりでなく、転写を繰り返し
て熱転写インク層を重ねて色を表現する場合において
も、やはり、各々きれいな層状構成をなし得るため、重
ね印字の際のサーマルヘッドの熱量のために、先に印字
された転写インク層の組成物が溶けてしまうことによ
る、インク混ざりによる色ムラや、インクはじきが発生
することがなく、重ねて印字されたものの耐擦性も良好
な多色印字を行うことができる。複素動的粘性率は30
0〜30000Pa・Sであればさらに好ましい。
【0023】逆にこの範囲より下回ると、加熱溶融時の
流動性が大きくなりすぎて、転写時にかかる転写力によ
って、転写後の熱転写インク層が、きれいな層状構成を
なし得ないため、色彩の濃淡や、色ムラが生ずることと
なり好ましくない。さらに、熱転写インク層を重ねて色
を表現する場合においても、転写すべき箇所に存在する
インク層がきれいな層状構成を形成していないため、凹
凸などを生じており、その上には良好な熱転写は行い難
い。また、重ね印字の際のサーマルヘッドの熱量のため
に、先に印字された転写インク層の組成物が流動してし
まい、インク混ざりによる色ムラや、インクはじきが発
生してしまったり、重ね印字後の耐擦性も弱くなる傾向
になり好ましくない。
【0024】この範囲より上回ると、加熱溶融時の熱転
写に必要なだけのインク組成物の流動性が得られなくな
り、転写不良が起きる傾向が増大する。また、転写でき
たとしても、良好に転写できる被転写媒体や、大きな印
字エネルギーが必要になるなどの制限が出たりするため
問題が生ずる傾向になり好ましくない。
【0025】本発明では、熱転写インクを上記のような
物性に調整するが、上記物性にするような適当な物性の
バインダと着色剤とで構成しても良いが、各種添加剤な
どを含めたインク層全体で調整することもできる。ま
た、性能の良い熱転写インク層を構成するためには、そ
の成分も考慮する必要がある。
【0026】本発明の熱転写インク層は少なくとも顔料
とビヒクルとからなるのが好ましい。使用する顔料とし
ては、カーボンブラック、群青、クロム黄、カドミウム
黄、ハンザイエロー、ジスアゾイエロー、パーマネント
レッド、アリザリンレーキ、キナクリドンレッド、ベン
ズイミダゾロンレッド、ビクトリアブルーレーキ、フタ
ロシアアニンブルー、フタロシアニングリーン、ジオキ
サジンバイオレットなどの顔料の1種または2種以上が
利用できる。顔料は、屋外暴露などの紫外線が照射され
る環境下での印字物の使用の際に耐光性がよく、熱転写
インク層自体の機械的強度も良好なため好ましい。
【0027】また、本発明の熱転写記録媒体は、転写さ
れる熱転写インク層の光透過性が各々良好であることか
ら、転写物の重なりの部分で、非常に色表現性が優れた
印刷物を得ることができる。
【0028】顔料は有機顔料であれば、それ自体の光透
過性が良いために、転写を繰り返して熱転写インク層を
重ねて色を表現する場合においても、各々の層の色調を
正確に表現し、重なった部分においては、各インク層の
色調が均一にかつ正確な減法混色法による混色が得ら
れ、多彩な有彩色を表現することができる。
【0029】また、顔料が無機顔料の場合は、光透過性
が悪い顔料もあり、そのような顔料を用いた場合は、良
好な重ね多色印字を行うことが容易でなくなる。顔料に
無機顔料を使用する場合は、無機顔料の屈折率Npとビ
ヒクルの屈折率Nrとの比が Np/Nr=1.12〜1.00 の範囲にある顔料とビヒクルの組合せを用いると良好な
多色印字を行うことができる。
【0030】両者の屈折率の差がこの範囲より大きい
と、光の透過性が悪くなる、つまり熱転写インク層の隠
蔽性が大きくなりすぎるために、転写を繰り返して熱転
写インク層を重ねて色を表現する場合において、重なっ
た部分の外側のインク層が先に転写されたインク層の色
調を隠蔽してしまい、先に転写されたインク層の色表現
が正確にできなくなるため、正確な減法混色法による混
色が得らなくなり、所望の多色を表現することができな
くなるので好ましくない。
【0031】本発明の熱転写記録媒体のビヒクルとして
は、各種樹脂やワックスが使用できる。これらは単独で
も併用しても配合可能である。また、本発明の熱転写記
録方法に用いる複数の熱転写インク層の各成分は、各層
において異種の成分を用いることも可能であるし、同種
の成分で構成することも可能である。熱感度制御の点
や、塗工の面で、同種の成分で各層のインクを構成した
方が好ましい。
【0032】使用する樹脂成分としては、塩化ビニル系
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂、テルペン樹脂、エチレ
ンーメタクリル酸−アクリル酸コポリマー、エチレン−
酢酸ビニルコポリマー、エチレン−エチルアクリレート
コポリマー、ポリスチレン−ポリイソプレンコポリマ
ー、ロジンおよびその誘導体、フェノール樹脂、石油系
樹脂、キシレン樹脂等の熱可塑性樹脂を配合できる。
【0033】使用するワックスとしてはパラフィンワッ
クス、キャンデリラワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、ポリエチレンワックス、ミツロウ、カルナバワ
ックス、ゲイロウ、モクロウ、ヌカロウ、モンタンワッ
クス、オゾケライト、セレシン、エステルワックス、フ
ィッシャートロプスワックスなどの天然または合成ワッ
クス、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、フ
ロメン酸、ベヘニン酸、ラウリン酸、マルガリン酸等の
高級脂肪酸ワックス、ステアリンアミド、オレインアミ
ド等のアミドワックスなどが挙げられる。
【0034】上述の本発明の熱転写記録媒体を複数用
い、転写を繰り返して熱転写インク層を重ねて色を表現
すると本発明の熱転写記録方法を良好に行うことができ
る。
【発明の実施の形態】以下に、本発明の熱転写記録媒体
と熱転写記録方法を具体的に説明する。
【0035】熱転写記録媒体の支持体としては、従来公
知の各種プラスチックフィルムが使用可能であるが、本
発明の熱転写記録媒体には、裏面に耐熱滑性層を設けた
2.5〜6.0μm程度のポリエステルフィルムが使用
できる。
【0036】本発明の熱転写記録媒体は、支持体上に、
上記熱転写インク層を設けることにより構成されるが、
インク層の製造手段としては、特に規定はなく、水系ま
たは油系などの溶媒中に分散、溶解させ、塗布液を調製
し、グラビアコーター、ワイヤーバーコーター、エアー
ナイフコーターなどの塗工方法で所要の塗工厚に塗工し
熱転写記録媒体を得ることができる。
【0037】支持体上に、熱転写インク層を設けるにあ
たっては、支持体全面に単一色の熱転写インクを塗工
し、モノカラーのリボンを構成しても良く、一つの支持
体上に複数の色の転写インク層をブロック状に順次設け
ても良い。
【0038】本発明の熱転写記録方法を行うためには、
上述のような本発明の熱転写記録媒体を用いる。支持体
全面に単一色の熱転写インクを塗工したモノカラーのリ
ボンを使用した場合には、一つのサーマルヘッドで印字
する際には、第1のリボンで印字を行い、その後リボン
を掛け替え、一度印字された被転写媒体を引き戻し、第
2のリボンで印字を行う操作をする。3色以上の印字の
際には順に同様な操作をし、多色の熱転写記録を行うこ
とができる。
【0039】一つの支持体上に複数の色の転写インク層
をブロック状に順次設けたリボンを使用すると、専用の
プリンタを必要とするが、リボンを掛け替える必要がな
く、簡略に多色印字を行うことができる。
【0040】本発明の熱転写インク組成物には、さらに
印字耐擦性、リボン走行性、リボン保存性などの諸性能
を向上させるため、本発明の基本性能を低下させない範
囲において、添加剤を配合しても良い。配合量は、添加
剤の種類によって変わるが、熱転写インク全体に対し2
0重量%以下が好ましい。
【0041】熱転写インク層の塗工厚は1.0〜3.0
μm程度が重ね印字を含めた良好な色表現のためには好
ましい。
【0042】本発明の熱転写記録媒体は、支持体上に熱
転写インク層を設けることが必須であるが、支持体上と
熱転写インク層の間に離型層などの機能層を設けるなど
のその他の層を設けても良い。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例によって限定されるものでは
ない。なお、以下実施例及び比較例中の「部」は、特に
ことわらない限り全て重量による。
【0044】実施例1 厚さ4.5μmのポリエステルフィルムの片面に耐熱滑
性層を形成して支持体とし、支持体の耐熱滑性層の逆面
に、以下の構成の熱転写インク層成分をトルエン・メチ
ルエチルケトン(5・5比)の溶媒下で固形分30%に
なるように調製し、グラビアコーターにて塗工厚2.0
μmとなるように塗工、乾燥させ、黒色の熱転写インク
層を作製した。 (熱転写インク層成分) 塩ビ/酢ビ/ヒドロキシアクリレート樹脂(注1) 60部 ポリエチレンワックス(注2) 15部 カーボンブラック 20部 分散剤 5部 (注1)ガラス転移点53℃、分子量5500 (注2)融点110℃の酸化ポリエチレンワックス 上記熱転写インクの100〜150℃の粘弾性測定にお
ける測定値は、 tanδ=2.12〜2.59、 複素動的粘性率=1300〜10800Pa・S
であった。
【0045】実施例2 実施例1と同様にそれぞれ以下に記載の構成の熱転写イ
ンク層成分を支持体上に形成してシアン色の熱転写イン
ク層を作製し、熱転写記録媒体を得た。 (熱転写インク層成分) ポリエステル樹脂(注3) 60部 ポリエチレンワックス(注2) 15部 フタロシアニンブルー(有機顔料) 20部 分散剤 5部 (注3)ガラス転移点55℃、分子量5000 上記熱転写インクの100〜150℃の粘弾性測定にお
ける測定値は、 tanδ=1.48〜2.88、 複素動的粘性率=630〜30000Pa・S であ
った。
【0046】実施例3実施例1と同様にそれぞれ以下に
記載の構成の熱転写インク層成分を支持体上に形成して
マゼンタ色の熱転写インク層を作製し、熱転写記録媒体
を得た。 (熱転写インク層成分) ポリエステル樹脂(注3) 60部 ポリエチレンワックス(注2) 15部 キナクリドンレッド(有機顔料) 8部 ベンズイミダゾロンレッド(有機顔料) 12部 分散剤 5部 上記熱転写インクの100〜150℃の粘弾性測定にお
ける測定値は、 tanδ=1.48〜2.88、 複素動的粘性率=630〜30000Pa・S であ
った。
【0047】実施例4実施例1と同様にそれぞれ以下に
記載の構成の熱転写インク層成分を支持体上に形成して
イエロー色の熱転写インク層を作製し、熱転写記録媒体
を得た。 (熱転写インク層成分) ポリエステル樹脂(注3) 60部 ポリエチレンワックス(注2) 15部 ジスアゾイエロー(有機顔料) 20部 分散剤 5部 上記熱転写インクの100〜150℃の粘弾性測定にお
ける測定値は、 tanδ=1.48〜2.88、 複素動的粘性率=630〜30000Pa・S であ
った。
【0048】実施例5 実施例1と同様にそれぞれ以下に記載の構成の熱転写イ
ンク層成分を支持体上に形成して青色の熱転写インク層
を作製し、熱転写記録媒体を得た。 (熱転写インク層成分) 塩ビ/酢ビ/ヒドロキシアクリレート樹脂(注1) 65部 ポリエチレンワックス(注2) 10部 群青(注4) 20部 分散剤 5部 (注4)無機顔料、屈折率(Np)=1.56 ビヒクルの屈折率(Nr)=1.53 Np/Nr=1.02 上記熱転写インクの100〜150℃の粘弾性測定にお
ける測定値は、 tanδ=2.92〜3.47、 複素動的粘性率=700〜10000Pa・S であ
った。
【0049】実施例6 実施例1と同様にそれぞれ以下に記載の構成の熱転写イ
ンク層成分を支持体上に形成して紫色の熱転写インク層
を作製し、熱転写記録媒体を得た。 (熱転写インク層成分) 塩ビ/酢ビ/ヒドロキシアクリレート樹脂(注1) 55部 ポリエチレンワックス(注2) 10部 ジオキサシンバイオレット(有機顔料) 20部 体質顔料(注5) 10部 分散剤 5部 (注5)炭酸カルシウム粉末(無機顔料)、屈折率(Np)=1.60 ビヒクルの屈折率(Nr)=1.53 Np/Nr=1.05 上記熱転写インクの100〜150℃の粘弾性測定にお
ける測定値は、 tanδ=2.00〜2.60 複素動的粘性率=1500〜12000Pa・S で
あった。
【0050】比較例1 実施例1と同様にそれぞれ以下に記載の構成の熱転写イ
ンク層成分を支持体上に形成して青色の熱転写インク層
を作製し、熱転写記録媒体を得た。 スチレンアクリル樹脂(注6) 10部 クマロン樹脂(注7) 25部 ポリエチレンワックス(注2) 20部 カルナウバワックス 20部 フタロシアニンブルー(有機顔料) 20部 分散剤 5部 (注6)ガラス転移点57℃、分子量1600 (注7)軟化点100℃、分子量640 上記熱転写インクの100〜150℃の粘弾性測定にお
ける測定値は、 tanδ=1.70〜11.4 複素動的粘性率=5〜15Pa・S であった。
【0051】比較例2 実施例1と同様にそれぞれ以下に記載の構成の熱転写イ
ンク層成分を支持体上に形成して青色の熱転写インク層
を作製し、熱転写記録媒体を得た。 塩ビ/酢ビ/ビニルアルコール共重合体(注8) 65部 ポリエチレンワックス(注2) 10部 フタロシアニンブルー(有機顔料) 20部 分散剤 5部 (注8)ガラス転移点70℃、分子量20000 上記熱転写インクの100〜150℃の粘弾性測定にお
ける測定値は、 tanδ=0.26〜1.40 複素動的粘性率=7000〜60000Pa・S
であった。
【0052】比較例3 実施例1と同様にそれぞれ以下に記載の構成の熱転写イ
ンク層成分を支持体上に形成して青色の熱転写インク層
を作製し、熱転写記録媒体を得た。 塩ビ/酢ビ/ヒドロキシアクリレート共重合体(注9) 65部 ポリエチレンワックス(注2) 10部 フタロシアニンブルー(有機顔料) 20部 分散剤 5部 (注9)ガラス転移点65℃、分子量15000 上記熱転写インクの100〜150℃の粘弾性測定にお
ける測定値は、 tanδ=0.53〜8.10 複素動的粘性率=4300〜71000Pa・S
であった。
【0053】実施例7 上記、実施例2、3、4に記載のシアン、マゼンタ、イ
エローの熱転写インクを、各々実施例と同様な支持体上
にグラビアコーターを用いて、ブロック状に順次塗り分
けて、3色の熱転写記録媒体を得た。
【0054】実施例8 実施例2の熱転写記録媒体を熱転写プリンターに装着
し、白色ポリエステルラベルに8dot/mm、0.2
〜0.4mj/dot、2inch/minの印字条件
にて印字を行った後に、実施例3の熱転写記録媒体に掛
け替え、実施例3の熱転写インクを同一ラベル上に重ね
て印字し、多色の印字物を得た。
【0055】実施例9 実施例2および、実施例3、実施例4の熱転写記録媒体
を3つの印字ヘッドを持つマルチヘッド熱転写プリンタ
ーに各々装着し、白色ポリエステルラベルに8dot/
mm、0.2〜0.4mj/dot、2inch/mi
nの印字条件にて同一ラベル上にそれぞれのインク層を
重ねて印字を行い、多色の印字物を得た。
【0056】実施例10 実施例7の熱転写記録媒体を多色印字用の熱転写プリン
ターに装着し、白色ポリエステルラベルに8dot/m
m、0.2〜0.4mj/dot、2inch/min
の印字条件にてシアン色のブロックのインク層を転写し
た後、ラベルを巻き戻し、マゼンタ色のブロックのイン
ク層をシアン色の転写物と一部重ねて転写し、さらに同
様にラベルを巻き戻した後、イエロー色のブロックのイ
ンク層をそれぞれ転写済のインク層部分と一部重なるよ
うに転写し、同一ラベル上に多色の印字物を得た。
【0057】以上のように調製した熱転写記録媒体を熱
転写プリンターに装着し、白色ポリエステルラベル、塩
ビラベル、ユポラベル、ピーチコートラベル、銀ネーマ
ラベルらの被転写媒体を用い、8dot/mm、0.2
〜0.4mj/dot、2inch/minの印字条件
にて各熱転写記録媒体によるランダムな重ね印字を含め
た印字を行い、印字物を得た。印字結果を表1に示す。
【0058】
【表1】 ここで第1回目の印字である一次転写性、重ね印字にお
ける転写性・色の表現性、印字物の耐擦性は以下のよう
な試験方法によって評価を行った。 一次転写性:熱転写プリンターで未印字の被転写媒体上
に印字を行った後にその印字物を50倍の顕微鏡で拡大
し、視覚にて印字パターンに忠実に転写しているかどう
かを見た。 重ね印字における転写性:熱転写プリンターで既に熱転
写されている被転写媒体の熱転写インク上に印字を行っ
た後に、その印字物を50倍の顕微鏡で拡大し、視覚に
て印字パターンに忠実に転写しているかどうかを見た。 重ね印字における色の表現性:熱転写プリンターで既に
熱転写されている被転写媒体の熱転写インク上に印字を
行った後に、その印字物が、減法混色法による所望の色
表現をしているかどうか、色ムラなどはないかを見た。 印字物の耐擦性:熱転写プリンターで印字を行った後
に、その印字物を200gの荷重をかけた1cm角のフ
ェルト/φ2mmのスチールボールで100往復擦過し
たときの印字物の状態を観察した。
【0059】表1から明らかなように、実施例1〜6に
示した本発明の熱転写記録媒体で印字された印字物およ
び、実施例7〜10の印字方法にて印字された印字物
は、いずれも一次転写性に優れ、かつ重ね印字における
転写性、色の再現性も良く、印字物の耐擦性も優れた熱
転写記録媒体である。
【0060】これに対し、比較例1の熱転写記録媒体に
よる印字物は、印字物の耐擦性は優れていたが、一次転
写性は転写欠けが生じたり、転写ムラが生じたりして品
位の良いものは得られなかった。また、重ね印字におけ
る転写性、色の再現性については、これらのインク層上
に再印字を行おうとすると、これらのインク層が溶融し
てしまい、インク混ざりによる色ムラや、インクはじき
による転写不良が見られた。
【0061】また、比較例2および3の熱転写記録媒体
については、加熱時、弾性応答が強すぎるために転写性
は悪く、転写できた部分についても被転写媒体との密着
性が悪いため、印字物の耐擦性は弱く、劣ったものであ
った。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱転写記
録媒体は、支持体上に特定の粘弾性特性を持つ熱転写イ
ンク層を設けた熱転写記録媒体およびそれを用いた熱転
写記録方法とすることによって、熱転写しにくい表面上
状態を持つ被印字媒体などにも、良好な印字ができ、複
数の色を重ねて熱転写する際にも、転写インク層が各々
きれいな層状構成をなすため、良好な重ね印字を行うこ
とができ、かつ、印字後の画像も強い機械的擦過などに
よっても、脱落、損傷することが無く、良好な印字状態
を保つことができる優れた効果を奏するものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも熱転写インク層を
    設けた熱転写記録媒体において、上記熱転写インク層
    が、100〜150℃の温度範囲には軟化状態にあり、
    かつ、100〜150℃の温度範囲における線形粘弾性
    領域での周波数1Hzの粘弾性測定で、下記(イ)
    (ロ)の挙動を示すインク組成物からなることを特徴と
    する熱転写記録媒体。 (イ)tanδが1以上 (ロ)複素動的粘性率が100〜40000Pa・S
  2. 【請求項2】 熱転写インク層が少なくとも顔料とビヒ
    クルとからなり、該顔料が、有機顔料からなる請求項1
    に記載の熱転写記録媒体。
  3. 【請求項3】 熱転写インク層が少なくとも無機顔料と
    ビヒクルとからなり、該無機顔料の屈折率Npとビヒク
    ルの屈折率Nrとの比が、 Np/Nr=1.12〜1.00 の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の熱転写
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 100〜150℃の温度範囲には軟化状
    態にあり、かつ、100〜150℃の温度範囲における
    線形粘弾性領域での周波数1Hzの粘弾性測定で、下記
    (イ)(ロ)の挙動を示すインク組成物からなる熱転写
    インク層を複数用いて、上記熱転写インク層を被転写媒
    体上に重ねて転写し、多色の印字を行う熱転写記録方
    法。 (イ)tanδが1以上 (ロ)複素動的粘性率が100〜40000Pa・S
  5. 【請求項5】 少なくとも顔料とビヒクルとからなり、
    該顔料が、有機顔料からなる熱転写インク層を、複数用
    いて、上記熱転写インク層を被転写媒体上に重ねて転写
    し、有彩色の印字を行う請求項4に記載の熱転写記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 少なくとも無機顔料とビヒクルとからな
    り、該無機顔料の屈折率Npとビヒクルの屈折率Nrと
    の比が、 Np/Nr=1.12〜1.00 の範囲にある熱転写インク層を、複数用いて、上記熱転
    写インク層を被転写媒体上に重ねて転写し、有彩色の印
    字を行う請求項4に記載の熱転写記録方法。
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