JPH02299885A - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

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JPH02299885A
JPH02299885A JP1118797A JP11879789A JPH02299885A JP H02299885 A JPH02299885 A JP H02299885A JP 1118797 A JP1118797 A JP 1118797A JP 11879789 A JP11879789 A JP 11879789A JP H02299885 A JPH02299885 A JP H02299885A
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JP
Japan
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styrene
thermal transfer
recording medium
layer
copolymer
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JP1118797A
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English (en)
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Yukio Konagaya
行夫 小長谷
Sunao Yamamoto
直 山本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は特に高密度用印字と高速印字時の熱転写性に優
れ平滑度の高い紙はもちろん低い紙に対しても高解像度
の印字画像を与える熱転写記録媒体に関する。
[従来の技術] 従来の感熱転写記録方法は転写記録性能、すなわち印字
品質が記録媒体の表面平滑度により大きく影響され、平
滑性の高い記録媒体には良好な印字が行われるが、平滑
性の低い記録媒体の場合には著しく印字品質が低下する
ことがある。しかし、最も典型的な記録媒体である紙を
使用する場合にも、平滑性の高い紙はむしろ特殊であり
、通常の紙は繊維の絡み合いにより種々な程度の凹凸を
有する。したがって表面凹凸の大きい紙の場合には、印
字時に熱溶融したインクが紙の繊維の中にまで浸透でき
ず表面の凸部あるいはその均傍にのみ付着するため、印
字された像のエツジ部がシャープでなかったり、像の一
部が欠けたりして、印字品質を低下させることになる。
また、印字品質の向上のためには、融点の低い熱溶融性
バインダーを使用することも考えられるが、この場合に
は、熱転写性インク層が比較的低温においても粘若性を
おび、保存性の低下ならびに記録媒体の非印字部での汚
損等の不都合を生じる。
又、インク層にゴム弾性物質を0.3〜IO玉量%添加
してラフ紙への転写性の向上を図る例がある。しかし、
これらはゴム弾性物質が熱感度の低下をきたし、あるい
はインクのきれが悪いなど目的を達することが困難であ
った(特開昭82−230872、82−30083 
 、8O−225795)  。
又、ラフ紙印字のこころみとしてすでに公知のいわゆる
ブリッジ転写させる方法がある。これは本発明の層構成
と同一であるが、インク層が受容紙凹凸の凸部にだけ接
触して転写しているため、画像定着性が悪かったり、大
きな凹部において転写不良となっていた。
上記従来の熱溶融性色材層を設けてなる熱転写記録媒体
は、特に高密度用印字及び高速印字時のような短い加熱
時間での転写においては、熱溶融性色材層を溶融転写す
るエネルギーの不足により画像の転写率、解像度が充分
でないという欠点があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、高密度用印字及び高速印字時の熱転写
性に優れ、平滑度の高い紙はもちろん、低い紙に対して
も高解像度の印字画像を与える熱転写記録媒体を提供す
ることである。
[課題を解決するための手段] 本発明の熱転写記録媒体は支持体上に下記一般式(I)
、(n)、(III)で記載された化合物のいずれかを
主成分とする剥離層を設け、その上に告色剤とメルトイ
ンデックス8註0〜3000酢酸ビニルとの共重合体(
エチレン含有量70〜9(l 量%)とスチレン−イソ
ブレン−スチレン/及び/又はスチレン−ブタジエン−
スチレンのブロック共重合体を主成分としたインク層を
設け、さらにガラス転移点が100℃以上の樹脂を主成
分とした定着性向上層を順次積層したことを特徴とする
熱転写記録媒体。
一般式(I)ニアミドエステル化合物 CH2 0COR3 ただし、R1およびR3は炭素数12〜32の直鎖又は
イソ飽和炭化水素、 R2はHまたはC)i3 一般式(n)アミドアルコール化合物 R2 H20H ただし、R1は炭素数12〜32の直鎖またはイソ飽和
炭化水素、 R2はHまたはCMコ 一般式(m)脂肪酸ジェタノールアミド化合物CH2C
H20H CH2CH20H ただし、Rは炭素数!3〜41の直鎖酸、イソ酸、アン
ティイソ酸及び/またはオキシ酸残基を表す。
更に剥離層の接着性を良くするために、支持体と熱転写
層の間に融点が100℃以上の酸化ポリエチレンワック
スとメルトインデックス1註〜は酢酸ビニルとの共重合
体(エチレン含有ff170〜90重量%)を主成分と
する接着向上層を設けたことを特徴とするものである。
又、本発明において支持体上のいずれか一つの層が微細
粒子で構成されていることを特徴とするものである。
・本発明の熱転写記録媒体の層構成を模式的に説明する
と、第1図および第2図の如くとなる。
図中1は支持体、2は剥離層、3はインク層、4は定着
性向上層、5は接着層である。
本発明の接着層に用いる酸化ポリエチレンワックスは融
点が100℃以上で好ましくは110〜130℃であっ
て柔軟性のある材料が好ましく、更1こメルトインデ・
ソクス10〜500g710m+10のエチレンとエチ
ルアクリレート又は酢酸ビニルとの共重合体(エチルア
クリレート又は酢酸ビニル含有量が10〜30%)を用
いることにより支持体への接着性が改善される。又酸化
ポリエチレンワックスとエチレンとエチルアクリレート
又は酢酸ビニルとの共重合体を組合せることにより支持
体への接着性が向上するのみならず、酸化ポリエチレン
ワックスとメルトインデックスlO〜500g/1Os
inのエチレンとエチルアクリレート又は酢酸ビニルと
の共重合体の相乗効果によってサーマルヘッドの熱エネ
ルギーにより接着層上の剥離層が切れ易く転写性が優れ
る効果がある。
なお酸化ポリエチレンワックスとエチレンとエチルアク
リレート又は酢酸ビニルとの共重合体の混合割合は重量
比で90/10〜30/70が好ましい。又接着層の厚
みは0405〜3.0μ−好ましくは0.5〜1.5μ
lが良い。
本発明の接着層に用いられるメルトインデックスが10
 − 800g/login,エチレン含量が70〜9
0%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体としては、三
片・デュポンポリケミカル社■製のEVAFLEX−2
10  (MI=400g/10sin, VA=28
%)、EVAFLEX−220  ( Ml = 15
0g/login, VA− 28%)、EVAPLE
X−250 (Ml−15g/login 、 VA=
28%)、EVAFLEX−310  (Ml−400
g/1o1n, VA−25%)、EVAPLEX−4
10  (MI=400g/10sIn, VA−19
%)、EVAPLEX−420  (旧−150g/1
0ain, VA− 19%)、EVAFI,EX−4
50  (旧−15g/l’Om!n SA − 19
%)、EVAPLEX−550  (旧= 15g71
0sIn 、 VA− 14%)等が挙げられる。
またメルトインデックスが10〜600g/!Os[n
エチレン含量が70〜90%であるエチレン−エチルア
クリレート共重合体としては、三片・デュポンポリケミ
カル社■製のEEA−704  (旧−275g/LO
1n%EA− 25%) 、EIEA−707  (M
l−25g/10sin s EA””’ 17%)等
が挙げられる。
又酸化ポリエチレンWAXとしてはヘキスト社■製の p Hocchst−wax PED 121  113−
118Hoechst−1fax PED 153  
115−12[]Hoeehst−Wax PED 5
21  10B−108Hoechsc−Wax PE
D 522  100−105等が挙げられる。本発明
の接着層は、上記のように酸化ポリエチレンワック,ス
と、エチレン−エチルアクリレート又はエチレン−酢ビ
共重合体を主成分とするが、これらの他に必要に応じ熱
溶融性物質例えば、カルナバ、パラフィン、モンタンロ
ウ等を混合することができる。
本発明の剥離層は、色材層が溶融転写する際、色材層と
支持体の剥離を容易にし、かつ高濃度の印字像を得るた
めに設けるものである。すなわち、本発明の一段式(1
)のアミドエステル化合物、一般式(II)のアミドア
ルコール化合物、一般式(III)の脂肪酸ジェタノー
ルアミド化合物は結晶性が非常に小さく、透明性に優れ
ていて、又これら化合物の分子は嵩高い長鎖とその末端
に活性な官能基を有するために、溶融時、熱溶融性イン
ク層との親和性が高く、又、透明性の高いこともあって
高濃度の印字像が得られるものである。
一般式(I)のアミドエステル化合物は高級脂肪酸2モ
ルとアミノアルコール1モルとの脱水反応によるアミド
化およびエステル化によって合成される。この反応は、
アミド化を経てエステル化が進行し、目的の化合物を生
成する。
この化合物の選択に当っては、上記溶媒への親和性のみ
ならず、熱転写印字に必要な諸物性を有することが必要
であり、特に熱特性の一つのパラメーターとしての融点
が60〜110℃および硬度のパラメーターとしての針
入度が、0〜20の値を有するものが適当である。
上記諸物性を満足するアミドエステル系化合物を合成す
るのに適した高級脂肪酸としては、炭素数12〜30の
直鎖脂肪酸、炭素数16〜32のイソ脂肪酸、炭素数2
2〜32のアンティイソ脂肪酸の1種もしくは2種以上
の混合物である。
一方、アミノアルコールとしては、融点および針入度の
点よりモノエタノールアミン、モノイソプロパツールア
ミンが適当である。
以上の゛2モルの酸とアミンによって合成した化合物の
例について、その原料成分と合成した化合物の物性を下
記第1表に示す。
第1表 合成列 ′a流動性:^、流動性良好 B、撹拌すれば流動性あり C,ペーストまたは固体 又一般式(n)のアミドアルコール化合物は高級脂肪酸
とアミノアルコールとの脱水反応によるアミド化によっ
て容易に合成される。この化合物の選択に当っては、上
記溶媒への親和性のみならず、熱転写印字に必要な諸物
性を有することが必要であり、特に熱特性の一つのパラ
メーターとしての融点が60〜110℃および硬度のパ
ラメーターとしての針入度が、0〜20の値を有するも
のが適当である。
上記諸物性を満足するアミドアルコール化合物を合成す
るのに適した高級脂肪酸としては、炭素数12〜30の
直鎖脂肪酸、炭素数16〜32のイソ脂肪酸、炭素数2
2〜32のアンティイソ脂肪酸の1種もしくは2F!i
以上の混合物である。
一方、アミノアルコールとしては、融点及び針入度の点
よりモノエタノールアミン、モノイソプロパツールアミ
ンが適当である。
以上の酸とアミンによって合成した化合物の構造と諸特
性を下記第2表に示す。
第2表 合成例 また、市販品としては、用研ファインケミカル社より商
品名アミゾールCME%LME、PME、SMEとして
入手できる。
又一般式(III)の脂肪酸ジェタノールアミド化合物
は高級脂肪酸とジェタノールアミンとの脱水縮合によっ
て得られるが、反応をうまく進行させるために脂肪酸の
メチルエステルを用いるのが望ましい。
CH2C11z OHCH2CH2011この化合物の
選択に当っては、感熱転写印字に必要な諸物性を有する
ことが必要であり、特に熱特性の一つのパラメーターと
しての融点が60〜110℃および硬度のパラメーター
としての針入度が、0〜20の値を有するものが適当で
ある。
上記諸物性を満足するジェタノールアミドを合成するの
に適した窩級脂肪酸としては、炭素数13以上の直鎖ま
たは分枝飽和炭化水素またはオキシ飽和炭化水素が望ま
しい。特に固相において不定結晶粒形とするために単一
の脂肪酸でなく、炭素数が異なった2種以上の混合物で
あること、直鎖に分枝飽和炭化水素が混っている脂肪酸
であることが望ましい。これを満足する脂肪酸としては
天然物より抽出精製された硬質ラノリン酸、モンタン酸
等が適当である。
例えば硬質ラノリン脂肪酸ジェタノールアミド(上昇融
点778℃、DSCSCビークツ1’C入度12(22
℃)、脂肪酸原料、吉川製油、ラノリンHH−73)が
ある。
以上の化合物のいずれかを主成分とする。又必要に応じ
て他のバインダー成分としては、加熱により溶融する従
来公知のワックス類、樹脂類が用いられる。これらを例
示すると、ワックス類としては、カルナバワックス、オ
ーリキュリーワックス、マイクロクリスタリンワックス
、バラフィンワッス、セレシンワックス、モンタンろう
、キャンデリラワックス、セラックろう、チュウハクろ
う、パームろう、蜜ろう、低分子量ポリエチレン等が挙
げられる。更に必要に応じてエチレンエチルアクリレー
ト又はエチレン−酢ビ共重合体等を混合して使用するこ
ともできる。
本発明の剥離層は微細粒子構成とした場合には印字の島
切れ品くかつ転写性が優れ、1ドツト再現性が優れるた
め高密度用印字と高速印字に適している。
本発明の微細粒子構成は前記のワックスを溶剤にて分散
し、塗工することにより形成される。
溶剤としてはトルエン、キシレン、酢酸エチル、メチル
エチルケトン、アセトン、メタノール、エタノール、イ
ソプロパツール、エチルセロソネブ、シクロヘキサノン
等を例示できる。
なお微細粒子の大きさとしては0.01〜0.8μl好
ましくは0.05〜0.4μ雪が良い。(大きいと熱感
度が低下し、小さいと1ドツト再現性低下及び転写効率
が低下する) 又剥離層の厚みとしては0.1〜10μ■であり、好ま
しくは1〜5μ■である。
本発明のインク層は着色剤とメルトインデックス 80
0〜3000g710min 、好ましくは1000〜
2000g710sinのエチレンと、エチルアクリレ
ートまたは酢酸ビニルとの共重合体(エチレン含有量7
0〜90g1量%、好ましくは70〜85重量%)とス
チレンーイソブレンース≠レン及び/又はスチレン−ブ
タジエン−スチレンのブロック共重合体の混合によって
熱可塑性インク層に特有の弾性を付与させる。そうする
ことによって印字時のヘッド圧によって容易にラフ紙表
面と接触密着が可能となるものである。更に、メルトイ
ンデックスがfloo 〜3000g710minと高
いため、短時間で溶融流動するので被転写物に対してぬ
れやすい特性をもち、又共重合体のエチルアクリレート
又は酢酸ビニル含量が10〜30%であることにより紙
への接着性が適切となる。
スチレン−イソブレン−スチレン及び/又はスチレン−
ブタンジエン−スチレンの好適なブロック共重合体とし
ては、硬度ショアA (JISK6301)において3
0〜60の弾性体、かつメルトインデックス6条件(A
STM D123&)(8/1osin)において1〜
500である。
硬度が30より小さいと、OHP印字において異常画像
が発生し、又60より大きいと目的のラフ紙凹凸との密
着性が達成できない。
メルトインデックスが1より小さいと熱感度が低下し、
熱転写に高エネルギーを要する。又500より大である
場合には本、ブロック共重合体では十分な弾性を発現さ
せることが困難となる。
本発明のインク層に用いられるメルトインデックスが8
00〜3000g/1osin 、エチレン含量が7′
0〜90%であるエチレン−エチルアクリレート共重合
体としては、日本ユニカー鈎製のMB−910(旧= 
1100g/io’mln 、 EA−28%) MB
−900(旧−1500g/10min 、 EA−2
3%)等が挙げられる。
メルトインデックスが800〜3000g710sin
 。
エチレン含量70〜90%であるエチレン−酢酸ビニル
共重合体としては、日本ユニカー仲製のMB−850(
Ml −800g/fOmIn、  VA−22%) 
 、 MB−010(旧−1200g/LOwIn 、
 VA=25%) 、MB−080(Ml−2500g
ハONn s v^−19%)等が挙げられる。
EVA及びEEAは前記において規定した通りである。
共重合上ツマー量がその範囲より外れると、ブロック共
重合体と混和し、熱感度低下が発生し、インクを切り、
転写させる事が不可能となる。メルトインデックスが8
00より小さいと熱感度が低下し、熱転写に高エネルギ
ーを要する、又3000より大である場合、ラフ紙へ強
固な画像が作り得ない。
本発明のインク層は、必要に応じスチレン系および/又
はスチレン誘導体系、ビニル系、アクリル系及びパラフ
ィン、ポリエチレン、キャンデリラ、カルナバロウ等も
添加することもできる。
ブロック共重合体と熱可塑性バインターとの混合比率は
、印字の条件によって適宜選定されるが、好適にはブロ
ック共重合体は、組成中10〜90虫量%より好ましく
はao−eoi量%である。
層厚は、0.2〜5μ好ましくは0.5〜4μである。
着色剤としては、有機もしくは無機の染料もしくは顔料
のうち、記録材料として適当な特性を有するものがよい
。例えば、充分な着色濃度を有し、光、熱、湿度等によ
って変褐色しないものが好ましい。又、非加熱時には無
色であるが、加熱時に発色するものや、被転写体に塗布
されている物質と接触することにより発色するような物
質でもよい。
具体的にはカーボンブラック、二酸化チタン、ベンガラ
、レーキレッドC1ファーストスカイブルー、ベンジジ
ンイエロー、フタロシアニングリーン、フタロシアニン
ブルー、直接染料、油性染料、塩基性染料等の顔料、染
料等が挙げられる。
本発明のインク層は着色剤及び前記特定の共重合体を混
練して組成物とし、該組成物を適宜な塗装方式により剥
離層表面に塗布すればよい。
組成物としては、着色剤及び前記特定の共重合体をそれ
らの総重量中、着色剤の重量が1〜80%、好ましくは
5〜30%となるように配合する。
又微細粒子構成は、前記組成物を溶剤にて分散し塗工す
ることにより形成される。溶剤としてはトルエン、キシ
レン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、アセトン、メ
タノール、エタノール、イソプロパツール、エチルセロ
ソルブ、シクロヘキサノン等を例示できる。
以上のようにして設けるインク層の厚さは、0.1μ5
w1Oμ謂程度が適当であり、好ましくは1μm〜5μ
−である。
本発明のインク層は微細粒子構成とした場合には印字の
際、切れ易く、かつ転写性が優れ1ドツト再現性が優れ
るため高密度用印字と高速印字に適している。
なお微細粒子の大きさとしては0.01〜0.8μ■、
好ましくは0.05〜0.4μmがよい。大きいと熱感
度が低下し、小さいと1ドツト再現性低下及び転写効率
が低下する。
本発明の定着性向上層がガラス転移点が100℃以上の
スチレン系及び/又はスチレン誘導体系、ビニル系、ア
クリル系の少なくとも1種の樹脂を主成分とし必要に応
じパラフィンワックス、ポリエチレンワックス、キャン
デリラワックス、カルナウバワックス等のワックス類や
PE、PVC,EVA、EEA等の熱可塑性樹脂の如き
熱可塑性物質を添加したりすることもできる。
本発明のスチレン系樹脂としては分子量[MW] 85
,000のポリスチレン(TglOO℃)、ポリスチレ
ン誘導体としてはボ嗅P−カルボメトキシスチレン(T
g  131℃)、ポリP−シアノスチレン(Tg12
0℃)、ポリO−メチルスチレン(12115℃)、ポ
リP−メチルスチレン(Tg  101”c) 、ポリ
 2.4−ジメチルスチレン(Tgl19℃)、ポリ 
2.5−ジメチルスチレン(Tg122℃)、ポリ 3
.4−ジメチルスチレン(Tg!02℃)、ポリP −
terL−ブチルスチレン(Tg118℃)、ポリPフ
ェニルスチレン(Tg138℃)、ポリP−フェノキシ
スチレン(TgLOQ℃)、ポリ 2,5−ジフルオロ
スチレン(Tg  lol”c) 、ポリP−クロロス
チレン(72128℃)、ポリ 2.5−ジクロロスチ
レン(7g130℃)、ポリ 3.4−ジクロロスチレ
ン(Tg138℃)、ポリ 2,6−ジクロロスチレン
(Tg167℃)、ポリα−ビニルナフタレン(7g1
82℃)、ポリα−メチルナフタレン(Tg180℃)
ビニル系樹脂としてはポリジビニルベンゼン(7g10
6℃)、ポリビニルホルマール(7g105℃)、ポリ
ビニルシクロヘキサン(7g100℃)、アクリル系樹
脂としては、ポリメチルメタクリレート(7g105℃
)、アイソタクチックポリメチルメタクリレ−) (T
g  115℃)、ポリtert−ブチルメタクリレ−
)(7g107℃)、ポリエチレングリコールジメタグ
リレート(Tgl16℃)、ポリペンタクロロフェニル
アクリレート(7g145℃)、ポリフェニルメタクリ
レート(7g110℃)、ポリP−シアノフェニルメタ
クリレート(7g150℃)、ポリP−力ルボメトキシ
フェニルメタクリレート(Tg  10B”c) 、ポ
リP−シアノフェニルメタクリレ−)(7g1211℃
)、ポリメタクリロニトリル(Tg120℃)。
本発明の定着性向上層は前記組成物を溶剤にて分散し、
インク層表面に塗工形成するときは、微細粒子構造とな
る。
溶剤としてはトルエン、キシレン、酢酸エチル、メチ゛
ルエチルケトン、アセトン、メタノール、エタノール、
イソプロパツール、エチルセロソルブ、シクロヘキサノ
ン等を例示できる。
以上のようにして設ける定着性向上層の厚さは、0,1
μm〜lOμm程度が適当であり、好ましくは1μ−〜
5μ■である。
本発明の定着性向上層は微細粒子構成とした場合には定
着性はもちろん印字の際、切れ易く、かつ転写性が優れ
1ドツト再現性が優れるため高密度用印字と高速印字に
適している。
なお微細粒子の大きさとしてはo、01〜0.8μ膳、
好ましくは0.05〜0.4μ−が良い。大きいと熱感
度が低下し、小さいと1ドツト再現性低下及び転写効率
が低下する。
本発明の熱転写記録媒体の支持体としては例えば、ポリ
エステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース
、ナイロン、ポリイミド等の比較的耐熱性のよいプラス
チックのフィルムの他、グラシン紙、コンデンサー紙、
金属箔等及び上記各材料の複合体を例示することができ
る。
複合体としては、例えば、アルミニウム/紙板合体、金
属蒸着紙もしくは金属蒸着プラスチックフィルム等を挙
げることができる。支持体の厚さは熱転写に際しての熱
源として熱ヘッドを考慮する場合には2〜15ミクロン
程度であることが望ましいが、例えばレーザー光等の熱
転写性インク層を選択的に加熱できる熱源を使用する場
合には特に制限はない。また、熱ヘッドを使用する場合
は、熱ヘッドと接触する支持体の表面にシリコーン樹脂
、ふっ素樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、メラミン樹脂、ニトロセルロース等からなる
耐熱性保護層を設けることにより、支持体の耐熱性を向
上することができ、あるいは従来用いることのできなか
った支持体材料を用いることもできる。
塗布方式としてホットメルトコート及び溶剤塗工方式と
してグラビアコート、ロールコート、エアーナイフコー
ト、ワイヤーバーコードのほか、グラビア印刷、グラビ
アオフセット印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷方式
によってもよい。
[実施例] 次に実施例を挙げて本発明をより詳しく説明する。
実施例1 裏面に耐熱層を設けた厚さ 3.5μ麿のポリエステル
フィルムに 〇−一般式1)の第1表No、1の化合物(■p74〜
77℃)         15重量部Oパラフィンワ
ックス(mp74.6℃)5ffi量部Oトルエン  
         80重量部の組成物をボールミルで
分散しグラビアロール塗工方式にて4μ膳の厚みの剥離
層を形成、次いでその表面に ・カーボンブラック       1.5ffi1部O
エチレンーエチルアクリレート共重合体[14B−91
0(日本ユニカー−製、メルトインデックス1100g
/login 、 EA含含有量2結Oブロック共重合
体スチレン−イソプレン(40)−スチレン(硬度シツ
アA3g、メルトインデックス9、カリフレック スT R 1107、シェル化学社製)4.0重量部O
トルエン            90重量部の組成物
をボールミルで分散しグラビアロール塗工方式にて3μ
■の厚みのインク層を形成、次いでその表面に ・ポリPーメチルスチレン(Tg  LO1’C)5重
量部 9パラフインワツクス       5重量部・メチル
エチルケトン      45ii ffi 部Oトル
エン           45重fi[の組成物をボ
ールミルで分散しグラビアロール塗工方式にて2μIの
厚みの定着性向上層を形成、熱転写記録媒体(A)を作
成した。
実施例2 実施例1において剥離層組成物を一般式(1)の第1表
No.1の化合物の代りに第1表のNo。
5 (mp. 72〜78℃)の化合物に変えた以外は
全て同様にして熱転写記録媒体(B)を作成した。
実施例3 実施例1において剥離層組成物を一般式CI)の第1表
No.1の化合物の代りに第1表のNo。
6(19.72〜74℃)の化合物に変えた以外は全て
同様にして熱転写記録媒体(C)を作成した。
実施例4 実施例1において剥離層組成物を一般式(I)の第1表
No.1の化合物の代りに一般式(II)の第2表No
.1化合物(sp. 83℃)に変えた以外は全て同様
にして熱転写記録媒体(D)を作成した。
実施例5 実施例4において剥離層組成物を一般式(II)の第2
表No.uの化合物の代りに第2表のNo。
6化合物(sp. 76〜80℃)に変えた以外は全て
同様にして熱転与記録媒体(E)を作成した。
実施例6 実施例4において剥離層組成物を一般式(n)の第2表
No.1の化合物の代りに第2表のNo、6化合物(1
2,63〜67℃)に変えた以外は全て同様にして熱転
写記録媒体(P)を作成した。
実施例7 実施例1において剥離層組成物を一般式(I)の第1表
No、1化合物の代りに一般式(I[I)の硬質ラノリ
ン脂肪酸ジェタノールアミド化合物(mp、 ’11.
8℃)に変えた以外は全て同様にして熱転写記録媒体(
G)を作成した。
実施例8 実施例1においてインク層組成物をエチレン−エチルア
クリレート共重合体MB−910の代りにエチレン−酢
酸ビニル共重合体MB−010[日本ユ二力■製]、メ
ルトインデックス1200g710sin 。
酢酸ビニル含有量25%)に変えた以外は全て同様にし
て熱転写記録媒体(1()を作成した。
実施例9 実施例1において、インク層組成物のブロック共重合体
をスチレン−ブタジェン(40ffi ffi%)−ス
チレン(硬度ショアA49、メルトインデックス22、
カリフレックス7R4113、シェル化学社製)に変え
た以外は同様にして熱転写記録媒体(1)を作成した。
実施例10 実施例1において定着性向上層組成物をポリP−メチル
スチレン(Tg  101”C)の代りに(10−1)
ポリP−クロロスチレン(Tg L28℃)〜熱転写記
録媒体(J) (to−2)ポリビニルシクロヘキサン(Tg 100
℃)〜熱転写記録媒体(K) (10−3)ポリメチルメタクリレート(Tg 105
℃)〜熱転写記録媒体(L) (10−4)ポリエチレングリコールジメタクリレート
(Tg 11B”c)〜熱転写記録媒体(M)実施例1
1 裏面に耐熱層を設けて厚さ 3.5μ階のポリエステル
フィルムに O酸化ポリエチレンワックス(ヘキスト社■製)(曽p
:   113〜118  ℃)          
5重量部Oエチレンーエチルアクリレート共重合体A−
707(三井・デュポンポリケミカル杜仲製)(メルト
インデックス25g710min 、 E A含有fl
17%)             51111部0ト
ルエン           90重量部の組成物をボ
ールミルで分散しグラビアロール塗工方式にて1μ麿の
厚みの接着性向上層を形成、次いでその表面に実施例1
と同じ構成で熱転写記録媒体(N)を作成した。
実施例12 実施例11においてエチレン−エチルアクリレート共亜
合体へ−707の代りにエチレン−酢酸ビニル共重合体
をEVAPLEX−410(三井・デュポンポリケミカ
ル社■製)(メルトインデックス400g/10mIn
、酢酸ビニル含有量19%)に変えた以外は全て同様に
して熱転写記録媒体(0)を作成した。
実施例13 実施例1において剥離層をホットメルト塗工方式に変更
し、剥離層塗膜を形成した以外は実施例1と同じ構成で
の熱転写記録媒体(P)を作成した。
実施例14 実施例1において剥離層、インク層をホットメルト塗工
方式に変更し、剥離層塗膜、インク層塗膜を形成した以
外は実施例1と同じ構成で熱転写記録媒体(Q)を作成
した。
実施例15 実施例1において剥離層、インク層、定着性向上層をホ
ットメルト塗工方式に変更し、剥離層塗膜、インク層塗
膜、定着性向上層塗膜を形成した以外は実施例1と同じ
構成で熱転写記録媒体(R)を作成した。
比較例1 実施例1において第1表のNo、1の化合物(mp74
〜77℃)の代りにパラフィンワックス(sp74.6
℃)におきかえた以外は全て同様にして熱転写記録媒体
(イ)を作成した。
比較例2 実施例1においてインク層のエチレン−エチルアクリレ
ート共重合体MB−910[日本ユニカー味製(メルト
インデックスlloOg/Login 、 EA −2
8%)]のみとした以外は全て同様にして熱転写記録媒
体(ロ)を作成した。
比較例3 実施例8においてインク層のエチレン−酢酸ビニル共重
合体MB−010(日本ユニカー鈎製、メルトインデッ
クス1200g/10gIn 、酢酸ビニル含有量25
%)のみとした以外は全て同様にして熱転写記録媒体(
ハ)を作成した。
比較例4 実施例1において定着性向上層がない以外は全て同様に
して熱転写記録媒体(ニ)を作成した。
以上のようにして得た実施例の熱転写記録媒体(A)〜
(R)と比較例の熱転写記録媒体(イ)〜(駒を熱転写
プリンター(試作機・・・ヘッドは18本l■濡)にて
ヘッドエネルギー14s+J/dat、印字スピード1
50文字/秒で印字した。被転写紙としては、ベック平
滑度25秒の用紙を用いた。印字結果を第3表に示す。
第3表 o  me落ちが全くない Δ m像落ちがやや有 × I!i像落ちが有 く解像度〉 くラア紙印品〉 0 平滑度10〜30secの紙のベタ印字が完全にう
まうているくブロッキング〉 BO℃の温度条件下で1oollr保存後のプロブキン
グ状態[効 果] 以上の説明で明らかなように本発明の熱転写記録媒体は
高密度印字及び高速印字時の熱転写性に優れ、平滑度の
高い紙はもちろん、低い紙に対しても高解像度の印字画
像を与えることができる。
又画像の定着性にも優れている。リボンのブロックキン
グにも効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の熱転写記録媒体の層構
成を模式的に説明する図。 l・・・支持体、2・・・剥離層、3・・・インク層、
4・・・定着性向上層、5・・・接着層。 21図 才2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に下記一般式( I )、(II)、(III)
    で記載された化合物のいずれかを主成分とする剥離層を
    設け、その上に着色剤とメルトインデックス800〜3
    000g/10minのエチレンとエチルアクリレート
    又は酢酸ビニルとの共重合体(エチレン含有量70〜9
    0重量%)とスチレン−イソブレン−スチレン/及び/
    又はスチレン−ブタジエン−スチレンのブロック共重合
    体を主成分としたインク層を設け、さらにガラス転移点
    が100℃以上の樹脂を主成分とした定着性向上層を順
    次積層したことを特徴とする熱転写記録媒体。 一般式( I ):アミドエステル化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼ ただし、R_1およびR_3は炭素数12〜32の直鎖
    又はイソ飽和炭化水素、 R_2はHまたはCH_3 一般式(II)アミドアルコール化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼ ただし、R_1は炭素数12〜32の直鎖またはイソ飽
    和炭化水素、 R_2はHまたはCH_3 一般式(III)脂肪酸ジエタノールアミド化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼ ただし、Rは炭素数13〜41の直鎖酸、イソ酸、アン
    ティイソ酸及び/またはオキシ酸残基を表す。
  2. (2)支持体と剥離層の間に融点が100℃以上の酸化
    ポリエチレンワックスとメルトインデックス10〜60
    0g/10minのエチレンとエチルアクリレート又は
    酢酸ビニルとの共重合体(エチレン含有量70〜90重
    量%)を主成分とする接着層をさらに設けた請求項(1
    )記載の熱転写記録媒体。
  3. (3)支持体上の各層のうちのいずれか一層が微細粒子
    で構成されている請求項(1)又は(2)に記載の熱転
    写記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6783820B1 (en) 1999-07-12 2004-08-31 Sony Chemicals, Corp. Thermal transfer recording media

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