JPH10159908A - 帆布およびこの帆布を用いた歯付きベルト - Google Patents

帆布およびこの帆布を用いた歯付きベルト

Info

Publication number
JPH10159908A
JPH10159908A JP8329189A JP32918996A JPH10159908A JP H10159908 A JPH10159908 A JP H10159908A JP 8329189 A JP8329189 A JP 8329189A JP 32918996 A JP32918996 A JP 32918996A JP H10159908 A JPH10159908 A JP H10159908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
canvas
latex
belt
tooth
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8329189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3468265B2 (ja
Inventor
Toshitaka Tamaoki
稔隆 玉置
Junji Yokoi
淳二 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitta Co Ltd
Original Assignee
Unitta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitta Co Ltd filed Critical Unitta Co Ltd
Priority to JP32918996A priority Critical patent/JP3468265B2/ja
Priority to TW086117182A priority patent/TW390838B/zh
Priority to KR1019970061227A priority patent/KR100359276B1/ko
Priority to US08/976,078 priority patent/US6007897A/en
Priority to CN97122787A priority patent/CN1083955C/zh
Priority to DE69721188T priority patent/DE69721188T2/de
Priority to ES97309481T priority patent/ES2116255T3/es
Priority to DE0844413T priority patent/DE844413T1/de
Priority to EP97309481A priority patent/EP0844413B1/en
Publication of JPH10159908A publication Critical patent/JPH10159908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3468265B2 publication Critical patent/JP3468265B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G1/00Driving-belts
    • F16G1/28Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24479Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including variation in thickness
    • Y10T428/24521Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including variation in thickness with component conforming to contour of nonplanar surface
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24479Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including variation in thickness
    • Y10T428/24612Composite web or sheet
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/249921Web or sheet containing structurally defined element or component
    • Y10T428/249924Noninterengaged fiber-containing paper-free web or sheet which is not of specified porosity
    • Y10T428/24994Fiber embedded in or on the surface of a polymeric matrix
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T442/00Fabric [woven, knitted, or nonwoven textile or cloth, etc.]
    • Y10T442/20Coated or impregnated woven, knit, or nonwoven fabric which is not [a] associated with another preformed layer or fiber layer or, [b] with respect to woven and knit, characterized, respectively, by a particular or differential weave or knit, wherein the coating or impregnation is neither a foamed material nor a free metal or alloy layer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯付きベルトにおいて伸縮性を損なわず、表
面にゴムの滲み出しがない歯布を得る。 【解決手段】 長手方向に複数の歯部12を有し、背部
16に心線14を埋設した歯付きベルト本体10に歯布
18が被膜される。この歯布18に用いられる帆布はラ
テックスによって被膜処理される。ラテックスの固形分
付着量は基布重量に対して50〜200重量%に調節さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコピー機、
プリンタ等のキャリッジの移送や、ロボットの位置決め
などに用いる歯付きベルトの帆布、およびこの帆布を用
いた歯付きベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】歯付きベルトは伸縮性のある帆布によっ
て歯部が被覆される。一般に、帆布は歯部と強固に接着
させるためにRFL(レゾルシン・ホルマリン・ラテッ
クス)液で処理が行われた後、ゴムを被膜して(ゴム引
き)使用される。しかしこのような加工法では帆布表面
に被膜ゴムの付着、あるいは歯ゴムの滲み出しによる付
着があることから、大きい摩擦係数のためにベルト走行
時における騒音が大きくなったり、プーリとの摩耗によ
りゴム粉が飛散したりする。通常歯ゴムは通電性の良い
カーボンを含んでいるため、このゴム粉がOA機器など
での電気障害を引き起こす可能性がある。
【0003】このような歯ゴムの帆布への滲み出しを防
ぐための歯付きベルトが、例えば特開平7−19015
0号公報に開示されている。この歯付きベルトでは、帆
布はRFL液のみで処理され、基布の重量に対して30
〜50重量%のRFL液の固形分が付着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、RFL液の固
形分付着量が30〜50重量%では歯ゴムの滲み出しの
防止は十分に行われない。固形分付着量を多くすると歯
ゴムの滲み出しはより少なくなるが、帆布の伸縮性が損
なわれるため、特にOA機器で用いられるような小さい
ピッチの歯付きベルトにおいて、ベルトの歯部を所望の
形状に成形することが困難である。
【0005】本発明は、この様な欠点に鑑みてなされた
ものであり、伸縮性が損なわれず、ゴムの滲み出しがな
い帆布、およびこの帆布を用いた歯付きベルトを得るこ
とが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による帆布は、歯
付きベルトに形成された複数の歯部の表面に被覆され、
両面がラテックスで被膜処理されていることを特徴とし
ている。
【0007】帆布において、好ましくは、前記帆布への
前記ラテックスの付着量が、基布の重量に対して約50
〜200重量%である。さらに好ましくは、ラテックス
が自己架橋性カルボキシル基含有のラテックスである。
【0008】帆布において、好ましくは、帆布がラテッ
クスで被膜処理された後にレゾルシン・ホルマリン・ラ
テックスで被膜処理されている。
【0009】本発明の歯付きベルトにおいて、長手方向
に沿って設けられた複数の歯部の表面が、請求項1から
5に記載されたいずれかの帆布によって被膜される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による歯付きベルト
の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0011】図1は実施形態である歯付きベルトを破断
して示す斜視図であり、図2は歯付きベルトの縦断面図
である。歯付きベルト10はベルト長手方向に沿った複
数の歯部12と、心線14を埋設した背部16とから成
り、歯部12の表面には歯布18が貼着されている。歯
部12の側面形状は円弧の一部から成る丸歯や、台形歯
であってもよく、特に制限されない。なお図2におい
て、Lpはピッチ、PLDはピッチラインディファレン
シャルを示す。
【0012】歯部12および背部16に使用される原料
ゴムは、水素添加ニトリルゴム、クロロスルホン化ポリ
エチレンといった耐熱老化性の改善されたゴムや、クロ
ロプレンゴム、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム等が
使用される。このゴムの中には配合剤として亜鉛華、ス
テアリン酸、可塑剤、老化防止剤等が添加され、また加
硫剤として硫黄、有機過酸化物等があるが、これら配合
剤や加硫剤は特に制限されない。
【0013】心線14は、ガラス繊維、パラ系アラミド
繊維などのフィラメントを撚り合わせたものを接着剤で
あるRFL液などで処理した撚りコードが好適である。
しかし本願発明ではこれらに限定されるものではない。
【0014】歯布として用いられる帆布はナイロン6、
ナイロン66等であり、単独あるいは混合されたもので
あってもよい。歯布のベルト幅方向の経糸、ベルト長さ
方向の緯糸の構成は、上述の繊維のフィラメント糸また
は紡績糸であり、織構成も平織、綾織、朱子織のいずれ
でもよい。なお経糸は伸縮性がなく、緯糸が伸縮性を有
することが必要である。
【0015】帆布にはまずラテックス処理が施される。
ラテックスの種類は特に制限されないが、好ましくは帆
布の伸縮性を損なわない柔軟な皮膜を形成し、また歯の
成形に際して皮膜強度が高い自己架橋性のラテックスが
よい。ラテックスはラテックス単体でもよく、必要に応
じて加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤等を添加してもよ
い。
【0016】まず原反をラテックス液に浸漬し、一対の
ロールの間に通すことにより絞った後、乾燥させる。こ
の時ラテックスの固形付着量は原反重量に対して50〜
200重量%であることが好ましい。
【0017】ラテックス処理が施された帆布は、さらに
RFL液によって処理される。処理工程はラテックスの
時と同様であり、ここでは詳述しない。RFL液はレゾ
ルシンとホルマリンの初期混合物(RF液)をラテック
スに混合したものである。
【0018】所定の歯溝を有する円筒状モールドの外周
に、前述の処理がなされた帆布を円周方向が伸縮性のあ
る緯糸になるように巻き付け、その上に心線となるコー
ドを螺旋状に巻き付け、さらに歯部および背部となる未
加硫のゴムシートを巻き付ける。さらに加硫用スリーブ
を嵌合して全体を覆い、スチーム加硫釜で加硫加圧す
る。加硫加圧されると、ゴムシートが心線コードの間か
らモールドの凹部内へ入り込み、これに伴って帆布が引
き伸ばされる。こうして表面を帆布で覆われた歯部が形
成される。この円筒形のベルト材を所定の幅に切断して
図1に示す歯付きベルトが得られる。
【0019】
【実施例】以下、比較例とともに実施例をあげて本発明
を説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定
されるものではない。
【0020】〔実施例、比較例〕次に実施例1〜3、お
よび比較例1〜2の歯付きベルトを作製し、ゴムの滲み
出しを目視により比較を行った。これらの歯付きベルト
の構成を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】(1)実施例1 帆布には経糸、緯糸とがナイロン66であり、平織りさ
れ、原反厚みが0.31mmのものを使用し、ラテック
ス処理のみを行った。帆布のラテックス固形分付着量は
原反重量に対して100重量%である。処理後の帆布の
厚みは0.35mmである。ラテックスには、自己架橋
性カルボキシル基含有のラテックス(クロスレンNA−
15(武田薬品工業株式会社の商品名) )を使用した。
実施例1の歯付きベルトの歯部および背部を形成する原
料ゴムはクロロプレンゴムであり、表3に記載したゴム
コンパウンドを使用した。ベルトの歯形状は台形歯、歯
ピッチは2.032mmである。
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】(2)実施例2 帆布にはラテックス処理を行った後、さらにRFL処理
を行った。RFL液は表2に記載したものを用いた。帆
布のラテックス固形分付着量は原反重量に対して100
重量%、RFL固形分付着量は原反重量に対して35重
量%である。他の構成は実施例1と同じである。
【0026】(3)実施例3 帆布は経糸、緯糸とがナイロン66で2−2綾織りさ
れ、原反厚みが0.78mmのものを使用した。ラテッ
クス処理、RFL処理の両方を行い、帆布のラテックス
固形分付着量は原反重量に対して85重量%、RFL固
形分付着量は原反重量に対して25重量%である。帆布
の仕上がり厚さは0.84mmである。歯形状は丸歯、
歯ピッチは8.00mmである。他の構成は実施例2と
同じである。
【0027】(4)比較例1 帆布は原反厚みが0.31mmのものを使用し、ラテッ
クス処理を行わずに、RFL処理のみを行った。帆布の
仕上がり厚さは0.33mmである。他の構成は実施例
2と同じである。
【0028】(5)比較例2 帆布は原反厚みが0.78mmのものを使用し、ラテッ
クス処理を行わずに、RFL処理のみを行った。帆布の
仕上がり厚さは0.81mmである。他の構成は実施例
3と同じである。
【0029】
【表4】
【0030】表4を参照すると、ラテックスで被膜した
帆布を使用した場合、即ち実施例1〜3のいずれにおい
ても、帆布へのゴムの滲み出しは見られなかった。しか
しラテックスで被膜しなかった帆布を使用した比較例
1、2ではゴムの滲み出しが確認された。なお実施例1
ではラテックスのみで被覆しているが、帆布とベルト歯
との接合が比較例1に比べ弱い。しかしラテックス、R
FL処理両方を行なった実施例2の帆布においては、帆
布の仕上がり厚さが実施例1とほぼ同じであるのにも関
わらず、比較例1と比較してもベルト歯との接合が良好
であることが確認された。
【0031】次に実施例1〜3、及び比較例1〜2のベ
ルトを用いて走行試験を行い、性能を評価した。評価は
ベルト走行時におけるゴム粉の飛散度、騒音性、及び耐
久性の3種類について行われた。また走行条件は台形歯
のベルト(実施例1、実施例2、比較例1)と、丸歯の
ベルト(実施例3、比較例2)とで異なっている。なお
これらの走行試験結果は表4に示される。なお、表4の
−−−−は走行試験が実施されなかったことを示す。
【0032】〔走行ベルトのゴム粉飛散度の試験方法と
評価方法〕次に実施例1〜3、及び比較例1〜2のベル
トを用いて、第1及び第2の走行試験を行ない、目視に
よりゴム粉の飛散度を評価した。
【0033】まず第1の走行試験は、実施例1、実施例
2、比較例1の台形歯ベルトを用いて行なわれた。市販
プリンタ(NEC社製日本語シリアルプリンタ PC−
PR201/63)のキャリッジ送りに各ベルトを使用
し、24時間走行させた。
【0034】第2の走行試験は実施例3、比較例2の丸
歯ベルトを用いて行なわれた。原動プーリ22歯、従動
プーリ22歯の2軸走行試験機を使用し、原動プーリの
回転数1分当たり2300、負荷23N・mの条件下
で、各ベルトを24時間走行させた。
【0035】第1及び第2の走行試験結果は、表4に示
される。ゴム粉飛散度は台形歯、丸歯両方において、比
較例にはゴム粉が見られたが、実施例では見られなかっ
た。これはゴムの滲み出しの有無と対応しており、ゴム
の滲み出しのない実施例1及び実施例2のベルト、即ち
ラテックスを帆布に被覆させたベルトがゴム粉の飛散を
防止することがわかる。
【0036】〔走行ベルトの騒音性の試験方法と評価方
法〕次に実施例1〜3、及び比較例1〜2のベルトを用
いて、第3及び第4の走行試験を行い、ベルトから発生
する騒音レベルにより騒音性を評価した。騒音レベルは
騒音計のAスケール、即ち人間の聴感に近いスケールに
より測定され、dBAで示される。
【0037】まず第3の走行試験は、実施例1、実施例
2、比較例1の台形歯ベルトを用いて行なわれた。原動
プーリ30歯、従動プーリ30歯の2軸走行試験機を使
用し、原動プーリの回転数1分当たり1〜3000、無
負荷の条件下で走行させた。この走行中にマイクを2軸
のスパン中央部でベルトから100mm離れた位置に置
き、ベルトからの騒音レベルを測定した。
【0038】第4の走行試験は実施例3、比較例2の丸
歯ベルトを用いて行なわれた。原動プーリ22歯、従動
プーリ22歯の2軸走行試験機を使用し、原動プーリの
回転数1分当たり1〜3000、無負荷の条件下でベル
ト走行させた。この走行中にマイクを2軸のスパン中央
部でベルトから100mm離れた位置に置き、ベルトか
らの騒音レベルを測定した。
【0039】第3及び第4の走行試験結果は、表4に示
される。これら2つの走行試験結果は、ゴムの滲み出し
の有無と対応しており、比較例のベルトに比べ、実施例
のベルトの騒音が少ないことがわかる。これは実施例の
ベルトでは帆布へのゴムの滲み出しがないので、駆動時
にプーリとの摩擦が減少し、滑らかな伝動が行なわれる
と考えられる。
【0040】〔走行ベルトの耐久性の試験方法と評価方
法〕次に実施例1〜3、及び比較例1〜2のベルトを用
いて、第5及び第6の走行試験を行なった。走行開始か
らベルト歯元に亀裂が入り走行不可に至るまでの走行時
間を測定し、耐久性の評価を行なった。
【0041】まず第5の走行試験は、実施例1、実施例
2、比較例1の台形歯ベルトを用いて行なわれた。原動
プーリ14歯、従動プーリ14歯の2軸走行試験機を使
用し、原動プーリの回転数1分当たり9000、負荷
0.1N・mの条件下でベルトを走行させた。
【0042】第6の走行試験は実施例3、比較例2の丸
歯ベルトを用いて行なわれた。原動プーリ22歯、従動
プーリ22歯の2軸走行試験機を使用し、原動プーリの
回転数1分当たり2300、負荷23N・mの条件下で
ベルトを走行させた。
【0043】第5及び第6の走行試験結果は、表4に示
される。ベルトの耐久性はベルト歯との接合の度合いと
対応しており、ベルト歯との接合があまり良好でない実
施例1のベルトが耐久性で実施例2、比較例1のベルト
に比べ劣ることがわかる。また実施例3のベルトと比較
例2のベルトとの耐久性に、違いはあまり見られなかっ
た。即ちラテックス処理だけでなく、さらにRFL処理
を行なった帆布を使用した歯付きベルトは、ベルト歯と
の接合がよく、走行寿命の長い歯付きベルトであること
が分かる。
【0044】本発明の歯付きベルトにおいては歯布がラ
テックス処理されているので、歯布目がラテックスによ
り覆われゴムの滲み出しが防止できる。したがって、ベ
ルト駆動時にプーリとの摩擦によってゴム粉が発生せ
ず、騒音も減少する事が確認された。
【0045】
【発明の効果】本発明によると、伸縮性が損なわれず、
ゴムの滲み出しがない帆布、およびこの帆布を用いた歯
付きベルトを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による歯付きベルトの実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図1に示す歯付きベルトの長手方向の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 歯付きベルト 12 歯部 14 心線 16 背部 18 歯布

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯付きベルトに形成された複数の歯部の
    表面に被覆される帆布において、両面がラテックスで被
    膜処理されていることを特徴とする帆布。
  2. 【請求項2】 前記帆布への前記ラテックスの付着量
    が、基布の重量に対して約50〜200重量%であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の帆布。
  3. 【請求項3】 前記ラテックスが自己架橋性カルボキシ
    ル基含有のラテックスであることを特徴とする請求項2
    に記載の帆布。
  4. 【請求項4】 前記帆布がラテックスで被膜処理された
    後にレゾルシン・ホルマリン・ラテックスで被膜処理さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の帆布。
  5. 【請求項5】 長手方向に沿って設けられた複数の歯部
    の表面が、請求項1から4に記載されたいずれかの帆布
    によって被膜された歯付きベルト。
JP32918996A 1996-11-25 1996-11-25 帆布およびこの帆布を用いた歯付きベルト Expired - Fee Related JP3468265B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32918996A JP3468265B2 (ja) 1996-11-25 1996-11-25 帆布およびこの帆布を用いた歯付きベルト
TW086117182A TW390838B (en) 1996-11-25 1997-11-18 Fabric and toothed belt using fabric
KR1019970061227A KR100359276B1 (ko) 1996-11-25 1997-11-19 직물및그를이용한타이밍벨트
US08/976,078 US6007897A (en) 1996-11-25 1997-11-21 Fabric and toothed belt using fabric
CN97122787A CN1083955C (zh) 1996-11-25 1997-11-24 织物
DE69721188T DE69721188T2 (de) 1996-11-25 1997-11-25 Gewebe für Zahnriemen und Zahnriemen
ES97309481T ES2116255T3 (es) 1996-11-25 1997-11-25 Recubrimiento textil para correa dentada y correa dentada.
DE0844413T DE844413T1 (de) 1996-11-25 1997-11-25 Gewebe für Zahnriemen und Zahnriemen
EP97309481A EP0844413B1 (en) 1996-11-25 1997-11-25 Toothed belt fabric and toothed belt

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32918996A JP3468265B2 (ja) 1996-11-25 1996-11-25 帆布およびこの帆布を用いた歯付きベルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10159908A true JPH10159908A (ja) 1998-06-16
JP3468265B2 JP3468265B2 (ja) 2003-11-17

Family

ID=18218656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32918996A Expired - Fee Related JP3468265B2 (ja) 1996-11-25 1996-11-25 帆布およびこの帆布を用いた歯付きベルト

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6007897A (ja)
EP (1) EP0844413B1 (ja)
JP (1) JP3468265B2 (ja)
KR (1) KR100359276B1 (ja)
CN (1) CN1083955C (ja)
DE (2) DE844413T1 (ja)
ES (1) ES2116255T3 (ja)
TW (1) TW390838B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000094540A (ja) * 1998-09-18 2000-04-04 Mitsuboshi Belting Ltd 歯付ベルトのゴム滲み測定方法
CN106461017A (zh) * 2014-04-08 2017-02-22 戴科欧洲有限公司 传动带以及相关联的传动***

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6406397B1 (en) 1996-06-20 2002-06-18 Unitta Company Toothed belt including short fibers distributed therein
JP3441987B2 (ja) 1998-12-04 2003-09-02 ゲイツ・ユニッタ・アジア株式会社 歯付きベルト
US6558282B2 (en) * 2001-01-20 2003-05-06 The Goodyear Tire & Rubber Company Fabric cushion v-ribbed belt
MXPA03010229A (es) * 2001-04-12 2004-03-10 Gates Corp Banda con cubierta termoplastica.
SG121785A1 (en) * 2002-08-01 2006-05-26 Gates Unitta Asia Co Toothed belt and method of production thereof
JP2005036914A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Tsubakimoto Chain Co 寿命が判別可能な歯付ベルト
ITTO20030821A1 (it) * 2003-10-17 2005-04-18 Dayco Europe Srl Cinghia dentata.
JP4360993B2 (ja) * 2004-09-17 2009-11-11 株式会社椿本チエイン 歯付ベルト
DE102004062760A1 (de) * 2004-12-21 2006-06-22 Contitech Antriebssysteme Gmbh Zahnriemen mit Zahnauflage aus Gewebe
US8932165B2 (en) 2006-03-31 2015-01-13 The Gates Corporation Toothed power transmission belt
CN101349319B (zh) * 2007-07-16 2011-03-30 叶继跃 带有侧齿的传动带及带轮
CN102499494A (zh) * 2011-10-31 2012-06-20 苏州创宇织造有限公司 一种防氧化面料
CN102825810A (zh) * 2012-08-22 2012-12-19 宁波伏龙同步带有限公司 一种汽车同步带齿形耐磨布的制备方法
JP6349369B2 (ja) * 2015-10-29 2018-06-27 三ツ星ベルト株式会社 伝動ベルト用心線の製造方法並びに処理剤及び処理用キット
WO2018199043A1 (ja) * 2017-04-24 2018-11-01 三ツ星ベルト株式会社 歯付きベルト
JP6609395B1 (ja) * 2018-04-04 2019-11-20 バンドー化学株式会社 歯付ベルト
CN114986955B (zh) * 2022-06-10 2024-06-21 三力士股份有限公司 一种收割机用拨禾链条的制备方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4711792A (en) * 1982-02-22 1987-12-08 Dayco Products, Inc. Elastomer-coated bias reinforcement fabric and method for producing same
US4570566A (en) * 1982-02-22 1986-02-18 Dayco Corporation Apparatus for producing elastomer-coated bias reinforcement fabric
US4501771A (en) * 1982-02-22 1985-02-26 Dayco Corporation Elastomer-coated bias reinforcement fabric and method for producing same
US4753190A (en) * 1982-02-22 1988-06-28 Dayco Products, Inc. Apparatus for producing elastomer-coated bias fabric
US4624813A (en) * 1982-02-22 1986-11-25 Dayco Corporation Elastomer-coated bias reinforcement fabric and method and apparatus for producing same
US4579766A (en) * 1982-02-22 1986-04-01 Dayco Corporation Elastomer-coated bias reinforcement fabric
US4637940A (en) * 1982-02-22 1987-01-20 Dayco Corporation Elastomer-coated bias reinforcement fabric and method for producing same
US4753823A (en) * 1982-02-22 1988-06-28 Dayco Products, Inc. Method for producing elastomer-coated bias fabric
US4565715A (en) * 1982-02-22 1986-01-21 Dayco Corporation Elastomer-coated bias reinforcement fabric and method for producing same
US4970039A (en) * 1982-02-22 1990-11-13 Dayco Products, Inc. Elastomer-coated bias reinforcement fabric and method for making same
US4769260A (en) * 1982-02-22 1988-09-06 Dayco Products, Inc. Elastomer-coated bias reinforcement fabric and method for producing same
US4622243A (en) * 1982-02-22 1986-11-11 Dayco Corporation Method and apparatus for producing elastomer-coated bias fabric
EP0345367A1 (de) * 1988-06-08 1989-12-13 OLBO Textilwerke GmbH Verfahren zum Herstellen von Zahnriemen od.dgl. und danach hergestellter Zahnriemen
JP3009427B2 (ja) * 1990-06-13 2000-02-14 ユニッタ株式会社 歯付きベルト
JPH07190150A (ja) * 1993-11-19 1995-07-28 Mitsuboshi Belting Ltd 歯付ベルト
JP2609055B2 (ja) * 1993-12-28 1997-05-14 株式会社椿本チエイン 歯付きベルト及びその製造方法
US5609243A (en) * 1994-12-28 1997-03-11 Mitsuboshi Belting Ltd. Toothed conveying belt
JPH08233037A (ja) * 1994-12-28 1996-09-10 Mitsuboshi Belting Ltd 搬送用歯付ベルト

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000094540A (ja) * 1998-09-18 2000-04-04 Mitsuboshi Belting Ltd 歯付ベルトのゴム滲み測定方法
CN106461017A (zh) * 2014-04-08 2017-02-22 戴科欧洲有限公司 传动带以及相关联的传动***
JP2017517689A (ja) * 2014-04-08 2017-06-29 ダイコ・ヨーロッパ・エッセ・エッレ・エッレ 伝動ベルトおよび関連する伝動システム

Also Published As

Publication number Publication date
KR100359276B1 (ko) 2003-01-15
JP3468265B2 (ja) 2003-11-17
DE844413T1 (de) 1998-10-22
EP0844413B1 (en) 2003-04-23
EP0844413A2 (en) 1998-05-27
EP0844413A3 (en) 1998-11-11
CN1083955C (zh) 2002-05-01
ES2116255T3 (es) 2003-12-01
DE69721188T2 (de) 2004-03-04
CN1183521A (zh) 1998-06-03
US6007897A (en) 1999-12-28
DE69721188D1 (de) 2003-05-28
ES2116255T1 (es) 1998-07-16
TW390838B (en) 2000-05-21
KR19980042596A (ko) 1998-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10159908A (ja) 帆布およびこの帆布を用いた歯付きベルト
JP3025618B2 (ja) 動力伝達ベルト、およびこの動力伝達ベルトに用いる心線と帆布
KR100380698B1 (ko) 반송용이붙이벨트
KR101735084B1 (ko) 전동벨트 및 이를 구비한 벨트 전동장치
US5545097A (en) Power transmission belt with facing fabric and method of forming the belt
JPH07228725A (ja) ゴム組成物及びこれを用いた動力伝動用ベルト
JP2000240730A (ja) 歯付ベルト
JP6157876B2 (ja) 伝動ベルト
JP3468270B2 (ja) 歯付きベルト
JP2018185041A (ja) Vリブドベルト及びその製造方法
JP2949331B2 (ja) 動力伝動用vベルト
JP3055897B1 (ja) 歯付きベルト
JPH07180747A (ja) 歯付ベルトの駆動装置
JP2006022917A (ja) 歯付きベルト
CN111108306A (zh) 齿形带
JP4553753B2 (ja) 歯付きベルト
JP2007298162A (ja) 摩擦伝動ベルト
JP2010255739A (ja) 伝動ベルト
JP2002168297A (ja) 歯付ベルト
JPH10213183A (ja) 歯付ベルトおよびその製造方法
JP2000283245A (ja) 歯付ベルトとその製造方法
JP5669814B2 (ja) 伝動ベルト
JPH11182632A (ja) 歯付ベルト
JP2003240055A (ja) 動力伝動ベルト
JP2001140988A (ja) 動力伝動用ベルト

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees