JPH10157207A - 画像形成装置および画像形成装置の位置ずれ検出装置および位置ずれ検出方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の位置ずれ検出装置および位置ずれ検出方法

Info

Publication number
JPH10157207A
JPH10157207A JP8322809A JP32280996A JPH10157207A JP H10157207 A JPH10157207 A JP H10157207A JP 8322809 A JP8322809 A JP 8322809A JP 32280996 A JP32280996 A JP 32280996A JP H10157207 A JPH10157207 A JP H10157207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
detecting
image forming
forming apparatus
transfer belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8322809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3571476B2 (ja
Inventor
Kenichiro Asada
賢一郎 朝田
Nobuyuki Sato
信行 佐藤
Hideaki Sugata
英明 菅田
Takahito Isobe
卓人 磯部
Hiroshi Ono
博司 小野
Kazuyuki Futami
和幸 二見
Toshio Shimazaki
俊男 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP32280996A priority Critical patent/JP3571476B2/ja
Publication of JPH10157207A publication Critical patent/JPH10157207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3571476B2 publication Critical patent/JP3571476B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】記録画像を構成する複数のトナー画像の主・副
走査方向の位置ずれを検出する。 【解決手段】主走査方向に細長い第1種パターンPT1
BK1等を光書込装置毎に未定着のトナー画像として、
定速回転する透明で薄い共通の転写ベルト10の表面に
得、第1種パターンPT1BK1等を、定位置において
副走査位置ずれ検出用の第1光源121で上記転写ベル
ト表面側から照射し、転写ベルト裏面側に密接もしくは
極く近接して配備され、主走査方向に長く第1種パター
ンの幅と略等しい幅をもつ副走査位置ずれ検出用の第1
スリットSL11を介して第1受光素子125で受光
し、第1受光素子125からの、光書込装置ごとの第1
種パターンの検出信号に基づき、光走査装置ごとの副走
査方向の位置ずれを検出し、同様にして主走査方向の位
置ずれを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置お
よび画像形成装置の位置ずれ検出装置および位置ずれ検
出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の光書込装置により複数の静電潜像
を形成し、これら静電潜像を現像して得られる複数のト
ナー画像を重ねあわせて記録画像を得、この記録画像を
同一の記録シート上に定着する画像形成装置は「デジタ
ルのカラー複写装置」をはじめ「2色あるいは多色のプ
リンタ等」として知られている。
【0003】このような画像形成装置で得られる「記録
画像」は、複数のトナー画像を重ね合わせて得られるの
で、重ね合わせられる複数のトナー画像の相対的な位置
関係が不正確であると、それらの合成画像である記録画
像の像質が劣化する。例えば、記録画像がマゼンタ・シ
アン・イエロー・黒の各色トナー画像を重ね合わせて得
られるカラー画像である場合には、各色トナー画像の相
対的な位置関係のずれは「色ずれ」となって現れ、記録
画像としてのカラー画像の像質を著しく損なう。
【0004】このため、このような画像形成装置では
「互いに重ね合わせるべきトナー画像の位置ずれを検出
する」ことが行なわれている。位置ずれ検出の典型的な
ものは、例えば特開平7−261628号公報に記載さ
れたように、各光書込装置ごとに位置合わせ用のマーク
を書き込んで潜像形成し、この潜像を現像して得られる
トナー画像を転写ベルト上に転写し、転写されたトナー
画像によるマークの「光学像」を光検出器上に結像させ
て検出するものであるが、マークを読み取るのに結像光
学系を必要とするため、検出装置が高価になりやすい。
また、結像光学系により転写ベルト表面と光検出器とが
共役関係となるように、結像光学系と転写ベルトと光検
出器との位置関係を調整するのが面倒である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の如
き画像形成装置において、記録画像を構成する複数のト
ナー画像の位置ずれを、主・副走査方向とも簡易かつ精
度良く検出できる位置ずれ検出方法の実現を課題とす
る。この発明の別の課題は、上記位置ずれ検出方法を実
施する位置ずれ検出装置の実現にある。この発明の他の
課題は、上記位置ずれ検出装置を有する画像形成装置の
実現にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
における位置ずれ検出方法は「複数の光書込装置により
複数の静電潜像を形成し、これら静電潜像を現像して得
られる複数のトナー画像を重ね合わせて記録画像を得、
この記録画像を同一の記録シート上に定着する画像形成
装置において、複数のトナー画像の位置ずれを検出する
方法」であり、以下の如き特徴を有する(請求項1)。
【0007】即ち、副走査方向(光書込装置における副
走査方向に平行的に対応する方向であり、転写ベルト上
では「ベルト周面の走行方向」である)の位置ずれは以
下の如くして検出する。光書込装置ごとに、主走査方向
に細長い「第1種パターン」を未定着のトナー画像とし
て、定速回転する透明で共通の転写ベルトの表面に得
る。転写ベルトが「共通」であるとは、光書込手段ごと
に形成される第1種パターンが全て、上記転写ベルト上
に形成されることを意味する。「主走査方向」は、画像
形成装置内において光書込装置における主走査方向に平
行的に対応する方向であり、転写ベルト上では「ベルト
周面の走行方向に直交する方向」である。
【0008】上記第1種パターンを、定位置において副
走査位置ずれ検出用の「第1光源」で転写ベルト表面側
から照射し、転写ベルト裏面に密接もしくは極く近接し
て配された第1スリットを通った光を「第1受光素子」
で受光する。「第1スリット」は、主走査方向に長く、
第1種パターンの幅と略等しい幅を有する。第1受光素
子からの、光書込装置ごとの第1種パターンの検出信号
に基づき、光走査装置ごとの「副走査方向の位置ずれ
量」を検出する。
【0009】主走査方向の位置ずれは以下の如くして検
出する。光書込装置ごとに、第2種パターン列を上記転
写ベルト上に、未定着のトナー画像として形成する。
「第2種パターン」は、副走査方向に長く、主走査方向
の幅:Dが「画素」程度の矩形形状である。幅:Dが画
素程度であるとは、Dの大きさが、感光体上に光書込用
に結像する光スポットの主走査方向のスポット径の「数
分の1」〜数倍程度であることをいう。光スポット系よ
りも小さい径の潜像を書き込むには、光スポットが一般
にガウス型の強度分布を有することを利用し、発光強度
を小さめに設定すればよい。
【0010】「第2種パターン列」は、上記1連の第2
種パターンを主走査方向へ所定の微少幅:d(≦D)ず
つずらし、副走査方向に連ねて未定着のトナー画像とし
て形成したものである。これら1連の第2種パターンを
「所定の位置」において主走査位置ずれ検出用の「第2
光源」により転写ベルト表面側から照射し、転写ベルト
裏面側に密接もしくは極く近接して配備された「第2ス
リット」を介して第2の受光素子で受光する。「第2ス
リット」は、副走査方向の長さが第2種パターンの長さ
と同程度で、主走査方向には第2種パターンの幅:Dと
略等しい幅の矩形形状を有する。第2受光素子からの、
光走査装置ごとの第2種パターン列の検出信号に基づ
き、光走査装置ごとの「主走査方向の位置ずれ量」を検
出する。
【0011】このように、この発明における位置ずれ検
出方法は、主・副走査方向とも「パターンとスリットと
の相関によるパターンマッチング」で行なわれるので、
第1・第2種パターンの像を受光素子上に結像させる必
要が無く、従って、従来技術(特開平7−261628
号公報記載の技術)で必要とする「結像光学系」は不用
である。
【0012】上記第1種パターンは、各光書込み装置ご
とに1個ずつ形成してもよいが、各光書込装置ごとに、
第1種パターンを複数個、同一の主走査で形成してもよ
く、これら複数個の第1種パターンを、主走査方向へ1
列直線状に配列された複数個の第1スリットと、複数の
第1光源および複数の第1受光素子を用いて、請求項1
記載の方法と同様の方法で検出することができる(請求
項2)。ここに「第1種パターンを複数個、同一の主走
査で形成する」とは、主走査方向に並ぶ複数の第1種パ
ターンが、同じ主走査で形成されること、換言すれば、
第1種パターンを形成するとき、各主走査が複数の第1
種パターン形成用の画像信号で書込みを行なうことをい
う。従って、もし主走査ラインに曲がりが無く、主走査
ラインが副走査方向に傾き成分を持っていなければ、複
数の第1種パターンは主走査方向に1列直線状に配列さ
れることになる。
【0013】複数の第1種パターンとして、2個の第1
種パターンを「主走査方向の両端部近傍」に形成し、こ
れらを上記の如くして検出する(請求項3)と、ある光
書込装置による2つの第1種パターンの検出時間にずれ
があれば、当該光書込装置における主走査方向が「主走
査方向に対して傾いている」ことが分かる。従って、こ
の方法により、各光書込装置の主走査方向の傾き誤差
(主走査方向との平行度誤差)を検出できる。
【0014】また、3つの第1種パターンを、主走査方
向の両端部近傍および中央部近傍に形成し、これらを上
記の如く検出する(請求項4)と、ある光書込装置によ
る3つの第2種パターン相互の検出時間にずれがあれ
ば、当該光書込装置の主走査線に「傾き」や「曲がり」
があることを検出できる。
【0015】同様に、光書込装置ごとの1連の第2種パ
ターンの列を、主走査方向に分離して2列以上形成し、
各第2種パターン列に対応して配備された第2光源、第
2スリット、第2受光素子により、各第2種パターン列
を請求項1記載の方法と同様の方法で検出することが出
来る(請求項5)。
【0016】この場合において、光書込装置ごとの1連
の第2種パターンの列を2列、主走査方向の両端部近傍
に形成することができ(請求項6)、あるいはまた、光
書込装置ごとの1連の第2種パターンの列を3列、主走
査方向の両端部近傍と主走査方向の中央部近傍とに形成
することができる(請求項7)。画像形成装置における
光書込装置が「光走査方式のもの」であると、各光走査
装置ごとの結像光学系(fθレンズ等)の結像倍率に微
妙な差があるのが普通である。このように結像倍率が不
揃いであると、主走査方向の書込幅が光走査装置ごとに
異なるが、上記のように複数の第2種パターン列を主走
査方向に分離して形成することにより、このような結像
倍率の誤差を検出することが可能になる。
【0017】上記請求項1〜7の任意の1に記載の発明
において、「第1スリットと実質的に合同のスリット形
状を持つ第1補助スリット」を、各第1光源と転写ベル
トとの間に、第1補助スリットと第1スリットとが互い
に重なる(光源により照射される部分の転写ベルトの表
面に直交する方向から見て、第1補助スリットと第1ス
リットが一致する)ようにして配備し、「第2スリット
と実質的に合同のスリット形状を持つ第2補助スリッ
ト」を、各第2光源と転写ベルトとの間に、第2補助ス
リットと第2スリットとが互いに重なるようにして配備
することができる(請求項8)。
【0018】あるいはまた、上記第1及び第2補助スリ
ットを設ける代わりに、第1および第2光源からの光束
を「光源ごとに設けられたレンズ」によりそれぞれ、少
なくとも第1、第2スリットの幅方向に平行光束として
転写ベルト側に照射するようにできる(請求項9)。上
記レンズとしては各スリットの幅方向に正のパワーを持
つシリンダレンズを用いることができる。
【0019】上記請求項1〜9の任意の1に記載の画像
形成装置における位置ずれ検出方法において、第1スリ
ットを有する第1スリット部材、及び第2スリットを有
する第2スリット部材を、位置ずれ検出を行なう間「転
写ベルトに強制的に接触させる」ようにすることができ
る。
【0020】この発明の画像形成装置における位置ずれ
検出装置は「複数の光書込装置により複数の静電潜像を
形成し、これら静電潜像を現像して得られる複数のトナ
ー画像を重ね合わせて記録画像を得、この記録画像を同
一の記録シート上に定着する画像形成装置において、複
数のトナー画像の位置ずれを検出する装置」であり、パ
ターン出力手段と、検出手段と、1以上の副走査位置ず
れ手段と、1以上の主走査位置ずれ検出手段と、演算手
段と、ベルトクリーニング手段とを有する(請求項1
1)。
【0021】「パターン出力手段」は、1以上の第1種
パターンおよび1以上の第2種パターン列を共通の転写
ベルト上に得るための潜像パターンを、各光書込装置に
より形成させる手段であり、例えば、画像形成プロセス
を制御するコンピュータ等の制御手段に「パターン出力
データ」を位置ずれ検出プログラムの一部として記憶さ
せたものとして実現できる。
【0022】「副走査位置ずれ検出手段」は、第1種パ
ターンを検出する手段であって、1以上が配備される。
「主走査位置ずれ検出手段」は、第2種パターン列にお
ける各第2種パターンを検出する手段であって、1以上
が配備される。「演算手段」は、副走査位置ずれ検出手
段と主走査位置ずれ検出手段による検出結果に基づき位
置ずれを演算する手段であり、上記コンピュータ等の制
御手段として実現できる。
【0023】「ベルトクリーニング手段」は、第1種パ
ターンおよび第2種パターンを転写ベルト上から除去す
る手段である。第1種および第2種パターンは未定着の
トナー画像であるから、クリーニング手段としては、従
来から知られた電子複写機等における感光体クリーニン
グのための各種クリーニング手段を適宜利用できる。
【0024】1以上配備される副走査位置ずれ検出手段
の各々は、第1種パターンごとに対応して転写ベルト表
面側において定位置に設けられる第1光源と、転写ベル
ト裏面側に密接もしくは極く近接して配備され、主走査
方向に長く、第1種パターンの幅と略等しい幅を持つ副
走査位置ずれ検出用の第1スリットを有する第1スリッ
ト部材と、第1スリットを透過した光を受光する第1受
光素子とを有する。
【0025】1以上配備される主走査位置ずれ検出手段
の各々は、第2種パターン列ごとに対応して転写ベルト
表面側において定位置に設けられる第2光源と、転写ベ
ルト裏面側に密接もしくは極く近接して配備され、主走
査方向の長さが第2種パターンの長さに略等しく、第2
種パターンの幅と略等しい幅をもつ副走査位置ずれ検出
用の第2スリットを有する第2スリット部材と、第2ス
リットを透過した光を受光する第2受光素子とを有す
る。
【0026】第1・第2光源としては、LDやLED等
の発光素子を用いることができる。しかし、転写ベルト
に形成されるトナー画像が異なる色である場合には、L
ED等からの単色光では、第1種パターンや第2種パタ
ーンの検出精度が、これらパターンの色により左右され
る場合も有りうるので、このように位置ずれを検出する
複数のトナー画像の色が異なるときには、第1光源・第
2光源とも、白色ランプを用いるのが良い。
【0027】請求項11記載の画像形成装置における位
置ずれ検出装置において、各副走査位置ずれ検出手段は
「第1補助スリットを有する第1補助スリット部材」を
有することができ、各主走査位置ずれ検出手段は「第2
補助スリットを有する第2補助スリット部材」を有する
ことができる(請求項12)。
【0028】上記請求項11記載の画像形成装置におけ
る位置ずれ検出装置において、各副走査位置ずれ検出手
段は「第1光源からの光束を、少なくとも第1スリット
の幅方向における平行光束として転写ベルト側に照射す
るレンズ」を有することができ、各主走査位置ずれ検出
手段は「第2光源からの光束を、少なくとも第2スリッ
トの幅方向における平行光束として転写ベルト側に照射
するレンズ」を有することができる(請求項13)。
【0029】また、上記請求項11,12,13記載の
画像形成装置における位置ずれ検出装置において、「第
1スリットを有する第1スリット部材」および「第2ス
リットを有する第2スリット部材」を、位置ずれ検出を
行なう間、転写ベルトに強制的に接触させる「押圧手
段」を設けることができる(請求項14)。
【0030】この発明の画像形成装置は「複数の光書込
装置により複数の静電潜像を形成し、これら静電潜像を
現像して得られる複数のトナー画像を重ね合わせて記録
画像を得、この記録画像を同一の記録シート上に定着す
る画像形成装置」であって、上記請求項11または12
または13または14記載の位置ずれ検出装置を有する
ことを特徴とする(請求項15)。
【0031】この画像形成装置における「転写ベルト」
は、記録シートを保持して転写部を通過させつつ、トナ
ー画像を記録シート上に転写させるための転写搬送ベル
トであることが出来る(請求項16)。また転写ベルト
として、感光体上に形成されたトナー画像を記録シート
上に受け渡すための「中間転写媒体」としての中間転写
ベルトを用いることもできる。
【0032】また、複数の光書込装置を、マゼンタ画像
用の光書込装置と、シアン画像用の光書込装置と、イエ
ロー画像用の光書込み装置と、黒画像用の光書込装置と
し、これら各光書込装置による書込みが互いに異なる感
光体に対して行なわれるようにすることができる(請求
項17)。
【0033】光書込装置は、例えば「LEDアレイとレ
ンズアレイとの組合せ」として構成することもできる
が、「光走査方式」の光書込装置を用いる場合、上記位
置ずれ検出装置により検出された副走査位置ずれに応じ
て各光書込装置への画像信号印加のタイミングを調整
し、位置ずれ検出装置により検出された主走査位置ずれ
に応じて各光書込装置における書き出し位置を調節する
ことにより、各光走査装置により書き込まれる像の位置
を、主・副走査方向において調整するようにできる(請
求項18)。
【0034】記録画像を定着されるべき「記録シート」
としては、通常の転写紙やオーバヘッドプロジェクタ用
のシートを用いることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】図6は、この発明の画像形成装置
の実施の1形態を要部のみ略示している。符号10で示
す「転写ベルト」は厚さ:100μm程度の「透明樹脂
のフィルム」で無端状であり、図の如くプーリ11A,
11Bに巻き掛けられ、プーリ11Aを矢印方向へ回転
駆動することにより、反時計回りに回転する。
【0036】転写ベルト10の、平面的に張り渡された
上部周面の上には、複数の画像形成部20BK,20
C,20M,20Yが図のように配備されている。これ
ら4つの画像形成部は構造的には同一のものであり、各
画像形成部の差異は現像装置において用いられるトナー
の色のみであるので、画像形成部20BKを例に取って
その構成と動作とを説明する。
【0037】転写ベルト10に接するように光導電性の
感光体201が配備される。感光体201は円筒状で時
計回りに回転可能である。画像形成を行うときには、感
光体201は時計回りに等速回転しつつ帯電ローラ20
2による接触帯電により均一帯電される。勿論、接触帯
電に換えて、コロナチャージャによる帯電を利用するこ
ともできる。
【0038】均一帯電された感光体201に、光書込装
置203による画像書込みが行われる。このとき光書込
装置203には、制御装置19から黒トナーTBKによ
り現像されるべき黒画像情報が入力される。この光書込
が行われると、感光体210には黒画像情報に従う静電
潜像が形成され、この静電潜像は現像装置204により
黒色のトナーTBKで反転現像されて「黒トナー画像」
となる。
【0039】記録シートSは、図の如く搬送されて転写
ベルト10上に乗り、転写ベルト10の反時計回りの回
転に従い図の左方へ搬送され、画像形成部20BKの転
写部において、感光体201上の黒トナー画像を転写チ
ャージャ21BKにより電気的に転写される。
【0040】画像形成部20Cでは上記と同様にして
「シアントナー画像」が形成され、画像形成部20Mで
は「マゼンタトナー画像」、画像形成部20Yでは「イ
エロートナー画像」がそれぞれ「異なる感光体」に形成
される(請求項17)。これらシアントナー画像、マゼ
ンタトナー画像、イエロートナー画像は、それぞれ転写
チャージャ21C,21M,21Yにより、同一の記録
シートS上に転写される。かくして上記4色のトナー画
像は同一の記録シートS上で互いに重なり合い、記録す
べき「カラー画像」を構成する。カラー画像を形成され
た記録シートSは転写ベルト10から分離し、図示され
ない定着装置へ送られ、定着装置においてカラー画像を
「記録画像」として定着されて装置外へ排出される。
【0041】このように、図6の画像形成装置は「複数
の光書込装置203等により複数の静電潜像を形成し、
これら静電潜像を現像して得られる複数のトナー画像を
重ねあわせて記録画像を得、この記録画像を同一の記録
シートS上に定着する装置」である。また、転写ベルト
10は「記録シートを保持して転写部を通過させつつ、
トナー画像を転写させるための転写搬送ベルト」である
(請求項16)。
【0042】図6における制御装置19は、コンピュー
タ等による制御部と、画像信号の入出力と処理を行う画
像処理部とを有し、前記の如く、光書込装置203等へ
画像信号を入力させたりする他、画像形成部20BK等
を始め、装置の各部の動作を制御する。記録すべき画像
に関する情報は「画像読取装置で読み取った画像情報
や、フロッピディスク等から読み取った画像情報、コン
ピュータで発生させた画像情報や外部から入力される画
像情報等」である。
【0043】符号12で示す「位置検出部」は、この発
明の位置ずれ検出装置により、各色トナー画像の位置ず
れを検出する部分であり、除電部15は転写ベルト10
の除電を行う部分であり、符号17で示すベルトクリー
ニング装置17は転写ベルトに付着したトナーを除去す
る装置であり「ベルトクリーニング手段」を構成する
(請求項11)。
【0044】図1を参照する。図1(a)において符号
123は「スリット部材」を示す。スリット部材123
は、図示の如く、主走査方向に長い長方形形状で、長手
方向の両端部近傍に、2つの第1スリットSL11,S
L12と、2つの第2スリットSL21,Sl22を有
している。符号PT1BK1,PT1BK2は「黒トナ
ーによる2つの第1種パターン」、符号PT1C1,P
T1C2は「シアントナーによる2つの第1種パター
ン」、PT1M1,PT1M2は「マゼンタトナーによ
る2つの第1種パターン」、PT1Y1,PT1Y2は
「イエロートナーによる2つの第1種パターン」をそれ
ぞれ示す。これらの第1種パターンは、それぞれの色の
トナーにより、未定着のトナー画像として転写ベルト1
0上に形成される。
【0045】即ち、図6における各画像形成部20B
K,20C,20M,20Yの各光書込装置には、制御
装置19から、これら各色トナーによる第1種パターン
を書込むための「パターン情報」が入力され、各光書込
装置は入力されるパターン情報に従い書込みを行い、形
成される静電潜像は各現像装置により所定の色のトナー
で現像され、得られるトナー画像は各転写チャージャ2
1BK,21C,21M,21Yにより転写ベルト10
(定速回転している)上に直接転写される。従って、図
6に示す制御装置19は「1以上の第1種パターンを共
通の転写ベルト上に得るための潜像パターンを、各光書
込装置により形成させるパターン出力手段」を構成す
る。
【0046】上記第1種パターンPT1BK1,PT1
BK2,..等は基本的に同一パターンで「主走査方向
に細長い矩形形状」である。これらの第1種パターンの
「長さ」は、必要な検出精度を得るためには有る程度の
長さを必要とするが、3〜5mm程度が好適であり、
「幅」は副走査方向の画素幅の数分の1から数倍程度が
好適である。例えば、記録密度が600dpiであれ
ば、1画素の大きさ(光スポット径)は略42μmであ
るから、第1種パターンの好適な幅として、例えば80
μm程度を挙げることができる。スリット部材123に
形成された第1スリットSL11,SL12は、主走査
方向に長く、第1種パターンPT1BK1等の幅と略等
しい幅をもち、副走査位置ずれ検出用である。
【0047】図1(b)において、符号PT2BK1,
PT2BK2は、黒トナーによる未定着の画像として転
写ベルト10に形成された第2種パターンを示す。第2
種パターンPT2BK1,PT2BK2は「副走査方向
に長い矩形形状」で、このような第2種パターンが「主
走査方向へ所定幅ずつずらされて副走査方向へ連なるよ
うに形成」され、このように複数の第2種パターンが副
走査方向へ連なって第2種パターン列PTBK1,PT
BK2を構成する。図1(b)には「黒トナーによる第
2種パターン列」を示したが、これと同様の第2種パタ
ーン列が、シアントナー、マゼンタトナー、イエロート
ナーによってもそれぞれ形成される。即ち、これら第2
種パターン列に対応するパターンが、パターン出力手段
である制御装置19(図6)から各光書込装置へ出力さ
れ、書込形成された静電潜像がそれぞれの色(黒、シア
ン、マゼンタ、イエロー)のトナーで現像され、得られ
る各色トナー画像が転写ベルト10上に転写されて、そ
れぞれ未定着の第2種パターン列となるのである。
【0048】第2スリットSL21,SL22は、副走
査方向の長さが第2種パターンの長さに略等しく、第2
種パターンの幅と略等しい幅をもち、副走査位置ずれ検
出用である。
【0049】図1に示すスリット部材123は、「主走
査方向に長く、第1種パターンPT1BK1等の幅と略
等しい幅をもつ副走査位置ずれ検出用の第1スリットS
L11,SL12を有する第1スリット部材」と、「副
走査方向の長さが第2種パターンPT2BK1等の長さ
に略等しく、第2種パターンの幅と略等しい幅をもつ副
走査位置ずれ検出用の第2スリットSL21,SL22
を有する第2スリット部材」とを一体化したものであ
る。
【0050】図1(c)は、第1種パターンPT1BK
1等を検出するための副走査位置ずれ検出手段を説明図
的に示している。「副走査位置ずれ検出手段」は、第1
種パターンごとに対応して転写ベルト10の表面側にお
いて定位置に設けられる第1光源121と、転写ベルト
10の裏面側に密接もしくは極く近接して配備され、主
走査方向に長く第1種パターンの幅と略等しい幅をもつ
副走査位置ずれ検出用の第1スリットSL11を有する
第1スリット部材123と、第1スリットSL11を透
過した光を受光する第1受光素子125とを有する。第
1光源121は「白色光源ランプ」である。
【0051】第2種パターンの検出による「主走査位置
ずれ検出手段」も、図1(c)と同様の構成であり、第
1光源の代わりに第2光源が、第1受光素子の代わりに
第2受光素子が用いられる。図1(a),(b)に即し
て言えば、スリット部材123に形成された第1スリッ
トSL11,SL12の各々に応じて第1光源と第1受
光素子が配備され、第2スリットSL21,SL22の
各々に応じて、第2光源と第2受光素子とがそれぞれ図
1(c)の配備態様と同様に配備されるのである。この
ように配備された各第1受光素子の出力および各第2受
光素子の出力は、図6に示す制御装置19へ入力され
る。
【0052】図1(c)において、符号127は「第1
補助スリット部材と第2補助スリット部材とを一体化し
た補助スリット部材」を示す。補助スリット部材127
は、図1(a)に示すスリット部材123と合同的な形
状で、スリット部材123における第1スリットSL1
1,SL12、第2スリットSL21,SL22と合同
的に重なり合う2つの第1補助スリットおよび2つの第
2補助スリットを有している。補助スリット部材127
は、転写ベルト10の表面に直交する方向(図1(c)
の上下方向)から見た場合に、各スリットと対応する補
助スリットが重なり合うように配備される。
【0053】スリット部材123の方は転写ベルト10
の裏面に極く近接するか、もしくは接触するように設け
られるが、補助スリット部材127は、転写ベルト10
の表面側に対して「1mm程度の間隙」をあけて配備さ
れる。このように、補助スリット部材を設けることによ
り、転写ベルト10の「走行に伴うベルト厚み方向への
変動」を有効に抑えることができ、またベルト表面に対
して斜め方向から第1種・第2種パターンを照射する光
成分による検出のS/N比の低下を有効に緩和できる。
上記のように、図1に示す実施の形態は、2つの副走査
位置ずれ検出手段と、2つの主走査位置ずれ検出手段と
を有する。先ず、副走査方向の位置ずれ検出を図2に即
して説明する。図2(a)に示す如く、各光書込装置ご
とに、第1種パターンPT1BK1,PT1BK2、P
T1C1,PT1C2、PT1M1,PT1M2、PT
1Y1,PT1Y2を転写ベルト10に形成する。この
とき「パターン出力手段」である制御装置19(図6)
は「正規のタイミング」でパターン出力を行う。正規の
タイミングは「副走査方向の位置ずれが無いとすれば、
第1種パターンPT1BK1,PT1C1,PT1M
1,PT1Y1が等間隔になるようなタイミング」であ
る。
【0054】このように形成された第1種パターンPT
1BK1,PT1C1,PT1M1,PT1Y1をスリ
ットSL11とパターンマッチングさせ、第1受光素子
の出力をパルス信号化したものは図2(b)に示す如く
になる。4色の第1種パターン相互に「副走査方向の位
置ずれ」が無ければ、図2(b−1)に示すように、第
1種パターンPT1BK1が検出されてから、第1種パ
ターンPT1C1,PT1M1,PT1Y1が検出され
るまでの時間:tC,tM,tYの差:tM−tC,tY−t
Mは互いに等しくなる。
【0055】しかるに、例えば、シアントナーによる第
1種パターンに副走査方向の位置ずれがあると、第1受
光素子から得られる検出パルスの状態は、例えば図2
(b−2)の如くになり、第1種パターンPT1BK1
が検出されてから、第1種パターンPT1C1が検出さ
れるまでの時間:tC’が正規の時間:tCからずれるの
で、時間のずれ量:Δt(=tC’−tC)を演算するこ
とにより、シアントナーによるトナー画像の副走査方向
の位置ずれ量を検出できる。上記「演算」は、図6に示
す前記制御装置19により行う。従って制御装置19は
「副走査位置ずれ検出手段による検出結果に基づき位置
ずれ量を演算する演算手段」を構成する。
【0056】このようにして、例えば、シアントナーに
よる第1種パターンにより副走査方向の位置ずれが検出
されたら、実際の画像形成を行う時には「シアントナー
のトナー画像となるべき静電潜像」の書込みのタイミン
グを正規のタイミングから、前記時間:Δtだけ早める
(Δt>0のとき)か、あるいは遅らせる(Δt<0の
とき)ことにより、他の色のトナー画像に対する、シア
ントナーによるトナー画像の副走査方向の相対的なずれ
を補正することができる。勿論、このような補正は図6
の制御装置19により行う。
【0057】上の説明では、第1種パターンPT1BK
1,PT1C1,PT1M1,PT1Y1をスリットS
L11とパターンマッチングさせて副走査方向の位置ず
れ検出を行ったが、この位置ずれ検出と同時に、第1種
パターンPT1BK2,PT1C2,PT1M2,PT
1Y2をスリットSL12とパターンマッチングさせて
副走査方向の位置ずれ検出を行うことができる。
【0058】その結果、例えば、シアントナーによる第
1種パターンPT1C1の検出パルスが図2(c)の
(c−1)の如くで、第2種パターンPT1C2の検出
パルスが図2(c)の(c−2)の如くになり、両者間
に時間:ΔTだけのずれがあると、このずれ時間:ΔT
により、シアントナーによるトナー画像の、主走査方向
の「傾き」を検出することができる。即ち、図2(a)
に示すように、第2スリットSL11,SL12の間の
距離をL、転写ベルト10の走行速度をVとする。上記
傾きの角をθとすると、各:θは演算「θ=tan~
1(ΔT・V/L)」を行うことにより得ることができ
る。
【0059】このようなトナー画像の傾きは、光走査装
置と感光体との位置関係にねじれによるから、画像形成
装置の出荷時に、上記の如くして各色トナーのトナー画
像の傾きを上記の如く検出して、光走査装置と感光体の
位置関係を調整することにより、上記トナー画像の傾き
のない画像形成装置を提供できる。
【0060】さらに、図2(d)に示すように、スリッ
ト部材123に、主走査方向の中央部に、第3の第1ス
リットSL13を形成し、これに対応して、各色のトナ
ー毎に、第1種パターンPT13を形成し、これを、主
走査方向両端の第1種パターンPT11,PT12とと
もに検出すれば、各トナー画像を形成する光走査装置に
おける主走査線SLの曲がりを検出することができる。
このような走査線の曲がりは光走査型の光書込装置にお
いて生じ易く、その原因は「光学系の光軸の傾きやずれ
等」にあるので、画像形成装置の出荷時に上記走査線の
曲がりを検出し、その結果に基づき光学系の再調整を行
うことにより、実質的に走査線の曲がりの無い画像形成
装置を実現できる。
【0061】上記の如くして、各色のトナー画像の副走
査方向の位置ずれを検出することができ、その結果に基
づき位置ずれを補正できる(請求項18)。
【0062】以下、主走査方向の位置ずれの検出を説明
する。図3(a)は、図1(b)における第2スリット
SL21と第2種パターン列PTBK1との関係を説明
図的に示している。
【0063】黒トナーによる第2種パターンPT2BK
1は「副走査方向に長く、主走査方向幅:Dが画素程度
の矩形形状」であり、このような第2種パターンPT2
BK1を複数個、主走査方向へ所定の微少幅:d(≦
D)ずつずらして、副走査方向へ連接して転写ベルト1
0表面に未定着のトナー画像として形成したものが第2
種パターン列PTBK1である。
【0064】第2種パターン列PTBK1は黒トナーに
よる未定着トナー像であるが、同様の第2種パターン列
が各色のトナー毎に形成される。また、必要に応じて、
光書込装置ごとに複数の第2種パターン列が、主走査方
向に分離して複数列形成されるのである。前述した図1
(b)では、第2種パターン列PKBK1,PTBK2
が主走査方向の両端部近傍に形成されている。
【0065】第2種パターンPT2BK1等の長さ:l
は、パターンマッチングの精度を十分に得られる範囲
で、数mm程度、例えば3〜5mm程度が適当である。
また、主走査方向の幅:Dは上述の如く「画素程度」で
あるが、前述の600dpiの画像密度であれば、20
μm〜120μm程度が好適である。また微少幅:dを
小さく設定するほど主走査方向の位置ずれを細かく検出
できるが、実際には、各主走査ごとの光スポットの位置
を副走査方向に厳密に揃えることはできず、上記位置に
は光スポット径の1/10程度のバラツキが生じるか
ら、この点を考えると、微少幅:dとしては最小で20
μm程度と考えられる。
【0066】一方、スリット部材123に形成された第
2スリットSL21は「副走査方向の長さ:ηが第2種
パターンの長さ:lと同程度で、前記幅:Dと略等しい
幅:ξをもつ矩形形状」で、第1種パターンとのパター
ンマッチングで位置ずれ検出を行う。
【0067】また、微少幅:dを小さくすると、主走査
方向のずれの検出に必要な検出幅をカバーするのに、第
2種パターン列の長さが長くなるという問題もある。
【0068】説明中の実施の形態では、第2種パターン
は長さが3mm、幅:Dが40μmであり、微少幅:d
も40μmに設定され、一つの第2種パターン列は第2
種パターンを副走査方向に20個連ねた構成となってい
る。
【0069】主走査方向の位置ずれ検出に先立ち、前述
した副走査方向の位置ずれ検出を行い、検出結果に従
い、各第2種パターン列を副走査方向には「ずれがな
い」ように形成する。勿論この時、転写ベルト10は定
速:Vで回転させている。
【0070】このようにすれば、第2種パターン列の形
成開始から、形成された第2種パターン列の先頭部分
が、位置ずれ検出部の第2スリットの部分に到達するの
に必要な時間は、各第2種パターン列ごとに定まるか
ら、この時間で制御して、第2種パターン列ごとに「第
2種パターンと第2スリットとのパターンマッチング」
を行う。即ち上記時間をカウントし、最初の第2種パタ
ーンが第2スリット部分に到達する時間から各第2種パ
ターンが第2スリットと「長さ方向で重なる時刻」で第
2受光素子の出力をサンプリングする。
【0071】そうすると、サンプリングの結果は図3
(b)に示す如きものになる。サンプリングされた階段
状信号の「最小値を与える部分」で、第2種パターンと
第2スリットの重なり(マッチング)は最大となる。
【0072】そこで、主走査方向に「ずれが無い」場合
に、第2種パターンと第2スリットとがマッチングする
時間(第2種パターン列の、転写ベルトへの形成位置と
第2スリットとの間の距離と転写ベルトの走行速度:V
とにより予め設定しておく)を図3(b)のように時
間:T1とし、時間:T1と実際にマッチングされた時
間:Tとの差:Δτを検出すると、第2種パターンの長
さ:l、走行速度:V、上記Δτと微少幅:dとによ
り、第2種パターン列は主走査方向に「(V・Δτ/l)
・d」だけ「正規の位置よりもずれている」ことが分か
る。
【0073】従って、このような主走査方向の位置ずれ
の検出を、各光書込装置における主走査方向に1端側で
行えば、光書込装置ごとに対応するトナー画像の主走査
方向の位置ずれを検出することができる。
【0074】とくに、光走査型の光書込装置の場合に
は、上記位置ずれ検出を主走査における書き出し側で行
えば、書き出し位置のずれを検出できるから、光走査の
同期信号(光書き出し側に設けた受光素子で走査光束を
検出して発生させる)の発生から、書き出し開始までの
時間を調整することにより、上記位置ずれを簡単に補正
することができる。
【0075】光書込装置が光走査型である場合、偏向光
ビームを感光体上に光スポットとして結像させる光学系
は光書込装置ごとに別個のものになるが、これら光学系
の結像倍率を互いに完全に同一に設定することは極めて
難しく、このため、複数の光書込装置のそれぞれが、互
いに僅かながら異なる結像倍率を持つことになる。
【0076】この結像倍率の差は、光走査により書き込
まれる主走査線の長さの変化となって現れる。そこで図
3(c)に示すように、光書込装置ごとに2連の第2種
パターン列PT2A,PT2Bを主走査方向の両端部に
形成し、これらにより主走査方向の位置ずれΔA,ΔB
を検出し(請求項5,6)、その結果に基づき「ΔA−
ΔB」を図6の制御装置19で演算すると、演算結果が
0であれば結像倍率は適正であり、演算結果が0でない
ときは、演算結果が「正」であるか「負」であるかに応
じて、結像倍率が設定値より大きいか小さいかを検出で
きる。
【0077】この場合において、光走査の書き出し位置
が大きくずれていると、第2種パターン列PT2Aもし
くはPT2Bの一方によるずれ検出ができないことも有
り得る。このような場合には結像倍率の誤差の検出がで
きない。この事態を避けるには、図3(c)に示すよう
に、第3の第2種パターン列PT2Cを主走査方向の中
央部近傍に形成し(請求項7)、これを第2スリットS
L23とのパターンマッチングで主走査方向のずれを検
出するようにすれば、第2種パターン列PT2A,PT
2Bの一方で位置ずれを検出できないような場合にも、
第2種パターン列PT2Cと、第2種パターン列PT2
A,PT2Bの何れか一方とで結像倍率の誤差を検出で
きる。
【0078】このような結像倍率の誤差があるときに
は、光走査による画素書込みのタイミングを与える画素
書込み用のクロックの周期を調整することにより結像倍
率の誤差に伴う主走査方向の書込み幅の誤差を補正でき
る。
【0079】上記のようにして、副走査方向、主走査方
向の位置ずれを検出したら、定着ベルト10上に形成さ
れた第1種・第2種パターンは、図6に示すように除電
部15で除電され、クリーニング装置17により転写ベ
ルト10上から除去される。
【0080】なお、位置ずれ検出は「画像形成プロセス
が行われる前に必ず行う」ようにしてもよいし、一定回
数(例えば100回)の画像形成プロセスが行われるご
とに1回の割合で行うようにしても良い。また、位置ず
れ検出は「連続する画像形成プロセスのプロセス間」に
行うようにしてもよい。
【0081】上には、転写ベルト表面側に、第1補助ス
リットと第2補助スリットを有する補助スリット部材1
27(図1(c))を用いる場合(請求項8,12)を
説明した。保持スリット部材127は、前述したよう
に、転写ベルト10の表面側に対して1mm程度の間隙
をあけて配備され、転写ベルト10の「走行に伴うベル
ト厚み方向への変動」を有効に抑え、ベルト表面に対し
て斜め方向から第1、第2種パタンを照射する光成分に
よるS/N比の低下を有効に軽減する。同様の効果は、
図4(a)に示すように、光源121からの光束を光源
ごとに設けられたレンズ126により、少なくともスリ
ットの幅方向(図4(a)において図面に直交する方
向)に平行光束として転写ベルト10側に照射すること
によっても得ることができる(請求項9,13)。
【0082】レンズ126は、図面に直交する方向(ス
リットの長手方向)にパワーを持たないシリンダレンズ
である。図1(c)において、符号121は第1光源、
符号125は第1受光素子を示したが、図4においては
符号121をもって第1光源または第2光源を示し、符
号125を持って第1受光素子または第2受光素子を示
す。また符号PTにより第1種または第2種パターンを
示す。
【0083】上記の如くすると、図4(b)に示すよう
に、パターンPTを照射する照明光が、パターンPTの
形成された転写ベルト部分に斜めに入射することに伴
う、位置ずれの検出誤差を軽減できる。
【0084】なお、図4において、符号1230で示す
スリット部材は、平行平板ガラスの123Aの片面(転
写ベルト10側の面)に金属膜123Bを形成し、この
金属膜123Bに矩形形状のアパーチュアをスリットと
して形成したものである。勿論スリット部材としては、
金属板等の遮光板にスリットを穿設したものを用いるこ
とができる。この場合、金属板の厚さがスリットは場の
数倍以上もあれば、上記補助スリット部材やレンズの使
用を省略することもできる。
【0085】また、転写ベルト10は、位置ずれ検出を
行う間、第1スリットを有する第1スリット部材および
第2スリットを有する第2スリット部材に接触している
ことが、検出制度の低下を防止する上で好ましい。この
ようにするには、位置ずれ検出を行なう間、転写ベルト
10と第1および第2スリット部材とを強制的に接触さ
せればよい(請求項10,14)。
【0086】図5は、このようにする場合の実施の1形
態を示している。符号13で示す押圧用のプーリをアー
ム130により揺動自在に支持し、アーム131に緊縮
性のバネ131の引張り力を作用させて、通常はプーリ
13が転写ベルト10に接触しないようにしておき、位
置ずれ検出を行うときにはソレノイド132によりアー
ム130を反時計方向へ回転させて、プーリ13により
転写ベルト10をスリット部材1230に強制的に押圧
し、転写ベルト10がスリット部材1230から浮き上
がらないようにする。勿論、プーリは必要に応じて複数
個を用い、各プーリは第1種・第2種パターンに触れな
い部分で転写ベルト10を押圧するようにする。
【0087】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な画像形成装置および画像形成装置における位置
ずれ検出方法および装置を実現することができる。この
発明の位置ずれ検出方法及び装置によれば、複数の光書
込装置による光書込みを通じて形成される複数のトナー
画像の主走査方向および副走査方向の位置ずれを簡素に
検出することができる。また、この発明の画像形成装置
は、上記の位置ずれ検出装置を有するので、各トナー画
像の位置ずれを制度良く検出して対処することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の位置ずれ検出方法を説明するための
図である。
【図2】副走査方向の位置ずれ検出を説明するための図
である。
【図3】主走査方向の位置ずれ検出を説明するための図
である。
【図4】請求項9,13記載の発明の実施の1形態を示
す図である。
【図5】請求項10,14記載の発明の実施の1形態を
示す図である。
【図6】この発明の画像形成装置の実施の1形態を説明
するための図である。
【符号の説明】
10 転写ベルト 123 スリット部材 PT1BK1 黒トナーによる第1種パターン SL11 第1スリット SL21 第2スリット 121 第1光源 125 第1受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 21/14 G03G 21/00 372 H04N 1/23 103 (72)発明者 磯部 卓人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 小野 博司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 二見 和幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 島崎 俊男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光書込装置により複数の静電潜像を
    形成し、これら静電潜像を現像して得られる複数のトナ
    ー画像を重ね合わせて記録画像を得、この記録画像を同
    一の記録シート上に定着する画像形成装置において、上
    記複数のトナー画像の位置ずれを検出する方法であっ
    て、 光書込装置ごとに、主走査方向に細長い第1種パターン
    を未定着のトナー画像として、定速回転する透明で共通
    の転写ベルトの表面に得、上記第1種パターンを、定位
    置において副走査位置ずれ検出用の第1光源で上記転写
    ベルト表面側から照射し、転写ベルト裏面側に密接もし
    くは極く近接して配備され、主走査方向に長く上記第1
    種パターンの幅と略等しい幅をもつ副走査位置ずれ検出
    用の第1スリットを介して第1受光素子で受光し、上記
    第1受光素子からの、光書込装置ごとの第1種パターン
    の検出信号に基づき、光走査装置ごとの副走査方向の位
    置ずれ量を検出し、 上記光書込装置ごとに、副走査方向に長く、主走査方向
    幅:Dが画素程度の矩形形状の一連の第2種パターン
    を、主走査方向へ所定の微少幅:d(≦D)ずつずらし
    て、副走査方向へ連接して上記転写ベルト表面に未定着
    のトナー画像として形成し、これら1連の第2種パター
    ンを所定の位置において主走査位置ずれ検出用の第2光
    源で上記転写ベルト表面側から照射し、転写ベルト裏面
    側に密接もしくは極く近接して配備され、副走査方向の
    長さが第2種パターンの長さと同程度で、上記幅:Dと
    略等しい幅をもつ矩形形状の主走査位置ずれ検出用の第
    2スリットを介して主走査位置ずれ検出用の第2受光素
    子で受光し、上記第2受光素子からの、光走査装置ごと
    の第2種パターン列の検出信号に基づき、光走査装置ご
    との主走査方向の位置ずれ量を検出することを特徴とす
    る画像形成装置における位置ずれ検出方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置における位置
    ずれ検出方法において、 光書込装置ごとに、第1種パターンを複数個、同一の主
    走査で形成し、 これら複数個の第1種パターンを、主走査方向へ1列直
    線状に配列された複数個の第1スリットと、複数の第1
    光源と複数の第1受光素子を用いて、請求項1記載の方
    法と同様の方法で検出することを特徴とする画像形成装
    置における位置ずれ検出方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置における位置
    ずれ検出装置において、 2個の第1種パターンが、主走査方向の両端部近傍に形
    成されることを特徴とする画像形成装置における位置ず
    れ検出方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の画像形成装置における位置
    ずれ検出装置において、 3つの第1種パターンが、主走査方向の両端部近傍およ
    び中央部近傍に、同一直線上に並ぶように形成されるこ
    とを特徴とする画像形成装置における位置ずれ検出方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1または2または3または4記載の
    画像形成装置における位置ずれ検出方法において、 光書込装置ごとの1連の第2種パターンの列を、主走査
    方向に分離して、2列以上形成し、 各第2種パターン列に対応して配備された第2光源、第
    2スリット、第2受光素子により、各第2種パターン列
    を請求項1記載の方法と同様の方法で検出することを特
    徴とする画像形成装置における位置ずれ検出方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置における位置
    ずれ検出方法において、 光書込装置ごとの1連の第2種パターンの列が2列、主
    走査方向の両端部近傍に形成されることを特徴とする画
    像形成装置における位置ずれ検出方法。
  7. 【請求項7】請求項5記載の画像形成装置における位置
    ずれ検出方法において、 光書込装置ごとの1連の第2種パターンの列が3列、主
    走査方向の両端部近傍と主走査方向の中央部近傍に形成
    されることを特徴とする画像形成装置における位置ずれ
    検出方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の任意の1に記載の画像形成
    装置における位置ずれ検出方法において、 第1スリットと実質的に合同のスリット形状を持つ第1
    補助スリットを、各第1光源と転写ベルトとの間に、第
    1補助スリットと第1スリットとが互いに重なるように
    して配備し、第2スリットと実質的に合同のスリット形
    状を持つ第2補助スリットを、各第2光源と転写ベルト
    との間に、第2補助スリットとが第2スリットと互いに
    重なるようにして配備することを特徴とする画像形成装
    置における位置ずれ検出方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜7の任意の1に記載の画像形成
    装置における位置ずれ検出方法において、 第1および第2光源からの光束を、光源ごとに設けられ
    たレンズにより、それぞれ、少なくとも、第1、第2ス
    リットの幅方向に平行光束として転写ベルト側に照射す
    ることを特徴する画像形成装置における位置ずれ検出方
    法。
  10. 【請求項10】請求項1〜9の任意の1に記載の画像形
    成装置における位置ずれ検出方法において、 第1スリットを有する第1スリット部材および第2スリ
    ットを有する第2スリット部材を、位置ずれ検出を行な
    う間、転写ベルトに強制的に接触させることを特徴とす
    る画像形成装置における位置ずれ検出方法。
  11. 【請求項11】複数の光書込装置により複数の静電潜像
    を形成し、これら静電潜像を現像して得られる複数のト
    ナー画像を重ね合わせて記録画像を得、この記録画像を
    同一の記録シート上に定着する画像形成装置において、
    上記複数のトナー画像の位置ずれを検出する装置であっ
    て、 1以上の前記第1種パターンおよび1以上の前記第2種
    パターン列を共通の転写ベルト上に得るための潜像パタ
    ーンを、各光書込装置により形成させるパターン出力手
    段と、 上記第1種パターンを検出するための1以上の副走査位
    置ずれ検出手段と、 上記第2種パターン列における各第2種パターンを検出
    するための1以上の主走査位置ずれ検出手段と、 これら副走査位置ずれ検出手段と主走査位置ずれ検出手
    段による検出結果に基づき位置ずれ量を演算する演算手
    段と上記第1種パターンおよび第2種パターンを転写ベ
    ルト上から除去するベルトクリーニング手段とを有し、 各副走査位置ずれ検出手段は、第1種パターンごとに対
    応して転写ベルト表面側において定位置に設けられる第
    1光源と、転写ベルト裏面側に密接もしくは極く近接し
    て配備され、主走査方向に長く上記第1種パターンの幅
    と略等しい幅をもつ副走査位置ずれ検出用の第1スリッ
    トを有する第1スリット部材と、上記第1スリットを透
    過した光を受光する第1受光素子とを有し、 各主走査位置ずれ検出手段は、第2種パターン列ごとに
    対応して転写ベルト表面側において定位置に設けられる
    第2光源と、転写ベルト裏面側に密接もしくは極く近接
    して配備され、副走査方向の長さが第2種パターンの長
    さに略等しく、上記第2種パターンの幅と略等しい幅を
    もつ副走査位置ずれ検出用の第2スリットを有する第2
    スリット部材と、上記第2スリットを透過した光を受光
    する第2受光素子とを有することを特徴とする画像形成
    装置における位置ずれ検出装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の画像形成装置における
    位置ずれ検出装置において、 各副走査位置ずれ検出手段が、前記第1補助スリットを
    有する第1補助スリット部材を有し、 各主走査位置ずれ検出手段が、前記第2補助スリットを
    有する第2補助スリット部材を有することを特徴とする
    画像形成装置における位置ずれ検出装置。
  13. 【請求項13】請求項11記載の画像形成装置における
    位置ずれ検出装置において、 各副走査位置ずれ検出手段が、第1光源からの光束を、
    少なくとも第1スリットの幅方向に平行光束として転写
    ベルト側に照射するレンズを有し、 各主走査位置ずれ検出手段が、第2光源からの光束を、
    少なくとも第2スリットの幅方向に平行光束として転写
    ベルト側に照射するレンズを有することを特徴とする画
    像形成装置における位置ずれ検出装置。
  14. 【請求項14】請求項11または12または13記載の
    画像形成装置における位置ずれ検出装置において、 第1スリットを有する第1スリット部材および第2スリ
    ットを有する第2スリット部材を、位置ずれ検出を行な
    う間、転写ベルトに強制的に接触させる押圧手段を有す
    ることを特徴とする画像形成装置における位置ずれ検出
    装置。
  15. 【請求項15】複数の光書込装置により複数の静電潜像
    を形成し、これら静電潜像を現像して得られる複数のト
    ナー画像を重ね合わせて記録画像を得、この記録画像を
    同一の記録シート上に定着する画像形成装置であって、 請求項11または12または13または14記載の位置
    ずれ検出装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の画像形成装置におい
    て、 転写ベルトが、記録シートを保持して転写部を通過させ
    つつ、トナー画像を上記記録シート上に転写させるため
    の転写搬送ベルトであることを特徴とする画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】請求項15記載の画像形成装置におい
    て、 マゼンタ画像用の光書込装置と、シアン画像用の光書込
    装置と、イエロー画像用の光書込み装置と、黒画像用の
    光書込装置とを有し、各光書込装置による書込みは互い
    に異なる感光体に対して行なわれることを特徴とする画
    像形成装置。
  18. 【請求項18】請求項15または16または17記載の
    画像形成装置において、 各光書込装置は光走査方式のものであって、 位置ずれ検出装置により検出された副走査位置ずれに応
    じて、各光書込装置への画像信号印加のタイミングを調
    整し、 上記位置ずれ検出装置により検出された主走査位置ずれ
    に応じて、各光書込装置における書き出し位置を調節す
    ることにより、 各光走査装置により書き込まれる像を主・副走査方向に
    調整することを特徴とする画像形成装置。
JP32280996A 1996-12-03 1996-12-03 画像形成装置および画像形成装置の位置ずれ検出装置および位置ずれ検出方法 Expired - Fee Related JP3571476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32280996A JP3571476B2 (ja) 1996-12-03 1996-12-03 画像形成装置および画像形成装置の位置ずれ検出装置および位置ずれ検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32280996A JP3571476B2 (ja) 1996-12-03 1996-12-03 画像形成装置および画像形成装置の位置ずれ検出装置および位置ずれ検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10157207A true JPH10157207A (ja) 1998-06-16
JP3571476B2 JP3571476B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=18147866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32280996A Expired - Fee Related JP3571476B2 (ja) 1996-12-03 1996-12-03 画像形成装置および画像形成装置の位置ずれ検出装置および位置ずれ検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3571476B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002072589A (ja) * 2000-09-04 2002-03-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、トナー量測定装置、およびトナー量測定方法
US6697092B2 (en) 2001-09-21 2004-02-24 Ricoh Company, Ltd. Color image forming apparatus with color image shift correction

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002072589A (ja) * 2000-09-04 2002-03-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、トナー量測定装置、およびトナー量測定方法
JP4517479B2 (ja) * 2000-09-04 2010-08-04 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、トナー量測定装置、およびトナー量測定方法
US6697092B2 (en) 2001-09-21 2004-02-24 Ricoh Company, Ltd. Color image forming apparatus with color image shift correction

Also Published As

Publication number Publication date
JP3571476B2 (ja) 2004-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7561318B2 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus
JPH10198110A (ja) カラー画像形成方法
CN100514211C (zh) 激光扫描光学***及图像形成装置
JP4476047B2 (ja) 光書込装置及び画像形成装置
US6366304B1 (en) Thermal correction for image-forming exposure device and method of manufacturing the device
US6198495B1 (en) Color image forming apparatus having means for correcting deviations between scanning light beams accurately and in real time
JP2001066839A (ja) 画像形成装置
US7782355B2 (en) Image forming apparatus using a plurality of lasers with a varying exposure ratio
JP3571476B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の位置ずれ検出装置および位置ずれ検出方法
JP2006084565A (ja) カラー画像形成装置
JP4032655B2 (ja) 画像形成装置
JP2003241130A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JPS6366580A (ja) カラ−プリンタ−
JP3182619B2 (ja) カラー画像形成装置
JP4217019B2 (ja) マルチビーム記録ヘッド及びそのマルチビーム記録ヘッドを具備する画像形成装置
JPH05119571A (ja) カラー画像形成装置
JP2008105298A (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
JP2000180778A (ja) 光ビーム走査装置
JP2003302595A (ja) 光走査装置及び画像形成装置並びに光学装置
JPH10181091A (ja) 画像形成装置
JP2005309336A (ja) 光走査方法・光走査装置および画像形成方法および画像形成装置
JP3023722B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2001277595A (ja) カラー画像形成装置
JPH11272035A (ja) 多重画像形成装置
JP3515869B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070702

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees