JPH10141454A - 無段変速装置の油圧制御回路 - Google Patents

無段変速装置の油圧制御回路

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JPH10141454A
JPH10141454A JP29878796A JP29878796A JPH10141454A JP H10141454 A JPH10141454 A JP H10141454A JP 29878796 A JP29878796 A JP 29878796A JP 29878796 A JP29878796 A JP 29878796A JP H10141454 A JPH10141454 A JP H10141454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無段変速装置に設けたプラネタリギヤ式前後進
切換装置のセイフティロック弁からのオイルリーク流量
を減少させる。 【解決手段】セレクトレバーと連動するマニュアル弁3
0とプラネタリギヤ式前後進切換装置に設けたフォワー
ドクラッチ11、リバースブレーキ12とを各々連通す
る油圧回路31,32にセイフティロック弁33を介装
する。その結果、セイフティロック弁33には常時油圧
が印加されず、マニュアル弁30を介してフォワードク
ラッチ11、リバースブレーキ12に作動圧が供給され
るときにのみ印加されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速機の許容
変速速度を超えた回転変動が生じたときは前後進を切換
えるプラネタリギヤ式前後進換え装置に供給する作動圧
を排出して強制的にニュートラルにする無段変速装置の
油圧制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無段変速装置として、例
えば特開平4−357357号公報に開示されているよ
うに、トルクコンバータ、電磁式クラッチ、湿式多板ク
ラッチ等の発進クラッチと無段変速機との間にプラネタ
リギヤ式前後進切換装置を介装するものでは、該前後進
切換装置のサンギヤとキャリヤとを接離するフォワード
クラッチを発進クラッチ側に、又リングギヤとトランス
ミッションケースとの間を接離するリバースブレーキを
無段変速機側に配設し、該無段変速機のプーリ軸を支持
するベアリングをプラネタリギヤとプーリとの間に配設
したとき、トランスミッションの全長を短縮するために
は、上記リバースブレーキのシリンダを上記ベアリング
の外周に配設する必要がある。
【0003】上記リバースブレーキに供給する上記リン
グギヤと上記トランスミッションケースとの間の係合に
必要な作動圧は、プラネタリギヤの構造上、大きな圧力
を必要とするが、上述したようにリバースブレーキのシ
リンダを上記ベアリングの外周に配設する構造では、大
きなシリンダ面積を確保することはスペース上の制約が
あるため困難であり、相対的に作動必要圧力を大きく設
定する場合が多い。
【0004】又、無段変速機のベルトを挟持するための
必要圧力は、上記前後進切換装置のフォワードクラッチ
を係合動作させるための必要圧力よりも高く設定する必
要があり、上記先行技術では、上記リバースブレーキに
対する作動圧とベルトを挟持するための作動圧とを共通
のライン圧から導き、又、フォワードクラッチへ供給す
る作動圧は、上記ライン圧を減圧した潤滑圧を利用して
いる。
【0005】ところで、無段変速機の変速制御には大量
の油量を必要とする場合があり、オイルポンプの吐出流
量は、変速制御の際の最大必要流量に基づいて設定され
ている場合が多く、又、無段変速機が変速動作をしてい
ないときのオイルポンプの吐出流量は、このときのトラ
ンスミッション自体の必要潤滑油量も少なくなるので、
少なくて良いことになり、機械効率を考えた場合、ポン
プ容量はできるだけ小さく設定することが望ましい。
【0006】しかし、このポンプ容量を通常の運転条件
下における無段変速機の最大必要変速速度等に基づいて
設定した場合、急ブレーキ等、特殊な走行条件において
は無段変速機の変速制御を行うに十分な油量を確保する
ことが困難になってしまう。
【0007】すなわち、発進クラッチと前後進切換装置
とがエンジンと無段変速機との間に配置され、この無段
変速機がタイヤと直結した駆動輪と一体に回転する駆動
系を備える車両では、例えば急ブレーキや、急ブレーキ
に伴うタイヤのロック、或いは走行中誤って前進、後進
を切換えてしまい、駆動輪から無段変速機に対して許容
変速速度を超える負荷が伝達されるような場合、上記無
段変速機の入力軸の回転速度が、通常の回転速度よりも
低くなり、或いは停止してしまい、その結果、エンジン
負荷が過大になり、エンジンから動力を得ているトラン
スミッション本体はもとより、ブレーキ、ステアリング
等の車両を操作するための機能が停止、或いは著しく低
下してしまう。
【0008】この対策として上述した先行技術では、セ
レクトレバーに連動するマニュアル弁の上流側の油圧回
路に、ソレノイド弁により動作するセイフティロック弁
を介装し、無段変速機に対し許容変速速度を超える急激
な負荷が伝達されたとき、上記ソレノイド弁により上記
セイフティロック弁を切換えて上記フォワードクラッチ
及びリバースブレーキに供給する作動圧をマニュアル弁
を介し上記セイフティロック弁からドレインさせ、上記
フォワードクラッチ及びリバースブレーキを開放するこ
とで駆動系を強制的にニュートラル状態にし、駆動輪か
らエンジン側への負荷の伝達を遮断する技術が開示され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前後進切換
装置のフォワードクラッチとリバースブレーキとに対す
る作動圧の供給遮断は、セレクトレバーと連動するマニ
ュアル弁によって行われる。すなわち、上記セレクトレ
バーを前進走行(Dレンジ)にセレクトすると、マニュ
アル弁を介してフォワードクラッチに対し作動圧を供給
すると共にリバースブレーキを開放し、上記前後進切換
装置に設けられているサンギヤとキャリヤとを上記フォ
ワードクラッチにより係合させて、プラネタリギヤを一
体化させてエンジン出力軸と同方向の回転を無段変速機
へ伝達する。一方、セレクトレバーを後進走行(Rレン
ジ)にセレクトすると、上記マニュアル弁を介してリバ
ースブレーキに作動圧を供給すると共にフォワードクラ
ッチを開放し、このリバースブレーキにより前後進切換
装置のリングギヤとトランスミッションケースとを締結
し、無段変速機に対して逆転した動力を伝達する。
【0010】従って、上記マニュアル弁の油圧供給側に
は、上記フォワードクラッチとリバースブレーキとに供
給する作動圧が常時印加されており、特に、リバースブ
レーキ側の油圧回路は無段変速機のプーリ制御圧と共通
のライン圧を利用しているため、比較的高圧の作動圧が
印加される。
【0011】上記先行技術ではセイフティロック弁がマ
ニュアル弁の上流に介装されているため上記フォワード
クラッチとリバースブレーキへ供給する作動圧が常時印
加されており、このセイフティロック弁周辺からのオイ
ルリークが生じ易くなり、このオイルリーク流量を補填
するためにはオイルポンプの制御必要流量を増加させな
ければならず、必然的に容量の大きなオイルポンプか必
要となり、その分エンジン負荷が増加し、燃費の悪化、
及び走行性能の低下を招くばかりでなく、セイフティロ
ック弁の耐久性が低下してしまう。このセイフティロッ
ク弁の耐久性を十分に保証するためには品質を過剰にし
なければならず部品コストの高騰を招いてしまう。
【0012】本発明は、上記事情に鑑み、簡単な構造で
セイフティロック弁のオイルリーク流量を減少させるこ
とができると共に部品のコストを上げることなく耐久性
を十分に保証することができ、しかもポンプ容量を相対
的に小さくすることができて燃費及び走行性能の向上を
図ることのできる無段変速装置の油圧制御回路を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の無段
変速装置の油圧制御回路は、駆動系にプラネタリギヤ式
前後進切換装置を介装し、上記プラネタリギヤ式前後進
切換装置に設けた前後進選択用摩擦係合要素に連通する
油圧回路を、セレクトレバーに連動すると共に前進走行
選択時には上記プラネタリギヤ式前後進切換装置を正転
させ、後進走行選択時には上記プラネタリギヤ式前後進
切換装置を逆転させるように作動圧を切換えるマニュア
ル弁に接続した無段変速装置において、上記マニュアル
弁と上記前後進選択用摩擦係合要素とを連通する上記油
圧回路に、上記無段変速機の許容変速速度を超えた回転
変動が生じたとき上記前後進選択用摩擦係合要素に供給
されている作動圧を排出するセイフティロック弁を介装
したことを特徴とする。
【0014】本発明による第2の無段変速装置の油圧制
御回路は、第1の発明による無段変速装置の油圧制御回
路において、前記マニュアル弁と前記前後進選択用摩擦
係合要素との間の油圧回路にアキュムレータを介装し、
前記セイフティロック弁を上記マニュアル弁と上記アキ
ュムレータとの間の油圧回路に介装したことを特徴とす
る。
【0015】本発明による第3の無段変速装置の油圧制
御回路は、第1の発明による無段変速装置の油圧制御回
路において、前記マニュアル弁と前記前後進選択用摩擦
係合要素との間の油圧回路にアキュムレータを介装し、
前記セイフティロック弁を上記アキュムレータと上記前
後進選択用摩擦係合要素との間の油圧回路に介装したこ
とを特徴とする。
【0016】第1の無段変速装置の油圧制御回路では、
セレクトレバーを操作して前進走行をセレクトすると、
このセレクトレバーに連動するマニュアル弁が駆動系に
介装されているプラネタリギヤ式前後進切換装置の摩擦
係合要素に対して作動圧を供給し、このプラネタリギヤ
式前後進切換装置を一体回転させることで、駆動系を前
進走行可能とする。一方セレクトレバーを操作して後進
走行を選択すると、上記マニュアル弁が上記ラネタリギ
ヤ式前後進切換装置の摩擦係合要素に対する作動圧を切
換え、該プラネタリギヤ式前後進切換装置を逆転させ、
後進走行可能とする。そして、前進走行中にセレクトレ
バーを誤って後進走行(Rレンジ)にセレクトした場合
等、駆動輪側から上記無段変速機へ該無段変速機の許容
変速速度を超えた回転変動が加えられたときは、上記マ
ニュアル弁と上記前後進選択用摩擦係合要素との間を連
通する油圧回路に介装したセイフティロック弁を介して
上記前後進選択用摩擦係合要素に供給されている作動圧
を排出させ、この前後進選択用摩擦係合要素を開放す
る。
【0017】第2の無段変速装置の油圧制御回路では、
上記第1の発明による無段変速装置の油圧制御回路にお
いて、上記前後進選択用摩擦係合要素に供給されている
作動圧は、マニュアル弁と該前後進選択用摩擦係合要素
とを連通する油圧回路に介装したアキュムレータにて緩
衝されながら伝達される。そして、上記無段変速機の許
容変速速度を越えた回転変動が生じたときは、上記アキ
ュムレータと上記マニュアル弁との間の油圧回路に介装
したセイフティロック弁から上記作動圧を排出させる。
【0018】第3の無段変速機の油圧制御回路では、上
記第1の発明による無段変速装置の油圧制御回路におい
て、上記前後進選択用摩擦係合要素に供給されている作
動圧は、マニュアル弁と該前後進選択用摩擦係合要素と
を連通する油圧回路に介装したアキュムレータにて緩衝
されながら伝達される。そして、上記無段変速機の許容
変速速度を越えた回転変動が生じたときは、上記アキュ
ムレータと上記前後進選択用摩擦係合要素との間の油圧
回路に介装したセイフティロック弁から上記作動圧を排
出させる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図1、図2に本発明の第1実施
の形態を示す。
【0020】図2の符号1はエンジンで、このエンジン
1の出力軸2が無段変速装置3、終減速装置4を介して
駆動輪5を支承する駆動軸6に連設されている。又、上
記無段変速装置3が、入力側から発進クラッチの一例で
あるトルクコンバータ7、プラネタリギヤ式前後進切換
装置8、無段変速機9で構成されている。
【0021】又、上記エンジン1の出力軸2が上記トル
クコンバータ7のインペラ7aに連設され、このトルク
コンバータ7のタービン7bが上記前後進切換装置8の
入力軸8aに連設されている。尚、このトルクコンバー
タ7にはロックアップクラッチ7cが併設されており、
このロックアップクラッチ7cが係合すると上記エンジ
ン1の出力軸2と上記タービン7bとが流体を介さず直
結状態になる。
【0022】上記前後進切換装置8はダブルピニオン式
プラネタリギヤ10を備え、このプラネタリギヤ10の
サンギヤ10aに上記入力軸8aが連設されている。
又、このサンギヤ10aとキャリヤ10bとがフォワー
ドクラッチ11を介して係脱自在にされ、更に、リング
ギヤ10cとトランスミッションケース3aとがリバー
スブレーキ12を介して係脱自在にされている。
【0023】上記フォワードクラッチ11が係合すると
上記プラネタリギヤ10が一体回転し、又、上記リバー
スブレーキ12が係合すると逆転した動力を上記無段変
速機9の入力軸9aへ伝達する。そして、上記フォワー
ドクラッチ11とリバースブレーキ12との双方が開放
された状態では、上記プラネタリギヤ10がニュートラ
ル状態となり、駆動系における動力の伝達が遮断され
る。
【0024】上記前後進切換装置8のキャリヤ10bに
連設する上記無段変速機9の入力軸9aにプライマリプ
ーリ9bが軸着され、このプライマリプーリ9bに対設
するセカンダリプーリ9cが出力軸9dに軸着され、こ
の両プーリ9b,9cがベルト9eを介して連設されて
いる。上記各プーリ9b,9cの可動シーブ側にプライ
マリ油圧室9f、セカンダリ油圧室9gが設けられてお
り、この各油圧室9f,9gに供給される作動圧によ
り、上記両プーリ9b,9cの溝幅を反比例状態に設定
して変速制御を行う。又、上記無段変速機9の出力軸9
dが上記終減速装置4の減速歯車群4aを介して、上記
駆動軸6に軸着されているデファレンシャルギヤ4bに
連設されている。
【0025】次に、上記ロックアップクラッチ7c、フ
ォワードクラッチ11、リバースブレーキ12、及び無
段変速機9の各油圧室9f,9gに作動圧を供給する油
圧制御回路について説明する。
【0026】図中の符号21はエンジン駆動式オイルポ
ンプであり、メインポンプ21aとサブポンプ21bと
を備え、両ポンプ21a,21bの吸入口がオイルパン
22に連通されている。又、メインポンプ21aの吐出
口がライン圧回路23に直接連通され、一方、サブポン
プ21bの吐出口が切換弁24を介して上記ライン圧回
路23に連通されている。この切換弁24は第1のソレ
ノイド弁25から供給される制御圧によりスイッチ動作
するもので、この第1のソレノイド弁25が制御ユニッ
ト26からの制御信号に基づいて制御動作される。例え
ば、高速での定常運転等のようにポンプ流量が比較的多
いときは第1のソレノイド弁25を介して上記切換弁2
4を閉弁動作させ、上記ライン圧回路23に対してメイ
ンポンプ21aのみから油圧を供給する。一方、発進加
速時など要求流量が比較的多いときは上記切換弁24を
開弁し、上記ライン圧回路23に対しメインポンプ21
aとサブポンプ21bとの双方から油圧を供給する。
【0027】上記ライン圧回路23へ供給される上記オ
イルポンプ21からの吐出圧が、油圧制御装置27のプ
ライマリ圧制御弁27aに併設するセカンダリ圧制御弁
27bにて比較的高圧のライン圧PLに調圧され、この
調圧されたライン圧PLが無段変速機9のセカンダリプ
ーリ9cのセカンダリ油圧室9g、上記プライマリ圧制
御弁27a等に供給される。このプライマリ圧制御弁2
7aでは上記ライン圧PLを減圧して、上記無段変速機
9のプライマリプーリ9bに設けたプライマリ油圧室9
fにプライマリ圧Pp(Pp<PL)を供給する。
【0028】上記油圧制御装置27に設けた各制御弁2
7a,27bは上記制御ユニット26からの制御信号に
従い制御動作する第2、第3のソレノイド弁27c,2
7dの動作量に従いプライマリ圧Pp、ライン圧PLを
設定する。尚、上記無段変速機9では、セカンダリプー
リ9cに供給されるライン圧PLにてベルト9eの張力
を保持し、上記プライマリ圧Ppによりプライマリプー
リ9bの溝幅を可変設定することで変速制御を行う。
【0029】又、上記油圧制御装置27のセカンダリ圧
制御弁27bのドレーンポートに潤滑圧回路28が連通
されている。この潤滑圧回路28に供給される上記セカ
ンダリ圧制御弁27bからの油圧は第1のリリーフ弁2
9にて一定の潤滑圧PLUBに調圧される。
【0030】上記潤滑圧回路28及び上記ライン圧回路
23には、図示しないセレクトレバーと連動するマニュ
アル弁30を介して、フォワードクラッチ11に連通す
るフォワードクラッチ油路31とリバースブレーキ12
に連通するリバースクラッチ油路32とが連通自在にさ
れている。
【0031】セレクトレバーがニュートラル(N)レン
ジ、或いはパーキング(P)レンジにセレクトされてい
るとき上記マニュアル弁30がフォワードクラッチ油路
31とリバースブレーキ油路32とに流入するライン圧
PL、潤滑圧PLUBを共にドレーンし、又、ドライブ
(D)レンジにセレクトされているときは上記潤滑圧回
路28を上記フォワードクラッチ油路31に連通させる
と共に、リバースブレーキ油路32に流入するライン圧
PLをドレーンさせる。一方、リバース(R)レンジに
セレクトされているときは上記ライン圧回路23を上記
リバースブレーキ油路32に連通すると共に上記潤滑圧
回路28に流入する潤滑圧PLUBをドレーンさせる。
【0032】又、上記フォワードクラッチ油路31と上
記リバースブレーキ油路32との中途にセイフティロッ
ク弁33が介装されている。このセイフティロック弁3
3の両端にはバイアス室と作動室とが設けられており、
バイアス室にバイアスばねが介装され、又、作動室に第
4のソレノイド弁34を介して上記潤滑圧回路28に連
通する制御圧回路34aが接続されている。
【0033】上記第4のソレノイド弁34は通常は閉弁
状態にあり、従って、上記セイフティロック弁33の作
動室には潤滑圧回路28を流通する潤滑圧PLUBを元圧
とする制御圧が供給されておらず、バイアス室に介装さ
れているバイアスばねの付勢力を受けて、フォワードク
ラッチ油路31と上記リバースブレーキ油路32とを各
々流通自在な状態に保持している。上記第4のソレノイ
ド弁34に対するON信号は上記制御ユニット26から
出力され、この第4のソレノイド弁34へON信号が出
力されると、この第4のソレノイド弁34から制御圧回
路34aを介して潤滑圧PLUBを元圧とする作動圧がセ
イフティロック弁33の動作室に供給され、このセイフ
ティロック弁33を上記バイアスばねの付勢力に抗して
スライドさせ、上記フォワードクラッチ11側とリバー
スブレーキ12側とに各々連通するフォワードクラッチ
油路31とリバースクラッチ油路32とを共に、上記セ
イフティロック弁33の中央に開口するドレーンポート
33aに連通すると共に、マニュアル弁30側に連通す
るフォワードクラッチ油路31とリバースクラッチ油路
32とを遮断する。
【0034】又、上記フォワードクラッチ油路31と上
記リバースブレーキ油路32の上記セイフティロック弁
33の下流に、オリフィス35と上記フォワードクラッ
チ11、上記リバースブレーキ12から上記セイフティ
ロック弁33への流通のみを許容する逆止弁36とが並
列に介装されている。
【0035】更に、上記フォワードクラッチ油路31と
上記リバースブレーキ油路32の上記フォワードクラッ
チ11と上記リバースブレーキ12の直上流に、このフ
ォワードクラッチ11とリバースブレーキ12に供給す
る作動圧の変動を緩衝するアキュムレータ37,38が
接続されている。尚、符号39は上記潤滑圧回路28に
連通し、潤滑圧PLUBを無段変速機9のベルト9eに供
給するためのノズルである。
【0036】又、符号40は上記トルクコンバータ7の
ロックアップクラッチ7cの作動、非作動を制御するロ
ックアップ制御弁であり、このロックアップ制御弁40
の流入側に上記潤滑圧回路28と上記第1のリリーフ弁
29のドレーンポートに連通するリリース側潤滑圧回路
41とが接続され、又、吐出側に上記ロックアップクラ
ッチ7cのアプライ側に連通するアプライ圧回路42と
リリース側に連通するリリース圧回路43とが接続され
ている。尚、上記アプライ圧回路42には第2のリリー
フ弁44が連通されている。
【0037】更に、上記ロックアップ制御弁40の作動
室に上記潤滑圧回路28に第5のソレノイド弁45を介
して連通する制御圧回路46が接続され、又、この作動
室に対向して設けたバイアス室にバイアスばねが介装さ
れていると共に潤滑圧回路28が接続されている。この
第5のソレノイド弁45は上記制御ユニット26から出
力される制御信号に従って制御動作され、ロックアップ
非作動時には閉弁動作し、又、ロックアップ作動時には
開弁動作する。
【0038】上記制御圧回路46に上記第1のリリーフ
弁29の作動室が分岐連通されており、この第1のリリ
ーフ弁29は上記作動室に流入される潤滑圧と、その反
対側に設けたバイアスばねとの釣り合いでリリーフ流量
が可変設定される。すなわち、上記第5のソレノイド弁
45が閉弁されて制御圧回路46に供給される制御圧が
減衰すると、上記第1のリリーフ弁29はバイアスばね
の付勢力を受けてスライドし潤滑油のドレーン流量を増
加する。一方、第5のソレノイド弁45が開弁されて上
記制御圧回路46に供給される潤滑圧が上昇すると、上
記第1のリリーフ弁29はバイアスばねの付勢力に抗し
てスライドし潤滑油量のドレーン流量を減少させる。
【0039】その結果、上記第5のソレノイド弁45が
閉弁すると潤滑圧回路28を流通する潤滑圧PLUBが低
下すると共にロックアップ制御弁40の作動室に供給さ
れる制御圧が低下し、更に第1のリリーフ弁29に連通
するリリース側潤滑圧回路41を流通する潤滑圧PLU
B’が上昇される。又、ソレノイド45が開弁されると
上記潤滑油圧PLUBが上昇されると共にロックアップ制
御弁40の作動室に供給される制御圧が上昇され、一
方、上記リリース側潤滑圧回路41を流通する潤滑圧P
LUB’が低下される。
【0040】本実施の形態では上記第5のソレノイド弁
45の閉弁でロックアップ非作動状態となり、開弁でロ
ックアップ作動状態となる。上記第5のソレノイド弁4
5が閉弁するとロックアップ制御弁40の作動室に供給
される制御圧が減衰し、上記作動室に対向配設するバイ
アス室に流入されている潤滑圧PLUBとバイアスばねと
の付勢力よりも低くなると、差圧により流路が切換えら
れ、図1に示すように、上記リリース側潤滑圧回路41
をリリース圧回路43に接続して、ロックアップクラッ
チ7cのリリース側に上記潤滑圧PLUB’をリリース圧
PRとして供給すると共に、アプライ圧回路42をドレ
ーン油路47に連通させて、アプライ側に供給されてい
るアプライ圧PAPを排出させ、ロックアップクラッチ7
cを開放する。
【0041】一方、上記第5のソレノイド弁45が開弁
してロックアップ制御弁40の作動室に供給される制御
圧が上昇し、このロックアップ制御弁40がバイアス室
に供給されている潤滑圧PLUBとバイアスばねの付勢力
よりも高くなると、差圧によりスライドし上記潤滑圧回
路28を上記アプライ圧回路42に連通して、上記ロッ
クアップクラッチ7cのアプライ側に潤滑圧PLUBをア
プライ圧PAとして供給すると共にリリース圧回路43
をドレーンポートに連通して上記リリース圧PRを排出
しロックアップクラッチ7cを係合させる。又、上記リ
リース側潤滑圧回路41は上記ドレーン油路47に連通
され、オイルクーラ48を介してドレーンされる。
【0042】又、上記第1のリリーフ弁29のドレーン
ポートには無段変速装置3の機構部等、各要潤滑部へ潤
滑油を導く潤滑油通路49が分岐接続されている。
【0043】尚、上記リリース側潤滑圧回路41を流通
する潤滑圧PLUB’は、このリリース側潤滑圧回路41
に分岐接続する第3のリリーフ弁50で調圧され、この
第3のリリーフ弁50のドレーンポートが上記オイルポ
ンプ21の吸入側に連通されている。
【0044】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。エンジン駆動式オイルポンプ21はメインポンプ2
1aとサブポンプ22bとを備え、エンジン運転中は、
メインポンプ21aがオイルパン22に貯留されている
作動油をライン圧回路23へ常時供給し、又、サブポン
プ21bがエンジン運転状態に応じ切換弁24を介して
上記ライン圧回路23に作動油を適宜供給する。そし
て、このライン圧回路23に供給される作動油が油圧制
御装置27のセカンダリ圧制御弁27bにて調圧されて
所定のライン圧PLとなる。
【0045】無段変速機9では、そのセカンダリプーリ
9cに設けたセカンダリ油圧室9gに上記ライン圧PL
が供給され、トルク伝達に必要な張力が保持される。一
方、プライマリプーリ9bに設けたプライマリ油圧室9
fには、上記油圧制御装置27のプライマリ圧制御弁2
7aにて調圧されたプライマリ圧Ppが供給され、この
プライマリ圧Ppによりプーリの溝幅を可変することで
変速制御が行われる。
【0046】そして、図示しないセレクトレバーを前進
走行としてのDレンジにセレクトすると、図1に示すよ
うに、このセレクトレバーと連動するマニュアル弁30
が上記潤滑圧回路28を前後進切換装置8のフォワード
クラッチ11に連通するフォワードクラッチ油路31に
連通させると共に、リバースブレーキ12に連通するリ
バースブレーキ油路32をドレーンポートに連通させ
る。
【0047】すると、上記リバースブレーキ12に供給
されているライン圧PLは逆止弁36を経て速やかに排
出され、リバースブレーキ12が開放され、又、上記フ
ォワードクラッチ11に対しては潤滑圧回路28を流通
する潤滑圧PLUBがオリフィス35を介して徐々に昇圧
されながら作動圧として供給され、このフォワードクラ
ッチ11がプラネタリギヤ式前後進切換装置8のサンギ
ヤ10aとキャリヤ10bとを係合させ、この前後進切
換装置8を一体回転させて前進走行可能な状態にする。
【0048】又、上記セレクトレバーをRレンジにセレ
クトすると、上記マニュアル弁30が切換動作し、上記
フォワードクラッチ11に連通するフォワードクラッチ
油路31をドレーンポートに連通させると共に、リバー
スブレーキ12に連通するリバースブレーキ油路32を
ライン圧回路23に接続する。
【0049】すると、上記フォワードクラッチ11に供
給されている作動圧が逆止弁36を経て速やかに排出さ
れて、フォワードクラッチ11が開放され、又、上記リ
バースブレーキ12に対してはライン圧回路23を流通
するライン圧PLがオリフィス35を介して徐々に昇圧
されながら作動圧として供給され、このリバースブレー
キ12が上記前後進切換装置8のリングギヤ10cをト
ランスミッションケース3aに固定する。その結果、逆
転した動力が上記無段変速機9の入力軸9aへ伝達され
後進走行が可能になる。
【0050】このように、上記セレクトレバーがDレン
ジにセレクトされているときはマニュアル弁30がフォ
ワードクラッチ油路31と潤滑圧回路28とを連通して
フォワードクラッチ11に潤滑圧PLUBを供給すると共
に、リバースブレーキ油路32とライン圧回路23とを
遮断する。又、上記セレクトレバーがRレンジにセレク
トされたときは、上記マニュアル弁30がリバースブレ
ーキ油路32とライン圧回路23とを連通してリバース
ブレーキ12にライン圧PLを供給すると共に、上記フ
ォワードクラッチ油路31と潤滑圧回路28とを遮断す
る。
【0051】従って、上記フォワードクラッチ油路31
とリバースブレーキ油路32とに介装されているセイフ
ティロック弁33に対しては、フォワードクラッチ11
或いはリバースブレーキ12に油圧が供給されていると
き以外は油圧が作用せず、特に、比較的高圧のライン圧
PLはセレクトレバーがRレンジにセレクトされている
とき以外はリバースブレーキ油路32へ流通されないた
め、上記セイフティロック弁33からのオイルリーク流
量が抑制され、その結果、セイフティロック弁33の耐
久性が向上するばかりでなく、相対的にオイルポンプ2
1の必要流量を小さく設定することができ、その分、ト
ランスミッション効率が向上し、このトランスミッショ
ン効率に伴い燃費、走行性能の改善が図れる。
【0052】又、前進走行中にセレクトレバーを誤って
Rレンジにセレクトしたり、或いは急ブレーキやそれに
伴うタイヤのロック等、駆動輪5から無段変速機9に対
し、該無段変速機9の許容変速速度を越える急激な回転
変動が伝達された場合、制御ユニット26の判断で第4
のソレノイド弁34に制御信号(ON信号)が出力され
る。すると、この第4のソレノイド弁34が開弁し、上
記潤滑圧回路28を流通する潤滑圧PLUBを元圧とする
制御圧が上記セイフティロック弁33の作動室に供給さ
れ、このセイフティロック弁33が、それに対向する側
に配設されているバイアスばねの付勢力に抗してスライ
ドし、フォワードクラッチ11側とリバースブレーキ1
2側に各々連通するフォワードクラッチ油路31、リバ
ースクラッチ油路32を上記セイフティロック弁33の
ドレーンポート33aに連通し、又、マニュアル弁30
側に接続するフォワードクラッチ油路31、リバースク
ラッチ油路32を遮断する。
【0053】その結果、上記フォワードクラッチ11或
いはリバースブレーキ12に供給されている作動圧が上
記セイフティロック弁33のドレーンポート33aから
排出され、上記フォワードクラッチ11及びリバースブ
レーキ12が開放されて、強制的にニュートラル状態と
なり、エンジン出力軸2と無段変速機9との間の動力伝
達が遮断され、過負荷によるエンジン回転数の急激な低
下、或いはエンジン停止を有効に回避することができ
る。
【0054】尚、本実施の形態では、セイフティロック
弁33をマニュアル弁30とアキュムレータ37,38
との間のフォワードクラッチ油路31、リバースクラッ
チ油路32に介装されているため、上記セイフティロッ
ク弁33を上記マニュアル弁30に近接した位置に配設
することができ、油圧回路の実装効率が良くなる。
【0055】図3に本発明の第2の実施の形態を示す。
上述した第1実施の形態ではセイフティロック弁33と
アキュムレータ37,38との間のフォワードクラッチ
油路31、リバースブレーキ油路32にオリフィス3
5、逆止弁36を並列に配設したが、本実施の形態で
は、図3に示すように、オリフィス35をマニュアル弁
30の上流に配設して、上記アキュムレータ37側のオ
リフィス35と逆止弁36とを省略した。
【0056】すなわち、アキュムレータ37,38はフ
ォワードクラッチ11及びリバースブレーキ12に対し
て作動圧を供給する際に圧力を徐々に上昇させるために
介装し、又、逆止弁36は上記フォワードクラッチ11
及びリバースブレーキ12に供給されている作動圧を上
記アキュムレータ37,38をバイパスして直ちに排出
するために介装配設したものであり、本実施の形態に示
すように、オリフィス35をマニュアル弁30の上流に
介装することで、フォワードクラッチ11、或いはリバ
ースブレーキ12に対する作動圧を徐々に上昇させるこ
とができ、又、フォワードクラッチ11或いはリバース
ブレーキ12が上記セイフティロック弁33にフォワー
ドクラッチ油路31或いはリバースブレーキ油路32を
介して直接接続されているため、無段変速機9の許容変
速速度を超えた回転変動が生じた場合には、上記セイフ
ティロック弁33を介して上記フォワードクラッチ11
或いはリバースブレーキ12に供給されている作動圧を
直ちに排出させることができる。
【0057】従って、本実施の形態では、オリフィス3
5をマニュアル弁30の上流に配設することで逆止弁3
6を不要とし、構造の簡素化が図られる。
【0058】又、図4に本発明の第3実施の形態を示
す。この実施の形態では、セイフティロック弁33を、
フォワードクラッチ11とアキュムレータ37、及びリ
バースブレーキ12とアキュムレータ38との間を連通
するフォワードクラッチ油路31とリバースクラッチ油
路32との間に介装したものである。
【0059】アキュムレータ37,38の容量が比較的
小さい場合、前述した第1の実施の形態、或いは第2実
施の形態に示すように、セイフティロック弁33とフォ
ワードクラッチ11或いはリバースブレーキ12との間
に上記アキュムレータ37,38を介装しても、上記セ
イフティロック弁33とフォワードクラッチ11或いは
リバースブレーキ12に供給されている作動圧の排出性
能にはほとんど影響を及ぼさないが、上記アキュムレー
タ37.38の容量が比較的大きい場合、作動圧を排出
する際に該アキュムレータ37.38により油圧が緩衝
されてしまい、作動圧を直ちに排出することが困難にな
る場合が生じる。
【0060】このような場合には、図4に示すように、
セイフティロック弁33を上記アキュムレータ37,3
8の下流に配設することで、無段変速機9の許容変速速
度を超えた回転変動が生じた場合、アキュムレータ3
7,38の緩衝を受けることなく、上記セイフティロッ
ク弁33から上記フォワードクラッチ11或いはリバー
スブレーキ12に供給されている作動圧を直ちに排出す
ることができる。
【0061】又、図5に本発明の第4実施の形態を示
す。本実施の形態では上述した第3実施の形態に対し、
オリフィス35をマニュアル弁30の上流に配設したも
ので、アキュムレータ37,38の容量が比較的大きい
場合であっても、前述した第2実施の形態と同様の作用
効果を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、プラネタ
リギヤ式前後進切換装置に設けて該プラネタリギヤ式前
後進切換装置の前後進を設定する前後進選択用摩擦係合
要素とセレクトレバーに連動するマニュアル弁との間を
連通する油圧回路に、無段変速機の許容変速速度を超え
た回転変動が生じたとき上記前後進選択用摩擦係合要素
に供給されている作動圧を排出するセイフティロック弁
を介装したので、該セイフティロック弁に対しては上記
マニュアル弁から上記前後進選択用摩擦係合要素に対し
て作動圧が供給されているときのみ油圧が印加されるこ
とになり、従って、このセイフティロック弁からのオイ
ルリーク流量が減少し、セイフティロック弁の耐久性が
向上するばかりでなく、相対的にオイルポンプの制御必
要流量を低減することができ、その分、ポンプ容量を小
さくすることが可能となり、全運転領域でトランスミッ
ション効率を向上させることができると共に、燃費、及
び走行性能の向上を図ることができる。
【0063】又、請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明において、前記マニュアル弁と前記前
後進選択用摩擦係合要素との間の油圧回路にアキュムレ
ータを介装し、前記セイフティロック弁を上記マニュア
ル弁と上記アキュムレータとの間の油圧回路に介装する
ことで、上記セイフティロック弁を上記マニュアル弁に
近接した位置に配設することが可能となり、油圧回路の
実装効率が良くなる。
【0064】更に、請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明において、前記マニュアル弁と前記
前後進選択用摩擦係合要素との間の油圧回路にアキュム
レータを介装し、前記セイフティロック弁を上記アキュ
ムレータと上記前後進選択用摩擦係合要素との間の油圧
回路に介装することで、上記アキュムレータの容量が比
較的大きくても、無段変速機の許容変速速度を超えた回
転変動が生じた場合に、該アキュムレータの影響を受け
ることなく、上記セイフティロック弁から上記前記前後
進選択用摩擦係合要素に供給されている作動圧を直ちに
排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態による無段変速装置の
油圧回路図
【図2】同、無段変速装置の駆動系を示す模式図
【図3】本発明の第2実施の形態による無段変速装置の
油圧回路図
【図4】本発明の第3実施の形態による無段変速装置の
油圧回路図
【図5】本発明の第4実施の形態による無段変速装置の
油圧回路図
【符号の説明】
8…プラネタリギヤ式前後進切換装置 9…無段変速機 11…前後進選択用摩擦係合要素(フォワードクラッ
チ) 12…前後進選択用摩擦係合要素(リバースブレーキ) 30…マニュアル弁 31…油圧回路(フォワードクラッチ油路) 32…油圧回路(リバースクラッチ油路) 33…セイフティロック弁 37,38…アキュムレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動系にプラネタリギヤ式前後進切換装
    置を介装し、 上記プラネタリギヤ式前後進切換装置に設けた前後進選
    択用摩擦係合要素に連通する油圧回路を、セレクトレバ
    ーに連動すると共に前進走行選択時には上記プラネタリ
    ギヤ式前後進切換装置を正転させ、後進走行選択時には
    上記プラネタリギヤ式前後進切換装置を逆転させるよう
    に作動圧を切換えるマニュアル弁に接続した無段変速装
    置において、 上記マニュアル弁と上記前後進選択用摩擦係合要素とを
    連通する上記油圧回路に、上記無段変速機の許容変速速
    度を超えた回転変動が生じたとき上記前後進選択用摩擦
    係合要素に供給されている作動圧を排出するセイフティ
    ロック弁を介装したことを特徴とする無段変速装置の油
    圧制御回路。
  2. 【請求項2】 前記マニュアル弁と前記前後進選択用摩
    擦係合要素との間の油圧回路にアキュムレータを介装
    し、 前記セイフティロック弁を上記マニュアル弁と上記アキ
    ュムレータとの間の油圧回路に介装したことを特徴とす
    る請求項1記載の無段変速装置の油圧制御回路。
  3. 【請求項3】 前記マニュアル弁と前記前後進選択用摩
    擦係合要素との間の油圧回路にアキュムレータを介装
    し、 前記セイフティロック弁を上記アキュムレータと上記前
    後進選択用摩擦係合要素との間の油圧回路に介装したこ
    とを特徴とする請求項1記載の無段変速装置の油圧制御
    回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109237017A (zh) * 2018-11-23 2019-01-18 山东上汽汽车变速器有限公司 一种cvt液压控制***

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