JPH0962721A - 2次元cad図から3次元cad図への変換方法 - Google Patents
2次元cad図から3次元cad図への変換方法Info
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- JPH0962721A JPH0962721A JP7217943A JP21794395A JPH0962721A JP H0962721 A JPH0962721 A JP H0962721A JP 7217943 A JP7217943 A JP 7217943A JP 21794395 A JP21794395 A JP 21794395A JP H0962721 A JPH0962721 A JP H0962721A
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Abstract
3次元形状を表す3次元CAD図を作成する時間を短縮
する。 【解決手段】直線状パイプおよび(または)曲線状パイ
プを溶接等により接合した3次元形状のパイプ構造物を
表した2次元CAD図のうち2面図を読み込んで(S
1)、パイプ部分とこのパイプ部分の中心線のみを抽出
し(S2、S3)、抽出した中心線付パイプ部分の2面
図中のそれぞれのパイプ部分を、前記それぞれの中心線
で対応付けて3次元CAD図を作成(S4)するように
している。
Description
バイのフレーム、スタンドまたは排気用マフラー等のパ
イプ部分を有する形状に対して予め作成され、かつ三角
製図法で描かれた2次元CAD(コンピュータ援用設
計)図に係るデータを基に、CADシステムにより3次
元CAD図(立体図)を容易に作成することを可能とす
る2次元CAD図から3次元CAD図への変換方法に関
する。
D図から3次元CAD図へ変換する際には、寸法の記載
された2次元CAD図をプリントアウトし、プリントア
ウトした2次元CAD図から手作業で寸法を拾い、CA
Dシステムのディスプレイ上に描かれた格子入りの3次
元軸上に、拾った寸法に係る稜線と頂点を手作業で入力
するとともに、曲面についてはスプライン補間を行うこ
とで3次元CAD図(立体図)を描かせ、3次元CAD
図に係るデータを得ていた。立体図を描かせることで、
製品形状の見通しが良くなる、換言すれば、製品形状を
容易に把握することができるという利点が得られる。
た従来の技術に係る2次元CAD図から3次元CAD図
への変換方法では、寸法を目視により読み取り、読み取
った寸法に係る頂点等をマウス等を利用して画面上で指
定して入力するという作業方法であったため、例えば、
オートバイのスタンド等の簡単な部品であっても、2次
元CAD図から3次元CAD図を起こす場合には、数時
間程度の時間が必要であり、作成時間が長くかかるとい
う問題があった。この場合、入力作業は非効率的な作業
であり、CADオペレータの労力が増大していた。
れたものであり、パイプ部分を含む2次元CAD図から
そのパイプ部分の3次元形状を表す3次元CAD図を作
成する時間を大幅に短縮することを可能とする2次元C
AD図から3次元CAD図への変換方法を提供すること
を目的とする。
を含む三角製図法で描かれた2次元CAD図のうち2面
図分を選択し、選択した前記パイプ部分を含む2次元C
AD図に係るデータをCADシステム上に読み込み、読
み込んだ前記パイプ部分を含む2次元CAD図に係るデ
ータから、予め登録してあるパイプの形状と予め登録し
てある中心線の仕様とを参照して、パイプ部分とこのパ
イプ部分の中心線を特定して抽出するとともに、抽出し
た中心線付パイプ部分以外の部分を除去し、抽出した中
心線付パイプ部分の2面図の2次元CAD図に係るデー
タ中の、各面図の中心線付パイプ部分を、各面図の中心
線で対応付けて3次元CAD図に係るデータを作成する
ことを特徴とする。
曲線状パイプを溶接等により接合した3次元形状のパイ
プ構造物を表した2次元CAD図のうち2面図を読み込
んで、パイプ部分とこのパイプ部分の中心線のみを抽出
し、抽出した中心線付パイプ部分の2面図中のそれぞれ
のパイプ部分を、前記それぞれの中心線で対応付けて3
次元CAD図を作成するようにしているので、2次元C
AD図から3次元CAD図を簡易に作成することができ
る。
角製図法で作成されたパイプ製品図の2次元CADデー
タを読み込むステップと、前記パイプ製品図のうち、製
品形状とは無関係な要素を判別して削除するステップ
と、前記パイプ製品図について、パイプ製品を構成する
製品の製品形状を判別して、パイプ部分とパイプ部分以
外の形状に分類してパイプ部分を抽出するステップと、
抽出されたパイプ部分について2面図間で対応を採るス
テップと、対応の採られたパイプ部分について2面図間
で3次元立体図に合成するステップとを有することを特
徴とする。
以外の部分(非パイプ部分)に分類して、パイプ部分に
ついて2面図間での対応を採って3次元CAD図(立体
図)を合成するようにしているので、ディスプレイ上で
3次元CAD図(立体図)を簡易に形成することができ
る。
いて、図面を参照して説明する。
テム11の構成を示している。
置等を有する中央処理装置(以下、CPUという。)1
2を有し、このCPU12には、RAM(ランダムアク
セスメモリ)としての内部記憶装置13と、ハードディ
スクから構成されOS(オペレーティングシステム)、
システムプログラム、および2次元CAD図から3次元
CAD図に変換するためのアプリケーションプログラム
等が格納されている主記憶装置14と、光ディスクまた
はハードディスクから構成され製図規則情報15a、製
品素材情報15b、製品形状情報15c、2面図のあい
まい性15d、設計者のあいまい性15eおよび(許
容)誤差テーブル15f等の各種情報が記憶される知識
データベース15と、光ディスクまたはハードディスク
から構成され大量の図形データである2次元CADデー
タおよび作成した3次元CADデータが記憶される図形
データベース20が接続されている。
の図形出力装置16、CADシステム11とその使用者
(オペレータ)との対話の中心的装置であり、入力装置
と連動して利用される表示装置としてのディスプレイ1
7と、入力装置であるキーボード18と、入力装置であ
りオペレータがディスプレイ17の画面上の特定の位置
を指示等するためのマウス、ライトペン、ダイヤル、フ
ァンクションキー(図形処理やプログラムの切り換え)
等からなるポインティングデバイス19とが接続されて
いる。
しないホストコンピュータにネットワークを通じて接続
され、そのネットワークを通じて他のCADシステムと
データの交換が行えるように構成されている。
ついて図2のフローチャートを参照しながら詳しく説明
する。なお、以下の処理の説明に際し、制御主体は、C
PU12であるが、その都度、CPU12を参照するこ
とは繁雑になるので、特に必要となる場合にのみ参照す
ることとする。
で作成され、これから作成しようとする3次元形状のパ
イプ構造物(この実施の形態においては、オートバイの
スタンド)を表す2次元CAD図(パイプ製品図)のう
ち、2面図を読み込む(ステップS1)。この2面図の
それぞれは、CADシステム11上で、三角製図法で描
かれ2次元CADデータ化された図面である。またこの
2面図は、例えば、正面図、背面図、上面図、底面図、
右側面図および左側面図のうち、形状がよく現れてい
る、いずれか2面図が選択される。2次元CADデータ
は他のCADシステムで作成されたデータでもよい。
明すると、ディスプレイ17の画面21(図3参照)に
表示された、正面図を表す2次元CADデータDfa
(正面2次元CADデータという。)と、側面図を表す
2次元CADデータDsa(側面2次元CADデータと
いう。)と、底面図を表す2次元CADデータDba
(底面2次元CADデータという。)とからなる3面図
のうち、この実施の形態では、形状の見通しのよい正面
2次元CADデータDfaと側面2次元CADデータD
saとを選択する。
ADデータDfaと側面2次元CADデータDsaとに
は、製品形状と製品形状以外の寸法引き出し線、寸法、
仕上げ記号、溶接等の処理記号、その他の製図情報等の
製品形状とは無関係な要素が含まれている。
ップS2)。このステップS2では、知識データベース
15中の製図規則情報15a等を参照して、寸法等の付
加されている正面2次元CADデータDfaおよび側面
2次元CADデータDsaから、文字・寸法情報(直
線、曲線、円、楕円以外の情報)、溶接マーク、仕上げ
記号等、製品形状とは無関係な要素を判別し、それらを
削除して、製品形状のみの正面2次元CADデータDf
bと側面2次元CADデータDsbを抽出する。この抽
出作業は、知識データベース15の情報を基にして推
論、パターン認識等を行ういわゆるAI(Artificial
Intelligence)処理等により行われる。
いものとする。中心線は、この実施の形態では、線幅が
0.1mmの一点鎖線として定義されており、製図規則
情報15a中に規定されている。このステップS2の過
程により、ほぼ瞬時に、製品形状に係る中心線付正面2
次元CADデータDfbと中心線付側面2次元CADデ
ータDsbを抽出することができる(図5参照)。
元CADデータDfbと側面2次元CADデータDsb
には、必要な製品形状情報であるパイプ部分31f(3
1s)と必要な中心線情報であるパイプの中心線30f
(30s)の他に、パイプ部分31f(31s)以外の
不要な製品形状情報であるパイプ部分保持金具32f
(32s)とパイプの中心線30f(30s)以外の不
要な中心線33fが含まれている。
す中心線付パイプ部分35f(35s)に対応する正面
2次元CADデータDfcおよび側面2次元CADデー
タDscを抽出する(ステップS3)。この場合、パイ
プの中心線30f(30s)は、知識データベース15
の製図規則情報15aに記憶されている以下に説明する
(A)パイプの中心線判断基準により判断される。ま
た、パイプ本体は、以下に説明する(B)パイプの外郭
線(輪郭線)判断基準および(C)パイプの半径判断基
準により判断される。
中心線、正確には、パイプの半径と関係付けられた中心
線をパイプとみなして処理するので、中心線の抽出処理
は重要な処理である。 (A)パイプの中心線判断基準 a.細線(例として0.1mm)であって、直線、曲
線、円弧、楕円の一点鎖線は、パイプの中心線である。 b.原点を通り、水平・垂直の細線の一点鎖線はパイプ
の中心線ではない。この判断基準により、図4中の不要
な中心線33fは削除(除去)される。 (B)パイプの外郭線判断基準 a.パイプの中心線に平行であって(平行度は、誤差テ
ーブル15fを参照する。)、太線(例として、0.6
mm、0.4mm)の実線はパイプの外郭線である。こ
の判断基準により、図4中の不要な製品形状情報である
パイプ部分保持金具32f(32s)は削除(除去)さ
れる。 (C)パイプの半径判断基準 a.パイプの中心線とパイプの外郭線との間の平行間隔
は、パイプの半径とする。ただし、パイプの製品形状情
報15cとも照合され、平行間隔等が合致しなかったパ
イプとみなしたものは、パイプではないと判断される。
プ部分35f(35s)を表す正面次元CADデータD
fcおよび側面2次元CADデータDscからパイプ構
造物の3次元CADデータ、言い換えれば、パイプ構造
物の3次元CAD図を作成する(ステップS4)。
作成に係る詳細なフローチャートである。
準備として、各面図毎に、この例では、正面2次元CA
DデータDfcと側面2次元CADデータDsc毎に、
パイプ構造物を構成する各パイプの属性を抽出したツリ
ー構造データ(面図ツリー構造データ)を作成する(ス
テップS41)。
な構成の説明に供される図である。
を表す面図ツリー構造データTは、半径データと中心線
データと面図データと接続部データとから構成される。
を接続した集合であるとみなした場合、各面図毎に原点
OGf 、OGs (図3参照)からの前記直線等の両端点
の2次元座標データと、その2次元座標データ間のX方
向およびY方向の距離で表される。なお、両端点とは、
中心線が直線、円(の一部)、楕円(の一部)または自
由曲線(の一部)である場合の両端の点を意味する。
面図の(寸法)原点OGf と側面図の(寸法)原点OG
s }があり、この面図毎の原点、すなわち、局所座標系
における原点からの両端点の2次元座標データとその2
次元座標データ間の距離で表される。 さらに具体的に
説明すると、面図1における中心線の両端点の座標が
(x1,y1)、(x2,y2)で表される場合、距離
Dは、X方向の距離Dx=(x2−x1)およびY方向
の距離Dy=(y2−y1)の2つの距離として認識さ
れ、一方、面図2における中心線の両端点の座標が(x
a,ya)、(xb,yb)で表される場合、距離D
は、それぞれ、Dx=(xb−xa)およびDy=(y
b−ya)の2つの距離として認識される。座標原点が
異なっても両面図の距離を比較することで、面図間のパ
イプの対応を採ることができるようにするためである。
原点と正負の向きは異なってもよいが、相互のXY軸は
それぞれ平行であり、スケールも同一であることが前提
である。
データともいう。)は、三角製図法で描かれた2次元図
において、当該パイプαが正面図に属するのか側面図に
属するのか等、どの面図(ビューともいう。)に属する
のかを意味するデータである。
の中心線の端点が、どのパイプ(図7例では、パイプ
β)の中心線の端点に接続の角の丸み、いわゆるコーナ
ーRが何mmで接続されているのかを意味するデータで
ある。コーナーRは、円である場合にはその半径とし、
楕円である場合には楕円の長径とし、自由曲線の場合に
は3点の円弧近似による半径とする。
パイプが存在する場合には、パイプβの記述に対して並
列に当該他のパイプ名とコーナーRが付加される。
プの中心線30f(30s)が直線ではなく、円、楕円
または自由曲線の一部である場合のパイプαの両端点に
直線のパイプが接続されている場合には、そのパイプα
に対する面図ツリー構造データTは作成されない。
ータDfcで表されるパイプ構造物について作成された
正面ツリー構造データTfの一部分を示している。この
図8において、楕円または自由曲線のパイプ2の両端点
には直線のパイプ1と直線のパイプ3が接続されている
ので、面図ツリー構造データTは作成されない。
のツリー構造について説明すると、半径r1の直線のパ
イプ3はコーナーRがR=R1で直線のパイプ1に接続
されるとともに、コーナーRがR=R2で直線のパイプ
4に接続されるということが分かる。
物の正面ツリー構造データTfと側面ツリー構造データ
Tsとに基づいてパイプ部分の2面図間での対応付けを
行いパイプ構造物面図対応ツリー構造データを作成する
(ステップS42)。この処理について、まず、一般的
な処理について説明し、その後に具体例での処理につい
てそれぞれ詳しく説明する。
な処理についての詳細なフローチャートである。
造データ上でパイプの径(この実施の形態では半径)が
同一のものを対応付けて分類する(ステップS51)。
さらに、以下のルールに従い細分類して面図1、2間の
パイプ間でのツリー構造を作成する。
iのうち、パイプiを特定するために、iを計算上のパ
ラメータともみてパラメータiをi=1とする(ステッ
プS52)。
は、パイプi=パイプ1)に注目して、他方の面図2の
パイプ群と以下に示すふるいにかけ(照合を行い)、合
致したときに面図1のパイプiと面図2のパイプ群との
対応を採る(ステップS53)。なお、ふるいにかける
とは、面図1のパイプiと面図2のパイプ群とを、いわ
ゆる総当たりで照合を行うことを意味する。
プaの中心線の端点間の距離Dが誤差テーブル(図1
中、知識データベース15参照)で規定されている誤差
許容範囲内で一致するものを対応付ける(ステップS5
4)。
Aに示すように、面図1のパイプiと面図2のパイプa
とが対応付けられる。図10Aには、面図1の局所座標
系の原点OG1とX軸、Y軸、および面図2の局所座標
系の原点OG2とX軸、Y軸も併せて表示している。上
述したように、原点OG1とOG2とは、各2次元CA
D図における原点OGからの寸法が大きくなり過ぎない
ように異なる位置に配置されるのが一般的である。
の距離Dと、面図2の接続されたパイプa、b、c…の
それぞれの中心線の端点間の距離Da、Db、Dcの合
計距離Da+Db+Dcとが許容誤差範囲で一致するも
のを対応付ける(ステップS55)。
Bに示すように、例えば、面図1のパイプiと面図2の
接続されたパイプa、b、cとが対応付けられる。
間の距離Dが、面図2の独立したパイプa、b、c…の
それぞれの中心線の端点間の距離Da、Db、Dc…よ
り大きいものについて対応付ける(ステップS56)。
ば、面図1の距離Dのパイプiに比較して、距離の大き
い面図2の距離Daのパイプaと距離Dbのパイプbが
該当する。パイプaとパイプbとは、パイプiの距離D
間において直列に接続されていないので、独立のパイプ
という。
の距離Dが、面図2の独立したパイプa、b、c…のそ
れぞれの中心線の端点間の距離Da、Db、Dc…より
小さいものについて対応付ける(ステップS57)。こ
の場合、図10Dに示すように、例えば、面図1の距離
Dのパイプiに比較して、距離の小さい面図2の距離D
aのパイプaが該当する。
1の最初のパイプi=1に対する面図2のパイプa、
b、c…との対応付けが原則として完了するので、次
に、パラメータiをi=i+1(ステップS58)とし
て、面図1のパイプ2に対するステップS53〜S57
の処理を行い、以下、順次、最後のパイプi=nまで面
図1のパイプiと面図2のパイプa、b、c…との対応
付けを行う(ステップS59)。
において、面図2において、未照合のパイプa、b、c
…が存在する場合、その未照合のパイプa、b、c…に
対して面図1のパイプiとの対応を採るため、ステップ
S55とステップS56の処理と同様な処理を面図2の
パイプa、b、cから見たものとして行う(ステップS
60)。この処理が発生するのは、図11に示すよう
に、例えば、面図2上で見ると2本のパイプa、bが存
在することが分かるが、面図1上では、1本のパイプi
としてしか見えない場合が該当する。
のパイプが存在するときには、面図1の未照合のパイプ
iに対しては面図2の原点OG2を通る水平ラインとの
対応を採り、面図2のパイプa、b、c…に対しては面
図1の原点OG1を通る水平ラインとの対応を採る処理
を行う(ステップS61、図10E参照)。この処理が
発生するのは、例えば、図12中の面図1に示すパイプ
iのように、両端点とも他のパイプに接続されていない
パイプが該当する。
なわち、ステップS51〜S61の処理が終了したと
き、面図1を構成するパイプと面図2を構成するパイプ
とを対応付けるパイプ構造物面図対応ツリー構造データ
Tvが完成する。
プ構造物面図対応ツリー構造データTvの一般的な構成
を示している。
は面図1ではパイプ1とパイプ2があり、パイプ1には
面図2のパイプa、bが対応し、パイプa、bはコーナ
ーRで接続されていることが分かる。面図1のパイプ2
には面図2のパイプjが対応することが分かる。さら
に、面図1の半径2のパイプiと面図2の半径2のパイ
プkとパイプxxxとが対応し、これらはコーナーRで
接続されていることが分かる。
いてのパイプ構造物面図対応ツリー構造データTvの作
成の説明に供される図である。
ータDscに対応するものとされ、面図2が正面2次元
CADデータDfcに対応するものとされている。
構造データTvから以下のことが理解される。 (1)側面図のパイプAと正面図のパイプ1、3、4、
5の半径は同一であって、半径r1である。 (2)側面図のパイプAに対して正面図のパイプ1、
3、4、5が対応している。 (3)正面図のパイプ1、3、4、5…において、パイ
プ1とパイプ3とが繋がり、その接続のコーナーRは、
R=R1である。また、パイプ3とパイプ4とが繋が
り、その接続のコーナーRは、R=R2である。同様
に、パイプ4とパイプ5とが繋がり、その接続のコーナ
ーRは、R=R3である。
図6に示すステップS42が終了する。したがって、次
に、図2のゼネラルフローチャート中の最終処理であ
る、パイプ部分の3次元CAD図作成処理を行う(図2
中、ステップS4)。
ローチャートを示している。
ーチャートを参照しながら説明した処理)により、2つ
の面図間で対応の採れたパイプの中心線を3次元座標
(3D)上で合成する(ステップS71)。
る一般的な図である。この合成処理は、XYZの直交3
軸座標系において、面図1に対応する、例えば、YZ平
面上でパイプ1の中心線1cとパイプ2の中心線2cを
描くとともに、面図2に対応するパイプaの中心線ac
とパイプbの中心線bcを描く。次に、面図1上のパイ
プ2の中心線2cを通り、かつ中心線2cの幅(長さ)
を有し、面図1と直交する平面2p、いわゆる中心線2
cが動いて形成される線織平面を描く。同様に、面図2
上のパイプbの中心線bcを通り、面図2と直交する中
心線bcによる線織平面である平面bpを描く。
Z直交3軸座標系上の、すなわち3次元図上のパイプ
2、bの中心線Jcとなる。
を通り、面図1と直交する中心線1cによる線織平面で
ある図示しない平面を描き、さらに、面図2上のパイプ
aの中心線acを通り、面図2と直交する中心線acに
よる線織平面である図示しない平面を描く。これらの線
織平面の交差線がXYZ直交3軸座標系上の、すなわち
3次元図上のパイプ1、aの中心線Kcとなる。
したパイプJの中心線JcとパイプKの中心線Kcとの
接続部においてコーナーRが存在する場合には、3D上
の中心線JcとKcとの接続部にコーナーRを描く(ス
テップS72)。
の中心線JcとパイプKの中心線Kc上に半径r1のパ
イプに係るワイヤフレームモデル、サーフェイスモデ
ル、またはソリッドモデルを3D上で、周知のCADソ
フトウエアにより作成する(ステップS73)。
処理後のCAD図を示している。すなわち、図5に示す
正面2次元CADデータDfcで表されるパイプの正面
形状と、側面2次元CADデータDscで表されるパイ
プの側面形状とをステップS71〜S73までの処理に
より合成したパイプP3dの3次元形状を示している。
プおよび(または)曲線状パイプを溶接等により接合し
た3次元形状のパイプ構造物を表した2次元CAD図の
うち2面図を読み込んで、パイプ部分とこのパイプ部分
の中心線のみを抽出し、抽出した中心線付パイプ部分の
2面図中のそれぞれのパイプを、前記それぞれの中心線
で対応付けて3次元CAD図を自動的に作成するように
している。
7例のパイプP3dを描く作業が、従来は約6時間かか
ったのに対し、数分程度以下で終了できるようになっ
た。したがって、オペレータの労力を軽減することがで
きる。なお、上述の実施の形態においては、パイプ部分
についての3次元CAD図(立体図)の作成についての
み説明しているが、パイプ部分の付加形状(例えば、図
4中のパイプ部分保持金具32f(s)等)についても
同様な手順で行えることを、本願発明者等は確認してい
る。 また、この発明は上述の実施の形態に限らず、こ
の発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得る
ことはもちろんである。
ば、三角製図法に基づいて描かれた、パイプにより構成
される2次元CAD図による製品図面と、製品および製
図描画法の特徴を知識ベース化処理したものとから製品
の3次元形状を推測して、いわゆるAI処理をも取り入
れて、CADシステム上で3次元CAD図(立体図)を
自動的に合成するようにしている。
らそのパイプの3次元形状を表す3次元CAD図を作成
する時間が大幅に短縮されるという効果が達成される。
ペレータの労力が軽減される。
テムの構成を示すブロック図である。
説明に供される概略的な全体フローチャートである。
2次元CAD図の例を示す図である。
した2次元CAD図を示す図である。
を削除してパイプ部分のみを残した2次元CAD図を示
す図である。
トである。
データの説明に供される図である。
データの説明に供される図である。
ートである。
る2面図間のパイプの中心線の対応付けの説明に供され
る図である。
方の違いの説明に供される図である。
イプの例の説明に供される図である。
付けの一般的な説明に供される図である。
付けの具体的な説明に供される図である。
ートである。
中心線の形状を発生させる処理等の説明に供される図で
ある。
り作成した3次元CAD図(立体図)の例を示す図であ
る。
ース 21…画面 1c…パイプ1の中心線 2c…パイプ2の中
心線 ac…パイプaの中心線 bc…パイプbの中
心線 Jc…パイプJの中心線 Kc…パイプKの中
心線 2p…パイプ2に係る平面 bp…パイプbに係
る平面 Dsa、Dsb、Dsc…側面2次元CADデータ Dfa、Dfb、Dfc…正面2次元CADデータ Tv…パイプ構造物面図対応ツリー構造データ P3d…立体のパイプ
Claims (2)
- 【請求項1】パイプ部分を含む三角製図法で描かれた2
次元CAD図のうち2面図分を選択し、選択した前記パ
イプ部分を含む2次元CAD図に係るデータをCADシ
ステム上に読み込み、 読み込んだ前記パイプ部分を含む2次元CAD図に係る
データから、予め登録してあるパイプの形状と予め登録
してある中心線の仕様とを参照して、パイプ部分とこの
パイプ部分の中心線を特定して抽出するとともに、抽出
した中心線付パイプ部分以外の部分を除去し、 抽出した中心線付パイプ部分の2面図の2次元CAD図
に係るデータ中の、各面図の中心線付パイプ部分を、各
面図の中心線で対応付けて3次元CAD図に係るデータ
を作成することを特徴とする2次元CAD図から3次元
CAD図への変換方法。 - 【請求項2】CADシステム上で三角製図法で作成され
たパイプ製品図の2次元CADデータを読み込むステッ
プと、 前記パイプ製品図のうち、製品形状とは無関係な要素を
判別して削除するステップと、 前記パイプ製品図について、パイプ製品を構成する製品
の製品形状を判別して、パイプ部分とパイプ部分以外の
形状に分類してパイプ部分を抽出するステップと、 抽出されたパイプ部分について2面図間で対応を採るス
テップと、 対応の採られたパイプ部分について2面図間で3次元立
体図に合成するステップとを有することを特徴とする2
次元CAD図から3次元CAD図への変換方法。
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JP21794395A JP3626793B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 2次元cad図から3次元cad図への変換方法 |
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JP (1) | JP3626793B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8253726B1 (en) | 2008-01-09 | 2012-08-28 | Spaceclaim Corporation, Inc. | Systems and methods for modifying three dimensional geometry using an arbitrary cross-section plane |
US8823751B2 (en) | 2006-01-26 | 2014-09-02 | Autodesk, Inc. | Size based display of piping systems |
CN105404759A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-03-16 | 鼎奇(天津)主轴科技有限公司 | 一种焊接结构件的三维或二维设计方法 |
CN110727983A (zh) * | 2019-09-27 | 2020-01-24 | 贵州百胜工程建设咨询有限公司 | 一种关于公共医疗建筑的bim建模方法 |
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1995
- 1995-08-25 JP JP21794395A patent/JP3626793B2/ja not_active Expired - Fee Related
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