JPH10111882A - 3次元cadシステム及び2次元cad図から3次元cad図への変換方法 - Google Patents

3次元cadシステム及び2次元cad図から3次元cad図への変換方法

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JPH10111882A
JPH10111882A JP8264913A JP26491396A JPH10111882A JP H10111882 A JPH10111882 A JP H10111882A JP 8264913 A JP8264913 A JP 8264913A JP 26491396 A JP26491396 A JP 26491396A JP H10111882 A JPH10111882 A JP H10111882A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2次元CAD図から3次元CAD図を作成する
時間を大幅に短縮でき、CADオペレータの入力作業を
簡単化できるようにする。 【解決手段】2次元CADシステムにて作成された2次
元CADデータを読み込むデータ読込み手段40と、読
み込まれた2次元CADデータにて形成される複数の図
形を3軸座標系における少なくとも2つの基準面に割り
当てる図形割当て手段42と、前記図形が割り当てられ
た前記基準面における各図形の最外郭ラインを抽出する
最外郭ライン抽出手段44と、抽出された前記最外郭ラ
インをその対応する基準面の法線方向に延ばした形状の
立体要素を作成する立体要素作成手段46と、作成され
た複数の立体要素を合成して前記2次元CADデータに
基づく3次元CADデータを作成する立体要素合成手段
48とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車や
自動二輪車等のエンジンや車体並びに排気用マフラー等
の形状に対して、例えば三角製図法で描かれ、かつ2次
元CAD図として登録された2次元CADデータに基づ
いて、前記形状の3次元CAD図(立体図)を容易に作
成することを可能とする3次元CADシステム及び2次
元CAD図から3次元CAD図への変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、三角製図法で描かれた2次元CA
D図から3次元CAD図に変換する際には、以下に示す
ような作業を行うようにしている。
【0003】(1) まず、寸法の記載された2次元CAD
図を印刷する。
【0004】(2) 印刷された2次元CAD図から手作業
で寸法をピックアップする。
【0005】(3) CADシステムに接続されているモニ
タ上に描かれた格子入りの3次元軸上に、前記ピックア
ップした寸法に係る稜線と頂点を手作業で入力する。曲
面についてはスプライン補間を行う。
【0006】前記手順によってモニタ上に3次元CAD
図(立体図)を描くことによって、前記2次元CAD図
に対応する3次元CADデータを得るようにしている。
【0007】また、他の方法としては、3次元上の平面
に2次元CAD図を入力し、3次元方向に移動させるこ
とによって、製品の3次元形状を完成させるようにして
いる。
【0008】3次元CAD図は、立体図であることか
ら、製品形状の輪郭が一目で確認でき、製品形状を容易
に把握することができるという利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の3次元CAD図への変換手法においては、寸法を目
視により読み取り、その読み取った寸法に対応する稜線
や頂点等を、マウス等のポインティング・デバイス(座
標入力装置)を用いて画面上で指定することによって入
力するという作業方法であるため、例えば自動二輪車の
スタンド等の簡単な部品であっても、2次元CAD図か
ら3次元CAD図を作成する際には、その入力に時間が
かかり、しかも、入力ミスも考慮する必要から、3次元
CAD図にするまでの工数が増大し、限られた製品のみ
の3次元CAD図しか得られないという問題がある。
【0010】そこで、従来では、3つの面図に描かれた
2次元CAD図から物体の3次元形状を表現するソリッ
ドモデルを自動的に生成することができる3次元図形デ
ータの生成方法が提案されている(例えば特開平6−6
0153号公報参照)。
【0011】この3次元図形データの生成方法は、例え
ば直交XYZ座標系に関する2次元図形データ、即ち、
物体の平面形状に関するデータ、物体の正面形状に関す
るデータ、物体の側面形状に関するデータに基づいて3
次元図形データを生成する場合に好適であるが、その他
の座標系における平面に関する図形データ、例えば直交
XYZ軸についてねじれの位置にある軸を法線とする面
に関する図形データや、物体について任意の方向から見
た一部投影図(セクション図)に関する図形データが含
まれている場合は、凹状閉ループ処理や補助線処理及び
隠れ線処理が複雑になり、また、属性情報も膨大になる
ことから、その対応が困難になる可能性がある。
【0012】このように、3次元CAD図への変換にお
いては、その入力作業が非効率的な作業であって、ま
た、CADオペレータの労力やプログラム上での演算処
理ステップが益々増大する傾向にあることから、作業環
境の整備やシステム保守等を考えた場合、オペレータの
労力軽減・操作時間の短縮並びに2次元図形データの種
類に拘わらずプログラム上での演算処理ステップの軽減
を実現できる3次元CADシステム並びに2次元CAD
図から3次元CAD図への変換方法の実現が望まれてい
る。
【0013】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、2次元CAD図から3次元CAD図を作
成する時間を大幅に短縮でき、しかも、CADオペレー
タの入力作業並びに2次元図形データの種類に拘わらず
プログラム上での演算処理を簡単化することができる3
次元CADシステム及び2次元CAD図から3次元CA
D図への変換方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る3次元CADシステムは、2次元CADシステムに
て作成された2次元CADデータを読み込むデータ読込
み手段と、読み込まれた2次元CADデータにて形成さ
れる複数の図形を少なくとも2つの基準面に割り当てる
図形割当て手段と、前記図形が割り当てられた前記基準
面における各図形の最外郭ラインを抽出する最外郭ライ
ン抽出手段と、抽出された前記最外郭ラインをその対応
する基準面の法線方向に延ばした形状の立体要素を作成
する立体要素作成手段と、作成された複数の立体要素を
合成して前記2次元CADデータに基づく3次元CAD
データを作成する立体要素合成手段とを設けて構成す
る。
【0015】これにより、まず、2次元CADシステム
にて作成された2次元CADデータが、データ読込み手
段を通じて、当該3次元CADシステムに読み込まれ
る。この読み込まれた2次元CADデータにて形成され
る複数の図形が、図形割当て手段を通じて、少なくとも
2つの基準面に割り当てられる。つまり、2次元CAD
データは、製品の形状を様々な製図法に即して作成する
ことによって得られる図形データであることから、例え
ば代表的には、製品の平面形状、正面形状及び側面形状
に即した図形データやその他の座標系における平面に関
する図形データ、例えば直交XYZ軸についてねじれの
位置にある軸を法線とする面に関する図形データを含む
ことになる。
【0016】従って、例えば請求項2記載の図形割当て
手段を用いた場合においては、製品の平面形状に関する
2次元CADデータを例えばxy平面を基準面とした形
状データとして割り当て、製品の正面形状に関する2次
元CADデータをxz平面を基準面とした形状データと
して割り当て、製品の側面形状に関する2次元CADデ
ータを例えばyz平面を基準面とした形状データとして
割り当てる。
【0017】また、前記形状割当て手段においては、直
交XYZ座標系におけるxy平面、yz平面及びxz平
面に関する図形データのほか、直交XYZ座標系以外の
座標系における平面、例えば直交XYZ軸についてねじ
れの位置にある軸を法線とする面に関する図形データ
や、ある製品について任意の方向から見たセクション図
に関する図形データについての割り当ても行う。この場
合、それぞれの基準面は、ねじれの位置にある軸を法線
とする面や、セクション図については、その投影方向を
法線とする面が該当する。
【0018】そして、前記各基準面に割り当てられた形
状データに基づいて、各基準面でのそれぞれの形状の最
外郭ライン(外形線)を、最外郭ライン抽出手段を通じ
て抽出する。この抽出段階で、最外郭ライン内に含まれ
る細かい部材のライン、例えば孔を示す円形ラインや突
起等を示すラインは消去されることになり、もっぱら外
形線のみが抽出されることとなる。
【0019】その後、立体要素作成手段を通じて、前記
抽出された最外郭ラインをその対応する基準面の法線方
向に延ばした形状の立体要素を作成する。具体的には、
平面形状に関する最外郭ラインにおいては、その基準面
が例えばxy平面であることから、最外郭ラインをz軸
方向に延ばすことにより、該最外郭ラインにて形成され
る面形状を横断面とし、かつ軸方向をz軸とする筒状の
立体要素(以下、便宜的に第1の立体要素と記す)が作
成される。
【0020】また、正面形状に関する最外郭ラインにお
いては、その基準面がxz平面であることから、最外郭
ラインをy軸方向に延ばすことにより、該最外郭ライン
にて形成される面形状を横断面とし、かつ軸方向をy軸
とする筒状の立体要素(以下、便宜的に第2の立体要素
と記す)が作成される。
【0021】更に、側面形状に関する最外郭ラインにお
いては、その基準面がyz平面であることから、最外郭
ラインをx軸方向に延ばすことにより、該最外郭ライン
にて形成される面形状を横断面とし、かつ軸方向をx軸
とする筒状の立体要素(以下、便宜的に第3の立体要素
と記す)が作成される。
【0022】また、直交XYZ軸についてねじれの位置
にある軸を法線とする面に関する図形データの最外郭ラ
インについては、該最外郭ラインが前記法線方向に引き
延ばされて前記最外郭ラインにて形成される面形状を横
断面とし、かつ軸方向を前記法線方向とする筒状の立体
要素が作成され、セクション図に関する図形データの最
外郭ラインについては、該最外郭ラインがその投影方向
に引き延ばされて前記最外郭ラインにて形成される面形
状を横断面とし、かつ軸方向を前記投影方向とする筒状
の立体要素が作成される。
【0023】そして、立体要素合成手段を通じて、前記
第1〜第3の立体要素を含むすべての立体要素が合成、
例えば論理積のみの演算、あるいは論理積と論理和との
混合演算が行われて前記2次元CADデータに基づく3
次元CADデータ、この場合、外形のみの3次元CAD
データが作成されることになる。
【0024】なお、最外郭ライン抽出手段での最外郭ラ
インの抽出処理によって消去された細かい部材のライ
ン、例えば孔の円形ラインや突起等のラインは、前記外
形の3次元CADデータに付加されることになる。この
場合、立体とされた製品の外形の方向性を考慮して付加
されることになる。孔の円形ラインや突起等のラインは
非常に簡単な図形であるため、その付加作業は短時間で
終了することとなる。
【0025】このように、本発明に係る3次元CADシ
ステムにおいては、2次元CADデータの各基準面にお
ける最外郭ラインを筒状に引き延ばしてなる複数の立体
要素を作成し、これら複数の立体要素を合成することに
より3次元CADデータを作成するようにしたので、最
も時間のかかる外形の立体図をオペレータからのデータ
入力なしに、あるいは最小限のデータ入力によって自動
的に作図することができ、オペレータの労力及び操作時
間を9割程度短縮することができる。
【0026】また、直交XYZ座標系に関する2次元C
ADデータのほか、その他の座標系における平面に関す
る図形データ、例えば直交XYZ軸についてねじれの位
置にある軸を法線とする面に関する図形データや、製品
について任意の方向から見た一部投影図(セクション
図)に関する図形データが含まれている場合において
も、簡単な演算処理で行うことができ、プログラム・ス
テップ数の削減及びシステム保守において非常に有利に
なる。
【0027】これは、CAD操作に対する困難性の排除
(操作自体のほか、CAD操作は困難であるという意識
の排除を含む)につながり、CADシステムの利用率の
増大、自動車や自動二輪車、建築、造船、電子機器等の
3次元設計の実用化を大幅に促進させることができる。
【0028】そして、前記構成において、前記最外郭ラ
イン抽出手段を、前記データ読込み手段にて読み込まれ
た前記2次元CADデータを前記図形割当て手段にて割
り当てられた基準面に投影する図形投影手段と、各基準
面に投影された図形が取りうるそれぞれの基準面上での
最大座標値及び最小座標値を算出する最大/最小演算手
段と、各基準面に関し、得られた最大座標値と最小座標
値を結ぶ線分を求める線分演算手段と、各基準面に関
し、得られた前記線分に垂直な平面を前記基準面ごとに
複数発生させる平面発生手段と、各基準面に関し、発生
された1つの平面と当該基準面に対応する投影図との交
点を求め、その交点で最も離れた2点を抽出するという
サイクルを前記発生された複数の平面分、繰り返す交点
抽出手段と、各基準面に関し、前記交点抽出手段にて抽
出された交点を直線で結んで一つの輪郭線を作成してそ
の基準面における最外郭ラインとする最外郭作成手段を
設けて構成するようにしてもよい(請求項3記載の発
明)。
【0029】これにより、まず、図形投影手段を通じ
て、2次元CADデータが前記図形割当て手段にて割り
当てられた基準面に投影される。例えば、製品の平面形
状がxy平面に投影され、製品の正面形状がxz平面に
投影され、製品の側面形状がyz平面に投影される。ま
た、直交XYZ軸についてねじれの位置にある軸を法線
とする面に関する図形データやセクション図に関する図
形データについても同様に、それぞれ対応する基準面に
投影される。
【0030】その後、最大/最小演算手段を通じて、各
基準面に投影された図形が取りうるそれぞれの基準面上
での最大座標値及び最小座標値が算出され、線分演算手
段を通じて、各基準面に関し、得られた最大座標値と最
小座標値を結ぶ線分が求められる。更に、平面発生手段
を通じて、各基準面に関し、得られた前記線分に垂直な
平面が前記基準面ごとに複数発生され、交点抽出手段を
通じて、各基準面に関し、前記発生された1つの平面と
当該基準面に対応する投影図との交点を求め、その交点
で最も離れた2点を抽出するというサイクルが前記発生
された複数の平面分、繰り返される。
【0031】そして、最外郭作成手段を通じて、各基準
面に関し、前記交点抽出手段にて抽出された交点を直線
で結んで一つの輪郭曲線を作成することにより、その基
準面における最外郭ラインとする。
【0032】前記各種手段での処理動作によって、製品
の各基準面における最外郭ラインが、複数の直線を結ん
で構成される一つの輪郭曲線とされることから、その後
の立体要素作成手段での立体要素の作成処理及び立体要
素合成手段での合成処理が容易になる。その結果、製品
の立体図を迅速に作成することが可能となり、しかも、
プログラムのステップ数も少なくすることができ、プロ
グラム容量の削減化を図ることができる。
【0033】次に、請求項4記載の2次元CAD図から
3次元CAD図への変換方法は、2次元CADシステム
にて作成された2次元CADデータにて形成される複数
の図形を少なくとも2つの基準面に割り当て、前記図形
が割り当てられた前記基準面における各図形の最外郭ラ
インをその対応する基準面の法線方向に延ばした形状の
立体要素を作成し、作成された複数の立体要素を合成し
て前記2次元CADデータに基づく3次元CADデータ
を作成することを特徴とする。
【0034】この場合、2次元CADデータの各基準面
における最外郭ラインを筒状に引き延ばしてなる複数の
立体要素を作成し、これら複数の立体要素を合成するこ
とにより3次元CADデータが作成されることとなるた
め、最も時間のかかる外形の立体図をオペレータからの
データ入力なしに、あるいは最小限のデータ入力によっ
て自動的に作図することができ、オペレータの労力及び
操作時間を9割程度短縮することができる。
【0035】次に、請求項5記載の2次元CAD図から
3次元CAD図への変換方法は、2次元CADシステム
にて作成された2次元CADデータを読み込むデータ読
込みステップと、読み込まれた2次元CADデータにて
形成される複数の図形を少なくとも2つの基準面に割り
当てる図形割当てステップと、前記図形が割り当てられ
た前記基準面における各図形の最外郭ラインを抽出する
最外郭ライン抽出ステップと、抽出された前記最外郭ラ
インをその対応する基準面の法線方向に延ばした形状の
立体要素を作成する立体要素作成ステップと、作成され
た複数の立体要素を合成して前記2次元CADデータに
基づく3次元CADデータを作成する立体要素合成ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0036】これにより、まず、2次元CADシステム
にて作成された2次元CADデータが、データ読込みス
テップでの処理によって、当該3次元CADシステムに
読み込まれる。この読み込まれた2次元CADデータに
て形成される複数の図形が、図形割当てステップでの処
理によって、少なくとも2つの基準面に割り当てられ
る。つまり、2次元CADデータは、製品の形状を様々
な製図法に即して作成することによって得られる図形デ
ータであることから、例えば代表的には、製品の平面形
状、正面形状及び側面形状に即した図形データやその他
の座標系における平面に関する図形データ、例えば直交
XYZ軸についてねじれの位置にある軸を法線とする面
に関する図形データを含むことになる。
【0037】従って、例えば請求項6記載の図形割当て
ステップでの処理を行った場合においては、製品の平面
形状に関する2次元CADデータを例えばxy平面を基
準面とした形状データとして割り当て、製品の正面形状
に関する2次元CADデータをxz平面を基準面とした
形状データとして割り当て、製品の側面形状に関する2
次元CADデータを例えばyz平面を基準面とした形状
データとして割り当てられることになる。
【0038】また、前記形状割当て手段においては、直
交XYZ座標系におけるxy平面、yz平面及びxz平
面に関する図形データのほか、直交XYZ座標系以外の
座標系における平面、例えば直交XYZ軸についてねじ
れの位置にある軸を法線とする面に関する図形データ
や、ある製品について任意の方向から見たセクション図
に関する図形データについての割り当ても行う。この場
合、それぞれの基準面は、ねじれの位置にある軸を法線
とする面や、セクション図については、その投影方向を
法線とする面が該当する。
【0039】そして、前記各基準面に割り当てられた形
状データに基づいて、各基準面でのそれぞれの形状の最
外郭ライン(外形線)が、最外郭ライン抽出ステップで
の処理によって抽出される。この抽出ステップで、最外
郭ライン内に含まれる細かい部材のライン、例えば孔を
示す円形ラインや突起等を示すラインは消去されること
になり、もっぱら外形線のみが抽出されることとなる。
【0040】その後、立体要素作成ステップでの処理に
よって、前記抽出された最外郭ラインをその対応する基
準面の法線方向に延ばした形状の立体要素が作成され
る。具体的には、平面形状に関する最外郭ラインにおい
ては、その基準面が例えばxy平面であることから、最
外郭ラインをz軸方向に延ばすことにより、該最外郭ラ
インにて形成される面形状を横断面とし、かつ軸方向を
z軸とする筒状の立体要素(以下、便宜的に第1の立体
要素と記す)が作成される。
【0041】また、正面形状に関する最外郭ラインにお
いては、その基準面がxz平面であることから、最外郭
ラインをy軸方向に延ばすことにより、該最外郭ライン
にて形成される面形状を横断面とし、かつ軸方向をy軸
とする筒状の立体要素(以下、便宜的に第2の立体要素
と記す)が作成される。
【0042】更に、側面形状に関する最外郭ラインにお
いては、その基準面がyz平面であることから、最外郭
ラインをx軸方向に延ばすことにより、該最外郭ライン
にて形成される面形状を横断面とし、かつ軸方向をx軸
とする筒状の立体要素(以下、便宜的に第3の立体要素
と記す)が作成される。
【0043】また、直交XYZ軸についてねじれの位置
にある軸を法線とする面に関する図形データの最外郭ラ
インについては、該最外郭ラインが前記法線方向に引き
延ばされて前記最外郭ラインにて形成される面形状を横
断面とし、かつ軸方向を前記法線方向とする筒状の立体
要素が作成され、セクション図に関する図形データの最
外郭ラインについては、該最外郭ラインがその投影方向
に引き延ばされて前記最外郭ラインにて形成される面形
状を横断面とし、かつ軸方向を前記投影方向とする筒状
の立体要素が作成される。
【0044】そして、立体要素合成ステップでの処理に
よって、前記第1〜第3の立体要素を含むすべての立体
要素が合成、例えば論理積のみの演算、あるいは論理積
と論理和との混合演算が行われて前記2次元CADデー
タに基づく3次元CADデータ、この場合、外形のみの
3次元CADデータが作成されることになる。
【0045】なお、最外郭ライン抽出ステップでの最外
郭ラインの抽出処理によって消去された細かい部材のラ
イン、例えば孔の円形ラインや突起等のラインは、前記
外形の3次元CADデータに付加されることになる。こ
の場合、立体とされた製品の外形の方向性を考慮して付
加されることになる。孔の円形ラインや突起等のライン
は非常に簡単な図形であるため、その付加作業は短時間
で終了することとなる。
【0046】このように、本発明に係る2次元CAD図
から3次元CAD図への変換方法においては、2次元C
ADデータの各基準面における最外郭ラインを筒状に引
き延ばしてなる複数の立体要素を作成し、これら複数の
立体要素を合成することにより3次元CADデータを作
成するようにしたので、最も時間のかかる外形の立体図
をオペレータからのデータ入力なしに、あるいは最小限
のデータ入力によって自動的に作図することができ、オ
ペレータの労力及び操作時間を9割程度短縮することが
できる。
【0047】また、直交XYZ座標系に関する2次元C
ADデータのほか、その他の座標系における平面に関す
る図形データ、例えば直交XYZ軸についてねじれの位
置にある軸を法線とする面に関する図形データや、製品
について任意の方向から見た一部投影図(セクション
図)に関する図形データが含まれている場合において
も、簡単な演算処理で行うことができ、プログラム・ス
テップ数の削減及びシステム保守において非常に有利に
なる。
【0048】これは、CAD操作に対する困難性の排除
(操作自体のほか、CAD操作は困難であるという意識
の排除を含む)につながり、CADシステムの利用率の
増大、自動車や自動二輪車、建築、造船、電子機器等の
3次元設計の実用化を大幅に促進させることができる。
【0049】そして、前記方法において、前記最外郭ラ
イン抽出ステップを、前記データ読込みステップにて読
み込まれた前記2次元CADデータを前記図形割当てス
テップにて割り当てられた基準面に投影する図形投影ス
テップと、各基準面に投影された図形が取りうるそれぞ
れの基準面上での最大座標値及び最小座標値を算出する
最大/最小演算ステップと、各基準面に関し、得られた
最大座標値と最小座標値を結ぶ線分を求める線分演算ス
テップと、各基準面に関し、得られた前記線分に垂直な
平面を前記基準面ごとに複数発生させる平面発生ステッ
プと、各基準面に関し、発生された1つの平面と当該基
準面に対応する投影図との交点を求め、その交点で最も
離れた2点を抽出するというサイクルを前記発生された
複数の平面分、繰り返す交点抽出ステップと、各基準面
に関し、前記交点抽出ステップにて抽出された交点を直
線で結んで一つの輪郭線を作成してその基準面における
最外郭ラインとする最外郭作成ステップを設けて構成す
るようにしてもよい(請求項7記載の発明)。
【0050】これにより、まず、図形投影ステップでの
処理によって、2次元CADデータが前記図形割当てス
テップにて割り当てられた基準面に投影される。例え
ば、製品の平面形状がxy平面に投影され、製品の正面
形状がxy平面に投影され、製品の側面形状がyz平面
に投影される。また、直交XYZ軸についてねじれの位
置にある軸を法線とする面に関する図形データやセクシ
ョン図に関する図形データについても同様に、それぞれ
対応する基準面に投影される。
【0051】その後、最大/最小演算ステップでの処理
によって、各基準面に投影された図形が取りうるそれぞ
れの基準面上での最大座標値及び最小座標値が算出さ
れ、線分演算ステップでの処理によって、各基準面に関
し、得られた最大座標値と最小座標値を結ぶ線分が求め
られる。更に、平面発生ステップでの処理によって、各
基準面に関し、得られた前記線分に垂直な平面が前記基
準面ごとに複数発生され、交点抽出ステップでの処理に
よって、各基準面に関し、前記発生された1つの平面と
当該基準面に対応する投影図との交点を求め、その交点
で最も離れた2点を抽出するというサイクルが、前記発
生された複数の平面分、繰り返される。
【0052】そして、最外郭作成ステップでの処理によ
って、各基準面に関し、前記交点抽出ステップにて抽出
された交点を直線で結んで一つの輪郭曲線を作成し、そ
の基準面における最外郭ラインとする。
【0053】前記各種ステップでの処理動作によって、
製品の各基準面における最外郭ラインが、複数の直線を
結んで構成される一つの輪郭曲線とされることから、そ
の後の立体要素作成ステップでの立体要素の作成処理及
び立体要素合成手段での合成処理が容易になり、製品の
立体図を迅速に作成することが可能となる。しかも、前
記各種ステップをソフトウエアにて構築する場合、プロ
グラムのステップ数も少なくすることができ、プログラ
ム容量の削減化を図ることができる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る3次元CAD
システムを2次元CAD図から3次元CAD図に変換す
る場合に適用した実施の形態例(以下、単に実施の形態
に係る3次元CADシステムと記す)を図1〜図22を
参照しながら説明する。
【0055】本実施の形態に係る3次元CADシステム
は、図1に示すように、各種プログラムの動作用として
用いられる動作用RAM10と、外部機器からのデータ
や各種プログラムによってデータ加工されたデータ等が
格納されるデータRAM12と、外部機器に対してデー
タの入出力を行なう入出力ポート14と、これら各種回
路を制御するCPU(制御装置及び論理演算装置)16
とを有して構成されている。
【0056】そして、前記各種回路は、CPU16から
導出されたデータバスDBを介して各回路間のデータの
受渡しが行われ、更にCPU16から導出されたアドレ
スバスや制御バス(共に図示せず)を介してそれぞれC
PU16にて制御されるように構成されている。
【0057】前記入出力ポート14には、例えばハード
ディスクにて構成され、OS(オペレーションシステ
ム)、システムプログラム及び2次元CAD図から3次
元CAD図に変換するためのアプリケーションプログラ
ム(立体図変換手段)並びに各種データが格納された第
1の外部記憶装置18と、光ディスクやハードディスク
にて構成され、製図規則情報、製品素材情報、製品形状
情報、2面図のあいまい性、設計者のあいまい性及び誤
差テーブル等の各種情報が記憶される知識データベース
が格納された第2の外部記憶装置20と、光ディスクや
ハードディスクにて構成され、大量の図形データである
2次元CADデータや作成した3次元CADデータが記
憶される図形データベースが格納された第3の外部記憶
装置22が接続されている。
【0058】また、前記入出力ポート14には、キー入
力装置24であるキーボードと、座標入力装置26であ
るマウス、ライトペン、ダイヤル等からなるポインティ
ング・デバイスと、XYプロッタ等の図形出力装置28
と、該3次元CADシステムとオペレータとの対話の中
心装置であり、かつキー入力装置24及び座標入力装置
26と連動して利用される表示装置としてのモニタ30
とが接続されている。
【0059】なお、前記3次元CADシステムは、通
常、図示しないホストコンピュータにネットワークを通
じて接続され、そのネットワークを通じて他のCADシ
ステムとデータの交換が行えるように構成されている。
【0060】次に、本実施の形態に係る3次元CADシ
ステムの処理動作、特に立体図変換手段(立体図変換プ
ログラム)の処理動作について図2〜図22の機能ブロ
ック図及びフローチャート並びに概念説明図に基づいて
説明する。
【0061】本実施の形態に係る3次元CADシステム
は、まず、図3のステップS1において、電源投入と同
時に初期動作、例えば、3次元CADシステム内のシス
テムチェックやメモリチェック及びセットアップ等が行
われる。
【0062】次に、ステップS2において、第1の外部
記憶装置18から、立体図変換手段(立体図変換プログ
ラム)が読み出されて、動作用RAM10にストアされ
ると同時に、このプログラムの動作中において生成され
たデータを一時的に保存するためや、上記プログラムを
構成する各ルーチン間のパラメータの受渡しなどに用い
られる作業領域が動作用RAM10中に割り付けられ
る。
【0063】また、データRAM12には、立体図変換
プログラムにて作成される各種格納領域やデータファイ
ルがそれぞれ割り付けられる。
【0064】前記動作用RAM10にストアされた前記
立体図変換プログラムは、各種領域のデータRAM12
への割付け等が終了すると同時に起動される。
【0065】この立体図変換プログラムは、図2に示す
ように、2次元CADシステムにて作成された2次元C
ADデータを読み込んでワーキング領域Z1に格納する
データ読込み手段40と、読み込まれた2次元CADデ
ータにて形成される複数の図形を例えば直交3軸座標系
における少なくとも2つの基準面に割り当てて割当て情
報テーブルTBLを作成する図形割当て手段42と、前
記図形が割り当てられた前記基準面における各図形の最
外郭ラインを抽出して最外郭ライン格納領域Z2にそれ
ぞれ格納する最外郭ライン抽出手段44と、抽出された
前記最外郭ラインをその対応する基準面の法線方向に延
ばした形状の立体要素を作成して立体要素格納領域Z3
に格納する立体要素作成手段46と、作成された複数の
立体要素を合成して前記2次元CADデータに基づく3
次元CADデータを作成し、その作成した3次元CAD
データを立体図格納領域Z4に格納する立体要素合成手
段48を有して構成されている。
【0066】そして、この立体図変換プログラムは、ま
ず、図3のステップS3において、データ読込み手段4
0を通じて、立体図にすべき製品の2次元CADデータ
を読み込む。この2次元CADデータの読込みは、例え
ばオペレータがキー入力装置24を使って第3の外部記
憶装置22を示すデバイス番号と、必要な2次元CAD
データが格納されているディレクトリ名と、ファイル名
を入力することにより行われる。データ読込み手段40
は、入力されたデバイス番号、ディレクトリ名及びファ
イル名に基づいて第3の外部記憶装置22の該当アドレ
スから前記必要な2次元CADデータを読み込んで、例
えばデータRAM12における所定のワーキング領域Z
1に格納する。
【0067】次に、ステップS4において、図形割当て
手段(図形割当てサブルーチン)42に入る。
【0068】この図形割当て手段42は、図4に示すよ
うに、製品の正面形状についての2次元CADデータ
(以下、単に正面形状データと記す)を検索する検索手
段50と、検索された正面形状データをxz平面に割り
当てて割当て情報テーブルTBLに登録する基準形状割
当て手段52と、前記平面形状データを基準として他の
2次元CADデータをそれぞれ対応する基準面(例えば
xy平面やyz平面)に割り当てて割当て情報テーブル
TBLに登録する形状割当て手段54とを有して構成さ
れている。
【0069】そして、この図形割当て手段42は、図5
に示すように、まず、ステップS101において、検索
手段50を通じて、ワーキング領域Z1に格納されてい
る2次元CADデータのうち、正面形状データ(図6B
参照)を第2の外部記憶装置20に格納されている知識
データベース中の製図規則情報等を参照しながら検索す
る。検索が終了した段階で次のステップS102に進
み、基準形状割当て手段52を通じて、前記検索された
正面形状データを図6Bに示すように、例えばxz平面
に割り当てる。正面形状データに相当する図形データが
ない場合は、例えば側面形状データあるいはその他の座
標系における平面に関する図形データ、例えば直交XY
Z軸についてねじれの位置にある軸を法線とする面に関
する図形データがxz平面に割り当てられる。
【0070】次に、ステップS103において、形状割
当て手段54を通じて、前記正面形状データを基準とし
て他の2次元CADデータをそれぞれ対応する基準面に
割り当てる。例えば、製品の平面形状についての2次元
CADデータ(以下、単に平面形状データと記す)を図
6Aに示すようにxy平面に割り当て、製品の平面形状
についての2次元CADデータ(以下、単に側面形状デ
ータと記す)を図6Cに示すようにyz平面に割り当て
る。
【0071】これら平面形状データ、正面形状データ及
び側面形状データの各基準面への割り当てに関する情報
は、データRAM12の割当て情報テーブルTBLに登
録される。割り当てられた図形データが、直交XYZ座
標系に関する図形データのみの場合、論理演算情報とし
て論理積のみが選択・登録され、同時に論理積の順番、
即ち、論理積を行うべき図形データの順番が登録され
る。
【0072】また、前記形状割当て手段においては、直
交XYZ座標系におけるxy平面、yz平面及びxz平
面に関する図形データのほか、直交XYZ座標系以外の
座標系における平面、例えば直交XYZ軸についてねじ
れの位置にある軸を法線とする面に関する図形データ
や、ある製品について任意の方向から見たセクション図
(図22C参照)に関する図形データについての割り当
ても行う。この場合、それぞれの基準面は、ねじれの位
置にある軸を法線とする面や、セクション図について
は、その投影方向を法線とする面が該当する。
【0073】特に、セクション図に関する図形データに
ついては、その論理演算情報として基準形状割当て手段
52にて割り当てられたxz平面に関する図形データと
の論理積と、セクション図以外の図形データにて作成さ
れた立体図形データとの論理和が登録される。
【0074】そして、前記ステップS103での処理が
終了した段階で、この図形割当て手段(図形割当てサブ
ルーチン)42が終了する。
【0075】次に、図3のメインルーチンに戻り、次の
ステップS5において、最外郭ライン抽出手段(最外郭
ライン抽出サブルーチン)44に入る。この最外郭ライ
ン抽出手段44は、図7に示すように、ワーキング領域
Z1に格納されている2次元CADデータを前記割当て
情報テーブルTBLの登録内容に従ってそれぞれ対応す
る基準面に投影してその投影図形データを投影データ格
納領域Z10に格納する図形投影手段60と、前記投影
図形データに基づいて各基準面に投影された図形が取り
うるそれぞれの基準面上での最大座標値及び最小座標値
を算出して最大/最小格納領域Z11に格納する最大/
最小演算手段62と、各基準面に関し、得られた最大座
標値と最小座標値を結ぶ線分を求めて線分データ格納領
域Z12に格納する線分演算手段64と、各基準面に関
し、得られた前記線分に垂直な平面を前記基準面ごとに
複数発生させる平面発生手段66と、各基準面に関し、
発生された1つの平面と当該基準面に対応する投影図と
の交点を求め、その交点で最も離れた2点を抽出すると
いうサイクルを前記発生された複数の平面分、繰り返
し、その抽出した連続点列の座標を連続点列格納領域Z
14に格納する交点抽出手段68と、各基準面に関し、
前記交点抽出手段68にて抽出された交点を直線で結ん
で一つの輪郭曲線を作成し、その基準面における最外郭
ラインとして最外郭ライン格納領域Z2に格納する最外
郭作成手段70を有して構成されている。
【0076】そして、この最外郭ライン抽出手段44
は、図8に示すように、まず、ステップS201におい
て、図形投影手段60を通じて、ワーキング領域Z1に
格納されている2次元CADデータが前記割当て情報テ
ーブルTBLの登録内容に従ってそれぞれ対応する基準
面に投影され、それぞれ投影図形データとして投影デー
タ格納領域Z10に格納される。前記例の場合では、図
6Bに示す正面形状データが図9Aに示すようにxy平
面に投影され、図6Aに示す平面形状データが図10A
に示すようにxz平面に投影され、図6Cに示す側面形
状データが図11Aに示すようにyz平面に投影され
る。
【0077】また、直交XYZ軸についてねじれの位置
にある軸を法線とする面に関する図形データやセクショ
ン図に関する図形データについても同様に、それぞれ対
応する基準面に投影されて、それぞれ投影図形データと
して投影データ格納領域Z10に格納される。
【0078】次に、ステップS202において、最大/
最小演算手段62を通じて、前記投影図形データに基づ
いて各基準面に投影された図形が取りうるそれぞれの基
準面上での最大座標値及び最小座標値が算出され、得ら
れた最大座標値及び最小座標値がそれぞれ最大/最小格
納領域Z11に格納される。図9Aに示す平面形状デー
タの場合においては、その最大座標値及び最小座標値と
して、それぞれmax(x,y)=(a,a)及びmi
n(x,y)=(−a,−a)が算出され、図10Aに
示す正面形状データの場合においては、その最大座標値
及び最小座標値として、それぞれmax(x,z)=
(a,b)及びmin(x,z)=(−a,0)が算出
され、図11Aに示す側面形状データの場合において
は、その最大座標値及び最小座標値として、それぞれm
ax(y,z)=(a,b)及びmin(y,z)=
(−a,0)が算出される。ねじれの位置にある軸を法
線とする面に関する投影図形データや、セクション図に
関する投影図形データについても同様に最大座標値と最
小座標値が算出される。
【0079】次に、ステップS203において、線分演
算手段64を通じて、各基準面に関し、前記最大/最小
演算手段62にて得られた最大座標値と最小座標値を結
ぶ線分を求め、得られた線分データを線分データ格納領
域Z12に格納する。図9Aに示す平面形状データの場
合においては、その最大座標値max(x,y)=
(a,a)から最小座標値min(x,y)=(−a,
−a)までの線分/XYが求められ、図10Aに示す正
面形状データの場合においては、その最大座標値max
(x,z)=(a,b)から最小座標値min(x,
z)=(−a,0)までの線分/XZが求められ、図1
1Aに示す側面形状データの場合においては、その最大
座標値max(y,z)=(a,b)から最小座標値m
in(y,z)=(−a,0)までの線分/YZが求め
られる。
【0080】次に、ステップS204において、平面発
生手段66を通じて、各基準面に関し、得られた前記線
分に垂直な平面を前記基準面ごとに複数発生させる。図
9Aに示す平面形状データに対しては、図9Bに示すよ
うに、線分/XYに垂直な多数の平面(A1,A2・・
・An)が発生し、図10Aに示す正面形状データに対
しては、図10Bに示すように、線分/XZに垂直な多
数の平面(B1,B2・・・Bn)が発生し、図11A
に示す側面形状データに対しては、図11Bに示すよう
に、線分/YZに垂直な多数の平面(C1,C2・・・
Cn)が発生する。
【0081】次に、ステップS205において、交点抽
出手段68を通じて、各基準面に関し、前記発生された
1つの平面と当該基準面に対応する投影図との交点を求
め、その交点で最も離れた2点を抽出するというサイク
ルを前記発生された複数の平面分、繰り返し、その抽出
した連続点列の座標を連続点列格納領域Z14に格納す
る。
【0082】具体的には、まず、図9Bに示す平面形状
データに対して発生された多数の平面(A1,A2・・
・An)と該平面形状データとの交点が求められ、各平
面(A1,A2・・・An)に関し、最も離れた2点が
それぞれ抽出されて、図9Cに示すように、一群の連続
点列(Pa1,Pa2,Pa3・・・Paj・・・Pa
n)が生成される。その後、図10Bに示す正面形状デ
ータに対して発生された多数の平面(B1,B2・・・
Bn)と該平面形状データとの交点が求められ、各平面
(B1,B2・・・Bn)に関し、最も離れた2点がそ
れぞれ抽出されて、図10Cに示すように、一群の連続
点列(Pb1,Pb2,Pb3・・・Pbj・・・Pb
n)が生成される。
【0083】そして、図11Bに示す側面形状データに
対して発生された多数の平面(C1,C2・・・Cn)
と該平面形状データとの交点が求められ、各平面(C
1,C2・・・Cn)に関し、最も離れた2点がそれぞ
れ抽出されて、図11Cに示すように、一群の連続点列
(Pc1,Pc2,Pc3・・・Pcj・・・Pcn)
が生成される。
【0084】次に、ステップS206において、最外郭
作成手段70を通じて、各基準面に関し、前記交点抽出
手段68にて抽出された交点を直線で結んで一つの輪郭
曲線を作成することにより、その基準面における最外郭
ラインとする。
【0085】具体的には、まず、図9Cに示す一群の連
続点列(Pa1,Pa2,Pa3・・・Paj・・・P
an)がシリーズに直線で結ばれることにより、図9D
に示すように、平面形状データに関する最外郭ラインL
xyが作成され、図10Cに示す一群の連続点列(Pb
1,Pb2,Pb3・・・Pbj・・・Pbn)がシリ
ーズに直線で結ばれることにより、図10Dに示すよう
に、正面形状データに関する最外郭ラインLxzが作成
され、図11Cに示す一群の連続点列(Pc1,Pc
2,Pc3・・・Pcj・・・Pcn)がシリーズに直
線で結ばれることにより、図11Dに示すように、側面
形状データに関する最外郭ラインLyzが作成される。
このとき、ねじれの位置にある軸を法線とする面に関す
る図形データの最外郭ラインや、セクション図に関する
図形データの最外郭ラインも作成される。
【0086】生成された各最外郭ラインLxy,Lxz
及びLyzのデータは、データRAM12における所定
の格納領域、例えば最外郭ライン格納領域Z2に格納さ
れる。そして、前記ステップS206での処理が終了し
た段階で、この最外郭ライン抽出手段(最外郭ライン抽
出サブルーチン)44が終了する。
【0087】次に、図3のメインルーチンに戻り、次の
ステップS6において、立体要素作成手段(立体要素作
成サブルーチン)46に入る。
【0088】この立体要素作成手段46は、図12に示
すように、データRAM12の最外郭ライン格納領域Z
2から最外郭ラインのデータを読み込む最外郭ライン読
込み手段80と、読み込まれた最外郭ラインをその対応
する基準面の法線方向に所定の長さだけ延ばす変形手段
82と、該変形手段82を通じて引き延ばされることに
より形づくられる例えば3つの立体図形に関するデータ
をそれぞれ立体要素データとしてデータRAM12の立
体要素格納領域Z3に格納する立体要素格納手段84と
を有して構成されている。
【0089】そして、この立体要素作成手段(立体要素
作成サブルーチン)46は、図13に示すように、ま
ず、ステップS301において、最外郭ライン読込み手
段80を通じて、データRAM12の最外郭ライン格納
領域Z2から最外郭ラインを読み込む。
【0090】次に、ステップS302において、変形手
段82を通じて、前記読み込まれた最外郭ラインをその
対応する基準面の法線方向に所定の長さだけ延ばして一
つの立体要素を作成する。
【0091】具体的には、図9Dに示す平面形状に関す
る最外郭ラインLxyについては、その基準面がxy平
面であることから、該最外郭ラインLxyがz軸方向に
引き延ばされて、図14Aに示すように、前記最外郭ラ
インLxyにて形成される面形状を横断面とし、かつ軸
方向をz軸とする筒状の立体要素(以下、便宜的に第1
の立体要素S1と記す)が作成される。
【0092】図10Dに示す正面形状に関する最外郭ラ
インLxzについては、その基準面がxz平面であるこ
とから、該最外郭ラインLxzがy軸方向に引き延ばさ
れて、図14Bに示すように、前記最外郭ラインLxz
にて形成される面形状を横断面とし、かつ軸方向をy軸
とする筒状の立体要素(以下、便宜的に第2の立体要素
S2と記す)が作成される。
【0093】図11Dに示す側面形状に関する最外郭ラ
インLyzについては、その基準面がyz平面であるこ
とから、該最外郭ラインLyzがx軸方向に引き延ばさ
れて、図14Cに示すように、前記最外郭ラインLyz
にて形成される面形状を横断面とし、かつ軸方向をx軸
とする筒状の立体要素(以下、便宜的に第3の立体要素
S3と記す)が作成される。
【0094】また、直交XYZ軸についてねじれの位置
にある軸を法線とする面に関する図形データの最外郭ラ
インについては、該最外郭ラインが前記法線方向に引き
延ばされて前記最外郭ラインにて形成される面形状を横
断面とし、かつ軸方向を前記法線方向とする筒状の立体
要素が作成され、セクション図に関する図形データの最
外郭ラインについては、該最外郭ラインがその投影方向
に引き延ばされて前記最外郭ラインにて形成される面形
状を横断面とし、かつ軸方向を前記投影方向とする筒状
の立体要素が作成される。
【0095】次に、ステップS303において、立体要
素格納手段84を通じて、前記作成された第1〜第3の
立体要素S1〜S3を含むすべての立体要素がデータR
AM12における所定の格納領域、例えば立体要素格納
領域Z3にそれぞれ格納される。
【0096】前記ステップS303での処理が終了した
段階で、この立体要素作成手段(立体要素作成サブルー
チン)46が終了する。
【0097】次に、図3のメインルーチンに戻り、次の
ステップS7において、立体要素合成手段(立体要素合
成サブルーチン)48に入る。
【0098】この立体要素合成手段48は、図15に示
すように、割当て情報テーブルTBLに登録されている
図形データの割当て順に従って立体要素格納領域Z3か
ら対応する立体要素データを読み出すデータ読出し手段
90と、該データ読出し手段90を通じて順次読み出さ
れた立体要素データを割当て情報テーブルTBLに登録
されている論理演算情報に基づいて演算して各立体要素
データを合成する論理演算手段92を有する。
【0099】そして、この立体要素合成手段(立体要素
合成サブルーチン)48は、図16に示すように、ま
ず、ステップS401において、データ読出し手段90
を通じて、割当て情報テーブルTBLに登録されている
図形データの割当て順に従って立体要素格納領域Z3か
ら対応する立体要素データを順次読み出す。
【0100】次に、ステップS402において、論理演
算手段92を通じて、前記データ読出し手段90を通じ
て読み出された立体要素データに対して割当て情報テー
ブルTBLに登録されている論理演算情報に基づいて演
算することにより、すべての立体要素データを合成す
る。
【0101】例えば、割当て情報テーブルTBLに登録
されている図形データがすべて直交XYZ座標系に関す
るものである場合、その論理演算手順は、例えば図17
に示すように、まず、第1の立体要素(SOLID−
1)と第2の立体要素(SOLID−2)との論理積を
とって第k番目の立体要素(SOLID−k)とし、次
に、この第k番目の立体要素(SOLID−k)と第3
の立体要素(SOLID−3)との論理積をとる。以下
同様に、順次立体要素の論理積をとって第x番目の立体
要素(SOLID−x)とし、最後に前記第x番目の立
体要素(SOLID−x)と第i番目の立体要素(SO
LID−i)との論理積をとって、最終的な立体要素
(SOLID)、即ち、2次元CADデータに基づく3
次元CADデータを作成する。
【0102】具体的に、図14で示す第1〜第3の立体
要素S1〜S3に基づいて説明すると、まず、データ読
出し手段90を通じて、図14A及びBに示す第1及び
第2の立体要素S1及びS2に関するデータが読み出さ
れ、次の論理演算手段92を通じて、図18Aに示すよ
うに、第1の立体要素S1と第2の立体要素S2の論理
積が演算されて、図18Bに示すような合成要素S12
が作成される。
【0103】次に、データ読出し手段90を通じて、第
3の立体要素S3が読み出され、更に、論理演算手段9
2を通じて、図19Aに示すように、前記合成要素S1
2と第3の立体要素S3との論理積が演算されて、図1
9Bに示すような立体図S、即ち、図6A〜Cで示す平
面形状データ、正面形状データ及び側面形状データに基
づく3次元CADデータが完成する。
【0104】前記処理は、例えば直交XYZ軸について
ねじれの位置にある軸を法線とする面に関する図形デー
タについても同様であるため、その説明は省略する。
【0105】一方、2次元CADデータに、セクション
図に関する図形データが含まれている場合には、図4に
示す基準形状割当て手段52にて割り当てられたxz平
面に関する図形データの立体要素とセクション図に関す
る立体要素との論理積が演算されて一つのセクション立
体図形データが作成され、更に、セクション図以外の図
形データに関するすべての立体要素間の論理積演算にて
作成された立体図形データと前記セクション立体図形デ
ータとの論理和が演算されて、セクション図が含まれた
2次元CADデータに関する3次元CADデータが作成
される。
【0106】作成された3次元CADデータは、データ
RAM12における所定の格納領域、例えば立体図格納
領域Z4に格納される。そして、この3次元CADデー
タは、立体図変換プログラムとは別のプログラムを通じ
て、画像表示用のデータに変換されて図形出力装置28
あるいはモニタ30に出力され、白紙上あるいはモニタ
30の画面上に、2次元CADデータに基づく立体図と
して印刷あるいは表示されることになる。
【0107】なお、最外郭ライン抽出手段44での最外
郭ラインの抽出処理によって消去された細かい部材のラ
イン、例えば孔の円形ラインや突起等のラインは、前記
立体図変換プログラムにて作成された3次元CADデー
タに付加されることになる。この場合、立体とされた製
品の外形の方向性を考慮して付加されることになるが、
孔の円形ラインや突起等のラインは非常に簡単な図形で
あるため、その付加作業は短時間で終了することとな
る。
【0108】このように、本実施の形態に係る3次元C
ADシステムにおいては、2次元CADデータの各基準
面における最外郭ラインを筒状に引き延ばしてなる複数
の立体要素を作成し、これら複数の立体要素を合成する
ことにより3次元CADデータを作成するようにしたの
で、最も時間のかかる外形の立体図をオペレータからの
データ入力なしに、あるいは最小限のデータ入力によっ
て自動的に作図することができ、オペレータの労力及び
操作時間を9割程度短縮することができる。
【0109】また、直交XYZ座標系に関する2次元C
ADデータのほか、その他の座標系における平面に関す
る図形データ、例えば直交XYZ軸についてねじれの位
置にある軸を法線とする面に関する図形データや、製品
について任意の方向から見た一部投影図(セクション
図)に関する図形データが含まれている場合において
も、直交XYZ座標系に関する図形データのみが含まれ
た2次元CADデータについての演算処理と同様に簡単
に行うことができるため、プログラム・ステップ数の削
減及びシステム保守において非常に有利になる。
【0110】これは、CAD操作に対する困難性の排除
(操作自体のほか、CAD操作は困難であるという意識
の排除を含む)につながり、CADシステムの利用率の
増大、自動車や自動二輪車、建築、造船、電子機器等の
3次元設計の実用化を大幅に促進させることができる。
【0111】特に、本実施の形態に係る3次元CADシ
ステムでは、最外郭ライン抽出手段44において、製品
の各基準面における最外郭ラインが、複数の直線を結ん
で構成される一つの輪郭曲線とされることから、その後
の立体要素作成手段46での立体要素の作成処理及び立
体要素合成手段48での合成処理が容易になる。その結
果、製品の立体図を迅速に作成することが可能となり、
しかも、プログラムのステップ数も少なくすることがで
き、プログラム容量の削減化を図ることができる。
【0112】図22に、本実施の形態に係る3次元CA
Dシステムを用いて、図20に示すシリンダブロックの
3面図からその立体図を作成した例と、図21に示すシ
リンダブロックの3面図(セクション図を含む)からそ
の立体図を作成した例を示す。
【0113】なお、この発明は上述の実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採
り得ることはもちろんである。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る3次
元CADシステムによれば、2次元CADシステムにて
作成された2次元CADデータを読み込むデータ読込み
手段と、読み込まれた2次元CADデータにて形成され
る複数の図形を少なくとも2つの基準面に割り当てる図
形割当て手段と、前記図形が割り当てられた前記基準面
における各図形の最外郭ラインを抽出する最外郭ライン
抽出手段と、抽出された前記最外郭ラインをその対応す
る基準面の法線方向に延ばした形状の立体要素を作成す
る立体要素作成手段と、作成された複数の立体要素を合
成して前記2次元CADデータに基づく3次元CADデ
ータを作成する立体要素合成手段とを設けるようにして
いる。
【0115】このため、2次元CAD図から3次元CA
D図を作成する時間を大幅に短縮でき、しかも、CAD
オペレータの入力作業並びに2次元図形データの種類に
拘わらずプログラム上での演算処理を簡単化することが
できるという効果が達成される。
【0116】また、本発明に係る2次元CAD図から3
次元CAD図への変換方法によれば、2次元CADシス
テムにて作成された2次元CADデータにて形成される
複数の図形を少なくとも2つの基準面に割り当て、前記
図形が割り当てられた前記基準面における各図形の最外
郭ラインをその対応する基準面の法線方向に延ばした形
状の立体要素を作成し、作成された複数の立体要素の論
理積をとって前記2次元CADデータに基づく3次元C
ADデータを作成することを特徴としている。
【0117】このため、2次元CADデータの各基準面
における最外郭ラインを筒状に引き延ばしてなる複数の
立体要素を作成し、これら複数の立体要素を合成するこ
とにより3次元CADデータが作成されることとなるた
め、最も時間のかかる外形の立体図をオペレータからの
データ入力なしに、あるいは最小限のデータ入力によっ
て自動的に作図することができ、オペレータの労力及び
操作時間を9割程度短縮することができる。
【0118】また、直交XYZ座標系に関する2次元C
ADデータのほか、その他の座標系における平面に関す
る図形データ、例えば直交XYZ軸についてねじれの位
置にある軸を法線とする面に関する図形データや、製品
について任意の方向から見た一部投影図(セクション
図)に関する図形データが含まれている場合において
も、簡単な演算処理で行うことができ、プログラム・ス
テップ数の削減及びシステム保守において非常に有利に
なる。
【0119】また、本発明に係る2次元CAD図から3
次元CAD図への変換方法によれば、2次元CADシス
テムにて作成された2次元CADデータを読み込むデー
タ読込みステップと、読み込まれた2次元CADデータ
にて形成される複数の図形を少なくとも2つの基準面に
割り当てる図形割当てステップと、前記図形が割り当て
られた前記基準面における各図形の最外郭ラインを抽出
する最外郭ライン抽出ステップと、抽出された前記最外
郭ラインをその対応する基準面の法線方向に延ばした形
状の立体要素を作成する立体要素作成ステップと、作成
された複数の立体要素を合成して前記2次元CADデー
タに基づく3次元CADデータを作成する立体要素合成
ステップとを有することを特徴とする。
【0120】このため、2次元CAD図から3次元CA
D図を作成する時間を大幅に短縮でき、しかも、CAD
オペレータの入力作業並びに2次元図形データの種類に
拘わらずプログラム上での演算処理を簡単化することが
できるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3次元CADシステムを2次元C
AD図から3次元CAD図に変換する場合に適用した実
施の形態例(以下、単に実施の形態に係る3次元CAD
システムと記す)のハード構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本実施の形態に係る3次元CADシステムに組
み込まれる立体図変換手段の構成を示す機能ブロック図
である。
【図3】立体図変換手段の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図4】立体図変換手段に含まれる図形割当て手段の構
成を示す機能ブロック図である。
【図5】図形割当て手段の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図6】製品の2次元CADデータを図形割当て手段に
て3つの基準面に割り当てた状態を示す説明図であり、
同図Aは平面形状データをxy平面に割り当てた例を示
し、同図Bは正面形状データをxz平面に割り当てた例
を示し、同図Cは側面形状データをyz平面に割り当て
た例を示す。
【図7】立体図変換手段に含まれる最外郭ライン抽出手
段の構成を示す機能ブロック図である。
【図8】最外郭ライン抽出手段の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図9】平面形状データから最外郭ラインを抽出するま
での処理を示す説明図であり、同図Aは平面形状データ
をxy平面に投影させ、その投影図が取りうるxy平面
上での最大座標値及び最小座標値を求め、更にこれら最
大座標と最小座標間を結ぶ線分/XYを求めた例を示
し、同図Bは線分/XYに垂直な多数の平面を発生させ
た例を示し、同図Cは発生させた多数の平面と平面形状
データとの交点を求めて、一群の連続点列を生成した例
を示し、同図Dは生成された一群の連続点列を直線で結
んで一つの輪郭曲線(最外郭ライン)を作成した例を示
す。
【図10】正面形状データから最外郭ラインを抽出する
までの処理を示す説明図であり、同図Aは正面形状デー
タをxz平面に投影させ、その投影図が取りうるxz平
面上での最大座標値及び最小座標値を求め、更にこれら
最大座標と最小座標間を結ぶ線分/XZを求めた例を示
し、同図Bは線分/XZに垂直な多数の平面を発生させ
た例を示し、同図Cは発生させた多数の平面と平面形状
データとの交点を求めて、一群の連続点列を生成した例
を示し、同図Dは生成された一群の連続点列を直線で結
んで一つの輪郭曲線(最外郭ライン)を作成した例を示
す。
【図11】側面形状データから最外郭ラインを抽出する
までの処理を示す説明図であり、同図Aは側面形状デー
タをyz平面に投影させ、その投影図が取りうるyz平
面上での最大座標値及び最小座標値を求め、更にこれら
最大座標と最小座標間を結ぶ線分/YZを求めた例を示
し、同図Bは線分/YZに垂直な多数の平面を発生させ
た例を示し、同図Cは発生させた多数の平面と平面形状
データとの交点を求めて、一群の連続点列を生成した例
を示し、同図Dは生成された一群の連続点列を直線で結
んで一つの輪郭曲線(最外郭ライン)を作成した例を示
す。
【図12】立体図変換手段に含まれる立体要素作成手段
の構成を示す機能ブロック図である。
【図13】立体要素作成手段の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】立体要素作成手段にて作成される立体要素の
一例を示す斜視図であり、同図Aは図9Dの平面形状デ
ータに関する最外郭ラインに基づいて立体要素を作成し
た例を示し、同図Bは図10Dの正面形状データに関す
る最外郭ラインに基づいて立体要素を作成した例を示
し、同図Cは図11Dの側面形状データに関する最外郭
ラインに基づいて立体要素を作成した例を示す。
【図15】立体図変換手段に含まれる立体要素合成手段
の構成を示す機能ブロック図である。
【図16】立体要素合成手段の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図17】立体要素合成手段での立体要素の合成手順を
示す説明図である。
【図18】平面形状データに基づく第1の立体要素と正
面形状データに基づく第2の立体要素との合成を示す説
明図であり、同図Aは第1の立体要素と第2の立体要素
を合成した状態を示し、同図Bは合成によって作成され
た合成要素の外観形状を示す。
【図19】合成要素と側面形状データに基づく第3の立
体要素との合成を示す説明図であり、同図Aは合成要素
と第3の立体要素を合成した状態を示し、同図Bは合成
(論理積演算)によって作成された立体図を示す。
【図20】シリンダブロックを示す3面図であり、同図
Aは平面図、同図Bは正面図、同図Cは側面図を示す。
【図21】シリンダブロックを示す3面図であり、同図
Aは平面図、同図Bは正面図、同図Cはセクション図を
示す。
【図22】本実施の形態に係る3次元CADシステムに
て、図20又は図21に示すシリンダブロックの3面図
からシリンダブロックの立体図を作成した状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10…動作用RAM 12…データRAM 14…入出力ポート 16…CPU 18…第1の外部記憶装置 20…第2の外部記
憶装置 22…第3の外部記憶装置 24…キー入力装置 26…座標入力装置 28…図形出力装置 30…モニタ 40…データ読込み
手段 42…図形割当て手段 44…最外郭ライン
抽出手段 46…立体要素作成手段 48…立体要素合成
手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元CADシステムにて作成された2次
    元CADデータを読み込むデータ読込み手段と、 読み込まれた2次元CADデータにて形成される複数の
    図形を少なくとも2つの基準面に割り当てる図形割当て
    手段と、 前記図形が割り当てられた前記基準面における各図形の
    最外郭ラインを抽出する最外郭ライン抽出手段と、 抽出された前記最外郭ラインをその対応する基準面の法
    線方向に延ばした形状の立体要素を作成する立体要素作
    成手段と、 作成された複数の立体要素を合成して前記2次元CAD
    データに基づく3次元CADデータを作成する立体要素
    合成手段とを有することを特徴とする3次元CADシス
    テム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の3次元CADシステムにお
    いて、 前記図形割当て手段は、前記読み出された2次元CAD
    データのうち、基準図に対応する図形データを特定平面
    に割り当て、 その他の図形データを前記基準図に対応する図形データ
    を基準としてそれぞれ対応する基準面に割り当てること
    を特徴とする3次元CADシステム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の3次元CADシステムにお
    いて、 前記最外郭ライン抽出手段は、前記データ読込み手段に
    て読み込まれた前記2次元CADデータを前記図形割当
    て手段にて割り当てられた基準面に投影する図形投影手
    段と、 各基準面に投影された図形が取りうるそれぞれの基準面
    上での最大座標値及び最小座標値を算出する最大/最小
    演算手段と、 各基準面に関し、得られた最大座標値と最小座標値を結
    ぶ線分を求める線分演算手段と、 各基準面に関し、得られた前記線分に垂直な平面を前記
    基準面ごとに複数発生させる平面発生手段と、 各基準面に関し、発生された1つの平面と当該基準面に
    対応する投影図との交点を求め、その交点で最も離れた
    2点を抽出するというサイクルを前記発生された複数の
    平面分、繰り返す交点抽出手段と、 各基準面に関し、前記交点抽出手段にて抽出された交点
    を直線で結んで一つの輪郭線を作成してその基準面にお
    ける最外郭ラインとする最外郭作成手段とを有すること
    を特徴とする3次元CADシステム。
  4. 【請求項4】2次元CADシステムにて作成された2次
    元CADデータにて形成される複数の図形を少なくとも
    2つの基準面に割り当て、 前記図形が割り当てられた前記基準面における各図形の
    最外郭ラインをその対応する基準面の法線方向に延ばし
    た形状の立体要素を作成し、 作成された複数の立体要素を合成して前記2次元CAD
    データに基づく3次元CADデータを作成することを特
    徴とする2次元CAD図から3次元CAD図への変換方
    法。
  5. 【請求項5】2次元CADシステムにて作成された2次
    元CADデータを読み込むデータ読込みステップと、 読み込まれた2次元CADデータにて形成される複数の
    図形を少なくとも2つの基準面に割り当てる図形割当て
    ステップと、 前記図形が割り当てられた前記基準面における各図形の
    最外郭ラインを抽出する最外郭ライン抽出ステップと、 抽出された前記最外郭ラインをその対応する基準面の法
    線方向に延ばした形状の立体要素を作成する立体要素作
    成ステップと、 作成された複数の立体要素を合成して前記2次元CAD
    データに基づく3次元CADデータを作成する立体要素
    合成ステップとを有することを特徴とする2次元CAD
    図から3次元CAD図への変換方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の2次元CAD図から3次元
    CAD図への変換方法において、 前記図形割当てステップは、前記読み出された2次元C
    ADデータのうち、基準図に対応する図形データを特定
    平面に割り当て、 その他の図形データを前記基準図に対応する図形を基準
    としてそれぞれ対応する基準面に割り当てることを特徴
    とする2次元CAD図から3次元CAD図への変換方
    法。
  7. 【請求項7】請求項5記載の2次元CAD図から3次元
    CAD図への変換方法において、 前記最外郭ライン抽出ステップは、前記データ読込みス
    テップにて読み込まれた前記2次元CADデータを前記
    図形割当てステップにて割り当てられた基準面に投影す
    る図形投影ステップと、 各基準面に投影された図形が取りうるそれぞれの基準面
    上での最大座標値及び最小座標値を算出する最大/最小
    演算ステップと、 各基準面に関し、得られた最大座標値と最小座標値を結
    ぶ線分を求める線分演算ステップと、 各基準面に関し、得られた前記線分に垂直な平面を前記
    基準面ごとに複数発生させる平面発生ステップと、 各基準面に関し、発生された1つの平面と当該基準面に
    対応する投影図との交点を求め、その交点で最も離れた
    2点を抽出するというサイクルを前記発生された複数の
    平面分、繰り返す交点抽出ステップと、 各基準面に関し、前記交点抽出ステップにて抽出された
    交点を直線で結んで一つの輪郭線を作成してその基準面
    における最外郭ラインとする最外郭作成ステップとを有
    することを特徴とする2次元CAD図から3次元CAD
    図への変換方法。
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