JP2003114614A - 三次元地図データ処理方法及び装置 - Google Patents
三次元地図データ処理方法及び装置Info
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Abstract
から高さzの情報を除去して二次元地図データ14を作
成する。オペレータは編集装置16により二次元地図デ
ータ14を編集・修正する。対比装置18,20,22
が段階的に、原地図データ10の各線データと二次元地
図データ14の各線データとを対比し、二次元地図デー
タ14に対応する三次元地図データを生成し、記憶装置
24に格納する。未処理記憶装置26には、各対比装置
18,20で対応を発見できなかった、二次元地図デー
タ14の線データ(の識別情報)を記憶する。高さ内挿
装置28は、二次元地図データ14の高さ未定データに
対し、三次元地図データ24から地表面を形成して高さ
(z)データを補完する。建物立体化処理装置30が、
三次元地図データ24に含まれる建物のデータに対し、
その地表面に押し下げた箱形モデルを形成する。
Description
を編集・修正する方法及び装置に関する。
次のようにして作成される。すなわち、先ず、航空写真
を図化機にセットし、写真上の道路境界線及び建物外周
線などをこれらの線上に沿った特徴点を結ぶ線でトレー
スし、トレースした線を、所謂、ベクトルデータ形式で
表現される線データとしてコンピュータに取り込み、編
集元となる三次元の原地図データとする。次に、CAD
(Computer Aided Design)上
で、原地図データを二次元に変換し、その二次元地図デ
ータを適宜に修正して、二次元地図データベースを完成
する。
して、三次元の情報、即ち高さの情報に対する需要が高
まって来ており、三次元地図データを効率良く作成する
手法の確立が望まれている。
地図データベースの作成工程をそのまま三次元地図デー
タに適用する方法が考えられる。即ち、三次元の原地図
データを三次元の状態で直接、編集して、三次元の地図
データベースを作成する。具体的には、原地図データを
CAD上で三面図として表示し、三面図上で原地図デー
タの要素となる各図形(地図構成データ)の各頂点の平
面位置及び高さ(即ち、(x,y,z)座標値)を修正
する方法、立体視し、その立体表示上で各図形の各頂点
の平面位置及び高さを修正する方法、及び両者を併用す
る方法が考えられる。
点データ((x,y,z)座標値)を人手で修正するこ
とに相当するので、少数の三次元データを処理するのに
は使用できても、地図データのように多数の要素図形を
含む三次元データで、個々の図形の各頂点データを人手
で修正するのは実質的に不可能である。
ータを作成できる三次元地図データ処理方法及び装置を
提示することを目的とする。
データ処理方法は、複数の地図構成データからなる三次
元の原地図データから、高さを除去した二次元地図デー
タを生成する二次元化ステップと、当該二次元地図デー
タを編集する編集ステップと、第1、第2、及び第3の
対比ステップと、高さ内挿ステップとを具備することを
特徴とする。
と当該二次元地図データとを地図構成データ単位及び同
じ属性で対比する対比ステップであって、互いに対応す
る、当該二次元地図データの地図構成データの水平座標
と、当該原地図データの地図構成データの高さと、当該
同じ属性を有する三次元地図データを生成する。
と当該二次元地図データとを地図構成データ単位で対比
する対比ステップであって、互いに対応する、当該二次
元地図データの地図構成データの水平座標と、当該原地
図データの地図構成データの高さと、当該二次元地図デ
ータの地図構成データの属性を有する三次元地図データ
を生成する。
と当該二次元地図データとを地図構成データの構成点単
位で対比する対比ステップであって、互いに対応する、
当該二次元地図データの図形構成の水平座標と、当該原
地図データの地図構成データの高さと、当該二次元地図
データの地図構成データの属性を有する三次元地図デー
タを生成する。
タのうちの所定データに高さデータを補充するステップ
であって、生成された三次元地図データのうちの地表面
を構成するデータから、地表面を示す多面体を形成し、
当該二次元地図データの所定データに対して高さを内挿
した三次元データを生成する。
れた三次元地図データのうちの建物を示す地図構成デー
タを立体化する建物立体化処理ステップであって、生成
された三次元地図データのうちの地表面を構成するデー
タから、地表面を示す多面体を形成し、当該建物を示す
地図構成データの当該地表面への投影から壁面を示すデ
ータを生成し、当該建物を示す地図構成データに補充す
る建物立体化処理ステップを具備する。
は、複数の地図構成データからなる三次元の原地図デー
タから、高さを除去した二次元地図データを生成する二
次元化処理手段と、当該二次元地図データを編集する編
集手段と、第1、第2及び第3の対比手段と、高さ内挿
手段とを具備することを特徴とする。
該二次元地図データとを地図構成データ単位及び同じ属
性で対比する対比手段であって、互いに対応する、当該
二次元地図データの地図構成データの水平座標と、当該
原地図データの地図構成データの高さと、当該同じ属性
とを有する三次元地図データを生成する。
該二次元地図データとを地図構成データ単位で対比する
対比手段であって、互いに対応する、当該二次元地図デ
ータの地図構成データの水平座標と、当該原地図データ
の地図構成データの高さと、当該二次元地図データの地
図構成データの属性と同じ属性とを有する三次元地図デ
ータを生成する。
該二次元地図データとを地図構成データの構成点単位で
対比する対比手段であって、互いに対応する、当該二次
元地図データの図形構成の水平座標と、当該原地図デー
タの地図構成データの高さと、当該二次元地図データの
地図構成データの属性と同じ属性とを有する三次元地図
データを生成する。
うちの所定データに高さデータを補充する手段であっ
て、生成された三次元地図データのうちの地表面を構成
するデータから、地表面を示す多面体を形成し、当該二
次元地図データの所定データに対して高さを内挿した三
次元データを生成する。
れた三次元地図データのうちの建物を示す地図構成デー
タを立体化する建物立体化処理手段であって、生成され
た三次元地図データのうちの地表面を構成するデータか
ら、地表面を示す多面体を形成し、当該建物を示す地図
構成データの当該地表面への投影から壁面を示すデータ
を生成し、当該建物を示す地図構成データに補充する建
物立体化処理手段を具備する。
細に説明する。
ック図を示す。航空写真を図化機により読み取って作成
した三次元地図データ(原地図データ)が記憶装置10
に格納される。以下では、記憶装置10に記憶される原
地図データを「原地図データ10」と表記する。
タからなる。地図構成データには、線データLiと点デ
ータTiとがある。線データLiは、線の始点Psを示
す三次元座標(x,y,z)、線の終点Peを示す三次
元座標(x,y,z)及び図形属性を必須要素として具
備し、オプションとして1以上の中間点Pmの座標
(x,y,z)を具備する。図形属性は、その線が、建
物、道路、河川、水田及び畑等の境界線並びに等高線の
何れであるかを示す。例えば、ある線が、道路と水田の
両方の境界を示す場合がありうる。この場合、道路境界
であり、且つ水田の境界であることを示す図形属性値を
別途、設ける。すなわち、本実施例では、図形属性は1
つの値のみを採り得るが、その値は、複数の境界を規定
し得る。汎用的には、図形属性として、複数の値を採り
得る構成も考えられる。
記及び種々の地図記号などを地図に重ねて表示するのに
使用される。点データTiは、三次元座標(x,y,
z)と、その位置に表示すべき文字列textからな
る。その文字列に注記及び地図記号等が格納される。
に分類できる。即ち、 (1)地表面を構成する図形 (2)景況により変化する図形 (3)地表面とは高さが異なる図形 である。本明細書では、地表面を構成する図形を「地表
高図形」と呼び、景況により変化する図形を「任意高図
形」と呼び、地表面とは高さが異なる図形を「地物高図
形」と呼ぶことにする。どの図形をどれに分類するか
は、ユーザが自由に設定できる。一例として、道路・河
川を地表高図形とし、柵を任意高図形とし、建物・高架
を地物高図形とする。
される原地図データから高さzの情報を除去して二次元
化し、二次元地図データを作成する。作成された二次元
地図データは記憶装置14に格納される。以下、記憶装
置14に記憶される二次元地図データを「二次元地図デ
ータ14」又は「二次元データ14」と表記する。二次
元地図データ14は、各点のz座標値が失われているこ
とを除いて、原地図データ10と同じデータ構造からな
る。従って、原地図データ10のコピーであって、z座
標値を0としたものを二次元地図データ14としてもよ
い。
編集作業と同様の作業により、編集装置(具体的には、
CADソフトウエア)16を使って、二次元地図データ
14を編集し、その編集結果で二次元地図データ14を
更新する。名称・道路名等の注記及び地図記号の追加、
線の移動・追加・削除、並びに図形属性の変更が行われ
る。これは、二次元上での作業であり、地道なものでは
あるが、技術的な困難は無い。
道路側に突出している箇所や、道路境界線の始終点が一
致していない箇所に対して、オペレータは、編集装置1
6により、図形の平面位置及び形状を修正する。また、
図化機により生成される原地図データ10の図形属性
が、別途行った現地調査の結果と異なっていると判断さ
れた場合、オペレータは、正しい図形属性に変更する。
更に、オペレータは、必要に応じて注記などを追加す
る。
及び既存線の端点・中間点については、高度(z)の情
報が欠落している。そこで、詳細は後述するが、既存の
線に追加された点については、対比装置18,20,2
2が、その既存の線の他の点の高度データから内挿す
る。その他の追加された注記・記号・線については、高
さ内挿装置28により、高度情報を補完する。
8,20,22が段階的に、原地図データ10の各線デ
ータと、編集装置16により修正された二次元地図デー
タ14の各線データとを対比し、二次元地図データ14
に対応する三次元地図データを生成し、記憶装置24に
格納する。以下、記憶装置14に格納される三次元地図
データを「三次元地図データ24」と表記する。未処理
記憶装置26には、各対比装置18,20で対応を発見
できなかった、二次元地図データ14の該当する線(の
識別情報)、即ち、未処理データ(の識別情報)を記憶
する。以降の処理に備えて、予め、原地図データ10及
び二次元地図データ14に収容されているデータ(線及
び点データ)をその座標値(x,y)でソートして、そ
れぞれ記憶装置10,14(又は作業用メモリ)に格納
してあるものとする。
に説明する。対比装置18は、原地図データ10の各線
データと二次元地図データ14の各線データを、平面位
置(x,y)及び図形属性に関して対比する。二次元地
図データの線データの各要素点に位置的に対応する要素
点を具備し、且つ、図形属性が一致する線データを原地
図データ10から発見できた場合、両線が一致した又は
対応すると判定する。二次元地図データ14は、編集作
業によって平面位置が、若干、移動している場合があり
うるので、座標値の比較では一定量の誤差を許容する。
そのような誤差は、例えば、国土交通省公共測量作業規
程に定められている。
致した線に関して、原地図データ10の高さ座標zと二
次元地図データ14の平面座標(x,y)及び図形属性
とから3次元地図データを生成し、記憶装置24に書き
込む。平面位置及び図形属性が一致する線が発見されな
い場合、二次元地図データ14の該当する線データを、
未処理データとして未処理記憶装置26に記憶する。
18はまた、原地図データ10の対応する線に存在せず
二次元地図データ14にのみ存在する点、及び両線間で
許容誤差以上離れている二次元地図データ14の線の点
(編集装置16で追加・変更された点)について、原地
図データ10の対応する線の各点の高さデータから内挿
法により推定する。
デル図を示す。図2(a)は、原地図データ10の一部
の平面図を示し、同(b)は、二次元地図データ14の
対応する箇所の平面図を示し、同(c)は対比装置18
によるマッチングの様子を示し、同(d)は、対比装置
18により生成される3次元地図データ24の平面図を
示す。図2(a)に示す原地図データ10で、線P1−
P2,P3−P4は道路境界を示し、線P5〜P10
は、建物の境界を示し、図2(b)に示す二次元地図デ
ータ14で、点Q1〜Q10は、それぞれ、図2(a)
に示す原地図データ10の点P1〜P10に対応する。
原地図データ10では、P5〜P10で示される建物が
道路に食い込んでいるが、これを、図2(b)に示す二
次元地図データ14のように、オペレータが編集装置1
6により修正した。図2(d)で、点R1〜R10はそ
れぞれ、対比装置18により生成される3次元データ2
4の線データの要素点を示す。
に、原地図データ10と二次元地図データ14とを対比
又はマッチングし、その結果、互いに対応するデータで
あると判定すると、上述の方法で3次元地図データ24
を生成する。生成された3次元地図データ24で線を構
成する各点R1〜R10のx座標値及びy座標値は、そ
れぞれ、二次元地図データ14の対応する点Q1〜Q1
0のx座標値及びy座標値からなり、各点R1〜R10
のz座標値はそれぞれ、原地図データ10の対応する点
P1〜P10のz座標値からなる。例えば、Piの座標
値を(xPi,y Pi,zPi)、点Piに対応する点
Qiの座標値を(xQi,yQi)とすると、Riの座
標値は(xQi,yQi,zPi)となる。また、生成
される3次元地図データ24の各点R1〜R10で規定
される線の図形属性は、二次元地図データ14の対応す
る点Q1〜Q10で規定される線の図形属性からなる。
0は、二次元地図データ14の線データのうち、未処理
記憶装置26に記憶される線データを、平面位置(x,
y)に関して原地図データ10の各線データと対比す
る。勿論、対比装置18の場合と同様に、平面位置
(x,y)の比較では、所定量の誤差を許容する平面位
置が一致した場合、一致した線に関して、三次元地図デ
ータ10の高さzと、二次元地図データ14の平面座標
(x,y)及び図形属性とから、3次元地図データを生
成して記憶装置24に書き込み、同時に、未処理記憶装
置26からこの線の識別情報を削除する。
対応する線に存在せず二次元地図データ14にのみ存在
する点、及び両線間で許容誤差以上離れている二次元地
図データ14の線の点(編集装置16で追加・変更され
た点)について、原地図データ10の対応する線の各点
の高さデータから内挿法により推定する。
れないことを除いて、対比装置18のそれと同じであ
る。
2は、二次元地図データ14の線データのうち、未処理
記憶装置26に記憶される線データを、原地図データ1
0の各線データと座標単位で対比する。すなわち、線の
拘束を離れて、線の要素点(始点、終点及び中間点)単
位で、二次元地図データと原地図データを対比する。例
えば、原地図データ10では隣接する2つの建物の境界
を示す2つの線が、編集装置16の編集作業により、二
次元地図データ14では、つながった単一の建物の境界
を示す1つの線で登録されることがありうる。このよう
な場合、対比装置18,20では、対応関係を発見でき
ないが、対比装置22により発見し得る。
対応する線に存在せず二次元地図データ14にのみ存在
する点、及び両線間で許容誤差以上離れている二次元地
図データ14の線の点(編集装置16で追加・変更され
た点)について、原地図データ10の対応する線の各点
の高さデータから内挿法により推定する。
デルを示す。図3(a)は、原地図データ10の一部の
平面図を示し、同(b)は、二次元地図データ14の対
応する部分の平面図を示し、同(c)は対比装置22に
よるマッチングの様子を示し、同(d)は、対比装置2
2により生成される3次元地図データ24の平面図を示
す。
P1−P2,P3−P4は道路境界を示し、線P5〜P
8、P9〜P12は、本来は1つであるが、図化機によ
り別々に認識された建物の境界を示す。図3(b)に示
す二次元地図データ14で、線Q1−Q2,Q3−Q4
は線P1−P2,P3−P4で示される道路境界に対応
する道路境界を示し、線Q5〜Q10は、1つの建物を
示すように線P5〜P8,P9〜P12を修正したもの
である。また、図3(a)に示す原地図データ10の点
P10,P11が道路に食い込んでいるが、これを、図
3(b)に示す二次元地図データ14のように、オペレ
ータが編集装置16により、道路の外に位置するように
修正した。図3(d)で、点R1〜R10はそれぞれ、
対比装置22により生成される3次元データ24の線デ
ータの要素点を示す。
に、原地図データ10と二次元地図データ14とを対比
又はマッチングし、その結果、互いに対応するオブジェ
クトであると判定すると、上述のように3次元地図デー
タ24を生成する。生成された3次元地図データ24で
線を構成する各点R1〜R10のx座標値及びy座標値
は、それぞれ、二次元地図データ14の対応する点Q1
〜Q10のx座標値及びy座標値からなり、各点R1〜
R10のz座標値はそれぞれ、原地図データ10の対応
する点P1〜P6,P9,P10,P11,P8のz座
標値からなる。例えば、Piの座標値を(xPi,y
Pi,zPi)、点Piに対応する点Qiの座標値を
(xQi,yQi)とすると、R7の座標値は
(xQ7,yQ7,zP 9)となる。また、生成される
3次元地図データ24の各点R1〜R10で規定される
線の図形属性は、二次元地図データ14の対応する点Q
1〜Q10で規定される線の図形属性からなる。
さ内挿装置28が、二次元地図データ14のうちの高さ
未定のデータに対し、記憶装置24に記憶される三次元
地図データから高さ(z)データを補完する。専ら対象
となるのは、編集装置16で追加された線と、追記され
た地図記号及びビル名称・道路名等の注記である。何れ
も、対比装置18,20,22は、原地図データ10か
ら対応する線データを発見できない。
置24に記憶される三次元地図データの線データで形成
される面を、互いに重複せず且つその線を辺として使用
する三角形の面で区分する三角網を形成する。そして、
高さ内挿装置28は、形成された三角網上で、未処理記
憶装置14に記憶される線データ及び点データの高さを
内挿により計算する。この高さデータは、地表面の高度
であるので、内挿に使用する周囲の高さから、建物の高
さ情報を予め除外しておくのが好ましい。例えば、図形
属性が建物である線データを無視して、上述の三角網を
形成する。
示す。図4(a)に示すように、点R1〜R8からなる
線で囲まれた面を、図4(b)に示すように、各線を辺
とする三角形で区分する。
が点Q1,Q2で規定されるとすると、図4(c)に示
すように、三角網上でQ1,Q2と同じ平面座標(x,
y)を具備する点のz座標値を算出し、そのz座標値を
Q1,Q2に対応する点R9,R10のz座標値とす
る。即ち、点Q1の座標値を(xQ1,yQ1)とす
る、三角網で形成される多面体の表面上で、(xQ1,
yQ1)の高さをzR9とすると、R9の座標値は(x
Q1,yQ1,zR9)となる。
図データ14を段階的に対比し、実際に即して平面位置
(x,y)及び図形属性を修正された二次元地図データ
14に、原地図データ10の高さデータ(z)を組み合
せることで、三次元の原地図データを、オペレータによ
る少ない手間で効率良く修正できる。確度の高い順で機
械的に対比するので、現実に即した三次元地図データ
を、オペレータによる少ない手間で効率良く作成でき
る。
建物の側壁が表示されないので、鳥瞰表示の際に、背後
が透けて見えてしまう。そこで、本実施例では、建物立
体化処理装置30が、記憶装置24に記憶される三次元
地図データに含まれる建物のデータを、その地表面に押
し下げた箱形モデルを形成し、三次元地図データ24に
対しその箱形モデルの要素点(地表面上の線データ)を
追加する。
物立体化処理装置30は、三次元地図データ24を使っ
て、図5(a)に示すように、水平投影面上で、立体化
しようとする建物の周囲に適当な大きさの領域を設定す
る。図5(a)で、線R1〜R4は、立体化対象の建物
境界線を規定し、線R5〜R12は、その建物の周囲に
設定された領域を示す。
〜R12で囲まれる領域を、互いに重複せず且つその線
分を辺として使用する三角形の面で区分する。そのよう
にして形成される三角網の一例を図5(b)に示す。三
角網を形成する際には、高さ内挿装置28の場合と同様
に、他の建物の線を予め除去しておく。建物立体化処理
装置30は、図5(c)に示すように、形成された三角
網上に目的の建物の上面の点R1〜R4を投影し、それ
による三角網上の点R1a,R2a,R3a,R4a
が、その建物の敷地面を形成する。但し、一般的には、
床面を水平にするのが好ましいので、R1a,R2a,
R3a,R4aの高さ(z)を、これらの内の最低の数
値に合わせる。このようにして、点R1〜R4,R1a
〜R4aで規定される箱形モデルが形成される。即ち、
建物の不透明な壁面をデータ化できる。
神経回路網を模擬するソフトウエア又はハードウエアに
より実現できる。勿論、本実施例のデータ処理のほとん
どは、実際にはコンピュータプログラムにより実現され
うる。
ンピュータプログラムのフローチャートを示す。対比装
置18は、原地図データ10の各線データと二次元地図
データ14の各線データを、平面位置(x,y)及び図
形属性に関して対比する。即ち、二次元地図データ14
の各線データLiを特定するループ変数iを初期化し
(S1)、インクリメントして(S2)、二次元地図デ
ータ14から線データLiを読み込む(S3)。その線
データLiを、原地図データ10の各線データLjと対
比する(S4)。詳細は後述するが、ステップS4で
は、線データLiの各要素点に位置的に対応する要素点
を具備し、且つ、図形属性が一致するLjが発見できた
場合、両線が一致した又は対応すると判定する。二次元
地図データ14は、編集作業によって平面位置が、若
干、移動している場合がありうるので、先に説明したよ
うに、座標値の比較では一定量の誤差を許容する。な
お、二次元地図データの線Liを指定する変数iと、原
地図データ10の線Ljを指定する変数jは、グローバ
ル変数である。
5)、一致した線に関して、原地図データ10の高さ座
標zと二次元地図データ14の平面座標(x,y)及び
図形属性とから3次元地図データを生成し、記憶装置2
4に書き込む(S6)。平面位置及び図形属性が一致す
る線が発見されない場合(S5)、二次元地図データ1
4の該当する線Liを、未処理データとして未処理記憶
装置26に記憶する(S7)。三次元地図データを生成
する際、対比装置18はまた、原地図データ10の対応
する線に存在せず二次元地図データ14にのみ存在する
点、及び両線間で許容誤差以上離れている二次元地図デ
ータ14の線の点(編集装置16で追加・変更された
点)について、原地図データ10の対応する線の各点の
高さデータから内挿法により推定する。
iを越えるまで、即ち、二次元地図データ14の全線デ
ータを原地図データ10と対比するまで(S8)、ステ
ップS2〜S7を繰り返す。
チャートを示す。原地図データの線Ljを指定するルー
プ変数jを0で初期化し(S11)、インクリメントす
る(S12)。変数jが、原地図データ10の線データ
数Nj以下の場合には(S13)、原地図データ10か
ら線データLjを読み込む(S14)。線データLjの
要素点のx座標の最大値xmax(j)が線データLi
の要素点のx座標の最小値xmin(i)より小さい場
合(S15)、論理的に、線データLiと線データLj
が対応する可能性が無いので、jをインクリメントして
(S12)、次の線データLjを原地図データ10から
読み込む(S14)。これにより、原地図データ10の
中の処理対象データを削減できる。同様の観点で、x
max(i)がxmin(j)より小さい場合にも、対
応する可能性が無いので、S16以降をパスしても良
い。
合、Ljの図形属性がLiの図形属性と一致するかどう
かを調べる(S16)。Ljの図形属性がLiの図形属
性と一致しない場合(S16)、jをインクリメントし
て(S12)、次の線データLjを原地図データ10か
ら読み込む(S14)。
i,Lj間で最近傍点を探索し(S17)、そのマッチ
ング率Mを計算する(S18)。マッチング率Mが所定
閾値Mlim以下の場合(S19)、不一致であると判
断し、S12以降を繰り返す。マッチング率Mが所定閾
値Mlimを越える場合に(S19)、線Ljが線Li
と対応すると判断し、”成功”を戻り値にセットして
(S20)、図6に示すフローに戻る。
iに対応する線Ljを発見できない場合(S13)、”
失敗”を戻り値にセットして(S21)、図6に示すフ
ローに戻る。
7)の詳細なフローチャートを示す。線Liの各要素点
Pを特定する変数pを初期化し(S31)、インクリメ
ントする(S32)。線Liの要素点Ppの座標値
(x,y)を読み込む(S33)。線Ljの各要素点Q
を特定する変数qを初期化し(S34)、インクリメン
トする(S35)。線Ljの要素点Qqの座標値(x,
y)を読み込む(S36)。Pp,Qq間の距離Dを計
算する(S37)。
iのp番目の要素点Ppの、線Ljからの距離Dを収容
する配列Dist(p)に、ステップS37で計算され
た距離値Dを収容し(S40)、線Liのp番目の要素
点Ppに対応する線Ljの要素点を記憶する配列PQ
(p)にqを収容する(S40)。このDist(p)
が、線Liのp番目の要素点Ppの、Ljとの間の距離
の初期値になる。このフローの開始時にDist(p)
を予め、ありえないような大きな値で初期化しておけ
ば、ステップS38の分岐は不要になる。必ずD<Di
st(p)が成立し、最初のDでDist(p)が置換
されるからである。
38)、ステップS37で計算された距離DをDist
(p)と比較する(S39)。DがDist(p)より
小さい場合(S39)、Ljのq番目の点QqがLiの
Ppにより近いことになるので、Dist(p)にDを
代入し、PQ(p)にqを代入する(S40)。
で、即ち、Ljの全点について、Ppと対比するまで
(S41)、ステップS35〜S40の処理を繰り返
す。
で、即ち、Liの全点について、線Ljと対比するまで
(S42)、ステップS32〜S41の処理を繰り返
す。
8)の詳細なフローチャートを示す。変数p,qを初期
化し(S51)、pをインクリメントする(S52)。
Dist(p)を所定の閾値Dlimと比較し(S5
3)、Dist(p)がDlimより小さい場合に、q
をインクリメントする(S54)。pが線Liの全要素
点数Vpに到達するまで(S55)、S52〜S54を
繰り返す。pが線Liの全要素点数Vpに到達したら
(S55)、マッチング率Mとしてp/Vpを戻り値に
セットして、図7に戻る。
理(S6)の詳細なフローチャートを示す。
jを、目的とする三次元地図データ24の対応する線デ
ータの図形属性を示す変数Arに代入する(S61)。
62)、Liの全要素点に対し線Lj上に対応点が発見
されているので、x座標値には、二次元地図データ14
のx座標値Px(p)を採用し、y座標値には、二次元
地図データ14のy座標値Py(p)を採用し、z座標
値には、原地図データ10の線Ljの、Ppに対応する
点PQ(p)のz座標値Qz(PQ(p))を採用する
(S66)。pが1からVpになるまで、ステップS6
6を実行し(S63〜S66)、その結果を、三次元地
図データ24にファイルとして出力する(S67)。
(S62)、二次元地図データ14の線データLiの1
以上の点Pで、線データLjの要素点との距離Disp
(p)がDlim以上であったことを意味する。そこ
で、線データLjの要素点との距離Dist(p)が閾
値Dlim未満の点Pにつては(S71)、ステップS
66と同様に、z座標値には、原地図データ10の線L
jの、Ppに対応する点PQ(p)のz座標値Qz(P
Q(p))を採用する(S72)。線データLjの要素
点との距離Dist(p)が閾値Dlimを越える点P
については(S71)、原地図データ10の対応点のz
座標値Qz(PQ(p))が信頼できないので、同じ線
Lj上の複数の隣接点のz座標値から内挿(又は外挿す
る)(S73)。どちらの場合も、x座標値には、二次
元地図データ14のx座標値Px(p)を採用し、y座
標値には、二次元地図データ14のy座標値Py(p)
を採用する(S72,S73)。pが1からVpになる
まで、ステップS72又はS73を実行し(S68〜S
73)、その結果を、三次元地図データ24に追加する
(S67)。
コンピュータプログラムのフローチャートを示す。Ne
は、未処理記憶装置26に記憶される二次元地図データ
14の未処理の線データ数を示す。
る二次元地図データ14の線データLiを対象とするの
で、ループ変数iがNeに到達すると(S88)、処理
を終了する。また、二次元地図データ14の線データL
iを原地図データ10の各線データLjと対比する際に
(S84)、図形属性を考慮しない。原地図データ10
と対比できた線Liについては、未処理記憶装置26か
ら削除する(S87)。これらを除いた動作は、図6と
同じであるので、詳細な説明を省略する。
コンピュータプログラムのフローチャートを示す。Ne
は、未処理記憶装置26に記憶される二次元地図データ
14の未処理の線データ数を示す。
全要素点をそのx座標値で昇順にソートする(S9
1)。
れている二次元地図データ14の線データLiを示すル
ープ変数iを初期化し(S92)、インクリメントする
(S93)。
pを初期化し、要素点Ppと、原地図データ10の対応
する要素点との間の距離を示す配列変数Dist()を
ありえないような大きな値で初期化する(S94)。p
をインクリメントする(S95)。pが線データLiの
全要素点数Npに到達するまで(S96)、二次元地図
データ14から線データLiのp番目の要素点Ppを読
み込み(S97)、原地図データから最近傍点を探索す
る(S98)。
を探索すると(S96)、マッチング率Mを調べる(S
99)。マッチング率Mが所定値Mlimを越える場合
には(S100)、三次元データを出力し(S10
1)、マッチング率Mが所定値Mlim以下の場合には
(S100)、線Liを未処理データとして新たに、未
処理記憶装置26に記憶する(S102)。又は、三次
元データを出力する線データLiを、未処理記憶装置2
6の記憶から削除するようにしてもよい。
に、未処理記憶装置26に未処理として記憶されている
二次元地図データ14の全線データLiを調べるまで
(S103)、ステップS93以降を繰り返す。
98)の詳細なフローチャートを示す。線の要素点単位
での対比になるので、図8に示すフローよりも複雑にな
っている。原地図データ10の全線データの全要素点数
はNqであるとする。
示す変数qを初期化する(S110)。高速に最近傍点
を発見できるように、要素点Ppのx座標値Px(p)
と、要素点Qqのx座標値Qx(q)の間に、 Px(p)≧Qx(q)−Dlim が成立する限り、qを100単位でインクリメントする
(S112〜S115)。Dlimは、対応点と判定す
る距離の閾値である。
び、Px(p)がQx(q)−Dlimより小さくなっ
た場合、qから100を減算する(S116)。この処
理により、最近傍点の存在する範囲を限定して、逐次的
な探索回数を減らすことができるので、結果として、高
速に最近傍点を発見できる。x座標値が距離閾値Dli
mより離れていれば、PpとQq間の距離は当然にDl
imより離れているので、ステップS115では、x座
標値のみを比較すれば足りる。勿論、x座標値の代わり
にy座標値を採用しても良い。
傍点の存在する範囲を限定できているので、以降、qを
1ずつ増やしながら、最近傍点を探索する(S117〜
S125)。
7)、原地図データ10から線の要素点Qqを読み込む
(S119)。要素点Qqのx座標値Qx(q)と、要
素点Ppのx座標値Px(p)との間の差がDist
(p)より小さい場合、即ち、 Qx(q)−Px(p)<Dist(p) の場合(S120)、QqとPpの間の距離Dを計算す
る(S121)。Dist(p)はありえないような大
きな値で初期化されているので、最初にステップS12
0を実行するときには、ステップS120は必ず成立
し、距離Dを計算することになる。
ist(p)と比較する(S122)。DがDist
(p)より小さい場合(S122)、Dist(p)に
Dを代入し、要素点PpとQqとの間の対応を示す配列
PQ(p)にqを代入して(S123)、S117に戻
り、S117以降を繰り返す。DがDist(p)以上
の場合(S122)、直ぐにS117に戻り、S117
以降を繰り返す。
(p)がDist(p)以上になった場合(S12
0)、qをこれ以上増やしても、Ppにもっと近いQq
を発見できないので、図12に示すフローに戻る。これ
は、ステップS91で原地図データの全要素点を、予め
そのx座標値で昇順にソートしておいたからである。
17)、qが、原地図データ10の全要素点数を示すN
qより大きい場合(S118)、原地図データ10の全
要素点Qqを調べ尽くしたことになるので、この場合に
も、図12に示すフローに戻る。
するコンピュータプログラムのフローチャートを示す。
タの内、建物の図形属性を示す線以外の線データで形成
される面を、互いに重複せず且つその線を辺として使用
する三角形の面で区分する三角網を形成する(S13
1)。
初期化し(S132)、インクリメントし(S13
3)、変数iの示す点データPi(孤立した点以外に、
線データの要素点を含む。)を二次元地図データ14か
ら読み込む(S134)。その点Piを含む三角面を検
索する(S135)。発見した三角面上での点Piのz
座標値を三角面の頂点座標から内挿し(S136)、P
iのx座標及びy座標並びに、ステップS136で算出
されたz座標を三次元地図データ24に追加する(S1
37)。ステップS135で三角面を発見できない場
合、オペレータが三角面を手入力で指定するか、又は高
さ自体を手入力する。
べき全点についてステップS133〜S137を実行し
たら(S138)、終了する。
35)の詳細なフローチャートである。Ntは三角網形
成(S131)で形成された三角面の総数である。この
処理では、事前に、三角面は、それを構成する3点のx
座標値の最大値Xmaxで昇順にソートされている。
化する(S141)。x,y面内で対象の点Piを含む
三角面を高速に発見できるように、点Piのx座標値P
x(i)と、t番目の三角面を構成する3点のx座標値
の最大値Xmax(t)の間に、 Xmax(t)≧Px(i) が成立する限り、tを100単位でインクリメントする
(S142〜S145)。Dlimは、対応点と判定す
る距離の閾値である。
び、Xmax(t)がPx(i)より小さくなった場
合、qから100を減算する(S146)。この処理に
より、最近傍点の存在する範囲を限定して、逐次的な探
索回数を減らすことができるので、結果として、高速に
最近傍点を発見できる。三角面を構成する3点のx座標
値の最大値Xmax(t)が点Piのx座標値Px
(i)以上になって始めて、点Piがt番目の三角面に
含まれる可能性があるからである。勿論、x座標値の代
わりにy座標値を採用しても良い。
Piを含む三角面の存在する範囲を限定できているの
で、以降、qを1ずつ増やしながら、目的の三角面を探
索する(S147〜S150)。
7)、q番目の三角面を取り出し(S149)、Piが
その三角面内にあるかどうかを調べる(S150)。三
角面内にあれば(S150)、変数tを戻り値Tkにセ
ットして(S151)、図14に戻り、三角面内になけ
れば(S150)、qをインクリメントして(S14
7)、次の三角面を調べる(S149,S150)。q
がNt以上になったら(S148)、全部を調べ尽くし
たことになるので、0を戻り値Tkにセットして図14
に戻る。Tk=0は、三角面を発見できなかったことを
示す。
を実現するコンピュータプログラムのフローチャートを
示す。
タの内、建物の図形属性を示す線以外の線データで形成
される面を、互いに重複せず且つその線を辺として使用
する三角形の面で区分する三角網を形成する(S16
1)。
数iを初期化し(S162)、インクリメントする(S
163)。三次元地図データ24から線データLiを読
み込み(S164)、その図形属性が建物かどうかを調
べる(S165)。図形属性が建物の場合(S16
5)、図5を参照して説明したように、直方体モデルを
形成し(S166)、その直方体モデルのデータで三次
元地図データ24の対応する線データLiを置換する
(S167)。
ついてステップS163〜S167を実行したら(S1
68)、終了する。
照して、二次元地図データ14の対比対象を決定するよ
うにしてもよい。その場合、最初に未処理記憶装置26
が、二次元地図データ14の全データを記憶するように
初期化すればよい。その場合、未処理記憶装置26の記
憶内容を変更することで、対比装置18を繰り返し適用
することが容易になる。
0,22を順に適用したが、任意の順に適用しても良
い。例えば、対比装置18,20を適用した後に、再
度、対比装置18を適用しても良い。
に、本発明によれば、原地図データを二次元データに変
換して修正、編集を行った後は、第1〜第5のプロセス
を順に実行することにより、全てプログラムによる自動
処理によって三次元地図データが作成される。
修正、編集するという多大な労力を要する作業を回避
し、従来の二次元地図データを作成する労力に、殆ど労
力を加えることなく三次元地図データを作成することが
可能である。
る。
である。
である。
る。
である
プログラムのフローチャートである。
ある。
フローチャートである。
フローチャートである。
の詳細なフローチャートである。
タプログラムのフローチャートである。
タプログラムのフローチャートを示す。
細なフローチャートである。
ュータプログラムのフローチャートである。
細なフローチャートである。
コンピュータプログラムのフローチャートである。
Claims (15)
- 【請求項1】 複数の地図構成データからなる三次元の
原地図データから、高さを除去した二次元地図データを
生成する二次元化ステップと、 当該二次元地図データを編集する編集ステップと、 当該原地図データと当該二次元地図データとを地図構成
データ単位及び同じ属性で対比する対比ステップであっ
て、互いに対応する、当該二次元地図データの地図構成
データの水平座標と、当該原地図データの地図構成デー
タの高さと、当該同じ属性とを有する三次元地図データ
を生成する第1の対比ステップと、 当該原地図データと当該二次元地図データとを地図構成
データ単位で対比する対比ステップであって、互いに対
応する、当該二次元地図データの地図構成データの水平
座標と、当該原地図データの地図構成データの高さと、
当該二次元地図データの地図構成データの属性と同じ属
性とを有する三次元地図データを生成する第2の対比ス
テップと、 当該原地図データと当該二次元地図データとを地図構成
データの構成点単位で対比する対比ステップであって、
互いに対応する、当該二次元地図データの図形構成の水
平座標と、当該原地図データの地図構成データの高さ
と、当該二次元地図データの地図構成データの属性を有
する三次元地図データを生成する第3の対比ステップ
と、 当該二次元地図データのうちの所定データに高さデータ
を補充するステップであって、生成された三次元地図デ
ータのうちの地表面を構成するデータから、地表面を示
す多面体を形成し、当該二次元地図データの所定データ
に対して高さを内挿した三次元データを生成する高さ内
挿ステップとを具備することを特徴とする三次元地図デ
ータ処理方法。 - 【請求項2】 当該地図構成データが、始点と終端を有
する線データ、始点、終点及び1以上の中間点を有する
線データ、並びに、2以上の中間点を有する閉じた線デ
ータの何れかからなる請求項1に記載の三次元地図デー
タ処理方法。 - 【請求項3】 当該第1の対比ステップが、対応する地
図構成データを当該原地図データから発見できなかった
当該二次元地図データの地図構成データを未処理記憶手
段に記憶し、 当該第2の対比ステップが、当該未処理記憶手段に記憶
される当該二次元地図データの地図構成データについ
て、当該原地図データと対比する請求項1に記載の三次
元地図データ処理方法。 - 【請求項4】 当該第2の対比ステップが、対応する地
図構成データを当該原地図データから発見できなかった
当該二次元地図データの地図構成データを未処理記憶手
段に記憶し、 当該第3の対比ステップが、当該未処理記憶手段に記憶
される当該二次元地図データの地図構成データについ
て、当該原地図データと対比する請求項1又は3に記載
の三次元地図データ処理方法。 - 【請求項5】 当該第3の対比ステップが、対応する地
図構成データを当該原地図データから発見できなかった
当該二次元地図データの地図構成データを未処理記憶手
段に記憶し、 当該高さ内挿ステップが、当該未処理記憶手段に記憶さ
れる当該二次元地図データの地図構成データについて高
さを内挿する請求項1、3又は4に記載の三次元地図デ
ータ処理方法。 - 【請求項6】 当該第1、第2及び第3の対比ステップ
の少なくとも1つは、当該二次元地図データの注目する
地図構成データ中で、当該原地図データから対応する要
素点を発見できない要素点に対し、当該原地図データの
対応する地図構成要素の隣接する要素点から高さデータ
を推測する請求項1に記載の三次元地図データ処理方
法。 - 【請求項7】 更に、生成された三次元地図データのう
ちの建物を示す地図構成データを立体化する建物立体化
処理ステップであって、生成された三次元地図データの
うちの地表面を構成するデータから、地表面を示す多面
体を形成し、当該建物を示す地図構成データの当該地表
面への投影から壁面を示すデータを生成し、当該建物を
示す地図構成データに補充する建物立体化処理ステップ
を具備する請求項1に記載の三次元地図データ処理方
法。 - 【請求項8】 複数の地図構成データからなる三次元の
原地図データから、高さを除去した二次元地図データを
生成する二次元化処理手段と、 当該二次元地図データを編集する編集手段と、 当該原地図データと当該二次元地図データとを地図構成
データ単位及び同じ属性で対比する対比手段であって、
互いに対応する、当該二次元地図データの地図構成デー
タの水平座標と、当該原地図データの地図構成データの
高さと、当該同じ属性とを有する三次元地図データを生
成する第1の対比手段と、 当該原地図データと当該二次元地図データとを地図構成
データ単位で対比する対比手段であって、互いに対応す
る、当該二次元地図データの地図構成データの水平座標
と、当該原地図データの地図構成データの高さと、当該
二次元地図データの地図構成データの属性と同じ属性と
を有する三次元地図データを生成する第2の対比手段
と、 当該原地図データと当該二次元地図データとを地図構成
データの構成点単位で対比する対比手段であって、互い
に対応する、当該二次元地図データの図形構成の水平座
標と、当該原地図データの地図構成データの高さと、当
該二次元地図データの地図構成データの属性と同じ属性
とを有する三次元地図データを生成する第3の対比手段
と、 当該二次元地図データのうちの所定データに高さデータ
を補充する手段であって、生成された三次元地図データ
のうちの地表面を構成するデータから、地表面を示す多
面体を形成し、当該二次元地図データの所定データに対
して高さを内挿した三次元データを生成する高さ内挿手
段とを具備することを特徴とする三次元地図データ処理
装置。 - 【請求項9】 当該地図構成データが、始点と終端を有
する線データ、始点、終点及び1以上の中間点を有する
線データ、並びに、2以上の中間点を有する閉じた線デ
ータの何れかからなる請求項8に記載の三次元地図デー
タ処理装置。 - 【請求項10】 更に、当該二次元地図データの内の未
処理のデータを記憶する未処理記憶手段を具備する請求
項8に記載の三次元地図データ処理装置。 - 【請求項11】 当該第2の対比手段は、当該未処理記
憶手段に記憶される当該二次元地図データの地図構成デ
ータについて当該原地図データと対比すると共に、その
対比結果に従い、当該未処理記憶手段の記憶情報を更新
する請求項10に記載の三次元地図データ処理装置。 - 【請求項12】 当該第3の対比手段は、当該未処理記
憶手段に記憶される当該二次元地図データの地図構成デ
ータについて、当該原地図データと対比すると共に、そ
の対比結果に従い、当該未処理記憶手段の記憶情報を更
新する請求項9又は11に記載の三次元地図データ処理
装置。 - 【請求項13】 当該高さ内挿手段は、当該未処理記憶
手段に記憶される当該二次元地図データの地図構成デー
タについて高さを内挿する請求項10、11又は12に
記載の三次元地図データ処理装置。 - 【請求項14】 当該第1、第2及び第3の対比手段の
少なくとも1つは、当該二次元地図データの注目する地
図構成データ中で、当該原地図データから対応する要素
点を発見できない要素点に対し、当該原地図データの対
応する地図構成要素の隣接する要素点から高さデータを
推測する請求項9に記載の三次元地図データ処理装置。 - 【請求項15】 更に、生成された三次元地図データの
うちの建物を示す地図構成データを立体化する建物立体
化処理手段であって、生成された三次元地図データのう
ちの地表面を構成するデータから、地表面を示す多面体
を形成し、当該建物を示す地図構成データの当該地表面
への投影から壁面を示すデータを生成し、当該建物を示
す地図構成データに補充する建物立体化処理手段を具備
する請求項9に記載の三次元地図データ処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2019133292A (ja) * | 2018-01-30 | 2019-08-08 | 株式会社オーエムアイ | 水張り面積取得装置、水張り面積取得方法、及びプログラム |
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