JPH0933975A - 補正光学装置 - Google Patents

補正光学装置

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JPH0933975A
JPH0933975A JP20676995A JP20676995A JPH0933975A JP H0933975 A JPH0933975 A JP H0933975A JP 20676995 A JP20676995 A JP 20676995A JP 20676995 A JP20676995 A JP 20676995A JP H0933975 A JPH0933975 A JP H0933975A
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JP
Japan
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optical axis
correction
plane
gravity
correcting
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JP20676995A
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English (en)
Inventor
Koichi Washisu
晃一 鷲巣
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Canon Inc
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Publication date
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振時と非防振時の光学性能の変化を無く
す。 【解決手段】 光軸を偏心させる補正手段の重心の位置
関係で発生する偶力(図5の矢印63方向の)を受ける
制限部79Aを設け、該制限部によって補正手段の重心
の位置関係で発生する偶力を受け止め、前記偶力により
前記補正手段75の傾き(光軸と直交する方向に対す
る)が生じないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等の光学機
器に搭載され、振動に起因する像振れを補正する為の補
正光学装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のカメラは露出決定やピント合せ等
の撮影にとって重要な作業は全て自動化されているた
め、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起す可能性は
非常に少なくなっている。
【0003】また、最近では、カメラに加わる手振れを
防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影失敗を誘
発する要因は殆ど無くなってきている。
【0004】ここで、手振れを防ぐシステムについて簡
単に説明する。
【0005】撮影時のカメラの手振れは、周波数として
通常1Hz乃至12Hzの振動であるが、シャッタのレ
リーズ時点においてこのような手振れを起していても像
振れの無い写真を撮影可能とする為の基本的な考えとし
て、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検出
値に応じて補正レンズを変位させてやらなければならな
い。従って、カメラの振れが生じても像振れを生じない
写真を撮影できることを達成するためには、第1にカメ
ラの振動を正確に検出し、第2に手振れによる光軸変化
を補正することが必要となる。
【0006】この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的
にいえば、角加速度,角速度,角変位等を検出する振動
検出手段と、該センサの出力信号を電気的或は機械的に
積分して角変位を出力するカメラ振れ検出手段とをカメ
ラに搭載することによって行うことができる。そして、
この検出情報に基づいて撮影光軸を偏心させる補正光学
機構を駆動させることにより、像振れ抑制が可能とな
る。
【0007】ここで、振動検出手段を用いた防振システ
ムについて、図7を用いてその概要を説明する。
【0008】図7の例は、図示矢印81方向のカメラ縦
振れ81p及び横振れ81yに由来する像振れを抑制す
るシステムの図である。
【0009】同図中、82はレンズ鏡筒、83p,83
yは各々カメラ縦振れ振動、カメラ横振れ振動を検出す
る振動検出手段で、それぞれの振動検出方向を84p,
84yで示してある。85は補正(光学)手段(86
p,86yは各々補正手段85に推力を与えるコイル、
86p,86yは補正手段85の位置を検出する位置検
出素子)であり、該補正手段85には後述する位置制御
ループを設けており、振動検出手段83p,83yの出
力を目標値として駆動され、像面88での安定を確保す
る。
【0010】図8はかかる目的に好的に用いられる補正
手段の構造を示す分解斜視図であり、以下図9〜図16
を参照しつつ、この構造について説明する。
【0011】地板71(図10に拡大図あり)の背面突
出耳71a〔3ケ所(1ケ所は隠れて見えない)〕は不
図示の鏡筒に嵌合し、公知の鏡筒コロ等が孔71bにネ
ジ止めされ、鏡筒に固定される。
【0012】磁性体であり光択メッキが施された第2ヨ
ーク72は、孔72aを貫通するネジで地板71の孔7
1cにネジ止めされる。又、第2ヨーク72にはネオジ
ウムマグネット等の永久磁石(シフト用マグネット)7
3が磁気的に吸着されている。尚、各永久磁石73の磁
化方向は図8に図示した矢印73aの方向である。
【0013】レンズ74がCリング等で固定された支持
枠75(図11に拡大図あり)にはコイル76p,76
y(シフト用コイル)がパッチン接着(強引に押し込ま
れて接合された状態を意味する)され(図11は未接
着)、又、IRED等の投光素子77p,77yも支持
枠75の背面に接着され、スリット75ap,75ay
を通してその射出光が後述するPSD等の位置検出素子
78p,78yに入射する。
【0014】図9は補正手段の組立後の横断面図であ
り、該図を用いて補正手段の組立について説明する。
【0015】支持枠75の孔75b´にボールベアリン
グ等の支持球79b(3ケ所)を例えばフッソ系のグリ
スを塗布して仮止めする。この状態で、図8に戻って、
支持枠75の軸受部75dにL字形の軸711(非磁性
のステンレス材)をグリスを塗布して挿入し、他端を地
板71に形成された軸受部71d(同様にグリス塗布)
に挿入し、3ケ所の支持球79bを共に第2ヨーク72
に乗せて支持枠75を地板71内に収める。
【0016】この後、支持枠75の孔75bにチャージ
バネ710,ボールベアリング等の支持球79aの順に
組み入れる。
【0017】次に、支持枠75の軸受部75dには例え
ばフッソ系のグリスを塗布し、ここにL字形の軸711
(非磁性のステンレス材)を挿入し(図8参照)、L字
軸711の他端は地板71に形成された軸受部71d
(同様にグリスを塗布し)に挿入する。
【0018】次に、図8に示す第1ヨーク712の位置
決め孔712a(3ケ所)を地板71の図10に示すピ
ン71f(3ケ所)に嵌合させ、同じく図10に示す受
け面71e(5ケ所)にて第1ヨーク712を受けて地
板71に対し磁気的に結合する(永久磁石73の磁力に
より)。
【0019】これにより、第1ヨーク712の背面が支
持球79aと当接し、図9に示す様に支持枠75は第1
ヨーク712と第2ヨーク72にて挟持され、光軸方向
の位置決めが為される。
【0020】支持球79a,79bと第1ヨーク71
2,第2ヨーク72の互いの当接面にもフッソ系グリス
が塗布してあり、支持枠75は地板71に対して光軸と
直交する平面内にて自由に摺動可能である。
【0021】尚、チャージバネ710は第1ヨーク72
に挟まれチャージされ、レンズ74は第2ヨーク72側
に片寄せされ、位置を安定化させられている。
【0022】上記L字軸711は支持枠75が地板71
に対し矢印713p,713y方向にのみ摺動可能に支
持していることになり、これにより支持枠75の地板7
1に対する光軸回りの相対的回転(ローリング)を規制
している。
【0023】尚、前記L字軸711と軸受部71d,7
5dの嵌合ガタは光軸方向には大きく設定しており、支
持球79a,79bと第1ヨーク712,第2ヨーク7
2の挾持による光軸方向規制と重複嵌合してしまうこと
を防いでいる。
【0024】前記第1ヨーク712の表面には絶縁用シ
ート714が被せられ、その上に複数のICを有するハ
ード基板715(位置検出素子78p,78y、出力増
幅用IC,コイル76p,76y駆動用IC等)が位置
決め孔715a(2ケ所)を地板71の図10に示すピ
ン71h(2ケ所)に嵌合され、孔715b,第1ヨー
ク712の孔712bとともに地板71の孔71gにネ
ジ結合される。
【0025】ここで、ハード基板715には位置検出素
子78p,78yが工具にて位置決めされて半田付けさ
れ、又信号伝達用のフレキシブル基板716も面716
aがハード基板715の背面に破線で囲む範囲715c
(図8参照)に熱により圧着される。
【0026】前記フレキシブル基板716から光軸と直
交する平面方向に一対の腕716bp,716byが延
出しており、各々支持枠75の引っ掛け部75ep,7
5ey(図11参照)に引っ掛けられ、投光素子77
p,77yの端子及びコイル76p,76yの端子が半
田付けされる。
【0027】これにより、IRED等の投光素子77
p,77y、コイル76p,76yの駆動はハード基板
715よりフレキシブル基板716を介在して行われる
ことになる。
【0028】前記フレキシブル基板716の腕部716
bp,716by(図8参照)には各々屈折部716c
p,716cyを有しており、この屈折部の弾性により
支持枠75が光軸と直交する平面内に動き回る事に対す
る該腕部716bp,716byの負荷を低減してい
る。
【0029】前記第1ヨーク712は型抜きによる突出
面712cを有し、該突出面712cは絶縁シート71
4の孔714aを通り、ハード基板715と直接接触し
ている。この接触面のハード基板715側にはアース
(GND:グランド)パターンが形成されており、ハー
ド基板715を地板にネジ結合する事で第1ヨーク71
2はアースされ、アンテナになってハード基板715に
ノイズを与える事を無くしている。
【0030】図8に示すマスク717は地板71のピン
71hに位置決めされ、前記ハード基板715上に両面
テープにて固定される。
【0031】前記地板71には永久磁石貫通孔71i
(図8,図10参照)が開けられており、ここから第2
ヨーク72の背面が露出している。そして、この貫通孔
71iに永久磁石718(ロック用マグネット)が組み
込まれ、第2ヨーク72と磁気結合している(図9参
照)。
【0032】ロックリング719(図8,図9,図12
参照)にはコイル720(ロック用コイル)が接着さ
れ、又ロックリング719の耳部719aの背面には軸
受719b(図13参照)があり、アマーチャピン72
1(図8参照)にアマーチュアゴム722を通し、該ア
マーチュアピン721を軸受719bに通した後、該ア
マーチュアピン721にアマーチュアバネ723を通
し、アマーチュア724に嵌入してカシメ固定する。
【0033】従って、アマーチュア724はアマーチュ
アバネ723のチャージ力に逆らってロックリング71
9に対し矢印725方向に摺動出来る。
【0034】図13は組立終了後の補正手段を、図8の
背面方向から見た平面図であり、この図において、ロッ
クリング719の外径切り欠き部719c(3ケ所)を
地板71の内径突起71j(3ケ所)に合せてロックリ
ング719を地板71に押し込み、その後ロックリング
を時計方向に回して抜け止めを行う公知のバヨネット結
合により、ロックリング719は地板71に取り付いて
いる。
【0035】従って、ロックリング719は地板71に
対し光軸回りに回転可能である。しかし、ロックリング
719が回転して再びその切り欠き719cが突起71
jと同位相になり、バヨネット結合が外れてしまうのを
防ぐ為にロックゴム726(図8,図13参照)を地板
71に圧入して、該ロックリング719がロックゴム7
26に規制される切り欠き部719dの角度θ(図13
参照)しか回転出来ない様に回転規制している。
【0036】磁性体のロック用ヨーク727(図8参
照)にも永久磁石718(ロック用マグネット)が取り
付けられ、その孔727a(2ケ所)を地板71のピン
71k(図13参照)に嵌合して嵌め込み、孔727b
(2ケ所)と71n(2ケ所)によりねじ結合してい
る。
【0037】地板71側の永久磁石718とロック用ヨ
ーク727側の永久磁石718、及び、第2のヨーク7
2,ロック用ヨーク727により、公知の閉磁路を形成
している。
【0038】又、前記ロックゴム726はロック用ヨー
ク727がネジ結合される事で抜け止めされる。尚、図
13においては上記の説明の為にロックヨーク727は
省いて図示している。
【0039】前記ロックリング719のフック719e
と地板71のフック71m間(図13参照)にはロック
バネ728が掛けられており、ロックリング719を時
計まわりに付勢している。吸着ヨーク729(図8,図
13参照)には吸着コイル730が差し込まれ、地板7
1の孔729aによりネジ結合される。
【0040】コイル720の端子及び吸着コイル730
の端子は、例えば4本縒り線のテトロン被覆線のツイス
トペア構成にしてフレキシブル基板716の幹部716
dに半田付けされる。
【0041】前記ハード基板715上のIC731p,
731yは各々位置検出端子78p,78yの出力増幅
用のICであるが、その内部構成は図19の様になって
いる(IC731p,731yは同構成の為、ここでは
731pのみ示す)。
【0042】図14において、電流−電圧変換アンプ7
31ap,731bpは投光素子77pにより位置検出
素子78p(抵抗R1,R2より成る)に生じる光電流
78i1p,78i2pを電圧に変換し、差動アンプ7
31cpは各電流−電圧変換アンプ731ap,731
bpの差出力を求め増幅している。
【0043】投光素子77p,77yの射出光は、前述
した通り、スリット75ap,75ayを経由して位置
検出素子78p,78y上に入射するが、支持枠75が
光軸と垂直な平面内で移動すると位置検出素子78p,
78yへの入射位置が変化する。
【0044】前記位置検出素子78pは矢印78ap方
向(図8参照)に感度を持っており、又スリット75a
pは矢印78apとは直交する方向(78ay方向)に
光束が拡がり、矢印78ap方向には光束が絞られる形
状をしている為、支持枠75が矢印713p方向に動い
た時のみ該位置検出素子78pの光電流78i1 p,7
8i2 pのバランスは変化し、差動アンプ731cpは
支持枠75の矢印713p方向に応じた出力をする。
【0045】又位置検出素子78yは矢印78ay方向
(図8参照)に検出感度を持ち、スリット75ayは矢
印78ayとは直交する方向(78ap方向)に延出す
る形状の為に、支持枠75が矢印713y方向に動いた
時のみ該位置検出素子78yは出力を変化させる。
【0046】加算アンプ731dpは電流−電圧変換ア
ンプ731ap,731bpの出力の和(位置検出素子
78pの受光量総和)を求め、この信号を受ける駆動ア
ンプ731epはこれに従って投光素子77pを駆動す
る。
【0047】上記投光素子77pは温度等に極めて不安
定にその投光量が変化する為、それに伴い位置検出素子
78pの光電流78i1 p,78i1 pの絶対量(78
1p+78i2 p)が変化する。その為、支持枠75
の位置を示す(78i1 p−78i2 p)である差動ア
ンプ731cpの出力も変化してしまう。
【0048】しかし、上記の様に受光量の総和が一定と
なる様に前述の駆動回路によって投光素子77pを制御
すれば、差動アンプ731cpの出力変化が無くなる。
【0049】図8に示すコイル76p,76yは永久磁
石73,第1のヨーク712,第2のヨーク72で形成
される閉磁路内に位置し、コイル76pに電流を流す事
で支持枠75は矢印713p方向に駆動され(公知のフ
レミングの左手の法則)、コイル76yに電流を流す事
で支持枠75は矢印713y方向に駆動される。
【0050】一般に位置検出素子78p,78yの出力
をIC731p,731yで増幅し、その出力でコイル
76p,76yを駆動すると、支持枠75が駆動されて
位置検出素子78p,78yの出力が変化する構成とな
る。
【0051】ここで、コイル76p,76yの駆動方向
(極性)を位置検出素子78p,78yの出力が小さく
なる方向に設定すると(負帰還)、該コイル76p,7
6yの駆動力により位置検出素子78p,78yの出力
がほぼ零になる位置で支持枠75は安定する。
【0052】この様に位置検出出力を負帰還して駆動を
行う手法を位置制御手法と云い、例えば外部から目標値
(例えば手振れ角度信号)をIC731p,731yに
混合させると、支持枠75は目標値に従って極めて忠実
に駆動される。
【0053】実際には差動アンプ731cp,731c
yの出力はフレキシブル基板716を経由して不図示の
メイン基板に送られ、そこでアナログ−ディジタル変換
(A/D変換)が行われ、マイコンに取り込まれる。
【0054】マイコン内では適宜目標値(手振れ角度信
号)と比較増幅され、公知のディジタルフィルタ手法に
よる位相進み補償(位置制御をより安定させる為)が行
われた後、再びフレキシブル基板716を通り、IC7
32(コイル76p,76y駆動用)に入力する。IC
732は入力される信号を基に前記コイル76p,76
yを公知のPWM(パルス幅変調)駆動を行い、支持枠
75を駆動する。
【0055】支持枠75は前述した様に矢印713p,
713y方向に摺動可能であり、上述した位置制御手法
により位置を安定させている訳であるが、カメラ等の民
生用光学機器においては電源消耗防止の観点からも常に
該支持枠75を制御しておく事は出来ない。
【0056】また、支持枠75は非制御状態時には光軸
と直交する平面内にて自由に動き回る事が出来る様にな
る為、その時のストローク端での衝突の音発生や損傷に
対しても対策しておく必要がある。
【0057】図11及び図13に示す様に支持枠75の
背面には3ケ所の放射状に突出した突起75fを設けて
あり、図13に示す様に突起75fの先端がロックリン
グ719の内周面719gに嵌合している。従って、支
持枠75は地板71に対して全ての方向に拘束されてい
る。
【0058】図15(a),(b)はロックリング71
9と支持枠75の動作の関係を示す平面図であり、図1
3の平面図から要部のみ抜出した図である。尚、説明を
解り易くする為に実際の組立状態とは若干レイアウトを
変化させている。又、図15(a)のカム719f(3
ケ所)は、図9,図12に示す通り、ロックリング71
9の円筒の母線方向全域に渡って設けられている訳では
ないので図15の方向からは実際には見えないが、説明
の為に図示している。
【0059】図9に示した通り、コイル720(720
aは図示しないフレキシブル基板等でロックリング71
9の外周を通り、端子719hよりフレキシブル基板7
16の幹部716d上の端子716eに接続される4本
縒り線の引き出し線)は永久磁石718で挟まれた閉磁
路内に入っており、コイル720に電流を流す事でロッ
クリング719を光軸回りに回転させるトルクを発生す
る。
【0060】このコイル720の駆動も不図示のマイコ
ンからフレキシブル基板716を介してハード基板71
5上の駆動用IC733に入力する指令信号で制御さ
れ、IC733はコイル720をPWM駆動する。
【0061】図15(a)において、コイル720に通
電するとロックリング719に反時計回りのトルクが発
生する様にコイル720の巻き方向が設定されており、
これによりロックリング719はロックバネ728のバ
ネ力に逆らって反時計方向に回転する。
【0062】尚、ロックリング719は、コイル720
に通電前はロックバネ728の力によりロックゴム72
6に当接して安定している。
【0063】ロックリング719が回転すると、アマー
チュア724が吸着ヨーク729に当接してアマーチュ
アバネ723を縮め、吸着ヨーク729とアマーチュア
724の位置関係をイコライズしてロックリング719
は図15(b)の様に回転を止める。
【0064】図16はロックリング駆動のタイミングチ
ャートである。
【0065】図16の矢印719iでコイル720に通
電(720bに示すPWM駆動)すると同時に吸着マグ
ネット730にも通電(730a)する。その為、吸着
ヨーク729にアマーチュア724が当接し、イコライ
ズされた時点でアマーチュア724は吸着ヨーク729
に吸着される。
【0066】次に、図16の720cに示す時点でコイ
ル720への通電を止めると、ロックリング719はロ
ックバネ728の力で時計回りに回転しようとするが、
上述した様にアマーチュア724が吸着ヨーク729に
吸着されている為、回転は規制される。この時、支持枠
75の突起75fはカム719fと対向する位置に在る
(カム719fが回転して来る)為、支持枠75は突起
75fとカム719fの間のクリアランス分だけ動ける
様になる。
【0067】この為、重力G〔図15(b)参照〕の方
向に支持枠75が落下する事になるが、図16の矢印7
19iの時点で支持枠75も制御状態にする為、落下す
る事は無い。
【0068】支持枠75は非制御時はロックリング71
9の内周で拘束されているが、実際には突起75fと内
周壁719gの嵌合ガタ分だけガタを有する。即ち、こ
のガタ分だけ支持枠75は重力G方向に落ちており、支
持枠75の中心と地板71の中心がズレている事にな
る。
【0069】その為、矢印719iの時点から例えば1
秒費やしてゆっくり地板71の中心(光軸の中心)に移
動させる制御をしている。
【0070】これは急激に中心に移動させるとレンズ7
4を通して像の揺れを撮影者が感じて不快である為であ
り、この間に露光が行われても、支持枠75の移動によ
る像劣化が生じない様にする為である。(例えば1/8
秒で支持枠を5μm移動させる) 詳しくは、図16の矢印719i時点での位置検出素子
78p,78yの出力を記憶し、その値を目標値として
支持枠75の制御を始め、その後1秒間費やしてあらか
じめ設定した光軸中心の時の目標値に移動してゆく(図
16の75g参照)。
【0071】ロックリング719が回転され(アンロッ
ク状態)た後、振動検出手段からの目標値を基にして
(前述した支持枠75の中心位置移動動作に重なって)
支持枠75が駆動され、防振が始まる事になる。
【0072】ここで、防振を終わる為に矢印719jの
時点で防振オフにすると、振動検出手段からの目標値が
補正手段に入力されなくなり、支持枠75は中心位置に
制御されて止まる。この時に吸着コイル730への通電
を止める(730b)。すると、吸着ヨーク729によ
るアマーチュア724の吸着力が無くなり、ロックリン
グ719はロックバネ728により時計回りに回転さ
れ、図15(a)の状態に戻る。この時、ロックリング
719はロックゴム726に当接して回転規制される為
に回転終了時の該ロックリング719の衝突音は小さく
抑えられる。
【0073】その後(例えば20msec後)、補正手
段への制御を断ち、図16のタイミングチャートは終了
する。
【0074】図17は防振システムの概要を示すブロッ
ク図である。
【0075】図17において、91は図8の振動検出手
段83p,83yであり、振動ジャイロ等の角速度を検
出する振れ検出センサと該振れ検出センサ出力のDC成
分をカットした後に積分して角変位を得るセンサ出力演
算手段より構成される。
【0076】この振動検出手段91からの角変位信号は
目標値設定手段92に入力される。この目標値設定手段
92は可変差動増幅器92aとサンプルホールド回路9
2bより構成されており、サンプルホールド回路92b
は常にサンプル中の為に可変差動増幅器92aに入力さ
れる両信号は常に等しく、その出力はゼロである。しか
し、後述する遅延手段93からの出力で前記サンプルホ
ールド回路92bがホールド状態になると、可変差動増
幅器92aはその時点をゼロとして連続的に出力を始め
る。
【0077】可変差動増幅器92aの増幅率は防振敏感
度設定手段94の出力により可変になっている。何故な
らば、目標値設定手段92の目標値信号は補正手段を追
従させる目標値(指令信号)であるが、補正手段の駆動
量に対する像面の補正量(防振敏感度)はズーム,フォ
ーカス等の焦点変化に基づく光学特性により変化する
為、その防振敏感度変化を補う為である。
【0078】従って、防振敏感度設定手段94は、ズー
ム情報出力手段95からのズーム焦点距離情報と露光準
備手段96の測距情報に基づくフォーカス焦点距離情報
が入力され、その情報を基に防振敏感度を演算あるいは
その情報を基にあらかじめ設定した防振敏感度情報を引
き出して、目標値設定手段92の可変差動増幅器92a
の増幅率を変更させる。
【0079】補正駆動手段97はハード基板715上に
実装されたIC731p,731y,732であり、目
標値設定手段92からの目標値が指令信号730p,7
30yとして入力される。
【0080】補正起動手段98はハード基板715上の
IC732とコイル76p,76yの接続を制御するス
イッチであり、通常時はスイッチ98aを端子98cに
接続させておく事でコイル76p,76yの各々の両端
を短絡しておき、論理積手段99の信号が入力されると
スイッチ98aを端子98bに接続し、補正手段910
を制御状態(未だ振れ補正は行わないが、コイル76
p,76yに電力を供給し、位置検出素子78p,78
yの信号がほぼゼロになる位置に補正手段910を安定
させておく)にする。又この時同時に論理積手段99の
出力信号は係止手段914にも入力し、これにより係止
手段は補正手段910を係止解除する。
【0081】尚、補正手段910はその位置検出素子7
8p,78yの位置信号を補正駆動手段97に入力し、
前述した様に位置制御を行っている。
【0082】論理積手段99はレリーズ手段911のレ
リーズ半押しSW1信号と防振切換手段912の出力信
号の両信号が入力された時に、その構成要素であるアン
ドゲード99aが信号を出力する。つまり、防振切換手
段912の防振スイッチを撮影者が操作し、且つレリー
ズ手段911でレリーズ半押しを行った時に補正手段9
10は係止解除され、制御状態になる。
【0083】レリーズ手段911のSW1信号は露光準
備手段96に入力され、これにより測光,測距,レンズ
合焦駆動が行われる共に、前述した様に防振敏感度設定
手段94にフォーカス焦点距離情報が入力される。
【0084】遅延手段93は論理積手段99の出力信号
を受けて、例えば1秒後に出力して前述した様に目標値
設定手段92より目標値信号を出力させる。
【0085】図示していないが、レリーズ手段911の
SW1信号に同期して振動検出手段91も起動を始め
る。そして、前述した様に積分器等、大時定回路を含む
センサ出力演算は起動から出力が安定する迄に、ある程
度の時間を要する。
【0086】前記遅延手段93は前記振動検出手段91
の出力が安定する迄待機した後に、補正手段910へ目
標値信号を出力する役割を演じ、振動検出手段91の出
力が安定してから防振を始める構成にしている。
【0087】露光手段913はレリーズ手段911のレ
リーズ押切りSW2信号入力によりミラーアップを行
い、露光準備手段96の測光値を元に求められたシャッ
タスピードでシャッタを開閉して露光を行い、ミラーダ
ウンして撮影を終了する。
【0088】撮影終了後、撮影者がレリーズ手段911
から手を離し、SW1信号をオフにすると、論値積手段
99は出力を止め、目標値設定手段92のサンプルホー
ルド回路92bはサンプリング状態になり、可変差動増
幅器92aの出力はゼロになる。従って、補正手段91
0は補正駆動を止めた制御状態に戻る。
【0089】論理積手段99の出力がオフになった事に
より、係止手段914は補正手段910を係止し、その
後に補正起動手段98のスイッチ98aは端子98cに
接続され、補正手段910は制御されなくなる。
【0090】振動検出手段91は、不図示のタイマによ
り、レリーズ手段911の操作が停止された後も一定時
間(例えば5秒)は動作を継続し、その後に停止する。
これは、撮影者がレリーズ操作を停止した後に引き続き
レリーズ操作を行う事は頻繁にあるわけで、その様な時
に毎回振動検出手段91を起動するのを防ぎ、その出力
安定迄の待機時間を短くする為であり、振動検出手段9
1が既に起動している時には該振動検出手段91は起動
既信号を遅延手段93に送り、その遅延時間を短くして
いる。
【0091】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した様な支持
球79a,79b、チャージバネ710の配置にしたの
は、組立時に図9の紙面左側を上方にして組んでゆく
為、グリスで仮止めできる支持球79bを下方にして、
組込み時にチャージバネ710及び支持球79aが上方
になり、これらが落下してしまう事を防ぐ為であり、第
1のヨーク712を取り付ける事で、支持球79a,7
9b,チャージバネ710は支持枠75から外れなくな
る。
【0092】チャージバネ710のチャージ力は3ケ所
の合力で支持枠75及びレンズ74の重さ以上の力を出
しており、補正手段がどの姿勢になっても支持枠75及
びレンズ74を第2ヨーク72側に付勢して、光学系の
安定を図っている。
【0093】しかしながら、チャージバネ710のチャ
ージ力を1ケ所でレンズ74の自重を支える位に強くす
ると、支持球79a,79bと当接する第1ヨーク71
2,第2ヨーク72間の摺動摩擦が大きくなり、スムー
ズな摺動が出来なくなる。
【0094】従って、チャージバネ710のチャージ力
を3ケ所での合計の力でレンズ74の自重に耐えるよう
にし、1ケ所ではレンズ74の自重では撓む程度に設定
したい。
【0095】図9はロックリング719の内周壁719
gと支持枠75の突起75fの係合が外れており、支持
枠75は防振制御可能な状態にあり、支持枠75は地板
71に対して適正に挟持されている。
【0096】ここで、支持枠75がロックリング719
によりロックされている時の横断面を図18に示す。
【0097】このときの支持枠75とレンズ74の合計
の重心Gは、図示の位置にあり、この位置より図18の
紙面下側に重力による力を受けている。又、ロックリン
グ719が支持枠75を支える位置(係止部)は矢印6
2に示す様に重心より紙面右側に有る為、支持枠75に
は矢印61の支持球79bの摺動面を中心にして矢印6
3方向に偶力が発生する。
【0098】支持枠75の突起75fが3ケ所ともロッ
クリング719の内周壁719gにしっかり嵌合(噛み
込んでいる)していれば、上記の発生する偶力は支持枠
75に何ら影響を与えない。
【0099】しかしながら実際には支持枠75の突起7
5fとロックリング719の内周壁719g間に多少の
ガタを設けている。
【0100】何故ならば、支持枠75をロックリング7
19にしっかり嵌合させると、次にロック解除する時に
ロックリング719の回転負荷が大きくなってしまうか
らである。
【0101】その為、図18の状態では矢印62の位置
の突起75fと内周壁719gは当接しているが(重力
による)、他の2ケ所の突起75fは内周壁719gに
接触していない。この様な時、図10に示す矢印63方
向に偶力が発生すると、この偶力によるレンズ74の傾
きを止めることは出来ない。つまり、前述した様にチャ
ージバネ710の1本当たりのチャージ力は弱い為、偶
力により撓んでしまい、支持球79aが支持枠内に沈み
込んでしまう為である。
【0102】即ち、防振オンの状態で補正手段が係止解
除され制御されている状態の光学性能と、防振オフの補
正手段係止状態の光学性能は変化する事になってしまう
問題があった。
【0103】(発明の目的)本発明の第1の目的は、防
振時と非防振時の光学性能の変化を無くすことのできる
補正光学装置を提供することにある。
【0104】本発明の第2の目的は、該装置の携帯時や
衝撃が加わることにより弾性手段が撓んで補正手段が沈
み込み、該装置の使用時に弾性手段の付勢によっては補
正手段が元の位置に完全に復帰できず、その後の防振制
御に影響を与えることを防止する事と、前記弾性手段の
付勢力を、防振制御時の補正手段の摺動を滑らかに行え
る位の弱させ設定する事の、両方を満足することのでき
る補正光学装置を提供することにある。
【0105】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜4記載の本発明は、光軸を偏心さ
せる補正手段の重心の位置関係で発生する偶力を受ける
制限部を設け、前記制限部によって補正手段の重心の位
置関係で発生する偶力を受け止め、前記偶力により前記
補正手段が傾き(光軸と直交な方向に対する)が生じな
いようにしている。
【0106】具体的には、補正手段を光軸と直交する方
向のみ摺動可能に固定部材に対して挟持する挟持手段を
具備し、この挟持手段を、前記固定部材の光軸と直交す
る互いに離間した第1と第2の平面の間にチャージされ
て納められており、前記補正手段に固定あるいは一体化
され前記第1の平面と摺動する、前記制限部を成す固定
摺動手段,前記第2の平面と摺動すると共に前記補正手
段に対して光軸方向に可動する可動摺動手段、及び、該
可動摺動手段を前記補正手段に対して付勢する弾性手段
により構成し、光軸が偏心しないように前記補正手段を
係止する為の係止手段の係止部が重心位置に対して光軸
像面側にあり、前記補正手段を倒立振り子状態に支持す
る場合は、前記固定部材の各平面が像面側から物体側の
光軸方向に向かって、第2の平面,第1の平面の順にな
るように配設し、前記係止部が重心位置に対して光軸物
体側にあり、前記補正手段を倒立振り子状態に支持する
場合は、前記固定部材の各平面が像面側から物体側の光
軸方向に向かって、第1の平面,第2の平面の順になる
ように配設し、又は、光軸が偏心しないように前記補正
手段を係止する為の係止手段の係止部が重心位置に対し
て光軸像面側にあり、前記補正手段を吊り下げ状態に支
持する場合は、前記固定部材の各平面が像面側から物体
側の光軸方向に向かって、第1の平面,第2の平面の順
になるように配設し、前記係止部が重心位置に対して光
軸物体側にあり、前記補正手段を吊り下げ状態に支持す
る場合は、前記固定部材の各平面が像面側から物体側の
光軸方向に向かって、第2の平面,第1の平面の順にな
るように配設して、つまり、補正手段を倒立振り子状態
に支持する場合は、前記制限部を成す固定摺動手段を係
止部とは重心位置を挟んで反対側に配設し、補正手段を
吊り下げ状態に支持する場合は、前記制限部を成す固定
摺動手段を係止部側に配設して、この制限部によって補
正手段の重心の位置関係で発生する偶力発生を防止し、
前記偶力により前記補正手段が傾きが生じないようにし
ている。
【0107】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項7,8記載の本発明は、補正手段を駆動する駆動
手段の駆動力の発生位置と補正手段の重心位置の関係、
或は、係止手段と補正手段の重心位置の関係で発生する
偶力を受ける制限部を設け、前記制限部によって補正手
段の重心の位置関係で発生する偶力を受け止め、前記偶
力により前記補正手段が傾き(光軸と直交な方向に対す
る)が生じないようにしている。
【0108】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5及び6記載の本発明は、補正手段を光軸と直交
する方向に摺動可能に挟持する挟持手段を備え、該挟持
手段により、前記補正手段を光軸物体側に付勢するよう
にしている。
【0109】具体的には、光軸と直交する互いに離間し
た第1と第2の平面の間にチャージされて納められた挟
持手段を、補正手段に固定あるいは一体化され前記第1
の平面と摺動する固定摺動手段,前記第2の平面と摺動
すると共に前記補正手段に対して光軸方向に可動する可
動摺動手段、及び、該可動摺動手段を前記補正手段に対
して付勢する弾性手段により構成し、前記第1の平面を
光軸物体側に、前記第2の平面を光軸像面側に、それぞ
れ配設、つまり光軸物体側に固定摺動手段が来るように
配設している。
【0110】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0111】図1は本発明の実施の第1の形態に係る補
正光学装置の分解斜視図であり、従来の図8と異なるの
は、支持球79a,79bの形状とこれらが挿入される
支持枠75の孔75bである、よって、本実施の態様に
おいては支持球79A,79Bとし、孔75bを75B
として示すことにする。図2に前記支持球79A,79
Bを拡大して示してある。
【0112】新たな支持球79A,79Bは例えばPO
M等で形成され、図2に示す様に、羽根部79Aa,7
9Baを互いに90度だけ位相をずらして組み込まれ
る。
【0113】図3及び図4は補正手段の組立後の横断面
や支持球79A,79B、孔75Bの詳細を示す図であ
り、支持枠75の支持球75B(3ケ所)には上記支持
球79A,79B及びチャージバネ710が挿入され、
図3及び図4に示す様に、支持球79Aが支持枠75に
熱カシメされて固定される(支持球79Bはチャージバ
ネ710のバネ力に逆らって孔75Bの延出方向に摺動
可能である)。
【0114】更に詳述すると、支持枠75の孔75Bに
矢印79c方向に支持球79B,チャージしたチャージ
バネ710,支持球79Aの順に挿入してゆき(支持球
79A,79Bは同形状部品)、最後に孔75Bの周端
部75Cを熱カシメして支持球79Aの抜け止めを行
う。尚、図4(b)のA〜Dは、孔75B内に形成され
る各当接部の深さを示している。
【0115】以上の様に、支持枠75に支持球79A,
79B及びチャージバネ710が予めチャージされた状
態でセットされる為、その後の組立時に部品の落下問題
を起こす事は無い。
【0116】そして、図3及び図4から解かる様に、支
持球79Aは支持枠75に固定されている為、支持枠7
5がロックリング719に係止され、図18に示した様
な矢印63方向に偶力が働いても、その方向に支持枠7
5が、つまりレンズ74が傾れる事は無い。
【0117】以上の様に、補正手段の重心と係止部の位
置関係で生じる偶力を受ける制限部(図3における支持
枠75に固定された支持球79A)を設けた事で、チャ
ージバネ710のチャージ力を強くしなくても支持枠7
5の傾きを防ぐことが出来、補正手段の摺動性と光学安
定性を両立させる事が出来た。
【0118】尚、図3において、紙面左側にマスク71
7が取付けられており、この方向が撮影光軸の物体側と
なる。
【0119】その為、支持枠75は地板71に対し撮影
光軸物体側にチャージバネ710で付勢されている事に
なる。そして、この事は次に述べるメリットを生じる。
【0120】チャージバネ710のチャージ力の合力
は、上述した様に、支持枠75とレンズ74の自重を支
えるだけの力は有しているが、さほど余裕がある訳では
無い。その為、チャ−ジバネ710を撓ませる方向に撮
影レンズを向け、その状態でその方向に衝撃を与えると
チャージバネ710はその瞬間撓む。
【0121】支持枠75は防振を行わない時にはロック
リング719の内周壁719gと突起75fで接触して
おり、この部分に摩擦が生じている。
【0122】故にチャージバネ710が撓んで、その
後、元に復元する時に支持枠75が十分に元の位置に戻
らない可能性もある。
【0123】レンズを持ち歩く時の状態を考えると、カ
メラボディに装着しカメラボディのストラップを撮影者
の肩に掛けて持ち歩く事が一般的であり、この時レンズ
の撮影光軸は下側(地面側)を向いている。逆に云う
と、レンズを上向(空方向)にして持ち歩く事、及び、
使用する事は希である。
【0124】図9の様な従来例においては、カメラを持
ち歩くとき、支持枠75には物体側に押し付ける力(自
重及び衝撃力)が加わり、それによりチャージバネ71
0が撓む事がある。
【0125】この後、撮影者がレンズを水平にして被写
体を狙っても支持枠75が十分元の位置に戻っていない
(光学性能が安定していない)事もあり得る。
【0126】ところが、図3の様に支持枠75を撮影光
軸物体側(即ち、持ち歩く時には地面側)に付勢するレ
イアウトにすると、持ち歩く時にチャージバネ710が
撓む事が無い為に上述の様な問題は生じない。
【0127】(実施の第2の形態)図5は本発明の実施
の第2の形態に係る要部構成を示す図であり、今迄述べ
て来た例と事なるのは、補正手段の係止方法であり、支
持枠75の内径にロックリング719が入り込んでお
り、ロックリング719の外周壁719gと支持枠75
の突起75fが当接して係止している。
【0128】その為、図5の重力状態においては、矢印
42の部分でロックリング719が支持枠75を吊り下
げ状態に支持している(図18では矢印62の部分で当
接し、支持枠75は倒立振り子状態で支持されてい
る)。
【0129】この時、矢印63方向に偶力により力を大
きく受けるのは矢印41の支持球79A(第1の平面4
4と接触して摺動する部材)であり、この支持球79A
(固定摺動手段)を支持枠75に対し固定し、反対側の
支持球79B(可動摺動手段;第2の平面43と接触し
て摺動する部材)をチャージバネ710でチャージする
事で、支持枠75の係止時の倒れを防ぐ事が出来る。
【0130】以上の様に、補正手段が倒立振り子状態で
係止されるか、或は、吊り下げ状態で係止されるか、
又、その時の重心の位置と係止部の位置関係により、支
持枠75の地板71に対する付勢方向を決定して光学性
能を安定させることが出来、逆に云えばレンズを持ち歩
く時を考慮して支持枠75の付勢方向を決定し、その方
向を基にして重心と係止部の位置関係、及び、係止状態
(倒立振り子、若しくは吊り下げ)を決定し、光学性能
を安定させる事が出来る。
【0131】(実施の第3の形態)今迄の実施の形態に
おいては、コイル76p,76yの推力(駆動力)の発
生位置と補正手段の重心位置はほぼ同一位置に在る事を
前提に述べて来た。
【0132】しかし設計上の制約から、必ずしもコイル
76p,76y(駆動手段)の駆動力発生位置と重心位
置を一致させることが出来るとは限らない。この様な
時、駆動力の発生位置と重心の駆動力の位置関係から
も、補正手段に偶力が加わる。
【0133】この時の駆動手段の位置と支持枠75の付
勢方向の関係を考える。
【0134】図6は重心に対しコイル76p(駆動手
段)は紙面左側に在り、補正手段は制御時にはコイル7
6pにより吊り下げ支持状態になる。その為、重心との
位置関係で生じる偶力51の力を最も大きく受けるの
は、矢印46の支持球79Aであり、この支持球79A
を支持枠75に固定(支持枠75を紙面左方向に付勢)
する事で、光学性能の安定を図る事が出来る。
【0135】次に、コイル76pが図6の光軸を挟んで
下側に付いている時には補正手段は制御中、倒立振り子
支持状態となる為、矢印47の支持球79Bに大きな偶
力が加わる為、この支持球79Bを支持枠75に固定
し、同様にコイル76pが重心より右側、光軸より上に
ある時には矢印48に大きな偶力が加わり、コイル76
pが重心より右側、光軸より下にある時には矢印49の
支持球79Aに大きな偶力が加わる為、この支持球79
Aを支持枠75に固定する事で光学性能を安定化でき
る。
【0136】以上、駆動手段の位置(重心より右,左、
光軸より上,下)と、係止部の位置(重心より右,左、
倒立振り子係止、吊り下げ係止)により、支持枠75の
付勢方向を変化させて光学性能の安定化を図ることが出
来るが、ここで前述した持ち歩く時の安定性を考えて、
支持枠75を地板71に対し撮影光軸物体側に付勢して
いる時の駆動手段の位置と係止手段の係止部の位置の望
ましい組合わせを求めてみる。
【0137】a)駆動手段の位置は重心より撮影光軸物
体側か、重心と一致した補正手段の吊り下げ支持、又
は、重心より撮影光軸像面側か、重心と一致した補正手
段の倒立振り子支持の何れかの位置。
【0138】b)係止手段の係止部位置も重心より撮影
光軸物体側か、重心と一致した補正手段の吊り下げ係
止、又は、重心より撮影光軸像面側か、重心と一致した
補正手段の倒立振り子支持の何れかの位置。
【0139】以上のレイアウトにする事で、光学性能の
安定化を補正手段の防振性能(摺動性)を損なう事なく
実現可能となる。
【0140】以上の実施の各形態によれば、以下の様な
効果を有するものである。
【0141】1)補正手段の重心と係止手段の係止部の
位置関係で生じる偶力を受ける制限部を設けることで、
光学性能の安定化が図れ、詳しくは係止部が重心より撮
影光軸像面側にあり補正手段を倒立振り子係止する時
(実施の第1の形態の場合)、あるいは、係止部が重心
より撮影光軸物体側にあり吊下げ係止する時(実施の第
2の形態とは逆の場合)は、補正手段を撮影光軸物体側
に付勢し、係止部が重心より撮影光軸像面側にあり補正
手段を吊下げ係止する時(実施の第2の形態の場合)、
あるいは、係止部が重心より撮影光軸物体側にあり倒立
振り子係止する時(実施の第1の形態とは逆の場合)
は、補正手段を撮影光軸像面側に付勢することで、補正
手段係止時のレンズ倒れによる光学性能の劣化を防ぐこ
とが出来た。
【0142】2)補正手段の重心と駆動手段の駆動位置
の関係で生じる偶力を受ける制限部を設けることで、光
学性能の安定化が図れ、詳しくは駆動手段が重心より撮
影光軸物体側にあり補正手段を吊下げ支持する時、ある
いは、駆動手段が重心より撮影光軸像面側にあり倒立振
り子支持する時は、補正手段を撮影光軸物体側に付勢
し、駆動手段が重心より撮影光軸像面側にあり吊下げ支
持、あるいは、駆動手段が重心より撮影光軸物体側にあ
り倒立振り子支持の時は、補正手段を撮影像面側に付勢
することで、補正手段制御時のレンズ倒れによる光学性
能の劣化を防ぐことが出来た。
【0143】3)更にレンズを持ち歩くことを考慮し
て、補正手段を撮影手段物体側に付勢して挟持すること
で、光学性能を常に安定化させることが出来る。
【0144】(発明と実施の形態との対応)上記の各実
施の形態において、支持球79A(又は79B)が本発
明の制限部に相当し、支持球79A,チャージバネ71
0,支持球79Bが本発明の挟持手段に相当し、地板7
1,第1ヨーク712,第2ヨーク72が本発明の固定
部材に相当し、支持枠75及びレンズ74が本発明の補
正手段に相当し、コイル76p,76yが本発明の駆動
手段に相当する。
【0145】また、支持球79A(又は79B)が本発
明の固定摺動手段に、支持球79B(又は79A)が可
動摺動手段に、チャージバネが弾性手段に、それぞれ相
当する。
【0146】以上が実施の形態における各構成と本発明
の各構成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の
形態の構成に限定されるものではなく、請求項で示した
機能、又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であ
ればどのようなものであってもよいことは言うまでもな
い。
【0147】(変形例)本発明は、振動検出手段として
は、角加速度計,加速度計,角速度計,速度計,角変位
計,変位計、更には画像振れ自体を検出する方法等、振
れが検出できるものであればどのようなものであっても
良い。
【0148】本発明は、振動検出手段と補正手段は、互
いに装着可能な複数の装置、例えばカメラとそれに装着
可能な交換レンズにそれぞれわけて設けることも可能で
ある。
【0149】本発明は、請求項または実施の形態の各構
成または一部の構成が別個の装置に設けられていてもよ
い。例えば、振動検出手段がカメラ本体に、補正手段が
前記カメラに装着されるレンズ鏡筒に、それらを制御す
る制御手段が中間アダプタに設けられていてもよい。
【0150】また、本発明は、一眼レフカメラ,レンズ
シャッタカメラ,ビデオカメラ等のカメラに適用した場
合を述べているが、その他の光学機器や他の装置、更に
は構成ユニットとしても適用することができるものであ
る。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制限部によって補正手段の重心の位置関係で発生する偶
力を受け止め、前記偶力により前記補正手段が傾き(光
軸と直交な方向に対する)が生じないようにしている。
【0152】よって、防振時と非防振時の光学性能の変
化を無くすことができる。
【0153】また、本発明によれば、補正手段を光軸と
直交する方向に摺動可能に挟持する挟持手段を備え、該
挟持手段により、前記補正手段を光軸物体側に付勢する
ようにしている。
【0154】よって、該装置の携帯時や衝撃が加わるこ
とにより弾性手段が撓んで補正手段が沈み込み、該装置
の使用時に弾性手段の付勢によっては補正手段が元の位
置に完全に復帰できず、その後の防振制御に影響を与え
ることを防止する事と、前記弾性手段の付勢力を、防振
制御時の補正手段の摺動を滑らかに行える位の弱させ設
定する事の、両方を満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る補正光学装置
の構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1の支持球の構造を示す斜視図である。
【図3】図1の地板に支持枠を組み込んだ時の様子を示
す断面図である。
【図4】図3の挟持手段が挿入される支持枠の孔の形状
を説明する為の図である。
【図5】本発明の実施の第2の形態に係る補正光学装置
の要部構成を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の第2の形態に係る補正光学装置
の要部構成を示す断面図である。
【図7】従来の防振システムの概略構成を示す斜視図で
ある。
【図8】図7の補正光学装置の構造を示す分解斜視図で
ある。
【図9】図8の地板に支持枠を組み込んだ時の様子を示
す断面図である。
【図10】図8に示す地板を示す斜視図である。
【図11】図8に示す支持枠を示す斜視図である。
【図12】図8に示すロックリングを示す斜視図であ
る。
【図13】図8の支持枠等を示す正面図である。
【図14】図8の位置検出素子の出力を増幅するICの
構成を示す回路図である。
【図15】図8のロックリングが駆動される地の様子を
示す図である。
【図16】図15のロックリング駆動時における信号波
形を示す図である。
【図17】防振システムが搭載されたカメラの防振系の
回路構成を示すブロック図である。
【図18】従来の補正光学装置の問題点を説明する為の
図断面図である。
【符号の説明】
71 地板 72 第2ヨーク 74 レンズ 75 支持枠 76p,76y コイル 79A,79B 支持球 710 チャージバネ 712 第1ヨーク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸を偏心させる補正手段の重心の位置
    関係で発生する偶力を受ける制限部を備えた補正光学装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制限部は、前記補正手段を光軸と直
    交する方向のみ摺動可能に固定部材に対して挟持する挟
    持手段に具備されていることを特徴とする請求項1記載
    の補正光学装置。
  3. 【請求項3】 前記挟持手段は、前記固定部材の光軸と
    直交する互いに離間した第1と第2の平面の間にチャー
    ジされて納められており、前記補正手段に固定あるいは
    一体化され前記第1の平面と摺動する、前記制限部を成
    す固定摺動手段,前記第2の平面と摺動すると共に前記
    補正手段に対して光軸方向に可動する可動摺動手段、及
    び、該可動摺動手段を前記補正手段に対して付勢する弾
    性手段にて構成され、 光軸が偏心しないように前記補正手段を係止する為の係
    止手段の係止部が重心位置に対して光軸像面側にあり、
    前記補正手段を倒立振り子状態に支持する場合は、前記
    固定部材の各平面が像面側から物体側の光軸方向に向か
    って、第2の平面,第1の平面の順になるように配設
    し、前記係止部が重心位置に対して光軸物体側にあり、
    前記補正手段を倒立振り子状態に支持する場合は、前記
    固定部材の各平面が像面側から物体側の光軸方向に向か
    って、第1の平面,第2の平面の順になるように配設し
    たことを特徴とする請求項2記載の補正光学装置。
  4. 【請求項4】 前記挟持手段は、前記固定部材の光軸と
    直交する互いに離間した第1と第2の平面の間にチャー
    ジされて納められており、前記補正手段に固定あるいは
    一体化され前記第1の平面と摺動する、前記制限部を成
    す第1の固定摺動手段,前記第2の平面と摺動すると共
    に前記補正手段に対して光軸方向に可動する第2の可動
    摺動手段、及び、該可動摺動手段を前記補正手段に対し
    て付勢する弾性手段にて構成され、 光軸が偏心しないように前記補正手段を係止する為の係
    止手段の係止部が重心位置に対して光軸像面側にあり、
    前記補正手段を吊り下げ状態に支持する場合は、前記固
    定部材の各平面が像面側から物体側の光軸方向に向かっ
    て、第1の平面,第2の平面の順になるように配設し、
    前記係止部が重心位置に対して光軸物体側にあり、前記
    補正手段を吊り下げ状態に支持する場合は、前記固定部
    材の各平面が像面側から物体側の光軸方向に向かって、
    第2の平面,第1の平面の順になるように配設したこと
    を特徴とする請求項2記載の補正光学装置。
  5. 【請求項5】 光軸を偏心させる補正手段を、光軸と直
    交する方向に摺動可能に挟持する挟持手段を有し、該挟
    持手段は、前記補正手段を光軸物体側に付勢しているこ
    とを特徴とする補正光学装置。
  6. 【請求項6】 前記挟持手段は、光軸と直交する互いに
    離間した第1と第2の平面の間にチャージされて納めら
    れており、前記補正手段に固定あるいは一体化され前記
    第1の平面と摺動する固定摺動手段,前記第2の平面と
    摺動すると共に前記補正手段に対して光軸方向に可動す
    る可動摺動手段、及び、該可動摺動手段を前記補正手段
    に対して付勢する弾性手段にて構成され、 前記第1の平面を光軸物体側に、前記第2の平面を光軸
    像面側に、それぞれ配設したことを特徴とする請求項5
    記載の補正光学装置。
  7. 【請求項7】 光軸を偏心させる補正手段と、該補正手
    段を駆動する駆動手段と、該駆動手段の駆動力の発生位
    置と前記補正手段の重心位置の関係で発生する偶力を受
    ける制限部とを備えた補正光学装置。
  8. 【請求項8】 光軸を偏心させる補正手段と、該補正手
    段を係止する係止手段と、該係止手段と前記補正手段の
    重心位置の関係で発生する偶力を受ける制限部とを備え
    た補正光学装置。
JP20676995A 1995-07-21 1995-07-21 補正光学装置 Pending JPH0933975A (ja)

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