JP2008003131A - ブレ補正装置 - Google Patents

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明宏 前島
Nobuyoshi Maezono
伸美 前薗
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和彦 恩田
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Abstract

【課題】 小型化に対応したブレ補正装置を提供する。
【解決手段】 鏡胴は、鏡胴を囲むように形成された外枠の一部を支点としてピッチング方向とヨーイング方向とに対して揺動自在に支持され、鏡胴を駆動する二つの駆動部との接点と支点は、鏡胴の光軸と直交する面内において、支点を直角部とした直角三角形の形状を成す位置に形成され、二つの駆動部のうち一方の駆動部は、他方の駆動部における鏡胴との接点と支点とを結んでできる軸周りに鏡胴を駆動可能に支持し、且つ、他方の駆動部は、一方の駆動部における鏡胴との接点と支点とを結んでできる軸周りに鏡胴を駆動可能に支持する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えばデジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮像装置に手振れ補正機構として好適に用いることができるブレ補正装置に関する。
従来より、デジタルカメラ等には、ユーザの手ぶれ等による撮影画像の乱れを抑制するために、各種の手振れ補正機構が採用されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
このような手振れ補正機構としては、鏡胴がピッチング方向とヨーイング方向とに回動自在となる様に、所謂ジンバル機構と呼ばれる方式を採用するものがある。
特開平7−274056号公報 特開2005−326807号公報 特許第2612371号公報
ところで、近年、撮像装置の小型化が進む趨勢にあり、これに伴い鏡胴部分が占有できるスペースも限定される傾向にある。特にカメラ付き携帯電話等においては一層の小型化が求められ、このような撮像装置に手振れ補正機構を組み込む場合は、当該機構についても当然に小型化が求められる。
しかしながら、上記特許文献1に開示されているようなジンバル機構の場合、自由回転する回転継手等を鏡胴の上下左右の4箇所に配置する必要があることから、どうしても手振れ補正機構が大型化する傾向にあり、また無理に小型化を図ろうとすると、前記回転継手の軸受け部等が脆弱化してしまうという不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、小型化に対応したブレ補正装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のブレ補正装置は、鏡胴と、上記鏡胴を囲むように形成された外枠と、上記鏡胴を接点を介して駆動する二つの駆動部と、上記鏡胴のブレを検出するブレ検出手段と、上記ブレ検出手段の検出結果に応じて補正信号を生成する制御部とを備えたものであって、上記鏡胴は、上記外枠の一部を支点としてピッチング方向とヨーイング方向とに対して揺動自在に支持され、上記二つの接点と上記支点は、鏡胴の光軸と直交する面内において、上記支点を直角部とした直角三角形の形状を成す位置に形成され、上記二つの駆動部のうち一方の駆動部は、他方の駆動部における鏡胴との接点と上記支点とを結んでできる軸周りに上記鏡胴を駆動可能に支持し、且つ、他方の駆動部は、一方の駆動部における鏡胴との接点と上記支点とを結んでできる軸周りに上記鏡胴を駆動可能に支持し、上記制御部で生成された補正信号に基づいて、上記二つの駆動部によって上記鏡胴を駆動させることを特徴とする。
請求項1にかかるブレ補正装置では、従来のジンバル機構における4点よりも少ない、外枠の一点と、この外枠の一点を支点とする二つの接点との3点で鏡胴を揺動自在に支持している。このため、請求項1にかかるブレ補正装置によれば、外形寸法の小型化を図ることができ、例えば、鏡胴部分が専有できるスペースが限定されているカメラ付き携帯電話への組み込みが容易になる。
ここで、本発明の請求項1にかかるブレ補正装置の上記駆動部は、磁界を形成するマグネットと、上記磁界内に配置されたコイルとによって構成されてなることが好ましい。
駆動部をマグネットとコイルによって構成すると、モーターやステッピングモータを用いたアクチュエータに比べて静音でブレ補正が行われるため、カメラにこの装置を適用した場合などは、動画撮影中にもモーター駆動による雑音によるノイズが入ることなく撮影を行うことができる。
さらに、上記マグネット及び上記コイルの一方は上記外枠に固定されており、このマグネット及びこのコイルの他方は外枠の一部を支点として鏡胴の光軸方向と直交する軸方向周りに回動可能に支持されていることも好ましい態様である。
マグネット及びコイルの一方が外枠の一点を支点として回動可能に支持されているので、マグネット及びコイルの一方の移動をスムーズに行うことができる。
あるいは、上記マグネット及び上記コイルの一方は外枠に固定されており、このマグネット及びこのコイルのうち他方は支持部材によって支持されており、この支持部材は、上記外枠の一部を支点としてこの支点に上記鏡胴の光軸方向と直交する軸方向周りに回転自在に支持されていることも好ましい態様である。
支持部材をプラスチックなど加工が行いやすい部材により形成すればマグネット及びコイルの一方を外枠に支持させる形状に加工する必要がなく、製造コストを抑えることができる。
ここで、上記二つの駆動部は、さらに球体と、上記球体が係合する溝が設けられた溝部とを含み、上記鏡胴は、上記球体の一部を接点として支持されており、上記溝部は、上記マグネット、上記コイル、及び上記支持部材のいずれかに支持されていることが好ましい。
駆動部を、球体と、この球体が係合する溝が設けられた溝部とを含むものとすることで、鏡胴の移動の際に、鏡胴を支持する上記球体がベアリングの役割を果たし、上記駆動部による鏡胴の駆動がスムーズになる。
上記鏡胴には、さらに球体が支持される球体係合部が設けられていることも好ましい態様である。
鏡胴に、球体が支持される球体係合部が設けられていると、鏡胴の支持を安定させることができる。
上記駆動部が、さらに上記球体と上記溝部の間に球体を支持する伸縮部材が備えたものであることも好ましい態様である。
上記球体と上記溝の間に球体を支持する伸縮部材を備えると、鏡胴と上記球体の間に存在するガタを伸縮部材によって吸収し、上記駆動部によって上記鏡胴が駆動させられた時に上記球体による鏡胴の支持を確実に行うことができる。
上記鏡胴には、撮像素子が一体的に搭載されていることが好ましい。
鏡胴と撮像素子とが一体になっていると、撮像素子が外枠に設けられている場合と比べて、外枠に対する光軸のズレを気にすることなくブレ補正装置を製造することができる。
本発明のブレ補正装置によれば、例えばカメラ付き携帯電話等の小型撮像装置に手振れ補正機構として好適に組み込むことができる。
以下、本発明のブレ補正装置の好適な実施形態を図1乃至図9を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に述べる実施形態は、本発明のブレ補正装置の具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、本発明の範囲はこれらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明のブレ補正装置の一実施形態を採用するデジタルカメラの、斜め上方からの外観斜視図である。
図1に示すデジタルカメラ1は、手ぶれ補正装置付きのオートフォーカスカメラであり、図1に示すデジタルカメラ1の前面には、撮像レンズ10およびファインダ窓11が設けられ、上面には、レリーズスイッチ12が設けられている。また、図1には、カメラ下面に、電池や記録メディア等の出し入れを行うための蓋13も示されている。
図2は、図1に示すデジタルカメラの背面図である。
図2に示すデジタルカメラ1の背面には、ファインダ14、液晶表示画面15、このデジタルカメラ1のモードを切り替える際に操作するモード切替つまみ16、および電源スイッチ17が設けられている。尚、このデジタルカメラ1は、被写体撮影のためのモードである撮影モードと、不揮発性のRAM305(図3参照)に記録されている画像を液晶表示画面15に表示させるモードである再生モードとを有している。
また、図2には、撮影直後に液晶表示画面15に表示された撮影画像をRAM305に記録するか否かを決定する際に操作する、‘OK/キャンセル’ボタン18が示されている。
図3は、デジタルカメラの機能ブロック図である。
図3に示すROM302には、デジタルカメラ1の制御プログラムが記憶されており、電源スイッチ17(図2参照)がオンされることでこの制御プログラムは起動するようになっている。
また、このデジタルカメラ1では、電源スイッチ17がオンされた際に、モード切替つまみ16が、デジタルカメラ1の背面に描かれた‘カメラを表すマーク’側、即ち撮影モード側に回動されている場合には、撮像レンズ10を通過して固体撮像素子(以下、この固体撮像素子をCCDと称する。)30上に結像している被写体画像が液晶表示画面15に表示されるようになっている。以下に、被写体光がデジタルカメラ1の内部に入射してからスルー画像が液晶表示画面(以下、この液晶表示画面をLCDと称する。)15に表示されるまでのデジタルカメラ1の動作について、デジタルカメラ1の各構成要素とともに説明する。
図3の左上に示す鏡胴20は、撮像レンズ10、CCD30、および、これらの間に位置する不図示のフォーカスレンズを一体に保持しており、被写体光は、撮像レンズ10と不図示のフォーカスレンズを通過した後、CCD30上に結像される。CPU300からの指示を受けたタイミングジェネレータ301がCCD30を駆動することにより、CCD30上に結像された被写体像に応じたアナログの画像信号がCCD30から出力される。CCD30から出力されたアナログの画像信号は、増幅器303で増幅された後、A/D変換器304によりデジタル画像データに変換され、そのデジタル画像データはRAM305に一旦格納される。RAM305に一旦格納されたデジタル画像データは、画像信号処理回路306によってRAM305から読み出され、その画像信号処理回路306によって信号処理が施される。処理がされたデジタル画像データは、ビデオエンコーダ307によりアナログ画像信号に変換され、LCDドライバ308を通じてLCD15において画像表示される、尚、このデジタルカメラ1において、モード切替つまみ16が再生モード側に回動されている場合については、本発明とは直接関係しないため説明は省略する。
次に、デジタルカメラ1における撮影動作について説明する。尚、ここでは、モード切替つまみ16が撮影モード側に回され、LCD15にスルー画像が表示されているものとして話を進める。
撮影者がファインダ14若しくはLCD15を通じて所望の構図を得た時点でレリーズスイッチ12を軽く押して止める(以後、軽く押して止めたこの状態を半押しという。)と、この操作に応じて、CPU300からの指示により、撮像レンズ10とCCD30との間に配備されている不図示のフォーカスレンズを撮影レンズ10の光軸方向について移動させるフォーカシングが行われる。この後、撮影者がレリーズスイッチ13を半押し状態から更に押し込む(以後、半押し状態から更に押し込んだこの状態を全押しという。)と、以下に説明する動作により撮影が実施される。
まず、全押しのタイミングから所定時間内に検出した撮像レンズ10の光軸のぶれの補正と、CCD30にディスチャージ等の初期動作とが実施され、その後、CCD30への被写体光の露光が予め設定された時間行われる。そして、その露光時間が経過すると、CCD30からアナログの画像信号が、前述したように出力され、増幅器303に送られて増幅される。この時点で、LCD15には、スルー画像の代わりに撮影画像が表示され、‘OK/キャンセル’ボタン18を操作することでこの撮影画像はメディアコントーラ309経由で記録メディア310に記録され、LCD15には、スルー画像が再び表示される。
ここで、デジタルカメラ1に備えられている手ぶれ補正装置について詳述する。
図3に示すように、このデジタルカメラ1には、いわゆるピッチ方向の角速度を検知するための第1角速度センサ311と、これと垂直な、いわゆるヨー方向の角速度を検知するための第2角速度センサ312とが備えられており、第1角速度センサ311および第2角速度センサ312からは、それぞれのセンサで検知した角速度に応じた信号が出力されるようになっている。
このデジタルカメラ1では、レリーズスイッチ12が全押しされたタイミングから所定時間内に、第1角速度センサ311および第2角速度センサ312それぞれから出力された信号に基づいて、CPU300がピッチ方向およびヨー方向それぞれのぶれ量を決定する。尚、角速度センサを利用したぶれ量の決定方法は、公知の技術であるので説明は省略する。
CPU300は、この所定時間経過後に、図3に示す第1制御部321および第2制御部322それぞれに、検出したぶれ量に基づいた信号を送信する。
このぶれ量に応じた信号に基づく手ぶれ補正は、鏡胴20に保持された撮像レンズ10の光軸を、即ち、鏡胴20の光軸を、検出したぶれを相殺する向きに向かせることで行われる。
鏡胴20の光軸の向きの制御は、第1制御部321および第2制御部322が、図3の左上に示す第1コイル234、および、この第1コイル234と同じ種類の第2コイル244に対して印加する電圧の向きと強さで行えるようになっている。
図4は、本発明のブレ補正装置の一実施形態を示す図である。
図4には、本実施形態のブレ補正装置2を正面から見た場合が示されている。この図4には、このブレ補正装置2の構成要素である、鏡胴20、この鏡胴20の周りを囲むように設置された外枠21、鏡胴20のヨーイング方向についての回動を自在にするために、鏡胴20の左側面に備えられた第1駆動部23、鏡胴20のピッチング方向についての回動を自在にするため、鏡胴20の上面に備えられた第2駆動部24、鏡胴20を外枠21に対してピッチング方向とヨーイング方向に対して揺動自在に支持する支点22、鏡胴20の一部に設けられ、後述する第1球体230を介して第1駆動部23と係合するための第1球体係合部201と、同じく後述する第2球体240を介して第2駆動部24と係合するための第2球体係合部202が示されている。
第1駆動部23は、第1コイル234、第1マグネット233、第1コイル234を支持し、かつ、外枠21に対して回動自在に支持された第1支持部材231、鏡胴20と第1支持部材231との間に介在する第1球体230と、第1支持部材231の端部に固着されたものであって、備えられている溝に落とし込まれた第1バネ235の上に載せた第1球体230を、鏡胴20の第1球体係合部201に押し付けることで鏡胴20を支持する第1溝部232とからなる。
また、第2駆動部24は、第2コイル244、第2マグネット243、第2コイル244を支持し、かつ、外枠21に対して回動自在に支持された第2支持部材241、鏡胴20と第2支持部材241との間に介在する第2球体240、第2支持部材241の端部に固着されたものであって、備えられている溝に落とし込まれた第2バネ245の上に載せた第2球体240を、鏡胴20の第2球体係合部201に押し付けることで鏡胴20を支持する第2溝部242とからなる。
鏡胴20の左側(図4においては右側)には、平板状に線が巻かれた巻線コイルである第1コイル234が第1支持部材230に固定されており、また、外枠21の左側面の内壁の、この第1コイル234と対面する位置には、撮像レンズ10の光軸方向について前後に2分割した時の2つの領域が、互いに異なる極性となるように着磁された第1マグネット233が固定されている。この第1コイル234と第1マグネット233との間の電磁力の相互作用についての説明は後に譲る。
また、鏡胴20の上側には、平板状に線が巻かれた巻線コイルである第2コイル244が第2支持部材241に固定されており、また、外枠21の上側面の内壁の、この第2コイル244と対面する位置には、撮像レンズ10の光軸方向について前後に2分割した時の2つの領域が、互いに異なる極性となるように着磁された第1マグネット233と同じ種類の第2マグネット243が固定されている。これら第2コイル244と第2マグネット243との間の電磁力の相互作用についての説明も後に穣る。尚、第1駆動部23及び第2駆動部24の取り付け箇所は、上記実施の形態で示したものに限定されるものではない。また、二つの駆動部23、24と支点22とは、鏡胴20の光軸と直交する面内において、支点22を直角部とした直角三角形の形状を成す位置に形成されていることが好ましい。例えば、図4において、第1駆動部23についての鏡胴20との接点を、支点22と図中の第1駆動部23の真中に設けてもよい。また、例えば、図4において、第2駆動部24についての鏡胴20との接点を、支点22と図中の第2駆動部24の真中に設けてもよい。また、第1駆動部23及び第2駆動部24は、どちらか一方、もしくは複数設置するようにしてもよい。
図5は、鏡胴と第1駆動部との係合の様子を示す図である。
第1駆動部23では、溝に落とし込まれてるバネ235によって、鏡胴20の第1球体係合部201へ第1球体230が押し付けられていることから、たとえ鏡胴20が支点22と第2駆動部24の第2球体240とを結んだ軸周りに駆動されて、第1支持部材231と鏡胴20の左側面との間の距離が変わっても第1バネ235が伸長しこの間隔を補う。これにより、ガタが防止され、鏡胴20は、支点22と第2駆動部24の第2球体240とを結んだ軸周りにスムーズに回動することができるようになっている。
また、図示は省略するが、第2駆動部24でも、溝に落とし込まれてる第2バネ245によって、鏡胴20の第2球体係合部202へ第2球体240が押し付けられていることから、たとえ鏡胴20が支点22と第1駆動部23の第1球体230とを結んだ軸周りに駆動されて、第2支持部材241と鏡胴20の上面との間の距離が変わってもバネ245が伸長しこの間隔を補う。これにより、ガタが防止され、鏡胴20は、支点22と第1駆動部23の第1球体230とを結んだ軸周りにスムーズに回動することができるようになっている。
図6は、第1駆動部の第1マグネット側から第1コイル側を見た場合を示す図である。
図6には、第1駆動部23の、第1コイル234および第1支持部材231とが示されており、この第1コイル234および点線で示す第1溝部232を備えた第1支持部材231は、ブレ補正装置2の上部側に位置する貫通孔231aが外枠21の一部に貫通されることで、電流が矢印A、Bの向きに流れる第1コイル234と、図示は省略したがこの第1コイル234に対面して配備されている、図6においては左側に位置する撮像レンズ10の光軸方向について前後に2分割した時の2つの領域が互いに異なる極性となるように着磁された第1マグネット233との間に発生する電磁力によって、この外枠の一部を支点として矢印C、Dの方向に回動自在になっている。
図7は、ブレ補正装置の横断面図である。
図7には、ブレ補正装置2の、支点22と第1球体230とを結ぶ横断面を上方側から見た場合が示されており、図7(a)に示す第1マグネット233が、上述したように、撮像レンズ10の光軸Lの方向について前後に2分割した時の2つの領域が互いに異なる極性となるように着磁されている。
図7(b)および図7(c)には、第1コイル234に図6に示す矢印Aの向きに電流を流したことで、第1コイル234が固定された第1支持部材231が図6に示す矢印Cの向きに回動した様子が示されている。また、図6に示す矢印Bの向きに電流を流すことで、第1コイル234が固定された第1支持部材231が図6に示す矢印Dの向きに回動することから、鏡胴20は、支点22と第2球体240とを結ぶ線を軸としてヨー方向に回動自在になっている。
図8は、第2駆動部の第2マグネット側から第2コイル側を見た場合を示す図である。
図8には、第2駆動部24の、第2コイル244および第2支持部材241とが示されており、この第2コイル244および点線で示す第1溝部242を備えた第2支持部材241は、ブレ補正装置2の上部左側に位置する貫通孔241aが外枠21の一部に貫通されることで、電流が矢印E、Fの向きに流れる第2コイル244と、図示は省略したがこの第2コイル244に対面して配備されている、図8においては下側に位置する撮像レンズ10の光軸方向について前後に2分割した時の2つの領域が互いに異なる極性となるように着磁された第2マグネット243との間に発生する電磁力によって、この外枠の一部を支点として矢印G、Hの方向に回動自在になっている。
図9は、ブレ補正装置の縦断面図である。
図9には、ブレ補正装置2の、支点22と第2球体240とを結ぶ縦断面を左側から見た場合が示されており、図9(a)に示す第2マグネット243が、上述したように、撮像レンズ10の光軸Lの方向について前後に2分割した時の2つの領域が互いに異なる極性となるように着磁されている。
図9(b)および図9(c)には、第2コイル244に図8に示す矢印Eの向きに電流を流したことで、第2コイル244が固定された第2支持部材241が図8に示す矢印Gの向きに回動した様子が示されている。また、図8に示す矢印Fの向きに電流を流すことで、第2コイル244が固定された第2支持部材241が図8に示す矢印Hの向きに回動することから、鏡胴20は、支点22と第1球体230とを結ぶ線を軸としてピッチ方向に回動自在になっている。
以上に説明したように、デジタルカメラ1のブレ補正装置2では、従来のジンバル機構における4点よりも少ない、支点22と第1球体230と第2球体240との3点で鏡胴20を揺動自在に支持している。したがって、このブレ補正装置2によれば、自身が外形寸法の小型化が図られていることから、デジタルカメラ1の小型化にも寄与することができる。
尚、上述した実施形態においては、ブレ補正装置2を撮像装置に適用した場合について示したが、投影装置や複写機など光学系が組み込まれている他の光学装置においてもこの装置を搭載できるのは明らかである。また、伸縮部材については上述で示したようなバネに限るものではなく、伸縮自在な部材であれば他のものを用いてもよい。また、上記実施形態においては外枠によって支持され、駆動装置によって揺動される、レンズと撮像素子とを保持する鏡胴の構造を示したが、これに限ったものではなく、CCD等の撮像素子単体、あるいは、レンズ単体を揺動させる構造としてもよい。
本発明のブレ補正装置の一実施形態を採用するデジタルカメラの、斜め上方からの外観斜視図である。 図1に示すデジタルカメラの背面図である。 デジタルカメラの機能ブロック図である。 本発明のブレ補正装置の一実施形態を示す図である。 鏡胴と第1駆動部との係合の様子を示す図である。 第1駆動部の第1マグネット側から第1コイル側を見た場合を示す図である。 ブレ補正装置の横断面図である。 第2駆動部の第2マグネット側から第2コイル側を見た場合を示す図である。 ブレ補正装置の縦断面図である。
符号の説明
l デジタルカメラ
10 撮像レンズ
2 ブレ補正装置
20 鏡胴
201 第1球体係合部
202 第2球体係合部
21 外枠
22 支点
23 第1駆動部
230 第1球体
231 第1支持部材
231a、241a 貫通孔
232 第1溝部
233 第1マグネット
234 第1コイル
235 第1バネ
24 第2駆動部
240 第2球体
241 第2支持部材
242 第2溝部
243 第2マグネット
244 第2コイル
245 第2バネ
311 第1角速度センサ
312 第2角速度センサ
321 第1制御部
322 第2制御部

Claims (8)

  1. 鏡胴と、
    前記鏡胴を囲むように形成された外枠と、
    前記鏡胴を接点を介して駆動する二つの駆動部と、
    前記鏡胴のブレを検出するブレ検出手段と、
    前記ブレ検出手段の検出結果に応じて補正信号を生成する制御部とを備え、
    前記鏡胴は、前記外枠の一部を支点としてピッチング方向とヨーイング方向とに対して揺動自在に支持され、
    前記二つの接点と前記支点は、鏡胴の光軸と直交する面内において、前記支点を直角部とした直角三角形の形状を成す位置に形成され、
    前記二つの駆動部のうち一方の駆動部は、他方の駆動部における鏡胴との接点と前記支点とを結んでできる軸周りに前記鏡胴を駆動可能に支持し、且つ、他方の駆動部は、一方の駆動部における鏡胴との接点と前記支点とを結んでできる軸周りに前記鏡胴を駆動可能に支持し、
    前記制御部で生成された補正信号に基づいて、前記二つの駆動部によって前記鏡胴を駆動させることを特徴とするブレ補正装置。
  2. 前記駆動部は、磁界を形成するマグネットと、前記磁界内に配置されたコイルとによって構成されてなることを特徴とする請求項1記載のブレ補正装置。
  3. 前記マグネット及び前記コイルの一方は前記外枠に固定されており、該マグネット及び該コイルの他方は外枠の一部を支点として鏡胴の光軸方向と直交する軸方向周りに回動可能に支持されていることを特徴とする請求項2記載のブレ補正装置。
  4. 前記マグネット及び前記コイルの一方は外枠に固定されており、該マグネット及び該コイルのうち他方は支持部材によって支持されており、該支持部材は、前記外枠の一部を支点として該支点に前記鏡胴の光軸方向と直交する軸方向周りに回転自在に支持されていることを特徴とする請求項2記載のブレ補正装置。
  5. 前記二つの駆動部は、さらに球体と、前記球体が係合する溝が設けられた溝部とを含み、
    前記鏡胴は、前記球体の一部を接点として支持されており、
    前記溝部は、前記マグネット、前記コイル、及び前記支持部材のいずれかに支持されていることを特徴とする請求項3または4記載のブレ補正装置。
  6. 前記鏡胴には、さらに球体が支持される球体係合部が設けられていることを特徴とする請求項5記載のブレ補正装置。
  7. 前記駆動部が、さらに前記球体と前記溝部の間に球体を支持する伸縮部材を備えたものであることを特徴とする請求項5記載のブレ補正装置。
  8. 前記鏡胴には、撮像素子が一体的に搭載されていることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項記載のブレ補正装置。
JP2006169871A 2006-06-20 2006-06-20 ブレ補正装置 Abandoned JP2008003131A (ja)

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