JPH09331194A - 部品の搬送装置と部品の搬送方法 - Google Patents

部品の搬送装置と部品の搬送方法

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JPH09331194A
JPH09331194A JP8170646A JP17064696A JPH09331194A JP H09331194 A JPH09331194 A JP H09331194A JP 8170646 A JP8170646 A JP 8170646A JP 17064696 A JP17064696 A JP 17064696A JP H09331194 A JPH09331194 A JP H09331194A
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JP8170646A
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Kazuo Kosaka
一夫 小坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品を簡便かつ高精度で確実に搬送できる部
品の搬送装置と部品の搬送方法を提供すること。 【解決手段】 駆動手段10と、駆動手段10により間
欠送りされるエンドレス型の搬送具20と、搬送具20
に固定されて、部品PAをかみ合わせるようにしてそれ
ぞれ着脱可能に保持する複数の部品保持具40と、搬送
具20の間欠送りにより所定位置に到着した部品保持具
40に保持されている部品PAをかみ合わせるようにし
て持ち上げて、部品PAを部品保持具40から離して位
置決めする位置決め具50,70と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品、特に薄物あ
るいは軽量の電子部品を搬送するのに用いて最適な部品
の搬送装置と部品の搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品のたとえば組立工程間において
電子部品を搬送する方法としては、プラテン等を用いて
間接的に搬送する方法と、ベルトコンベア等を用いて直
接搬送する方法が一般に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電子部品を
プラテン等により間接的に搬送する方法では、搬送系の
他に別途プラテンの製作が必要であり、特に高精度が要
求されるプラテンは製作費が嵩むという問題がある。ま
たプラテンの大きさによりコンベアの幅、厚み、長さが
制約されるという問題もある。一方、ベルトコンベア等
により電子部品を直接搬送する場合には、搬送装置自体
は低価格で済むが、ワークを高精度に検出して位置決め
する手段が別途必要となり、そのような検出および位置
決め手段を加えた装置全体の価格はかなり高いものにな
ってしまう。そこで本発明は上記課題を解消し、部品を
簡便かつ高精度で確実に搬送できる部品の搬送装置と部
品の搬送方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、部品を所定位置に搬送する部品の搬送装置にお
いて、駆動手段と、駆動手段により間欠送りされるエン
ドレス型の搬送具と、搬送具に固定されて、部品をかみ
合わせるようにしてそれぞれ着脱可能に保持する複数の
部品保持具と、搬送具の間欠送りにより所定位置に到着
した部品保持具に保持されている部品をかみ合わせるよ
うにして持ち上げて、部品を部品保持具から離して位置
決めする位置決め具と、を備える部品の搬送装置によ
り、達成される。
【0005】本発明では、エンドレス型の搬送具が駆動
手段の動作により間欠送りされることで、部品保持具が
所定位置に達する。この時部品保持具は部品をかみ合わ
せるようにして保持している。位置決め具は、部品保持
具に保持されている部品をかみ合わせるようにして持ち
上げて、部品保持具から離して位置決めすることができ
る。位置決め具により位置決めされた部品は、必要な処
理を行うことができる。このようにすることで、エンド
レス型の搬送具の部品保持具と位置決め具間における部
品のやり取りは、かみ合わせる動作を利用することで、
構造が簡単でありながら確実に行うことができる。
【0006】上記目的は、本発明にあっては、部品を所
定位置に搬送する部品の搬送方法において、部品の供給
部で、部品の供給部に対応する第1の位置決め具に対し
て部品をかみ合わせるように供給し、エンドレス型の搬
送具に固定されている部品保持具に対して、第1の位置
決め具を移動することにより、その部品を第1の位置決
め具から部品保持具にかみ合わせるように移載し、エン
ドレス型の搬送具を移動することで、部品を載せた部品
保持具を部品の排出部側へ移動し、部品の排出部に対応
する第2の位置決め具を移動することにより、部品を載
せた部品保持具からその部品を第2の位置決め具にかみ
合わせるように移載する、部品の搬送方法により、達成
される。
【0007】本発明の搬送方法では、部品の供給部に対
応する第1の位置決め具に対して部品が供給されると、
エンドレス型の搬送具の部品保持具に対してこの第1の
位置決め具が移動することにより、部品は第1の位置決
め具から部品保持具に対してかみ合わせるようにして移
載できる。次に、エンドレス型の搬送具が移動すること
で部品を載せた部品保持具は部品の排出部側へ移動す
る。部品の排出部に対応する第2の位置決め具が移動す
ることにより、部品を載せた部品保持具からその部品が
第2の位置決め具に対してかみ合わせるようにして移載
できる。このようにすることで、かみ合わせ動作を利用
して、第1の位置決め具、部品保持具および第2の位置
決め具間の部品のやり取りが簡単な構造でありながら確
実に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0009】図1は本発明の部品の搬送装置の好ましい
実施の形態を示している。図1において、部品の搬送装
置200は、加工(組立)装置PR1ともう1つの加工
(組立)装置PR2等に対応して配置されている。この
部品搬送装置200が搬送する部品PAは、図2と図3
に示すように、ほぼ長方形状の部材である。この部品
(ワークともいう)PAは、長方形状のシート状のバネ
材に対してプラスチック部品をアウトサート成形したも
のである。この部品PAに対して、図1の加工(組立)
装置PR1とPR2においてそれぞれ必要な部品を組立
てる。
【0010】部品PAは、基準孔(加工基準孔)H1か
らH12を有している。このように部品PAは比較的薄
物又は軽量の電子部品であり、この部品PAは、光ディ
スク装置に用いられている光学ピックアップの一部品
(ホールドアーム)として用いることができるものであ
る。この光ディスク装置としては、コンパクトディスク
装置、光磁気ディスク装置等であり、光学ピックアップ
はレーザ光を用いて光ディスクに記録された情報を読取
ったりあるいは光ディスクに対して情報を書き込むのに
用いることができる。
【0011】図1の部品搬送装置200は、駆動手段で
あるインデックスモータ10、エンドレス型の搬送具2
0、複数の部品保持具である搬送プレート40、第1の
位置決め具であるバックアップユニット50、第2の位
置決め具であるバックアップユニット70、本体90等
を備えている。図1の加工(組立)装置PR1は供給部
PSに対応しており、もう1つの加工(組立)装置PR
2は排出部PEに対応している。
【0012】図1のインデックスモータ10は、エンド
レス型の搬送具20のチェーン31を間欠的に移動する
ための割出し機能付のモータである。図4のインデック
スモータ10はインデックスユニット11に接続されて
おり、インデックスユニット11は、カムを用いた割り
出しユニットである。インデックスモータ10とインデ
ックスユニット11は図4に示すように本体90に対し
て取付けられており、インデックスユニット11の出力
軸にはプーリ13が取付けられている。本体90には図
4のようにスプロケット軸21aが取付けられており、
このスプロケット軸21aのプーリ22とプーリ13は
歯付きベルト14により連結されている。図5のように
スプロケット21は、もう1つのスプロケット121と
により、エンドレス型の搬送具20のチェーン31を送
り方向FWに間欠送りできるようにかみ合わせている。
【0013】図4のプーリ22,13は歯付きプーリで
あり、歯付きベルト14に対して確実にかみ合わせるこ
とができる。インデックスモータ10により割出された
チェーン31の送り量は、プーリ13,22、歯付きベ
ルト14を介してスプロケット21に対して正確に伝達
することができる。従ってチェーン31の送り方向FW
の送り量は、このインデックスモータ10により決定さ
れることになる。
【0014】次に、図1のエンドレス型の搬送具20に
ついて説明する。エンドレス型の搬送具20は、チェー
ン31と、2つの図5に示すスプロケット21,121
等で構成されている。チェーン31は、たとえば図6と
図7に示すように、所謂ニードルブッシュチェーンを用
いている。このチェーン31はリンクプレート31a,
31a、スリーブ31b、リンク部31c等を有してい
る。図6のように、リンクプレート31aとリンク部3
1cの連結部であって、スリーブ31bの内部は、複数
のニードルベアリング31dを備えている。このように
回転部分にニードルベアリング31dを配置すること
で、チェーン31の経年変化を非常に小さくすることが
でき、チェーン31のスリーブ31b,31b間のチェ
ーンピッチの精度の維持を図ることができる。従って、
チェーン31のチェーンピッチの精度維持を図れること
から、後で説明するように図1の隣接する搬送プレート
40,40の間隔のピッチ精度も維持することができ
る。
【0015】このチェーン31は、図7と図4に示すよ
うに、チェーンガイド34により、送り方向FWに沿っ
て安定して送ることができるようになっている。つま
り、チェーンガイド34は、たとえば図7のようにほぼ
U字型になっており、スリーブ31bの底部と、リンク
部31cの側部を案内することで、チェーン31はチェ
ーンガイド34上を送り方向FWに沿って上下に変動し
ないで移動することができる。つまりチェーン31が送
り方向FWに沿って移動する際には、チェーン31がZ
方向つまり上下方向にほとんど振動しない状態で移動で
きる。
【0016】図5に示すように、チェーン31は、所定
間隔毎にプレート32を固定している。各プレート32
は、図4に示すように搬送プレート40を固定してい
る。この搬送プレート40の送り方向FWへの移動は、
図4のガイドプレート36、ガイドプレート37により
案内される。ガイドプレート36は本体90のサイドプ
レート92の上部に固定されている。このガイドプレー
ト36の端面が搬送プレート40の端面を案内してい
る。もう1つのガイドプレート37はやはりサイドプレ
ート92の側面に対して固定されている。ガイドプレー
ト37の上端面が搬送プレート40の下面に当接してお
り、搬送プレート40はガイドプレート37の上端面に
より案内できる。従って搬送プレート40は、ガイドプ
レート37,36および上述したようにチェーン31を
図7のチェーンガイド34で案内することで、送り方向
FWに沿って、安定して正確に送ることができる。
【0017】次に搬送プレート40について説明する。
搬送プレート40は、上述したようにチェーン31に対
して所定間隔DP(図1と図5参照)をおいて取付けら
れている。この搬送プレート40は、チェーン31の送
り方向FWと直角のX方向で作られる平面内に配置され
ている。図3と図8に示すように、搬送プレート40
は、2つの位置決め用のピン41,41と、部品の当接
面42を有している。そして搬送プレート40は図8の
ように凹部43を有している。図8の当接面42は、図
3のように部品PAの一部分を載せるとともに、位置決
め用のピン41,41は、図3の部品PAの加工基準孔
H3とH10に対してはめ込むことで、部品PAを位置
決めして保持するようになっている。
【0018】図1と図4に示すように、チェーン31に
沿ってガイドレール33が設けられている。つまりこの
ガイドレール33はサイドプレート91の上部に設けら
れている。ガイドレール33は耐摩耗性を有しかつ真直
度の高い材質のものを用いればよい。このガイドレール
33には部品PAがスライドするようになっている。部
品PAがスライドする際に、ガイドレール33が部品P
Aを傷つけないようにすることが必要である。搬送プレ
ート40の部品当接面42とガイドレール33の上端面
の高さは、図4に示すように水平かつ同じ高さになって
いるために、部品PAが後で説明するように供給された
り排出される際に、部品PAに対して不要な力がかから
ない。
【0019】次に、図1のバックアップユニット50,
70について説明する。バックアップユニット50は、
第1の位置決め具であり、加工(組立)装置PR1に対
応して本体90内に配置されている。同様にして、バッ
クアップユニット70は第2の位置決め具であり、加工
(組立)装置PR2に対応して本体90の中に位置され
ている。バックアップユニット50とバックアップユニ
ット70の中心間隔は、上述した搬送プレート40の送
り間隔DPに対応している。
【0020】図9はバックアップユニット50,70を
示している。バックアップユニット50,70は、同じ
構造のものであり、次のような構造になっている。シリ
ンダ52は、バックアップ体53をZ1方向に所定スト
ローク持ち上げることができる。またシリンダ52が収
縮作動すると、バックアップ体53は図9の状態になる
ようにZ2の方向に下がる。センサ53aは、供給部P
Sあるいは排出部PEに部品PAが来ているかどうかを
判断するセンサであり、たとえば投光器と受光器を有す
るもので、投光器からの光を部品PAに当てて、その反
射光を受光部で受光する。センサ53aの部品PAの検
出の有無の信号は、制御部100に対して送ることがで
きる。またシリンダ52は制御部100の指令により動
作する。
【0021】バックアップ体53は、図9のように2つ
のガイドピン51,51を備えている。このガイドピン
51,51は、図10(A)のように部品PAの加工基
準孔H2とH11にはまり込むようになっている。つま
り図1に示すようにガイドピン51と51は、搬送プレ
ート40の位置決めピン41,41のそれぞれ外側に位
置し、しかもガイドピン51,51は搬送プレート40
に干渉しない位置にある。制御部100が指令して、シ
リンダ52が作動しバックアップ体53がZ1方向に持
ち上がった状態では、図10(C)のように搬送プレー
ト40の当接面42に載っている部品PAを持ち上げ
て、部品の当接面42とガイドレール33から部品PA
を持上げて離すことができる。
【0022】図3のようにバックアップユニット50の
バックアップ体53は、搬送プレート40に対応して凹
部59,59を有している。この凹部59,59は、搬
送プレート40の凸部49,49に対応する部分であ
る。凹部59,59は、凸部49,49を避けるため
に、わずかであるが所定間隔を設けた面S1〜S7で作
られている。
【0023】次に、上述した部品の搬送装置の動作例を
説明する。制御部100は、インデックスモータ10に
対して制御信号を送るとともに、加工(組立)装置PR
1,PR2に対してそれぞれ所定の制御信号を送ること
ができる。インデックスモータ10が作動すると、イン
デックスユニット11を介してインデックスモータ10
の出力軸の駆動力が図4のプーリ13に伝わる。従って
この駆動力はプーリ13、歯付きベルト14およびプー
リ22を介してスプロケット軸21aに確実に伝達され
る。従ってスプロケット21はインデックスモータ10
の作動により回転し、チェーン31の各搬送プレート4
0は、図3の送り間隔DP分送り方向FWに沿って移動
される。図1のように搬送プレート40が加工(組立)
装置PR1と供給部PSに対応して位置決めされるとと
もに、もう1つの搬送プレート40が加工(組立)装置
PR2および排出部PEに対応して位置決めされる。こ
れにより一方の搬送プレート40がバックアップユニッ
ト50の上部に位置し、次の搬送プレート40がバック
アップユニット70の上部に位置する。
【0024】一方の搬送プレート40とガイドレール3
3の上にはすでに部品PAが搭載されており、同様にし
てもう一方の搬送プレート40およびガイドレール33
の上にももう1つの部品PAが搭載されている。つまり
搬送プレート40の2本の位置決めピン51,51は部
品PAの加工基準孔H3とH10にはめ込まれている。
従ってチェーン31が送り方向FWに送られると、部品
PAの一端部分がガイドレール33の上に沿って移動す
る。
【0025】次に、制御部100は図9のシリンダ52
を作動して図10(A)〜図10(B)のようにバック
アップユニット50のバックアップ体53をZ1方向に
所定ストローク持ち上げる。これによりバックアップ体
53のガイドピン51,51が部品PAの加工基準孔H
2とH11にはまり込むとともに、部品PAは図10
(C)のように搬送プレート40から持ち上げられる。
従って部品PAは搬送プレート40の位置決め用ピン4
1,41から離れて、バックアップユニット50のバッ
クアップ体53によりしっかりと保持された状態にな
る。バックアップ体53のガイドピン51,51が図1
0(C)のように部品PAの加工基準孔H2,H11に
はめ込まれているので、部品PAは所定の高さHT1に
おいてしっかりと位置ずれを起こすことなく保持でき
る。しかも、搬送プレート40とバックアップ体53の
間での部品PAの移載は、ピン41,51を用いて確実
に行える。そして図1の加工(組立)装置PR1のたと
えばロボットアームが図10(C)の部品PAを保持し
て取り込み、部品PAに対して所定の加工あるいは組立
処理を行う。
【0026】その処理が済んだ後に、再び部品PAは加
工(組立)装置PR1からバックアップユニット50の
バックアップ体53に対して戻される。従って部品PA
の加工基準孔H2,H11にバックアップ体53のピン
51,51がはめ込まれる。そして制御部100がシリ
ンダ52を作動して、バックアップ体53がZ2の方向
に下がると、図10(C)から図10(B)、図10
(A)の手順をたどって、部品PAは再び搬送プレート
40に対して保持される。この場合においても、搬送プ
レート40の位置決め用ピン41,41が部品PAの加
工基準孔H3と基準孔H10にはまり込むので、部品P
Aは搬送プレート40の上において位置ずれを起こすこ
とがなく、確実に部品PAの移載ができる。
【0027】次に、制御部100が図1のインデックス
モータ10を作動させると、更にチェーン31はたとえ
ば送り間隔DP移動させる。これにより、部品PAは搬
送プレート40とともに、バックアップユニット50か
らバックアップユニット70側に位置決めされる。そし
て再び制御部100がバックアップユニット70の図9
に示すシリンダ52を作動させると、バックアップ体5
3がZ1方向に上昇し、図10(A)〜図10(C)に
示すような動作を行い、部品PAは加工(組立)装置P
R2に対応する(供給)排出部PEにおいて搬送プレー
ト40からバックアップ体53にピン41,51を用い
て確実に移載できる。加工(組立)装置PR2は、この
バックアップ体53上に載って位置決めされている部品
PAを取り込んで所定の加工あるいは組立を行う。そし
てその処理が済んだ後に再び加工(組立)装置PR2か
ら部品PAがバックアップ体53の上に戻される。そし
て制御部100がシリンダ52を収縮作動させると、バ
ックアップ体53は下がり図10(C)から図10
(A)の手順をたどって部品PAは搬送プレート40の
上にピン41,51を用いて移載される。このように、
搬送プレート40とバックアップ体53との間での部品
PAのやり取りは、位置決め用ピン41,41およびガ
イドピン51,51を用いることで、部品PAの位置ず
れを防ぎつつかつ部品PAの移載作業を確実に行うこと
ができる。
【0028】上述した実施の形態における動作では、搬
送プレート40の位置決め用ピン41,41およびバッ
クアップユニット50,70のバックアップ体53のガ
イドピン51,51が、部品PAに対するかみ合わせ部
材として働き、これらのピン41,51は部品に形成さ
れている加工基準孔に対してはめ込むことでかみ合わせ
による位置決めおよび部品の確実な保持をすることがで
きる。従って図1の供給(排出)部PSと(供給)排出
部PEにおける部品PAのやり取りを簡単な構造であり
ながら確実に行うことができる。しかもこのような簡単
な構造であるので、装置自体のコストを低減化すること
ができる。
【0029】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では平板状の部
品PAを搬送する例を述べているが、これに限らず他の
形状あるいは種類の部品を搬送することも勿論可能であ
る。また部品に対してかみ合わせする際にピンを用いて
いるが、これに限らず他の形状のものを用いることも勿
論可能である。
【0030】またエンドレス型の搬送具20はチェーン
31を有しているが、このチェーン31に代えて他の種
類のエンドレス型のものを採用することも勿論可能であ
る。エンドレス型の搬送具20は、図1の実施の形態で
は一組用いているが、エンドレス型の搬送具を多数組並
列に配置することで、更に多数の部品PAを搬送し、位
置決めすることが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品を簡便かつ高精度で確実に搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品の搬送装置の好ましい実施の形態
を示す斜視図。
【図2】部品の搬送装置が対象とする部品の一例を示す
斜視図。
【図3】図1の部品の搬送装置のチェーン、搬送プレー
ト、ガイドレールおよび部品の一部を示す平面図。
【図4】インデックスモータによるチェーンへの駆動伝
達系を示す図。
【図5】チェーンとスプロケット等を示す側面図。
【図6】チェーンの一例を示す図。
【図7】チェーンおよびチェーンのガイドの一例を示す
図。
【図8】搬送プレートと部品を示す図。
【図9】バックアップユニットの一例を示す正面図。
【図10】バックアップユニットにより搬送プレート上
の部品の持ち上げる様子を示す図。
【符号の説明】
PA・・・部品、PS・・・供給(排出)部、PE・・
・(供給)排出部、10・・・インデックスモータ(駆
動手段)、20・・・エンドレス型の搬送具、31・・
・チェーン、40・・・搬送プレート(部品保持具)、
41,41・・・位置決め用ピン(かみ合わせ用のピ
ン)、50・・・バックアップユニット(第1の位置決
め具)、51・・・ガイドピン(かみ合わせ用のピ
ン)、70・・・バックアップユニット(第2の位置決
め具)、200・・・部品の搬送装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を所定位置に搬送する部品の搬送装
    置において、 駆動手段と、 駆動手段により間欠送りされるエンドレス型の搬送具
    と、 搬送具に固定されて、部品をかみ合わせるようにしてそ
    れぞれ着脱可能に保持する複数の部品保持具と、 搬送具の間欠送りにより所定位置に到着した部品保持具
    に保持されている部品をかみ合わせるようにして持ち上
    げて、部品を部品保持具から離して位置決めする位置決
    め具と、を備えることを特徴とする部品の搬送装置。
  2. 【請求項2】 エンドレス型の搬送具は、チェーン型の
    コンベアである請求項1に記載の部品の搬送装置。
  3. 【請求項3】 部品保持具は、部品の穴に差し込んで部
    品を保持するためのピンを備える請求項1に記載の部品
    の搬送装置。
  4. 【請求項4】 位置決め具は、部品保持具に保持されて
    いる部品の穴に差し込んで部品を保持するピンを備える
    請求項1に記載の部品の搬送装置。
  5. 【請求項5】 部品を所定位置に搬送する部品の搬送方
    法において、 部品の供給部側で、部品の供給部に対応する第1の位置
    決め具に対して部品をかみ合わせるように供給し、 エンドレス型の搬送具に固定されている部品保持具に対
    して、第1の位置決め具を移動することにより、その部
    品を第1の位置決め具から部品保持具にかみ合わせるよ
    うに移載し、エンドレス型の搬送具を移動することで、
    部品を載せた部品保持具を部品の排出部側へ移動し、 部品の排出部に対応する第2の位置決め具を移動するこ
    とにより、部品を載せた部品保持具から、その部品を第
    2の位置決め具にかみ合わせるように移載する、ことを
    特徴とする部品の搬送方法。
  6. 【請求項6】 エンドレス型の搬送具は、チェーン型の
    コンベアである請求項5に記載の部品の搬送方法。
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WO2019077803A1 (ja) * 2017-10-17 2019-04-25 株式会社タイコー 部品位置決め用冶具及びそれを用いた部品位置決め装置

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