JPH09308294A - ステップモータ駆動制御装置 - Google Patents

ステップモータ駆動制御装置

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JPH09308294A
JPH09308294A JP8123609A JP12360996A JPH09308294A JP H09308294 A JPH09308294 A JP H09308294A JP 8123609 A JP8123609 A JP 8123609A JP 12360996 A JP12360996 A JP 12360996A JP H09308294 A JPH09308294 A JP H09308294A
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JP
Japan
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step motor
drive
upper limit
limit value
drive frequency
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Application number
JP8123609A
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English (en)
Inventor
Chitake Murata
千岳 村田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はエンジン制御手段として駆動するステ
ップモータを駆動制御するステップモータ駆動制御装置
に関し、使用環境状態に最適化したステップモータの駆
動制御を実現することを課題とする。 【解決手段】流量制御弁23を駆動するステップモータ26
を駆動制御するステップモータ駆動制御装置において、
バッテリ46のバッテリ電圧BAT を検出するバッテリセン
サ45と、冷却水温度THW を検出する水温センサ13と、ス
テップモータ26の駆動方向を判定する駆動方向判定手段
(ステップ100,102)と、検出されたバッテリ電圧BAT,冷
却水温度THW に基づきステップモータ駆動周波数の上限
値X を設定する駆動周波数設定手段とを具備する。そし
て、駆動周波数設定手段は、ステップモータ26が減負荷
方向に駆動される時は、ステップモータ駆動周波数の上
限値を大きく設定し、ステップモータが増負荷方向に駆
動される時は、ステップモータ駆動周波数の上限値を減
負荷方向への駆動時に比べて小さく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステップモータ駆動
制御装置に係り、特にエンジン制御手段として駆動する
ステップモータを駆動制御するステップモータ駆動制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジン制御を行う各種制御装
置のアクチュエータとしてステップモータが多様されて
いる。例えば、特開昭61−19946号公報には、ス
テップモータを駆動してエンジンのスロットルを電気的
に制御するエンジンのスロットル制御装置が開示されて
いる。
【0003】このスロットル制御装置は、スロットルを
ステップモータより駆動する構成とされている。そし
て、アクセルペダルの踏み込み量をアクセルセンサによ
り電気信号に変換し、このアクセルセンサからの出力信
号に応じてステップモータを駆動させることにより、ス
ロットルをアクセルペダルの踏み込み量に対応して開閉
する構成とされている。
【0004】このステッピングモータは内部にロータを
有し、このロータの周囲に配設された複数の磁極への励
磁を切り換えることによりロータを回転駆動するよう構
成されている。具体的には、ステップモータ駆動制御装
置からステッピングモータに対し、駆動パルス電流を通
電することによりロータの回転量を制御する構成とされ
ている。
【0005】ところで、ステップモータの駆動源となる
電源部の電圧が、ステップモータの出力トルクを低下さ
せるような値まで低下した場合は、ステップモータ駆動
制御装置から高い周波数の駆動パルス信号が供給される
と、ステップモータはこの高周波数の駆動パルス信号に
追従して駆動することができなくなり、いわゆる脱調現
象が発生する。この脱調現象が発生すると、アクセルペ
ダルの踏み込み量に対応したスロットルの駆動ができな
くなり制御の精度が低下してしまう。
【0006】そこで、上記したスロットル制御装置で
は、電源部の電圧に応じてステップモータを駆動する駆
動周波数の上限値を算出し、算出された駆動周波数の上
限値までの周波数の範囲でステップモータに駆動パルス
信号を供給することにより脱調現象の発生を防止する構
成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成とされたスロ
ットル制御装置では、駆動周波数の上限値が電源電圧に
対し画一的に決定された構成とされている。しかるに、
ステップモータには、その駆動を妨げようとする力(以
下、この力を抵抗力という)が作用する。
【0008】具体的には、ステップモータ内に潤滑のた
めに配設されているグリースは、高温下では粘性が低く
抵抗力となることはないが、低温下では粘性が高くな
り、これが抵抗力となってステップモータのロータの回
転を妨げる作用を行う。また、ステップモータの使用状
態によっても抵抗力が発生する場合がある。例えば、上
記したスロットル制御装置の例では、通常スロットルは
フェイルセイフの点より、スプリング等により閉弁方向
に付勢されている。従って、スロットルを開弁させる場
合には、ステップモータはスプリングによる弾性力に抗
してスロットルを開弁させる必要がある。この場合、ス
プリングの弾性力は、ステップモータに対して抵抗力と
して作用する。逆に、スロットルを閉弁させる場合に
は、スプリングの弾性力はステップモータの駆動を助け
る方向に作用する。上記のように、ステップモータの使
用状態によっては、ステップモータの回転方向により抵
抗力が変化する場合がある。
【0009】従って、電源電圧が一定であっても、温度
条件,回転方向等の要因により抵抗力が発生すると、こ
の抵抗力よりロータの回転が規制されて脱調現象が発生
する場合がある。このため、電源電圧が同一電圧状態で
あっても、温度状態によって駆動周波数の上限値の最適
値が異なり、また回転方向により許容できる駆動周波数
の上限値も異なる。具体的には、抵抗力が大きい場合に
はステップモータの駆動周波数の上限値を小さく設定す
る必要がある。
【0010】これに対し、上述したように従来では電圧
のみによって駆動周波数の上限値が決定されていたた
め、駆動周波数の上限値を高く設定した場合には、温度
が低い状態やステップモータが抵抗力が印加される方向
に回転している状態では、高い駆動周波数に追従してス
テップモータは駆動することができず脱調が発生する可
能性がある。
【0011】また、これに対応すべく駆動周波数の上限
値を低く設定した場合には、ステップモータの使用に伴
い温度が上昇したり、またステップモータが逆回転する
ことにより抵抗力が印加されない方向に回転した時に、
許容しうる駆動周波数の上限値に対し設定された上限値
が小さくなり、ステップモータの駆動応答性が劣化し、
制御性の悪化をきたすおそれがあるという問題点があっ
た。
【0012】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、電圧状態に加え、温度状態,回転方向に基づきス
テップモータの駆動周波数の上限値を設定する構成とす
ることにより、使用環境状態に最適化したステップモー
タの駆動制御を実現しうるステップモータ駆動制御装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、下記の手
段を講じることにより解決することができる。請求項1
記載の発明では、エンジン制御手段として駆動するステ
ップモータを駆動制御するステップモータ駆動制御装置
において、駆動電源の電圧を検出する電圧検出手段と、
温度状態を検出する温度検出手段と、前記電圧検出手段
と温度検出手段の検出結果に基づき、前記ステップモー
タ駆動周波数の上限値を設定する駆動周波数設定手段と
を具備することを特徴とするものである。
【0014】また、請求項2記載の発明では、エンジン
制御手段として駆動するステップモータを駆動制御する
ステップモータ駆動制御装置において、駆動電源の電圧
を検出する電圧検出手段と、温度状態を検出する温度検
出手段と、前記ステップモータの駆動方向を判定する駆
動方向判定手段と、前記電圧値と前記温度値とに基づ
き、前記ステップモータが駆動抵抗が小さい方向に駆動
された時のステップモータ駆動周波数の上限値を求め設
定する第1の駆動周波数設定手段と、前記電圧値と前記
温度値とに基づき、前記ステップモータが駆動抵抗が大
きい方向に駆動された時のステップモータ駆動周波数の
上限値を求め設定する第2の駆動周波数設定手段と、前
記駆動方向判定手段の検出結果に基づき、前記第1の駆
動周波数設定手段が設定した上限値、または前記第2の
駆動周波数設定手段が設定した上限値を選択する選択手
段とを具備することを特徴とするものである。
【0015】また、請求項3記載の発明では、ステップ
モータの駆動量によりエンジンに供給される燃料量を制
御するステップモータ駆動制御装置において、バッテリ
電圧を検出する電圧検出手段と、前記エンジンの温度状
態を検出する温度検出手段と、前記電圧検出手段と温度
検出手段の検出結果に基づき、前記ステップモータ駆動
周波数の上限値を設定する駆動周波数設定手段とを具備
することを特徴とするものである。
【0016】更に、請求項4記載の発明では、ステップ
モータの駆動量によりエンジンに供給される燃料量を制
御するステップモータ駆動制御装置において、バッテリ
電圧を検出する電圧検出手段と、エンジンの温度状態を
検出する温度検出手段と、前記ステップモータの駆動方
向を判定する駆動方向判定手段と、前記電圧検出手段と
温度検出手段の検出結果に基づき、前記ステップモータ
駆動周波数の上限値を設定する駆動周波数設定手段とを
具備し、前記駆動周波数設定手段は、前記駆動方向判定
手段の判定結果に基づき、前記ステップモータが駆動抵
抗が小さい減負荷方向に駆動される時は、前記ステップ
モータ駆動周波数の上限値を大きく設定すると共に、前
記ステップモータが駆動抵抗が大きい増負荷方向に駆動
される時は、前記ステップモータ駆動周波数の上限値を
前記減負荷方向への駆動時に比べて小さく設定すること
を特徴とするものである。
【0017】上記した各手段は、次のように作用する。
請求項1及び3記載の発明によれば、電圧検出手段は駆
動電源の電圧(バッテリ電圧)を検出し、温度検出手段
はステップモータの温度状態を検出する。また、駆動周
波数設定手段は前記電圧検出手段と温度検出手段の検出
結果に基づき、ステップモータ駆動周波数の上限値を設
定する。
【0018】よって、ステップモータの駆動周波数の上
限値を電圧と温度状態に応じた最適値に設定することが
可能となり、抵抗力が大きい低温時や抵抗力が小さい高
温時に適応した駆動周波数の上限値を設定することが可
能となる。これにより、ステップモータを駆動する際、
脱調の発生を効果的に防止することができると共に応答
性のよい駆動制御を行うことができる。
【0019】また、請求項2及び4記載の発明によれ
ば、電圧検出手段は駆動電源の電圧(バッテリ電圧)を
検出し、温度検出手段はステップモータの温度状態を検
出し、更に駆動方向判定手段はステップモータの駆動方
向を判定する。また、駆動周波数設定手段は前記電圧検
出手段と温度検出手段の検出結果に基づき、ステップモ
ータ駆動周波数の上限値を設定する。
【0020】更に、この駆動周波数設定手段または選択
手段は、駆動方向判定手段の判定結果に基づき、ステッ
プモータが駆動抵抗が小さい減負荷方向に駆動される時
は、ステップモータ駆動周波数の上限値を大きく設定す
る。また、逆にステップモータが駆動抵抗が大きい増負
荷方向に駆動される時は、ステップモータ駆動周波数の
上限値を前記減負荷方向への駆動時に比べて小さく設定
する。
【0021】これにより、上記した請求項1及び2記載
の発明の作用に加え、ステップモータの回転方向に応じ
て駆動周波数の上限値を適正化することが可能となる。
よって、ステップモータが減負荷方向に回転する場合に
おいては応答性の向上を図ることができ、また増負荷方
向に回転する場合においては脱調の発生を防止すること
ができる。
【0022】更に、請求項3及び4記載の発明のよう
に、上記したステップモータ駆動制御装置をエンジンの
燃料供給系に適用した場合、ステップモータの脱調が防
止されると共に応答性が向上するため、燃料供給の増減
制御を速やかにかつ高い精度で実施することができエン
ジン制御の信頼性を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面と共に説明する。図1は、本発明の一実施例である
ステップモータ駆動制御装置を適用した気体燃料内燃機
関(以下単にLPGエンジンと呼ぶ。)のシステム構成
図である。LPGエンジン1は液化石油ガス(LPG)
を燃料としており、大略するとエンジン本体2,キャブ
レター3,LPGレギュレータ4,電子制御装置5(以
下、ECUという)等により構成されている。
【0024】エンジン本体2はシリンダブロック6内に
ピストン7を有し、ピストン7の上部に形成された燃焼
室8に吸入弁9が開弁することにより吸入ポートから混
合気が取り込まれる構成とされている。また、シリンダ
ブロック6には冷却水が循環されるウォータジャケット
12が形成されると共に、冷却水温を検出する水温セン
サ13が配設されている。
【0025】燃焼室8内の混合気は点火プラグ10が発
火することにより燃焼し、ピストン7を駆動すると共
に、発生した燃焼ガスは排気弁11が開弁されることに
より排気ポートに排出される。排気ポートには排気通路
16及び三元触媒17,18が接続されており、燃焼ガ
スは排気通路16を通り三元触媒17,18で清浄化さ
れた上で排出される。
【0026】一方、吸入ポートは吸気通路14と接続さ
れており、この吸気通路14から外気が取り込まれる構
成とされている。また、吸気通路14の外気吸入端部に
はエアクリーナ15が設けられており、外気に含まれる
塵埃が燃焼室8内に侵入しないよう構成されている。こ
の吸気通路2の途中位置にはキャブレター3が一体的に
接続されている。
【0027】キャブレター3の構造について、図1に加
え図2を用いて説明する。図2は、キャブレター3を拡
大して示す図である。キャブレター3は、大略するとベ
ンチュリ19,スロットルバルブ20,アイドルスピー
ドコントロール用バイパス通路21(以下、ISC用バ
イパス通路という),アイドルスピードコントロールバ
ルブ22(以下、ISCVという),及び流量制御弁2
3等をキャブレターボデー24に一体的に組み込んだ構
成とされている。
【0028】キャブレターボデー24内の吸気通路14
にはベンチュリ19が形成されており、このベンチュリ
19により吸気通路14は絞られた構成とされている。
また、吸気通路14のベンチュリ19が形成された位置
より、空気の流れに対し下流位置には、図示しないアク
セルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバル
ブ20が設けられている。そして、このスロットルバル
ブ20が開閉されることにより、吸気通路14への吸入
空気量が調節される構成となっている。また、スロット
ルバルブ20の近傍には、スロットルバルブ20が全閉
位置にある時にこれを検知してスロットル全閉信号ID
Lの出力をオン(ON)するスロットルセンサ25が設
けられている。
【0029】ISC用バイパス通路21は、スロットル
バルブ20をパイパスするよう、スロットルバルブ20
の上流側と下流側とを連通する通路であり、その途中位
置にはISCV22が配設されている。このISCV2
2は、スロットルバルブ20が全閉位置にあるアイドル
状態においてISC用バイパス通路21を流れる吸気量
を制御し、例えば電気負荷及びエアコン等によるアイド
ル回転数の低下を防止する機能を奏する。
【0030】流量制御弁23は、ステッピングモータ2
6とニードル弁27とにより構成されている。この流量
制御弁23は、後述するLPGレギュレータ4とベンチ
ュリ19とを接続する燃料通路28の途中位置、特にベ
ンチュリ19に近い位置に配設されている。
【0031】ステッピングモータ26は、図3に示すよ
うに、積層鉄心からなるロータRTを内部に有し、この
ロータRTの外周に、2層4極の磁極GK1,GK2,
GK3,GK4を有する構成とされており、磁極GK1
〜GK4への励磁電圧を切り替えることによりロータR
Tを回転する。このステッピングモータ26は、ECU
5に接続されたバッテリ46を電源として駆動する構成
とされており、具体的にはECU5から供給される駆動
制御パルス信号(以下、駆動制御信号という)に対応し
て駆動する構成とされている。また、ステッピングモー
タ26の内部には図示しないギヤ機構が設けられてお
り、ロータRTの回転をニードル弁27の直進運動に変
換する構成とされている。
【0032】上記のステッピングモータ26及びギヤ機
構には、潤滑剤としてグリースが配設されている。グリ
ースは、潤滑油に増ちょう剤を均一に分散させた構成と
されており所定の粘性を有している。このグリースの粘
性は温度により変化し、温度が高いと粘性は低くなり、
温度が低いと粘性が高くなる特性を示す。粘性が高くな
ると、ステップモータ26内のロータRT及びギヤ機構
内のギヤは、このグリースの粘性抵抗に抗して駆動する
必要が生じる。尚、以下の説明において、このグリース
の粘性抵抗によりロータRT及びギヤに作用する力を抵
抗力というものとする。
【0033】一方、ニードル弁27は先端がテーパ状と
されており、このニードル弁27はキャブレターボデー
24内においてL字形状に折曲形成された燃料通路28
の折曲部と対向するよう構成されている。具体的には、
キャブレターボデー24内に形成された燃料通路28の
折曲部には弁座部29が形成されており、ニードル弁2
7は弁座部29と対向するよう配設されている。
【0034】従って、ステッピングモータ26によりニ
ードル弁27を進退方向(図中左右方向)に移動させる
ことにより、燃料通路28の通路面積を可変することが
できる。これにより、流量制御弁23によりLPGレギ
ュレータ4から供給される燃料流量を制御することが可
能となり、O2 センサ43(後述する)が出力する排気
ガスに含まれる酸素濃度に基づき空燃比制御を実施する
ことが可能となる。
【0035】本実施例においては、ステッピングモータ
26が正回転することによりニードル弁27は閉弁方向
(図2に矢印X1で示す方向)に進行し、逆回転するこ
とによりニードル弁27は開弁方向(図2に矢印X2で
示す方向)に後退する構成とされている。
【0036】上記構成において、ステッピングモータ2
6が逆回転することにより流量制御弁23が開弁する
と、LPGレギュレータ4から供給される燃料は流量制
御弁23の弁開度に対応した流量でベンチュリ19に供
給され、このベンチュリ19に設けられたスリット30
から吸気通路14内に燃料供給が行われる。
【0037】更に、ニードル弁27とステッピングモー
タ26のケーシングとの間にはスプリング26aが配設
されている。このスプリング26aはニードル弁27を
上記ケーシングから離間させる方向に弾性力を付勢する
構成とされており、この弾性力によりギヤ機構内におけ
るバックラッシュの影響及び動作時におけるニードル弁
27のガタツキを防止する構成とされている。
【0038】従って、ニードル弁27を開弁させる場合
(ステップモータ26が逆回転する場合)には、ステッ
プモータ26はスプリング26aによる弾性力に抗して
ニードル弁27を開弁動作させる必要がある。この場
合、スプリング26aの弾性力は、ステップモータ26
の駆動を妨げる力(以下、この力も抵抗力という)とし
て作用する。逆に、ニードル弁27を閉弁させる場合
(ステップモータ26が正回転する場合)には、スプリ
ング26aの弾性力はステップモータ26の駆動を助け
る方向に作用する。
【0039】一方、キャブレターボデー24の前記した
ISC用バイパス通路21と対向する位置には、エアア
ジャステング通路31がスロットルバルブ20をバイパ
スするように形成されている。このエアアジャステング
通路31には、通路面積を調整するエアアジャステング
スクリュー32が設けられている。このエアアジャステ
ング通路31及びエアアジャステングスクリュー32
は、アイドル時におけるISC用バイパス通路21を流
れる流量を補正するために設けられている。
【0040】更に、キャブレターボデー24のエアアジ
ャステング通路31が形成された位置より下部(スロッ
トルバルブ20よりも下流側)には、LPGインジェク
タ33が取り付けられるインジェクタ取付部34が形成
されている。このインジェクタ33は補正燃料通路35
を介してLPGレギュレータ4に接続されており、特に
軽負荷運転時において、空燃比補正用の燃料を吸気通路
14に向け噴射する構成とされている。これにより、機
関運転時における空燃比の安定化を図っている。
【0041】LPGレギュレータ4は、燃料タンク37
に貯留された液体燃料を気化すると共に所定の圧力でベ
ンチュリ19に供給する機能を有している。このLPG
レギュレータ4は、内部に図示しない第1の減圧室と第
2の減圧室とを有しており、第1の減圧室はタンク側燃
料通路36を介して燃料タンク37に接続されると共
に、第2の減圧室は前記した燃料通路28を介してベン
チュリ19に接続されている。また、タンク側燃料通路
36の途中には、燃料タンク37からLPGレギュレー
タ4への燃料の供給を遮断するメインソレノイドバルブ
38が設けられている。
【0042】LPGレギュレータ4の第1の減圧室に
は、燃料タンク37から液体状態の燃料が供給され、こ
の液体状態の燃料は第1の減圧室において減圧気化され
る。また、第2の減圧室はベンチュリ19に接続されて
いるため、LPGエンジン1が始動しベンチュリ負圧が
第2の減圧室に作用すると、第1の減圧室と第2の減圧
室との間に設けられているイラスティックバルブは開弁
し、第1の減圧室内の燃料が第2の減圧室に導入される
よう構成されている。
【0043】これにより、第2の減圧室に導入した気化
された燃料は、燃料通路28を介してベンチュリ19に
供給される。また、ベンチュリ負圧が小さくなり大気圧
に近くなると、上記したイラスティックバルブは閉弁
し、第1の減圧室から第2の減圧室への燃料供給は停止
される。これにより、第2の減圧室内の燃料は略大気圧
状態を維持する。
【0044】また、前記したインジェクタ33に接続し
た補助燃料通路35は、LPGレギュレータ4の第1の
減圧室に接続されており、かつその接続位置にはスロー
燃料通路35aを流れる燃料流量を制御するスローロッ
ク電磁弁39が配設されている。このスローロック電磁
弁39は通常走行減速時以外は開弁される構成とされて
おり、よって前記したように開弁時はインジェクタ33
から吸気通路14に向け燃料が噴射される。
【0045】一方、上記したISCV22,ステッピン
グモータ26,インジェクタ33,メインソレノイドバ
ルブ38,及びスローロック電磁弁39は、ECU5に
夫々接続されておりその駆動が制御される構成とされて
いる。また、ECU5には、前記した水温センサ13,
スロットルセンサ25が接続されると共に、圧力センサ
40,回転数センサ41,車速センサ42,O2 センサ
43,バッテリセンサ45等が接続されている。更に、
ECU5には電源となるバッテリ46が接続されてい
る。
【0046】圧力センサ40は吸気通路14内の圧力を
検出するものであり、吸気通路14のスロットルバルブ
20より下流側に配設されている。また、回転数センサ
41は機関回転数(エンジン回転数)を検出するもので
あり、デイストリビュータ44に取り付けられている。
また、車速センサ42はLPGエンジン1が搭載された
車両の車速を検出するものであり、例えばスピードメー
タケーブルの回転を検知することにより車速を検出する
構成とされている。また、O2 センサ43は排気ガス中
の酸素濃度を検出するものであり、排気通路16に取り
付けられている。更に、バッテリセンサ45は、バッテ
リ46の電圧を検出する構成とされている。
【0047】ECU5は、上記した各センサ13,2
5,40〜43,45から出力される出力信号に応じて
ISCV22,ステッピングモータ26,インジェクタ
33,メインソレノイドバルブ38,スローロック電磁
弁39等を運転状態に対応するよう好適に制御する。
【0048】次に、ECU5のハード構成について説明
する。図4はECU5 のハード構成を示すブロック図で
ある。ECU5は周知の中央処理ユニット(CPU)5
1、読み出し専用メモリ(ROM)52、ランダムアク
セスメモリ(RAM)53、記憶されたデータを保存す
るバックアップRAM54等を中心に、これらと外部入
力回路55、外部出力回路56等とをバス57によって
接続した論理演算回路として構成されている。
【0049】外部入力回路55には、前述した水温セン
サ13,スロットルセンサ25,圧力センサ40,回転
数センサ41,車速センサ42,O2 センサ43,バッ
テリセンサ45等が接続されていて、この外部入力回路
55を介してCPU51は各センサ等から出力される信
号を入力値として読み取る。CPU51はこれらの入力
値に基づいて、外部出力回路57に接続された前述のI
SCV22,ステッピングモータ26,インジェクタ3
3,メインソレノイドバルブ38,スローロック電磁弁
39等を制御する。
【0050】尚、ECU5のROM52には、以下説明
するステップモータ駆動制御処理プログラムや、ステッ
プモータ駆動制御処理に用いる所定値等が予め記憶され
ている。また、ECU5は計時を行うタイマ58を有
し、外部出力回路56内には、予め設定された時刻と前
記タイマ58の計時とが一致したときにCPU51に割
込信号を出力するコンベアレジスタも配設されている。
【0051】上記構成において、本発明の要部となるス
テップモータ駆動制御装置は、ECU5,ステップモー
タ26,水温センサ13,バッテリセンサ45,バッテ
リ46等により構成される。以下、これらの構成要素か
ら構成されるステップモータ駆動制御装置の動作につい
て説明する。
【0052】本実施例に係るステップモータ駆動制御装
置は、ECU5が実行するステップモータ駆動制御処理
プログラムに従いステップモータ26の駆動制御を行う
構成とされている。図5は、ECU5が実行するステッ
プモータ駆動制御処理プログラムを示すフローチャート
である。
【0053】ここで、図5に示されるステップモータ駆
動制御処理の説明に先立ち、本実施例におけるステップ
モータ26の駆動制御処理の基本原理について図6乃至
図10を用いて説明する。前記したように、ステップモ
ータ26はECU5に接続されたバッテリ46を電源と
して駆動する構成とされており、具体的にはECU5か
ら供給される駆動制御信号に対応して駆動する構成とさ
れている。しかるに、ステップモータ26の駆動力は電
源となるバッテリ46の電圧により変化する。図6は、
ステップモータ26の駆動力とバッテリ46の電圧(B
AT)との関係を示している。
【0054】同図に示されるように、バッテリ電圧BA
Tが小さいとステップモータ26の磁極GK1〜GK4
(図3参照)に発生する磁力は小さくなり、従ってステ
ップモータ26の駆動力も小さくなる。このステップモ
ータ26の駆動力は、図6に示されるように、バッテリ
電圧BATが増加するに伴い増加する特性を示す。
【0055】よって、バッテリ電圧BATが小さい、即
ち駆動力が小さい状態において、ECU5から高い駆動
周波数の駆動制御信号が供給されると、ステップモータ
26は駆動制御信号に追随して駆動する事ができなくな
り、脱調が発生することは前述した通りである。このた
め、本実施例に係るステップモータ駆動制御装置も従来
構成の装置と同様に、バッテリ電圧BATの値に対応さ
せてステップモータ26が駆動制御信号に追随した駆動
ができる駆動周波数の上限値を設定し、ECU5から供
給される駆動制御信号の駆動周波数が、この上限値を越
えないようにすることにより、ステップモータ26に脱
調が発生しないよう構成している。
【0056】ところで、ステップモータ26に発生する
脱調の原因は、上記したバッテリ電圧BATの低下以外
にも存在する。具体的には、ステップモータ26及びギ
ヤ機構の内部に配設されたグリースの粘性力、及びニー
ドル弁27とステッピングモータ26のケーシングとの
間に配設されたスプリング26aの弾性力によっても発
生する。以下、個々の原因について考察する。
【0057】図7は、ステップモータ26及びギヤ機構
が配設される環境温度とグリースの粘性力(抵抗力)と
の関係を示している。本実施例では、ステップモータ2
6及びギヤ機構が配設される環境温度を検出する手段と
して水温センサ13を用いており、水温センサ13で検
出されるLPGエンジン1の冷却水温度(THW)によ
り上記の環境温度を類推する構成としている。
【0058】ステップモータ26が配設されるキャブレ
ター3は、エンジン本体2に直接配設されるものである
ため、冷却水温度(THW)によりステップモータ26
及びギヤ機構が配設される環境温度を類推しても特に問
題となるようなことはない。尚、他の温度センサを用い
たり、またグリースの温度を直接的に検出するグリース
温度センサを用いる構成とすることも可能である。
【0059】図7に示されるように、冷却水温度THW
が低い状態ではグリースの温度も低く、よってグリース
の粘性力(抵抗力)は大きくなっている。また、グリー
スの粘性力(抵抗力)は、冷却水温が高くなるに従い小
さくなる特性を示す。従って、グリースの粘性力(抵抗
力)が大きい状態において、ECU5から高い駆動周波
数の駆動制御信号が供給されると、ステップモータ26
は駆動制御信号に追随して駆動する事ができなくなり脱
調が発生するおそれがある。
【0060】よって、冷却水温THWの値に対応させて
ステップモータ26が駆動制御信号に追随した駆動がで
きる低い周波数に駆動周波数の上限値を設定し、ECU
5から供給される駆動制御信号の駆動周波数がこの上限
値を越えないよう構成することにより、ステップモータ
26にグリースの粘性力(抵抗力)が作用することに起
因した脱調の発生を防止することができる。
【0061】しかるに、駆動周波数の上限値を冷却水温
が低い時に対応した値に一定化し可変できない構成とす
ると、冷却水温度THWが上昇しグリースの粘性力(抵
抗力)が小さくなると、ステップモータ26が高い駆動
周波数で駆動可能な状態であるにも拘わらず、駆動周波
数の上限値が低温時に対応した低い値に設定されている
ことにより、応答性のよいステップモータ26の駆動が
できなくなってしまう。
【0062】よって、冷却水温度THWの変化に対応し
て駆動周波数の上限値を可変しうる構成とし、グリース
の粘性力が大きい状態(即ち、冷却水温度THWの低い
状態)では駆動周波数の上限値を低く設定し、またグリ
ースの粘性力が小さい状態(即ち、冷却水温度THWの
高い状態)では駆動周波数の上限値を高く設定すること
により、低温時における脱調の防止と高温時における応
答性の向上を共に実現することができる。
【0063】続いて、スプリング26aの弾性力に注目
して以下説明する。図8は、ステップモータ26により
進退方向に変位するニードル弁27の変位量と、スプリ
ング26aが発生する弾性力(抵抗力)との関係を示し
ている。同図では、横軸にニードル弁27の変位量を示
し、ステップモータ26が正回転している時(即ちニー
ドル弁27が閉弁方向に移動している時)の変位量をゼ
ロ点より右側に示し、ステップモータ26が逆回転して
いる時(即ちニードル弁27が閉弁方向に移動している
時)の変位量をゼロ点より左側に示している。また、同
図において縦軸はスプリング26aの弾性力を示してい
る。
【0064】同図に示されるように、スプリング26a
の弾性力は、ステップモータ26の回転方向に拘わらず
常に一定の値となる。しかるに、前記したようにニード
ル弁27を開弁させる場合(矢印X2方向に変位させる
場合)には、ニードル弁27の変位方向とスプリング2
6aによる弾性力の付勢方向が逆方向となるため、ステ
ップモータ26はスプリング26aによる弾性力に抗し
てニードル弁27を開弁動作させる必要がある。従っ
て、ステップモータ26が逆回転方向(増負荷方向)に
回転する場合は、スプリング26aの弾性力はステップ
モータ26の駆動を妨げる抵抗力として作用する。
【0065】逆に、ニードル弁27を閉弁させる場合
(矢印X1方向に変位させる場合)には、ニードル弁2
7の変位方向とスプリング26aによる弾性力の付勢方
向は同一方向となるため、スプリング26aの弾性力は
ステップモータ26の駆動を助ける方向に作用する。
【0066】従って、スプリング26aの弾性力がステ
ップモータ26の駆動を妨げる抵抗力として作用するス
テップモータ26の逆回転時(増負荷時)において、E
CU5から高い駆動周波数の駆動制御信号が供給される
と、ステップモータ26は駆動制御信号に追随して駆動
する事ができなくなり脱調が発生するおそれがある。よ
って、ステップモータ26が逆回転している時には、ス
テップモータ26が駆動制御信号に追随した駆動ができ
る低い周波数に駆動周波数の上限値を設定し、ECU5
から供給される駆動制御信号の駆動周波数がこの上限値
を越えないよう構成することにより、ステップモータ2
6にスプリング26aの弾性力に起因した脱調の発生を
防止することができる。
【0067】しかるに、駆動周波数の上限値をステップ
モータ26の逆回転時に対応した値に一定化し可変でき
ない構成とすると、ステップモータ26が正回転方向
(減負荷方向)に回転しスプリング26aの弾性力がス
テップモータ26の駆動を助ける方向に作用した場合で
も、駆動周波数の上限値が逆回転時に対応した低い値に
設定されていることにより、応答性のよいステップモー
タ26の駆動ができなくなってしまう。
【0068】よって、ステップモータ26の回転方向に
対応して駆動周波数の上限値を可変しうる構成とし、ス
プリング26aの弾性力が抵抗力として作用する増負荷
方向回転時(即ち、逆回転時)では駆動周波数の上限値
を低く設定し、またスプリング26aの弾性力が補助力
として作用する減負荷方向回転時(即ち、正回転時)で
は駆動周波数の上限値を高く設定することにより、逆回
転時における脱調の防止と正回転時における応答性の向
上を共に実現することができる。
【0069】図9は、上述した原理に基づき、駆動周波
数の上限値を設定するパラメータとなる、バッテリ電
圧BAT,冷却水温度THW,ステップモータ26
の回転方向により、最適な駆動周波数の上限値を求めた
結果を示している。同図において、横軸はバッテリ電圧
BATを示しており、縦軸は駆動周波数の上限値を示し
ている。また、冷却水温度THWとしてはT1〜T3を
例として示しており、更にステップモータ26が逆回転
している場合を図中実線で示し、ステップモータ26が
正回転している場合を図中破線で示している。
【0070】同図に示されるように、バッテリ電圧BA
Tが低いほど駆動周波数の上限値は低い値となってお
り、バッテリ電圧BATの増大に伴い駆動周波数の上限
値も増大する特性となっている。また、冷却水温度TH
Wが低いほど駆動周波数の上限値は低い値となってお
り、冷却水温度THWの増大に伴い駆動周波数の上限値
も増大する特性となっている。更に、ステップモータ2
6の正回転時(閉弁時)に比べて逆回転時(開弁時)の
方が駆動周波数の上限値は低い値となっている。
【0071】従って、バッテリ電圧BAT,冷却水温度
THW,及びステップモータ26の回転方向を夫々検出
し、検出された各値に基づき図9から駆動周波数の上限
値を設定し、設定された駆動周波数の上限値によりステ
ップモータ26の駆動制御を行うことにより、ステップ
モータ26の駆動制御時において脱調の防止と応答性の
向上を共に実現することができる。
【0072】図10(A),(B)は、図5に示すステ
ップモータ駆動制御処理に用いるマップを示しており、
図9に示した最適化された駆動周波数の上限値に基づき
設定さてれいる。図10(A)はステップモータ26が
正回転した場合のマップであり、また図10(B)はス
テップモータ26が逆回転した場合のマップである。ま
た、同図示される各マップ値SOPX-Y,SCL
X-Y (X,Yは整数。X=1〜3,Y=1〜3)は、図
9に対応することにより、概ね下式のような特性を有し
ている。
【0073】 SOP1-Y ≦SOP2-Y ≦SOP3-Y (Yは一定) ……(1) SOPX-1 ≦SOPX-2 ≦SOPX-3 (Xは一定) ……(2) SCL1-Y ≦SCL2-Y ≦SCL3-Y (Yは一定) ……(3) SCLX-1 ≦SCLX-2 ≦SCLX-3 (Xは一定) ……(4) 続いて、上述したステップモータ26の駆動制御処理の
基本原理に基づき実施されるステップモータ駆動制御処
理について図5を用いて説明する。同図に示すステップ
モータ駆動制御処理ルーチンは、所定時間毎の定時割り
込みで実行される。
【0074】ステップモータ駆動制御処理が起動する
と、先ずステップ100の処理を行う。このステップ1
00及びステップ102の処理は、ステップモータ26
の回転方向を検出するための処理であり、前記した請求
項に記載した駆動方向判定手段となるものである。ステ
ップ100では、今回のルーチン処理時におけるステッ
プモータ26のステップ数Sと、前回のステップモータ
26のステップ数S0 とのステップ差SA(SA=S−
0 )を算出する。
【0075】ここで、ステップ差SAが正の値である場
合(SA>0)は、今回のステップ数Sが前回のステッ
プ数Sよりも多い場合であるため、よってステップモー
タ26は正転していると判定することができる。逆に、
ステップ差SAが負の値である場合(SA<0)は、今
回のステップ数Sが前回のステップ数Sよりも少ない場
合であるため、よってステップモータ26は逆転してい
ると判定することができる。更に、ステップ差SAがゼ
ロである場合(SA=0)は、今回のステップ数Sと前
回のステップ数Sとが等しい場合であるため、よってス
テップモータ26は停止していると判定することができ
る。よって、ステップ102では、ステップ100で算
出されたステップ差SAに基づき、ステップモータ26
の回転方向を判定する。尚、図示されないが、次回のル
ーチン処理に備えるため、ステップ102の処理を実施
した後に前回のステップ数S0 は今回のステップ数Sに
更新される(S0 ←S)。
【0076】ステップ102の処理により、ステップモ
ータ26が正回転している(即ち、閉弁動作している)
と判定された場合には処理はステップ104に進み、ま
た、ステップモータ26が逆転転している(即ち、開弁
動作している)と判定された場合には処理はステップ1
30に進む。更に、ステップ102でステップモータ2
6が停止していると判定された場合には、駆動周波数の
上限値を設定する必要はないため、本ルーチンを終了す
る。
【0077】上記のように、ステップモータ26が正回
転していると判定された場合には、ステップ104〜ス
テップ128に示される正回転時における駆動周波数の
上限値の設定処理が実施される。先ず、ステップ104
では、温度検出手段として機能する水温センサ13が検
出する冷却水温THWに基づき、ステップモータ26及
びギヤ機構が配設される環境温度を推定する。前記した
ように、本実施例ではステップモータ26及びギヤ機構
が配設される環境温度を検出する手段として水温センサ
13を用いているが、他の温度センサを利用する構成と
してもよい。
【0078】また本実施例では、図10に示したように
冷却水温THWを低温時(THW<T1),中間温時
(T1≦THW<T2),高温時(THW≧T2)の3
領域に区分して駆動周波数の上限値を設定する構成とし
ている(但し、T1<T2)。そして、ステップ104
において、冷却水温THWが低温時(THW<T1)で
あると判定されると、処理はステップ106に進み、電
圧検出手段として機能するバッテリセンサ45の検出結
果に基づき、バッテリ46のバッテリ電圧BATを判定
する。本実施例では、図10に示したようにバッテリ電
圧BATを低電圧時(BAT<V1),中間電圧時(V
1≦BAT<V2),高電圧時(BAT≧V2)の3領
域に区分して駆動周波数の上限値を設定する構成として
いる(但し、V1<V2)。
【0079】そして、ステップ106において、バッテ
リ電圧BATが低電圧時(BAT<V1)であると判定
されると、処理はステップ108に進み、図10(A)
に示したマップに基づき駆動周波数の上限値(X)とし
てSOP1-1 を設定する(X←SOP1-1 )。また、ス
テップ106において、バッテリ電圧BATが中間電圧
時(V1≦BAT<V2)であると判定されると、処理
はステップ110に進み、図10(A)に示したマップ
に基づき駆動周波数の上限値XとしてSOP1- 2 を設定
する(X←SOP1-2 )。更に、ステップ106におい
て、バッテリ電圧BATが高電圧時(BAT≧V2)で
あると判定されると、処理はステップ112に進み、図
10(A)に示したマップに基づき駆動周波数の上限値
XとしてSOP1-3 を設定する(X←SOP1-3 )。
【0080】一方、ステップ104において、冷却水温
THWが中間温時(T1≦THW<T2)であると判定
されると、処理はステップ114に進み、電圧検出手段
として機能するバッテリセンサ45の検出結果に基づ
き、バッテリ46のバッテリ電圧BATを判定する。そ
して、ステップ114において、バッテリ電圧BATが
低電圧時(BAT<V1)であると判定されると、処理
はステップ116に進み、図10(A)に示したマップ
に基づき駆動周波数の上限値XとしてSOP2-1を設定
する(X←SOP2-1 )。また、ステップ114におい
て、バッテリ電圧BATが中間電圧時(V1≦BAT<
V2)であると判定されると、処理はステップ118に
進み、図10(A)に示したマップに基づき駆動周波数
の上限値XとしてSOP2-2 を設定する(X←SOP
2-2 )。更に、ステップ114において、バッテリ電圧
BATが高電圧時(BAT≧V2)であると判定される
と、処理はステップ120に進み、図10(A)に示し
たマップに基づき駆動周波数の上限値XとしてSOP
2-3 を設定する(X←SOP2-3 )。上記のようにステ
ップ108〜112,ステップ116〜120,ステッ
プ124〜128の各ステップにおいて駆動周波数の上
限値Xが設定されると、ステップモータ駆動制御処理は
終了する。
【0081】一方、ステップ104において、冷却水温
THWが高温時(THW≧T2)であると判定される
と、処理はステップ122に進み、電圧検出手段として
機能するバッテリセンサ45の検出結果に基づき、バッ
テリ46のバッテリ電圧BATを判定する。そして、ス
テップ122において、バッテリ電圧BATが低電圧時
(BAT<V1)であると判定されると、処理はステッ
プ124に進み、図10(A)に示したマップに基づき
駆動周波数の上限値XとしてSOP3-1 を設定する(X
←SOP3-1 )。また、ステップ122において、バッ
テリ電圧BATが中間電圧時(V1≦BAT<V2)で
あると判定されると、処理はステップ126に進み、図
10(A)に示したマップに基づき駆動周波数の上限値
XとしてSOP3-2 を設定する(X←SOP3-2 )。更
に、ステップ122において、バッテリ電圧BATが高
電圧時(BAT≧V2)であると判定されると、処理は
ステップ128に進み、図10(A)に示したマップに
基づき駆動周波数の上限値XとしてSOP3-3 を設定す
る(X←SOP3-3 )。
【0082】上記したステップ104〜ステップ128
の処理により、駆動周波数の上限値Xは、図10(A)
に示したマップ値に対応した値に設定される。また、図
10(A)に示したマップ値は、図9に示したバッテ
リ電圧BAT,冷却水温度THW,ステップモータ
26の回転方向の夫々のパラメータに適応した最適な値
となっている。従って、ステップモータ26及びギヤ機
構に配設されたグリースの粘性が環境温度の変化に伴い
変化したとしても、またバッテリ電圧BATの変化に伴
いステップモータ16の駆動力が変化したとしても、
バッテリ電圧BAT,冷却水温度THWに適応した駆
動周波数の上限値を設定することができる。
【0083】また、ステップ104〜ステップ128の
処理は、ステップ102でステップモータ26が正回転
していると判断された時に実行される処理であり、また
図9に破線で示されるように、ステップモータ26が正
回転している時に設定される駆動周波数の上限値は、ス
テップモータ26が逆回転している時に設定される駆動
周波数の上限値(図9に実線で示す)に比べて高く設定
される。このように、ステップモータ26の駆動に際
し、スプリング26aの弾性力が補助力として作用する
正回転状態において駆動周波数の上限値が高く設定され
ることにより、特にステップモータ26の応答性を向上
させることができる。
【0084】続いて、ステップ102の処理において、
ステップモータ16が逆回転している(即ち、開弁動作
している)と判定された時に実施される処理について説
明する。ステップ102の処理において、ステップモー
タ26が正回転していると判定された場合にはステップ
130〜ステップ154に示される逆回転時における駆
動周波数の上限値の設定処理が実施される。
【0085】先ず、ステップ130では、温度検出手段
として機能する水温センサ13が検出する冷却水温TH
Wに基づき、ステップモータ26及びギヤ機構が配設さ
れる環境温度を推定する。そして、ステップ130にお
いて、冷却水温THWが低温時(THW<T1)である
と判定されると、処理はステップ132に進み、電圧検
出手段として機能するバッテリセンサ45の検出結果に
基づき、バッテリ46のバッテリ電圧BATを判定す
る。
【0086】そして、ステップ132において、バッテ
リ電圧BATが低電圧時(BAT<V1)であると判定
されると、処理はステップ134に進み、図10(B)
に示したマップに基づき駆動周波数の上限値XとしてS
CL1-1 を設定する(X←SCL1-1 )。また、ステッ
プ132において、バッテリ電圧BATが中間電圧時
(V1≦BAT<V2)であると判定されると、処理は
ステップ136に進み、図10(B)に示したマップに
基づき駆動周波数の上限値XとしてSCL1-2 を設定す
る(X←SCL1-2 )。更に、ステップ132におい
て、バッテリ電圧BATが高電圧時(BAT≧V2)で
あると判定されると、処理はステップ138に進み、図
10(B)に示したマップに基づき駆動周波数の上限値
XとしてSCL1-3 を設定する(X←SCL1-3 )。
【0087】一方、ステップ130において、冷却水温
THWが中間温時(T1≦THW<T2)であると判定
されると、処理はステップ140に進み、電圧検出手段
として機能するバッテリセンサ45の検出結果に基づ
き、バッテリ46のバッテリ電圧BATを判定する。そ
して、ステップ140において、バッテリ電圧BATが
低電圧時(BAT<V1)であると判定されると、処理
はステップ142に進み、図10(B)に示したマップ
に基づき駆動周波数の上限値XとしてSCL2-1を設定
する(X←SCL2-1 )。また、ステップ140におい
て、バッテリ電圧BATが中間電圧時(V1≦BAT<
V2)であると判定されると、処理はステップ144に
進み、図10(B)に示したマップに基づき駆動周波数
の上限値XとしてSCL2-2 を設定する(X←SCL
2-2 )。更に、ステップ140において、バッテリ電圧
BATが高電圧時(BAT≧V2)であると判定される
と、処理はステップ146に進み、図10(B)に示し
たマップに基づき駆動周波数の上限値XとしてSCL
2-3 を設定する(X←SCL2-3 )。
【0088】一方、ステップ130において、冷却水温
THWが高温時(THW≧T2)であると判定される
と、処理はステップ148に進み、電圧検出手段として
機能するバッテリセンサ45の検出結果に基づき、バッ
テリ46のバッテリ電圧BATを判定する。そして、ス
テップ148において、バッテリ電圧BATが低電圧時
(BAT<V1)であると判定されると、処理はステッ
プ150に進み、図10(B)に示したマップに基づき
駆動周波数の上限値XとしてSCL3-1 を設定する(X
←SCL3-1 )。また、ステップ148において、バッ
テリ電圧BATが中間電圧時(V1≦BAT<V2)で
あると判定されると、処理はステップ152に進み、図
10(B)に示したマップに基づき駆動周波数の上限値
XとしてSCL3-2 を設定する(X←SCL3-2 )。更
に、ステップ148において、バッテリ電圧BATが高
電圧時(BAT≧V2)であると判定されると、処理は
ステップ154に進み、図10(B)に示したマップに
基づき駆動周波数の上限値XとしてSCL3-3 を設定す
る(X←SCL3-3 )。上記のようにステップ134〜
138,ステップ142〜146,ステップ150〜1
54の各ステップにおいて駆動周波数の上限値Xが設定
されると、ステップモータ駆動制御処理は終了する。
【0089】上記したステップ130〜ステップ154
の処理により、駆動周波数の上限値Xは、図10(B)
に示したマップ値に対応した値に設定される。また、図
10(B)に示したマップ値は、図9に示したバッテ
リ電圧BAT,冷却水温度THW,ステップモータ
26の回転方向の夫々のパラメータに適応した最適な値
となっている。従って、ステップモータ26及びギヤ機
構に配設されたグリースの粘性が環境温度の変化に伴い
変化したとしても、またバッテリ電圧BATの変化に伴
いステップモータ16の駆動力が変化したとしても、
バッテリ電圧BAT,冷却水温度THWに適応した駆
動周波数の上限値を設定することができる。
【0090】また、ステップ130〜ステップ154の
処理は、ステップ102でステップモータ26が逆回転
していると判断された時に実行される処理であり、また
図9に実線で示されるように、ステップモータ26が逆
回転している時に設定される駆動周波数の上限値は、ス
テップモータ26が正回転している時に設定される駆動
周波数の上限値(図9に破線で示す)に比べて低く設定
される。このように、ステップモータ26の駆動に際
し、スプリング26aの弾性力が抵抗力として作用する
逆回転状態において駆動周波数の上限値が低く設定され
ることにより、ステップモータ26に脱調が発生するこ
とを防止することができる。
【0091】上述してきたように、図5に示すステップ
モータ駆動制御処理を実施することにより、ステップモ
ータ26を駆動するに際し、脱調の発生を効果的に防止
できると共に、応答性の向上を図ることができる。尚、
図5に示したステップモータ駆動制御処理において、ス
テップ104〜128の処理、及びステップ130〜ス
テップ154で示す処理は、請求項に記載した駆動周波
数設定手段となるものである。
【0092】また、本実施例においてはステップモータ
駆動制御装置の適用対象としてエンジンを例に挙げ、駆
動周波数の上限値を設定するパラメータとして、バッ
テリ電圧BAT,冷却水温度THW,ステップモー
タ26の回転方向の3つのパラメータを用いる構成とし
た。しかるに、ステップモータ26が適用される装置・
機器の特性に応じ、ステップモータ26に脱調を発生さ
せる他のパラメータが存在する場合には、この他のパラ
メータも加えて駆動周波数の上限値を設定する構成とし
てもよい。
【0093】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1及び3記
載の発明によれば、ステップモータを駆動する際に脱調
の発生を効果的に防止することができると共に応答性の
よいステップモータの駆動制御を行うことができる。
【0094】また、請求項2及び4記載の発明によれ
ば、上記した請求項1及び3記載の発明の効果に加え、
ステップモータが減負荷方向に回転する場合においては
応答性の向上を図ることができ、また増負荷方向に回転
する場合においては脱調の発生を防止することができ
る。
【0095】更に、請求項3及び4記載の発明では、燃
料供給の増減制御を速やかにかつ高い精度で実施するこ
とができエンジン制御の信頼性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である燃料制御装置を適用
したLPGエンジンのシステム構成図である。
【図2】キャブレターを拡大して示す断面図である。
【図3】ステッピングモータの概略構成図である。
【図4】ECUの構成を示すブロック図である。
【図5】ステップモータ駆動制御処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】バッテリ電圧BATとステップモータの駆動力
との関係を示す図である。
【図7】冷却水温度THWとグリースの粘性力(抵抗
力)との関係を示す図である。
【図8】ニードル弁の変位量とスプリングで発生する弾
性力との関係を示す図である。
【図9】バッテリ電圧,冷却水温と駆動周波数の上限値
との関係を示す図である。
【図10】(A)はステップモータが正転する時におけ
る駆動周波数の上限値を求めるマップを示す図であり、
(B)はステップモータが逆転する時における駆動周波
数の上限値を求めるマップを示す図である。
【符号の説明】
1 LPGエンジン 2 エンジン本体 3 キャブレター 4 LPGレギュレータ 5 ECU 13 水温センサ 14 吸気通路 16 排気通路 19 ベンチュリ 20 スロットルバルブ 21 ISC用バイパス通路 22 ISCV 23 流量制御弁 25 スロットルセンサ 26 ステッピングモータ 26a スプリング 27 ニードル弁 28 燃料通路 29 弁座部 30 スリット 33 インジェクタ 35 補助燃料通路 36 タンク側燃料通路 37 燃料タンク 38 メインソレノイドバルブ 39 スローロック電磁弁 40 圧力センサ 41 回転数センサ 42 車速センサ 45 バッテリセンサ 46 バッテリ 51 CPU 52 ROM 53 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 378 F02D 45/00 378 F02M 21/02 F02M 21/02 L 21/04 21/04 F H02P 8/12 H02P 8/00 K 8/38 R

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン制御手段を駆動するステップモ
    ータを駆動制御するステップモータ駆動制御装置におい
    て、 駆動電源の電圧を検出する電圧検出手段と、 温度状態を検出する温度検出手段と、 前記電圧検出手段と温度検出手段の検出結果に基づき、
    前記ステップモータ駆動周波数の上限値を設定する駆動
    周波数設定手段とを具備することを特徴とするステップ
    モータ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジン制御手段として駆動するステッ
    プモータを駆動制御するステップモータ駆動制御装置に
    おいて、 駆動電源の電圧を検出する電圧検出手段と、 温度状態を検出する温度検出手段と、 前記ステップモータの駆動方向を判定する駆動方向判定
    手段と、 前記電圧値と前記温度値とに基づき、前記ステップモー
    タが駆動抵抗が小さい方向に駆動された時のステップモ
    ータ駆動周波数の上限値を求め設定する第1の駆動周波
    数設定手段と、 前記電圧値と前記温度値とに基づき、前記ステップモー
    タが駆動抵抗が大きい方向に駆動された時のステップモ
    ータ駆動周波数の上限値を求め設定する第2の駆動周波
    数設定手段と、 前記駆動方向判定手段の検出結果に基づき、前記第1の
    駆動周波数設定手段が設定した上限値、または前記第2
    の駆動周波数設定手段が設定した上限値を選択する選択
    手段とを具備することを特徴とするステップモータ駆動
    制御装置。
  3. 【請求項3】 ステップモータの駆動量によりエンジン
    に供給される燃料量を制御するステップモータ駆動制御
    装置において、 バッテリ電圧を検出する電圧検出手段と、 前記エンジンの温度状態を検出する温度検出手段と、 前記電圧検出手段と温度検出手段の検出結果に基づき、
    前記ステップモータ駆動周波数の上限値を設定する駆動
    周波数設定手段とを具備することを特徴とするステップ
    モータ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 ステップモータの駆動量によりエンジン
    に供給される燃料量を制御するステップモータ駆動制御
    装置において、 バッテリ電圧を検出する電圧検出手段と、 エンジンの温度状態を検出する温度検出手段と、 前記ステップモータの駆動方向を判定する駆動方向判定
    手段と、 前記電圧検出手段と温度検出手段の検出結果に基づき、
    前記ステップモータ駆動周波数の上限値を設定する駆動
    周波数設定手段とを具備し、 前記駆動周波数設定手段は、 前記駆動方向判定手段の判定結果に基づき、前記ステッ
    プモータが駆動抵抗が小さい減負荷方向に駆動される時
    は、前記ステップモータ駆動周波数の上限値を大きく設
    定すると共に、前記ステップモータが駆動抵抗が大きい
    増負荷方向に駆動される時は、前記ステップモータ駆動
    周波数の上限値を前記減負荷方向への駆動時に比べて小
    さく設定することを特徴とするステップモータ駆動制御
    装置。
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