JPH09289439A - 位相調整回路 - Google Patents

位相調整回路

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JPH09289439A
JPH09289439A JP8100346A JP10034696A JPH09289439A JP H09289439 A JPH09289439 A JP H09289439A JP 8100346 A JP8100346 A JP 8100346A JP 10034696 A JP10034696 A JP 10034696A JP H09289439 A JPH09289439 A JP H09289439A
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transistors
voltage
capacitor
pulse voltage
inverter
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JP8100346A
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Ryosuke Amano
良介 天野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロコンピュータからの命令信号によっ
て遅延時間又は位相を自由に変化させることができる位
相調整回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 位相調整回路は2対のトランジスタとコ
ンデンサとインバータとを含む。入力パルス電圧信号の
立ち下がりエッジでは、インバータの出力信号が反転す
るまでコンデンサに加わる電圧が増加し、入力パルス電
圧信号の立ち上がりエッジでは、インバータの出力信号
が反転するまでコンデンサに加わる電圧が減少する。第
1及び第2の制御用直流電圧V1 、V2 によって第1及
び第3のトランジスタのベース電位がそれぞれ調整さ
れ、それによってコンデンサに加わる電圧の変化率が調
整され、インバータの出力信号が反転する時点が変化す
る。それによって入力パルス電圧信号の立ち下がりエッ
ジ及び立ち上がりエッジが所望の遅延時間だけ遅延す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパルス電圧信号を所
定時間遅らせるためのパルス電圧遅延回路又は位相調整
回路に関し、より詳細には外部からの命令信号によって
遅延時間を可変制御することができる位相調整回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4を参照して従来の位相調整
回路の例を説明する。これはビデオカメラの同期信号発
生回路に使用される従来の位相調整回路であり、図3は
その回路図、図4はその回路の各部の波形を示すタイム
チャートである。
【0003】入力端子100より図4Aに示す如き振幅
が+5Vのパルス電圧信号V100 が入力され、インバー
タ又は反転回路101によって図4Bに示すように反転
される。インバータ101の出力信号V101 は不完全積
分回路102、103、104、105に入力される。
この不完全積分回路は2つの可変抵抗器102、103
とダイオード104とコンデンサ105とを含む。
【0004】図4Cは不完全積分回路の出力電圧V105
の波形を示す。不完全積分回路によって入力パルス電圧
は遅延される。入力電圧信号V101 の立ち上がりにて不
完全積分回路の出力電圧V105 は徐々に増加し、入力電
圧信号V101 の立ち下がりにて出力電圧V105 は徐々に
減少する。不完全積分回路の出力電圧、即ち、インバー
タ106の入力電圧V105 がインバータ106のしきい
値電圧+2.5Vに達すると、インバータ106の出力
電圧V110 は反転する。
【0005】図4Dはインバータ106の出力電圧V
110 の波形である。こうして不完全積分回路によって遅
延されたパルス電圧V105 はインバータ106によって
反転され波形整形されて出力端子110より出力され
る。
【0006】入力パルス電圧信号V100 の立ち下がりエ
ッジの時点をt1 、出力パルス電圧信号V110 の立ち下
がりエッジの時点をt1 ’とすると、遅延時間はT1
1’−t1 である。入力パルス電圧信号V100 の立ち
上がりエッジの時点をt2 、出力パルス電圧信号V110
の立ち上がりエッジの時点をt2 ’とすると、遅延時間
はT2 =t2 ’−t2 である。これらの遅延時間T1
2 (秒)は2つの抵抗器102、103の抵抗値R
102 、R103 とコンデンサ105の容量C105 によって
決まり、次のように表される。
【0007】
【数1】T1 =R102 ×C1052 =R103 ×C105
【0008】ここにR102 、R103 はそれぞれ可変抵抗
器102、103の抵抗値(Ω)、C105 はコンデンサ
105の容量(F)である。
【0009】本例の位相調整回路は、可変抵抗器10
2、103の抵抗値R102 、R103 を変化させることに
よって、遅延時間T1 、T2 を変化させ、パルス電圧の
位相調整がなされるように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のパルス電圧遅延
回路又は位相調整回路では、可変抵抗器の抵抗値を変化
させることによって遅延時間を自由に変化させることが
できるように構成されており、回路構成が簡単である利
点を有する。
【0011】しかしながら、この遅延回路はマイクロコ
ンピンュータに接続しマイクロコンピンュータからの命
令信号によって遅延時間を制御することはできない。
【0012】本発明は斯かる点に鑑み、マイクロコンピ
ンュータからの命令信号によって遅延時間を制御するこ
とができるパルス電圧遅延回路又は位相調整回路を提供
することを目的とする。
【0013】本発明は斯かる点に鑑み、マイクロコンピ
ンュータからの命令信号によって位相調整することがで
きる位相調整回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によると、第1、
第2、第3及び第4のトランジスタと上記第1及び第3
のトランジスタのコレクタを接続する第1の接続点と上
記第2及び第4のトランジスタのコレクタを接続する第
2の接続点の間に接続されたコンデンサと該コンデンサ
に印加されている電圧が所定の値になると出力を反転さ
せるインバータとを含み、入力パルス電圧信号の立ち下
がりエッジ及び立ち上がりエッジを遅延させて上記イン
バータより出力パルス電圧信号を出力する位相調整回路
において、上記第2及び第4のトランジスタのベース電
位VB32 、VB34 は、それぞれ上記第1及び第3のトラ
ンジスタのベース電位VB31 、VB33 と異なる値となる
ように、上記第2及び第4のトランジスタのベースに
は、入力パルス電圧信号を所定の電圧差だけ直流変位さ
せた互いに異なるパルス電圧信号が印加され、上記入力
パルス電圧信号の立ち下がりエッジでは、上記第4のト
ランジスタはオンからオフになり上記第2のトランジス
タはオフからオンになり上記インバータの出力信号が反
転するまで上記コンデンサに加わる電圧が増加し、上記
入力パルス電圧信号の立ち上がりエッジでは、上記第2
のトランジスタはオンからオフになり上記第4のトラン
ジスタはオフからオンになり上記インバータの出力信号
が反転するまで上記コンデンサに加わる電圧が減少し、
上記第1及び第3のトランジスタのベース電位VB31
B33 は第1及び第2の制御用直流電圧V1 、V2 によ
ってそれぞれ調整され、それによって上記コンデンサに
印加されている電圧の変化率が調整され、上記インバー
タの反転時間が調整され、上記入力パルス電圧信号の立
ち下がりエッジ及び立ち上がりエッジが所望の遅延時間
だけ遅延するように構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照して本発明に
よるパルス電圧遅延回路又は位相調整回路の例を説明す
る。図1に示すように本例の回路は、入力端子10から
パルス電圧信号V10を入力すると所定の時間遅延された
パルス電圧信号V11が出力端子11より出力される。遅
延時間の制御は端子13、14に印加する制御用直流電
圧信号V1 、V2 によってなされる。
【0016】本例の回路はダイオード21と1つのイン
バータ27と2対のトランジスタ31、32、33、3
4とコンデンサ41とを含む。第1及び第3のトランジ
スタ31、33のベースにそれぞれ制御用直流電圧
1 、V2 が印加されている。第2及び第4のトランジ
スタ32、34のベースは入力端子10からパルス電圧
信号V10が印加される。第1及び第3のトランジスタ3
1、33のコレクタの接続点35と第2及び第4のトラ
ンジスタ32、34のコレクタの接続点36の間にコン
デンサ41が設けられている。
【0017】図2を参照して本回路の動作を説明する。
図2Aは入力端子10に供給されるパルス電圧信号
10、図2Bは第2のトランジスタ32のベース電圧V
B32 、図2Cは第4のトランジスタ34のベース電圧V
B34 、図2Dは第2のトランジスタ32のコレクタ電流
C32 、図2Eは第4のトランジスタ34のコレクタ電
流IC34 、図2Fはコンデンサ41の電圧V41、図2G
は出力端子11に出力される出力信号V11の波形であ
る。
【0018】入力端子10に図2Aに示す如き時点t1
にて立ち下がり時点t2 にて立ち上がるパルス電圧V10
を入力する。この例では、パルス電圧V10の電圧振幅は
+3Vである。
【0019】図2Bに示すように第2のトランジスタ3
2のベース電圧VB32 の波形は、電圧信号V10をプラス
側に直流シフトした波形である。図2Cに示すように第
4のトランジスタ34のベース電圧VB34 の波形は、電
圧信号V10をマイナス側に直流シフトした波形である。
【0020】第2のトランジスタ32のベースには、抵
抗器52を介して定電圧+7Vと、抵抗器53及びコン
デンサ43を介して電圧信号V10とが印加される。それ
によって電圧信号V10はプラス側に直流シフトされ、図
2Bに示すように、+3Vと0Vはそれぞれ+4.7V
と+3Vに変化する。第4のトランジスタ34のベース
には、抵抗器55を介して定電圧−5Vと、抵抗器54
及びコンデンサ44を介して電圧信号V10が印加され
る。それによって電圧信号V10はマイナス側に直流シフ
トされ、図2Cに示すように+3Vと0Vはそれぞれ−
0.7Vと−2.9Vに変化する。
【0021】入力端子10と2つのトランジスタ32、
34のベースの間に2つのコンデンサ43、44が設け
られているため、図2B及び図2Cに示すように、ベー
ス電圧VB32 、VB34 の波形はそれぞれ時点t1 、t2
にて急峻に立ち下がり、立ち上がる。2つのコンデンサ
43、44を設けないと、破線にて示すように、ベース
電圧VB32 、VB34 の波形はそれぞれ時点t1 、t2
て立ち下がり及び立ち上がりが急峻でなくなる。この破
線の傾斜が十分大きく、時点t1 、t2 にて急峻に立ち
下がり、立ち上がる場合には2つのコンデンサ43、4
4を使用しなくともよい。
【0022】一方、第1及び第3のトランジスタ31、
33のベースには、端子13、14を経由して一定の制
御用直流電圧V1 、V2 が印加される。但し、第1のト
ランジスタ31のベース電圧VB31 は、第2のトランジ
スタ32のベース電圧VB32の範囲にあるように設定さ
れる。同様に、第3のトランジスタ33のベース電圧V
B33 は、第4のトランジスタ34のベース電圧VB34
範囲にあるように設定される。
【0023】
【数2】3.0V<VB31 <4.7V −2.9V<VB33 <−0.7V
【0024】例えば、図示のように、第1のトランジス
タ31のベースに+5Vの定電圧が付加的に印加され、
第3のトランジスタ33のベースに−5Vの定電圧が付
加的に印加されてよい。
【0025】時点t1 までは、第2のトランジスタ32
はオフ状態であり第4のトランジスタ34はオン状態で
ある。従って、図2Dに示すように第2のトランジスタ
32のコレクタ電流IC32 はゼロであるが、図2Eに示
すように第4のトランジスタ34のコレクタにはコンデ
ンサ41より電流IC34 が流れ込み、コンデンサ41の
電圧V41が低下する。しかしながら、ダイオード21の
作用によって、コンデンサ41の電圧V41が約0V(ダ
イオード21の順方向の電圧降下は無視する。)以下に
なることはない。
【0026】時点t1 になると、逆に、第2のトランジ
スタ32はオン状態となり第4のトランジスタ34はオ
フ状態となる。従って、図2D及び図2Eに示すよう
に、第2のトランジスタ32のコレクタに電流IC32
流れ、第4のトランジスタ34のコレクタ電流IC34
ゼロとなる。
【0027】第1のトランジスタ31のベース電圧V
B31 と第2のトランジスタ32のベース電圧VB32 の差
がそのまま第1及び第2のトランジスタ31、32のエ
ミッタ電位の差として現れ、抵抗器51にエミッタ電流
51が流れる。第2のトランジスタ32のコレクタ電流
C32 はこのエミッタ電流I51は等しく、次の式によっ
て求められる。
【0028】
【数3】IC32 =(VB31 −VB32 )/R51≒(VB31
−3)/R51
【0029】 ここにVB31 、VB32 は第1及び第2のト
ランジスタ31、32のベース電圧、R51は抵抗器51
の抵抗値である。第2のトランジスタ32のベース電圧
B3 2 は図2Bに示すように+3Vである。第2のトラ
ンジスタ32のコレクタ電流IC32 はコンデンサ41に
流れ込み、図2Fに示すように、コンデンサ41の電圧
41は上昇する。電圧V41の変化率は次のように表され
る。
【0030】
【数4】dV41/dt=IC32 /C41
【0031】ここに、C41はコンデンサ41の容量であ
る。IC32 は第2のトランジスタ32のコレクタ電流で
あり、数3の式に示されるように一定である。従って電
圧V 41の変化率は一定である。
【0032】コンデンサ41の電圧V41が上昇し、イン
バータ27の入力ゲートのしきい値を越えると、インバ
ータ27の出力信号V11は反転する。インバータ27の
入力ゲートのしきい値は、その電源電圧が+3Vである
から、その半分の約+1.5Vである。図2Gに示すよ
うに、コンデンサ41の電圧V41が約+1.5Vに達す
ると、インバータ27の出力信号V11は反転する。時点
1 から、インバータ27の出力信号V11が反転した時
点t1 ’までの時間T1 が、入力パルス電圧V 10の立ち
下がりエッジの遅延時間であり、次のように表される。
【0033】
【数5】T1 =(C41/IC32 )×1.5
【0034】その後、コンデンサ41の電圧V41は更に
上昇するが、ダイオード21の作用によって+3Vより
大きくなることはない。
【0035】時点t2 になると、第2のトランジスタ3
2はオフ状態となり、第4のトランジスタ34はオン状
態となる。これは上述の時点t1 になるまでの状態と同
じである。
【0036】第2のトランジスタ32のベース電圧V
B32 と第4のトランジスタ34のベース電圧VB34 の差
がそのまま第2及び第4のトランジスタ32、34のエ
ミッタ電位の差として現れ、抵抗器56にエミッタ電流
56が流れる。第4のトランジスタ34のコレクタ電流
C34 はこのエミッタ電流I56は略等しく、次の式によ
って求められる。
【0037】
【数6】IC34 =(VB34 −VB33 )/R56≒(−0.
7−VB33 )/R56
【0038】 ここにVB33 、VB34 は第3及び第4のト
ランジスタ33、34のベース電圧、R56は抵抗器56
の抵抗値である。第4のトランジスタ34のベース電圧
B3 4 は図2Cに示すように、略−0.7Vである。
【0039】上述の説明と同様に、第2のトランジスタ
32のコレクタ電流IC32 はゼロとなり、第4のトラン
ジスタ34のコレクタにコンデンサ41より電流IC34
が流れ込み、コンデンサ41の電圧V41が低下する。電
圧V41の変化率は次のように表される。
【0040】
【数7】dV41/dt=IC34 /C41
【0041】コンデンサ41の電圧V41が減少し、イン
バータ27の入力ゲートのしきい値約+1.5Vより小
さくなると、インバータ27の出力信号V11は反転す
る。しかしながら、ダイオード21の作用によって、コ
ンデンサ41の電圧V41が約0V以下になることはな
い。
【0042】上述のように、インバータ27の入力ゲー
トのしきい値は約+1.5Vである。図2Gに示すよう
に、コンデンサ41の電圧V41が約+1.5Vに達する
と、インバータ27の出力信号V11は反転する。時点t
2 から、インバータ27の出力信号V11が反転した時点
2 ’までの時間T2 が、入力パルス電圧V10の立ち上
がりエッジの遅延時間であり、次のように表される。
【0043】
【数8】T2 =(C41/IC34 )×1.5
【0044】数5の式及び数8の式より明らかなよう
に、入力パルス電圧Vの立ち下がりエッジの遅延時間T
1 は第2のトランジスタ32のコレクタ電流IC32 によ
って決まり、立ち上がりエッジの遅延時間T2 は第4の
トランジスタ34のコレクタ電流IC34 によって決ま
る。
【0045】即ち、第2のトランジスタ32のコレクタ
電流IC32 が大きいと入力パルス電圧Vの立ち下がりエ
ッジの遅延時間T1 が小さくなり、第2のトランジスタ
32のコレクタ電流IC32 が小さいと入力パルス電圧V
の立ち下がりエッジの遅延時間T1 が大きくなる。同様
に、第4のトランジスタ34のコレクタ電流IC34 が大
きいと入力パルス電圧Vの立ち上がりエッジの遅延時間
2 が小さくなり、第4のトランジスタ42のコレクタ
電流IC34 が小さいと入力パルス電圧Vの立ち上がりエ
ッジの遅延時間T2 が大きくなる。
【0046】数3の式より明らかなように、第2のトラ
ンジスタ32のコレクタ電流IC32を大きくするために
は、第1のトランジスタ31のベース電圧VB31 を大き
くすればよい。逆に、第2のトランジスタ32のコレク
タ電流IC32 を小さくするためには、第1のトランジス
タ31のベース電圧VB31 を小さくすればよい。第1の
トランジスタ31のベース電圧VB31 は端子13に印加
される制御用直流電圧V1 を変化させることによって制
御される。
【0047】数6の式より明らかなように、第4のトラ
ンジスタ34のコレクタ電流IC34を大きくするために
は、第3のトランジスタ33のベース電圧VB33 を大き
くすればよい。逆に、第4のトランジスタ34のコレク
タ電流IC34 を小さくするためには、第3のトランジス
タ33のベース電圧VB33 を小さくすればよい。第3の
トランジスタ33のベース電圧VB33 は端子14に印加
される制御用直流電圧V2 を変化させることによって制
御される。
【0048】こうして本例によると、端子13、14に
印加される制御用直流電圧V1 、V 2 を制御することに
よって、入力パルス電圧の立ち下がりエッジ及び立ち上
がりエッジの遅延時間T1 、T2 を自由に変化させるこ
とができる。端子13、14に印加される制御用直流電
圧V1 、V2 は、マイクロコンピュータからの命令信号
であってよい。
【0049】以上本発明の実施の形態について詳細に説
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
【0050】
【発明の効果】本発明によると、マイクロコンピンュー
タからの命令信号によって入力パルス電圧信号の遅延時
間を制御することができる利点を有する。
【0051】本発明によると、マイクロコンピンュータ
からの命令信号によって入力パルス電圧信号の位相調整
することができる利点を有する。
【0052】本発明によると、マイクロコンピンュータ
からの命令信号によって入力パルス電圧信号の立ち下が
りエッジの遅延時間と立ち上がりエッジの遅延時間を独
立的に制御することができる利点を有する。
【0053】本発明によると、マイクロコンピンュータ
からの命令信号によってパルス電圧信号の位相を自由に
調整することができるから、通信手段を介して遠隔的
に、パルス電圧信号の位相を調整することができる利点
を有する。また、従来の機械的可変抵抗器を使用した場
合のように機械的誤差に起因する信頼性の低下、経年変
化等がない利点を有する。更に生産時に自動測定器と組
み合わせて自動調整が可能となり工数削減が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位相調整回路の例を示す図であ
る。
【図2】図1の本発明の位相調整回路のタイムチャート
を示す図である。
【図3】従来の位相調整回路の例を示す図である。
【図4】図3の従来の位相調整回路のタイムチャートを
示す図である。
【符号の説明】
10 入力端子、11 出力端子、13,14 制御用
直流電圧入力端子、21ダイオード、27 インバー
タ、31,32,33,34 トランジスタ、35,3
6 接続点、41,43,44 コンデンサ、51,5
2,53,54,55,56 抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03L 7/00 H03K 19/00 101N

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2、第3及び第4のトランジス
    タと上記第1及び第3のトランジスタのコレクタを接続
    する第1の接続点と上記第2及び第4のトランジスタの
    コレクタを接続する第2の接続点の間に接続されたコン
    デンサと該コンデンサに印加されている電圧が所定の値
    になると出力を反転させるインバータとを含み、入力パ
    ルス電圧信号の立ち下がりエッジ及び立ち上がりエッジ
    を遅延させて上記インバータより出力パルス電圧信号を
    出力する位相調整回路において、 上記第2及び第4のトランジスタのベース電位VB32
    B34 がそれぞれ上記第1及び第3のトランジスタのベ
    ース電位VB31 、VB33 と異なる値となるように、上記
    第2及び第4のトランジスタのベースには、入力パルス
    電圧信号を所定の電圧差だけ直流変位させた互いに異な
    るパルス電圧信号が印加され、 上記入力パルス電圧信号の立ち下がりエッジでは、上記
    第4のトランジスタはオンからオフになり上記第2のト
    ランジスタはオフからオンになり上記インバータの出力
    信号が反転するまで上記コンデンサに加わる電圧が増加
    し、 上記入力パルス電圧信号の立ち上がりエッジでは、上記
    第2のトランジスタはオンからオフになり上記第4のト
    ランジスタはオフからオンになり上記インバータの出力
    信号が反転するまで上記コンデンサに加わる電圧が減少
    し、 上記第1及び第3のトランジスタのベース電位VB31
    B33 は第1及び第2の制御用直流電圧V1 、V2 によ
    ってそれぞれ調整され、それによって上記コンデンサに
    印加されている電圧の変化率が調整され、上記インバー
    タの反転時間が調整され、上記入力パルス電圧信号の立
    ち下がりエッジ及び立ち上がりエッジが所望の遅延時間
    だけ遅延するように構成されている位相調整回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位相調整回路において、
    上記第1及び第3のトランジスタのベース電位VB31
    B33 は、それぞれ上記第2及び第4のトランジスタの
    ベース電位VB32 、VB34 の変動範囲内の値であること
    を特徴とする位相調整回路。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2記載の位相調整回路にお
    いて、上記コンデンサにはダイオードが接続され、上記
    コンデンサに印加される電圧は所定の値を越えないこと
    を特徴とする位相調整回路。
JP8100346A 1996-04-22 1996-04-22 位相調整回路 Pending JPH09289439A (ja)

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