JPH09277832A - 車両用ドア構造 - Google Patents

車両用ドア構造

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JPH09277832A
JPH09277832A JP8342373A JP34237396A JPH09277832A JP H09277832 A JPH09277832 A JP H09277832A JP 8342373 A JP8342373 A JP 8342373A JP 34237396 A JP34237396 A JP 34237396A JP H09277832 A JPH09277832 A JP H09277832A
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door
inner panel
vehicle
opening
energy
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JP8342373A
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Hiroyuki Matsumoto
浩幸 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、確実に車体側方からの荷重に
対するエネルギー吸収能力を向上させることのできる車
両用ドア構造を提供することである。 【解決手段】 ドアトリム4のドアインナパネル3側
に、エネルギー吸収部材6(第1のエネルギー吸収体)
を固定し、ドアスクリーン5を介してドアインナパネル
3に当接させ、ドアインナパネル3とドアトリム4の間
に設置する。エネルギー吸収部材6のドアインナパネル
3の開口32に一致する位置に突出部(第2のエネルギー
吸収体)61が形成され、該突出部61をドアスクリーン5
とともに、ドアアウタパネル2とドアインナパネル3の
間の内部空間10内に突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体側方荷重に対
するエネルギー吸収能力を増大させ、乗員に対する車体
側方荷重を軽減させる車両用ドア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭59−155257号公報に
記載されているように、ドアに設けられ、車室内側に膨
張可能な室を気密的に画成する袋状の可撓性部材と、該
可撓性部材に設けられて車室内に露呈し、前記室の膨張
に伴って車室内側に突出する低剛性材料から成るパネル
と、前記ドアに加えられる衝撃を検知して前記可撓性部
材が画成する室内に期待を充填するガス発生器と、ドア
に設けられ、前記室の膨張に伴い展開して膨張した可撓
性部材を支持する形状固定器とを備えた自動車の乗員保
護装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車の乗員保護装置は、膨張する袋状の可撓性部
材並びに衝撃を検知して前記可撓性部材が画成する室内
に気体を充填するガス発生器等が必要であり、構造が複
雑になるとともに、製作コストが高くなるという問題が
あった。また、特開平 1−153353号公報、或いは実開昭
61−171620号公報には、乗員保護のためにエネルギー吸
収部材(ウレタン)を設けたものであるが、ドアインナ
パネルとドアトリムの間にエネルギー吸収部材(ウレタ
ン)を配設しているために、エネルギー吸収部材(ウレ
タン)の厚さに限界があり、エネルギー吸収能力に限界
があるという問題があった。さらに、ドアインナパネル
とドアトリムの間に配設されたエネルギー吸収部材を厚
くしてエネルギー吸収能力を大きくする手段もあるが、
この手段によると、ドアインナパネルとドアトリムの間
の距離が大きくなり、ドアの厚さが過大になるととも
に、車室内の空間を狭くするという問題があった。
【0004】本発明の目的は、上記問題点を解決し、簡
単な構造で、確実に車体側方からの荷重に対するエネル
ギー吸収能力を向上させ、乗員に対する車体側方荷重を
軽減させる能力を向上させることのできる車両用ドア構
造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の車両用ドア構造は、車外側のドアアウタパネ
ルと車内側のドアインナパネルとが内部空間を形成して
接合され、該ドアインナパネルの車室内側にドアトリム
が装着されているドア構造において、前記ドアインナパ
ネルに前記内部空間に連通する開口を設け、該開口に一
致する位置で、前記開口とドアトリムとの間に設けられ
た第1のエネルギー吸収体と、前記開口とドアアウタパ
ネルとの間に設けられた第2のエネルギー吸収体とを備
えることにより、車体側方からの荷重を受けた場合、第
1及び第2のエネルギー吸収体がそれぞれ変形してエネ
ルギーを吸収し、側突荷重を軽減させることができる。
また、ドアアウタパネルとドアトリムとの間に開口を介
してエネルギー吸収体が設けられているから、側突時に
おける変形可能なエネルギー吸収体の車幅方向の厚さを
大きくすることができるものであり、ドアアウタパネル
とドアインナパネルとの間の内部空間を利用することに
よって、ドアの厚さの増大を抑えて車室内への規制を抑
制し、エネルギー吸収能力を増大させることができる。
さらに、第2のエネルギー吸収体が開口を貫通可能であ
ることにより、第2吸収体への全入力が第1吸収体へ確
実に伝えられ、両者協同の変形により、エネルギー吸収
能力を一層増大させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を参照して
説明する。図1及び図2において、車両用ドア1は、車
外側のドアアウタパネル2と車内側のドアインナパネル
3とが内部空間10を形成して接合され、ドアインナパネ
ル3の車室内側にドアトリム4がファスナ等の締結具40
により装着されている。また、ドアトリム4の一部が車
室内側に突出してアームレスト41が形成されている。
【0007】ドアアウタパネル2の上端のベルトライン
の位置に、内部に閉空間を有するドア開口部レインフォ
ースメント20がドア1の長手方向に設けられており、ま
た、ドアインナパネル3の上端のベルトラインの位置
に、内部に閉空間を有するドア開口部レインフォースメ
ント30がドアアウタパネル2のドア開口部レインフォー
スメント20と平行に設けられており、両ドア開口部レイ
ンフォースメント20と30とで形成された間隙にウィンド
ウガラス(図示略)が昇降自在に設置される。
【0008】ドアインナパネル3の下部(アームレスト
41の下方位置)に開口32が設けられており、この開口32
を介してドアアウタパネル2とドアインナパネル3との
接合その他の組付作業が行われる。ドアインナパネル3
のドアトリム4側全面を覆う柔軟な材料で形成されたド
アスクリーン5が、ドアトリム4との間に挟持されて設
けられ、各種機構部が収納されているドア1の内部空間
10内に埃等が侵入するのを防止している。
【0009】ドアトリム4の内側(ドアインナパネル3
側)のアームレスト41から下方にかけて、ウレタン、或
いは発泡スチロール等の衝撃吸収材料で形成されたエネ
ルギー吸収部材6を固定し、ドアスクリーン5を介して
ドアインナパネル3に当接させ、ドアインナパネル3と
ドアトリム4の間に設置する。
【0010】また、エネルギー吸収部材6のドアインナ
パネル3の開口32に一致する位置に突出部61が形成さ
れ、該突出部61をドアスクリーン5とともに、ドアアウ
タパネル2とドアインナパネル3の間の内部空間10内に
突出させる。これにより、開口32に一致する位置におい
て、開口32からドアトリム4側に設けられた第1のエネ
ルギー吸収体(エネルギー吸収部材6)と、開口32から
ドアアウタパネル2側に設けられた第2のエネルギー吸
収体(突出部61)とが形成される。
【0011】この構成によると、車体側方からの荷重を
受けた場合、ドアトリム4を介してエネルギー吸収部材
(第1のエネルギー吸収体)6が変形してエネルギーを
吸収し、同時に、ドア内部空間に突出した突出部(第2
のエネルギー吸収体)61が変形して側方荷重のエネルギ
ーを大きく吸収することができる。
【0012】また、予めドアアウタパネル2とドアイン
ナパネル3とを接合し、ドアスクリーン5でドアインナ
パネル3の車室内側面を覆ったものに、エネルギー吸収
部材6を内側(ドアインナパネル3側)に固定したドア
トリム4を装着することにより、エネルギー吸収部材6
を、ドアインナパネル3の開口32からドアの内部空間に
突出させながら、ドアトリム4の内側に設置することが
でき、組付性が向上するものである。
【0013】さらに、ドアアウタパネル2の上端のドア
開口部レインフォースメント20の閉空間内に、衝撃吸収
材料で形成されたエネルギー吸収部材7が設けられてお
り、また、ドアインナパネル3の上端のドア開口部レイ
ンフォースメント30の閉空間内にエネルギー吸収部材8
が設けられている。
【0014】この構成により、ベルトラインの位置にお
けるエネルギー吸収能力が大きくなり、車体側方からの
荷重を軽減することができる。
【0015】次に、図3において他の実施例を説明す
る。ドアスクリーン50にドアインナパネル3の開口32を
貫通して内部空間10内に位置するエネルギー吸収ブロッ
ク(第2のエネルギー吸収体)601 が固定され、ドアト
リム4の内側(ドアインナパネル3側)に設置されたエ
ネルギー吸収ブロック(第1のエネルギー吸収体)600
とエネルギー吸収ブロック(第2のエネルギー吸収体)
601 でドアスクリーン50を挟み込んでいる。
【0016】この構成によると、エネルギー吸収体の設
置スペースを充分に確保することができ、エネルギー吸
収能力を増大させることができるとともに、ドアアウタ
パネルとドアインナパネルとの間の内部空間を利用する
ことによってドアの厚さの増大を抑えて車室内への規制
を抑制し、エネルギー吸収能力を増大させることができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。車体側方から
の荷重を受けた場合、第1のエネルギー吸収体と第2の
エネルギー吸収体との変形により、側方荷重のエネルギ
ーを大きく吸収して、側方荷重を軽減することができ
る。また、ドアアウタパネルとドアトリムとの間に開口
を介してエネルギー吸収体が設けられているから、側突
時における変形可能なエネルギー吸収体の厚さを大きく
することができるものであり、ドアアウタパネルとドア
インナパネルとの間の内部空間を利用することによって
ドアの厚さの増大を抑えて車室内への規制を抑制し、エ
ネルギー吸収能力を増大させることができる。さらに、
第2のエネルギー吸収体が開口を貫通可能であることに
より、第2吸収体への全入力が第1吸収体へ確実に伝え
られ、両者協同の変形により、エネルギー吸収能力を一
層増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す車両用ドアの斜視図で
ある。
【図2】 図1におけるII−II線断面図である。
【図3】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ドア、2 ドアアウタパネル、3 ドアインナパネ
ル、4 ドアトリム 5 ドアスクリーン、6,7,8 エネルギー吸収部材 10 ドアの内部空間、20,30 ドア開口部レインフォー
スメント 61 エネルギー吸収部材の突出部、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車外側のドアアウタパネルと車内側のド
    アインナパネルとが内部空間を形成して接合され、該ド
    アインナパネルの車室内側にドアトリムが装着されてい
    るドア構造において、前記ドアインナパネルに前記内部
    空間に連通する開口を設け、該開口に一致する位置で、
    前記開口とドアトリムとの間に設けられた第1のエネル
    ギー吸収体と、前記開口とドアアウタパネルとの間に設
    けられた第2のエネルギー吸収体とを備えることを特徴
    とする車両用ドア構造。
  2. 【請求項2】 前記第2のエネルギー吸収体は、前記開
    口を貫通可能であることを特徴とする請求項1記載の車
    両用ドア構造。
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