JP2549364Y2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

車両用ドア構造

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JP2549364Y2
JP2549364Y2 JP1990097862U JP9786290U JP2549364Y2 JP 2549364 Y2 JP2549364 Y2 JP 2549364Y2 JP 1990097862 U JP1990097862 U JP 1990097862U JP 9786290 U JP9786290 U JP 9786290U JP 2549364 Y2 JP2549364 Y2 JP 2549364Y2
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JP
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door
inner panel
vehicle
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absorbing member
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浩幸 松本
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車体側方荷重に対する衝撃吸収能力を増大
させた車両用ドア構造に関する。
〔従来技術〕
従来、例えば実開昭59-155257号公報に記載されてい
るように、ドアに設けられ、車室内側に膨張可能な室を
気密的に画成する袋状の可撓性部材と、該可撓性部材に
設けられて車室内に露呈し、前記室の膨張に伴って車室
内側に突出する低剛性材料から成るパネルと、前記ドア
に加えられる衝撃を検知して前記可撓性部材が画成する
室内に期待を充填するガス発生器と、ドアに設けられ、
前記室の膨張に伴い展開して膨張した可撓性部材を支持
する形状固定器とを備えた自動車の乗員保護装置が提案
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の自動車の乗員保護装置は、
膨張する袋状の可撓性部材並びに衝撃を検知して前記可
撓性部材が画成する室内に気体を充填するガス発生器等
が必要であり、構造が複雑になるとともに、製作コスト
が高くなるという問題があった。
また、ドアインナパネルとドアトリムの間に配設され
たエネルギー吸収部材を厚くしてエネルギー吸収能力を
大きくする手段もあるが、この手段によると、ドアイン
ナパネルとドアトリムの間の距離が大きくなり、ドアの
厚さが過大になるとともに、車室内の空間を狭くすると
いう問題があった。
本考案の目的は、上記問題点を解決し、簡単な構造
で、確実に車体側方からの荷重に対するエネルギー吸収
能力を向上させることのできる車両用ドア構造を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案の車両用ドア構造
は、車外側のドアアウタパネルと車内側のドアインナパ
ネルとが内部空間を形成して接合され、該ドアインナパ
ネルの車室内側にドアトリムが装着されているドア構造
において、前記ドアインナパネルに前記内部空間に連通
する開口を設け、前記ドアインナパネルと前記ドアトリ
ムの間にエネルギー吸収部材を設けるとともに、該エネ
ルギー吸収部材に突出部を形成し、前記ドアインナパネ
ルの開口から上記エネルギー吸収部材の突出部をドアア
ウタパネルとドアインナパネルとの間の前記内部空間内
に突出させたものである。
〔作用〕
上記のとおり構成された本考案の車両用ドア構造にお
いては、車体側方からの荷重を受けた場合、ドアアウタ
パネルとドアインナパネルとの間の内部空間を利用する
ことによって、ドアの厚さの増大を抑えて車室内の規制
を抑えながら、エネルギー吸収部材の突出部が変形して
エネルギーを吸収することで、エネルギー吸収能力を増
大させることができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図において、車両用ドア1は、車外側
のドアアウタパネル2と車内側のドアインナパネル3と
が内部空間10を形成して接合され、ドアインナパネル3
の車室内側にドアトリム4がファスナ等の締結具40によ
り装着されている。
ドアトリム4の一部が車室内側に突出してアームレス
ト41が形成されている。
ドアアウタパネル2の上端のベルトラインの位置に、
内部に閉空間を有するドア開口部レインフォースメント
20がドア1の長手方向に設けられており、また、ドアイ
ンナパネル3の上端のベルトラインの位置に、内部に閉
空間を有するドア開口部レインフォースメント30がドア
アウタパネル2のドア開口部レインフォースメント21と
平行に設けられており、両ドア開口部レインフォースメ
ント20と30とで形成された間隙にウィンドウガラス(図
示せず)が昇降自在に設置される。
ドアインナパネル3の下部(アームレスト41の下方位
置)に開口32が設けられており、この開口32を介してド
アアウタパネル2とドアインナパネル3との接合その他
の組付作業が行われる。
ドアインナパネル3のドアトリム4側全面を覆う柔軟
な材料で形成されたドアスクリーン5が、ドアトリム4
との間に挟持されて設けられ、各種機構部が収納されて
いるドア1の内部空間10内に埃等が侵入するのを防止し
ている。
ドアトリム4の内側(ドアインナパネル3側)のアー
ムレスト41から下方にかけて、ウレタン、或いは発泡ス
チロール等の衝撃吸収材料で形成されたエネルギー吸収
部材6を固定し、ドアスクリーン5を介してドアインナ
パネル3に当接させ、ドアインナパネル3とドアトリム
4の間に設置する。
また、エネルギー吸収部材6のドアインナパネル3の
開口32に一致する位置に突出部61が形成され、該突出部
61をドアスクリーン5とともに、ドアアウタパネル2と
ドアインナパネル3の間の内部空間10内に突出させてい
る。
この構成によると、車体側方からの荷重を受けた場
合、ドアトリム4を介してエネルギー吸収部材6が変形
してエネルギーを吸収し、さらに、ドア内部空間に突出
した突出部61が変形して側方荷重のエネルギーを大きく
吸収することができる。
また、予めドアアウタパネル2とドアインナパネル3
とを接合し、ドアスクリーン5でドアインナパネル3の
車室内側面を覆ったものに、エネルギー吸収部材6を内
側(ドアインナパネル3側)に固定したドアトリム4を
装着することにより、エネルギー吸収部材6を、ドアイ
ンナパネル3の開口32からドアの内部空間に突出させな
がら、ドアトリム4の内側に設置することができ、組付
性が向上するものである。
さらに、ドアアウタパネル2の上端のドア開口部レイ
ンフォースメント20の閉空間内に、衝撃吸収部材で形成
されたエネルギー吸収部材7が設けられており、また、
ドアインナパネル3の上端のドア開口部レインフォース
メント30の閉空間内にエネルギー吸収部材8が設けられ
ている。
この構成により、ベルトラインの位置におけるエネル
ギー吸収能力が大きくなり、車体側方からの荷重を軽減
することができる。
次に、第3図において他の実施例を説明する。
ドアスクリーン50にドアインナパネル3の開口32を貫
通して内部空間10内に位置するエネルギー吸収ブロック
601が固定され、ドアトリム4の内側に設置されたエネ
ルギー吸収ブロック600とエネルギー吸収ブロック601で
ドアスクリーン50を挟み込んでいる。
この構成によると、エネルギー吸収部材6の設置スペ
ースを充分に確保することができ、エネルギー吸収能力
を増大させることができる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のとおり構成されているから、以下に述
べるとおりの効果を奏する。
車体側方からの荷重を受けた場合、エネルギー吸収部
材が変形してエネルギーを吸収し、さらに、ドア内部空
間に突出した突出部が変形して側方荷重のエネルギーを
大きく吸収して、側方荷重を軽減することができるとと
もに、ドアアウタパネルとドアインナパネルとの間の内
部空間を利用することによって、ドアの厚さの増大を抑
えて車室内の規制を抑えながら、エネルギー吸収能力を
増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は車両用ドア
の斜視図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は
他の実施例を示す断面図である。 1……ドア、2……ドアアウタパネル、3……ドアイン
ナパネル、4……ドアトリム、5……ドアスクリーン、
6,7,8……エネルギー吸収部材、61……エネルギー吸収
部材の突出部、10……ドアの内部空間、20,30……ドア
開口部レインフォースメント。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車外側のドアアウタパネルと車内側のドア
    インナパネルとが内部空間を形成して接合され、該ドア
    インナパネルの車室内側にドアトリムが装着されている
    ドア構造において、前記ドアインナパネルに前記内部空
    間に連通する開口を設け、前記ドアインナパネルと前記
    ドアトリムの間にエネルギー吸収部材を設けるととも
    に、該エネルギー吸収部材に突出部を形成し、前記ドア
    インナパネルの開口から上記エネルギー吸収部材の突出
    部をドアアウタパネルとドアインナパネルとの間の前記
    内部空間内に突出させたことを特徴とする車両用ドア構
    造。
JP1990097862U 1990-09-18 1990-09-18 車両用ドア構造 Expired - Lifetime JP2549364Y2 (ja)

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JPH0454722U JPH0454722U (ja) 1992-05-11
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