JPH09273627A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH09273627A
JPH09273627A JP8288296A JP8288296A JPH09273627A JP H09273627 A JPH09273627 A JP H09273627A JP 8288296 A JP8288296 A JP 8288296A JP 8288296 A JP8288296 A JP 8288296A JP H09273627 A JPH09273627 A JP H09273627A
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査大 土屋
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正明 西田
Yoshihisa Yamamoto
義久 山本
Akitomo Suzuki
明智 鈴木
Hiroshi Tsutsui
洋 筒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1の変速動作中に第2の変速が判断された場
合、変速ショックの発生を防止すると共に、変速時間の
短縮化を図る。 【解決手段】3−4変速動作中に2速段への変速が判断
されると、該変速判断と同時に2速段にて係合する油圧
サーボB5のサーボ起動を行い、かつ該サーボ起動終了
後、2速への変速を開始する。例えば、3−4変速のイ
ナーシャ相に2速段への変速判断がなされると、係合側
油圧がサーボ起動されると共に、該サーボ起動終了まで
3−4変速が続行され、そしてサーボ起動終了した時点
から4→2変速が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
る自動変速機に係り、詳しくは、変速動作中に異なる変
速が判断される場合(多重変速)の変速制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動変速機を搭載した自動車に
あって、第1の摩擦係合要素を係合しかつ第2の摩擦係
合要素を解放する、いわゆるつかみ換えによる所定変速
段への変速動作中、前記いずれか一方の摩擦係合要素を
係合から解放に切換えると共に、第3の摩擦係合要素を
係合作動する前記所定変速段とは異なる変速段への変速
が判断されることがある。例えば、所定クラッチ(例え
ばC3クラッチ)を係合すると共に所定ブレーキ(例え
ばB4ブレーキ)を解放して3速から4速への変速動作
中、前記所定クラッチを解放すると共に異なるブレーキ
(例えばB5ブレーキ)を係合して2速へ変速動作され
ることがある。
【0003】従来、このような場合、例えば特公平5−
50621号公報に示されるように、第1の変速指令が
発せられて、該変速指令にて設定される変速段での入出
力回転数比が略1.0になる状態が所定時間以上継続し
たことを検出して該変速段への作動が完了したことを判
断し、該第1の変速指令から該変速段への完了までの間
では、上記第1の変速指令と異なる第2の変速指令が発
せられても、該第2の変速指令に基づく変速動作を行な
わないようにしている。即ち、第1の変速動作中に、第
2の変速判断があっても、第1の変速動作が終了するま
では、第2の変速動作を禁止しており、これにより、摩
擦係合要素のつかみ換えタイミングがくるって、エンジ
ンの吹上り又は異常低下を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
第1の変速動作が終了するまで、第2の変速が禁止され
るので、第1の変速開始から第2の変速終了までの変速
時間が長くなってしまう。
【0005】そこで、本発明は、上述のように第1の変
速動作中に第2の変速が判断される場合、変速ショック
の発生を防止すると共に、変速時間の短縮化を図った自
動変速機の制御装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、車輌走行状況に基づく各センサ(11,12,1
3,15)からの信号を入力し、複数の所定摩擦係合要
素の油圧サーボ(27,29,30)への油圧を制御す
る複数の油圧制御手段(16,17,19)にそれぞれ
油圧制御信号を出力する制御部(U)を有する自動変速
機の制御装置において、前記制御部が、前記各センサか
らの信号に基づき、第1の変速動作中に第2の変速が判
断される場合、該第2の変速が判断されると、該第2の
変速において作動する摩擦係合要素用油圧を、ピストン
がストロークしかつ該摩擦係合要素がトルク伝達する前
の状態になるようにサーボ起動を開始し、そして該サー
ボ起動終了した状態で前記第2の変速動作を開始するよ
うに前記油圧制御信号を出力する多重変速制御手段
(1)を有することを特徴とする。
【0007】請求項2に係る本発明は、前記第2の変速
(例えば2速段への変速)が、第1の摩擦係合要素(例
えばB5)を係合すると共に第2の摩擦係合要素(例え
ばC3)を解放するつかみ換え変速であり、前記第2の
変速判断時に前記係合側となる第1の摩擦係合要素用油
圧の前記サーボ起動を開始し、該サーボ起動の終了時に
前記第2の変速動作を開始する。
【0008】請求項3に係る本発明は、前記第1の変速
動作が、複数の油圧制御ステージ(例えばトルク相制
御、イナーシャ相制御及び完了制御)を有し、前記第2
の変速における油圧のサーボ起動と同時に、前記第2の
変速判断時における前記各制御ステージに応じて前記第
1の変速動作の油圧制御を行う。
【0009】請求項4に係る本発明は、前記第1の変速
動作(例えば3−4変速又は4−3変速)が、第3の摩
擦係合要素(例えばC3又はB4)を係合すると共に第
4の摩擦係合要素(例えばB4又はC3)を解放するつ
かみ換え変速であると共に、これら第3又は第4の摩擦
係合要素(C3又はB4)が、前記第2の変速動作にお
いて解放側となる前記第2の摩擦係合要素である。
【0010】請求項5に係る本発明は、前記第2の変速
判断時における前記第1の変速動作がトルク相である場
合、前記第2の摩擦係合要素でない側の前記第3又は第
4の摩擦係合要素(例えばB4)用油圧を、前記第1の
変速開始時における入力トルクを保持する所定圧(P
H )に設定し、かつ該所定圧を前記第1の摩擦係合要素
用油圧のサーボ起動終了まで保持する(図6参照)。
【0011】請求項6に係る本発明は、前記第2の変速
判断時における前記第1の変速動作がイナーシャ相であ
る場合、前記第2の摩擦係合要素である側の前記第3又
は第4の摩擦係合要素(例えばC3)用油圧制御を前記
第1の摩擦係合要素用油圧のサーボ起動終了まで続行す
る(図7参照)。
【0012】請求項7に係る本発明は、前記第2の変速
判断時における前記第1の変速動作が変速終了状態であ
る場合、前記第2の摩擦係合要素である側の前記第3又
は第4の摩擦係合要素(例えばC3)用油圧を、前記第
1の変速終了時における入力トルクを保持する所定圧
(PH )に設定し、かつ該所定圧を前記第1の摩擦係合
要素用油圧のサーボ起動終了まで保持する。
【0013】請求項8に係る本発明は、前記第2の変速
判断時における入力トルクを推定し、該入力トルクに応
じた油圧にて前記第2の変速動作を開始し、かつ該第2
の変速判断時の入力トルクは、前記第1の変速動作にお
ける油圧制御の基となるスロットル開度(tho)と、
前記第2の変速判断時のスロットル開度(thr)との
差から補正値を算出し、該補正値にて前記第1の変速動
作における油圧制御の基となる入力トルクを補正してな
る。
【0014】[作用]上記構成に基づき、第1の変速動
作中に第2の変速判断がなされると、該変速判断と同時
に第2の変速において作動する摩擦係合要素用の油圧が
サーボ起動を開始し、そして該サーボ起動が終了する
と、第2の変速動作が開始される。
【0015】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0016】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、第2の
変速判断と同時に、第2の変速のためのサーボ起動が開
始されるので、その分タイムラグをなくして、多重変速
時の変速時間を短縮すると共に、該サーボ起動後、第2
の変速動作が開始されるので、変速フィーリングを損な
うことはない。
【0017】第2の変速がつかみ換え変速の場合、同時
に変速動作を開始すると、解放側油圧が排出されるにも
拘らず、係合側油圧がサーボ起動となってピストンをス
トロークし、タイミングがとれずに不要なエンジン吹き
上げ等を生じるが、請求項2に係る本発明によると、第
2の変速動作開始前に、係合側油圧が予めサーボ起動さ
れ、該サーボ起動終了後、上記つかみ換えによる第2の
変速動作が行なわれるので、解放側及び係合側摩擦係合
要素のつかみ換えタイミングを良好にして、変速ショッ
クの発生を防止できる。
【0018】請求項3に係る本発明によると、第2の変
速のサーボ起動と並行して、第1の変速状況に合った油
圧制御を行なうので、変速状況に関係なく、常に良好な
変速油圧制御を行うことができる。
【0019】第1の変速動作もつかみ換え変速の場合、
更に精度の高い油圧制御を必要とするが、請求項4に係
る本発明によると、第1の変速における係合側又は解放
側摩擦係合要素が、第2の変速における解放側摩擦係合
要素となって、3個の油圧サーボをそれぞれ油圧制御す
る比較的簡単な構成及び制御によって、上記第1及び第
2の変速が共につかみ換えからなる油圧制御を行うこと
ができる。
【0020】請求項5に係る本発明によると、第1の変
速のトルク相にあっては、まだ回転変化が生じていない
ので、第1の変速を中止し、第2の変速に関与しない側
の摩擦係合要素をトルクを保持する所定圧に保持してサ
ーボ起動終了まで待機し、第2の変速をタイミング良く
かつ素早く制御することができる。
【0021】第2の変速判断時に第1の変速動作がイナ
ーシャ相にある場合、直ちに第2の変速を開始すると、
解放側となる摩擦係合要素への油圧変化により回転が変
化して運転者に違和感を与えてしまうが、請求項6に係
る本発明によると、上記解放側となる摩擦係合要素の油
圧制御をサーボ起動終了まで続行するので、入力回転の
回転変化が滑らかになってシフトフィーリングを向上す
ることができる。
【0022】一般に、変速終了後には、係合側油圧サー
ボにライン圧相当の高い油圧を供給・保持するが、請求
項7に係る本発明によると、変速終了後第2の変速が判
断された場合、係合側油圧サーボにトルク保持に足りる
所定圧を設定して保持するので、第2の変速をタイミン
グ良く行うことができる。
【0023】エンジンが過渡的な状態にある場合、エン
ジントルクの推定は、正確なエンジン回転数を検出する
には時間的遅れを生じるため、第2の変速動作中の入力
トルクを直接推定することは、油圧制御の応答遅れを生
じて好ましくないが、請求項8に係る本発明によると、
第1の変速動作における入力トルクに基づき、スロット
ル開度の差による修正を加えることにより、油圧制御の
応答遅れを防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の多
重変速制御に係る実施の形態について説明する。
【0025】図1は、本発明を適用し得る自動変速機の
制御装置を示す概略図で、電子制御部Uに、エンジン回
転数センサ11、スロットル開度センサ12、自動変速
機の入力回転数(タービン回転数)センサ13、及び車
速(出力回転数)センサ15からの電気信号が入力され
ている。そして、該電子制御部Uは、多重変速制御手段
1を有しており、該制御部にて演算されて、3個のリニ
アソレノイドバルブ16,17,19にそれぞれ出力す
る。
【0026】リニアソレノイドバルブ16,17,19
は、油圧制御手段を構成し、前記制御部Uからの電流値
(油圧制御信号)に基づき、それぞれ入力ポート16
a,17a,19aに入力されているソレノイドモジュ
レータ圧を出力ポート16b,17b,19bに調圧し
て出力し、そして各出力ポートからの油圧はそれぞれシ
フトプレッシャコントロールバルブ20,21,22の
制御油室20a,21a,22aに作用する。これらコ
ントロールバルブ20,21,22は、上記各制御油圧
の油圧に基づき、各入力ポート20b,21b,22b
のライン圧を制御して出力ポート20c,21c,22
cに出力し、更に該制御された油圧は、所定シフトバル
ブ23,25,26を介してそれぞれ所定の摩擦係合要
素を操作する油圧サーボ27,29,30に作用する。
具体的には、油圧サーボ27は、4速及び5速段にて係
合されるC3クラッチ用油圧サーボであり、油圧サーボ
29は、1速、2速及び後進段にて係合されるB5ブレ
ーキ用油圧サーボであり、油圧サーボ30は、3速段に
て係合されるB4ブレーキ用油圧サーボである。
【0027】ついで、図2及び図3のフローチャートに
沿って、3速→4速のアップシフト作動中に2速段への
ダウンシフト判断された油圧制御について説明する。
【0028】まず、図2に示すように、3速→4速のア
ップシフト動作を説明するに、3速→4速への変速指令
が判断されると(S1)(変速制御開始)、タイマーが
計時を開始し(S2)、サーボ起動制御(S3)され、
そして目標ギヤ段が2速にない場合(S4)、上記サー
ボ起動制御が所定時間tSA継続される(S5)。これ
により、図6、7、8に示すように、4速時に係合され
る摩擦係合要素であるC3クラッチ用油圧サーボ27に
係合側油圧PC3が供給され、該係合側油圧サーボの油圧
室に油が満たされると共に、4速時に解放される摩擦係
合要素であるB4ブレーキ用油圧サーボ30の解放側油
圧PB4が解放されて所定油圧になる。該サーボ起動制御
にあっては、これら係合側及び解放側油圧はPC3、BB4
は、ピストンストローク圧以上でかつ入力軸の回転変化
を生じない(即ちトルク伝達のない)所定圧に保たれ
る。
【0029】ついで、タービン(入力)トルクが推定さ
れる(S6)。該タービントルクは、マップによりスロ
ットル開度とエンジン回転数に基づきエンジントルクを
求め、更にトルクコンバータの入出力回転数から速度比
を計算し、該速度比によりマップにてトルク比を求め、
そして前記エンジントルクに上記トルク比を乗じて求め
られる。また、入力軸回転数の回転変化開始時における
目標とする目標回転数変化率(目標回転加速度)ω′が
演算される(S7)。
【0030】ついで、トルク相制御が行なわれる(S
8)。即ち、図8に示すように、係合側油圧PC3は、前
記タービントルクに基づき演算される入力回転数の回転
変化が開始する直前(イナーシャ相直前)の目標係合油
圧PT 及び予め設定された時間により定められた勾配
(第1のスイープ角)に基づきスイープアップされる。
更に、該係合(目標)油圧PT に達すると、前記目標回
転数変化率ω′により算出される油圧変化量Pωによ
り、前記第1のスイープ角より緩やかな勾配にてスイー
プアップする。そして、該第2のスイープアップは、入
力軸回転数の回転変化分が入力軸回転数センサ13にて
検知し得る変速開始判定回転数に達するまで続けられ
る。従って、該目標回転数変化率から計算したイナーシ
ャトルク分の油圧量Pω(第2のスイープアップ量)が
終了した時点が変速開始となり、一般に、該時点が、入
力であるエンジントルクと、係合側摩擦係合要素のトル
ク容量で定まる車輌駆動力の負荷がバランスのとれた状
態であり、該変速開始判断までは、係合側摩擦係合要素
は摩擦によりトルクを伝達しながら滑っている状態にあ
って、回転変化がなくトルク分担だけが変化するトルク
相にある。また、これ以降、上記摩擦係合要素のトルク
容量が増大してエンジントルクを上回り、エンジン回転
数が下り始める(入力軸回転数が変化する)イナーシャ
相となる。
【0031】一方、該トルク相制御にあって、解放側油
圧PB4は、図8に示すように、所定勾配にて解放される
が(スイープダウン)、所定圧に低下した状態でその勾
配が緩くなり、反力によりブレーキが滑らない状態を維
持する。そして、該トルク相制御において、再度目標ギ
ヤ段が2速か否か判断される(S9)。
【0032】そして、上記変速開始が判断された後(S
10)、イナーシャ相制御が行なわれる(S11)。該
イナーシャ相制御では、係合側油圧PC3は、前記目標回
転数変化率ω′から引き続き、入力軸の回転数が所定の
目標回転変化になるように、前記入力軸回転数センサ1
3の検出値を監視しつつフィードバック制御される。一
方、解放側油圧PB4は、図8に示すように、上記変速開
始が判断された直後、急な勾配にて一気に解放され、ブ
レーキB4は解放されて4速状態になる。そして、該イ
ナーシャ相制御中において、再度目標ギヤ段が2速にあ
るか否か判断され(S12)、該イナーシャ相制御は変
速終了まで継続する(S13)。
【0033】更に、タイマーが所定時間を計時した時点
(S14)で完了制御が行なわれる(S15)。また、
該完了制御において、再度目標ギヤ段が2速にあるか判
断され(S16)、そしてタイマーが前記変速終了から
所定時間経過すると(S17)、変速制御が終了する
(S18)。上記サーボ起動制御(S3)、トルク相制
御(S8)、イナーシャ相制御(S11)及び完了制御
(S15)が、3−4変速(第1の変速)動作における
複数の油圧制御ステージを構成する。
【0034】これにより、上記係合側油圧が徐々に上昇
して、摩擦係合要素のトルク容量が増大し、該摩擦係合
要素の入出力側の回転速度差がなくなった時点で変速終
了となり、更に該係合側摩擦係合要素のクッショニング
スプリングの僅かに残っているストロークを押し縮め
て、係合側油圧サーボの油圧がライン圧と同じになり、
変速制御が終了する。なお、この際、解放側油圧P
B4は、ドレーンされてブレーキB4は解放されている。
【0035】一方、3速→2速のダウンシフト動作は、
図3(a) に示すように、まず、3−2変速判断に基づ
き、変速制御が開始され(S20)、ついで待機制御が
行なわれる(S21)。これにより図8に示すように、
3速状態にあって解放状態にある摩擦係合要素(係合
側)であるB5ブレーキ用の油圧サーボ29は、変速制
御開始(変速指令)に伴い、前記係合側油圧PC3と同様
に、ピストンをストロークしかつトルクが伝達される前
の状態になるようにサーボ起動が行なわれ、また係合状
態にある摩擦係合要素(解放側)であるB4ブレーキ用
油圧サーボは、変速制御開始に伴い、トルク伝達がなさ
れる前の状態になるように、ライン圧から所定圧に低下
する。
【0036】そして、所定時間経過後、前述と同様にタ
ービントルクが推定され(S22)、更に目標回転数変
化率が演算され(S23)、そして初期変速制御が行な
われる(S24)。これにより、解放側油圧は、入力
(タービン)トルクに基づき演算される所定係合油圧P
T 、即ち入力回転数の回転変化が開始する直前の係合油
圧PT に減圧し、初期変速制御状態となる。更に、上記
所定係合油圧PT 状態から、前述と同様に、入力軸回転
数の回転変化開始時における目標回転数変化率ω′によ
り計算される油圧変化量Pωに基づきスイープダウンさ
れる。また、上記スイープダウンに合せて、係合側油圧
B5がスイープアップされる。
【0037】そして、上記解放側油圧の該スイープダウ
ンにより、イナーシャ相となって、エンジン回転数が上
昇し、かつ入力軸回転数変化に基づき、緩やかに油圧が
減圧するイナーシャ相制御が行なわれる(S25)。こ
れにより、エンジン回転数が上昇して、自動変速機の2
速レベルに達すると、変速が終了し、以降は、解放側油
圧PB4が零になるまでドレーンすると共に、係合側油圧
B5がライン圧まで上昇して変速制御が終了する。この
ようにして、該変速終了後完了制御が行なわれ(S2
6)、変速制御が終了する(S27)。
【0038】また、4速→2速のダウンシフト動作は、
図3(b) に示すように、まず4−2変速判断に基づき、
変速制御が開始される(S30)。該4−2変速制御で
は、解放側摩擦係合要素がC3クラッチ(従って油圧サ
ーボ27)になる点が異なるだけで、前記3−2変速制
御と同じであり、前記ステップS21〜S27と同様
に、待機制御S31、タービントルク推定S32、イナ
ーシャ相制御S35、完了制御S36そして変速制御終
了(S37)となる。
【0039】そして、図2のフローチャートにおいて、
トルク相制御中(S8)の目標ギヤ段の判断(S9)に
て、2速段であるとされた場合、即ち3−4変速開始前
(イナーシャ相以前)の段階にて2速段へのダウンシフ
ト指令が判断された場合、図4(a) 及び図6に示すよう
に、油圧制御される。まず、図6に示すように、解放側
油圧PB4がスイープダウンすると共に係合側油圧PC3
スイープアップするが、まだ入力軸に回転変化を生じな
い状態にあるトルク相制御中に、2速段への変速判断が
なされると、タイマーの計時が開始され(S40)、更
に4速及び2速段において解放となるB4ブレーキ用油
圧サーボ30の(解放側)油圧PB4を、待機状態(S2
1参照)、即ち3速時における入力トルクを保持する所
定油圧PH にして待機し、かつ該所定油圧PH がサーボ
起動が終了するまで保持されると共に、4速段において
係合となるC3クラッチ用油圧サーボ27の(係合側)
油圧PC3を解放する(S41)。即ち、3−4速変速制
御開始状態に戻される。
【0040】そして、2速段において係合となるB5ブ
レーキ用油圧サーボ29の油圧PB5がサーボ起動される
(S42)。即ち、一旦、ピストンストロークを開始す
るのに充分な油圧が供給され、そしてピストンがストロ
ークしてトルク伝達が行なわれる直前の状態になるよう
に、該油圧PB5が制御され、該状態は、前記タイマー開
始から所定時間tSAだけ続けられる(S43)。
【0041】該油圧PB5のサーボ起動が終了すると3−
4変速開始時に推定したタービントルク値にスロットル
開度変化分の修正が加えられて、タービントルクが推定
される(S44)。該タービントルクの修正は、ステッ
プS6によるタービントルクから、現在のタービントル
クとの変化量を推定して補正されるが、該トルク変化量
の推定は、上記トルク計算をしたときのスロットル開度
thoと、現在のスロットル開度thrから、図9(a)
に示すようなマップにより求められる。該マップは、図
9(b) に示すように、上記両スロットル開度の差Δθが
プラス(右方向)、即ち現在のスロットル開度が3−4
変速の計算時のスロットル開度より大きい場合(thr
>tho)、同じ現在のスロットル開度(例えばthr
=60[%])でも、タービントルクの修正値ΔTが大
き目になるように設定され、また上記スロットル開度の
差Δθがマイナス(tho>thr)の場合、タービン
トルク修正量ΔTが少な目になるように設定されてい
る。これは、現在のスロットル開度thrが計算時のス
ロットル開度thoに対して戻されるような場合、油圧
を下げ過ぎることにより、早期にダウンシフト動作が進
んで変速ショックを生ずることを防止するためである。
【0042】なお、上述ステップS44のスロットル開
度変化分によるエンジントルクの推定は、現実のエンジ
ントルクを直接推定することがエンジントルクが変化す
る過渡的な状態では困難であるためであり、即ち摩擦係
合要素のトルク容量により決まる自動変速機入力トルク
と実際のエンジントルクの差が負荷となってエンジンに
作用する状態(変速機により回される状態)では、正確
なエンジン回転数を時間遅れなく検出することが困難で
あるためである。
【0043】そして、上記ステップS6によるタービン
トルク値に上記修正を加えたタービントルクにより、解
放側油圧PB4の前記目標油圧PT が演算され、この状態
で、図3(a) に示す3−2変速制御に移行されて、ステ
ップS23による目標回転数変化率が演算され、これに
より初期変速制御(S24)からのダウンシフト動作が
行なわれる。即ち、上記目標油圧及び目標回転変化率に
基づき解放側油圧PB4が解放されると共に、該解放油圧
に合せて係合側油圧PB5が上昇し、そして入力軸回転数
T に変化が生じるイナーシャ相(3−2変速開始)に
なると、該回転変化に基づき所定勾配にて解放側油圧P
B4を解放すると共に、係合側油圧PB5を上昇する。そし
て、B5ブレーキの速度差がなくなると共にB4ブレー
キを解放することにより、3−2変速が終了し、最後
に、解放側油圧PB4が完全にドレーンすると共に係合側
油圧PB5がライン圧となる完了制御が行なわれて(S2
6)、変速制御が終了する。
【0044】図6に示すように、該3−4変速開始前に
2速段への変速判断がなされた場合、該2速段への変速
判断と同時に、2速段にて係合側となる油圧PB5のサー
ボ起動が行なわれると共に、3−4変速は変速開始前の
状態に戻され、ここから、3−2変速の油圧制御が行な
われる。従って、入力(タービン)回転数は、3−2変
速開始から上昇して2速段状態となる。
【0045】また、3−4変速制御のサーボ起動制御中
(S3)におけるステップS4の目標ギヤ段判断にて、
2速段と判断された場合、図4(b) に示すように、前記
図4(a) と同様なステップS40、S41、S42、S
43が行なわれる。そして、上記サーボ起動状態(S3
参照)では、トルク変化も生じていないので、3−2変
速制御において、ステップS22のタービントルクの推
定から行なわれ、以降、同様に3−2変速制御が行なわ
れる。
【0046】ついで、図2のフローチャートにおいて、
イナーシャ相制御中(S11)の目標ギヤ段の判断(S
12)が、2速段へのダウンシフトと判断されると、図
5及び図7に示すように制御される。まず、タイマーが
開始され(S50)、更に3−4変速のイナーシャ相制
御が続行される(S51)。そして、前記2速段への変
速判断と同時に、3速及び4速では解放状態にあるB5
ブレーキ用油圧サーボ29への係合側油圧PB5のサーボ
起動が行なわれ(S52)、該3−4速イナーシャ相制
御及びサーボ起動は、サーボ起動の終了時間tSAが経
過するか(S53)、又は3−4変速終了まで続行され
る(S54)。
【0047】そして、サーボ起動が終了すると、前記ス
テップS44と同様に、3−4変速開始時に推定したタ
ービントルク値にスロットル開度変化分の修正が加えら
れて、タービントルクが推定され(S55)、そして3
−4変速開始前に計算した目標回転数変化率(S7参
照)に(−1)を掛けて新しい目標回転数変化率とする
(S56)。
【0048】そして、上記ステップS6によるタービン
トルク値に上記修正を加えたタービントルクにより、前
記目標油圧PT が演算され、また上記ステップS8によ
る目標回転数変化率に(−1)を掛けて、即ち勾配を下
り勾配にして油圧変化量Pωれ演算され、これにより図
3(b) の4−2変速制御の初期変速制御(S34)から
のダウンシフト動作が行なわれる。これは、回転変化が
生じる場合、エンジントルクの推定は、エンジンが過渡
的な状態であるため、正確なエンジン回転数を時間遅れ
なく検出することが困難であるためであり、同様に過渡
的な状態にある自動変速機の変速比を検出して、新たな
入力回転数の回転変化開始時における目標回転数変化率
を設定するのが困難であるためである。そして、前述し
たイナーシャ相制御(S35)、完了制御(S36)が
行なわれて、変速制御が終了する(S37)。
【0049】このようにして、3−4変速中に2速段へ
の変速判断がなされた場合、図7に示すように、該変速
判断と同時に、係合側油圧PB5がサーボ起動されると共
に、3−4変速動作はそのまま続行され、そして上記サ
ーボ起動が終了すると、4−2変速制御が行なわれる。
従って、入力(タービン)回転数NT は、4速への変速
により一旦低下し、そして2速への変速により上昇す
る。
【0050】また、3−4変速制御中の完了制御中(S
14)における目標ギヤ段判断(S16)が2速段を判
断した場合、図5及び図8に示すように油圧制御され
る。まず3−4変速は終了しているので、4速段で解放
されるB4ブレーキ用油圧PB4は解放状態に保持される
と共に、4速段にて係合状態となりかつ2速段にて解放
するC3クラッチ用(解放側)油圧PC3は、該4速にお
ける入力トルクを保持する所定油圧PH に待機され(S
57)、そして該所定圧は、サーボ起動終了まで保持さ
れる。
【0051】また、上記2速段への判断と同時に、2速
段にて係合されるB5ブレーキ用(係合側)油圧PB5
サーボ起動される(S58)。そして、所定時間tSA
が経過して、係合側油圧PB5のサーボ起動が終了すると
(S59)。前記ステップS44、S55と同様に、3
−4変速開始時に推定したタービントルク値にスロット
ル開度変化分の修正を加えることによりタービントルク
を推定し(S60)、ついで、図3(b) に示す目標回転
数変化率の演算(S33)から、4−2変速制御が行な
われる。即ち、上記ステップS60にて修正された入力
トルク値に基づき目標油圧PT が算定されると共に、上
記目標回転数変化率から油圧変化量Pωが算定され、こ
れにより解放側油圧PC3を所定勾配にてスイープダウン
すると共に、係合側油圧PB5を、上記解放側油圧に合せ
て所定勾配で上昇する。
【0052】そして、4−2変速が開始されたことが、
入力回転数センサ13にて検出すると、イナーシャ相制
御S35となり、解放側油圧PC3を緩やかな勾配にてス
イープダウンすると共に、係合側油圧PB5を上昇し、そ
してブレーキB5の係止した2速状態になると(変速終
了)、完了制御が行なわれ(S36)、係合側油圧PB5
からライン圧になると共に、解放側油圧PC3がドレーン
されて、変速制御が終了する(S37)。
【0053】これにより、3−4変速終了後に2速段へ
の変速判断がなされた場合、解放側となる油圧PC3は、
現在のタービントルクを保持できる油圧PH を出力し、
この状態を、係合側となる油圧PB5のサーボ起動終了ま
で維持し、該サーボ起動終了後、4−2変速制御が行な
われる。従って、入力(タービン)回転数NT は、4速
状態になることにより一旦低下し、この状態を維持した
後、2速へ変速されることにより上昇する。
【0054】なお、上述実施例は、3−4変速中に2速
への変速判断がなされた場合について説明したが、これ
に限らず、他のアップシフトのダウンシフト判断の場合
でも同様に制御され、またダウンシフト動作中に更にダ
ウンシフトが判断される場合も同様に制御される。
【0055】例えば、図10に示すように、4−3変速
中に2速段への変速判断がなされた場合、それが4−3
変速開始以降(イナーシャ相制御中)であれば、3速で
解放されるC3クラッチ用油圧PC3がスイープダウンを
続行すると共に、3速で係合されるB4ブレーキ用油圧
B4のスイープアップが続行する。そして、前記2速段
への判断と同時に、係合側油圧となるB5ブレーキ用油
圧PB5がサーボ起動されると共に、該サーボ起動中4−
3変速制御が続行される。更に、該サーボ起動が終了す
ると直ちに油圧PB4が解放され、かつ解放側油圧PC3
スイープダウンすると共に係合側油圧PB5がスイープア
ップして、3−2変速制御が行なわれる。この状態で
は、入力(タービン)回転数NT は4速から3速段にな
って上昇し、更に2速段になって上昇する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し得る自動変速機の制御装置を示
す図で、(a) は電子制御装置を示し、(b) は、油圧制御
装置を示す。
【図2】3−4変速制御に係るフローチャート。
【図3】(a) は、3−2変速制御に係るフローチャー
ト、(b) は、4−2変速制御に係るフローチャートであ
る。
【図4】(a) は、トルク相制御中における2速段への変
速判断によるフローチャート、(b) は、サーボ起動中に
おける2速段への変速判断によるフローチャート。
【図5】イナーシャ相制御中及び完了制御中における2
速段への変速判断におけるフローチャート。
【図6】3→4変速動作中のトルク相において2速段へ
の変速判断がなされた場合の油圧制御に係るタイムチャ
ート。
【図7】3→4変速動作中のイナーシャ相において2速
段への変速判断がなされた場合の油圧制御に係るタイム
チャート。
【図8】3→4変速動作中の変速終了後において2速段
への判断がなされた場合の油圧制御に係るタイムチャー
ト。
【図9】入力トルクの修正を示す図で、(a) は、1→2
変速動作におけるスロットル開度と1速段への変速判断
時のスロットル開度とによる入力トルクの修正値を示す
図表、(b) は両スロットル差による修正値の変化を示す
図。
【図10】4−3変速制御のイナーシャ相制御中、2速
段への変速判断がなされた場合の油圧制御に係るタイム
チャート。
【符号の説明】
1 多重変速制御手段 11 エンジン回転数センサ 12 スロットル開度センサ 13 入力回転数センサ 15 車速センサ 16 油圧制御手段(リニアソレノイドバルブ) 17 油圧制御手段(シフトプレッシャコントロール
バルブ) 20 油圧サーボ U (電子)制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 明智 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 筒井 洋 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌走行状況に基づく各センサからの信
    号を入力し、複数の所定摩擦係合要素の油圧サーボへの
    油圧を制御する複数の油圧制御手段にそれぞれ油圧制御
    信号を出力する制御部を有する自動変速機の制御装置に
    おいて、 前記制御部が、前記各センサからの信号に基づき、第1
    の変速動作中に第2の変速が判断される場合、該第2の
    変速が判断されると、該第2の変速において作動する摩
    擦係合要素用油圧を、ピストンがストロークしかつ該摩
    擦係合要素がトルク伝達する前の状態になるようにサー
    ボ起動を開始し、そして該サーボ起動終了した状態で前
    記第2の変速動作を開始するように前記油圧制御信号を
    出力する多重変速制御手段を有する、 ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の変速が、第1の摩擦係合要素
    を係合すると共に第2の摩擦係合要素を解放するつかみ
    換え変速であり、前記第2の変速判断時に前記係合側と
    なる第1の摩擦係合要素用油圧の前記サーボ起動を開始
    し、該サーボ起動の終了時に前記第2の変速動作を開始
    する、 請求項1記載の自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の変速動作が、複数の油圧制御
    ステージを有し、前記第2の変速における油圧のサーボ
    起動と併行して、前記第2の変速判断時における前記各
    制御ステージに応じて前記第1の変速動作の油圧制御を
    行う、 請求項2記載の自動変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の変速動作が、第3の摩擦係合
    要素を係合すると共に第4の摩擦係合要素を解放するつ
    かみ換え変速であると共に、これら第3又は第4の摩擦
    係合要素が、前記第2の変速動作において解放側となる
    前記第2の摩擦係合要素である、 請求項3記載の自動変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の変速判断時における前記第1
    の変速動作がトルク相である場合、前記第2の摩擦係合
    要素でない側の前記第3又は第4の摩擦係合要素用油圧
    を、前記第1の変速開始時における入力トルクを保持す
    る所定圧に設定し、かつ該所定圧を前記第1の摩擦係合
    要素用油圧のサーボ起動終了まで保持する、 請求項4記載の自動変速機の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の変速判断時における前記第1
    の変速動作がイナーシャ相である場合、前記第2の摩擦
    係合要素である側の前記第3又は第4の摩擦係合要素用
    油圧制御を前記第1の摩擦係合要素用油圧のサーボ起動
    終了まで続行する、 請求項4記載の自動変速機の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の変速判断時における前記第1
    の変速動作が変速終了状態である場合、前記第2の摩擦
    係合要素である側の前記第3又は第4の摩擦係合要素用
    油圧を、前記第1の変速終了時における入力トルクを保
    持する所定圧に設定し、かつ該所定圧を前記第1の摩擦
    係合要素用油圧のサーボ起動終了まで保持する、 請求項4記載の自動変速機の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の変速判断時における入力トル
    クを推定し、該入力トルクに応じた油圧にて前記第2の
    変速動作を開始し、 かつ該第2の変速判断時の入力トルクは、前記第1の変
    速動作における油圧制御の基となるスロットル開度と、
    前記第2の変速判断時のスロットル開度との差から補正
    値を算出し、該補正値にて前記第1の変速動作における
    油圧制御の基となる入力トルクを補正してなる、 請求項1記載の自動変速機の制御装置。
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