JP3399313B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

Info

Publication number
JP3399313B2
JP3399313B2 JP24727997A JP24727997A JP3399313B2 JP 3399313 B2 JP3399313 B2 JP 3399313B2 JP 24727997 A JP24727997 A JP 24727997A JP 24727997 A JP24727997 A JP 24727997A JP 3399313 B2 JP3399313 B2 JP 3399313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
engagement
predetermined
hydraulic
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24727997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1182703A (ja
Inventor
洋 筒井
正明 西田
義久 山本
正雄 斉藤
孝行 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP24727997A priority Critical patent/JP3399313B2/ja
Publication of JPH1182703A publication Critical patent/JPH1182703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3399313B2 publication Critical patent/JP3399313B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
る自動変速機の油圧制御装置に係り、詳しくは学習によ
り変速制御を補正する自動変速機の油圧制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、変速時におけるタービン(入力)
回転数の回転変化率を検出することに基づき、係合初期
圧を学習制御することにより、上記回転変化率を目標回
転変化率にする自動変速機の油圧制御装置が、特開平1
−98745号公報に開示されている。このものは、所
定摩擦係合要素を係合することによる変速時に、入力回
転数の回転変化率を検出し、次回の変速時に、上記検出
した回転変化率と目標回転変化率との差により上記所定
摩擦係合要素の作動油圧を補正するものであり、具体的
には、目標変化率より大きな回転変化率の場合、所定摩
擦係合要素の係合作動速度が早過ぎると判断して、作動
油圧が小さくなるように補正し、反対に目標変化率より
小さい回転変化率の場合、係合作動速度が遅過ぎると判
断して、作動油圧が大きくなるように補正し、もって回
転変化率を次回の変速時に反映することにより、作動油
圧制御の作動遅れに起因する制御精度の低下を解消し
て、変速ショックや過度の滑りを有効に抑制しようとす
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に、摩擦
係合要素の係合作動、即ち係合初期圧は、入力トルクに
より設定されており、上記従来の技術で説明したもの
は、変速開始時の回転変化率により、上記係合初期圧を
学習補正することで目標回転変化率となるように制御す
るものであるが、入力トルクが極めて小さい場合(例え
ばパワーオフ状態)、サーボ起動制御終了時の所定低圧
から、入力トルクにより設定される係合初期圧に油圧を
上昇させようとすると、係合初期圧が上記所定低圧より
低いため、該低圧状態で変速が開始されてしまう。従っ
て、その時の入力トルクにより設定された係合初期圧を
補正しても、次回の変速時では 変速開始時の回転変化
率は目標回転変化率に向って収束せず、適切な学習制御
を行うことができない。
【0004】そこで、本発明は、入力トルクの大きさに
拘らず、常に適切な学習制御を行って、変速ショック等
の不具合の発生を減少する自動変速機の油圧制御装置を
提供することを目的とするのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、エンジン出力軸から動力が入力される入力軸と、車
輪に連結される出力軸と、これら入力軸と出力軸との間
で動力伝達経路を変更する複数の摩擦係合要素と、これ
ら摩擦係合要素を断・接作動する油圧サーボ(9,1
0)と、を備えてなる自動変速機の油圧制御装置におい
て、少なくとも係合側の摩擦係合要素の油圧サーボに供
給される係合圧を調圧する調圧手段(SLS,SLU)
と、車輌の走行状況を検出する走行状況検出手段(2〜
7)と、前記係合側摩擦係合要素がトルク容量を生ずる
直前の状態にその油圧サーボ(10)のピストン(1
9)をストロークする所定高圧(PS1)を出力するファ
ストフィルと、該ピストンがストロークした状態に保持
する所定低圧(PS2)を出力する低圧待機と、を有する
サーボ起動制御を行うサーボ起動制御手段(1a)と、
該サーボ起動制御終了後、入力トルクに基づき設定され
る目標係合圧(PTA)に向って油圧を上昇する係合制御
手段(1b)と、前記走行状況検出手段に基づき算出さ
れる所定値(ωs′)が予め設定される目標値になるよ
うに、前記入力トルク(TT )が所定の値以上の場合、
前記目標係合圧(PTA)を補正し、前記入力トルクが所
定の値以下の場合、前記所定低圧(PS2)を補正する学
習制御手段(1c)と、を備えることを特徴とする自動
変速機の油圧制御装置にある。
【0006】請求項2に係る本発明は、エンジン出力軸
から動力が入力される入力軸と、車輪に連結される出力
軸と、これら入力軸と出力軸との間で動力伝達経路を変
更する複数の摩擦係合要素と、これら摩擦係合要素を断
・接作動する油圧サーボ(9,10)と、を備えてなる
自動変速機の油圧制御装置において、少なくとも係合側
の摩擦係合要素の油圧サーボに供給される係合圧を調圧
する調圧手段(SLS,SLU)と、車輌の走行状況を
検出する走行状況検出手段(2〜7)と、前記係合側摩
擦係合要素がトルク容量を生ずる直前の状態にその油圧
サーボ(10)のピストン(19)をストロークする所
定高圧(PS1)を出力するファストフィルと、該ピスト
ンがストロークした状態に保持する所定低圧(PS2)を
出力する低圧待機と、を有するサーボ起動制御を行うサ
ーボ起動制御手段(1a)と、該サーボ起動制御終了
後、入力トルクに基づき設定される目標係合圧(PTA
に向って油圧を上昇する係合制御手段(1b)と、前記
走行状況検出手段に基づき算出される所定値(ωs′)
が予め設定される目標値になるように、前記目標係合圧
(PTA)が所定基準圧(PS2+POFFSET)より高い場
合、前記目標係合圧(PTA)を補正し、前記目標係合圧
が前記所定基準圧より低い場合、前記所定低圧(PS2
を補正する学習制御手段(1a)と、を備えることを特
徴とする自動変速機の油圧制御装置にある。
【0007】請求項3に係る本発明は、前記所定基準圧
は、前記所定低圧(PS2)に予め設定された所定圧(P
OFFSET)を加えて算出される油圧である、請求項2記載
の自動変速機の油圧制御装置にある。
【0008】請求項4に係る本発明は、前記走行状況検
出手段に基づき算出される所定値は、前記入力軸の回転
変化開始時における回転変化率(ωs′)である、請求
項1ないし3のいずれか記載の自動変速機の油圧制御装
置にある。
【0009】
【0010】
【0011】[作用]以上構成に基づき、変速判断に基
づき、係合側信号油圧はまず、サーボ起動制御により制
御される。該サーボ起動制御は、所定高圧(PS1)が出
力されて油圧サーボ(10)のピストン(19)を摩擦
材のクリアランスがなくなるようにストロークするファ
ストフィルと、該ストロークした状態に保持する所定低
圧(PS2)を所定時間出力する低圧待機を有する。該サ
ーボ起動制御終了後、所定低圧(PS2)から、例えばイ
ナーシャ相となる直前の油圧になるように、入力トルク
に基づき設定される目標係合圧(PTA)に向けて上昇す
る。
【0012】そして、例えば入力軸の回転変化開始時
(ギヤ比による回転変化開始時)における回転変化率
(ωs′)等の走行状況に基づき算出される所定値が、
目標値になるように、前記所定低圧(PS2)及び前記目
標係合圧(PTA)のいずれか一方が学習補正される。こ
の際、入力トルク(TT )が所定値以上の場合、例えば
入力トルクにより設定される目標係合圧(PTA)が所定
基準値(PS2+POFFSET)より高い場合、上記目標係合
圧が学習補正されるが、パワーオフ等の入力トルクが所
定値以下の場合、例えば上記目標係合油圧(PTA)が所
定基準値以下の場合、上記所定低圧(PS2)が学習補正
される。
【0013】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0014】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、入力ト
ルクに応じて、サーボ起動制御の所定低圧及び係合制御
の目標係合圧のいずれかが選択され、該選択された所定
低圧又は目標係合圧を補正することにより学習制御する
ので、入力トルクに拘らず、常に確実に目標値に収束す
ることができ、適切な学習制御を行うことにより変速シ
ョック等を減少することができる。また、入力トルクが
所定の値以上の場合、前記目標係合圧を補正し、入力ト
ルクが所定の値以下の場合、前記所定低圧を補正するの
で、パワーオフ状態により入力トルクが低い場合は、所
定低圧を補正することにより確実に変速を進行し、入力
トルクが所定の値以上の場合、目標係合圧を補正するこ
とにより、外乱のない正確な学習制御を行うことができ
る。
【0015】請求項2に係る本発明によると、目標係合
圧を所定基準圧と比較して、目標係合圧及び所定低圧の
いずれかが選択され、該選択された所定低圧又は目標係
合圧を補正することにより学習制御するので、入力トル
クに拘らず、常に確実に目標値に収束することができ、
適切な学習制御を行うことにより変速ショック等を減少
することができる。また、所定低圧及び目標係合圧の選
択を入力トルクにより設定される目標係合圧を所定基準
圧と比較することにより行うので、係合制御に必要とす
る目標係合圧の大きさにより容易かつ正確に上記選択を
行うことができる。更に、目標係合圧が所定基準圧より
低い場合は、所定低圧を補正することにより確実に変速
を進行し、目標係合圧が所定基準圧より高い場合、該目
標係合圧を補正することにより、外乱のない正確な学習
制御を行うことができる。
【0016】請求項3に係る本発明によると、所定基準
圧は、所定低圧に所定圧を加えた油圧からなるので、目
標係合圧が該所定基準圧以下の場合は、所定低圧を補正
することにより、該所定低圧と共に所定基準圧も補正さ
れ、該所定基準圧が、係合圧を主体とする変速が進行し
得る適正な油圧になるように学習補正される。
【0017】請求項4に係る本発明によると、入力軸の
回転数は、サーボ起動制御等のために常に検出している
ので、回転変化開始時の回転変化率は、容易かつ比較的
正確に算出することができ、学習制御の適正な指標とな
って正確な学習制御を容易に行うことができる。
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】本自動変速機は、多数のクラッチ
又はブレーキ等の摩擦係合要素を有し、これら摩擦係合
要素を適宜断・接することによりプラネタリギヤの伝動
経路が選択される自動変速機構(図示せず)を備えてお
り、該自動変速機構の入力軸が、エンジン出力軸にトル
クコンバータを介して連結しており、またその出力軸が
駆動車輪に連結している。
【0021】図1は、電気系制御を示すブロック図であ
り、1は、マイクロコンピュータ(マイコン)からなる
制御部(ECU)で、エンジン回転センサ2、ドライバ
のアクセルペダル踏み量を検出するスロットル開度セン
サ3、トランスミッション(自動変速機構)の入力軸回
転数(=タービン回転数)を検出するセンサ5、車速
(=自動変速機出力軸回転数)センサ6及び油温センサ
7からの各信号が入力しており、また油圧回路のリニア
ソレノイドバルブSLS及びSLUに出力している。前
記制御部1は、前記係合側摩擦係合要素がトルク容量を
生ずる直前の状態にその油圧サーボ(10)のピストン
(19)をストロークする所定高圧(PS1)を出力する
ファストフィル及び該ピストンがストロークした状態に
保持する所定低圧(PS2)を出力する低圧待機を有する
サーボ起動制御を行うサーボ起動制御手段(1a)と、
該サーボ起動制御終了後、入力トルクに基づき設定され
る目標係合圧(PTA)に向って油圧を上昇する係合制御
手段(1b)と、前記走行状況検出手段に基づき算出さ
れる所定値(ωs′)が予め設定される目標値になるよ
うに、入力トルク(TT )又は目標係合圧(PTA)に基
づき選択される前記所定低圧(PS2)及び前記目標係合
圧(PTA)のいずれか一方を補正する学習制御手段(1
c)と、を備えており、該制御手段から所定制御信号が
前記リニアソレノイドバルブSLS又はSLUに出力す
る。
【0022】図2は、油圧回路の概略を示す図であり、
前記2個のリニアソレノイドバルブSLS及びSLUを
有すると共に、自動変速機構のプラネタリギヤユニット
の伝達経路を切換えて、例えば前進4速又は5速、後進
1速の変速段を達成する複数の摩擦係合要素(クラッチ
及びブレーキ)を断接作動する複数の油圧サーボ9、1
0を有している。また、前記リニアソレノイドバルブS
LS及びSLUの入力ポートa1 ,a2 にはソレノイド
モジュレータ圧が供給されており、これらリニアソレノ
イドバルブの出力ポートb1 ,b2 からの制御油圧がそ
れぞれプレッシャコントロールバルブ11,12の制御
油室11a,12aに供給されている。プレッシャコン
トロールバルブ11,12は、ライン圧がそれぞれ入力
ポート11b,12bに供給されており、前記制御油圧
にて調圧された出力ポート11c,12cからの調圧
が、それぞれシフトバルブ13,15を介して適宜各油
圧サーボ9,10に供給される。
【0023】なお、本油圧回路は、基本概念を示すため
のものであって、各油圧サーボ9,10及びシフトバル
ブ13,15は、象徴的に示すものであり、実際には、
自動変速機構に対応して油圧サーボは多数備えられてお
り、これら油圧サーボへの油圧を切換えるシフトバルブ
も多数備えている。また、油圧サーボ10に示すように
油圧サーボは、シリンダ16にオイルシール17により
油密状に嵌合するピストン19を有しており、該ピスト
ン19は、油圧室20に作用するプレッシャコントロー
ルバルブ12からの調圧油圧に基づき、戻しスプリング
21に抗して移動し、外側摩擦プレート22及び内側摩
擦材23を接触する。該摩擦プレート及び摩擦材は、ク
ラッチで示してあるが、ブレーキにも同様に対応するこ
とは勿論である。
【0024】ついで、本発明の基礎となる油圧制御装置
について、図3、図4、図5に沿って説明する。
【0025】ドライバのアクセルペダル操作に基づくス
ロットル開度センサ3及び車速センサ6からの信号によ
り、制御部1内の変速マップに基づき変速判断、例えば
2→3変速のアップシフト判断がなされる。そして、所
定シフトバルブの操作等の前処理のための所定時間経過
後、係合油圧PA 及び解放油圧PB の変速制御が開始さ
れる。なお、図3に示す変速制御は、ドライバは、アク
セルペダルを略々一定な操作を保持して、変速中、エン
ジンから車輪側へ動力伝達されるパワーオン状態でアッ
プシフト制御される状態を示す。そして、係合側の油圧
サーボへの油圧(係合油圧)PA が所定圧になるように
所定高圧PS1をリニアソレノイドバルブSLS(又はS
LU)に出力する(S2)。該所定高圧(限界圧)PS1
は、油圧サーボの油圧室20を満たしてピストン19が
外側摩擦プレート22及び内側摩擦材23のクリアラン
ス分ストロークし(ガタ詰め)、係合側摩擦係合要素
(クラッチ)がトルク容量を有する直前の状態となるよ
うに設定されている。即ち、該所定高圧PS1がファスト
フィルとなり、該所定高圧に所定時間tSA保持される。
該所定時間tSAが経過すると(S3)、係合油圧PA
は、所定勾配[(PS1−PS2)/tSB]でスイープダウ
ンし(S4)、係合油圧PA が所定低圧PS2になると
(S5)、該スイープダウンが停止され、該所定低圧P
S2に保持・待機される(S6)。該所定低圧PS2は、ピ
ストンをストロークした状態に保持するに必要充分な圧
に設定されており、該所定低圧PS2は、計時tが所定時
間tSE経過するまで保持される(S7)。上記計時開始
(t=0)から所定時間tSE経過まで、即ちステップS
1〜S7が、サーボ起動制御であり、該サーボ起動制御
の所定低圧PS2が後述するように学習制御される。
【0026】ついで、入力トルクTT に応じて変化する
所定関数[PTA=fPTA (TT )]に基づき、入力回転
数NT の回転変化が開始する直前(イナーシャ相の開始
直前)の係合目標油圧PTAを算定する(S8)。該イナ
ーシャ相開始時直前の係合側油圧PTAは、まず入力トル
クTT に対する係合側トルク分担トルクTA (=1/a
・TT ;a:トルク分担率)が算定され、更にPTA
(TA /AA )+BA +dPTA[BA ;ピストンストロ
ーク圧(=スプリング荷重)、AA ;摩擦板有効半径×
ピストン面積×摩擦板枚数×摩擦係数、dPTA;油圧の
遅れ分の油圧量]にて該目標油圧PTAが算出される。そ
して、該入力トルクTT に応じて算定されたイナーシャ
相開始時直前の係合油圧PTAに基づき、予め設定された
所定時間tTAにより所定勾配が算定され[(PTA
S2)/tTA]、該勾配に基づき係合側油圧がスイープ
アップする(S9)。該比較的急な勾配からなる第1の
スイープアップにより、係合トルクが増加し、入力回転
数変化が開始する直前の状態、即ち前記算出された所定
目標係合油圧PTAまで油圧が上昇する(S10)。この
状態は、係合側クラッチが担持するトルクが増大すると
共に、解放側クラッチの担持トルクが減少し、ギヤ比は
アップシフト前(2速)の状態にあってトルク分担だけ
が変化するトルク相となり、係合側クラッチの担持トル
クが入力トルクと一致するように、前記目標係合油圧P
TAが算出される。
【0027】なお、入力トルクTT (=タービントル
ク)は、車輌走行状況に基づき、マップによりスロット
ル開度とエンジン回転数に基づき線形補間してエンジン
トルクを求め、ついでトルクコンバータの入出力回転数
から速度比を計算し、該速度比からマップによりトルク
比を求め、そして前記エンジントルクに上記トルク比を
乗じて求められる。
【0028】そして、上記目標係合油圧PTAに達する
と、即ち入力軸回転数の回転変化が開始されるイナーシ
ャ相に入ったと予測される時点で、前記油圧の変化δP
TAが入力軸回転数NT の回転変化開始時における目標と
する目標回転変化率(角加速度dωs/dt;ωa′と
表記)に応じた関数[δPTA=fδPTA (ωa′)]に
より算出される(S11)。即ち、kを定数、taim
目標変速開始時間、ωa′を目標回転変化率[目標回転
数への勾配]、Iをイナーシャ量とすると、前記油圧変
化δPTA=[I・ωa]/[k・taim ]にて算定され
る。そして、該油圧変化δPTAによる勾配でスイープア
ップされる(S12)。該第2のスイープアップは、回
転変化開始時の入力軸回転数NTSからの回転変化分ΔN
が所定変速開始判定回転数dNS に達するまで続けられ
る(S13)。上記目標変速開始時間taim は、入力軸
回転数NT の関数として設定される。前述したサーボ起
動制御の終了(t=tSE)から上記入力軸回転数変化が
開始するまで(ΔN=dNS)、即ちステップS8〜S
13が、トルク相制御即ち係合制御となる。
【0029】上記入力軸回転数NT の回転変化開始と
は、イナーシャ相に入ったこと、即ちギヤ比に基づく変
速(2→3変速)が開始され、出力軸の回転数に対する
該ギヤ比に係る入力軸回転数の変化が開始された状態で
あって、前記入力回転数センサ5及び車速センサ6から
算出される。なお、本発明に係る前記回転変化開始検出
手段1aによる入力軸回転変化開始の検出は、上述した
ギヤ比に基づく回転変化(イナーシャ相開始)に限ら
ず、トルク相にあっても、上述したトルク分担の変化に
伴う入力軸の回転変化が僅かであるが開始されるので、
該トルク相における回転変化を検出してもよい。
【0030】また、本実施例にあっては、上記ギヤ比に
基づく回転変化を検出し得る変速開始判定回転数dNs
を検出した時を変速開始時として、回転変化検出手段
(1a)にて検出し、変速制御開始(t=0)から該変
速開始判定回転数dNsを検出するまでの時間tST(ス
タートタイム)を計測し、更に、その際の入力軸の回転
変化量(角加速度dNs/dt;以下回転変化率ωs′
と表記)を算出する。なお、上記回転変化率ωs′は、
通常、前記目標回転変化率ωa ′と略々等しくなる。
【0031】ついで、係合側油圧変化δPI が、入力軸
回転数センサ5の検出に基づく回転数の変化量ΔNにて
フィードバック制御されて設定され、該δPI の勾配に
よりスイープアップされる(S14)。該δPI による
スイープアップは、変速完了までの回転変化量ΔNのα
1 [%]、例えば70[%]まで続けられる(S1
5)。即ち、NTSを変速開始時の入力軸回転数、ΔNを
回転変化量、gi を変速前ギヤ比、gi+1 を変速後ギヤ
比とすると、[(ΔN×100)/NTS(gi −g
i+1 )]がα1 [%]になるまで続けられる。上記入力
軸回転数変化(ギヤ比)ΔNがα1 [%]になるまで、
即ちステップS14〜S15が、イナーシャ相制御とな
る。
【0032】更に、上記回転変化量のα1 [%]を越え
ると、滑らかな入力軸回転数変化量ΔNに基づくフィー
ドバック制御により異なる油圧変化δPL が設定され、
該δPL の勾配によりスイープアップされる(S1
6)。該δPL は、一般にδPIより僅かにゆるい勾配
となり、該スイープアップは、変速完了近傍までの回転
数変化量のα2 [%]、例えば90[%]まで続けられ
る(S17)。上記δPI及びδPL によるスイープア
ップ目標変速時間tI は、油温による異なる複数のスロ
ットル開度・車速マップが選択され、該マップに基づき
設定される。上記入力軸回転数変化(ギヤ比)ΔNがα
2 [%]になるまで、即ちステップS16〜S17が、
終期制御となる。
【0033】そして、該目標変速時間tI が経過する
と、該計時時間tF が設定され(S18)、この状態は
イナーシャ相が終了した状態と略々対応している。更
に、比較的急な油圧変化δPF が設定されて、該油圧変
化により油圧が急激にスイープアップし(S19)、そ
して前記計時時間tF から、係合圧まで上昇するに充分
な時間に設定されている所定時間tFEが経過した状態で
(S20)、係合側の油圧制御が完了する。上記ステッ
プS18〜S20が、完了制御となる。
【0034】ついで、図3及び図5に沿って、上述した
アップシフト変速における解放側油圧PB の制御につい
て説明する。なお、図3は、係合及び解放の同時制御、
いわゆるクラッチtoクラッチ(具体的には2→3変速)
について示してあるが、解放側にワンウェイクラッチを
用いて、係合油圧のみによる制御(具体的には1→2変
速)についても同様に成立することは勿論である。
【0035】まず、制御部1からの変速指令により、係
合側と同時に解放側油圧制御の計時が開始され(S2
1)、解放油圧PB は、入力トルクTtから算出され、
解放側摩擦係合要素(クラッチ)が担持するトルクに対
応する油圧PW が供給されている(S22)。該高油圧
W の供給は、係合油圧PA が第1のスイープアップを
開始するまで(トルク相の開始)(tSE)待機・保持さ
れる(S23)。
【0036】そして、係合油圧PA 及び入力トルクTT
の関数[TB ’=fTB(PA ,TT)]により解放側ト
ルクTB ’が算定され(S24)、更に余裕率S1U,S
2Uが考慮されて(TB =S1U×TB ’+S2U)、解放側
トルクTB が算出される(S25)。そして、該解放側
トルクTB から解放油圧PB が算出される[PB =fPB
(TB )](S26)。即ち、まず、係合側摩擦係合要
素が分担するトルクTA が[TA =AA ×(PA −B
A )]にて算出され(AA ;有効半径×ピストン=面積
×枚数×摩擦係数、BB ;ピストンストローク圧)、更
にこれにより、解放側摩擦係合要素が分担するトルクT
B ’が、[TB ’=(1/b)TT −(a/b)TA
にて算出される。なお、ここで、bは解放側のトルク分
担、aは係合側のトルク分担、TT は入力軸トルクであ
る。そして、余裕率(タイアップ度合)S1U,S2Uによ
り、係合側摩擦係合要素とのタイアップ度合を、ドライ
ブフィーリングを考慮して設定し、解放側トルクTB
[TB =S1U×TB ’+S2U]にて算出される。上記余
裕率S1U,S2Uは、油温の相違により選択される多数の
スロットル開度・車速マップにて、ドライバーのフィー
リングに合うように任意に設定されるものであって、一
般に、S1U>1.0、S2U>0.0からなる。更に、該
余裕率を考慮した解放側トルクTB から、解放油圧PB
が、[PB =(TB /AB )+BB ]にて算定される
(AB ;解放側摩擦係合要素の有効半径×ピストン面積
×枚数×摩擦係数,BB ;解放側ピストンストローク
圧)。
【0037】上述のようにして算出された解放油圧PB
によるスイープダウンは係合油圧PA に依存するもので
あるため、入力軸回転数が変化を始めるイナーシャ相開
始時(tTA)にて屈曲する2段の勾配、即ち係合側の第
1のスイープアップに対応する比較的急勾配のスイープ
ダウンと、係合側の第2のスイープアップに対応する比
較的緩勾配のスイープダウンからなる。そして、該スイ
ープダウンは、係合側と同様に、入力軸回転変化量ΔN
が、所定回転変化開始判定回転数dNS になるまで続く
(S27)。ついで、解放油圧の変化δPE が設定さ
れ、該油圧変化による勾配でスイープダウンし(S2
8)、該スイープダウンは、解放側油圧PBが0になる
まで続き(S29)、これにより、解放側の油圧制御が
完了する。
【0038】ついで、本発明に係る変速制御の学習補正
について、図6ないし図8に沿って説明する。
【0039】図6(a) は、パワーオン状態等にあって入
力トルクが高く、従って該入力トルクに基づき算出され
る目標係合油圧PTA(前記ステップS8参照)が、予め
設定されている所定基準圧(PS2+POFFSET)より大き
い場合の係合側油圧PA 及び出力回転数に対する入力回
転数(ギヤ比)NT のタイムチャートであり、示した図
6(b) は、パワーオフ状態等にあって、入力トルクが低
く、従って該入力トルクに基づき算出される目標係合油
圧PTAが、上記所定基準圧(PS2+POFFSET)より小さ
い場合の係合側油圧PA 及び入力回転数NT のタイムチ
ャートである。なお、入力トルクがきわめて小さい場
合、低圧待機圧PS2の設定後、入力トルクにより設定さ
れる目標係合油圧PTAに向って油圧を上昇しようとして
も、上記低圧待機圧PS2が目標係合油圧PTAより高くな
り、変速(回転変化)開始後、変速がそれ以降進行しな
い虞れがあるため、その補償のため、入力トルクが低い
場合でも必ず変速が進行するように、所定油圧PTAmin
が予め設定される。
【0040】そして、図7に示すように、上記入力回転
数NT の変化が開始した時(変速開始時)における回転
変化率ωs′が目標変化率最小値ω′min と比較される
(S31)。なお、実際上、入力回転数変化開始時は、
センサ5,6がギヤ比の回転変化を検出し得る変速判定
回転数dNS を検出した時点となるが、理論上は、回転
変化開始時の入力軸回転数NTSになる時点が入力回転数
変化開始時となり、上記変速判定回転数dNS は、セン
サの精度によるが比較的小さい値であって、無視しても
よい(NTS≒NTS−dNS )。これは、上述したよう
に、実際検出時の回転変化率ωa′と理論上の回転変化
率ωs′と同様な関係にある。
【0041】上記回転変化率ωs′が目標変化率最小値
ω′min より大きい場合、更に目標変化率最大値ω′
max と比較される(S32)。即ち、回転変化開始時の
回転変化率ωs′が所定幅を有する目標回転変化率と比
較されるが、目標回転変化率最小値ω′min 及び最大値
ω′max は、図8に示すように、スロットル開度により
変化する。
【0042】そして、回転変化率ωs′が目標変化率最
小値ω′min より小さい場合、更に所定基準圧、即ちサ
ーボ起動制御における低圧待機圧PS2に前記所定油圧P
OFFSETとを加えた値(PS2+POFFSET)と、入力トルク
に基づき算出された目標係合油圧PTAとを比較される
(S33)。上記回転変化率ωs′が小さくかつ目標係
合油圧PTAが高い場合、入力トルクが小さく、該入力ト
ルクに基づく目標係合油圧では変速の進行が遅れると判
断して、ステップS34に進み、目標係合油圧PTAが所
定量高くなるように補正する(PTA=PTA+dPTA)。
また、上記回転変化率ωs′が小さくかつ目標係合油圧
TAが上記所定基準圧(PS2+POFFSET)より低い場
合、入力トルクが小さく、目標係合油圧PTAを学習補正
することは適当でないと判断して、ステップS35に進
み、サーボ起動制御の低圧待機圧PS2を所定量上昇し
(PS2=PS2+dPS2)、該低圧待機圧PS2によっても
変速が進行するように補正する。
【0043】一方、回転変化開始時の回転変化率ωs′
が目標変化率ω′max より大きい場合、更に低圧待機圧
S2に前記所定油圧POFFSETを加えた値からなる所定基
準圧(PS2+POFFSET)と目標係合油圧PTAとを比較す
る(S36)。上記回転変化率ωs′が大きくかつ目標
係合油圧PTAが高い場合、該入力トルクに基づく目標係
合油圧によっては変速の進行が急すぎる(速すぎる)と
判断して、ステップS37に進み、目標係合油圧PTA
所定量低くなるように補正する(PTA=PTA+d
TA)。また、上記回転変化率ωs′が大きくかつ目標
係合油圧PTAが低い場合、入力トルクが小さく、目標係
合油圧PTAを学習補正することは適当ではないと判断し
て、ステップS38に進み、サーボ起動制御の低圧待機
圧PS2を所定量下げて(PS2=PS2−dPS2)、変速の
進行が緩く(遅く)なるように補正する。
【0044】そして、回転変化開始時における回転変化
率ωs′が目標回転変化率の最小値ω′min 及び最大値
ω′max の間にある場合、即ち目標回転変化率内にある
場合、変速が適正であると判断して、目標油圧PTA及び
低圧待機圧PS2は補正されることなく維持される(S3
9)。即ち、パワーオフ状態等で入力トルクが低く該入
力トルクにて算出される目標係合油圧PTAが所定基準圧
(PS2+POFFSET)に達しない場合、目標係合油圧PTA
を学習することは不適当と判断して、サーボ起動制御の
低圧待機圧PS2を補正し、上記目標係合油圧PTAが所定
基準圧以上にある場合にのみ、回転変化開始時の回転変
化率(変速初期回転変化率)ωs′に基づき目標係合油
圧PTAを学習補正し、回転変化率が目標回転変化率内に
収束するように学習制御される。また、目標係合油圧P
TAが所定基準圧(PS2+POFFSET)より低い場合、低圧
待機圧(所定低圧)PS2が補正されるが、上記所定基準
圧は、該低圧待機圧PS2に所定圧POFFSETを加えた油圧
からなるので、低圧待機圧と共に所定基準圧も補正され
る。即ち、回転変化率が目標回転変化率より小さい場
合、所定基準圧も高くなり、変速が速く進行するよう
に、目標係合圧PTAが高目の状態で補正され、また回転
変化率が目標回転変化率より大きい場合、所定基準圧が
低くなり、変速が緩やかに進行するように、目標係合圧
TAが低目の状態で補正される。
【0045】なお、上述実施例にあっては、入力トルク
により設定される目標係合圧として、ステップS38に
より算出される目標係合油圧PTAを採用しているが、こ
れに限らず、ステップS11により算出されるδPTA
よる実際のイナーシャ相開始油圧でもよく、更に上述し
た2段スイープではない油圧制御による目標とする係合
油圧でもよく、要は、サーボ起動制御後に、入力トルク
により設定される油圧上昇の目標とする値(係合初期
値)であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気ブロック図。
【図2】本発明に係る油圧回路の概略を示す図。
【図3】本発明の基礎となる係合側油圧及び解放側油圧
の制御信号圧を示すタイムチャート。
【図4】アップシフト変速における係合側油圧制御を示
すフロー図。
【図5】アップシフト変速における解放側油圧制御を示
すフロー図。
【図6】(a) はパワーオフ状態等にあって目標係合油圧
TAが所定値より高い場合のタイムチャート、(b) はパ
ワーオフ状態等にあって目標係合油圧PTAが所定値より
低い場合のタイムチャート。
【図7】本発明に係る学習制御を示すフロー図。
【図8】目標変化率最大値ω′max 及び最小値ω′min
のスロットル開度による変化を示す図。
【符号の説明】
1 制御部(ECU) 1a サーボ起動制御手段 1b 係合制御手段 1c 学習制御手段 2〜7 走行状況検出手段 5 入力軸回転数センサ 6 出力軸回転数センサ(車速センサ) 9,10 油圧サーボ 19 ピストン dNS ,NTS 回転変化開始 ωs′ 回転変化量率 PTA 目標係合油圧 PS1 所定高圧 PS2 所定低圧 TT 入力トルク SLS,SLU 調圧手段
フロントページの続き (72)発明者 斉藤 正雄 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 久保 孝行 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−222164(JP,A) 特開 平9−170654(JP,A) 特開 平8−338519(JP,A) 特開 平5−296332(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン出力軸から動力が入力される入
    力軸と、車輪に連結される出力軸と、これら入力軸と出
    力軸との間で動力伝達経路を変更する複数の摩擦係合要
    素と、これら摩擦係合要素を断・接作動する油圧サーボ
    と、を備えてなる自動変速機の油圧制御装置において、 少なくとも係合側の摩擦係合要素の油圧サーボに供給さ
    れる係合圧を調圧する調圧手段と、 車輌の走行状況を検出する走行状況検出手段と、 前記係合側摩擦係合要素がトルク容量を生ずる直前の状
    態にその油圧サーボのピストンをストロークする所定高
    圧を出力するファストフィルと、該ピストンがストロー
    クした状態に保持する所定低圧を出力する低圧待機と、
    を有するサーボ起動制御を行うサーボ起動制御手段と、 該サーボ起動制御終了後、入力トルクに基づき設定され
    る目標係合圧に向って油圧を上昇する係合制御手段と、 前記走行状況検出手段に基づき算出される所定値が予め
    設定される目標値になるように、前記入力トルクが所定
    の値以上の場合、前記目標係合圧を補正し、前記入力ト
    ルクが所定の値以下の場合、前記所定低圧を補正する
    習制御手段と、 を備えることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジン出力軸から動力が入力される入
    力軸と、車輪に連結される出力軸と、これら入力軸と出
    力軸との間で動力伝達経路を変更する複数の摩擦係合要
    素と、これら摩擦係合要素を断・接作動する油圧サーボ
    と、を備えてなる自動変速機の油圧制御装置において、 少なくとも係合側の摩擦係合要素の油圧サーボに供給さ
    れる係合圧を調圧する調圧手段と、 車輌の走行状況を検出する走行状況検出手段と、 前記係合側摩擦係合要素がトルク容量を生ずる直前の状
    態にその油圧サーボのピストンをストロークする所定高
    圧を出力するファストフィルと、該ピストンがストロー
    クした状態に保持する所定低圧を出力する低圧待機と、
    を有するサーボ起動制御を行うサーボ起動制御手段と、 該サーボ起動制御終了後、入力トルクに基づき設定され
    る目標係合圧に向って油圧を上昇する係合制御手段と、 前記走行状況検出手段に基づき算出される所定値が予め
    設定される目標値になるように、前記目標係合圧が所定
    基準圧より高い場合、前記目標係合圧を補正し、前記目
    標係合圧が前記所定基準圧より低い場合、前記所定低圧
    を補正する学習制御手段と、 を備えることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定基準圧は、前記所定低圧に予め
    設定された所定圧を加えて算出される油圧である、 請求項2記載の自動変速機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記走行状況検出手段に基づき算出され
    る所定値は、前記入力軸の回転変化開始時における回転
    変化率である、 請求項1ないし3のいずれか記載の自動変速機の油圧制
    御装置。
JP24727997A 1997-09-11 1997-09-11 自動変速機の油圧制御装置 Expired - Fee Related JP3399313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24727997A JP3399313B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 自動変速機の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24727997A JP3399313B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 自動変速機の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1182703A JPH1182703A (ja) 1999-03-26
JP3399313B2 true JP3399313B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=17161105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24727997A Expired - Fee Related JP3399313B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 自動変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3399313B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4670651B2 (ja) * 2006-01-16 2011-04-13 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機の変速制御装置
JP2015021527A (ja) 2013-07-17 2015-02-02 株式会社デンソー 自動変速機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1182703A (ja) 1999-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3385523B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3331844B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3468051B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP4821409B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
US6503165B1 (en) Hydraulic control device for automatic transmission
JP3252731B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3427671B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
EP1431624B1 (en) Shift control device for automatic transmission
JP3528712B2 (ja) 自動車の変速制御装置
JP3399313B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPH1182704A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3528537B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3679242B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP4023395B2 (ja) 自動変速機のセレクトショック軽減装置
JP3903705B2 (ja) 自動車の変速制御装置
JP3371747B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH10181386A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3536664B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3975665B2 (ja) 自動車の変速制御装置
JP3339430B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPH10250415A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH11108167A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPH01307551A (ja) 自動変速機の変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140221

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees