JPH09230668A - コロナ帯電装置を有する画像形成装置 - Google Patents

コロナ帯電装置を有する画像形成装置

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JPH09230668A
JPH09230668A JP8032046A JP3204696A JPH09230668A JP H09230668 A JPH09230668 A JP H09230668A JP 8032046 A JP8032046 A JP 8032046A JP 3204696 A JP3204696 A JP 3204696A JP H09230668 A JPH09230668 A JP H09230668A
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JP
Japan
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metal frame
frame body
discharged
charging device
corona charging
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JP8032046A
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English (en)
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Sanji Nemoto
三次 根本
Atsushi Okane
淳 大金
Kiyoharu Nakagama
清張 中釜
Yasushi Koshimura
靖 越村
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロナ帯電器に設けた板状電極よりコロナ放
電を行い、被放電体(感光体)に電荷付与を行う時、イ
オン風が円滑に流れないためイオン風が変化し、均一の
帯電が出来ない。更に、コロナ帯電器11の両端部から
の空気の流入で、外部より塵芥が進入して電極に付着す
るため、短期間に帯電効率を低下させてしまう。 【解決手段】 基部と、該基部と一体に対向形成された
側部よりなる金属枠体を有し、該金属枠体内に設けた板
状電極の鋸歯状放電部を被放電体に対向させ、該被放電
体に放電を行うコロナ帯電装置に於いて、前記金属枠体
内に設けた前記板状電極の上流側と下流側の両側位置
に、前記金属枠体より外部の空気を流入させるため形成
された複数の開口部を設け、該複数の開口部は、前記上
流側の開口部に対して、下流側の開口部を小となるよう
な開口率で形成されていることを特徴とするコロナ帯電
装置を有する画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置において主に被放電体(以下感光体と言う)
の帯電の目的に使用される非接触型の鋸歯状電極を用い
たコロナ帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式のコロナ放電を行う
放電手段としては、ワイヤ放電方式(コロトロン、スコ
ロトロン、ジコロトロン等)と針状放電方式(ピン電極
型、鋸歯状電極型等)に大別される。後者はオゾンの発
生量が低いため近年電子写真複写装置、プリンタ等でも
使用されるようになってきた。特に、一枚の薄い板状部
材に複数の鋸歯状の電極部を設けた電極板を用いた構造
の帯電器が特開昭63−15272号公報や特開平5−
45999号公報等によって開示されている。又、鋸歯
状の電極部をコロナ帯電装置本体の一部に保持し、且つ
着脱自在にした構造が特開平5−289471号公報で
開示され、又鋸歯状の電極部の両側面全体を保持する構
造が特開平6−83167号公報に各々開示されてい
る。更に鋸歯状の電極部を支持部材を介して支持する構
造が特開平7−84440号公報に開示されている。
【0003】又鋸歯状の電極部を設けた電極板を用いた
構造の帯電器で、電極部より発生するオゾンを被放電体
方向より排除する方法として、特開平7−92766号
公報が開示されている。図13,14は従来より用いら
れているコロナ帯電装置の本体を示す斜視図と、横断面
図である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に前記感光体の表
面に電荷を付与するコロナ帯電装置(以下コロナ帯電器
と言う)は、前記図13,14に示すように、コロナ帯
電器に有するワイヤ又は針状電極に5KV〜10KVの
高電圧を印加し、コロナ放電により前記感光体表面にイ
オンあるいは電子を移動させて電荷を付与させ、感光体
表面に対して一定電位を保持するように帯電している。
前記図14に示すように、帯電作用を行うコロナ帯電器
11は、断面コ字形に形成されたシールドケース14内
に薄い金属板で形成された板状電極13に鋸歯状放電部
12が形成され、前記板状電極13をシールドケース1
4内に正確に保持するため、L字状に形成した板状電極
支持部材131の一端をシールドケース14内に固定
し、他端に前記鋸歯状電極12を放電方向側にして板状
電極13を設ける。
【0005】又、板状電極13の鋸歯状放電部12に外
部の塵芥又は飛散した現像剤のトナー等の進入するのを
防止し、更にコロナ帯電器11の近傍に設けられた電荷
消去ランプの影響を受けないようにシールドケース14
の両側部は、前記感光体101の表面に近接して設けら
れている。このように構成されたコロナ帯電器11を用
いて感光体101に帯電作用を行った時、前記図13に
示す実線矢印方向から外部の空気が進入し、板状電極1
3の鋸歯状放電部12よりの放電で一点鎖線矢印方向に
イオンが移動し、感光体101に帯電を行う。しかし矢
印で示すように、空気とイオンの流れは前記板状電極支
持部材131と板状電極13により二分されているた
め、感光体101の回転方向に対してシールドケース1
4の上流側と下流側が互いに交流せず、特に上流側が塞
がれた状態となるため、イオンの移動が円滑に行われに
くい。従って感光体表面に対して所定の電荷値で電荷付
与が行われないことがある。又発生したオゾンもシール
ドケース14内に滞り、感光体101に悪影響を与え
る。
【0006】又、オゾンの対流を防止する手段として、
前記特開平7−92766号公報が開示されているが、
イオンの移動を円滑にする作用は解決されていない。
【0007】更に前記図13に示すように、コロナ帯電
器11は感光体101の回転軸方向に対して横長に形成
されており、帯電作用を行った時、シールドケース支持
部材1111,1121に両端を支持されたシールドケ
ース14内の空気の流れは、コロナ帯電器11の両端部
から大きく空気が流入し、中心部は空気の流入が少ない
ため、イオン風が変化し、均一の帯電が出来ない。更
に、コロナ帯電器11の両端部からの空気の流入で、外
部より塵芥が進入し、両側の鋸歯状放電部12に多く付
着し、帯電効率を低下させる。
【0008】本発明はコロナ帯電器に設けられたシール
ドケース内に流入する空気流を良好にして円滑なイオン
の移動を行い、常に正常な帯電作用を維持することによ
り、良好な複写画像を提供することを目的としたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的のため本発明
は、請求項1に於いて、基部と、該基部と一体に対向形
成された側部よりなる金属枠体を有し、該金属枠体内に
設けた板状電極の鋸歯状放電部を被放電体に対向させ、
該被放電体に放電を行うコロナ帯電装置に於いて、前記
金属枠体内に設けた前記板状電極の上流側と下流側の両
側位置に、前記金属枠体より外部の空気を流入させるた
め形成された複数の開口部を設け、該複数の開口部は、
前記上流側の開口部に対して、下流側の開口部を小とな
るような開口率で形成されていること、請求項2に於い
て、前記複数の開口部は、前記金属枠体の基部に形成さ
れていること、請求項3に於いて、前記金属枠体の基部
に形成された複数の開口部に補強リブが形成され、前記
上流側の開口部に形成された補強リブに対して、前記下
流側の開口部に形成された補強リブ数を多く形成したこ
と、請求項4に於いて基部と、該基部と一体に対向形成
された側部よりなる金属枠体を有し、該金属枠体内に設
けた板状電極の鋸歯状放電部を被放電体に対向させ、該
被放電体に放電を行うコロナ帯電装置に於いて、前記金
属枠体内に設けた前記板状電極の上流側に、前記金属枠
体より外部の空気を流入させるため形成された開口部
と、前記金属枠体の前記上流側に位置する側部の一方に
排気開口部を設け、前記金属枠体の前記下流側に位置す
る側部の一端を前記被放電体面に近接させるように構成
したこと、請求項5に於いて、前記板状電極の上流側に
設けた開口部は金属枠体の前記基部に形成されているこ
と、請求項6に於いて、前記金属枠体の側部の一端に設
けた排気開口部は、前記側部と、前記被放電体間に設け
られていること、請求項7に於いて、基部と、該基部と
一体に対向形成された側部よりなる金属枠体を有し、該
金属枠体内に設けた板状電極の鋸歯状放電部を被放電体
に対向させ、該被放電体に放電を行うコロナ帯電装置に
於いて、前記金属枠体内に設けた前記板状電極の上流側
と下流側の両側位置に、前記金属枠体より外部の空気を
流入させるため形成された複数の開口部と、前記金属枠
体の前記上流側に位置する側板の一端に排気開口部を形
成した排気案内手段とを設け、前記金属枠体の前記下流
側に位置する側部の一端を前記被放電体面に近接させる
ように構成したこと請求項8に於いて、前記複数の開口
部は前記金属枠体の基部に形成されていると共に、前記
排気開口部を形成した排気案内手段は、前記側部より外
方に設けられ、且つ前記被放電体間に形成されているこ
と、請求項9に於いて、基部と、該基部と一体に対向形
成された側部よりなる金属枠体を有し、該金属枠体内に
設けた板状電極の鋸歯状放電部を被放電体に対向させ、
該被放電体に放電を行うコロナ帯電装置に於いて、前記
金属枠体内に設けた前記板状電極の上流側と下流側の両
側位置に、前記金属枠体より外部の空気を流入させるた
め形成された複数の開口部と、前記金属枠体の前記上流
側に位置する側部の一端に設けた排気開口部と、前記金
属枠体の前記下流側に位置する側部の一端を前記被放電
体面に近接させると共に、前記上流側に向かって形成さ
れた排気案内手段とを設けたこと、請求項10に於い
て、前記複数の開口部は前記金属枠体の基部に形成され
ていると共に、前記側部に形成した排気開口部は、前記
側部と前記被放電体間に形成されていること、請求項1
1に於いて、基部と、該基部と一体に対向形成された側
部よりなる金属枠体を有し、該金属枠体内に設けた板状
電極の鋸歯状放電部を被放電体に対向させ、該被放電体
に放電を行うコロナ帯電装置に於いて、前記金属枠体内
に設けた前記板状電極の上流側と下流側の両側位置に、
前記金属枠体より外部の空気を流入させるため形成され
た複数の開口部と、前記金属枠体の前記上流側に位置す
る側部の一端に設けられた排気開口部と、前記金属枠体
の前記下流側に位置する側部に設けられ、前記被放電体
面に接触させた弾性遮蔽部材とを設けたこと、請求項1
2に於いて、前記複数の開口部は前記基部に形成されて
いると共に、前記側部に形成した排気開口部は、前記側
部と前記被放電体間に形成されていること、請求項13
に於いて、前記金属枠体の前記下流側に位置する側部に
設けられ、前記被放電体面に接触させた弾性遮蔽部材
と、前記金属枠体の両端開口部と、前記被放電体間にブ
ラシ状遮蔽部材を設けたことによって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の形態の説明に先
立って、本発明のコロナ帯電器が使用される複写装置の
構成と、その作用を説明する。
【0011】図1に於いて、10は像担持体である感光
体ドラムで、感光体101(有機感光体)をドラム基体
上に塗布形成したもので、接地されて図示の時計方向に
駆動回転される。11はコロナ帯電器で、該コロナ帯電
器11は鋸歯状放電部12を形成した板状電極13で構
成され、金属枠体で構成されたシールドケース14内に
設けられている放電部12より感光体101面に電荷付
与の帯電作用を行う。該帯電作用に先だって、前プリン
トまでの感光体101の履歴をなくすために発光ダイオ
ード等を用いたPCL(帯電前除電器)15による露光
を行って感光体101の除電をしておく。
【0012】感光体ドラム10の感光体101への一様
帯電の後、像露光手段16により原稿画像、又は画像信
号に基づいた像露光が行われ、次に画像縮小、拡大等が
行われた時に不要な電荷を前記感光体101面より除去
するためのCEL(不要帯電部除電器)15Aで除電す
る。次に感光体ドラム10の感光体101面にはトナー
とキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器
17が設けられていて、マグネットを内蔵し、現像剤を
保持して回転する現像スリーブ18によって現像が行わ
れる。現像剤はフェライトをコアとしてそのまわりに絶
縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリエステル
を主材料として顔料と荷電制御剤、シリカ、酸化チタン
等を加えたトナーとからなるもので、現像剤は層形成手
段によって現像スリーブ18上に0.1〜0.6mmの
層厚(現像剤)に規制されて現像域へと搬送される。
【0013】現像域における現像スリーブ18と感光体
101との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.2〜
1.0mmとして、この間にバイアス電圧が印加され
る。このようにして現像剤により画像形成行程が行わ
れ、感光体101周面上にはトナーによる顕像が形成さ
れる。
【0014】一方、図示しないが給紙カセットより給紙
ローラを介して搬送部材21で搬送された一枚の転写材
(以下記録紙と言う)Pは一旦停止部材19で停止し、
転写のタイミングの整った時点で停止部材19を作動手
段20で作動して記録紙Pを解除し、レジストローラ2
11の回転作動により転写域へと給紙される。
【0015】転写域に於いては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の感光体101の周面に、転写手
段たる転写極22で給紙された記録紙Pを挟着してトナ
ー画像が転写される。
【0016】次いで、記録紙Pは分離極23によって除
電され、感光体ドラム10の周面より分離した後、定着
装置24に搬送されて熱ローラ(上ローラ)25と圧着
ローラ(下ローラ)26の加熱、加圧によってトナーを
溶着した後、装置外部に排出される。一方、記録紙Pを
分離した感光体ドラム10は、クリーニング装置27の
ブレード28の圧接により残留トナーを除去・清掃し、
再び前記PCL(帯電前除電器)15で除電と、コロナ
帯電器11による帯電を受けて次なる画像形成のプロセ
スに入る。
【0017】図2は、本発明のコロナ帯電器11の具体
的な第1の実施形態を示す横断面図である。
【0018】図2に於いて、前記感光体101に帯電を
行う鋸歯状放電部12を形成した板状電極13は、厚さ
0.1mm前後のステンレス材から成るもので、エッチ
ング加工によって形成され、被放電体たる感光体ドラム
10の感光体101の画像領域に面する側縁に多数の鋸
歯状放電部12を等間隔に形成し、感光体101の表面
と所定の間隙をもって対向するように設置されている。
【0019】又、コロナ帯電器11のシールドケース1
4は、シールドケース基部14Aと、該シールドケース
基部14Aと一体に形成した側部141,142で断面
コ字形で金属製の枠体で形成されており、前記シールド
ケース基部14A内の略中央部にL字形の絶縁体よりな
る支持部材131の一端を固定する。固定方法としては
接着材等を用いて固定する。そして支持部材131の一
部に前記板状電極13を固定ネジ132で前記鋸歯状放
電部12を所定位置に調整された位置に固定する。以上
のように構成することにより、前記シールドケース基部
14Aと一体に形成した側部141,142内には各々
別個の空間部A1,A2が形成される。
【0020】以下、空間部A1は感光体101の回転方
向に対してコロナ帯電器11の帯電初期の上流側に位置
し、空間部A2は、感光体101の回転方向に対してコ
ロナ帯電器11の帯電後期の下流側に位置するものであ
る。即ち上流側を空間部A1。下流側を空間部A2とす
る。
【0021】そして前記空間部A1に対応した前記シー
ルドケース基部14Aにはスリット112を空間部A2
に対応した前記シールドケース基部14Aにはスリット
113を各々形成する。
【0022】次に図4(a),(b),(c)に示すよ
うに本発明の実施形態の作用を説明する。図4(a)に
示すようにY−Y線位置に設けた前記板状電極13に形
成した鋸歯状放電部12を中心に前記空間部A1のスリ
ット112は幅Lで形成し、スリット113は幅L1で
各々形成する。そして前記幅L及び幅L1は、L>L1
となるように形成されている。更に、図示のように前記
シールドケース基部14Aと一体に形成した側部14
1,142の先端と感光体101の位置を各々a,bと
する。図4(b)は、前記板状電極13に形成した鋸歯
状放電部12がコロナ放電した時の放電分布を示す。即
ち、鋸歯状放電部12の位置をY−Y線とした時、該Y
−Y線に位置する鋸歯状放電部12の放電分布が最も高
く、側部141,142の先端位置である前記感光体1
01のa,b位置が最も低い。図4(c)は、前記鋸歯
状放電部12でコロナ放電を行った時の感光体101面
の電位量を示す。図のように側部141に対応したa位
置では電位量は略ゼロであり、前記鋸歯状放電部12が
位置するY−Y線に近づくに従って電位量が増大し、側
部142に対応したb位置で最大電位量となる。即ち感
光体101面が所定の最大電位量となるには、Y−Y線
を通過し空間部A2の部分で始めて達成されるため、イ
オン風の流れが悪いと帯電性能にムラが発生してしま
う。そこで前記シールドケース基部14Aに形成したス
リット112の幅Lと、スリット113の幅L1をL>
L1となるように形成することにより、均一のイオン風
を得るようにする。
【0023】図2に示すように、シールドケース基部1
4Aに形成したスリット112をスリット113より大
きく形成されており、前記鋸歯状放電部12より感光体
101に放電を開始すると、該放電により発生する一点
鎖線矢示のイオン風により前記スリット112より実線
矢示のように外気が進入し、イオン風の発生を助ける。
従って空間部A1で感光体101面に所定の電荷付与を
行うことが出来る。更に前記鋸歯状放電部12よりの放
電で感光体101面に電荷付与を行い、次にスリット1
13より実線矢示の外気が空間部A2に進入するが、該
スリット113は前記スリット112より小さく形成さ
れており、一点鎖線矢示のようにイオン風の発生が若干
劣るが、空間部A1内での帯電で電荷量が付与されてい
るため、コロナ帯電器11を感光体101が通過する間
に所定の電荷が安定して付与される。
【0024】図3は、図2のコロナ帯電器11の一部を
切欠して示す斜視図で、特に前記シールドケース基部1
4Aに形成したスリット112,113よりの空気の流
入を変更するための他の構成を示す。図示のように、ス
リット112には一箇所の補強リブ1141を形成し、
一方のスリット113には二箇所の補強リブ1151を
形成する。このように補強リブ1141,1151の数
を変更することにより、スリット112,113よりの
空気の流入量を変えることが出来る。尚シールドケース
基部14Aと一体で形成した側部141,142は、絶
縁体よりなるシールドケース支持部材1111,112
1に両端が固定保持されており、シールドケース支持部
材1121には接続端子14Bを設け、前記板状電極1
3と高電圧部と接続するように設ける。
【0025】次に図5は本発明に於けるコロナ帯電器1
1の他の実施形態を示す。
【0026】前記図2同様に前記感光体101に帯電を
行う鋸歯状放電部12を形成した板状電極13は、厚さ
0.1mm前後のステンレス材から成るもので、エッチ
ング加工によって形成され、被放電体たる感光体ドラム
10の感光体101の画像領域に面する側縁に多数の鋸
歯状放電部12を等間隔に形成し、感光体101の表面
と所定の間隙をもって対向するように設置されている。
【0027】又、コロナ帯電器11のシールドケース1
4は、シールドケース基部14Aと、該シールドケース
基部14Aと一体に形成した側部141,142で断面
コ字形で金属製の枠体で形成されており、前記シールド
ケース基部14A内の略中央部にL字形の絶縁体よりな
る支持部材131の一端を固定する。固定方法としては
接着剤等を用いて固定する。そして支持部材131の一
部に前記板状電極13を固定ネジ132で鋸歯状放電部
12が所定位置に調整された位置で固定する。更に側部
141の端部と感光体101面間に排風開口部143を
形成する。又前記側部142の端部を感光体101面に
近接して形成する。以上のように構成することにより、
前記シールドケース基部14Aと一体に形成した側部1
41,142内には各々別個の空間部A1,A2が形成
すると共に、該空間部A1に対応した前記シールドケー
ス基部14Aにはスリット114を形成する。15Aは
前記CEL(不要帯電部除電器)で、側部142の外側
部位置で感光体101面に近接して配置されている。
【0028】次に前記鋸歯状放電部12より感光体10
1に放電を開始すると、該放電により発生する一点鎖線
矢示のイオン風により前記スリット114より実線矢示
のように外気が進入し、イオン風の発生を助ける。更に
前記外気と共にイオン風が側部141に形成した排風開
口部143より排気されるので空間部A1で感光体10
1面に所定の電荷付与を確実に行うことが出来る。更に
前記鋸歯状放電部12より放電で感光体101面に電荷
付与を行い、空間部A2内に発生するイオン風も、前記
排風開口部143より円滑に排気され電荷付与が行われ
る。その際、空間部A2を形成する側部142の先端
が、感光体101面に近接して設けられているので、排
気作用により側部142の先端より外気が進入せず、従
って塵芥、飛散した現像剤等の進入を防止するため、鋸
歯状放電部12の先端に前記塵芥、飛散した現像剤等が
付着せず長期間の使用に耐えることが出来ると共に、C
EL(不要帯電部除電器)15Aに悪影響を与えること
がない。
【0029】図6は、一部を切欠した前記図5のコロナ
帯電器11の斜視図で、断面コ字形に形成した前記シー
ルドケース基部14Aに形成したスリット114を示
し、該シールドケース基部14Aと一体に形成した側部
141,142の両端には、絶縁体よりなるシールドケ
ース支持部材1111,1121が固定保持されてお
り、シールドケース支持部材1121には接続端子14
Bを設け、前記板状電極13と高電圧部と接続するよう
に設ける。
【0030】図7(a),(b)は、本発明に於けるコ
ロナ帯電器11の他の実施形態を示す。
【0031】図7(a)に於いて、前記感光体101に
帯電を行う鋸歯状放電部12を形成した板状電極13
は、前記同様厚さ0.1mm前後のステンレス材から成
るもので、エッチング加工によって形成され、被放電体
たる感光体ドラム10の感光体101の画像領域に面す
る側縁に多数の鋸歯状放電部12を等間隔に形成し、感
光体101の表面と所定の間隙をもって対向するように
設置されている。
【0032】又、コロナ帯電器11のシールドケース1
4は、シールドケース基部14Aと、該シールドケース
基部14Aと一体に形成した側部141,142で断面
コ字形で金属製の枠体で形成されており、前記シールド
ケース基部14A内の略中央部にL字形の絶縁体よりな
る支持部材131の一端を固定する。固定方法としては
接着材等を用いて固定する。そして支持部材131の一
部に前記板状電極13を固定ネジ132で鋸歯状放電部
12が所定位置に調整された位置で固定する。更に前記
側部141の一端には感光体101面と若干間隔を有
し、且つ外方に向かって排気案内板144を一体に形成
し、該排気案内板144と感光体101面間に排気開口
部1441を形成する。
【0033】一方の側部142端を感光体101の表面
に対して数ミリの間隔L1の距離で近接させるように設
ける。以上のように構成することにより、前記シールド
ケース基部14Aと一体に形成した側部141,142
内には各々別個の空間部A1,A2が形成される。
【0034】該空間部A1に対応した前記シールドケー
ス基部14Aにはスリット115を空間部A2に対応し
た前記シールドケース基部14Aにはスリット116を
各々形成する。
【0035】図7(b)は、図7(a)と同様の構成で
あるが、前記側部141の一端には感光体101面と若
干間隔を有し、且つ外方に向かって排気案内板144を
一体に形成しているが、本実施形態は排気を円滑にする
ため、排気開口部1441よりの排気を円滑にするた
め、前記排気案内板144を外方に向かって円曲状に形
成する。
【0036】前記図7(a),(b)のように構成され
た鋸歯状放電部12より感光体101に一点鎖線矢示の
方向に放電を開始すると、該放電により発生する一点鎖
線矢示のイオン風により前記スリット115より実線矢
示のように外気が進入し、イオン風の発生を助けると共
に、前記側部141の一端に形成した排気案内板144
により前記排気開口部1441より外方に円滑に排気さ
れるため一層イオン風を発生することにより帯電効率を
増大させる。従って空間部A1で感光体101面に所定
の電荷付与を行うことが出来る。更に、前記鋸歯状放電
部12より放電で感光体101面に電荷付与を行い、次
にスリット116より実線矢示の外気が空間部A2に進
入し、該スリット116より一点鎖線矢示のようにイオ
ン風が更に発生して感光体101に対して確実に電荷が
付与される。このようにしてコロナ帯電器11を感光体
101が通過する間に所定の電荷が安定して付与され
る。
【0037】本実施形態に於いても、前記図5同様に、
空間部A2を形成する側部142の先端が、感光体10
1面に近接して設けられているので、排気作用により側
部142の先端より外気が進入しない。従って、塵芥
と、飛散した現像剤等の進入を防止するため、鋸歯状放
電部12の先端に前記塵芥と、飛散した現像剤等が付着
せず長期間の使用に耐えることが出来ると共に、CEL
(不要帯電部除電器)15Aに悪影響を与えることがな
い。
【0038】図8は、前記図7(a),(b)に示すコ
ロナ帯電器11の一部を切欠して示す斜視図であり、断
面コ字形に形成した前記シールドケース基部14Aに形
成したスリット115,116を示し、該シールドケー
ス基部14Aと一体に形成した側部141,142の両
端には、絶縁体よりなるシールドケース支持部材111
1,1121が固定保持されており、シールドケース支
持部材1121には接続端子14Bを設け、前記板状電
極13と高電圧部と接続するように設ける。
【0039】図9(a),(b)は、本発明に於けるコ
ロナ帯電器11の他の実施形態を示す。
【0040】図9(a)に於いて、前記感光体101に
帯電を行う鋸歯状放電部12を形成した板状電極13
は、前記同様、厚さ0.1mm前後のステンレス材から
成るもので、エッチング加工によって形成され、被放電
体たる感光体ドラム10の感光体101の画像領域に面
する側縁に多数の鋸歯状放電部12を等間隔に形成し、
感光体101の表面と所定の間隙をもって対向するよう
に設置されている。
【0041】又、コロナ帯電器11のシールドケース1
4は、シールドケース基部14Aと、該シールドケース
基部14Aと一体に形成した側部141,142で断面
コ字形で金属製の枠体で形成されており、前記シールド
ケース基部14A内の略中央部にL字形の絶縁体よりな
る支持部材131の一端を固定する。固定方法としては
接着材等を用いて固定する。そして支持部材131の一
部に前記板状電極13を固定ネジ132で鋸歯状放電部
12が所定位置に調整された位置で固定する。前記側部
141の先端を前記感光体101面より離間して排気開
口部1411を形成すると共に、前記側部142端の一
部を内方に折曲げて排気案内板145を形成し、該排気
案内板145の先端を感光体101の表面に近接させる
ように設ける。以上のように構成することにより、前記
シールドケース基部14Aと一体に形成した側部14
1,142内には各々別個の空間部A1,A2が形成さ
れる。
【0042】該空間部A1に対応した前記シールドケー
ス基部14Aにはスリット117を空間部A2に対応し
た前記シールドケース基部14Aにはスリット118を
各々形成する。
【0043】図9(b)は、図9(a)と同様の構成で
ある。前記側部142の一端に形成され、先端を感光体
101面と近接させると共に、内方に向かって一体に形
成した排気案内板145を本実施形態では排気を円滑に
するため、前記排気案内板145を内方に向かって円曲
状に形成されている。
【0044】前記のように構成されたコロナ帯電器11
の鋸歯状放電部12より感光体101に一点鎖線矢示の
方向に放電を開始すると、該放電により発生する一点鎖
線矢示のイオン風により前記スリット117より実線矢
示のように外気が進入し、イオン風の発生を助けると共
に、側部141の一端と感光体101面間に形成された
排気開口部1411より、実線矢示の方向に空気がより
円滑に排気されるため、イオン風が良好に発生し、感光
体101面に所定量の電荷付与が行われる。更に鋸歯状
放電部12の放電によるイオン風でスリット118より
実線矢示のように外気が進入し、一点鎖線矢示のイオン
風が前記のように内方に折曲げられた排気案内板145
で案内されて、前記側部141の排気開口部1411よ
り円滑に排気されるため、一層イオン風の発生により帯
電効率を増大させる。このように空間部A1で感光体1
01面に所定の電荷付与を与えると共に、更に前記鋸歯
状放電部12より放電で感光体101面に電荷付与を行
い、次にスリット118より実線矢示の外気が空間部A
2に進入し、該スリット118より一点鎖線矢示のよう
にイオン風が更に発生して感光体101に対して確実に
電荷が付与される。このようにしてコロナ帯電器11を
感光体101が通過する間に所定の電荷が安定して付与
される。
【0045】本実施形態に於いても、前記図5同様に、
空間部A2を形成する側部142の先端が、感光体10
1面に近接して設けられているので、排気作用により側
部142の先端より外気が進入せず、従って塵芥、飛散
した現像剤等の進入を防止するため、鋸歯状放電部12
の先端に前記塵芥、飛散した現像剤等が付着せず長期間
の使用に耐えることが出来ると共に、CEL(不要帯電
部除電器)15Aに悪影響を与えることがない。
【0046】図10は、前記図9(a),(b)に示す
コロナ帯電器11の一部を切欠して示す斜視図であり、
断面コ字形に形成した前記シールドケース基部14Aに
形成したスリット117,118を示し、該シールドケ
ース基部14Aと一体に形成した側部141,142の
両端には、絶縁体よりなるシールドケース支持部材11
11,1121が固定保持されており、シールドケース
支持部材1121には接続端子14Bを設け、前記板状
電極13と高電圧部と接続するように設ける。
【0047】図11(a),(b)は、本発明に於ける
コロナ帯電器11の他の実施形態を示す。
【0048】図11(a)に於いて、前記同様に感光体
101に帯電を行う鋸歯状放電部12を形成した板状電
極13は、厚さ0.1mm前後のステンレス材から成る
もので、エッチング加工によって形成され、被放電体た
る感光体ドラム10の感光体101の画像領域に面する
側縁に多数の鋸歯状放電部12を等間隔に形成し、感光
体101の表面と所定の間隙をもって対向するように設
置されている。
【0049】又、コロナ帯電器11のシールドケース1
4は、シールドケース基部14Aと、該シールドケース
基部14Aと一体に形成した側部141,142で断面
コ字形で金属製の枠体で形成されており、前記シールド
ケース基部14A内の略中央部にL字形の絶縁体よりな
る支持部材131の一端を固定する。固定方法としては
接着材等を用いて固定する。そして支持部材131の一
部に前記板状電極13を固定ネジ132で鋸歯状放電部
12が所定位置に調整された位置で固定する。前記側部
141の先端と前記感光体101面間に排気開口部14
12を形成すると共に、前記側部142端には、該側部
142端に一端が接着固定され、他端を感光体101面
に常時接触させた弾性遮蔽部材である弾性シール部材1
48が設けられている。具体的に前記弾性シール部材1
48には感光体101に形成した潜像に影響のないウレ
タンゴム等が使用される。
【0050】更に図12に示すように、前記シールドケ
ース基部14Aと、側部141,142で断面コ字形で
形成されたシールドケースの各端部に絶縁体よりなるシ
ールドケース支持部材1111,1121が固定保持さ
れ、図示のように該シールドケース支持部材1111,
1121に一端が固定され、他端が感光体101面に接
触しているブラシ状の保護部材146,147が設けら
れている。
【0051】以上のように構成することにより、前記シ
ールドケース基部14Aと一体に形成した側部141,
142内には各々別個の空間部A1,A2が形成され
る。
【0052】該空間部A1に対応した前記シールドケー
ス基部14Aにはスリット119を空間部A2に対応し
た前記シールドケース基部14Aにはスリット120を
各々形成する。
【0053】図11(b)は、前記図11(a)及び図
12に示すコロナ帯電器11の一部を切欠して示す斜視
図であり、断面コ字形に形成した前記シールドケース基
部14Aに形成したスリット119,120を示し、該
シールドケース基部14Aと一体に形成した側部14
1,142の両端には、前記のように絶縁体よりなるシ
ールドケース支持部材1111,1121が固定保持さ
れており、シールドケース支持部材1121には接続端
子14Bを設け、前記板状電極13と高電圧部と接続す
るように設けられており、前記側部142に固定された
弾性シール部材148は図示のように側部142端の全
面に設けられている。
【0054】前記のように構成されたコロナ帯電器11
の鋸歯状放電部12より感光体101に一点鎖線矢示の
方向に放電を開始すると、該放電により発生する一点鎖
線矢示のイオン風により前記スリット119より実線矢
示のように外気が空間部A1に進入し、イオン風の発生
を助けると共に、側部141の一端と感光体101面に
所定の間隙が形成されているため、実線矢示の方向に空
気がより円滑に排気されるため、イオン風が良好に発生
し、感光体101面に所定量の電荷付与が行われる。更
に鋸歯状放電部12の放電によるイオン風でスリット1
20より実線矢示のように外気が進入し、一点鎖線矢示
のイオン風が前記側部142に設けられた弾性シール部
材148と、シールドケース支持部材1111,112
1に一端が固定され、他端が感光体101面に接触して
いるブラシ状の遮蔽部材146,147により前記側部
141の一端と感光体101面間に形成された排気開口
部1412より円滑に排気されるため、より良好ななイ
オン風の流れを得ることが出来る。
【0055】次にスリット118より実線矢示の外気が
空間部A2に進入し、該スリット118より一点鎖線矢
示のようにイオン風が発生して感光体101に対して確
実に電荷が付与される。このようにしてコロナ帯電器1
1を感光体101が通過する間に所定の電荷が安定して
付与される。
【0056】又、本実施形態は前記のように弾性シール
部材148と、ブラシ状の保護部材146,147によ
り、側部141,142の先端より外気が進入せず、従
って塵芥、飛散した現像剤等の進入を防止するため、鋸
歯状放電部12の先端に前記塵芥、飛散した現像剤等が
付着せず長期間の使用に耐えることが出来ると共に、C
EL(不要帯電部除電器)15Aに悪影響を与えること
がない。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明は、請求項1に於い
て、前記金属枠体内に設けた前記板状電極の上流側と下
流側の両側位置に、前記金属枠体より外部の空気を流入
させるため形成された複数の開口部を設け、該複数の開
口部は、前記上流側の開口部に対して、下流側の開口部
を小となるような開口率で形成されているため、帯電前
半部の上流側で良好な状態でイオン風の流れしているた
め、特にハーフトーン画像において帯電電位の均一性が
得られる。更に板状電極が現像剤等の塵芥の影響を受け
にくいため、長期間の使用に耐えることが出来る。
【0058】請求項2に於いて、前記複数の開口部は、
前記金属枠体の基部に形成されているので、特にイオン
風の流れを良好にしている。
【0059】請求項3に於いて、前記金属枠体の基部に
形成された複数の開口部に補強リブが形成され、前記上
流側の開口部に形成された補強リブに対して、前記下流
側の開口部に形成された補強リブ数を多く形成したこと
により、帯電前半部の上流側で良好な状態でイオン風の
流れしているため、特にハーフトーン画像において帯電
電位の均一性が得られる。更に板状電極が現像剤等の塵
芥の影響を受けにくいため、長期間の使用に耐えること
が出来る。
【0060】請求項4に於いて、前記金属枠体内に設け
た前記板状電極の上流側に、前記金属枠体より外部の空
気を流入させるため形成された開口部と、前記金属枠体
の前記上流側に位置する側部の一方に排気開口部を設
け、前記金属枠体の前記下流側に位置する側部の一端を
前記被放電体面に近接させるように構成したので、板状
電極より発生したイオン風を上流側で妨げないため、感
光体に対して安定した帯電電位が得られる。又放電ムラ
の発生を防止出来たので、側部と感光体間が実質的に排
気開口部となるため、現像部、クリーニング装置等から
飛散したトナーが進入せず、板状電極に汚れが減少する
ため長期間の使用に耐えることが出来る。
【0061】請求項5に於いて、前記板状電極の上流側
に設けた開口部は金属枠体の前記基部に形成されている
ことにより、特に上流側のイオン風の流れを良好にして
いるため、感光体に対して安定した帯電電位が得られ
る。
【0062】請求項6に於いて、前記金属枠体の側部の
一端に設けた排気開口部は、前記側部と、前記被放電体
間に設けられているので、感光体に対して安定した帯電
電位が得られる。又放電ムラの発生を防止出来たので、
側部と感光体間が実質的に排気開口部となるため、現像
部、クリーニング装置等から飛散したトナーが進入せ
ず、板状電極に汚れが減少するため長期間の使用に耐え
ることが出来る。
【0063】請求項7に於いて、前記金属枠体内に設け
た前記板状電極の上流側と下流側の両側位置に、前記金
属枠体より外部の空気を流入させるため形成された複数
の開口部と、前記金属枠体の前記上流側に位置する側板
の一端に排気開口部を形成した排気案内手段とを設け、
前記金属枠体の前記下流側に位置する側部の一端を前記
被放電体面に近接させるように構成したので、板状電極
より発生したイオン風を上流側で妨げないため、感光体
に対して安定した帯電電位が得られる。又放電ムラの発
生を防止出来たので、側部と感光体間が実質的に排気開
口部となるため、現像部、クリーニング装置等から飛散
したトナーが進入せず、板状電極に汚れが減少するため
長期間の使用に耐えることが出来る。
【0064】請求項8に於いて、前記複数の開口部は前
記金属枠体の基部に形成されていると共に、前記排気開
口部を形成した排気案内手段は、前記側部より外方に設
けられ、且つ前記被放電体間に形成されているため、感
光体の帯電領域に対してPCL(帯電前除電器)の光が
漏れるのを防止出来るため、良好な画像を得ることが出
来る。
【0065】請求項9に於いて、前記金属枠体内に設け
た前記板状電極の上流側と下流側の両側位置に、前記金
属枠体より外部の空気を流入させるため形成された複数
の開口部と、前記金属枠体の前記上流側に位置する側部
の一端に設けた排気開口部と、前記金属枠体の前記下流
側に位置する側部の一端を前記被放電体面に近接させる
と共に、前記上流側に向かって形成された排気案内手段
とを設けたことにより、板状電極より発生したイオン風
を上流側で妨げないため、感光体に対して安定した帯電
電位が得られる。又放電ムラの発生を防止出来たので、
側部と感光体間が実質的に排気開口部となるため、現像
部、クリーニング装置等から飛散したトナーが進入せ
ず、特に排気案内手段の端部より塵芥、トナー等が進入
せず、板状電極に汚れが減少するため長期間の使用に耐
えることが出来ると共に、前記排気案内手段が内側に湾
曲形成しているので小径の感光体ドラムを配置した時、
プロセス部材を配置するのに設計上有利となる。
【0066】請求項10に於いて、前記複数の開口部は
前記金属枠体の基部に形成されていると共に、前記側部
に形成した排気開口部は、前記側部と前記被放電体間に
形成されていることにより、板状電極より発生したイオ
ン風を上流側で妨げないため、感光体に対して安定した
帯電電位が得られる。
【0067】請求項11に於いて、前記金属枠体内に設
けた前記板状電極の上流側と下流側の両側位置に、前記
金属枠体より外部の空気を流入させるため形成された複
数の開口部と、前記金属枠体の前記上流側に位置する側
部の一方に設けられた排気開口部と、前記金属枠体の前
記下流側に位置する側部に設けられ、前記被放電体面に
接触させた弾性遮蔽部材とを設けたことにより、板状電
極より発生したイオン風の流れを妨げないため、感光体
に対して帯電電位の安定性が得られ、放電ムラの発生が
なく、側部端の排気開口部は、実質的に排気口となるた
め、塵芥、及び現像部とクリーニング装置のトナー飛散
の吸い込みがなくなり、板状電極の汚れを防止するた
め、長期間良好な帯電作用をうることが出来る。
【0068】請求項12に於いて、前記複数の開口部は
前記基部に形成されていると共に、前記側部に形成した
排気開口部は、前記側部と前記被放電体間に形成されて
いることにより、板状電極より発生したイオン風を上流
側で妨げないため、感光体に対して安定した帯電電位が
得られる。
【0069】請求項13に於いて、前記金属枠体の前記
下流側に位置する側部に設けられ、前記被放電体面に接
触させた弾性遮蔽部材と、前記金属枠体の両端開口部
と、前記被放電体間にブラシ状遮蔽部材を設けたことに
より、塵芥、及び現像部とクリーニング装置のトナー飛
散の吸い込みがなくなり、板状電極の汚れを防止するた
め、長期間良好な帯電作用をうることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコロナ帯電器を用いた画像形成装置の
断面構成図。
【図2】本発明のコロナ帯電器の横断面図。
【図3】本発明の図2のコロナ帯電器を示す斜視図。
【図4】本発明のコロナ帯電器に於けるシールドケース
の開口部幅と、帯電作用を示す説明図。
【図5】本発明の他のコロナ帯電器を示す横断面図。
【図6】本発明の図5のコロナ帯電器を示す斜視図。
【図7】本発明の他のコロナ帯電器を示す横断面図。
【図8】本発明の図7のコロナ帯電器を示す斜視図。
【図9】本発明の他のコロナ帯電器を示す横断面図。
【図10】本発明の図9のコロナ帯電器を示す斜視図。
【図11】本発明の他のコロナ帯電器を示す横断面図及
び斜視図。
【図12】本発明の図11のコロナ帯電器を示す側面
図。
【図13】従来のコロナ帯電器を示す斜視図。
【図14】従来のコロナ帯電器を示す横断面図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 101 感光体 11 コロナ帯電器 12 鋸歯状放電部 13 板状電極 14 シールドケース 14A シールドケース基部 141,142 側部 17 現像器 1111,1121 シールドケース支持部材 131 支持部材 112,113,114,115,116,117,1
18,119,120スリット A1,A2 空間部
フロントページの続き (72)発明者 越村 靖 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と、該基部と一体に対向形成された
    側部よりなる金属枠体を有し、該金属枠体内に設けた板
    状電極の鋸歯状放電部を被放電体に対向させ、該被放電
    体に放電を行うコロナ帯電装置に於いて、前記金属枠体
    内に設けた前記板状電極の上流側と下流側の両側位置
    に、前記金属枠体より外部の空気を流入させるため形成
    された複数の開口部を設け、該複数の開口部は、前記上
    流側の開口部に対して、下流側の開口部を小となるよう
    な開口率で形成されていることを特徴とするコロナ帯電
    装置を有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の開口部は、前記金属枠体の基
    部に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコ
    ロナ帯電装置を有する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記金属枠体の基部に形成された複数の
    開口部に補強リブが形成され、前記上流側の開口部に形
    成された補強リブに対して、前記下流側の開口部に形成
    された補強リブ数を多く形成したことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のコロナ帯電装置を有する画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 基部と、該基部と一体に対向形成された
    側部よりなる金属枠体を有し、該金属枠体内に設けた板
    状電極の鋸歯状放電部を被放電体に対向させ、該被放電
    体に放電を行うコロナ帯電装置に於いて、前記金属枠体
    内に設けた前記板状電極の上流側に、前記金属枠体より
    外部の空気を流入させるため形成された開口部と、前記
    金属枠体の前記上流側に位置する側部の一方に排気開口
    部を設け、前記金属枠体の前記下流側に位置する側部の
    一端を前記被放電体面に近接させるように構成したこと
    を特徴とするコロナ帯電装置を有する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記板状電極の上流側に設けた開口部は
    金属枠体の前記基部に形成されていることを特徴とする
    請求項4記載のコロナ帯電装置を有する画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記金属枠体の側部の一端に設けた排気
    開口部は、前記側部と、前記被放電体間に設けられてい
    ることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のコロナ
    帯電装置を有する画像形成装置。
  7. 【請求項7】 基部と、該基部と一体に対向形成された
    側部よりなる金属枠体を有し、該金属枠体内に設けた板
    状電極の鋸歯状放電部を被放電体に対向させ、該被放電
    体に放電を行うコロナ帯電装置に於いて、前記金属枠体
    内に設けた前記板状電極の上流側と下流側の両側位置
    に、前記金属枠体より外部の空気を流入させるため形成
    された複数の開口部と、前記金属枠体の前記上流側に位
    置する側板の一端に排気開口部を形成した排気案内手段
    とを設け、前記金属枠体の前記下流側に位置する側部の
    一端を前記被放電体面に近接させるように構成したこと
    を特徴とするコロナ帯電装置を有する画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の開口部は前記金属枠体の基部
    に形成されていると共に、前記排気開口部を形成した排
    気案内手段は、前記側部より外方に設けられ、且つ前記
    被放電体間に形成されていることを特徴とする請求項7
    記載のコロナ帯電装置を有する画像形成装置。
  9. 【請求項9】 基部と、該基部と一体に対向形成された
    側部よりなる金属枠体を有し、該金属枠体内に設けた板
    状電極の鋸歯状放電部を被放電体に対向させ、該被放電
    体に放電を行うコロナ帯電装置に於いて、前記金属枠体
    内に設けた前記板状電極の上流側と下流側の両側位置
    に、前記金属枠体より外部の空気を流入させるため形成
    された複数の開口部と、前記金属枠体の前記上流側に位
    置する側部の一端に設けた排気開口部と、前記金属枠体
    の前記下流側に位置する側部の一端を前記被放電体面に
    近接させると共に、前記上流側に向かって形成された排
    気案内手段とを設けたことを特徴とするコロナ帯電装置
    を有する画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の開口部は前記金属枠体の基
    部に形成されていると共に、前記側部に形成した排気開
    口部は、前記側部と前記被放電体間に形成されているこ
    とを特徴とする請求項9記載のコロナ帯電装置を有する
    画像形成装置。
  11. 【請求項11】 基部と、該基部と一体に対向形成され
    た側部よりなる金属枠体を有し、該金属枠体内に設けた
    板状電極の鋸歯状放電部を被放電体に対向させ、該被放
    電体に放電を行うコロナ帯電装置に於いて、前記金属枠
    体内に設けた前記板状電極の上流側と下流側の両側位置
    に、前記金属枠体より外部の空気を流入させるため形成
    された複数の開口部と、前記金属枠体の前記上流側に位
    置する側部の一端に設けられた排気開口部と、前記金属
    枠体の前記下流側に位置する側部に設けられ、前記被放
    電体面に接触させた弾性遮蔽部材とを設けたことを特徴
    とするコロナ帯電装置を有する画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の開口部は前記基部に形成さ
    れていると共に、前記側部に形成した排気開口部は、前
    記側部と前記被放電体間に形成されていることを特徴と
    する請求項11記載のコロナ帯電装置を有する画像形成
    装置。
  13. 【請求項13】 前記金属枠体の前記下流側に位置する
    側部に設けられ、前記被放電体面に接触させた弾性遮蔽
    部材と、前記金属枠体の両端開口部と、前記被放電体間
    にブラシ状の遮蔽部材を設けたことを特徴とする請求項
    11又は請求項12記載のコロナ帯電装置を有する画像
    形成装置。
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