JP2001013765A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JP2001013765A
JP2001013765A JP11180821A JP18082199A JP2001013765A JP 2001013765 A JP2001013765 A JP 2001013765A JP 11180821 A JP11180821 A JP 11180821A JP 18082199 A JP18082199 A JP 18082199A JP 2001013765 A JP2001013765 A JP 2001013765A
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grid electrode
electrode
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JP11180821A
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Yasuhiro Nakagami
康宏 中神
Futoshi Okazaki
太 岡崎
Masayasu Haga
正安 芳賀
Kazuhiro Sakamoto
和洋 坂本
Shinya Matsuura
晋也 松浦
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃部材がちぎれたり、グリッド線が切断さ
れるといったことが生じることなく、グリッド電極を良
好に清掃することができる清掃装置を備えた帯電装置を
提供すること。 【解決手段】 各清掃部材44のグリッド電極35との
接触面の摺擦方向(矢印D方向)の長さM1を、グリッ
ド電極35の各開口352の摺擦方向における長さL1
よりも長くし、清掃部材44が開口352内に入り込ま
ないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
ける感光体ドラムなどを帯電させる帯電装置に関し、特
に当該帯電装置に備えられるグリッド電極を清掃する清
掃部材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機などの電子写真方式の画像形成装
置においては、感光体ドラムの感光面を帯電させるた
め、当該感光体ドラムとコロナ放電ワイヤとの間に感光
体ドラムの帯電電位制御用のグリッド電極を設けた、い
わゆるスコロトロン方式の帯電装置を備えるものがあ
る。
【0003】このスコロトロン方式の帯電装置は、定電
位に保持されたグリッド電極によりコロナ放電ワイヤの
放電で生じたコロナイオンの感光体ドラムへの流入量を
ほぼ一定に制御できるので、何らかの原因によりコロナ
放電ワイヤへの印加電圧に変動が生じても、感光体ドラ
ム上の帯電電位の変動を抑えることができ、グリッド電
極を備えないコロトロン方式のものに比べて、帯電ムラ
を抑えることができるという利点がある。
【0004】ところで、複写機内には、現像工程や転写
工程において飛散したトナーや埃などが微少ながらも浮
遊しており、長期の使用によってそれらがコロナ放電ワ
イヤやグリッド電極に付着して徐々に堆積してしまう。
これらが特にグリッド電極のコロナ放電ワイヤとの対向
面に付着して汚れると、コロナイオンの感光体ドラムへ
の流入量の制御が不安定となって、結果的に感光体ドラ
ム上において帯電ムラが生じるといった不都合が生じ
る。
【0005】そこで、例えば実開平4−55048号公
報に、グリッド電極を清掃する清掃装置が開示されてい
る。図11は、その公報に開示されている清掃装置を示
す斜視図である。清掃装置90は、ベース部材91と、
当該ベース部材91の上側に配された取っ手92と、ベ
ース部材91の下側に設けられ、グリッド電極98を清
掃する清掃ブラシ束93(実際にはベース部材91のコ
ロナ放電ワイヤ97の張設方向両側に4束ずつ配される
が、図では片側の3束のみが示されている)などから構
成される。
【0006】同図に示すように、清掃装置90が帯電器
94に設けられた清掃用開口99より挿入されると、ベ
ース部材91が帯電器94のガイド部材95に係合し、
その状態で清掃ブラシ束93の先端がグリッド電極98
のグリッド線981により形成されるメッシュ部に押し
付けられるようになる。そして、使用者が取っ手92を
もってそれを帯電器94の長手方向にスライドさせるこ
とにより、清掃ブラシ束93の先端がグリッド電極98
を摺擦しながら清掃するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
清掃装置90でグリッド電極98を清掃すると、清掃ブ
ラシ束93の先端がメッシュ部の各開口に入り込み、グ
リッド線981のエッジ部に引っ掛かってグリッド線9
81が切断されたり、あるいは逆に清掃ブラシ束93の
毛がちぎれてしまうという問題があった。グリッド線9
81が切断されると、その切断部で電位分布が変動して
帯電ムラを引き起こすことになる。また、ちぎれた清掃
ブラシ束93の毛の断片が、例えば感光体ドラムを介し
て現像器内に混入すると、現像ローラとその現像ローラ
に供給する現像剤量を規制するための規制板との微小間
隙で詰まって、適正な量の現像剤が現像ローラに供給さ
れなくなり、現像が正常に行われなくなることもある。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、グリッド線が切断されたり、清掃部材がち
ぎれるといったことが生じることなく、グリッド電極を
良好に清掃することができる清掃装置を備えた帯電装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、帯電手段と、当該帯電手段と被帯電体と
の間に介設されたグリッド電極と、前記グリッド電極を
摺擦して清掃する清掃手段とを備える帯電装置であっ
て、前記清掃手段は、第1の清掃部材と、前記グリッド
電極に対して摺擦方向に移動可能であると共に当該第1
の清掃部材を前記グリッド電極の帯電手段と対向する側
に接触させた状態で保持する第1の保持部材とを備え、
前記第1の清掃部材の前記グリッド電極との接触部にお
ける摺擦方向およびそれとほぼ直交する方向の少なくと
も一方の方向の長さが、当該方向における前記グリッド
電極の電極ピッチよりも大きいことを特徴とする。
【0010】また、前記第1の清掃部材は、複数の柱状
部材であり、当該各柱状部材の一端面が前記グリッド電
極と接触するように前記第1の保持部材に保持されてい
ることを特徴とする。また、前記第1の清掃部材は、可
撓性を有するシート状の部材からなり、その一辺が前記
グリッド電極と接触すると共に前記摺擦方向と平行にな
らない状態で前記第1の保持部材に保持されていること
を特徴とする。
【0011】さらに、前記第1の清掃部材は、前記摺擦
方向と逆方向に傾倒した状態で前記第1の保持部材に保
持されていることを特徴とする。また、前記第1の清掃
部材は、前記第1の保持部材に対して着脱自在に構成さ
れていることを特徴とする。また、前記清掃手段は、さ
らに前記グリッド電極の前記被帯電体に対向する側を摺
擦する、第2の清掃部材を備えることを特徴とする。
【0012】また、前記第2の清掃部材は、前記第1の
保持部材に対して着脱自在に構成されていることを特徴
とする。また、前記帯電手段は、放電電極を備えてお
り、前記清掃手段は、前記放電電極を清掃するための第
3の清掃部材と、当該第3の清掃部材を前記放電電極に
当接させた状態に保持する第2の保持部材とを備え、当
該第2の保持部材は、前記第1の保持部材に対して着脱
自在に構成されることを特徴とする。
【0013】また、前記帯電装置は、さらに、前記被帯
電体の方向に開口を有し、前記放電電極を囲む位置に配
設されたシールド電極を備えており、前記清掃手段は、
当該シールド電極の内面を清掃する第4の清掃部材を有
し、当該第4の清掃部材が、前記第1の保持部材、もし
くは前記第2の保持部材に取着されていることを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る帯電装置の実
施の形態を、モノクロのレーザプリンタ(以下、単に
「プリンタ」という。)に適用した場合を例にとって説
明する。図1は、当該プリンタ全体の概略構成を示す図
である。本プリンタは、パーソナルコンピュータなどの
外部機器から入力される画像データに基づいて、画像を
記録シート上に再現するものである。外部機器から画像
データが入力されると、図示しない制御部は、これをレ
ーザダイオードの駆動信号に変換し、プリンタヘッド2
内部のレーザダイオード(不図示)を駆動する。当該レ
ーザダイオードから出射されたレーザビームLは、折り
返しミラー21で偏向された後、矢印A方向に回転する
感光体ドラム1の表面を主走査方向に露光走査する。
【0015】感光体ドラム1の周囲には、ドラムクリー
ナ6、帯電装置3、現像器4及び転写ローラ5が配され
ている。感光体ドラム1は、上記レーザビームLによる
露光前にドラムクリーナ6で残留トナーを除去された
後、帯電装置3により一様に帯電される。帯電装置3
は、シールド31に3方から囲まれた位置に配された針
電極34と、針電極34と感光体ドラム1との間に配さ
れたグリッド電極35とを備えたスコロトロン方式の帯
電装置であって、グリッド電極35に一定のバイアス電
圧が印加されており、これにより感光体ドラム1表面の
帯電電位が一定に保たれる。また、この帯電装置3に
は、本発明に係る、グリッド電極35を清掃するための
清掃装置が備えられている。当該清掃装置の構成につい
ては、後述する。
【0016】帯電された感光体ドラム1の表面がレーザ
ビームLにより露光されると、静電潜像が形成され、こ
の静電潜像は、現像器4によってトナー像として顕像化
される。一方、給紙カセット7からは、ピックアップロ
ーラ11、タイミングローラ12によって、記録シート
Sが給紙される。この記録シートSは、ガイド13上を
案内されて、感光体ドラム1直下の転写位置に搬送され
る。当該転写位置において、転写ローラ5の作用によ
り、感光体ドラム1上のトナー像が記録シートSへと転
写される。
【0017】トナー像が転写された記録シートSは、さ
らに、搬送ベルト14により定着器8に搬送される。定
着器8は、内部にヒータが設けられた定着ローラとこれ
に圧接される加圧ローラとを備え、記録シートSが両ロ
ーラの圧接部を通過することにより、未定着のトナー画
像が加熱圧着されて記録シートS上に定着され、記録シ
ートSは排出トレイ9へと排出される。
【0018】図2は、本実施の形態に係る帯電装置3を
図1の矢印B方向から見たときの斜視図である。帯電装
置3は、横断面の形状がコの字型に形成された金属性の
シールド31と、シールド31の装置前側(同図で右
側)に取着されたエンドブロック32と、シールド31
の装置後側(同図で左側)に取着されたエンドブロック
33と、両エンドブロック32、33間に張設された針
電極34及びグリッド電極35と、グリッド電極35を
清掃する清掃装置40とから構成される。なお、エンド
ブロック32、33は、ABS(アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン)などの高絶縁性樹脂で形成されてお
り、グリッド電極35とシールド31とを電気的に絶縁
させた状態にしている。また、針電極34とグリッド電
極35は、それぞれがエンドブロック32、33内にお
いて図示しない引っ張りばねにより張設されることによ
り、特に装置長手方向中央部において下方に撓まないよ
うにされる。
【0019】グリッド電極35は、ステンレスなどの金
属製の薄板にエッチングなどの処理が施されてメッシュ
(網板)状にされたものであり、当該処理により残った
グリッド線351によって複数の平行四辺形の開口35
2を有している(図4参照)。また、針電極34とグリ
ッド電極35には、それぞれ高圧電源(図示せず)が接
続され、針電極34にはコロナ放電用の電圧が、グリッ
ド電極35にはバイアス電圧が印加されるようになって
いる。
【0020】清掃装置40は、保持部材41と、該保持
部材41の底面に固着された複数の清掃部材44、44
・・・と、スライド棒42とから構成される。図3は、
清掃装置40を図2のC−C線を含み帯電装置3の長手
方向と直交する面で切断したときの矢視断面図である。
図2と図3に示すように、保持部材41は、ABSなど
の高絶縁性樹脂で形成された枠体状の部材であり、その
上部411には、溝部413、413が設けられてい
る。この溝部413は、シールド31の上面部にグリッ
ド電極35の張設方向と平行な方向に設けられたガイド
孔311の側縁312と係合しており、これにより保持
部材41がシールド31内をグリッド電極35の張設方
向と平行な方向にスライドできるようになっている。ま
た、保持部材41の中空の部分に針電極34を挿通させ
ることで、保持部材41がスライドしたときに、針電極
34と接触しないようにしている。
【0021】各清掃部材44は、ウレタン樹脂などの耐
磨耗性の高い樹脂で形成された角柱状の部材であり、本
実施の形態では、96個の清掃部材44が、所定方向に
並べられた状態で保持部材41の底面に接着剤にて接着
されている。そして、保持部材41の溝部413がガイ
ド孔311の側縁312に係合している状態で、各清掃
部材44の底面がグリッド電極35において針電極34
と対向する側(以下、「グリッド電極35の内側」とい
う。)に当接したときに、グリッド電極35が変形する
ことなく良好に清掃できる圧接力が清掃部材44とグリ
ッド電極35間に作用するようになっている。
【0022】スライド棒42は、その一端が保持部材4
1の上部411に固着され、他端421がエンドブロッ
ク32に穿設された孔321に遊貫されており、ユーザ
が当該他端421(図2)を持って、保持部材41がエ
ンドブロック32、33間を往復するように矢印D方向
にスライドさせることにより、各清掃部材44の底面が
グリッド電極35の内側を摺擦するようになっている。
【0023】図4は、図3に示すグリッド電極35の右
側端部付近を矢印E方向から見たときの下面図である。
同図に示すように、各清掃部材44のグリッド電極35
との接触面の形状は、ほぼ正方形になっており、その摺
擦方向(矢印D方向)の長さM1は、摺擦方向における
電極ピッチ(グリッド線351間隔)L1よりも長くな
っている。これにより、各清掃部材44がグリッド電極
35上を摺擦したときに、開口352内に填まり込むと
いったことが生ぜず、グリッド電極35上に付着したト
ナーや埃などを掻き落とすことができ、従来のように清
掃部材が開口内に入り込み開口のエッジ部に引っ掛かっ
て清掃部材の先端部もしくはグリッド線が切断されたり
するといったことなく良好に清掃を行うことができ、結
果的に帯電ムラの防止を図れる。
【0024】なお、清掃部材44は、ウレタン樹脂に限
らずウレタンゴムや、耐オゾン性を有する、例えばポリ
アセタール(POM)や変性ポリフェニレンオキサイド
(変性PPO)などの樹脂、もしくはポリエチレンプロ
ピレンゴム(EPDM)、シリコーンゴムなどのゴム、
その他グリッド電極35を清掃するのに適した材料で形
成することができる。
【0025】また、各開口352の摺擦方向における幅
が当該開口内で異なる場合、例えば開口が円形などの場
合には、各開口352の摺擦方向における最大幅が摺擦
方向における電極ピッチとなる。また、清掃部材44の
摺擦方向の長さM1が、上記L1よりも長くなっていれ
ば開口352に入り込まなくなるのだから、グリッド電
極35との接触面は正方形に限らず、L1<M1の関係
を満たせば、例えば長方形や円形などであってもよい。
【0026】また、本実施の形態では、各清掃部材44
を摺擦方向に整列させたが、このような配列に限られ
ず、例えば、摺擦方向に隣接する清掃部材44の位置を
その方向と直交する方向に交互にずらした千鳥格子状の
配列にすることもできる。すなわち、グリッド電極35
の清掃すべき範囲の全てが清掃部材44により摺擦され
るように、清掃部材44の大きさとその配列が決定され
ればよい。
【0027】なお、保持部材41は、清掃作業が行われ
ないときには、画像形成に支障をきたさないように画像
形成範囲外に当たる帯電装置3の後側一杯の位置に移動
されて待機する。また、本実施の形態では、ユーザによ
る手動で清掃動作を行うようにしているが、駆動機構を
用いて、例えば電源投入時などに自動的に保持部材41
をスライドさせる構成にすることもできる。
【0028】<変形例>なお、本発明の技術的範囲は、
上記実施の形態に限られないことは言うまでもなく、例
えば、次のような変形例を考えることが可能である。 (1)上記実施の形態では、清掃部材44として角柱状
の部材を用いたが、例えば、図5に示すようにシート状
の部材を用いることもできる。
【0029】図5は、3枚のシート状の部材51を清掃
部材として用いたときの構成例を示す斜視図であって、
清掃部材以外の部材については上記実施の形態と同じな
ので、ここでは説明に関係のない部材を省略している。
清掃部材51は、可撓性を有するシート状の部材であ
り、例えば耐オゾン性を有するポリエステルフィルムな
どから形成され、その先端部が清掃に適した圧接力でグ
リッド電極35内側に押圧されるように保持部材41に
固着されている。
【0030】保持部材41が矢印F方向に移動すると、
清掃部材51の先端部がグリッド電極35内側を摺擦
し、その際に生じる摩擦力によりその上に付着したトナ
ーや埃などを掻き撫でて清掃する。また、保持部材41
がF方向と逆方向に移動したときには、清掃部材51が
同図とは逆方向に撓んだ状態でグリッド電極35上を摺
擦する。
【0031】清掃部材51の幅M2(摺擦方向と直交す
る方向の長さ)は、グリッド電極35の開口幅L2より
も長くなっており、これにより清掃部材51がグリッド
電極35の各開口352内に入り込むといったことを生
じさせないようにしている。なお、ここでは清掃部材5
1の幅M2をグリッド電極35の開口幅L2よりも長く
なるようにしたが、グリッド電極35の各開口352
は、グリッド線351に囲まれる部分により形成される
ものなので、幅M2が少なくても摺擦方向と直交する方
向における電極ピッチ(各開口352の摺擦方向と直交
する方向における最大幅)よりも長ければ、当該清掃部
材51が開口352内に入り込むことを防止できる。
【0032】また、清掃部材にシート状の部材を用いた
別の例として、図6のような構成にすることもできる。
図6は、シート状の部材を弓形に変形させたものを清掃
部材52、53として用いた例を示す斜視図であり、清
掃部材52、53は、グリッド電極25に近づくに連れ
て両者の間隔が広くなると共に、それらの先端部がグリ
ッド電極35と鋭角の角度をもって押圧された状態にな
るように保持部材41に固着されている。このように構
成することにより、保持部材41が矢印D方向のいずれ
の方向に移動しても、清掃部材52、53のいずれかの
先端部が、グリッド電極35との摩擦力により圧縮され
る方向の力を受けながらグリッド電極35上を摺擦する
ことになるので、垂直もしくは鈍角の角度で当接する場
合よりも摩擦力が増大し、清掃能力を向上できる(以
下、清掃部材がグリッド電極35と鋭角の角度で接する
ことを「カウンタ方向に当接する」という)。
【0033】また、図7に示すように、保持部材と清掃
部材とを一体的に形成した構成にすることもできる。同
図に示す清掃部材60は、アクリル樹脂やウレタン樹脂
などの樹脂部材であって、グリッド電極35とそれぞれ
カウンタ方向に当接して清掃する2つの板状の清掃部6
1、62を備えている。このように保持部材と清掃部材
とを一体的に構成すれば、一の部材で済み、組み立て時
におけるコストダウンを図れる。また、清掃部材60
は、耐オゾン性を有するPOMや変性PPOなどの樹
脂、もしくはウレタンゴムやEPDMなどのゴムで形成
することもできる。
【0034】(2)上記実施の形態では、グリッド電極
35の内側を清掃するようにしたが、グリッド電極35
の外側(感光体ドラム1と対向する側)も同時に清掃で
きるように構成することができる。図8(a)は、グリ
ッド電極35の内側(同図上側)を清掃する清掃部材7
1と、その外側(同図下側)を清掃する清掃部材72と
をグリッド電極35を介して対向した位置に配した場合
の構成例を示す斜視図であり、説明の都合上、これらを
保持する保持部材は省略している。清掃部材71、72
は、それぞれがポリエステルフィルムなどからなるシー
ト状の部材であって、その摺擦方向(矢印G方向)両端
部がグリッド電極35の内側及び外側とカウンタ方向に
当接するように配されている。また、清掃部材72に
は、摺擦方向に直交する方向に外方に向けて突出した突
出片74、74が、保持部材に取着するための部材とし
て設けられている。
【0035】図8(b)は、清掃部材71、72を図8
(a)の矢印G方向から見たときの図であって、ここで
はそれらが保持部材75に保持されている状態を示して
いる。保持部材75は、清掃部材72の突出片74を保
持するための保持部752を有し、その保持部752の
下面751に清掃部材72の突出片74が、保持部材7
5の裏面753に清掃部材71の面73がそれぞれ接着
剤にて接着される。ここでも、清掃部材71、72の幅
M2は、グリッド電極35の開口幅L2よりも大きく形
成されており、これにより清掃部材71、72が各開口
に入り込むことなくグリッド電極35の内側と外側を摺
擦できる。
【0036】なお、本変形例において、グリッド電極3
5の外側をも清掃するようにしているのは、当該外側に
トナーなどが付着すると、その部分が電気的に絶縁状態
となるため、感光体ドラム1との間に生じる電界に、付
着物のある部分とない部分とで粗密が生じて帯電ムラを
引き起こす可能性があるからである。このように、グリ
ッド電極35の外側も合わせて清掃することで、より帯
電ムラの防止を図ることができる。
【0037】さらに、図9に示すような構成にすること
もできる。図9(a)は、上記図8(a)の清掃部材7
2に設けた突出片74と同様の突出片76を清掃部材7
1にも設けた場合の構成例を示す斜視図である。図9
(b)は、上記図8(b)と同じく、清掃部材71、7
2を図9(a)の矢印G方向から見たときの図であっ
て、それらが保持部材77に保持されている状態を示し
ている。
【0038】同図に示す保持部材77には、清掃部材7
1、72の突出片74、76が嵌着される溝孔771が
設けられており、当該突出片74、76が溝孔771に
嵌着されると、図9(a)に示すように、清掃部材7
1、72の摺擦方向両端部がそれぞれグリッド電極35
の内側と外側に当接する状態になるように構成される。
このような構成により、清掃部材71、72が保持部材
77に対して着脱自在となり、メンテナンスなどにおい
て清掃部材71、72だけを簡易に交換できるようにな
ると共に、保持部材77と一体的に交換する場合に比べ
てコストダウンできる。
【0039】(3)また、清掃装置を図10に示すよう
な構成にすることもできる。図10は、グリッド電極3
5だけでなく、針電極34とシールド31内面をも清掃
することができる清掃装置81の構成例の断面を示す図
である。同図より、本清掃装置81は、グリッド電極3
5の内側と外側をそれぞれ清掃する清掃部材71、72
(図9(a)参照)と、これらを保持する第1の保持部
材82と、針電極34を挟持するように配された清掃ロ
ーラ対83と、シールド31の両側面の内面を清掃する
清掃ブラシ84、84と、これらを保持する第2の保持
部材85などからなる。
【0040】ここで、清掃部材71、72は、上記図9
と同じものであり、第1の保持部材82に同じ方法で取
着されている。また、清掃ローラ対83は、その軸が第
1と第2の保持部材82、85に設けられた軸受(図示
せず)により軸支される。第2の保持部材85は、上記
保持部材41(図2)と同様にグリッド電極35の張設
方向にスライド可能になるようにシールド31に保持さ
れている。また、第2の保持部材85には、第1の保持
部材82の上部に設けられた爪部821、821と係合
する凹部851、851が設けられており、これらが係
着することにより、第1と第2の保持部材82、85は
一体的となる。第1と第2の保持部材82、85を係着
した状態でスライドさせると、グリッド電極35が清掃
部材71、72により、シールド31内面が清掃ブラシ
84により摺擦され清掃されると共に、清掃ローラ対8
3が針電極34に接触しながら回転して、その表面に付
着されたトナーなどが取り除かれて清掃される。この清
掃ローラ対83は、針電極34との接触面にウレタンゴ
ムやウレタン樹脂などのゴム部材もしくは樹脂部材を配
したものである。また、これに限らず耐オゾン性を有す
るPOMなどの樹脂部材やEPDMなどのゴム部材を配
するようにしてもよい。また、清掃ローラ対83の表面
をブラシ状に形成し、これを回転させて清掃する構成に
することもできる。
【0041】このように、第1と第2の保持部材82、
85とを着脱自在にしているので、特に清掃部材71、
72や清掃ローラ対83の交換作業が容易になる。な
お、着脱自在であればよいので、例えば第1と第2の保
持部材82、85をねじ止めにて取着する構成にするこ
ともできる。 (4)なお、上記実施の形態においては、画像形成装置
の感光体ドラムなどの像担持体を帯電させる帯電装置を
例にして説明したが、これに限定されず、例えば、像担
持体を除電する目的でコロナ放電を行う除電装置などで
あっても本発明の帯電装置に含まれる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる帯電
装置によれば、第1の清掃部材のグリッド電極との接触
部における摺擦方向およびそれとほぼ直交する方向の少
なくとも一方の方向の長さを、当該方向における前記グ
リッド電極の電極ピッチよりも大きくしているので、従
来のように、グリッド電極間に清掃部材が入り込み、清
掃部材がグリッド電極のエッジ部に引っ掛かって清掃部
材の先端やグリッド電極が切断されるといったことな
く、グリッド電極を良好に清掃できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯電装置を備えたプリンタ全体の
概略構成を示す図である。
【図2】上記帯電装置を図1の矢印B方向から見たとき
の斜視図である。
【図3】上記帯電装置に備えられる清掃装置を図2のC
−C線で切断したときの矢視断面図である。
【図4】図3に示すグリッド電極の右側端部付近を矢印
E方向から見たときの下面図である。
【図5】清掃部材にシート状の部材を用いたときの構成
例を示す斜視図である。
【図6】清掃部材にシート状の部材を用いたときの別の
構成例を示す斜視図である。
【図7】清掃部材とこれを保持する保持部材とを一体的
に形成したときの構成例を示す斜視図である。
【図8】(a)は、グリッド電極の表側を清掃する清掃
部材と、その外側を清掃する清掃部材とをグリッド電極
を介して対向した位置に配した場合の構成例を示す斜視
図であり、(b)は、上記清掃部材を(a)に示す矢印
G方向から見たときの図である。
【図9】(a)は、グリッド電極の表側を清掃する清掃
部材と、その外側を清掃する清掃部材とをグリッド電極
を介して対向した位置に配した場合の別の構成例を示す
斜視図であり、(b)は、上記清掃部材を(a)に示す
矢印G方向から見たときの図である。
【図10】グリッド電極だけでなく、針電極とシールド
内面も清掃できる清掃装置の構成例の断面を示す図であ
る。
【図11】従来の清掃装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 3 帯電装置 31 シールド 32、33 エンドブロック 34 針電極 35 グリッド電極 40、81 清掃装置 41、75、77、82、85 保持部材 42 スライド棒 44、51、52、53、60、71、72 清掃部
材 74、76 突出片 83 清掃ローラ対 84 清掃ブラシ 311 ガイド孔 312 側縁 351 グリッド線 352 開口 821 爪部 851 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳賀 正安 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 坂本 和洋 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 松浦 晋也 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA12 BB11 CC01 DD01 EE03 EE09 EE10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電手段と、当該帯電手段と被帯電体と
    の間に介設されたグリッド電極と、前記グリッド電極を
    摺擦して清掃する清掃手段とを備える帯電装置であっ
    て、 前記清掃手段は、第1の清掃部材と、前記グリッド電極
    に対して摺擦方向に移動可能であると共に当該第1の清
    掃部材を前記グリッド電極の帯電手段と対向する側に接
    触させた状態で保持する第1の保持部材とを備え、 前記第1の清掃部材の前記グリッド電極との接触部にお
    ける摺擦方向およびそれとほぼ直交する方向の少なくと
    も一方の方向の長さが、当該方向における前記グリッド
    電極の電極ピッチよりも大きいことを特徴とする帯電装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の清掃部材は、複数の柱状部材
    であり、当該各柱状部材の一端面が前記グリッド電極と
    接触するように前記第1の保持部材に保持されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の清掃部材は、可撓性を有する
    シート状の部材からなり、その一辺が前記グリッド電極
    と接触すると共に前記摺擦方向と平行にならない状態で
    前記第1の保持部材に保持されていることを特徴とする
    請求項1に記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】 さらに前記第1の清掃部材は、前記摺擦
    方向と逆方向に傾倒した状態で前記第1の保持部材に保
    持されていることを特徴とする請求項3に記載の帯電装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の清掃部材は、前記第1の保持
    部材に対して着脱自在に構成されていることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の帯電装置。
  6. 【請求項6】 前記清掃手段は、さらに前記グリッド電
    極の前記被帯電体に対向する側を摺擦する、第2の清掃
    部材を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載の帯電装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の清掃部材は、前記第1の保持
    部材に対して着脱自在に構成されていることを特徴とす
    る請求項6記載の帯電装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電手段は、放電電極を備えてお
    り、 前記清掃手段は、 前記放電電極を清掃するための第3の清掃部材と、当該
    第3の清掃部材を前記放電電極に当接させた状態に保持
    する第2の保持部材とを備え、 当該第2の保持部材は、前記第1の保持部材に対して着
    脱自在に構成されることを特徴とする請求項6もしくは
    7のいずれかに記載の帯電装置。
  9. 【請求項9】 前記帯電装置は、さらに、 前記被帯電体の方向に開口を有し、前記放電電極を囲む
    位置に配設されたシールド電極を備えており、 前記清掃手段は、 当該シールド電極の内面を清掃する第4の清掃部材を有
    し、当該第4の清掃部材が、前記第1の保持部材、もし
    くは前記第2の保持部材に取着されていることを特徴と
    する請求項8に記載の帯電装置。
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