JPH09226392A - ハイブリッド駆動装置 - Google Patents

ハイブリッド駆動装置

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JPH09226392A
JPH09226392A JP8033578A JP3357896A JPH09226392A JP H09226392 A JPH09226392 A JP H09226392A JP 8033578 A JP8033578 A JP 8033578A JP 3357896 A JP3357896 A JP 3357896A JP H09226392 A JPH09226392 A JP H09226392A
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motor
planetary gear
generator
gear mechanism
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邦夫 森沢
Shuji Nagano
周二 永野
Hideaki Matsui
英昭 松井
Takatsugu Ibaraki
隆次 茨木
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    • Y02T10/62Hybrid vehicles

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ空間内への潤滑油等の侵入や遊星歯車
機構への熱影響を防止しつつコンパクトに構成する。 【解決手段】 遊星歯車機構46のキャリアはダンパ装
置54を介してエンジン42に連結され、サンギヤは第
1モータジェネレータ44に連結され、リングギヤは第
2モータジェネレータ48およびスプロケット50に連
結され、スプロケット50からチェーン62を介して出
力するハイブリッド駆動装置40において、エンジン4
2,ダンパ装置54,第1モータジェネレータ44,ス
プロケット50,遊星歯車機構46,第2モータジェネ
レータ48の順番で第1軸線O1 上に並んで配設すると
ともに、ダンパ装置54、遊星歯車機構46をそれぞれ
モータジェネレータ44、48のステータコイル88、
90の内周側のスペースに隔壁98、108を挟んで配
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンおよびモー
タジェネレータを動力源として備えているハイブリッド
駆動装置に係り、特に、コンパクトに構成できる配置形
態に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両の駆動装置として、
(a) 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、(b) 第1
モータジェネレータと、(c) サンギヤおよびキャリアが
前記エンジンおよび第1モータジェネレータの一方およ
び他方に連結されるとともにリングギヤが出力部材に連
結された遊星歯車機構と、(d) 前記出力部材に連結され
た第2モータジェネレータとを有するハイブリッド駆動
装置が知られている。「自動車技術事例集」(日本自動
車工業会知的財産部会)の発行番号95208号に記載
されている装置はその一例で、図16に示すように構成
されている。すなわち、このハイブリッド駆動装置10
は、エンジン12と、ダンパ装置14を介して伝達され
るエンジン12の出力を第1モータジェネレータ16お
よび出力部材(歯車)26に機械的に分配する遊星歯車
機構20と、出力部材26に回転力を加える第2モータ
ジェネレータ22とを備えており、それ等のエンジン1
2、ダンパ装置14、遊星歯車機構20、および第1モ
ータジェネレータ16は同一軸線上において軸方向に並
んで配設されているとともに、第2モータジェネレータ
22はダンパ装置14および遊星歯車機構20の外周側
に同心に配設されている。
【0003】上記遊星歯車機構20のサンギヤは第1モ
ータジェネレータ16のモータ軸24に連結され、キャ
リアはダンパ装置14に連結され、リングギヤは第2モ
ータジェネレータ22のロータ22rに連結されてお
り、ロータ22rには連結部材18を介して出力部材2
6が連結されている。そして、出力部材26は、中間軸
28に設けられた大歯車30と噛み合わされているとと
もに、その中間軸28に設けられた小歯車32は傘歯車
式の差動装置34の入力部材(リングギヤ)34rと噛
み合わされており、その差動装置34を介して図示しな
い左右の駆動輪に動力が分配される。上記第1モータジ
ェネレータ16はジェネレータとして用いられ、エンジ
ン12によって回転駆動されることにより発生した電気
エネルギーをバッテリー等の蓄電装置に充電する一方、
第2モータジェネレータ22は電動モータとして用いら
れ、単独で、或いはエンジンと共に車両の動力源として
用いられるもので、大トルクを必要とする第2モータジ
ェネレータ22は第1モータジェネレータ16よりも大
型(大径)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のハイブリッド駆動装置は、遊星歯車機構20が第
2モータジェネレータ22のロータ22rの内周側に配
設されているため、遊星歯車機構20が第2モータジェ
ネレータ22の発熱の影響を受けやすいという問題があ
った。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、遊星歯車機構への熱
影響を防止しつつ装置をコンパクトに構成することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、(a) 燃料の燃焼によって作動するエ
ンジンと、(b) サンギヤおよびキャリアの一方が前記エ
ンジンに連結されるとともにリングギヤが出力部材に連
結された遊星歯車機構と、(c) 前記出力部材に連結され
た第2モータジェネレータとを有し、且つ(d) それ等の
第2モータジェネレータ、遊星歯車機構、および出力部
材は第1軸線上において軸方向に並んで配設されている
ハイブリッド駆動装置において、(e) 前記遊星歯車機構
は、前記第2モータジェネレータの端部に突き出してい
るステータコイルの内周側に配設されていることを特徴
とする。
【0007】第2発明は、上記第1発明において、前記
出力部材は前記遊星歯車機構に隣接して前記第2モータ
ジェネレータと反対側に配設されていることを特徴とす
る。また、第3発明は、第2発明において、前記サンギ
ヤおよびキャリアの他方は前記第1軸線上に配設される
第1モータジェネレータに連結されていることを特徴と
する。
【0008】第4発明は、前記第1発明において、前記
出力部材は前記第2モータジェネレータに隣接して前記
遊星歯車機構と反対側に配設されていることを特徴とす
る。また、第5発明は、第4発明において、前記サンギ
ヤおよびキャリアの他方は前記第1軸線上に配設される
第1モータジェネレータに連結されていることを特徴と
する。
【0009】第6発明は、前記第3発明において、前記
第1モータジェネレータは前記出力部材に隣接して前記
遊星歯車機構と反対側に配設され、前記エンジンはその
第1モータジェネレータを挟んで前記出力部材と反対側
の前記第1軸線上に配設されていることを特徴とする。
第7発明は、前記第3発明において、前記第1モータジ
ェネレータは前記第2モータジェネレータに隣接して前
記遊星歯車機構と反対側に配設され、前記エンジンは前
記出力部材を挟んで前記遊星歯車機構と反対側の前記第
1軸線上に配設されていることを特徴とする。また、第
8発明は、前記第3発明において、前記第1モータジェ
ネレータは前記第2モータジェネレータに隣接して前記
遊星歯車機構と反対側に配設され、前記エンジンはその
第1モータジェネレータを挟んで前記第2モータジェネ
レータと反対側の前記第1軸線上に配設されていること
を特徴とする。
【0010】第9発明は、前記第5発明において、前記
第1モータジェネレータは前記出力部材に隣接して前記
第2モータジェネレータと反対側に配設され、前記エン
ジンはその第1モータジェネレータを挟んで前記出力部
材と反対側の前記第1軸線上に配設されていることを特
徴とする。第10発明は、前記第5発明において、前記
第1モータジェネレータは前記遊星歯車機構に隣接して
前記第2モータジェネレータと反対側に配設され、前記
エンジンはその第1モータジェネレータを挟んで前記遊
星歯車機構と反対側の前記第1軸線上に配設されている
ことを特徴とする。
【0011】第11発明は、前記第6発明、第9発明、
または第10発明において、前記エンジンの出力軸には
ダンパ装置が設けられ、そのダンパ装置は前記第1モー
タジェネレータの前記エンジン側の端部に突き出してい
るステータコイルの内周側に配設されているとともに、
そのダンパ装置と第1モータジェネレータとの間には隔
壁が設けられていることを特徴とする。
【0012】第12発明は、前記第1発明において、前
記出力部材はチェーンを介して動力伝達するスプロケッ
トであることを特徴とする。第13発明は、前記第1発
明において、前記出力部材から伝達された動力を左右の
駆動輪に分配する差動装置を有するとともに、その差動
装置は、一対の出力軸が前記第1軸線と略平行となる姿
勢で配設され、軸方向において前記出力部材と略同じ位
置に入力部材が位置させられていることを特徴とする。
【0013】第14発明は、前記第3発明または第5発
明において、前記第1モータジェネレータおよび前記第
2モータジェネレータは軸方向においてオーバーラップ
していないことを特徴とする。
【0014】第15発明は、前記第1発明において、前
記遊星歯車機構と前記第2モータジェネレータとの間に
は隔壁が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】このようなハイブリッド駆動装置におい
ては、比較的大径の第2モータジェネレータの端部に突
き出しているステータコイルの内周側に形成されるスペ
ースに遊星歯車機構が配設されているため、第2モータ
ジェネレータの遊星歯車機構に対する熱影響を防止しつ
つ、遊星歯車機構が占める軸方向寸法を小さく維持でき
るとともに第2モータジェネレータを小型化(小径化)
できる。
【0015】第6発明では、第1モータジェネレータと
第2モータジェネレータとの間に遊星歯車機構および出
力部材が配設され、エンジンは第1モータジェネレータ
の外側に配設されるため、例えば第11発明のようにエ
ンジンの出力軸に設けられるダンパ装置を第1モータジ
ェネレータのステータコイルの内周側に配設することが
可能で、軸方向寸法を最小限とすることができる。
【0016】第7発明および第8発明では、第1モータ
ジェネレータおよび第2モータジェネレータが隣接して
配設されるため、それ等の間に共通の隔壁を設けてモー
タ空間を形成することが可能で、その分だけ軸方向寸法
を短くできる。
【0017】第9発明では、第1モータジェネレータ、
出力部材、第2モータジェネレータ、および遊星歯車機
構の順番で第1軸線上に配設され、エンジンは第1モー
タジェネレータの外側に配設されるため、第6発明と同
様に、例えば第11発明のようにエンジンの出力軸に設
けられるダンパ装置を第1モータジェネレータのステー
タコイルの内周側に配設することが可能で、軸方向寸法
を最小限とすることができる。
【0018】第10発明では、第1モータジェネレー
タ、遊星歯車機構、第2モータジェネレータ、および出
力部材の順番で第1軸線上に配設され、エンジンは第1
モータジェネレータの外側に配設されるため、例えば第
11発明のようにエンジンの出力軸に設けられるダンパ
装置を第1モータジェネレータのステータコイルの内周
側に配設することが可能で、軸方向寸法を短くできる。
【0019】第11発明では、第1モータジェネレータ
の端部に突き出しているステータコイルの内周側に形成
されるスペースにダンパ装置が配設されるとともに、そ
のダンパ装置と第1モータジェネレータとの間に隔壁が
設けられているため、第1モータジェネレータのモータ
空間内への塵埃等の異物の侵入を防止しつつダンパ装置
が占める軸方向寸法を低減でき、装置を一層コンパクト
に構成できる。また、比較的小径の第1モータジェネレ
ータが出力部材に隣接して配設されることから、その出
力部材から動力が伝達される減速用の中間軸や第13発
明の差動装置などを軸方向においてその第1モータジェ
ネレータと同じ位置に配設することにより、それ等を第
1軸線に接近させて配置でき、第1軸線と直角な径寸法
を更に小さくできる。
【0020】第12発明では、出力部材がチェーンを介
して動力を伝達するスプロケットであるため、スラスト
力が殆ど作用しなくて軸受手段を簡略化できるととも
に、その出力部材から動力が伝達される減速用の中間軸
などを出力部材から離間して配設できるため、エンジン
等の第1軸線上に配設される他の部材を軸方向において
近接して配設でき、軸方向寸法を短くできて車両への搭
載性が向上する。すなわち、図16の従来装置では、出
力部材26が歯車であるため、スラスト力を受け止める
ためにボールベアリングで支持する必要があるととも
に、中間軸28を出力部材26に近接して配設する必要
があるため、エンジン12と第2モータジェネレータ2
2との間が大きくなり、軸方向寸法が長くなるという問
題があった。
【0021】第13発明では、一対の出力軸が第1軸線
と略平行となる姿勢で差動装置が配設され、軸方向にお
いて出力部材と略同じ位置に入力部材が位置させられる
ため、トルク増幅のために一般に小径とされる出力部材
と大径とされる差動装置の入力部材とを第1軸線と直角
方向において互いに接近させて配置でき、装置が一層コ
ンパクトに構成される。
【0022】第14発明では、第1モータジェネレータ
および第2モータジェネレータが軸方向においてオーバ
ーラップしていないため、前記図16の従来装置に比較
して、第1モータジェネレータについては径寸法を大き
くして軸方向寸法を短くできるとともに、第2モータジ
ェネレータについては径寸法を小さくできる。すなわ
ち、図16の装置では、第1モータジェネレータ16お
よび第2モータジェネレータ22が軸方向においてオー
バーラップし、第1モータジェネレータ16の一部が第
2モータジェネレータ22の内側へ入り込んでいるた
め、第2モータジェネレータ22の外径が大きくなると
ともに、第1モータジェネレータ16についても必要ト
ルク(回生発電力)を確保する上で軸方向寸法が長くな
り、車両への搭載性が損なわれるという問題があったの
である。
【0023】第15発明では、遊星歯車機構と第2モー
タジェネレータとの間に隔壁が設けられているため、遊
星歯車機構の噛合い部分や軸受部分等を潤滑する潤滑油
などがモータ空間内へ侵入することが防止され、第2モ
ータジェネレータの信頼性が向上する。すなわち、前記
図16の装置では、第2モータジェネレータ22のステ
ータコイルなどが配置されたモータ空間内へ、異物等が
混ざった潤滑油が侵入する恐れがあるとともに、その侵
入を防止するための隔壁等の設置が難しいのである。
【0024】
【発明の実施の形態】ここで、第2モータジェネレータ
は主として電動モータとして用いられ、単独で、或いは
エンジンと共に車両等の動力源として用いられるもので
あるが、必要に応じてジェネレータとして用い、回生制
動などを行うこともできる。第3発明および第5発明の
第1モータジェネレータは主としてジェネレータとして
用いられ、エンジンにより遊星歯車機構を介して回転駆
動されることにより発生した電気エネルギーをバッテリ
ー等の蓄電装置に充電するものであるが、必要に応じて
電動モータとして用い、遊星歯車機構を介して出力部材
に回転力を付加したりエンジンを始動したりすることも
可能である。
【0025】第3発明および第5発明において、遊星歯
車機構のサンギヤおよびキャリアは、エンジンおよび第
1モータジェネレータの一方および他方に連結されれば
良いが、サンギヤを第1モータジェネレータに連結し、
キャリアをエンジンに連結することが望ましい。遊星歯
車機構とエンジンや第1モータジェネレータとの間を連
結遮断するクラッチや、サンギヤ,キャリア,およびリ
ングギヤのうちの2つを連結遮断するクラッチなどを必
要に応じて設けることもできる。エンジンと遊星歯車機
構との間には、エンジンの回転変動を吸収するために、
第11発明のように例えばスプリングやゴム等の弾性部
材によるダンパ装置を配設することが望ましい。
【0026】第6発明の好適な実施態様は、前記第1モ
ータジェネレータは出力部材の軸心を挿通して配設され
た連結シャフトを介して遊星歯車機構に連結され、エン
ジンはその連結シャフトの軸心を挿通して配設された入
力シャフトを介して遊星歯車機構に連結される。第7発
明の好適な実施態様は、前記第1モータジェネレータは
第2モータジェネレータの軸心を挿通して配設された連
結シャフトを介して遊星歯車機構に連結され、エンジン
は出力部材の軸心を挿通して配設された入力シャフトを
介して遊星歯車機構に連結される。第8発明の好適な実
施態様は、前記第1モータジェネレータは第2モータジ
ェネレータの軸心を挿通して配設された連結シャフトを
介して遊星歯車機構に連結され、エンジンはその連結シ
ャフトの軸心を挿通して配設された入力シャフトを介し
て遊星歯車機構に連結される。
【0027】第9発明の好適な実施態様は、前記第1モ
ータジェネレータは第2モータジェネレータおよび出力
部材の軸心を挿通して配設された連結シャフトを介して
遊星歯車機構に連結され、エンジンはその連結シャフト
の軸心を挿通して配設された入力シャフトを介して遊星
歯車機構に連結される。第10発明の好適な実施態様
は、前記エンジンは第1モータジェネレータの軸心を挿
通して配設された入力シャフトを介して遊星歯車機構に
連結される。
【0028】第13発明の差動装置としては、傘歯車式
のものが好適に用いられるが、遊星歯車式の差動装置を
用いることもできる。第12発明のように出力部材とし
てスプロケットが用いられる場合、そのスプロケットか
らチェーンを介して差動装置の入力部材に直接動力が伝
達されるようになっていても良いが、一対の第1中間軸
および第2中間軸から成る歯車式の減速機構を介して差
動装置の入力部材が減速回転させられるようにすること
が望ましい。その場合に、それ等の位置関係は、例えば
第1中間軸の軸心である第2軸線が車両側方視において
第1軸線よりも車両後方側の斜め上に設定され、第2中
間軸の軸心である第3軸線がその第2軸線の後方斜め下
に設定され、差動装置の中心軸線である第4軸線が第3
軸線の下方位置に設定される。このようにすれば、主軸
すなわち第1軸線の上方に空間ができるため、この部分
にM/G制御器(インバータ)や蓄電装置などの部品を
配置することができるとともに、減速ギヤが後方配置さ
れているため前側に衝突時の変形を許容する空間を確保
できる。なお、上記第1中間軸および第2中間軸に複数
の変速ギヤ対および切換クラッチを設けて有段の変速機
構や前後進切換機構などを構成したり、ベルト式等の無
段変速機構を構成したりすることも可能である。
【0029】また、第13発明のハイブリッド駆動装置
は、第1軸線が車両の幅方向と略平行となる横置きに配
置されるもので、FF(フロントエンジン・フロントド
ライブ)車両に好適に採用されるが、他の発明の実施に
際しては、例えばエンジンやモータジェネレータの軸線
が車両の前後方向となる縦置きに配置してFR(フロン
トエンジン・リヤドライブ)車両用とするなど、種々の
配置形態が可能であり、車両以外の駆動装置に利用する
こともできる。
【0030】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、請求項1,2,3,6,11,
12,13,14,15に記載の発明の一実施例である
ハイブリッド駆動装置40の骨子図で、図2および図3
はその具体的構成を示す展開断面図である。このハイブ
リッド駆動装置40はFF車両用、すなわち車両の幅方
向と略平行に配置される横置きのもので、燃料の燃焼に
よって作動する内燃機関などのエンジン42と、第1モ
ータジェネレータ44と、シングルピニオン型の遊星歯
車機構46と、第2モータジェネレータ48とを備えて
いる。遊星歯車機構46は、機械的に力を合成したり分
配したりするもので、エンジン42に連結されたキャリ
ア46cと、第1モータジェネレータ44のロータ44
rに連結されたサンギヤ46sと、第2モータジェネレ
ータ48のロータ48rおよび出力部材としてのスプロ
ケット50に連結されたリングギヤ46rとを備えてお
り、主としてエンジン42から伝達された動力を第1モ
ータジェネレータ44およびスプロケット50に分配す
る。第1モータジェネレータ44は主としてジェネレー
タとして用いられ、エンジン42により遊星歯車機構4
6を介して回転駆動されることにより発生した電気エネ
ルギーをバッテリー等の蓄電装置に充電する一方、第2
モータジェネレータ48は主として電動モータとして用
いられ、単独で、或いはエンジン42と共に車両の動力
源として用いられるもので、大トルクを必要とする第2
モータジェネレータ48は第1モータジェネレータ44
よりも大型(大径)である。なお、エンジン42の出力
は、回転変動やトルク変動を抑制するためのフライホイ
ール52およびスプリング,ゴム等の弾性部材によるダ
ンパ装置54を介して遊星歯車機構46に伝達される。
【0031】上記スプロケット50は、減速機構56を
構成している第1中間軸58に設けられたドリブンスプ
ロケット60にチェーン62を介して連結されている。
減速機構56は、上記第1中間軸58と平行な第2中間
軸64を備えており、互いに噛み合わされた減速ギヤ対
66,68によって減速するとともに、第2中間軸64
に設けられた出力歯車70から傘歯車式の差動装置72
に動力を伝達する。出力歯車70は、差動装置72の入
力部材である大径のリングギヤ74と噛み合わされてお
り、そのリングギヤ74が更に減速回転させられるとと
もに、一対の出力軸76,78を経て左右の駆動輪(前
輪)に動力が分配される。なお、第2中間軸64の減速
ギヤ68には、メカニカルパーキング装置用のパーキン
グギヤ80が一体に設けられている。
【0032】図2および図3から明らかなように、前記
エンジン42,フライホイール52,ダンパ装置54,
第1モータジェネレータ44,スプロケット50,遊星
歯車機構46,および第2モータジェネレータ48は、
その順番で第1軸線O1 上に軸方向に並んで互いに隣接
して配設されている。すなわち、スプロケット50は遊
星歯車機構46に隣接して第2モータジェネレータ48
と反対側に配設され、第1モータジェネレータ44はス
プロケット50に隣接して遊星歯車機構46と反対側に
配設され、エンジン42は第1モータジェネレータ44
を挟んでスプロケット50と反対側に配設されているの
である。遊星歯車機構46のサンギヤ46sには円筒形
状の軸部82が一体に設けられ、スプロケット50の内
周部分を相対回転可能に挿通させられているとともに、
第1モータジェネレータ44のロータ44rに相対回転
不能にスプライン嵌合されている。また、その軸部82
およびロータ44rの軸心を挿通して相対回転可能に入
力シャフト84が配設され、第1モータジェネレータ4
4側の端部には前記ダンパ装置54の内周側部材が相対
回転不能にスプライン嵌合されているとともに、他端部
には遊星歯車機構46のキャリア46cが一体に設けら
れ、サンギヤ46sおよびリングギヤ46rの双方と噛
み合わされた複数のプラネタリギヤをそれぞれ回転可能
に支持している。上記軸部82は、遊星歯車機構46と
第1モータジェネレータ44とを連結する連結シャフト
として機能している。
【0033】ダンパ装置54の外周側部材はフライホイ
ール52に一体的に固設されているとともに、そのフラ
イホイール52はエンジン42のクランクシャフト86
に一体的に固設されている。フライホイール52は第1
モータジェネレータ44に近接して配設されており、ダ
ンパ装置54は第1モータジェネレータ44の端部に突
き出しているステータコイル88の内周側のスペースに
配設されている。また、遊星歯車機構46は、大径の第
2モータジェネレータ48の端部に突き出しているステ
ータコイル90の内周側のスペースに配設されており、
第1モータジェネレータ44と第2モータジェネレータ
48との間には、前記チェーン62が通過できる程度の
隙間が残されているだけである。なお、上記クランクシ
ャフト86はエンジン42の出力軸に相当する。
【0034】前記減速機構56は、第1中間軸58,第
2中間軸64の軸心がそれぞれ第1軸線O1 と平行な第
2軸線O2 上,第3軸線O3 上に位置する姿勢で配設さ
れており、軸方向において前記スプロケット50と略同
じ位置にドリブンスプロケット60および出力歯車70
が位置させられ、小径の第1モータジェネレータ44と
略同じ位置、すなわち第1モータジェネレータ44の外
周側に減速ギヤ対66,68が位置させられている。ま
た、差動装置72は、一対の出力軸76,78の軸心が
上記第1軸線O1 と平行な第4軸線O4 上に位置する姿
勢で配設されており、軸方向においてスプロケット50
と略同じ位置に大径のリングギヤ74が位置させられ、
小径の第1モータジェネレータ44と略同じ位置に、差
動用の歯車機構を収容しているデフケース92が位置さ
せられ、大径のフライホイール52と略同じ位置に最も
小径のデフケース92の一方の軸受94が位置させられ
ている。リングギヤ74は、チェーン62と干渉しない
ように、外周部が第1モータジェネレータ44と第2モ
ータジェネレータ48との間の隙間に入り込んでいる。
【0035】図4は、車両側方視における上記第1軸線
1 〜第4軸線O4 の位置関係を示す図で、左側が車両
の前方である。かかる図4から明らかなように、減速機
構56の第1中間軸58の軸心である第2軸線O2 は、
第1軸線O1 よりも車両後方側の斜め上に設定され、第
2中間軸64の軸心である第3軸線O3 はその第2軸線
2 の後方斜め下に設定され、差動装置72の中心軸線
である第4軸線O4 は第3軸線O3 の下方位置、すなわ
ち最下端に設定されている。
【0036】また、前記ダンパ装置54と第1モータジ
ェネレータ44との間には、エンジン42に一体的に固
設される第1ケース部材96に一体に設けられた第1の
隔壁98が配設されているとともに、第1ケース部材9
6には第2の隔壁(モータカバー)100が一体的に固
設されており、それ等の間に形成されたモータ空間10
2内に第1モータジェネレータ44のロータ44rやス
テータなどが収容されている。第2の隔壁100の内
側、すなわちモータ空間102側には、ステータコイル
88の内周側のスペースに回転検出手段としてレゾルバ
104が配設されているとともに、隔壁100の外側に
は支持部材106が一体的に固設され、ニードルベアリ
ングを介して前記スプロケット50を軸心まわりの回転
自在に支持している。スプロケット50は、遊星歯車機
構46のリングギヤ46rに相対回転不能にスプライン
嵌合されるようになっており、容易に組み付けることが
できる。
【0037】上記支持部材106は、前記サンギヤ46
sの軸部82に相対回転可能に嵌合されているととも
に、支持部材106には遊星歯車機構46等への潤滑油
路が形成され、軸部82には入力シャフト84への潤滑
油路が形成されている。第1モータジェネレータ44の
ステータは第1ケース部材96に一体的に固設されると
ともに、ロータ44rは前記隔壁98,100により一
対のボールベアリングを介して軸心まわりの回転自在に
支持されており、単独でモータ性能(ジェネレータとし
ての性能を含む)を検査できる。また、第1の隔壁98
とロータ44rとの間、および第2の隔壁98に一体的
に固設された支持部材106とロータ44rとの間はそ
れぞれオイルシールによって液密にシールされ、モータ
空間102内に潤滑油等が侵入できないようになってい
る。第1の隔壁98と入力シャフト84との間もオイル
シールによって液密にシールされており、入力シャフト
84とロータ44rや軸部82との間に供給された潤滑
油が外部に漏れ出すことを防止している。
【0038】前記第1ケース部材96には、第3の隔壁
108が一体に設けられた第2ケース部材110が一体
的に固設されるようになっており、遊星歯車機構46,
スプロケット50,減速機構56,差動装置72等を収
容する収容空間112が、第1ケース部材96,第2の
隔壁100,および第2ケース部材110の間に形成さ
れる。この収容空間112内には所定量の潤滑油が充填
され、歯車の噛合い部や軸受部等を油浴方式で潤滑する
ようになっている。差動装置72の一対の出力軸76,
78と第2ケース部材110,第1ケース部材96との
間はそれぞれオイルシールによって液密にシールされ、
収容空間112からの潤滑油の漏出が防止されている。
【0039】第3の隔壁108は、遊星歯車機構46と
第2モータジェネレータ48との間に配設されるととも
に、上記第2ケース部材110に第3ケース部材114
が一体的に固設されることにより、第2モータジェネレ
ータ48のロータ48rやステータなどを収容するモー
タ空間116を形成する。第3ケース部材114には、
ステータコイル90の内周側のスペースに回転検出手段
としてレゾルバ118が配設されている。第2モータジ
ェネレータ48のステータは上記第3ケース部材114
に一体的に固設されているとともに、ロータ48rは、
前記第3の隔壁108および第3ケース部材114によ
り一対のボールベアリングを介して軸心まわりの回転自
在に支持されており、単独でモータ性能(ジェネレータ
としての性能を含む)を検査できる。ロータ48rと第
3の隔壁108との間はオイルシールによって液密にシ
ールされ、前記収容空間112内の潤滑油がモータ空間
116内に侵入できないようになっているとともに、そ
の隔壁108から突き出すロータ48rの端部に遊星歯
車機構46のリングギヤ46rが相対回転不能にスプラ
イン嵌合されている。前記入力シャフト84は、上記ロ
ータ48rおよび前記ロータ44rによって軸心まわり
の相対回転可能に支持されており、入力シャフト84に
は支持部等へ潤滑油を導く潤滑油路が軸方向や径方向に
形成されている。
【0040】一方、かかるハイブリッド駆動装置40は
図5に示す制御回路を備えており、エンジン42は、コ
ントローラ120によってスロットル弁開度や燃料噴射
量、点火時期などが制御されることにより、その作動状
態が制御される。第1モータジェネレータ44,第2モ
ータジェネレータ48はそれぞれ第1M/G制御器12
2,第2M/G制御器124を介してバッテリー等の蓄
電装置126に接続されており、コントローラ120に
より、その蓄電装置126から電気エネルギーが供給さ
れて所定のトルクで回転駆動される回転駆動状態と、回
生制動(モータジェネレータ自体の電気的な制動トル
ク)によりジェネレータとして機能して蓄電装置126
に電気エネルギーを充電する充電状態と、ロータ44
r,48rが自由回転することを許容する無負荷状態と
に切り換えられる。
【0041】コントローラ120は、CPUやRAM,
ROM等を有するマイクロコンピュータを備えて構成さ
れ、予め設定されたプログラムに従って信号処理を行う
ことにより、例えば第1モータジェネレータ44を無負
荷状態とするとともに第2モータジェネレータ48を回
転駆動し、その第2モータジェネレータ48のみを動力
源として走行するモータ走行、第1モータジェネレータ
44をジェネレータとして機能させるとともに第2モー
タジェネレータ48を無負荷状態とし、エンジン42の
みを動力源として走行しながら第1モータジェネレータ
44によって蓄電装置126を充電する充電走行、第1
モータジェネレータ44をジェネレータとして機能さ
せ、エンジン42および第2モータジェネレータ48を
動力源として走行しながら第1モータジェネレータ44
によって蓄電装置126を充電するエンジン・モータ走
行、車両走行中のブレーキ操作時等に第2モータジェネ
レータ48をジェネレータとして機能させて回生制動す
る回生制動制御、車両停止時に第1モータジェネレータ
44をジェネレータとして機能させるとともにエンジン
42を作動させ、専ら第1モータジェネレータ44によ
って蓄電装置126を充電する充電制御などを行う。コ
ントローラ120には、上記各制御を運転状態に応じて
切り換えるために必要な情報、例えばアクセル操作量や
車速、蓄電装置126の蓄電量、ブレーキ操作の有無、
シフトレバーの操作レンジ等に関する情報が、種々の検
出手段などから供給されるようになっている。
【0042】ここで、本実施例のハイブリッド駆動装置
40は、第1モータジェネレータ44および第2モータ
ジェネレータ48が軸方向においてオーバーラップして
いないため、図16の従来装置に比較して、第1モータ
ジェネレータ44については径寸法を大きくして軸方向
寸法を短くできるとともに、第2モータジェネレータ4
8については径寸法を小さくできる。
【0043】また、大径の第2モータジェネレータ48
の端部に突き出しているステータコイル90の内周側に
形成されるスペースに遊星歯車機構46が配設されると
ともに、その遊星歯車機構46と第2モータジェネレー
タ48との間には第3の隔壁108が設けられているた
め、モータ空間116内への潤滑油の侵入や遊星歯車機
構46に対する熱影響を防止しつつ、遊星歯車機構46
が占める軸方向寸法を小さく維持できるとともに第2モ
ータジェネレータ48を小型化(小径化)でき、且つ第
2モータジェネレータ48の信頼性が向上する。ダンパ
装置54についても、第1モータジェネレータ44のス
テータコイル88の内周側に形成されるスペースに配設
されているため、軸方向寸法が更に短くなるとともに、
そのダンパ装置54と第1モータジェネレータ44との
間には第1の隔壁98が設けられているため、モータ空
間102内へ潤滑油や塵埃等の異物が侵入する恐れがな
い。
【0044】また、出力部材としてスプロケット50が
用いられ、チェーン62を介して動力伝達するようにな
っているため、スプロケット50にスラスト荷重が殆ど
作用せず、ニードルベアリングによって支持されるよう
になっているため、従来のようにボールベアリングで支
持する場合に比較して軸方向寸法が短くなる。チェーン
62を用いて出力するため、スプロケット50から動力
が伝達される減速機構56の第1中間軸58の配設位置
の自由度が高くなり、スプロケット50から離間して小
径の第1モータジェネレータ44の外周側に配設されて
いるため、その分だけ第1モータジェネレータ44をス
プロケット50に近接して配設できるようになり、この
点でも軸方向寸法が短くなる。減速機構56は、小径の
第1モータジェネレータ44の外周側に配設されるた
め、第1軸線O1 と直角な径方向寸法も小さく維持でき
る。
【0045】また、トルク増幅等のために一般に小径と
されるスプロケット50および大径とされる差動装置7
2のリングギヤ74が軸方向において略同じ位置とさ
れ、中程度の径寸法のデフケース92と第1モータジェ
ネレータ44とが略同じ位置とされ、大径のフライホイ
ール52と最も小径の軸受94とが略同じ位置とされて
いるため、図4から明らかなようにフライホイール52
や第1モータジェネレータ44、第2モータジェネレー
タ48等が配設される第1軸線O1 と差動装置72すな
わち第4軸線O4 とを近接して配置できるとともに軸方
向寸法も短くできる。
【0046】このように、本実施例のハイブリッド駆動
装置40においては、その軸方向寸法およびそれと直角
な径方向寸法が総合的に低減され、小型でコンパクトに
構成されて車両への搭載性が向上する。
【0047】また、第1モータジェネレータ44および
第2モータジェネレータ48は、何れも隔壁98,10
0,108、および第3ケース部材114によって隔離
されているとともに、オイルシールによってモータ空間
102,116内が液密にシールされるようになってい
るため、鉄粉などの異物が混入している潤滑油等が侵入
して作動不良を生じることがなく、モータ性能(ジェネ
レータ性能)が良好に維持されて高い信頼性が得られ
る。
【0048】また、チェーン62を用いて出力するよう
になっていることから、例えば第1軸線O1 上および第
2軸線O2 上に互いに噛み合う大径の歯車を配設する場
合に比較して、潤滑油の攪拌によるエネルギーロスが少
ない。
【0049】また、減速機構56の第1中間軸58の軸
心である第2軸線O2 は、第1軸線O1 よりも車両後方
側の斜め上に設定され、第2中間軸64の軸心である第
3軸線O3 はその第2軸線O2 の後方斜め下に設定さ
れ、差動装置72の中心軸線である第4軸線O4 は第3
軸線O3 の下方位置、すなわち最下端に設定されている
ため、第1軸線O1 の上方すなわちエンジン42や第1
モータジェネレータ44、第2モータジェネレータ48
の上に空間ができ、この部分にM/G制御器122,1
24や蓄電装置126などの部品を配置することができ
る。また、減速機構56が後方配置されているため、エ
ンジン42や第1モータジェネレータ44、第2モータ
ジェネレータ48の前側に衝突時の変形を許容する空間
を十分に確保できる。
【0050】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通す
る部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0051】図6〜図8のハイブリッド駆動装置130
は、請求項1,2,3,7,12,13,14,15に
記載の発明の一実施例で、図6および図7は具体的構成
を示す展開断面図、図8は車両側方視における第1軸線
1 〜第4軸線O4 の位置関係を示す図であり、それぞ
れ前記図2〜図4に対応する。このハイブリッド駆動装
置130は、前記実施例と同様にエンジン42,フライ
ホイール52,ダンパ装置54,スプロケット50,遊
星歯車機構46,第2モータジェネレータ48,第1モ
ータジェネレータ44,減速機構56,差動装置72等
を備えて構成されており、それ等の連結関係も同じであ
るが、第1軸線O1 上における配置順序が異なる。
【0052】すなわち、遊星歯車機構46が、大径の第
2モータジェネレータ48の端部に突き出しているステ
ータコイル90の内周側のスペースに配設され、スプロ
ケット50が遊星歯車機構46に隣接して第2モータジ
ェネレータ48と反対側に配設されている点は同じであ
るが、第1モータジェネレータ44は第2モータジェネ
レータ48に隣接して遊星歯車機構46と反対側に配設
され、エンジン42はスプロケット50を挟んで遊星歯
車機構46と反対側に配設されている点が異なる。した
がって、第1軸線O1 上には、エンジン42,フライホ
イール52,ダンパ装置54,スプロケット50,遊星
歯車機構46,第2モータジェネレータ48,および第
1モータジェネレータ44が、その順番で軸方向に並ん
で互いに隣接して配設されている。なお、軸方向におい
て互いに隣接して配設される第1モータジェネレータ4
4および第2モータジェネレータ48は、軸方向におい
て互いにオーバーラップしないように構成されている。
【0053】上記第1モータジェネレータ44のロータ
44rは、第2モータジェネレータ48のロータ48r
の軸心を挿通して相対回転可能に配設された連結シャフ
ト132の一端部に相対回転不能にスプライン嵌合され
ており、その連結シャフト132の他端部には遊星歯車
機構46のサンギヤ46sが一体に設けられている。ま
た、ダンパ装置54の内周側部材は、スプロケット50
の内周側部分を相対回転可能に挿通させられた入力シャ
フト134の一端部に相対回転不能にスプライン嵌合さ
れており、その入力シャフト134の他端部には遊星歯
車機構46のキャリア46cが一体に設けられている。
【0054】前記ダンパ装置54とスプロケット50と
の間には、エンジン42に一体的に固設される第1ケー
ス部材136に一体に設けられた第1の隔壁138が配
設されているとともに、その第1の隔壁138には支持
部材140が一体的に固設され、ニードルベアリングを
介してスプロケット50を軸心まわりの回転自在に支持
している。前記入力シャフト134は、第1の隔壁13
8および支持部材140に形成された挿通孔内を相対回
転可能に挿通させられているとともに、入力シャフト1
34と第1の隔壁138との間はオイルシールによって
液密にシールされ、潤滑油がエンジン42側へ漏れ出す
ことを防止している。第1の隔壁138、支持部材14
0、および入力シャフト134には、遊星歯車機構46
等へ潤滑油を供給する潤滑油路が設けられている。
【0055】上記第1ケース部材136には第2ケース
部材142が一体的に固設されているとともに、その第
2ケース部材142には、前記第2モータジェネレータ
48と遊星歯車機構46との間に配設される第2の隔壁
(モータカバー)144が一体的に固設されるようにな
っており、それ等の第1ケース部材136,第2ケース
部材142,および第2の隔壁144により、遊星歯車
機構46,スプロケット50,減速機構56,差動装置
72等を収容する収容空間146が形成されている。こ
の収容空間146内には所定量の潤滑油が充填され、歯
車の噛合い部や軸受部等を油浴方式で潤滑するようにな
っている。差動装置72の一対の出力軸76,78と第
2ケース部材142,第1ケース部材136との間はそ
れぞれオイルシールによって液密にシールされている。
なお、ボルト147はエンジン42への取付ボルトで、
チェーン62の間にあってケース部材142,136を
挿通して変速機をエンジン42に固定するようになって
いる。また、パーキングギヤ80は別体に構成されて減
速ギヤ68に一体的に固設されている。
【0056】上記第2ケース部材142は、第1モータ
ジェネレータ44と第2モータジェネレータ48との間
に配設される第3の隔壁148を一体に備えており、前
記第2の隔壁144との間に形成されるモータ空間15
0内に第2モータジェネレータ48のロータ48rやス
テータなどが収容されている。第2モータジェネレータ
48のステータは上記第2ケース部材142に一体的に
固設されているとともに、ロータ48rは、隔壁144
および148により一対のボールベアリングを介して軸
心まわりの回転自在に支持されており、単独でモータ性
能(ジェネレータとしての性能を含む)を検査できる。
ロータ48rと第2の隔壁144との間はオイルシール
によって液密にシールされ、前記収容空間146内の潤
滑油がモータ空間150内に侵入できないようになって
いる。ロータ48r内を挿通させられている前記連結シ
ャフト132は、ロータ48rによって相対回転可能に
支持されているとともに、ロータ48rが第2の隔壁1
44から収容空間146内へ突き出す部分には径方向に
潤滑油路が形成され、連結シャフト132との間へ潤滑
油が供給されるようになっている。連結シャフト132
の軸心には潤滑油路が形成され、前記入力シャフト13
4との相対回転軸受部等へ潤滑油を供給するようになっ
ているとともに、他端部側ではロータ48rとの間がオ
イルシールによって液密にシールされている。なお、こ
の実施例ではレゾルバ118がモータ空間150内に配
設されている。
【0057】第2ケース部材142は、上記第3の隔壁
148よりも更に第1モータジェネレータ44側へ延び
出しており、その端部にカバー152が一体的に固設さ
れることにより、第1モータジェネレータ44のロータ
44rやステータ、レゾルバ104などを収容するモー
タ空間154を形成している。第1モータジェネレータ
44のステータは第2ケース部材142に一体的に固設
されるとともに、ロータ44rは第3の隔壁148およ
びカバー152により一対のボールベアリングを介して
軸心まわりの回転自在に支持されており、単独でモータ
性能(ジェネレータとしての性能を含む)を検査でき
る。
【0058】本実施例においても、前記実施例と略同様
の効果が得られる一方、第1モータジェネレータ44お
よび第2モータジェネレータ48が隣接して配設され、
それ等の間に共通の第3の隔壁148が設けられること
により、モータ空間150,154が形成されるように
なっているため、その分だけ軸方向寸法を短くできる。
【0059】図9〜図11のハイブリッド駆動装置16
0は、請求項1,2,3,8,12,14,15に記載
の発明の一実施例で、図9および図10は具体的構成を
示す展開断面図、図11は車両側方視における第1軸線
1 〜第4軸線O4 の位置関係を示す図であり、それぞ
れ前記図2〜図4に対応する。このハイブリッド駆動装
置160は、前記第1実施例と同様にエンジン42,フ
ライホイール52,ダンパ装置54,第1モータジェネ
レータ44,第2モータジェネレータ48,遊星歯車機
構46,スプロケット50,減速機構56,差動装置7
2等を備えて構成されており、それ等の連結関係も同じ
であるが、第1軸線O1 上における配置順序などが異な
る。
【0060】すなわち、遊星歯車機構46が、大径の第
2モータジェネレータ48の端部に突き出しているステ
ータコイル90の内周側のスペースに配設され、スプロ
ケット50が遊星歯車機構46に隣接して第2モータジ
ェネレータ48と反対側に配設されている点は同じであ
るが、第1モータジェネレータ44は第2モータジェネ
レータ48に隣接して遊星歯車機構46と反対側に配設
され、エンジン42は第1モータジェネレータ44を挟
んで第2モータジェネレータ48と反対側に配設されて
いる点が異なる。したがって、第1軸線O1 上には、エ
ンジン42,フライホイール52,ダンパ装置54,第
1モータジェネレータ44,第2モータジェネレータ4
8,遊星歯車機構46,スプロケット50が、その順番
で軸方向に並んで互いに隣接して配設されている。な
お、軸方向において互いに隣接して配設される第1モー
タジェネレータ44および第2モータジェネレータ48
は、軸方向において互いにオーバーラップしないように
構成されている。
【0061】上記第1モータジェネレータ44のロータ
44rは、第2モータジェネレータ48のロータ48r
の軸心を挿通して相対回転可能に配設された連結シャフ
ト162の一端部に相対回転不能にスプライン嵌合され
ており、その連結シャフト162の他端部には遊星歯車
機構46のサンギヤ46sが一体に設けられている。ま
た、ダンパ装置54の内周側部材は、上記連結シャフト
162およびロータ44rの軸心を相対回転可能に挿通
させられた入力シャフト164の一端部に相対回転不能
にスプライン嵌合されており、その入力シャフト164
の他端部には遊星歯車機構46のキャリア46cが相対
回転不能にスプライン嵌合されている。
【0062】また、本実施例の減速機構56は、ドリブ
ンスプロケット60および減速ギヤ66が軸方向に離間
して配設され、長尺の第1中間軸166を介して相対回
転不能に連結されている。すなわち、前記スプロケット
50は軸方向の一端部、すなわちエンジン42と反対側
の端部に配設されているが、減速ギヤ対66および68
や差動装置72は、小径の第1モータジェネレータ44
およびダンパ装置54の外周側部分に配設することがコ
ンパクト化の上で望ましいため、長尺の第1中間軸16
6を用いて、スプロケット50からの出力を第1モータ
ジェネレータ44付近まで伝達するようにしたのであ
る。
【0063】前記ダンパ装置54と第1モータジェネレ
ータ44との間には、エンジン42に一体的に固設され
る第1ケース部材168に一体に設けられた第1の隔壁
170が配設されており、前記入力シャフト164の一
端部は第1の隔壁170によって回転自在に支持されて
いるとともに、その入力シャフト164と隔壁170と
の間はオイルシールによって液密にシールされ、潤滑油
がエンジン42側へ漏れ出すことを防止している。上記
第1ケース部材168には第2ケース部材172が一体
的に固設されているとともに、その第2ケース部材17
2には第2の隔壁(モータカバー)174が一体的に固
設されるようになっており、それ等の第1ケース部材1
68,第2ケース部材172,および第2の隔壁174
により、減速ギヤ対66,68や差動装置72等を収容
する第1収容空間176が形成されている。この第1収
容空間176内には所定量の潤滑油が充填され、歯車の
噛合い部や軸受部等を油浴方式で潤滑するようになって
いる。差動装置72の一対の出力軸76,78と第2ケ
ース部材172,第1ケース部材168との間はそれぞ
れオイルシールによって液密にシールされている。な
お、本実施例のパーキングギヤ80も別体に構成されて
減速ギヤ68に一体的に固設されている。
【0064】上記第2ケース部材172は、第1モータ
ジェネレータ44と第2モータジェネレータ48との間
に配設される第3の隔壁178を一体に備えており、前
記第2の隔壁174との間に形成されるモータ空間18
0内に第1モータジェネレータ44のロータ44rやス
テータ、レゾルバ104などが収容されている。第1モ
ータジェネレータ44のステータは上記第2ケース部材
172に一体的に固設されているとともに、ロータ44
rは、隔壁174および178により一対のボールベア
リングを介して軸心まわりの回転自在に支持されてお
り、単独でモータ性能(ジェネレータとしての性能を含
む)を検査できる。ロータ44rと隔壁174,178
との間はそれぞれオイルシールによって液密にシールさ
れ、第1収容空間176内等の潤滑油がモータ空間18
0内に侵入できないようになっている。
【0065】第2ケース部材172は、上記第3の隔壁
178よりも更に第2モータジェネレータ48側へ延び
出しており、第2モータジェネレータ48と遊星歯車機
構46との間に配設される第4の隔壁(モータカバー)
182が一体的に固設されることにより、第2モータジ
ェネレータ48のロータ48rやステータなどを収容す
るモータ空間184を形成している。第2モータジェネ
レータ48のステータは第2ケース部材172に一体的
に固設されるとともに、ロータ48rは隔壁178,1
82により一対のボールベアリングを介して軸心まわり
の回転自在に支持されており、単独でモータ性能(ジェ
ネレータとしての性能を含む)を検査できる。ロータ4
8rと隔壁178,182との間はそれぞれオイルシー
ルによって液密にシールされ、潤滑油等がモータ空間1
84内に侵入できないようになっている。
【0066】上記第2ケース部材172にはまた、第4
の隔壁182よりも外側にカバー186が一体的に固設
され、第4の隔壁182および第2ケース部材172と
の間に第2収容空間188を形成している。この第2収
容空間188内には、遊星歯車機構46やスプロケット
50、ドリブンスプロケット60が収容されているとと
もに、第2収容空間188は減速ギヤ66の軸受(ボー
ルベアリング)を介して前記第1収容空間176に連通
させられており、所定量の潤滑油が充填されて歯車の噛
合い部や軸受部等を油浴方式で潤滑するようになってい
る。また、上記カバー186には円筒状の支持部190
が一体に設けられており、外周側においてニードルベア
リングを介してスプロケット50を軸心まわりの回転自
在に支持しているとともに、内周側において入力シャフ
ト164の他端部を軸心まわりの回転自在に支持してい
る。
【0067】上記カバー186および入力シャフト16
4には潤滑油路が形成され、入力シャフト164の支持
部や遊星歯車機構46、入力シャフト164と連結シャ
フト162との間などへ潤滑油が供給されるようになっ
ている。第2モータジェネレータ48のロータ48rが
第4の隔壁182から第2収容空間188内へ突き出す
部分には径方向に潤滑油路が形成され、連結シャフト1
62との間へ潤滑油が供給されるようになっているとと
もに、連結シャフト162にも径方向に潤滑油路が形成
されて潤滑油が流通できるようになっている。
【0068】本実施例においても、前記第2実施例と同
様の効果が得られる。加えて、この実施例では比較的小
径の第1モータジェネレータ44、ダンパ装置54の外
周側に減速ギヤ対66,68や差動装置72が配設され
ているため、第1実施例と同様に第1軸線O1 と直角な
径方向寸法を良好に低減できる。また、入力シャフト1
64が最後端まで達していてカバー186により支持さ
れているとともに、そのカバー186に形成された潤滑
油路から潤滑油が供給されるようになっているため、遠
心力の影響を受けることなく潤滑油を供給することが可
能で、オイルポンプが必ずしも必要でない。
【0069】図12のハイブリッド駆動装置200は、
請求項1,4,5,9,11,12,13,14,15
に記載の発明の一実施例で、前記第1実施例と同様にエ
ンジン42,フライホイール52,ダンパ装置54,第
1モータジェネレータ44,第2モータジェネレータ4
8,遊星歯車機構46,スプロケット50,減速機構5
6,差動装置72等を備えて構成されており、それ等の
連結関係も同じであるが、第1軸線O1 上における配置
順序などが異なる。すなわち、遊星歯車機構46が、大
径の第2モータジェネレータ48の端部に突き出してい
るステータコイル90の内周側のスペースに配設され、
スプロケット50が第2モータジェネレータ48に隣接
して遊星歯車機構46と反対側に配設され、第1モータ
ジェネレータ44がスプロケット50に隣接して第2モ
ータジェネレータ48と反対側に配設され、エンジン4
2が第1モータジェネレータ44を挟んでスプロケット
50と反対側に配設され、ダンパ装置54が第1モータ
ジェネレータ44のエンジン42側の端部に突き出して
いるステータコイル88の内周側のスペースに配設され
ている。したがって、第1軸線O1 上には、エンジン4
2,フライホイール52,ダンパ装置54,第1モータ
ジェネレータ44,スプロケット50,第2モータジェ
ネレータ48,遊星歯車機構46が、その順番で軸方向
に並んで互いに隣接して配設されることになる。なお、
第1モータジェネレータ44および第2モータジェネレ
ータ48は、軸方向において互いにオーバーラップしな
いように構成されており、且つそれ等の間にはチェーン
62が通過できる程度の隙間が残されているだけであ
る。
【0070】上記第1モータジェネレータ44のロータ
44rは、第2モータジェネレータ48のロータ48r
およびスプロケット50の軸心を挿通して相対回転可能
に配設された連結シャフト202の一端部にスプライン
嵌合等により相対回転不能に連結されており、その連結
シャフト202の他端部には遊星歯車機構46のサンギ
ヤ46sが相対回転不能に連結されている。また、ダン
パ装置54の内周側部材は、上記連結シャフト202お
よびロータ44rの軸心を相対回転可能に挿通させられ
た入力シャフト204の一端部に相対回転不能に連結さ
れており、その入力シャフト204の他端部には遊星歯
車機構46のキャリア46cが相対回転不能に連結され
ている。
【0071】ダンパ装置54と第1モータジェネレータ
44との間には、エンジン42に一体的に固設される第
1ケース部材206に一体に設けられた第1の隔壁20
8が配設されているとともに、第1ケース部材206に
は第2の隔壁(モータカバー)210が一体的に固設さ
れており、それ等の間に形成されたモータ空間212内
に第1モータジェネレータ44のロータ44rやステー
タなどが収容されている。第1モータジェネレータ44
のステータは上記第1ケース部材206に一体的に固設
されているとともに、ロータ44r(連結シャフト20
2)は上記隔壁208,210によりボールベアリング
を介して軸心まわりの回転自在に支持されており、単独
でモータ性能(ジェネレータとしての性能を含む)を検
査できる。ロータ44rと隔壁208,210との間は
それぞれオイルシールによって液密にシールされ、モー
タ空間212内に潤滑油等が侵入できないようになって
いる。また、入力シャフト204の一端部は第1の隔壁
208によって回転自在に支持されているとともに、そ
の入力シャフト204と隔壁208との間はオイルシー
ルによって液密にシールされており、入力シャフト20
4とロータ44rや連結シャフト202との間に供給さ
れた潤滑油が外部に漏れ出すことを防止している。前記
レゾルバ104は、上記モータ空間212内であってス
プロケット50側の端部に突き出しているステータコイ
ル88の内周側のスペースに配設されている。
【0072】前記第1ケース部材206には、第3の隔
壁214が一体に設けられた第2ケース部材216が一
体的に固設されるようになっており、スプロケット5
0,減速機構56,差動装置72等を収容する収容空間
218が、第2の隔壁210と第3の隔壁214との間
に形成される。この収容空間218内には所定量の潤滑
油が充填され、歯車の噛合い部や軸受部等を油浴方式で
潤滑するようになっている。差動装置72の一対の出力
軸76,78と第2ケース部材216,第1ケース部材
206との間はそれぞれオイルシールによって液密にシ
ールされ、収容空間218からの潤滑油の漏出が防止さ
れている。
【0073】第3の隔壁214は、スプロケット50と
第2モータジェネレータ48との間に配設されており、
第2モータジェネレータ48と遊星歯車機構46との間
に配設される第4の隔壁(モータカバー)220が第2
ケース部材216に一体的に固設されることにより、第
2モータジェネレータ48のロータ48rやステータな
どを収容するモータ空間222を形成する。第2モータ
ジェネレータ48のステータは上記第2ケース部材21
6に一体的に固設されているとともに、ロータ48rは
隔壁214,220により一対のボールベアリングを介
して軸心まわりの回転自在に支持されており、単独でモ
ータ性能(ジェネレータとしての性能を含む)を検査で
きる。ロータ48rと隔壁214,220との間はそれ
ぞれオイルシールによって液密にシールされ、潤滑油等
がモータ空間222内に侵入できないようになってい
る。第4の隔壁220には更にカバー224が一体的に
固設され、前記遊星歯車機構46を収容する収容空間2
26を形成している。この収容空間226内には所定量
の潤滑油が充填され、遊星歯車機構46の歯車の噛合い
部や軸受部等を油浴方式で潤滑するようになっている。
前記レゾルバ118は、上記モータ空間222内であっ
て前記スプロケット50側の端部に突き出しているステ
ータコイル90の内周側のスペースに配設されている。
【0074】この実施例においても、前記第1実施例と
略同様の効果が得られる。
【0075】図13のハイブリッド駆動装置230は、
請求項1,4,5,10,11,14,15に記載の発
明の一実施例で、前記第1実施例と同様にエンジン4
2,フライホイール52,ダンパ装置54,第1モータ
ジェネレータ44,第2モータジェネレータ48,遊星
歯車機構46等を備えて構成されており、それ等の連結
関係も同じであるが、第1軸線O1 上における配置順序
などが異なるとともに、このハイブリッド駆動装置23
0はFR(フロントエンジン・リヤドライブ)車両用の
もので、プロペラシャフトに連結される出力部材232
がスプロケット50の代わりに第1軸線O1 上に設けら
れている。具体的には、遊星歯車機構46が、大径の第
2モータジェネレータ48の端部に突き出しているステ
ータコイル90の内周側のスペースに配設され、出力部
材232が第2モータジェネレータ48に隣接して遊星
歯車機構46と反対側に配設され、第1モータジェネレ
ータ44が遊星歯車機構46に隣接して第2モータジェ
ネレータ48と反対側に配設され、エンジン42が第1
モータジェネレータ44を挟んで遊星歯車機構46と反
対側に配設され、ダンパ装置54が第1モータジェネレ
ータ44のエンジン42側の端部に突き出しているステ
ータコイル88の内周側のスペースに配設されている。
したがって、第1軸線O1 上には、エンジン42,フラ
イホイール52,ダンパ装置54,第1モータジェネレ
ータ44,遊星歯車機構46,第2モータジェネレータ
48,出力部材232が、その順番で軸方向に並んで互
いに隣接して配設されることになる。なお、第1モータ
ジェネレータ44および第2モータジェネレータ48
は、軸方向において互いにオーバーラップしないように
構成されている。
【0076】上記ダンパ装置54の内周側部材は、第1
モータジェネレータ44の軸心を相対回転可能に挿通さ
せられた入力シャフト234の一端部に相対回転不能に
連結されており、その入力シャフト234の他端部には
遊星歯車機構46のキャリア46cが相対回転不能に連
結されている。ダンパ装置54と第1モータジェネレー
タ44との間には、エンジン42に一体的に固設される
第1ケース部材236に一体に設けられた第1の隔壁2
38が配設されているとともに、第1ケース部材236
には第2の隔壁(モータカバー)240が一体的に固設
されており、それ等の間に形成されたモータ空間242
内に第1モータジェネレータ44のロータ44rやステ
ータなどが収容されている。第1モータジェネレータ4
4のステータは上記第1ケース部材236に一体的に固
設されているとともに、ロータ44rは上記隔壁23
8,240によりボールベアリングを介して軸心まわり
の回転自在に支持されており、単独でモータ性能(ジェ
ネレータとしての性能を含む)を検査できる。ロータ4
4rと隔壁238,240との間はそれぞれオイルシー
ルによって液密にシールされ、モータ空間242内に潤
滑油等が侵入できないようになっている。また、入力シ
ャフト234の一端部は第1の隔壁238によって回転
自在に支持されているとともに、その入力シャフト23
4と隔壁238との間はオイルシールによって液密にシ
ールされており、入力シャフト234とロータ44rと
の間に供給された潤滑油が外部に漏れ出すことを防止し
ている。前記レゾルバ104は、上記モータ空間242
内であって遊星歯車機構46側の端部に突き出している
ステータコイル88の内周側のスペースに配設されてい
る。
【0077】前記第1ケース部材236には、第3の隔
壁244が一体に設けられた第2ケース部材246が一
体的に固設されるようになっており、遊星歯車機構46
を収容する収容空間248が、第2の隔壁240と第3
の隔壁244との間に形成される。この収容空間248
内には所定量の潤滑油が充填され、遊星歯車機構46の
歯車の噛合い部や軸受部等を油浴方式で潤滑するように
なっている。第3の隔壁244は、遊星歯車機構46と
第2モータジェネレータ48との間に配設されており、
第4の隔壁250およびカバー252が第2ケース部材
246に一体的に固設されることにより、第2モータジ
ェネレータ48のロータ48rやステータなどを収容す
るモータ空間254を形成する。第2モータジェネレー
タ48のステータは上記第2ケース部材246に一体的
に固設されているとともに、ロータ48rのロータ軸2
56は第3の隔壁244およびカバー252により一対
のボールベアリングを介して軸心まわりの回転自在に支
持されており、単独でモータ性能(ジェネレータとして
の性能を含む)を検査できる。ロータ軸256と第3の
隔壁244およびカバー252との間はそれぞれオイル
シールによって液密にシールされ、潤滑油等がモータ空
間254内に侵入できないようになっているとともに、
カバー252から外部に突き出しているロータ軸256
の一端部に前記出力部材232が一体的に設けられてい
る。前記レゾルバ118は、上記モータ空間254内で
あって出力部材232側の端部に突き出しているステー
タコイル90の内周側のスペースに配設されている。ま
た、このロータ軸256には、メカニカルパーキング装
置用のパーキングギヤ258が配設されている。
【0078】このように、本発明はFR車両用の駆動装
置として構成することが可能であるとともに、スプロケ
ット50や差動装置72等による効果を除いて、基本的
に前記第1実施例と同様の効果が得られる。
【0079】図14のハイブリッド駆動装置260は、
請求項1,4,5,10,11,12,14,15に記
載の発明の一実施例で、上記図13のハイブリッド駆動
装置230を横置き型(例えばFF車両用)とした場合
であり、出力部材232の代わりに前記スプロケット5
0が用いられ、図9〜図11の実施例における第1中間
軸166と同様な第1中間軸262を介して、小径の第
1モータジェネレータ44の外周側に配設された減速機
構56、更には差動装置72に動力伝達が行われるよう
になっている。この場合も、図9〜図11のハイブリッ
ド駆動装置160と同様な効果が得られる。
【0080】図15の実施例は、前記第1実施例のハイ
ブリッド駆動装置40において、前記第1ケース部材9
6のうち第1モータジェネレータ44の外周側に位置す
る部分に、環状の蓋部材196をスナップリングなどに
より固定して冷却流路194を設けた場合で、冷却流体
を流通させることにより第1モータジェネレータ44を
良好に冷却できる。他の実施例や他のケース部材にも、
必要に応じて同様な冷却流路を設けることが可能であ
る。
【0081】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これ等はあくまでも一具体例であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるハイブリッド駆動装置
の概略構成を説明する骨子図である。
【図2】図3と共に図1のハイブリッド駆動装置の具体
的構成を説明する展開断面図である。
【図3】図2と共に図1のハイブリッド駆動装置の具体
的構成を説明する展開断面図である。
【図4】図1のハイブリッド駆動装置の車両側方視にお
ける各軸線の位置関係を示す図である。
【図5】図1のハイブリッド駆動装置が備えている制御
系統を説明するブロック線図である。
【図6】本発明の他の実施例を説明する図で、図7と共
にその具体的構成を説明する展開断面図である。
【図7】図6と共に具体的構成を説明する展開断面図で
ある。
【図8】図6および図7の実施例の車両側方視における
各軸線の位置関係を示す図である。
【図9】本発明の更に別の実施例を説明する図で、図1
0と共にその具体的構成を説明する展開断面図である。
【図10】図9と共に具体的構成を説明する展開断面図
である。
【図11】図9および図10の実施例の車両側方視にお
ける各軸線の位置関係を示す図である。
【図12】本発明の更に別の実施例の概略構成を説明す
る骨子図である。
【図13】本発明の更に別の実施例の概略構成を説明す
る骨子図である。
【図14】本発明の更に別の実施例の概略構成を説明す
る骨子図である。
【図15】図2の実施例において、ケース部材に冷却流
路を設けた場合を説明する図である。
【図16】従来のハイブリッド駆動装置の一例を説明す
る断面図である。
【符号の説明】
40,130,160,200,230,260:ハイ
ブリッド駆動装置 42:エンジン 44:第1モータジェネレータ 46:遊星歯車機構 48:第2モータジェネレータ 50:スプロケット(出力部材) 54:ダンパ装置 72:差動装置 74:リングギヤ(入力部材) 88,90:ステータコイル 98,208,238:隔壁(請求項11の隔壁) 108,144,182,220,244:隔壁(請求
項15の隔壁) 232:出力部材 O1 :第1軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茨木 隆次 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料の燃焼によって作動するエンジン
    と、サンギヤおよびキャリアの一方が前記エンジンに連
    結されるとともにリングギヤが出力部材に連結された遊
    星歯車機構と、前記出力部材に連結された第2モータジ
    ェネレータとを有し、且つ該第2モータジェネレータ、
    遊星歯車機構、および出力部材は第1軸線上において軸
    方向に並んで配設されているハイブリッド駆動装置にお
    いて、 前記遊星歯車機構は、前記第2モータジェネレータの端
    部に突き出しているステータコイルの内周側に配設され
    ていることを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記出力部材は前記
    遊星歯車機構に隣接して前記第2モータジェネレータと
    反対側に配設されていることを特徴とするハイブリッド
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記サンギヤおよび
    キャリアの他方は前記第1軸線上に配設される第1モー
    タジェネレータに連結されていることを特徴とするハイ
    ブリッド駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記出力部材は前記
    第2モータジェネレータに隣接して前記遊星歯車機構と
    反対側に配設されていることを特徴とするハイブリッド
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記サンギヤおよび
    キャリアの他方は前記第1軸線上に配設される第1モー
    タジェネレータに連結されていることを特徴とするハイ
    ブリッド駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記第1モータジェ
    ネレータは前記出力部材に隣接して前記遊星歯車機構と
    反対側に配設され、前記エンジンは該第1モータジェネ
    レータを挟んで前記出力部材と反対側の前記第1軸線上
    に配設されていることを特徴とするハイブリッド駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項3において、前記第1モータジェ
    ネレータは前記第2モータジェネレータに隣接して前記
    遊星歯車機構と反対側に配設され、前記エンジンは前記
    出力部材を挟んで前記遊星歯車機構と反対側の前記第1
    軸線上に配設されていることを特徴とするハイブリッド
    駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項3において、前記第1モータジェ
    ネレータは前記第2モータジェネレータに隣接して前記
    遊星歯車機構と反対側に配設され、前記エンジンは該第
    1モータジェネレータを挟んで前記第2モータジェネレ
    ータと反対側の前記第1軸線上に配設されていることを
    特徴とするハイブリッド駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項5において、前記第1モータジェ
    ネレータは前記出力部材に隣接して前記第2モータジェ
    ネレータと反対側に配設され、前記エンジンは該第1モ
    ータジェネレータを挟んで前記出力部材と反対側の前記
    第1軸線上に配設されていることを特徴とするハイブリ
    ッド駆動装置。
  10. 【請求項10】 請求項5において、前記第1モータジ
    ェネレータは前記遊星歯車機構に隣接して前記第2モー
    タジェネレータと反対側に配設され、前記エンジンは該
    第1モータジェネレータを挟んで前記遊星歯車機構と反
    対側の前記第1軸線上に配設されていることを特徴とす
    るハイブリッド駆動装置。
  11. 【請求項11】 請求項6、9、または10において、
    前記エンジンの出力軸にはダンパ装置が設けられ、該ダ
    ンパ装置は前記第1モータジェネレータの前記エンジン
    側の端部に突き出しているステータコイルの内周側に配
    設されているとともに、該ダンパ装置と該第1モータジ
    ェネレータとの間には隔壁が設けられていることを特徴
    とするハイブリッド駆動装置。
  12. 【請求項12】 請求項1において、前記出力部材はチ
    ェーンを介して動力伝達するスプロケットであることを
    特徴とするハイブリッド駆動装置。
  13. 【請求項13】 請求項1において、前記出力部材から
    伝達された動力を左右の駆動輪に分配する差動装置を有
    するとともに、該差動装置は、一対の出力軸が前記第1
    軸線と略平行となる姿勢で配設され、軸方向において前
    記出力部材と略同じ位置に入力部材が位置させられてい
    ることを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  14. 【請求項14】 請求項3または5において、前記第1
    モータジェネレータおよび前記第2モータジェネレータ
    は軸方向においてオーバーラップしていないことを特徴
    とするハイブリッド駆動装置。
  15. 【請求項15】 請求項1において、前記遊星歯車機構
    と前記第2モータジェネレータとの間には隔壁が設けら
    れていることを特徴とするハイブリッド駆動装置。
JP8033578A 1996-02-21 1996-02-21 ハイブリッド駆動装置 Expired - Fee Related JP3045063B2 (ja)

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