JPH0922559A - ディスク駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 クランプ方式の異なるディスクに対応する場
合、カートリッジ装填のディスクにも、そのクランプが
可能とする。 【解決手段】 第一のディスクをクランパーを介して、
第二のディスクを直接的にスピンドルモータ側に、選択
的に装着する。クランパーは、ディスク回転軸方向の位
置を決定するフランジ面と、ディスクの中心孔に係合
し、フランジ面にディスクを付勢保持する弾性保持部
と、スピンドルモータの第一の支持面に当接する当接部
と、スピンドルモータの回転軸に嵌合する孔とを具備
し、スピンドルモータは、クランパーに当接して第一の
ディスクの回転軸方向の位置を決定する第一の支持面
と、第二のディスクの回転軸方向の位置を決定する第二
の支持面と、クランパーの中心孔ならびに第二のディス
クのハブの中心孔の何れにも嵌合する回転軸と、クラン
パーならびに前記第二のディスクのハブの何れにも吸着
する磁石とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状情報記録媒
体の記録／再生装置において、異なる種類のディスク状
記録媒体の記録／再生を可能としたディスク駆動装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ディスク（ディスク状記録媒体）
をディスク駆動装置に装着する方法として、マグネット
・クランプ方式、メカニカル・クランプ方式などがあ
る。

【０００３】図５には、従来のメカニカル・クランプ方
式によるディスククランプ機構が示されている。ここ
で、符号１０１はディスク、１０２はディスク１０１に
設けられた中心孔、１５０はディスクを回転させるため
の回転軸、１５１はディスクの上下方向の位置を決め、
かつ、回転をディスクに伝えるターンテーブル、１５２
は回転軸１５０に沿って摺動可能に支持されディスクの
芯出しをするテーパーコーン、１５３はテーパーコーン
を図の上方向に付勢するための圧縮コイルばね、１５４
はディスクを上方向から押さえるためのディスク押え部
材である。また、ディスク押え部材１５４には、ターン
テーブル側方向に磁気的に引きつけるための磁石部材で
ある永久磁石１５５が固着されている。

【０００４】以上のように構成されたディスククランプ
機構では、ディスクの中心孔１０２にテーパーコーン１
５２が挿入されて、テーパーコーン１５２の周囲部がデ
ィスクの中心孔１０２に当接して芯出しが行われ、その
状態で、磁石部材１５５とターンテーブル１５１との吸
引力によって、ディスク１０１が、ディスク押え部材１
５４とターンテーブル１５１との間に固定される。

【０００５】また、図６には、従来のマグネット・クラ
ンプ方式によるディスククランプ機構が示されている。
図において、符号１１１はディスク、１１２は磁性材料
からなるハブ、１１３はハブ１１２をターンテーブルに
磁気的に引き付けるための磁石部材である。

【０００６】以上のように構成されたディスククランプ
機構では、ハブの中心孔１１３に回転軸１５０が挿入さ
れて、芯出しが行われ、その状態で、永久磁石１５７と
ハブ１１２との吸引力により、ディスク１１１がターン
テーブル１５６に固定される。

【０００７】図７には、特開平６−１５０５０４号に記
載される上記２種類のクランプ方式のディスクの何れに
も対応するように、同一のターンテーブル上にクランプ
する従来のディスククランプ機構が示されている。ここ
では、ハブを有しないディスクの芯出しを行うためのテ
ーパーコーンと、ハブを有するディスクの芯出しを行う
ための回転軸とを同軸に設け、また、それぞれのディス
クを、磁力を用いて、同一の回転軸、ターンテーブルに
選択的に装着し、駆動することを可能にしている。

【０００８】図８には、登録実用新案公報第３００４０
９８号に記載される上記２種類のクランプ方式がしめさ
れており、特に、クランプエリアが異なるディスクを同
一ターンテーブル上にクランプする従来のクランプ機構
が示されている。ここでは、２つの高さが異なるディス
ク支持面を同一ターンテーブル上に設けることで、クラ
ンプエリアの異なるディスクのクランプを可能にしてい
る。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】図７及び図８に記載の
従来例では、２種類のクランプ方式のディスクに対応し
て使用されるディスク駆動装置が示されているが、更
に、図８の従来例においては、ディスククランプ領域の
径位置が極端に異なるディスクへの対応も配慮されてい
て、そこでは、ディスク・クランプ領域の異なるディス
クへの対応のために、スピンドルモータ側に固定的に設
けたディスク支持面が機能している。

【００１０】しかし、ディスク・クランプ領域の、ディ
スク中央穴の径が小さい第二のディスクがカートリッジ
に装填されていて、そのカートリッジに設けられたター
ンテーブル挿入孔が、第一のディスクのクランプ径より
小さい場合には、ディスク支持部と前記カートリッジと
が干渉して、装着が困難となる。

【００１１】

【発明の目的】本発明は、上記事情に基づいて成された
もので、クランプ方式の異なるディスクに対応する場
合、カートリッジ装填のディスクについても、そのクラ
ンプが可能な汎用性のあるディスク駆動装置を提供しよ
うとするものである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明では、中心孔を有する第一のディスクと、第
一のディスクの中心孔より小さい中心孔を有すると共に
磁性材料を含むハブを有する第二のディスクとについ
て、前者をクランパーを介して間接的に、また、後者を
直接的にスピンドルモータ側に、選択的に装着すること
が可能なディスク駆動装置において、第一のディスクに
対応して用意された前記クランパーは、該ディスクのク
ランプ領域に当接して該ディスク回転軸方向の位置を間
接的に決定するフランジ面と、該ディスクの中心孔に係
合して間接的に該ディスクの半径方向位置を決定すると
共に前記フランジ面にディスクを付勢保持する弾性保持
部と、スピンドルモータの第一の支持面に当接する当接
部と、スピンドルモータの回転軸に嵌合する孔とを具備
しており、前記スピンドルモータは、前記クランパーの
当接部に当接して前記第一のディスクの回転軸方向の位
置を決定する第一の支持面と、第二のディスクのクラン
プ領域に当接して該ディスクの回転軸方向の位置を決定
する第二の支持面と、前記クランパーの中心孔ならびに
前記第二のディスクのハブの中心孔の何れにも嵌合し
て、第一、第二のディスクの各半径方向位置を決定する
回転軸と、前記クランパーならびに前記第二のディスク
のハブの何れにも吸着する磁石とを具備し、その第一お
よび第二のディスクの回転軸方向について、何れも、光
ピックアップからの光線入射側の位置が略同一になるよ
うに構成されている。

【００１３】この場合、前記クランパーのスピンドルモ
ータ当接部の少なくとも一部が、磁性体又は磁性体を含
む材料で構成されることが好ましい。また、前記クラン
パーの第一のディスクを支持するフランジ面が、スピン
ドルモータを臨むディスク対向部に設けられると共に、
前記弾性保持部が前記フランジ面に対して、該ディスク
を挟んだスピンドルモータ側の中心孔縁部を弾性的に付
勢して、該ディスクをクランパー上に保持することが好
ましい。また、前記スピンドルモータの第一のフランジ
面及び磁石が、回転軸と第二のフランジ面の間に設定さ
れているのがよい。

【００１４】

【作用】上記構成とすることにより、本発明のディスク
駆動装置では、中心孔径が小さく、金属ハブを有してい
る、カートリッジ装填の第二のディスクについても、タ
ーンテーブルと干渉することなく、装着が可能であり、
少なくとも、従来では対応できなかった、２種類以上の
クランプ方式の異なるディスクについても、充分に対応
して、相当な汎用性を発揮できる。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１ない
し図４を参照しながら説明する。図１および図２は、中
心孔のみを有する、例えば、ＣＤ（コンパクトディス
ク）などの第一のディスクの装着状態を説明するための
側断面図である。また、図３および図４は、前記第一の
ディスクの中心孔より小さい中心孔を有し、かつ、磁性
材料を含むハブを有する第二のディスク、特に、スピン
ドルモータを挿入する中心開口部が前記第一のディスク
のクランプ領域径より小さい孔で構成される、カートリ
ッジに装填された、例えば３．５インチＭＯＤなどのデ
ィスクの装着状態を説明するための側断面図である。即
ち、本発明の実施例は、少なくとも、前記２種類のディ
スクを同一のスピンドルモータ１上に非同時に装着する
ための構成を具備するもので、その詳細は、以下に示す
通りである。

【００１６】まず、第一のディスクが装着される場合
は、第一のディスクがディスク装置に設けられたトレー
５０（破線）で、クランパー１０の中心位置とディスク
２０の中心位置が略一致する位置まで搬送される。クラ
ンパー１０は、圧縮コイルバネ１８により、図面上、矢
印Ｄ方向に球体１６を付勢する押圧部材１７と、ディス
ク２０のクランプ領域に当接するフランジ面１３が設け
られている保持部１１と、スピンドルモータの第一の支
持面３に当接する当接部、スピンドルモータの回転軸２
に嵌合する孔１５、および、少なくともスピンドルモー
タ側に臨む部分に強磁性体を含む部材を具備する先端部
１４とで構成される。

【００１７】ディスク種別の識別手段（図示せず）にて
第一のディスクと判断されると、第一のディスクが前記
トレー５０上に載置保持された状態（図１において、ク
ランパー１０は破線の位置）で、クランパーローディン
グ機構（図示せず）を制御手段（図示せず）で駆動し
て、クランパー１０を降下する。

【００１８】前記クランパーの先端部１４がディスク中
心孔に係合し、さらに、挿入を続けると、ディスク外径
方向に弾性的に付勢された球体１６が、ディスク中心孔
を通過し、ディスク反対面の中心孔縁部を押圧して、デ
ィスク２０のクランプ領域を前記フランジ面１３に当接
し、前記付勢力でディスクを保持する（図１参照）。こ
の状態にて、クランパー１０に対して、ディスク２０
は、そのディスク径及び回転軸の２方向の位置が決定さ
れる。

【００１９】スピンドルモータ１には、前記クランパー
の先端部１４に当接して第一のディスク２０の回転軸方
向の位置を決定する第一の支持面３と、第二のディスク
３１のクランプ領域に当接して該ディスクの回転軸方向
の位置を決定する第二の支持面４と、クランパー１０の
中心孔１５および第二のディスク３１のハブの中心孔３
２ａに嵌合して、第一、第二のディスクの半径方向位置
を決定する回転軸２と、クランパー１０および第二のデ
ィスク３１のハブを吸着する磁石５とが設けられてい
る。

【００２０】クランパー１０に対するディスク２０の保
持が完了すると、トレーローディング機構（図示せず）
により、トレー５０は、図１の矢印Ｄ方向に降下され
る。トレー５０が降下すると、中心孔１５と回転軸２が
嵌合して、ディスクの半径方向位置が決定されると同時
に、クランパー１０の先端部１４が強磁性体を含む部材
で構成されるために、先端部１４が磁石５に吸引され
て、クランパー１０の先端部１４が第一の支持面３に当
接し、磁石５の吸引力で、スピンドルモータ上での保持
状態が維持されると同時に、ディスクの回転軸方向の位
置も決定される。トレー５０は、さらに降下して、ディ
スク５０から離間して装着が完了する（図２参照）。

【００２１】第一のディスクを離脱する場合は、ディス
ク２０を保持状態のクランパー１０と共にトレー５０を
上昇させ、磁石５の吸着力に抗して、クランパー１０を
ディスクと共にスピンドルモータ１より離間させる。デ
ィスク２０をクランパー１０より脱着するために、ディ
スク２０にクランパー１０を装着した位置までトレー５
０を上昇させる（図１参照）。トレー５０を保持した状
態で、クランパー１０をさらに上昇させると、ディスク
２０は干渉部材５１に当接し、クランパー１０をさらに
上昇させると（矢印Ｃの逆方向）、中心孔の弾性保持機
構として機能する球体１６が、中心孔内径方向に変位し
て、中心孔から離脱し、ディスク２０はトレー５０上に
落下、保持され、クランパー１０からの離脱を完了す
る。

【００２２】次に、第二のディスクが装着される場合を
以下に説明する。図３に、該中心部に磁性材で構成され
るハブ３２を有し、ディスクカートリッジ３０に装填さ
れる第二のディスク３１を示す。

【００２３】第二のディスク３１がディスク装置に装填
され、ディスク識別手段（図示せず）によって、第二の
ディスクと判断されると、制御手段（図示せず）は、ク
ランパー１０を保持状態に維持（図４において、クラン
パー１０は破線表示）するように、クランパーローディ
ング機構（図示せず）を制御する。

【００２４】トレーローディング機構（図示せず）によ
り、ディスクカートリッジ３０は降下して、その下面中
心に設けられた開口にスピンドルモータ１が挿入される
（ディスクカートリッジに装備されている開口孔を閉塞
するシャッター開閉機構及びカートリッジ保持機構など
の説明は、これを省略する）。

【００２５】ハブ３２が、スピンドルモータ１上に配置
された磁石５に接近すると、強磁性体のハブは、磁石５
の磁力で吸引され、ハブの中心孔３２ａが回転軸２に嵌
挿されて、ディスク径方向の位置が決定される。同時
に、ディスク３１の下面のクランプ領域がスピンドルモ
ータの第二の支持面４に当接係合して、ディスク回転軸
方向の位置が決定される。

【００２６】前記の磁気吸着力により、第二の支持面４
と、第二のディスクのクランプ領域が当接し、密着した
状態で、第二のディスク３１は、スピンドルモータ１上
での保持状態が維持される。

【００２７】第二のディスクの離脱は、カートリッジ３
０をトレーローディング機構（図示せず）によって、ス
ピンドルモータ１に対して上昇させることで、磁石５の
吸着力に抗して、ハブ３２を離間させて、実現される。
なお、上述の実施例では、以上のように構成されている
が、本発明の態様は、これに限らない。

【００２８】例えば、第一のディスクをクランパー上に
保持する弾性保持部は、合成樹脂などの、容易に変形可
能な弾性部材で支持され、ディスク中心孔への当接部
が、ほぼ球状の部材を、球体１６の位置において、ディ
スク内径方向に変位可能に配置した構成にしてもよい。
また、圧縮コイルバネ１８は、押圧部材１６を付勢する
機能を有すれば、いかなる弾性部材を用いてもその機能
を全うできる。更に、クランパー１０の先端部１４は、
それを強磁性体で構成する以外の手段として、スピンド
ルモータ１の磁石５に対向する先端部のみに強磁性体部
材を配置させた合成樹脂などの非磁性部材との組み合わ
せや、強磁性体粉を含有して成形した合成樹脂部材でも
構成することが可能である。

【００２９】また、スピンドルモータ１上に設けた第一
の支持面３は、回転軸２と第二の支持面４間の任意の位
置に配置されていればよく、例えば、磁石５のクランパ
ー対向面であってもよい。但し、第二のディスクのハブ
３２に干渉しない回転軸方向位置に、第一の支持面３と
クランパー１０の先端部１４の当接面とが位置設定され
る必要がある。

【００３０】

【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、中
心孔を有する第一のディスクと、第一のディスクの中心
孔より小さい中心孔を有すると共に磁性材料を含むハブ
を有する第二のディスクとについて、前者をクランパー
を介して間接的に、また、後者を直接的にスピンドルモ
ータ側に、選択的に装着することが可能なディスク駆動
装置において、第一のディスクに対応して用意された前
記クランパーは、該ディスクのクランプ領域に当接して
該ディスク回転軸方向の位置を間接的に決定するフラン
ジ面と、該ディスクの中心孔に係合して間接的に該ディ
スクの半径方向位置を決定すると共に前記フランジ面に
ディスクを付勢保持する弾性保持部と、スピンドルモー
タの第一の支持面に当接する当接部と、スピンドルモー
タの回転軸に嵌合する孔とを具備しており、前記スピン
ドルモータは、前記クランパーの当接部に当接して前記
第一のディスクの回転軸方向の位置を決定する第一の支
持面と、第二のディスクのクランプ領域に当接して該デ
ィスクの回転軸方向の位置を決定する第二の支持面と、
前記クランパーの中心孔ならびに前記第二のディスクの
ハブの中心孔の何れにも嵌合して、第一、第二のディス
クの各半径方向位置を決定する回転軸と、前記クランパ
ーならびに前記第二のディスクのハブの何れにも吸着す
る磁石とを具備し、その第一および第二のディスクの回
転軸方向について、何れも、光ピックアップからの光線
入射側の位置が略同一になるように構成されている。

【００３１】従って、１台のディスク記録再生装置で、
少なくとも、２種類以上のディスクに対して適応できる
汎用性が得られ、その実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例において、クランパー、スピ
ンドルモータおよび第一のディスクの装着状態を説明す
る側断面図である。

【図２】同じく、装着状態の側断面図である。

【図３】本発明の一実施例において、ディスクカートリ
ッジに装填された第二のディスクが、ターンテーブルに
装着される状態を示す側断面図である。

【図４】同じく、装着状態の側断面図である。

【図５】従来のメカニカルクランプ方式（第一のディス
ク）によるディスククランプ機構を示す断面図である。

【図６】従来のマグネットクランプ方式（第二のディス
ク）によるディスククランプ機構を示す断面図である。

【図７】 特開平６−１５０５９４号に開示される２種
類のクランプ方式のディスクを、同一のターンテーブル
上にクランプする、従来のディスククランプ機構を示す
断面図である。

【図８】登録実用新案公報第３００４０９８号に開示さ
れる２種類のクランプ方式で、特にクランプエリアが異
なるディスクを同一ターンテーブル上にクランプする、
従来のクランプ機構を示す断面図である。

【符号の説明】

１ スピンドルモータ ２ 回転軸 ３ 第一の支持面 ４ 第二の支持面 ５ 磁石 １０ クランパー １１ 保持部 １３ フランジ面 １４ 先端部 １５ 中心孔（クランパー） １６ 球体 １７ 押圧部材（球体１６の） １８ 圧縮コイルバネ ２０ 第１のディスク ３０ ディスクカートリッジ ３１ 第２のディスク ３２ ハブ ３２ａ 中心孔（ハブ） ５０ トレー ５１ 干渉部材

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中心孔を有する第一のディスクと、第一
   のディスクの中心孔より小さい中心孔を有すると共に磁
   性材料を含むハブを有する第二のディスクとについて、
   前者をクランパーを介して間接的に、また、後者を直接
   的にスピンドルモータ側に、選択的に装着することが可
   能なディスク駆動装置において、 第一のディスクに対応して用意された前記クランパー
   は、該ディスクのクランプ領域に当接して該ディスク回
   転軸方向の位置を間接的に決定するフランジ面と、該デ
   ィスクの中心孔に係合して間接的に該ディスクの半径方
   向位置を決定すると共に前記フランジ面にディスクを付
   勢保持する弾性保持部と、スピンドルモータの第一の支
   持面に当接する当接部と、スピンドルモータの回転軸に
   嵌合する孔とを具備しており、 前記スピンドルモータは、前記クランパーの当接部に当
   接して前記第一のディスクの回転軸方向の位置を決定す
   る第一の支持面と、第二のディスクのクランプ領域に当
   接して該ディスクの回転軸方向の位置を決定する第二の
   支持面と、前記クランパーの中心孔ならびに前記第二の
   ディスクのハブの中心孔の何れにも嵌合して、第一、第
   二のディスクの各半径方向位置を決定する回転軸と、前
   記クランパーならびに前記第二のディスクのハブの何れ
   にも吸着する磁石とを具備し、 その第一および第二のディスクの回転軸方向について、
   何れも、光ピックアップからの光線入射側の位置が略同
   一になるように構成されていることを特徴とするディス
   ク駆動装置。
2. 【請求項２】 前記クランパーのスピンドルモータ当接
   部の少なくとも一部が、磁性体又は磁性体を含む材料で
   構成されることを特徴とする請求項１に記載のディスク
   駆動装置。
3. 【請求項３】 前記クランパーの第一のディスクを支持
   するフランジ面が、スピンドルモータを臨むディスク対
   向部に設けられると共に、前記弾性保持部が前記フラン
   ジ面に対して、該ディスクを挟んだスピンドルモータ側
   の中心孔縁部を弾性的に付勢して、該ディスクをクラン
   パー上に保持することを特徴とする請求項１に記載のデ
   ィスク駆動装置。
4. 【請求項４】 前記スピンドルモータの第一のフランジ
   面及び磁石が、回転軸と第二のフランジ面の間に設定さ
   れたことを特徴とする請求項１に記載のディスク駆動装
   置。