JP3004103U - ディスクカートリッジアダプタ - Google Patents

ディスクカートリッジアダプタ

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JP3004103U
JP3004103U JP1994002133U JP213394U JP3004103U JP 3004103 U JP3004103 U JP 3004103U JP 1994002133 U JP1994002133 U JP 1994002133U JP 213394 U JP213394 U JP 213394U JP 3004103 U JP3004103 U JP 3004103U
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cartridge
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case
clamp area
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俊邦 佐藤
歓 西坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】異種の光ディスクを同一のディスククランプ装
置でチャッキングして駆動できるように光ディスクをカ
ートリッジケースに収納し、密閉性に優れ、突出部がな
く、置いたときの安定性や収納性の良好なディスクカー
トリッジアダプタを提供する。 【構成】光ディスク13をカートリッジケース12に収
納してなるディスクカートリッジ11を挿脱可能に収容
した、スピンドル孔を有するアダプタケース10と、ア
ダプタケース10に取り付けられたシャッタ17と、ア
ダプタケース10内に設けられ、光ディスク13のクラ
ンプエリアを所定のエリアに設定するためのクランプエ
リア設定部材18、シャッタ17が閉じているときクラ
ンプエリア設定部材18をディスクカートリッジ11と
干渉しないようにアダプタケース10の底面上に固定す
る固定部材19を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ディスクなどのディスク状記録媒体をカートリッジケースに収納 してなるディスクカートリッジをアダプタケースに挿脱可能に収容したディスク カートリッジアダプタに係り、特にCD−ROMと称される現行の光ディスクと 3.5インチタイプと称される次世代型の小型の光ディスクとを択一的に同一機 構でチャッキングして駆動することを可能とするためのディスクカートリッジア ダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報をレーザビームのような光ビームにより光学的に記録/再生できる光ディ スクは種々の製品形態があるが、代表的なもの一つに再生専用ディスクとしての CD−ROMがある。このCD−ROMを駆動するための現行の光ディスク駆動 装置は、何れもCD−ROMのみを駆動するための専用ドライブである。
【0003】 一方、近年3.5インチタイプと称される次世代の小型光ディスクの開発も進 められている。これと並行して3.5インチタイプの光ディスクのための光ディ スク駆動装置も種々模索されているが、これも3.5インチタイプの光ディスク のみを駆動するための専用ドライブである。
【0004】 このように光ディスク駆動装置が特定の光ディスクのための専用ドライブとし て開発されている理由は、例えばCD−ROMと3.5インチタイプの光ディス クは両者とも磁気チャッキングを採用しているにも拘らず、規格上そのクランプ エリア(クランプ半径、クランプ高さ)が相違しており、CD−ROM用のター ンテーブルは3.5インチタイプの光ディスクが収納されたカートリッジケース のスピンドル孔よりも径が大きく、同一のターンテーブルではCD−ROMと3 .5インチタイプの光ディスクをチャッキングすることが実質上不可能であるこ とが大きな原因となっているためである。
【0005】 そこで、例えば特開平2−172054号公報に記載されているように、サイ ズの異なる2種類のディスク状記録媒体を同一のスピンドルモータで駆動可能と するために、各々のディスク状記録媒体をそれぞれ搭載するための2つの回転テ ーブル部材を具備したディスククランプ装置が提案されている。しかし、このデ ィスククランプ装置では、ターンテーブルを移動させるための機構や、ターンテ ーブル選択のためにディスクを識別する機構が必要である。このため、構造が複 雑で装置の小型化が難しくなるだけでなく、回転部が重くなるためスピンドルモ ータの消費電流が大きくなる問題があった。
【0006】 一方、特開昭61−54083号公報には、同一ディスクを異なる再生装置に 装着できるようにするための円盤状情報記録媒体収納ケースが示されている。し かし、この構成ではディスクのクランプ高さを再生装置によらず揃えるためのア ダプタの役割を果たすホルダー13が上蓋1と筐部2とで構成されるケースの外 部に設けられ、ケースと嵌合しているためケースの密閉性が悪く、さらにホルダ ー13が突出しているため、置いた時の安定性や収納性が悪い。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、サイズの異なる2種類のディスク状記録媒体を同一のスピン ドルモータで駆動可能とするために2つの回転テーブル部材を備えた従来のディ スククランプ装置では、ターンテーブル移動機構やディスク識別装置が必要であ るため、装置の小型化や低消費電力に対応できず、また同一ディスクを異なる再 生装置に装着できるようにするためのアダプタをケース外に設けたものでは、ケ ースの密閉性と置いた時の安定性や収納性が悪いという問題があった。
【0008】 従って、本考案の目的は、異なる種類のディスク状記録媒体を簡単な機構から なる同一のディスククランプ装置でチャッキングして駆動できるようにディスク 状記録媒体をカートリッジケースに収納し、かつ密閉性に優れ、しかも突出部が なく、置いたときの安定性や収納性の良好なディスクカートリッジアダプタを提 供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係るディスクカートリッジアダプタは、デ ィスク状記録媒体をカートリッジケースに収納してなるディスクカートリッジを 挿脱可能に収容すると共に、スピンドル孔を有するアダプタケースと、このアダ プタケースに取り付けられ、前記スピンドル孔を開閉するためのシャッタと、前 記アダプタケース内に前記ディスク状記録媒体と垂直方向に移動可能に設けられ 、前記カートリッジケース内のディスク状記録媒体のクランプエリアを該ディス ク状記録媒体とは規格の異なるディスク状記録媒体のクランプエリアと異なる所 定のクランプエリアに設定するためのクランプエリア設定部材と、前記アダプタ ケース内に設けられ、前記シャッタが閉じているとき前記クランプエリア設定部 材を該ディスクカートリッジと干渉しない所定位置に固定する固定手段とを具備 することを特徴とする。
【0010】 また、本考案は前記固定手段をアダプタケースの底面に設けられ、シャッタが 閉じているとき該シャッタにより付勢されてクランプエリア設定部材を該アダプ タケースの底面上に機械的に固定する構成としたことを特徴とする。
【0011】 また、本考案は前記固定手段をシャッタが閉じているときクランプエリア設定 部材をアダプタケースの底面上にバネ材により固定する構成としたことを特徴と する。
【0012】 また、本考案は前記固定手段をシャッタが閉じているときクランプエリア設定 部材を磁力で吸着してアダプタケースの底面上に固定する構成としたことを特徴 とする。
【0013】
【作用】
本考案によるディスクカートリッジアダプタを用いれば、異種ディスクのクラ ンプエリア、すなわちクランプ半径およびクランプ高さを各々に定められたクラ ンプエリアに設定すること可能となり、簡素なメカニズムで例えばCD−ROM と3.5インチタイプの光ディスクの両方を同一のディスククランプ装置を用い てディスク駆動装置に装着することができる。
【0014】 また、本考案によるディスクカートリッジアダプタは、クランプエリア設定部 材がアダプタケース内に設けられているため密閉性がよく、アダプタを置いたと きの安定性や収納性が良好である。
【0015】 さらに、本考案ではシャッタが閉じている状態のときクランプエリア設定部材 を例えばアダプタケースの底面上など、ディスクカートリッジと干渉しない位置 に固定するようにしたことにより、ディスクカートリッジをアダプタケースに挿 入したり、逆にアダプタケースから外部に取り出す場合、クランプエリア設定部 材がディスクカートリッジに干渉することはなく、光ディスクカートリッジのス ムーズな挿脱が可能となる。
【0016】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 (実施例1) 図1は、本考案のディスクカートリッジアダプタの一実施例を示す断面図であ る。図1において、ディスクカートリッジアダプタの外筐であるアダプタケース 10には第1の光ディスクカートリッジ(例えば3.5インチ光ディスクカート リッジ)11が挿脱可能に収容されている。第1の光ディスクカートリッジ11 はカートリッジケース12を有し、このカートリッジケース12内には第1の光 ディスク13が回転自在に収納されている。第1の光ディスク13は、例えば貼 り合わせ・両面型の3.5インチ光ディスクである。第1の光ディスク13の中 央部両面には、金属薄板よりなるセンターハブ14a,14bが設けられており 、これらのセンターハブ14a,14bには中心軸位置決めのための中心孔15 a,15bが開けられている。また、カートリッジケース12の中央部両面には スピンドル孔16a,16bが設けられている。
【0017】 アダプタケース10は、スピンドル孔16a,16bと連通し、図示しない記 録/再生用光学系から第1の光ディスク13に情報記録再生用レーザビームを照 射して情報の記録/再生を行うためのアクセス窓と、スライド自在なシャッタ1 7を有する。このシャッタ17は、光ディスクカートリッジ11の非使用状態で は、図示しないシャッタバネによってスピンドル孔16a,16bおよびアクセ ス窓を閉鎖し、光ディスクカートリッジ11の使用時のみこれらを開放させる。 なお、アダプタケース10は第2の光ディスクカートリッジ(例えばCD−RO Mカートリッジ)のカートリッジケースと形状・大きさが同一、すなわち厚さお よび縦横の寸法が同一の偏平な箱状に形成されている。
【0018】 また、アダプタケース10の底部には図のように閉じた状態でのシャッタ17 の上に位置してクランプエリア設定部材18が設けられ、さらにシャッタ17が 閉じているときクランプエリア設定部材18をアダプタケース10の底面上に機 械的に固定するための固定部材19が設けられている。クランプエリア設定部材 18はこの例ではリング状に形成され、スピンドル孔16bの内径より若干大き な外径を有し、かつ第1の光ディスク14のクランプ高さに応じた厚さを有して いる。また、クランプエリア設定部材18の最外周部には、固定部材19が係合 される鍔部が形成されている。
【0019】 固定部材19は、この例では光ディスク13の面に平行な軸19aを支点とし て回動可能に設けられ、軸19aより一端側に押圧用アーム19b、他端側に係 止爪19cをそれぞれ有する。そして、図2のようにシャッタ17が閉じている 状態では、固定部材19は係止爪19cがシャッタ17により押し上げられるこ とによって押圧用アーム19bがクランプエリア設定部材18の鍔部を押圧し、 クランプエリア設定部材18をアダプタケース10の底面に固定する。従って、 この状態では光ディスクカートリッジ11をアダプタケース10に挿入したり、 逆にアダプタケース10から外部に取り出す場合、クランプエリア設定部材18 が光ディスクカートリッジ11に干渉することはなく、光ディスクカートリッジ 11のスムーズな挿脱が可能となる。
【0020】 図2は、図1のディスクカートリッジアダプタを後述する第2の光ディスクカ ートリッジと共用のディスククランプ装置によってディスク駆動装置に装着した 状態を示す簡略化した要部断面図である。光ディスク13を回転させるスピンド ルモータ21にセンターピン22が固定され、このセンターピン22の周囲に位 置して光ディスク位置決め用のフランジ23が設けられている。フランジ23内 には、センターピン22を囲むようにリング状の永久磁石24が埋め込まれてい る。フランジ23内には、さらに第1の光ディスク13の内周部にテーパ部が係 合するテーパコーン25と、これを押し上げるコイルバネ26が埋め込まれてい る。
【0021】 ディスクカートリッジアダプタを図2のディスククランプ装置によってディス ク駆動装置に装着すると、それと同時にシャッタ17が図示しないシャッタ駆動 機構により開放される。このシャッタ17の開放動作に伴い、シャッタ17が固 定部材19の係止爪19cから離れるため、クランプエリア設定部材18は固定 部材19による規制から解除され、図のように光ディスクカートリッジ11のカ ートリッジケース12内に移動できる状態となる。
【0022】 そして、ディスククランプ装置では永久磁石24によってセンターハブ14b が吸引されると共に、センターピン22がセンターハブ14bの中心孔15bに 係合することによって光ディスク13の中心軸位置決めが行われ、さらにフラン ジ23によって、カートリッジケース12内に移動したクランプエリア設定部材 18を介して光ディスク13の高さ位置決めが行われる。
【0023】 (実施例2) 図3は、本考案のディスクカートリッジアダプタの他の実施例を示す断面図で ある。図1と同一部分に同一符号を付して相違点のみを説明する。本実施例にお いては、シャッタ17が閉じている状態でクランプエリア設定部材19をアダプ タケース10の底面に固定するための固定手段として、バネ材(コイルバネ)3 1を用いている。バネ材31は、クランプエリア設定部材19の鍔部上数個所に アダプタケース10の底板の切り起こし部10aとの間に位置して設けられる。 図のようにシャッタ17が閉じている状態では、クランプエリア設定部材19は バネ材31により付勢されてアダプタケース10の底面に押し付けられて固定さ れる。従って、この状態では図1の実施例と同様に、光ディスクカートリッジ1 1をアダプタケース10に挿入したり、逆にアダプタケース10から外部に取り 出す場合、クランプエリア設定部材18が光ディスクカートリッジ11に干渉す ることはなく、光ディスクカートリッジ11のスムーズな挿脱が可能となるとい う効果が得られる。
【0024】 図4は、図3のディスクカートリッジアダプタを後述する第2の光ディスクカ ートリッジと共用のディスククランプ装置によってディスク駆動装置に装着した 状態を示す簡略化した要部断面図である。図3と同一部分に同一符号を付して相 違点のみ説明する。本実施例ではディスクカートリッジアダプタを図4のディス ククランプ装置によってディスク駆動装置に装着したとき、シャッタ17が図示 しないシャッタ駆動機構により開放され、ディスククランプ装置の永久磁石24 によってセンターハブ14bが吸引されると、バネ材31が図のように圧縮され 、クランプエリア設定部材18が光ディスクカートリッジ11のカートリッジケ ース12内に移動する。そして、ディスククランプ装置では、センターピン22 がセンターハブ14bの中心孔15bに係合することによって光ディスク13の 中心軸位置決めが行われ、さらにフランジ23によって、カートリッジケース1 2内に移動したクランプエリア設定部材18を介して光ディスク13の高さ位置 決めが行われる。
【0025】 (実施例3) 図5は、本考案のディスクカートリッジアダプタの他の実施例を示す断面図で ある。図1と同一部分に同一符号を付して相違点のみを説明する。本実施例にお いては、シャッタ17が閉じている状態でクランプエリア設定部材19をアダプ タケース10の底面に固定するための固定手段として、永久磁石32を用いてい る。永久磁石32は、この例ではシャッタ17の上面(内側面)の二個所または 数個所に取り付けられるか、あるいはリング状に形成されてシャッタ17の上面 に取り付けられている。図のようにシャッタ17が閉じている状態では、クラン プエリア設定部材19は永久磁石32によって吸引されることにより、アダプタ ケース10の底面に押し付けられて固定される。従って、この状態では図1、図 3の実施例と同様に、光ディスクカートリッジ11をアダプタケース10に挿入 したり、逆にアダプタケース10から外部に取り出す場合、クランプエリア設定 部材18が光ディスクカートリッジ11に干渉することはなく、光ディスクカー トリッジ11のスムーズな挿脱が可能となるという効果が得られる。
【0026】 図6は、図5のディスクカートリッジアダプタを後述する第2の光ディスクカ ートリッジと共用のディスククランプ装置によってディスク駆動装置に装着した 状態を示す簡略化した要部断面図である。図3と同一部分に同一符号を付して相 違点のみ説明する。本実施例ではディスクカートリッジアダプタを図6のディス ククランプ装置によってディスク駆動装置に装着したとき、シャッタ17が図示 しないシャッタ駆動機構により開放されると、シャッタ17に取り付けられてい る永久磁石32がシャッタ17と共に退避するため、クランプエリア設定部材1 8は永久磁石32による規制から解除され、図のように光ディスクカートリッジ 11のカートリッジケース12内に移動できる状態となる。
【0027】 そして、ディスククランプ装置では永久磁石24によってセンターハブ14b が吸引されると共に、センターピン22がセンターハブ14bの中心孔15bに 係合することによって光ディスク13の中心軸位置決めが行われ、さらにフラン ジ23によって、カートリッジケース12内に移動したクランプエリア設定部材 18を介して光ディスク13の高さ位置決めが行われる。
【0028】 (実施例4) 図7は、本考案のディスクカートリッジアダプタの他の実施例を示す断面図で ある。図1と同一部分に同一符号を付して相違点のみを説明する。本実施例にお いては、シャッタ17が閉じている状態でクランプエリア設定部材19をアダプ タケース10の底面に固定するための固定手段として永久磁石33を用いている が、この永久磁石33は図5の実施例と異なり、クランプエリア設定部材18の 底面(シャッタ17に対向する面)の二個所または数個所に取り付けられるか、 またはリング状に形成されてクランプエリア設定部材18の底面上に取り付けら れている。図のようにシャッタ17が閉じている状態では、クランプエリア設定 部材19は永久磁石33とシャッタ17とが吸引し合うことにより、アダプタケ ース10の底面に押し付けられて固定される。従って、この状態では図1、図3 、図5の実施例と同様に、光ディスクカートリッジ11をアダプタケース10に 挿入したり、逆にアダプタケース10から外部に取り出す場合、クランプエリア 設定部材18が光ディスクカートリッジ11に干渉することはなく、光ディスク カートリッジ11のスムーズな挿脱が可能となるという効果が得られる。
【0029】 図8は、図7のディスクカートリッジアダプタを後述する第2の光ディスクカ ートリッジと共用のディスククランプ装置によってディスク駆動装置に装着した 状態を示す簡略化した要部断面図である。図3と同一部分に同一符号を付して相 違点のみ説明する。本実施例ではディスクカートリッジアダプタを図8のディス ククランプ装置によってディスク駆動装置に装着したとき、シャッタ17が図示 しないシャッタ駆動機構により開放されると、シャッタ17がクランプエリア設 定部材18の底面に取り付けられている永久磁石33と離れるため、図のように 光ディスクカートリッジ11のカートリッジケース12内に移動できる状態とな る。
【0030】 そして、ディスククランプ装置では永久磁石24によってセンターハブ14b が吸引されると共に、センターピン22がセンターハブ14bの中心孔15bに 係合することによって光ディスク13の中心軸位置決めが行われ、さらにフラン ジ23によって、カートリッジケース12内に移動したクランプエリア設定部材 18を介して光ディスク13の高さ位置決めが行われる。
【0031】 図9は、第2の光ディスクカートリッジ(例えばCD−ROMカートリッジ) 50の構成と、これを上述したディスクカートリッジアダプタと共用のディスク クランプ装置によってディスク駆動装置に装着した状態を示す簡略化した要部断 面図である。第2の光ディスクカートリッジ50は、カートリッジケース51内 に第2の光ディスク(5インチ径のCD−ROM)52を収納したものである。
【0032】 一方、光ディスク52を回転させるスピンドルモータ21にセンターピン22 が固定され、このセンターピン22の周囲に位置して光ディスク位置決め用のフ ランジ23が設けられている。このフランジ23内には、センターピン22を囲 むようにリング状の永久磁石24が埋め込まれている。フランジ23内には、さ らに光ディスク52の内周部にテーパ部が係合するテーパコーン25と、これを 押し上げるコイルバネ26が埋め込まれている。
【0033】 第2の光ディスクカートリッジ50を図9のディスククランプ装置によってデ ィスク駆動装置に装着すると、フランジ23の小径部23aが光ディスク52の 中心孔52aに係合することによって光ディスク52の中心軸位置決めが行われ 、さらにフランジ23の大径部23bがカートリッジケース51のスピンドル孔 51aに挿入され、この大径部23bによって光ディスク52の高さ位置決めが 行われる。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば異種ディスクのクランプエリアを各々の ディスクに定められたクランプエリアに設定するが可能となり、簡素なメカニズ ムで例えばCD−ROMと3.5インチタイプの光ディスクの両方を同一のディ スククランプ装置を用いてディスク駆動装置に装着することができる。
【0035】 また、本考案によるディスクカートリッジアダプタは、クランプエリア設定部 材がアダプタケース内に設けられているため密閉性がよく、アダプタを置いたと きの安定性や収納性が良好である。
【0036】 さらに、本考案ではシャッタが閉じている状態のときクランプエリア設定部材 を例えばアダプタケースの底面上など、ディスクカートリッジと干渉しない位置 に固定するようにしたことにより、ディスクカートリッジをアダプタケースに挿 入したり、逆にアダプタケースから外部に取り出す場合、クランプエリア設定部 材がディスクカートリッジに干渉することはなく、光ディスクカートリッジのス ムーズな挿脱が可能となり、またカートリッジを損傷させるおそれがないという 効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るディスクカートリッジ
アダプタの構成を説明するための断面図
【図2】図1のディスクカートリッジアダプタをディス
ククランプ装置によりディスク駆動装置に装着した状態
を示す断面図
【図3】本考案の他の実施例に係るディスクカートリッ
ジアダプタの構成を説明するための断面図
【図4】図3のディスクカートリッジアダプタをディス
ククランプ装置によりディスク駆動装置に装着した状態
を示す断面図
【図5】本考案の他の実施例に係るディスクカートリッ
ジアダプタの構成を説明するための断面図
【図6】図5のディスクカートリッジアダプタをディス
ククランプ装置によりディスク駆動装置に装着した状態
を示す断面図
【図7】本考案の他の実施例に係るディスクカートリッ
ジアダプタの構成を説明するための断面図
【図8】図7のディスクカートリッジアダプタをディス
ククランプ装置によりディスク駆動装置に装着した状態
を示す断面図
【図9】第2の光ディスクカートリッジをディスククラ
ンプ装置によりディスク駆動装置に装着した状態を示す
断面図
【符号の説明】
10…アダプタケース 11…第1の光ディスクカートリッジ 12…カート
リッジケース 13…第1の光ディスク 14…センタ
ーハブ 15…中心孔 16…スピン
ドル孔 17…シャッタ 18…クラン
プエリア設定部材 19…固定部材 21…スピン
ドルモータ 22…センターピン 23…位置決
め用フランジ 24…永久磁石 25…テーパ
コーン 26…コイルバネ 31…バネ材 32…永久磁石 33…永久磁
石 51…第2の光ディスクカートリッジ 52…カート
リッジケース

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体をカートリッジケース
    に収納してなるディスクカートリッジを挿脱可能に収容
    すると共に、スピンドル孔を有するアダプタケースと、 このアダプタケースに取り付けられ、前記スピンドル孔
    を開閉するためのシャッタと、 前記アダプタケース内に前記ディスク状記録媒体と垂直
    方向に移動可能に設けられ、前記カートリッジケース内
    のディスク状記録媒体のクランプエリアを該ディスク状
    記録媒体とは規格の異なるディスク状記録媒体のクラン
    プエリアと異なる所定のクランプエリアに設定するため
    のクランプエリア設定部材と、 前記アダプタケース内に設けられ、前記シャッタが閉じ
    ているとき前記クランプエリア設定部材を該ディスクカ
    ートリッジと干渉しない所定位置に固定する固定手段と
    を具備することを特徴とするディスクカートリッジアダ
    プタ。
  2. 【請求項2】所定の径のスピンドル孔を有する第1のカ
    ートリッジケース内に収納された第1のディスク状記録
    媒体と、前記第1のカートリッジケースのスピンドル孔
    よりも径の大きなスピンドル孔を有する第2のカートリ
    ッジケース内に収納された第2のディスク状記録媒体と
    を同一のディスククランプ装置によってディスク駆動装
    置に装着するためのディスクカートリッジアダプタであ
    って、 前記第1のディスク状記録媒体をカートリッジケースに
    収納してなるディスクカートリッジを挿脱可能に収容す
    ると共に、スピンドル孔を有するアダプタケースと、 このアダプタケースに取り付けられ、前記スピンドル孔
    を開閉するためのシャッタと、 前記アダプタケース内に前記第1のディスク状記録媒体
    と垂直方向に移動可能に設けられ、該第1のディスク状
    記録媒体のクランプエリアを前記第2のディスク状記録
    媒体のクランプエリアと異なる所定のクランプエリアに
    設定するためのクランプエリア設定部材と、 前記アダプタケース内に設けられ、前記シャッタが閉じ
    ているとき前記クランプエリア設定部材を該ディスクカ
    ートリッジと干渉しない所定位置に固定する固定手段と
    を具備することを特徴とするディスクカートリッジアダ
    プタ。
  3. 【請求項3】前記固定手段は、前記アダプタケースの底
    面に設けられ、前記シャッタが閉じているとき該シャッ
    タにより付勢されて前記クランプエリア設定部材を該ア
    ダプタケースの底面上に機械的に固定することを特徴と
    する請求項1または2に記載のディスクカートリッジア
    ダプタ。
  4. 【請求項4】前記固定手段は、前記シャッタが閉じてい
    るとき前記クランプエリア設定部材を前記アダプタケー
    スの底面上にバネ材により固定することを特徴とする請
    求項1または2に記載のディスクカートリッジアダプ
    タ。
  5. 【請求項5】前記固定手段は、前記シャッタが閉じてい
    るとき前記クランプエリア設定部材を磁力で吸着して前
    記アダプタケースの底面上に固定することを特徴とする
    請求項1または2に記載のディスクカートリッジアダプ
    タ。
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