JPH092233A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

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JPH092233A
JPH092233A JP15428995A JP15428995A JPH092233A JP H092233 A JPH092233 A JP H092233A JP 15428995 A JP15428995 A JP 15428995A JP 15428995 A JP15428995 A JP 15428995A JP H092233 A JPH092233 A JP H092233A
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hydraulic pressure
pressure
master cylinder
wheel
fluctuation state
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JP15428995A
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Nobuyuki Otsu
伸幸 大津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキペダル踏力(M/C液圧)変化に基
づく増圧量の変動を防止し、これにより、安定したアン
チスキッド制動特性を得ることができるアンチスキッド
制御装置の提供。 【構成】 マスタシリンダ52で発生したマスタシリン
ダ液圧の変動状態を液圧ポンプ66を駆動するモータM
の電流値変化から間接的に検出し、該モータ電流値に対
し反比例的に変化する補正係数に基づいて増圧パルス幅
を補正するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンチスキッド制御装
置に関し、特に、マスタシリンダ液圧の変動に基づく増
圧量の変動防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなアンチスキッド制御装
置としては、例えば、自動車用ABSの研究(日本エー
ビーエス株式会社編、発行/山海堂)のP71〜74の
学習制御技術(図2−56、図2−57を含む)に記載
されているようなものが知られている。
【0003】この従来例には、ブレーキ装置のヒステリ
シスや車輪の等価慣性モーメントが異なる場合には、車
輪の再加速の経過が異なり、安定領域へ回復した時の回
転状態も常に最適であるとは限らないため、少なくとも
安定領域へ回復した後の再減速の過程を学習することに
よってその差異を識別し、図12の(イ),(ロ) に示すよう
に、階段状の圧力上昇の第1ステップΔP1 を調整する
必要があるという観点から、その第1ステップΔP1
完了後、車両が不安定領域に再突入するまでのステップ
数nを学習し、次の制御サイクルにおける第1ステップ
ΔP1 用の時間Δt0をnの大きさに従って随時変更する
という方法が記載されている。
【0004】そして、一般に、nは3〜4になるのが最
適とされており、従って、その範囲外であればΔP1
不適当であったことになるので、Δt0を変更する必要が
ある。即ち、図13の(イ) に示す例では、最初の圧力上
昇過程でn=5で、ΔP1 が明らかに不足であるため、
次の過程でΔt0をΔt だけ増加させ、また、図13の
(ロ) に示す例では、最初の圧力上昇過程でn=0で、Δ
1 が明らかに過大であるため、次の過程でΔt0をΔt
だけ減少させることにより、次の制御サイクルにおける
ΔP1 が適合し、n=3となって最適な圧力上昇ステッ
プが得られるようになるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のブレーキ液圧制御装置にあっては、以下に
述べるような問題点があった。
【0006】図8は、従来例のブレーキ液圧制御装置に
おけるアンチスキッド制御サイクルの動作例を示すタイ
ムチャートで、通常ABS制御サイクルは比較的高いマ
スタシリンダ(M/C)液圧(ブレーキ液圧)で作動す
るため、図の実線で示すように安定した制御サイクルで
制動が行なわれる。しかしながら、点線で示すように、
M/C液圧が急激に下がった場合、M/C液圧とホイー
ルシリンダ(W/C)制御液圧との液圧差が小さくな
り、従来の一般的な制御方法による第1ステップΔP1
用の時間Δt0(増圧パルス幅に相当)のままでは得られ
る増圧量が減少し、制御サイクルが間延びすることにな
るため、車輪スリップの時間が大きくなって、減速度の
低下を招く恐れがある。
【0007】また、一般的なアンチスキッド制御システ
ムではM/C液圧は測定しておらず、M/C液圧がある
程度高い場合を想定してΔt0(増圧パルス幅)を設定し
ているため、アンチスキッド制御がぎりぎり作動するよ
うなブレーキペダル踏力では前記と同様なモードとなる
恐れがある。
【0008】これに対し、前記従来例のブレーキ液圧制
御装置におけるいわゆる学習制御により、徐々に圧力上
昇の第1ステップΔP1 用の時間Δt0を調整する方法に
よると、最適な増圧量に調整されるまでに時間がかかる
ため、その間制御サイクルが安定せず、スリップ過多
や、制動力不足が発生する等、安定したアンチスキッド
制御特性を得ることができなくなる。
【0009】本発明は、上述のような従来の問題点に着
目してなされたもので、ブレーキ液圧の増圧量を最適な
増圧量に調整する時間を要さずブレーキペダル踏力(M
/C液圧)変化に基づく増圧量の変動を防止し、これに
より、安定したアンチスキッド制動特性を得ることがで
きるアンチスキッド制御装置を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために、本発明請求項1記載のアンチスキッド制御
装置では、各車輪にそれぞれ配設されたホイールシリン
ダと、ブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、ホイ
ールシリンダ液圧の増圧・保持・減圧を切り換える切換
制御弁と、増圧・保持・減圧の各パルスを切り換えるこ
とにより切換制御弁の切り換え制御を行なうと共に少な
くとも増圧制御時において増圧パルスと保持パルスとを
交互に出力することでホイールシリンダ液圧を階段状に
増圧する制御手段と、ホイールシリンダ液圧の減圧時に
そのブレーキ液が蓄えられるリザーバと、該リザーバに
蓄えられたブレーキ液をマスタシリンダに還流させるた
めの液圧ポンプと、該液圧ポンプを駆動する電動モータ
と、を備えたアンチスキッド制御装置において、前記マ
スタシリンダで発生したマスタシリンダ液圧の変動状態
を直接もしくは間接的に検出するマスタシリンダ液圧変
動状態検出手段と、該マスタシリンダ液圧変動状態検出
手段で検出されたマスタシリンダ液圧変動状態に応じて
反比例的に変化する補正係数に基づいて増圧パルス幅を
補正する補正手段と、を備えている手段とした。
【0011】また、請求項2記載のアンチスキッド制御
装置では、前記マスタシリンダ液圧変動状態検出手段に
おいて、前記電動モータのモータ電流値からマスタシリ
ンダ液圧変動状態を間接的に検出するようにした。
【0012】
【作用】本発明請求項1記載のアンチスキッド制御装置
は、上述のように構成されるため、ブレーキペダル踏力
が小さくてマスタシリンダ液圧が低下すると、補正手段
では、マスタシリンダ液圧変動状態検出手段で検出され
たマスタシリンダ液圧低下応じて反比例的に変化する補
正係数に基づいて増圧パルス幅が増加する方向に補正す
るもので、これにより、マスタシリンダ液圧低下に基づ
く増圧量の減少が直ちに修正され、安定したアンチスキ
ッド制動特性が得られる。
【0013】また、請求項2記載のアンチスキッド制御
装置では、電動モータのモータ電流値からマスタシリン
ダ液圧変動状態を間接的に検出することにより、マスタ
シリンダ液圧を直接検出する場合に比べ、コストが低減
される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳述す
る。まず、本発明一実施例のアンチスキッド制御装置の
構成を、図1のシステム概要図に基づいて説明すると、
車両には、操舵輪(従動輪)である右前輪10および左
前輪14の回転に応じてそれぞれ車輪速度パルスを発生
する車輪速度センサ12および16と、駆動輪である右
後輪20および左後輪22の回転に応じてそれぞれ車輪
速度パルスを発生する車輪速度センサ24および26と
が設けられ、これ等各センサはマイクロコンピュータ
(CPU)を含むコントロールユニット(以下、ECU
と称す)40に接続されている。
【0015】また、図2のブレーキ液圧回路構成図に示
すように、各車輪にそれぞれ配設されたホイールシリン
ダ50と、運転者がブレーキペダルを踏むことによって
ブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ52とは主液通
路54でもって連通されており、この主液通路54の途
中にホイールシリンダ50の液圧を制御するアクチュエ
ータユニット60が介装されている。
【0016】このアクチュエータユニット60には、ホ
イールシリンダ50の液圧(W/C制御液圧)の増減を
切り換え制御するための切換制御弁62と、ホイールシ
リンダ50の減圧時にそのブレーキ液が蓄えられるリザ
ーバ64と、該リザーバ64に蓄えられたブレーキ液を
主液通路54に戻すための液圧ポンプ66と、を備えて
いる。
【0017】次に、図7は、前記液圧ポンプ66用モー
タMの電流検出方法を示す概要回路ブロック図であり、
この図に示すように、電流検出抵抗Rの両端部(A,
B)における電圧降下値E[V]をインタフェース回路
I/Fを経由してCPUに取り込み、該CPU内におい
てA/D変換することにより電流検出抵抗Rの抵抗値R
[Ω]を用いてモータ電流値I[A]が検出されるよう
になっている。
【0018】次に、前記ECUにおける制御内容を、図
3の制御フローチャートに基づいて説明する。
【0019】まず、イニシャライズ後、そのステップS
1では、各車輪速度センサ12、16、24、26の出
力に応じて右車輪10、左車輪14、右後輪20および
左後輪22の各車輪速度が計算され、それぞれの車輪加
減速度が計算される。
【0020】続くステップS2では、前記ステップS1
で算出された車輪速度からその最大値を求め、これに基
づき疑似車体速度を算出し、その時間変化率より車両減
速度を求める。
【0021】続くステップS3では、前記ステップS2
で算出された疑似車体速度と各車輪速度から各車輪のス
リップ率を計算した後、ステップS4に進み、ブレーキ
液圧を減圧せしめるスリップ率なる減圧閾値の演算処理
が行なわれる。ステップS4では、車両が効率よく安定
的に制動状態が保たれるスリップ率、例えば、ステップ
S2にて算出した疑似車体速度の80〜85%低い車輪
速度のスリップ率が算出される。
【0022】続くステップS5では、前記ステップS3
で算出された車輪のスリップ率が、前記ステップS4で
算出された減圧閾値を越えているか否かが判定される。
そして、車輪のスリップ率が減圧閾値を越えている時
(YES)は、ステップS7に進み、ブレーキ液圧減圧
制御が行なわれる。即ち、ECU40からアクチュエー
タユニット60の切換制御弁62へ切換信号が出力さ
れ、マスタシリンダ52とホイールシリンダ50とリザ
ーバ64とが連通される。
【0023】また、以上とは逆に、車輪のスリップ率が
減圧閾値以下である時(NO)は、ステップS6に進
み、前記ステップS1で算出された車輪加減速度が所定
の保持レベル未満であるか否かが判定される。そして、
車輪加減速度が所定の保持レベル以上である時(NO)
は、ホイールシリンダ50の液圧(W/C制御液圧)が
不足ぎみであるから、ステップS8に進み、ブレーキ液
圧増圧制御が行なわれる。即ち、この場合は、アクチュ
エータユニット60の切換制御弁62が、マスタシリン
ダ52とホイールシリンダ50とが連通状態となるよう
に駆動される。また、以上とは逆に、車輪加減速度が所
定の保持レベル未満である時(YES)は、ステップS
9に進み、ブレーキ液圧保持制御が行なわれる。即ち、
この場合には、ホイールシリンダ50がマスタシリンダ
52およびリザーバ64との連通をそれぞれ断つ位置
に、切換制御弁62が駆動される。
【0024】前記各ステップS7、S8、S9のいづれ
かが行なわれた後は、ステップS10に進み、10ms経
過したか否かが判定され、10ms未満(NO)であれ
ば、このステップS10の判定を繰り返し、また、10
ms経過(YES)であれば、これで一回のフローを終了
し、前記ステップS1に戻る。換言すると、上記制御ル
ーチンが10ms毎に実行されることになる。
【0025】次に、前記ステップS8のブレーキ液圧増
圧制御のうち、M/C液圧変化時における増圧量を一定
にするための増圧パルス幅の補正方法について図1,図
4を参照して説明する。
【0026】図4のタイムチャートは、従来のABS制
御サイクルの一般的な動作例、および、その時のリザー
バ64の液容量変化と、モータMの駆動による液圧ポン
プ66の吐出液量と、モータ電流値I[A]との関係を
それぞれ示している。図中の実線で示すのが、通常のA
BS作動状態で比較的ドライバーがブレーキペダルを強
く踏んでいる場合の動作である。これに対し、点線で示
すのが、ABSが作動するぎりぎりの踏力(M/C液
圧)で制動した場合の動作を示している。この時、主液
通路54におけるM/C液圧が低いのでリザーバ64か
ら主液通路54へ還流させるブレーキ液の吐出負荷が比
較的小さくモータ回転が高速になることから、吐出液量
は通常時に比べて多くなる。また、モータMの回転速度
が通常よりも早いため、モータ負荷の減少によりモータ
Mに流れる電流値I[A]が減少することになる。即
ち、モータ電流最大値(ピーク値)Imax [A]とM/
C推定液圧との関係は比例関係にあり、このため、図5
の実線で示すように、モータ電流最大値(ピーク値)I
max [A]に達した時のレベルを比較することにより、
M/C推定液圧を求めることができる。
【0027】また、図6は、単位増圧パルス出力時の初
期W/C制御液圧P[Mpa]と増圧量ΔP[Mpa]との
関係を示すもので、この図に示すように、M/C液圧が
大きい場合に増圧量ΔP[Mpa]が増大することがわか
る。逆に考えると、M/C液圧の変動に対し増圧パルス
幅を変化させることにより一定量の増圧を得ることがで
きる。そこで、図9に示すように、M/C液圧が低い場
合には、実線で示すM/C液圧が高い場合の増圧パルス
幅より延長した、点線で示す増圧パルス幅補正値とする
ことで、M/C液圧が高い時と同等のW/C制御液圧P
[Mpa]を確保することができる。
【0028】以上の観点から、この実施例では、図11
に示すように、M/C液圧変動に比例したモータ電流値
Iの変化を利用し、該モータ電流値Iに対し反比例的に
変化する補正係数A(1〜2)を求めると共に、この補
正係数Aにより増圧パルス幅を補正するようにしたもの
である。なお、図11中A1点はモータが空転する状態
でモータ電流値Iは2[A]を示し、A2点はM/C圧
が最大(20[Mpa])となった状態でモータ電流値I
は20[A]を示す。
【0029】そこで、前記ステップS8のブレーキ液圧
増圧制御のうち、M/C液圧変化時における増圧量を一
定にするための増圧パルス幅の補正方法を図10のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0030】ステップS81では、増圧回数が1回目で
あるか否かを判定し、一回目(YES)であればステッ
プS82に進んで、増圧パルス幅を 直前の減圧量×3
/4に設定した後、ステップS84に進む。これは、車
両の制動不足を防止するために、減圧制御後初めての増
圧制御では、ブレーキ液圧を車輪がロックしない程度に
高める必要があるからである。また、2回目以上であれ
ばステップS83に進み、ブレーキ液圧を緩やかに上昇
させる緩増圧制御を行う。緩増圧制御の時間が長いと、
制動力不足の時間も長くなるため、その緩増圧回数に応
じ、以下のように増圧パルス幅を設定した後、ステップ
S84に進む。具体的には、車両が雪路などスリップに
陥り易い路面を走行中には緩増圧回数が増加するが、雪
路からアスファルト路面のように路面の摩擦係数が変化
した場合でも、増圧パルス幅が比較的長く設定されてい
るので、アスファルト路面走行中における制動力不足を
有利に解決できる。
【0031】 2〜4回目・・・・3ms 5回目・・・・・・・・4ms 6回目・・・・・・・・5ms 7回目・・・・・・・・6ms 8回目〜・・・・・・7ms ステップS84では、前記ステップS82またはステッ
プS83で設定された増圧パルス幅に対し、モータ電流
値I(M/C液圧推定値)の変動に基づき図11から求
められた補正係数Aを乗じることより増圧パルス幅の補
正を行なった後、これで一回のフローを終了する。
【0032】以上説明してきたように、この実施例のア
ンチスキッド制御装置にあっては、以下に列挙するよう
な効果が得られる。 ブレーキペダル踏力(M/C液圧)変化に基づく増
圧量の変動を防止し、これにより、安定したアンチスキ
ッド制動特性を得ることができるようになる。
【0033】 電動モータMのモータ電流値IからM
/C液圧変動状態を間接的に検出するようにしたこと
で、M/C液圧を直接検出する場合に比べ、コストを低
減することができるようになる。
【0034】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変
更等があっても本発明に含まれる。
【0035】例えば、実施例では、電動モータのモータ
電流値からM/C液圧変動状態を間接的に検出するよう
にしたが、M/C液圧を直接検出し、このM/C液圧変
動に基づいて、補正係数を求めるようにすることもでき
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明請求項1記
載のアンチスキッド制御装置にあっては、マスタシリン
ダで発生したマスタシリンダ液圧の変動状態を直接もし
くは間接的に検出するマスタシリンダ液圧変動状態検出
手段と、該マスタシリンダ液圧変動状態検出手段で検出
されたマスタシリンダ液圧変動状態に応じて反比例的に
変化する補正係数に基づいて増圧パルス幅を補正する補
正手段と、を備えている構成としたことで、ブレーキペ
ダル踏力(M/C液圧)変化に基づく増圧量の変動を防
止し、これにより、安定したアンチスキッド制動特性を
得ることができるようになるという効果が得られる。
【0037】また、請求項2記載のアンチスキッド制御
装置では、前記マスタシリンダ液圧変動状態検出手段に
おいて、前記電動モータのモータ電流値からマスタシリ
ンダ液圧変動状態を間接的に検出するようにしたこと
で、マスタシリンダ液圧を直接検出する場合に比べ、コ
ストを低減することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のアンチスキッド制御装置を示す
システム概要図である。
【図2】実施例装置におけるブレーキ液圧回路構成図で
ある。
【図3】実施例装置のECUにおける制御内容を示す制
御フローチャートである。
【図4】従来のABS制御サイクルの動作例、および、
その時のリザーバの液容量変化と、モータの吐出液量
と、モータ電流値を示すタイムチャートである。
【図5】モータ電流の最大値とM/C推定液圧との関係
を示す図である。
【図6】単位増圧パルス出力時における初期W/C制御
液圧と増圧量との関係を示す図である。
【図7】実施例装置におけるポンプ用モータの電流検出
方法を示す概要回路ブロック図である。
【図8】従来例におけるアンチスキッド制御サイクルの
作動例を示すタイムチャートである。
【図9】実施例装置における増圧パルス幅の補正に基づ
くW/C制御液圧の増圧状態を示すタイムチャートであ
る。
【図10】実施例装置におけるブレーキ液圧増圧制御の
作動内容を示すフローチャートである。
【図11】実施例装置におけるモータ電流値と補正係数
との関係を示す図である。
【図12】従来例における一般的なアンチスキッド制御
サイクルの動作例を示すタイムチャートである。
【図13】従来例におけるアンチスキッド制御サイクル
の動作例のうちいわゆる学習制御の内容を示すタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
40 ECU(制御手段) 50 ホイールシリンダ 52 マスタシリンダ 62 切換制御弁 64 リザーバ 66 液圧ポンプ M モータ R マスタシリンダ液圧変動状態検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各車輪にそれぞれ配設されたホイールシ
    リンダと、ブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、
    ホイールシリンダ液圧の増圧・保持・減圧を切り換える
    切換制御弁と、増圧・保持・減圧の各パルスを切り換え
    ることにより切換制御弁の切り換え制御を行なうと共に
    少なくとも増圧制御時において増圧パルスと保持パルス
    とを交互に出力することでホイールシリンダ液圧を階段
    状に増圧する制御手段と、ホイールシリンダ液圧の減圧
    時にそのブレーキ液が蓄えられるリザーバと、該リザー
    バに蓄えられたブレーキ液をマスタシリンダに還流させ
    るための液圧ポンプと、該液圧ポンプを駆動する電動モ
    ータと、を備えたアンチスキッド制御装置において、 前記マスタシリンダで発生したマスタシリンダ液圧の変
    動状態を直接もしくは間接的に検出するマスタシリンダ
    液圧変動状態検出手段と、 該マスタシリンダ液圧変動状態検出手段で検出されたマ
    スタシリンダ液圧変動状態に応じて反比例的に変化する
    補正係数に基づいて増圧パルス幅を補正する補正手段
    と、を備えていることを特徴とするアンチスキッド制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記マスタシリンダ液圧変動状態検出手
    段において、前記電動モータのモータ電流値からマスタ
    シリンダ液圧変動状態を間接的に検出するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のアンチスキッド制御装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6606548B2 (en) 2000-03-07 2003-08-12 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Hydraulic brake pressure controller and method for pressure increase in a wheel brake cylinder
JP2008110716A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Advics:Kk アンチスキッド制御装置
JP2016190579A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 オートリブ日信ブレーキシステムジャパン株式会社 車両用ブレーキ液圧制御装置

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