JPH09218248A - デジタル回路検査装置および方法 - Google Patents

デジタル回路検査装置および方法

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JPH09218248A
JPH09218248A JP8026468A JP2646896A JPH09218248A JP H09218248 A JPH09218248 A JP H09218248A JP 8026468 A JP8026468 A JP 8026468A JP 2646896 A JP2646896 A JP 2646896A JP H09218248 A JPH09218248 A JP H09218248A
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JP8026468A
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Shigeyuki Seko
茂幸 瀬古
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル回路の検査を簡単な方法で行う。 【解決手段】 IC11−1とIC11−2の接続経路
61−1を検査する場合、調整/検査機5は、IIC
(Inter-IC)バス4を利用して、IC11−1にテスト
用データを供給し、IC11−1の端子21−1乃至2
1−5に、テスト用データを設定させる。次に、調整/
検査機5は、IC11−2の端子21−16乃至21−
20の値を読み取らせ、読み取った値をIICバス4を
介して受け取る。そして、調整/検査機5は、受け取っ
た値を、接続経路61−1が正常な場合における値と比
較する。このような動作を複数回行い、調整/検査機5
は、すべての動作において、それらの値が一致した場
合、この接続経路61−1は正常であると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル回路検査
装置および方法に関し、特に、デジタル回路における所
定の箇所の論理値を設定し、他の所定の箇所の論理値を
読み取り、設定された論理値と、読み取られた論理値と
の対応関係が正常であるか否かを検査するデジタル回路
検査装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な分野において、デジタル回
路が導入されている。カメラやテレビジョン受像機な
ど、従来、アナログ回路で構成されていた装置も、デジ
タル回路で構成されるようになってきている。
【0003】デジタル回路は、アナログ回路と比較し
て、処理が高速で行われ、かつ、取り扱う情報が高密度
である。
【0004】このようなデジタル回路を装置に組み込む
場合、装置の品質を管理するために回路の検査を行う必
要がある。
【0005】しかしながら、デジタル回路の処理の高速
度性、情報の高密度性により、アナログ回路と同様の検
査法では、デジタル回路の検査を行うことが困難になり
つつある。
【0006】そのようなデジタル回路の検査のために、
バウンダリスキャン(JTAG)方式によるデジタルデ
バイス検査法が考案された(IEEE std 1149.1-1990 Sta
ndard Test Access Port and Boundary-Scan Architect
ure)。
【0007】図4は、JTAG方式の検査法を適用した
電子デバイスの一例を示している。このように、JTA
G方式においては、電子デバイス(本来の処理を行う内
部ロジック111を有するIC101)に、予め、5個
のテストアクセスポート(TDI、TMS、TCK、T
RST、およびTDO)、TAPコントローラ85、バ
ウンダリスキャンレジスタ81、バイパスレジスタ8
2、オプションレジスタ83、並びに、インストラクシ
ョンレジスタ84を設ける。
【0008】図4のIC101においては、バウンダリ
スキャンレジスタ81は、対応する端子91の論理値を
記憶するシフトレジスタであり、テストアクセスポート
TDIを介して入力されたテスト用データを、シフト操
作によって、所定の端子に対応するレジスタに配置する
ようになされている。
【0009】また、バウンダリスキャンレジスタ81に
おいては、対応する端子の値を保持し、シフト操作によ
って、その値をテストアクセスポートTDOを介して出
力するようになされている。
【0010】バイパスレジスタ82は、アクセスポート
TDIより入力されたデータを、バウンダリスキャンレ
ジスタ81をバイパスし、少ないシフト操作の回数で、
アクセスポートTDOから出力するのに用いられる。そ
のIC(IC101)が、検査を行う必要のないICで
ある場合、入力されたテスト用データを、単に外部(他
のIC)に転送するだけの機能を実現することができ、
検査の効率を向上させることができる。
【0011】オプションレジスタ83は、機能拡張用の
レジスタであり、各デバイスメーカが自由に活用し、独
自の機能拡張を可能にするために備えられている。
【0012】インストラクションレジスタ84は、調整
および検査に必要な制御コマンドを保持するようになさ
れている。
【0013】そして、TAPコントローラ85は、アク
セスポートTMS,TCK,TRSTの状態に応じて、
上述のレジスタ81乃至84を制御するようになされて
いる。上述のレジスタ81乃至84は、すべてシフトレ
ジスタであり、個々のレジスタには直接アクセスするこ
とができないので、TAPコントローラ85は、それら
のレジスタにシフト操作を行わせることで、レジスタの
所定の箇所に所定の値を保持させる。
【0014】JTAG方式においては、所定のテストア
クセスポートに所定の制御コマンドを供給し、その制御
コマンドに従った動作を行わせた後、所定のテストアク
セスポートより動作結果を出力させ、その動作結果か
ら、電子デバイスが正常であるか否かを判断する。例え
ば、所定の箇所(レジスタ)に値を設定するEXTES
Tコマンドを供給し、電子デバイスの所定の端子に値を
保持させ、次に、SAMPLE/PRELOADコマン
ドを供給し、電子デバイスの所定の端子の値をレジスタ
に読み取らせる。
【0015】図5は、複数のICで構成される回路にお
ける、IC間の接続経路のJTAG方式による検査の一
例を示している。
【0016】図5においては、3個のIC101−1乃
至101−3(これらのICは、図4に示すような検査
のための構成を有している)を有する電子回路における
IC101−1とIC101−2の間の接続経路の検査
を行う。
【0017】調整/検査機131は、各IC101−1
乃至101−3にテスト用データやテストのための制御
コマンドを供給するようになされている。また、調整/
検査機131は、ICをテスト動作させた結果を読み取
り、その結果より、所定の機能が正常であるか否かを判
断するようになされている。
【0018】例えば、調整/検査機131は、IC10
1−1に、所定の値(テスト用データ)を供給し、IC
101−2に接続されている端子に、そのテスト用デー
タを設定させ、次に、IC101−2に、IC101−
1に接続されている端子の値を読み取るコマンドを供給
し、それらの端子の値を読み取らせた後、IC101−
1に設定した値と、IC101−2より読み取られた値
を比較することで、IC101−1とIC101−2の
間の接続経路が正常であるか否かを判断する。
【0019】テスト用データをIC101−1の所定の
端子に設定するとき、最初に、調整/検査機131は、
テスト用の制御コマンド(EXTEST)を、IC10
1−1に入力し、テストデータ用のテストアクセスポー
トTDIに、テスト用データを入力する。テスト用デー
タは、データを設定する端子に対応するバウンダリスキ
ャンレジスタ81aに到達するまで、バウンダリスキャ
ンレジスタ81上をシフトされていく。
【0020】次に、調整/検査機131は、IC101
−1の所定の端子に接続されている、IC101−2の
端子の値を読み取るための制御コマンド(SAMPLE
/PRELOAD)をIC101−2に入力し、IC1
01−2の各端子の値を、その端子に対応するバウンダ
リスキャンレジスタ81bに記憶させる。
【0021】そして、調整/検査機131は、このよう
にサンプリングした値が、IC101−2のアクセスポ
ートTDO、IC101−3のアクセスポートTDI、
IC101−3のバイパスレジスタ82およびテストア
クセスポートTDOを介して、調整/検査機131に供
給されるまでシフトされるように、IC101−2とI
C101−3に制御コマンドを供給する。
【0022】このようにして、テスト用データを、IC
101−1のバウンダリスキャンレジスタ81のうち所
定のバウンダリレジスタ81aまでシフトさせていき、
所定の端子に値を設定した後、値を設定したIC101
−1の端子に接続されているIC101−2の端子の値
を、対応するバウンダリスキャンレジスタ81bに記憶
させ、その値を調整/検査機131に到達するまでシフ
トさせることで、テストの結果を取得し、その結果より
電子デバイスの状態を検査する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、JTA
G方式の検査においては、検査の対象となるICに、多
くのテストアクセスポートを設け、さらに、バイパスレ
ジスタ、オプションレジスタ、インストラクションレジ
スタなどのレジスタ、および、制御コマンドをデコード
するデコーダ(TAPコントローラ85)を設けるた
め、多くのIC内のセルを、検査のために消費してしま
い、本来の動作を行う内部ロジック111として使用で
きるセルが少なくなってしまうという問題を有してい
る。
【0024】さらに、テスト用データの設定、およびテ
ストの結果の取得は、各ICのバウンダリスキャンレジ
スタ81を直列に接続した1本の長いシフトレジスタを
操作することで行われるので、膨大なビット列を取り扱
う必要があり、検査用プログラムが煩雑になるととも
に、ICの追加や削除に伴う回路の変更が生じた場合、
検査用プログラムも変更する必要があるという問題を有
している。
【0025】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、通常、テレビジョン受像機(TV)において
マイクロコンピュータが各電子デバイスを制御するため
に使用されるIIC(Inter-IC)バスを利用して、電子
デバイスに、テスト用データを供給し、所定の箇所に設
定した後、他の所定の箇所の値を読み取り、読み取った
値をIICバスを介して、所定の検査機に供給すること
で、レジスタにおけるシフト操作を不要とし、さらに、
バス形式で、各ICに直接、データの授受を行うこと
で、ICの追加や削除に伴う回路の変更が生じた場合に
おいても、検査用プログラムの変更が少なくて済むよう
にするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデジタ
ル回路検査装置は、デジタル回路における所定の箇所の
論理値を設定する設定手段と、デジタル回路における所
定の箇所の論理値を読み取る読取手段と、設定手段に、
それぞれ直接、論理値を供給するとともに、読取手段か
ら、それぞれ直接、読み取った論理値を受け取るデータ
授受手段と、デジタル回路が正常であるときの、設定手
段により設定される論理値と、読取手段が読み取る論理
値との対応関係と、設定手段により設定された論理値
と、読取手段が読み取った論理値との対応関係を比較す
る比較手段とを備えることを特徴とする。
【0027】例えば、2個のICで構成されるデジタル
回路において、データ授受手段は、所定の論理値を設定
手段に供給し、設定手段は、第1のICの所定の端子
に、その論理値を設定し、読取手段は、第2のICにお
いて、第1のICに接続されている端子の論理値を読み
取り、データ授受手段は、その論理値を、読取手段から
受け取る。比較手段は、設定手段により設定された論理
値と、読取手段により読み取られた論理値を比較し、2
個のICの間の接続経路が正常であるか否かを判断す
る。
【0028】請求項5に記載のデジタル回路検査方法
は、デジタル回路における所定の箇所の論理値を、それ
ぞれ直接設定し、デジタル回路における所定の箇所の論
理値を、それぞれ直接読み取り、デジタル回路が正常で
あるときの、設定される論理値と、読み取られる論理値
との対応関係と、設定される論理値と、実際に読み取っ
た論理値との対応関係を比較することを特徴とする。
【0029】例えば、2個のICで構成されるデジタル
回路において、第1のICの所定の端子に、その論理値
を設定した後、第2のICにおいて、第1のICに接続
されている端子の論理値を読み取る。そして、第1のI
Cに設定した論理値と、第2のICより読み取られた論
理値を比較し、2個のICの間の接続経路が正常である
か否かを判断する。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のデジタル回路検
査装置の一実施例の構成を示している。この実施例は、
それぞれ10個の端子を有するIC11−1乃至11−
3を備えるデジタル回路の検査を行うようになされてい
る。
【0031】ラッチ回路1−1乃至1−10(設定手
段、読取手段)は、IC11−1の各端子21−i(i
は、1乃至10)に対応して設けられ、各端子21−i
の論理値の設定および読み取りを行うようになされてい
る。
【0032】IC11−2の各端子21−i(iは、1
1乃至20)とラッチ回路1−i(iは、11乃至2
0)、並びにIC11−3の各端子21−i(iは、2
1乃至30)とラッチ回路1−i(iは、21乃至3
0)も同様である。
【0033】IC11−1において、デコーダ2−1
(データ授受手段)は、制御回路3−1(制御手段)よ
り制御コマンドと所定の論理値を供給され、制御コマン
ドに従ってラッチ回路1−1乃至1−10を制御し、各
端子21−1乃至21−10に所定の論理値を設定させ
るとともに、各端子21−1乃至21−10の論理値を
読み取らせるようになされている。
【0034】同様に、IC11−2において、デコーダ
2−2は、ラッチ回路1−11乃至1−20を制御し、
各端子21−11乃至21−20に所定の論理値を設定
させるとともに、各端子21−11乃至21−20の論
理値を読み取らせ、IC11−3において、デコーダ2
−3は、ラッチ回路1−21乃至1−30を制御し、各
端子21−21乃至21−30に所定の論理値を設定さ
せるとともに、各端子21−21乃至21−30の論理
値を読み取らせるようになされている。
【0035】IC11−1の制御回路3−1は、調整/
検査機5(比較手段)よりIIC4バスを介して供給さ
れる制御コマンドと所定の論理値を、デコーダ2−1に
供給し、デコーダ2−1から供給される各端子21−1
乃至21−10の論理値を、IICバス4を介して調整
/検査機5に出力するようになされている。
【0036】同様に、IC11−2の制御回路3−2
は、調整/検査機5より供給される制御コマンドと所定
の論理値を、デコーダ2−2に供給し、デコーダ2−2
から供給される各端子21−11乃至21−20の論理
値を、調整/検査機5に出力し、IC11−3の制御回
路3−3は、調整/検査機5より供給される制御コマン
ドと所定の論理値を、デコーダ2−3に供給し、デコー
ダ2−3から供給される各端子21−21乃至21−3
0の論理値を、調整/検査機5に出力するようになされ
ている。
【0037】調整/検査機5においては、演算回路41
は、入力装置51における操作に対応する信号を受け取
ると、メモリ42に記憶されているプログラムに従っ
て、ICの検査のためのテスト用データや制御コマンド
を、バス制御回路43を介して、IC11−1乃至11
−3のうちの所定のもの(IC11−i)に出力するよ
うになされている。
【0038】また、演算回路41は、バス制御回路43
を介して、所定のIC11−iの端子の論理値(測定
値)を受け取ると、検査対象であるデジタル回路が正常
な場合における、その端子の論理値(基準値)をメモリ
42から読み出し、両者(測定値と基準値)の比較を行
うようになされている。
【0039】演算回路41は、このように測定値と基準
値の比較を行うことで、デジタル回路の検査を行い、そ
の結果を所定の出力装置(図示せず)に出力するように
なされている。
【0040】図2は、図1に示すIC11−1乃至11
−3の間の接続経路の一例を示している。この例におい
ては、接続経路61−1では、IC11−1の端子21
−1乃至21−5と、IC11−2の端子21−16乃
至21−20がそれぞれ接続され、接続経路61−2で
は、IC11−2の端子21−11乃至21−15と、
IC11−3の端子21−26乃至21−30がそれぞ
れ接続されている。
【0041】このような接続経路61−1の検査(経路
間のブリッジ(短絡)やはんだ付け不良などの発見)を
行う場合、IC11−1のラッチ回路1−1乃至1−5
に所定の論理値を設定した後、IC11−2のラッチ回
路1−16乃至1−20の論理値を読み取り、それぞれ
接続されている端子同士(端子21−1乃至21−5と
端子21−16乃至21−20)の論理値が一致するか
否かを判断し、一致している場合、この接続経路61−
1に異常がないと判断する。
【0042】同様に、IC11−2のラッチ回路1−1
1乃至1−15に所定の論理値を設定した後、IC11
−3のラッチ回路1−26乃至1−30の論理値を読み
取り、両者を各端子ごとに比較することで、接続経路6
1−2の検査を行う。
【0043】次に、図3のフローチャートを参照して、
図2に示す接続経路の検査における本実施例の動作につ
いて説明する。
【0044】最初に、ステップS1において、ユーザに
よって、所定の操作が、入力装置51において行われ、
その操作に対応する信号が調整/検査機5の演算回路4
1に供給されると、演算回路41は、バス制御回路43
を制御し、制御コマンドと、ラッチ回路1−1乃至1−
5に設定する論理値を、IICバス4を介して、IC1
1−1に出力する。
【0045】ステップS2において、IC11−1の制
御回路3−1は、制御コマンドと、ラッチ回路1−1乃
至1−5に設定する論理値を受け取り、それらをデコー
ダ2−1に出力する。
【0046】ステップS3において、デコーダ2−1
は、制御コマンドに従い、供給された論理値をラッチ回
路ごとに出力し、各ラッチ回路1−1乃至1−5に、対
応する端子21−1乃至21−5の論理値を設定させ
る。
【0047】次に、ステップS4において、調整/検査
機5は、端子21−1乃至21−5に接続経路61−1
を介して接続されている端子21−16乃至21−20
の論理値を読み取るための制御コマンドを、IC11−
2に出力する。
【0048】ステップS5において、IC11−2の制
御回路3−2は、その制御コマンドを受け取り、デコー
ダ2−2に出力する。
【0049】ステップS6において、IC11−2のデ
コーダ2−2は、その制御コマンドに従い、所定の端子
21−16乃至21−20の論理値を、対応するラッチ
回路1−16乃至1−20に読み取らせ、保持させる。
デコーダ2−2は、ラッチ回路1−16乃至1−20が
保持する論理値を読み取り、それらの論理値を制御回路
3−2に出力する。
【0050】ステップS7において、IC11−2の制
御回路3−2は、IICバス4を介して、それらの論理
値を調整/検査機5に出力する。
【0051】ステップS8において、調整/検査機5の
バス制御回路43は、それらの論理値を受け取り、演算
回路41に出力する。
【0052】ステップS9において、演算回路41は、
メモリ42から、接続経路61−1が正常な場合の論理
値(この例においては、ステップS3において設定され
た論理値と等しい)を読み出し、ステップS8で受け取
った論理値を比較し、それらが一致する場合、接続経路
61−1には異常がないと判断し、一致しない場合、一
致しない箇所(不良箇所)を特定し、所定の出力装置
(図示せず)に出力する。
【0053】例えば、IC11−1の端子21−1乃至
21−5に、1,0,1,0,1という論理値を設定し
たとき、接続経路61−1が正常である場合、IC11
−2の端子21−16乃至21−20からは、1,0,
1,0,1という論理値が読み取られる。従って、メモ
リ42は、設定した論理値(1,0,1,0,1)に対
応させて、正常時に読み取られる論理値(1,0,1,
0,1)を記憶している。
【0054】そして、演算回路41は、この正常時に読
み取られる論理値と、実際に読み取られた値を比較し、
両者が一致した場合、接続経路61−1には異常はない
と判断する。
【0055】仮に、IC11−1の端子21−2におい
て、例えば、はんだ付け不良があるとすると、IC11
−1の端子21−2とIC11−2の端子21−17の
間は絶縁状態となり、IC11−2の端子21−17の
値は、端子21−2の値に関わらず、0または1にな
る。
【0056】従って、例えば、はんだ付け不良により、
IC11−2の端子21−17の値が、常に0である場
合、上述した論理値のパターン(1,0,1,0,1)
だけの検査では、接続経路が正常である場合に読み取ら
れる値も0であるので、異常を検出することができな
い。このような異常の検出漏れを抑制するために、別の
論理値のパターン、例えば、(1,1,1,1,1)で
検査を行う。
【0057】端子21−2に上述のような異常がある場
合、IC11−1の端子21−1乃至21−5に、論理
値(1,1,1,1,1)を設定すると、IC11−2
で読み取られる論理値のパターンは、(1,0,1,
1,1)となり、端子21−17の論理値が正常時のも
のと異なるので、端子21−2と端子21−17の間の
接続経路に異常があることを検出することができる。
【0058】このように、1つの論理値のパターンでテ
ストしただけでは、異常を検出することができない場合
があるので、複数個の論理値のパターンを用意し、複数
回検査を行うようにする。
【0059】このようにして接続経路61−1の検査を
行い、同様に、IC11−2の端子21−11乃至21
−15に所定の論理値を設定し、IC11−3の端子2
1−26乃至21−30の論理値を読み取ることで、接
続経路61−2の検査も行う。
【0060】以上のようにして、IICバス4を介し
て、制御コマンドおよび論理値(設定値または測定値)
を授受し、IC11−1乃至11−3に所定の動作を行
わせることで接続経路61−1乃至61−2の検査を行
う。
【0061】なお、検査の一例として、デジタル回路に
おける接続経路の検査について述べたが、本発明は、接
続経路の検査に限定されるものではなく、論理値の設定
および読み取りを行うラッチ回路を、ICの内部ロジッ
クの所定の箇所に設けることで、内部ロジックの検査を
行うことも可能である。
【0062】上記実施例においては、IC11−1乃至
11−3は、それぞれ10個の端子を有しているが、本
発明が適用されるICは、端子の数によって限定される
ものではない。
【0063】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載のデジタ
ル回路検査装置および請求項5に記載のデジタル回路検
査方法によれば、デジタル回路における所定の箇所の論
理値を、それぞれ直接設定し、デジタル回路において、
所定の箇所の論理値を、それぞれ直接読み取り、デジタ
ル回路が正常であるときの、設定される論理値と、読み
取られる論理値との対応関係と、設定される論理値と、
実際に読み取った論理値との対応関係を比較するように
したので、シフト操作が不要となり、所定の箇所におけ
る論理値の取り扱いが容易になり、検査用のプログラム
を比較的簡潔にすることができ、ICの追加や削除に伴
う回路の変更が生じた場合においても、検査用プログラ
ムの変更が少なくて済むようになる。また、検査のため
に必要とされるセルの数も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル回路検査装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例による、IC間の接続経路の検査
の一例を示す図である。
【図3】図1の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図4】従来のデジタル回路検査装置の一構成例を示す
ブロック図である。
【図5】従来のデジタル回路検査装置による検査の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1−1乃至1−30 ラッチ回路, 2−1乃至2−3
デコーダ, 3−1乃至3−2 制御回路, 4 I
ICバス, 5 調整/検査機, 11−1乃至11−
3 IC, 21−1乃至21−30 端子, 41
演算回路, 42 メモリ, 43 バス制御回路,
51 入力装置, 61−1,61−2接続経路, 8
1 バウンダリスキャンレジスタ, 82 バイパスレ
ジスタ, 83 オプションレジスタ, 84 インス
トラクションレジスタ, 85TAPコントローラ,
91 端子, 101 IC, 111 内部ロジック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル回路における所定の箇所の論理
    値を設定する設定手段と、 前記デジタル回路における所定の箇所の論理値を読み取
    る読取手段と、 前記設定手段に、それぞれ直接、前記論理値を供給する
    とともに、前記読取手段から、それぞれ直接、読み取っ
    た論理値を受け取るデータ授受手段と、 前記デジタル回路が正常であるときの、前記設定手段に
    より設定される論理値と、前記読取手段が読み取る論理
    値との対応関係と、前記設定手段により設定された論理
    値と、前記読取手段が読み取った論理値との対応関係を
    比較する比較手段とを備えることを特徴とするデジタル
    回路検査装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段と前記読取手段は、前記デ
    ジタル回路が内蔵されているチップに備えられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデジタル回路検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記デジタル回路は、IICバスに接続
    されている複数のICで構成されることを特徴とする請
    求項1に記載のデジタル回路検査装置。
  4. 【請求項4】 前記IICバスを介して、前記データ授
    受手段に、前記所定の箇所に設定する前記論理値を供給
    し、前記データ授受手段より、前記読取手段が読み取っ
    た論理値を受け取る制御手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項3に記載のデジタル回路検査装置。
  5. 【請求項5】 デジタル回路における所定の箇所の論理
    値を、それぞれ直接設定し、 前記デジタル回路における所定の箇所の論理値を、それ
    ぞれ直接読み取り、 前記デジタル回路が正常であるときの、前記設定される
    論理値と、前記読み取られる論理値との対応関係と、前
    記設定される論理値と、実際に読み取った論理値との対
    応関係を比較することを特徴とするデジタル回路検査方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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