JPH09193465A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH09193465A
JPH09193465A JP8213811A JP21381196A JPH09193465A JP H09193465 A JPH09193465 A JP H09193465A JP 8213811 A JP8213811 A JP 8213811A JP 21381196 A JP21381196 A JP 21381196A JP H09193465 A JPH09193465 A JP H09193465A
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JP
Japan
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image
recording medium
pitch
value
arrangement
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JP8213811A
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English (en)
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Akira Shimura
顕 志村
Shuichi Yamazaki
修一 山崎
Tomohiro Nakajima
智宏 中島
Masaki Narita
昌樹 成田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/12Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers
    • G06K15/1238Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers simultaneously exposing more than one point
    • G06K15/1257Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers simultaneously exposing more than one point on more than one main scanning line
    • G06K15/1261Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers simultaneously exposing more than one point on more than one main scanning line using an array of light sources
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/47Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
    • B41J2/471Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
    • B41J2/473Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror using multiple light beams, wavelengths or colours

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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体上における各光ビームによる副走査
方向のピッチ(ビームピッチ)の変動によって画像品質
が低下しないようにする。 【解決手段】 所定のタイミングで(例えば電源投入時
に)、CPU71が記録媒体である感光体ドラム12上
におけるビームピッチをCCDラインイメージセンサ5
1を用いて検出し、その検出値と現在選択されている走
査密度に応じて設定された値とが異なる場合に、その設
定された値にビームピッチを一致させるようにモータド
ライバ90を介してLD配置変更用モータ91を回転さ
せ、LDアレイ41の各LD61,62の配置を変更す
る。また、定期的に上述と同様な制御を行なったり、走
査密度指定信号を受けた時に上述と同様な制御(但し上
記検出値を走査密度指定信号によって指定された走査密
度と比較する)を行なうとよい。なお、コピー中は各L
D61,62の配置変更を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザプリン
タ,デジタル複写機,デジタルファクシミリ装置等の画
像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタのような画像記録装置で
は、高速記録を行なうために、複数のレーザダイオード
(光ビーム出力手段)を備え、その各レーザダイオード
(以下「LD」と略称する)からそれぞれ画像情報に応
じて変調された光ビーム(レーザビーム)を出力させ、
その各光ビームをポリゴンミラーによって偏向して記録
媒体(感光体)上を走査することにより、その記録媒体
上に画像情報を記録するようにしたものがある。
【0003】ところで、このような画像記録装置では、
異なる走査密度(画素密度)による画像情報の書き込み
(記録)が要求される場合がある。通常、1ビームによ
る画像情報の書き込みにおいては、その光ビームの偏向
速度,プロセス速度,書き込み周波数(画周波)を適当
に変更することにより、同一のユニットで異なる走査密
度による画像情報の書き込みを実現することができる。
【0004】近年、画像記録速度の高速化,高画質化の
要求が増し、ポリゴンミラーの高速化,画周波の高速化
が行なわれているが、それぞれ限界があり、技術的にも
難しくなる。そこでマルチビームの必要性が生じる。こ
れにより、ポリゴンミラー,画周波の高速化という課題
の負荷を軽減することができる。
【0005】しかし、走査密度の変更を行なうために
は、記録媒体上における各光ビームによる副走査方向の
ピッチ(ビームピッチ)をそれに伴って変化させる必要
が生じるため、例えば特開昭56−104315号公報
に見られるように、ビームピッチが走査密度に応じたピ
ッチになるように、各LDの配置を自動的に変更するよ
うにしたものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像記録装置では、ビームピッチが温度や湿
度等の環境条件の影響を受けて変動することがあるた
め、その状態で各LDからそれぞれ画像情報に応じて変
調された光ビームを出力させ、その各光ビームを用いて
記録媒体上を走査することによってその記録媒体上に画
像情報を記録すると、画像品質が低下するという問題が
あった。
【0007】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、複数のLD(光ビーム出力手段)を備えた画像
記録装置において、ビームピッチの変動による画像品質
の低下を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、それぞれ画
像情報に応じて変調された光ビームを出力する複数の光
ビーム出力手段と、前記各光ビームを用いて記録媒体上
を走査することにより、該記録媒体上に画像情報を記録
する画像記録手段とを備えた画像記録装置において、上
記の目的を達成するため、次の各手段を設けたことを特
徴とする。
【0009】請求項1の発明は、所定のタイミングで、
記録媒体上における上記各光ビームによる副走査方向の
ピッチを検出し、その検出値と現在選択されている走査
密度に応じて設定された値とが異なる場合に、その設定
された値に上記ピッチを一致させるように各光ビーム出
力手段の配置を変更する配置変更手段を設けたものであ
る。
【0010】請求項2の発明は、電源が投入された時
に、記録媒体上における上記各光ビームによる副走査方
向のピッチを検出し、その検出値と現在選択されている
走査密度に応じて設定された値とが異なる場合に、その
設定された値に上記ピッチを一致させるように各光ビー
ム出力手段の配置を変更する配置変更手段を設けたもの
である。
【0011】請求項3の発明は、定期的に記録媒体上に
おける上記各光ビームによる副走査方向のピッチを検出
し、その検出値と現在選択されている走査密度に応じて
設定された値とが異なる場合に、その設定された値に上
記ピッチを一致させるように各光ビーム出力手段の配置
を変更する配置変更手段を設けたものである。
【0012】請求項4の発明は、画像記録手段による記
録枚数が所定枚数に達した後、記録媒体上における上記
各光ビームによる副走査方向のピッチを検出し、その検
出値と現在選択されている走査密度に応じて設定された
値とが異なる場合に、その設定された値に上記ピッチを
一致させるように各光ビーム出力手段の配置を変更する
配置変更手段を設けたものである。
【0013】請求項5の発明は、電源が投入されて所定
時間経過した後、記録媒体上における上記各光ビームに
よる副走査方向のピッチを検出し、その検出値と現在選
択されている走査密度に応じて設定された値とが異なる
場合に、その設定された値に上記ピッチを一致させるよ
うに各光ビーム出力手段の配置を変更する配置変更手段
を設けたものである。
【0014】請求項6の発明は、画像記録手段による記
録枚数が所定枚数に達する時期あるいは電源が投入され
て所定時間経過する時期のいずれか一方を選択する時期
選択手段と、該手段によって選択された時期に達した
後、記録媒体上における上記各光ビームによる副走査方
向のピッチを検出し、その検出値と現在選択されている
走査密度に応じて設定された値とが異なる場合に、その
設定された値に上記ピッチを一致させるように各光ビー
ム出力手段の配置を変更する配置変更手段とを設けたも
のである。
【0015】請求項7の発明は、画像記録手段による記
録枚数が所定枚数に達する時期あるいは電源が投入され
て所定時間経過する時期のうちの早い方の時期に達した
後、記録媒体上における上記各光ビームによる副走査方
向のピッチを検出し、その検出値と現在選択されている
走査密度に応じて設定された値とが異なる場合に、その
設定された値に上記ピッチを一致させるように各光ビー
ム出力手段の配置を変更する配置変更手段を設けたもの
である。
【0016】請求項8の発明は、請求項6又は7の画像
記録装置において、上記所定枚数及び所定時間を変更す
る手段を設けたものである。請求項9の発明は、請求項
3〜8のいずれかの画像記録装置において、画像記録手
段による記録媒体上への画像情報の記録中は、配置変更
手段の動作を禁止する手段を設けたものである。
【0017】請求項10の発明は、走査密度指定信号を
受けた時に、記録媒体上における上記各光ビームによる
副走査方向のピッチを検出し、その検出値と上記走査密
度指定信号によって指定された走査密度に応じて設定さ
れた値とが異なる場合に、その設定された値に上記ピッ
チを一致させるように各光ビーム出力手段の配置を変更
する配置変更手段を設けたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明を実施
したデジタル複写機の一例を示す全体構成図である。
【0019】このデジタル複写機は、スキャナ部1と画
像記録部(画像記録手段)11とからなり、図示しない
操作パネルによって必要な複写条件が設定され、スキャ
ナ部1のコンタクトガラス2上に原稿がセットされた状
態でコピースタートキーが押下されると、スキャナ部1
がコンタクトガラス2上の原稿の画像読み取りを開始す
る。
【0020】すなわち、第1ミラー3,光源(蛍光灯)
4等と一体になった走行体5を図で左方に移動させるこ
とにより、コンタクトガラス2上に置かれた原稿の下面
(画像面)を光走査(スキャンニング)する。それによっ
て、原稿面からの反射光像は順次第1ミラー3,第2ミ
ラー6,第3ミラー7を介してレンズ8に導かれ、CC
Dラインイメージセンサ9の受光面に結像される。その
CCDラインイメージセンサ9で読み取られた画像情報
は後述する画像処理回路に入力される。
【0021】なお、図示の都合でCCDラインイメージ
センサ9は1個のCCDのように示しているが、実際に
はレンズ8からの結像光束をビームスプリッタによって
均等に3分割し、それぞれR(赤),G(緑),B
(青)のカラーフィルタを通して、R,G,B3色用の
各CCDの受光面に結像させるようになっている。ある
いは、1個のCCDによって、3色のカラーフィルタを
順次交換して3回スキャンニングすることによってR,
G,Bの画像情報を読み取るようにしてもよい。これら
は、カラー複写機等で用いられている公知の技術であ
る。
【0022】一方、画像記録部11では、画像処理回路
で画像処理が施された画像情報に基づいて画像記録処理
を行なう。すなわち、感光体ドラム12を矢示方向に回
転させると同時に、その感光体ドラム12上に付着した
残留トナー及び不均一な電位が帯電チャージャ13及び
現像ユニット14,15に到達しないように、除電ラン
プ(QL)16,転写前除電ランプ(PTL)17,転写チ
ャージャ18,分離チャージャ19,イレーサ20,及
びクリーニングユニット21を駆動して、除電ランプ1
6を通過した後の感光体ドラム12の表面電位が略ゼロ
になるようにする。
【0023】その後、感光体ドラム12の表面を帯電チ
ャージャ13により一様に帯電すると共に、画像処理回
路内の画像情報を2ラインずつ読み出し、それらに応じ
て後述するレーザ書込装置内のLDアレイを構成する2
つのLDからそれぞれレーザビームを出力させる。その
各レーザビームは、それぞれ図示しないシリンダレンズ
によって集光されて回転走査するポリゴンミラー22に
入射され、その反射光がFθレンズ23及び反射ミラー
24等を介して記録媒体である感光体ドラム12の表面
を露光し、そこに静電潜像が形成される(画像情報が記
録される)。
【0024】次いで、感光体ドラム12上に形成された
潜像を、非画像部(画像作成領域からはみ出した不要部
分)の電荷をイレーサ20によって除去した後、黒トナ
ーにより現像を行なう黒現像ユニット14あるいはカラ
ートナーにより現像を行なうカラー現像ユニット15よ
りトナーを付着して可視像化する。このとき、現像バイ
アス電位を変化させることにより、画像の濃淡を調整す
ることができる。
【0025】他方において、図示しないメインモータの
駆動を選択的に取り出せる給紙クラッチのONにより呼
出コロ25及び3個の給紙コロ26のいずれかを駆動
し、予め選択された給紙段(後述する)にセットされて
いる転写紙を停止中のレジストローラ対27に向けて給
紙させる。レジストローラ対27の手前にはレジストセ
ンサ28が配設されており、そのレジストセンサ28は
例えば反射型フォトセンサであり、その対向位置に転写
紙の先端が到達するとON状態になる。それから、一定
時間経過後に給紙クラッチをOFF状態に戻して、搬送
中の転写紙を停止させる。
【0026】なお、給紙クラッチのOFFタイミング
は、レジストセンサ28とレジストローラ対27の間を
転写紙が搬送される時間より長くとられている。したが
って、その転写紙は先端がレジストローラ対27に付き
当てられ、先端側にたわみを生じてスキュー等を防止す
る状態で待機する。その後、感光体ドラム12上の画像
先端に合わせたタイミングでレジストクラッチをON状
態にし、それによってレジストローラ対27が回転駆動
されることにより、待機中の転写紙を転写部へ向けて再
搬送する。
【0027】その転写紙が転写部に到達すると、転写チ
ャージャ18の作用によって感光体ドラム12上のトナ
ー像をその紙面上に転写し、続いて転写チャージャ18
と一体に保持されている分離チャージャ19の作用によ
って紙面上の帯電電位を下げて転写紙と感光体ドラム1
2との密着力を低下させた後、分離爪29によってその
転写紙を感光体面から分離する。
【0028】次いで、その転写紙を2個のローラによっ
て張装された搬送ベルト30によって定着部へ送り、そ
の定着ローラ31によってトナー像を熱定着した後、コ
ピーモードとして片面モードが選択されていれば切替爪
32の上側を通して外部の図示しない排紙トレイに排紙
し、両面モードが選択されていれば切替爪32の切り替
えによって下側の再給紙用搬送経路33ヘ送り込む。
【0029】なお、画像転写後の感光体ドラム12上の
残留トナーはクリーニングユニット21を構成するクリ
ーニングブラシ21a,クリーニングブレード21bに
よって除去してトナー回収タンク21cに回収させ、さ
らに残存電荷を消去するためにその感光面を除電ランプ
16によって全面露光させる。
【0030】ところで、このデジタル複写機には、特定
サイズの転写紙のみをまとめて収納できる通常の給紙カ
セットとして、それぞれ異なるサイズの転写紙をセット
した3つの給紙カセット34〜36を着脱可能に備え、
またそのいずれの給紙カセットにも収納されていない転
写紙、すなわち不特定サイズの転写紙をセットできる手
差しテーブル(手差しトレイ)37をも備えている。
【0031】そして、各給紙カセット34〜36のいず
れかに収納されている転写紙を用いてコピーする場合
は、そのいずれかのカセットサイズを操作パネル上のキ
ー操作により選択してコピースタートキーを押下するこ
とにより、その給紙カセットから転写紙の給紙が行なわ
れる。また、不特定サイズの転写紙を用いてコピーする
場合は、手差しテーブル37を仮想線で示す閉じた状態
から矢示A方向に開いて実線で示す使用状態にし、その
上面に所望の転写紙をセットしてコピースタートキーを
押下することにより、その転写紙の給紙が行なわれる。
【0032】図3は、図2に示したデジタル複写機にお
けるレーザ書込装置の構成例を示す斜視図である。この
レーザ書込装置において、41は2つのLD(レーザ光
源)を1パッケージに納めたLDアレイであり、その各
LDからそれぞれ画像情報に応じて変調されたレーザビ
ームが出力される。そして、その各レーザビームはコリ
メートレンズ42により平行光束とされ、次に記録する
ドット(走査密度)の大きさに応じたスリットを持つア
パーチャ43により余分なレーザビームがカットされ
る。
【0033】そのアパーチャ43により整形された各平
行光束は、シリンダレンズ44により主走査方向の画像
記録用の各レーザビームがそれぞれ記録媒体である感光
体ドラム12上で所定の大きさになるように集光され、
ポリゴンモータ45により回転されるポリゴンミラー2
2で主走査方向(感光体ドラム12の軸方向)Xに走査
される。そして、一対のFθレンズ23により等角運動
を等速運動にし、また像面湾曲を補正する。
【0034】Fθレンズ23を通った各レーザビーム
は、反射ミラー24により角度を変えられ、シリンダレ
ンズ46によって副走査方向(感光体ドラム12の回転
方向)Yの集光がなされ、感光体ドラム12上に所定ビ
ーム径でスポット状に結像される。
【0035】ところで、感光体ドラム12上を走査する
直前の2つのレーザビームは、それぞれミラー47及び
シリンダレンズ48を介して光ファイバ49に入射され
た後、図示しない制御部に備えられた同期検知ユニット
50を構成する2つの同期検知センサ(例えばフォトダ
イオード)によって検知される。そして、制御部が各同
期検知センサからの検知信号(同期検知信号)を用い、
1走査毎に画像記録用のレーザビームの発光開始タイミ
ングを制御する。
【0036】また、感光体ドラム12上を走査する直前
の2つのレーザビームは、CCDラインイメージセンサ
51によっても検知され、制御部が所定のタイミングで
そのCCDラインイメージセンサ51からの同期検知信
号を取り込んで感光体ドラム12上における各レーザビ
ームによる副走査方向のピッチを検出し、その検出値と
走査密度に応じて設定された値とが異なる場合に、その
設定された値に上記ピッチを一致させるようにLDアレ
イ41の各LDの配置を変更するが、それについては追
って詳細に説明する。
【0037】なお、このデジタル複写機では、2つのL
Dを有するLDアレイを用いたレーザ書込装置を搭載し
たが、そのレーザ書込装置に代えて、3つ以上のLDを
有するLDアレイを用いたレーザ書込装置、あるいは単
体のLDユニットを2つ以上用いたレーザ書込装置を搭
載するようにしてもよい。
【0038】図4の(a)(b)は、LDアレイ41におけ
る各LDの配置変更機構を説明するための図である。こ
のLDアレイ41において、60はベースであり、その
表面側には2つのLD61,62が直線上に距離Lを隔
てて埋設されている。このベース60は、支軸60aに
よって図示しない固定部に回転自在に枢着されている。
【0039】ここで、現在ある走査密度が選択されてい
るとき、例えば図4の(a)に示すように、ベース60
の各LD61,62を結ぶ線と垂直線S−S´とのなす
角度はθ1であり、その角度θ1をもって各LD61,
62からそれぞれレーザビームが出力されると、感光体
ドラム12上におけるその各レーザビームによる副走査
方向のピッチ(ビームピッチ)はX1となる。
【0040】また、外部からの走査密度指定信号によっ
て現在選択されている走査密度と異なる走査密度が指定
され、例えば図4の(b)に示すように、感光体ドラム
12上におけるビームピッチをX2にする場合には、後
述するLD配置変更用モータ及びギヤ等からなる駆動手
段によってベース60を支軸60aを中心に右旋方向に
回転させ、各LD61,62を結ぶ線と垂直線S−S´
とのなす角度をθ2にする。
【0041】図1は、このデジタル複写機の制御系の構
成例を示すブロック図である。マイクロコンピュータ
(以下「CPU」と略称する)71は、中央処理装置,
ROM,RAM等からなり、このデジタル複写機全体を
統括的に制御する。操作パネル72は、各種情報を入力
するための操作キー群と、各種情報を表示するための表
示器とを備えている。
【0042】スキャナ部1は、操作パネル72上のコピ
ースタートキーが押下され、CPU71から読み取り開
始の指示がなされた時に、図2のコンタクトガラス2上
にセットされた原稿の画像をCCDラインイメージセン
サ9等を用いて1ライン毎に読み取り、その各画像情報
(CCDラインイメージセンサ9からのアナログ信号)
を順次サンプル/ホールド回路73を通してアンプ74
に送り、そこで増幅した後A/D変換器75でデジタル
信号に変換し、画像処理回路76へ送る。
【0043】画像処理回路76は、スキャナ部1から順
次送られてくる画像情報を所定の画像処理を施して図示
しない画像メモリに一旦記憶した後、クロック発生回路
77から送られてくる2つの書き込みクロックWCLK
1,WCLK2に同期して2ライン分ずつ読み出し、そ
れぞれLDドライバ78,79へ送出する。LDドライ
バ78,79は、それぞれ画像処理回路76からの画像
情報に応じてLD61,62の点灯/消灯を制御し、対
応するレーザビームを出力させる。つまり、画像情報に
応じて変調したレーザビームを出力させる。
【0044】同期検知ユニット50は、2つの同期検知
センサ81,82及び信号発生回路83,84を備えて
いる。同期検知センサ81は、感光体ドラム12上を走
査する直前の2つのレーザビームのうち、LD61から
出力されたレーザビームを検知すると、信号発生回路8
3を介してクロック発生回路77へ第1の同期検知信号
を出力する。
【0045】同期検知センサ82は、感光体ドラム12
上を走査する直前の2つのレーザビームのうち、LD6
2から出力されたレーザビームを検知すると、信号発生
回路84を介してクロック発生回路77へ第2の同期検
知信号を出力する。クロック発生回路77は、同期検知
ユニット50からの第1の同期検知信号により書き込み
クロックWCLK1を、第2の同期検知信号により書き
込みクロックWCLK2を、そのいずれかの同期検知信
号により同期パルスMCLKをそれぞれ発生させる。
【0046】CCDラインイメージセンサ51は、感光
体ドラム12上を走査する直前のレーザビームを検知す
ると、対応するアナログ信号を出力する。そのアナログ
信号はサンプル/ホールド回路85を通り、アンプ86
により増幅され、A/D変換器87によりデジタル信号
に変換された後、ラインメモリ88に記憶される。モー
タドライバ89は、CPU71からのスタート信号,ス
トップ信号,及びクロック発生回路77からの同期パル
スMCLKによってポリゴンモータ45の回転開始,回
転停止,回転数を制御する。
【0047】モータドライバ90は、CPU71からの
スタート信号,ストップ信号,回転方向指定信号によっ
てLD配置変更用モータ91の回転開始,回転停止,回
転方向を制御する。LD配置変更用モータ91は、図示
しないギヤ等を介して図4に示したLDアレイ41のベ
ース60を回転させ、そのLD61,62の配置を変更
する。
【0048】図5は、CPU71によるLD配置変更処
理の第1例を示すフローチャートである。ここで、この
LD配置変更処理に係わるCPU71及び他の各部(C
CDラインイメージセンサ51,サンプル/ホールド回
路85,アンプ86,A/D変換器87,ラインメモリ
88,モータドライバ90,及びLD配置変更用モータ
91等)が、請求項1,2の配置変更手段としての機能
を果たす。
【0049】図5のルーチンは図示しないメインルーチ
ンによりコールされてスタートし、まず所定のタイミン
グか否かを判断して、所定のタイミングでなければその
ままメインルーチンへリターンし、所定のタイミングで
あれば(例えば電源が投入された時に)感光体ドラム1
2上におけるビームピッチを検出するビームピッチ検出
処理を行ない、その検出値が現在選択されている走査密
度に応じて設定された値(電源投入直後は予め設定され
たデフォルト値)と同じか否かを判断する。
【0050】そして、上記検出値が現在選択されている
走査密度に応じて設定された値と同じ場合にはそのま
ま、異なる場合にはその設定された値に上記ビームピッ
チを一致させるようにモータドライバ90を介してLD
配置変更用モータ91を回転させ、LDアレイ41の各
LD61,62の配置を変更した後、メインルーチンへ
リターンする。なお、各走査密度(例えば300DP
I,600DPI,1200DPI)に応じて設定され
た各値は、例えばCPU71内のROMに記憶されてい
る。
【0051】図6は、図5におけるビームピッチ検出処
理のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
まず、図1の画像処理回路76及びLDドライバ78,
79を介してLDアレイ41のLD61を連続点灯させ
ると共にLD62を消灯させることにより、LD61の
みからレーザービームを連続して出力させる。このと
き、ポリゴンミラー22は図示しないルーチンによって
設定された回転数で回転しているものとする。
【0052】次いで、LD61から出力され、ポリゴン
ミラー22で反射されたレーザビームをCCDラインイ
メージセンサ51によって検知し、その検知信号(実際
にはラインメモリ88に記憶されたデジタル信号)から
LD61の位置P1を算出した後、今度はLD62を連
続点灯させると共にLD61を消灯させることにより、
LD62のみからレーザービームを連続して出力させ
る。
【0053】次いで、LD62から出力され、ポリゴン
ミラー22で反射されたレーザビームをCCDラインイ
メージセンサ51によって検知し、その検知信号からL
D62の位置P2を算出し、LD61,62の位置P
1,P2に基づいて感光体ドラム12上におけるビーム
ピッチを算出した後、LD62を消灯させ、図5のルー
チンへリターンする。
【0054】このように、所定のタイミングで(例えば
電源が投入された時に)、感光体ドラム12上における
ビームピッチを検出し、その検出値と現在選択されてい
る走査密度に応じて設定された値とが異なる場合に、そ
の設定された値に上記ビームピッチを一致させるように
LDアレイ41の各LD61,62の配置を変更するこ
とにより、温度や湿度等の環境条件に係わらず、感光体
ドラム12上におけるビームピッチを選択されている走
査密度に応じたピッチに保持できるため、画像品質の低
下を防止することができる。
【0055】図7は、CPU71によるLD配置変更処
理の第2例を示すフローチャートである。ここで、この
LD配置変更処理に係わるCPU71及び他の各部が、
請求項3,4の配置変更手段としての機能を果たす。
【0056】図7のルーチンもメインルーチンによって
コールされてスタートし、まずCPU71内のコピー枚
数カウンタのカウント値(記録枚数)Nが予め設定され
た値(所定枚数)N1に達したか否かを判断する。ここ
で、コピー枚数カウンタは、ページ毎のコピー動作(記
録動作)が終了する度に図示しないルーチンによってイ
ンクリメント(+1)される。
【0057】そして、コピー枚数カウンタのカウント値
Nが設定値N1に達していない場合は、そのままメイン
ルーチンへリターンし、設定値N1に達した場合はジョ
ブ実行(記録動作)中か否かを判断して、ジョブ実行中
であればそのままメインルーチンへリターン(LD配置
変更用モータ91による各LD61,62の配置変更を
禁止)し、ジョブ実行中でなければ感光体ドラム12上
におけるビームピッチを検出するビームピッチ検出処理
(図6参照)を行なう。
【0058】次いで、上記検出値が現在選択されている
走査密度に応じて設定された値と同じか否かを判断し
て、同じであればコピー枚数カウンタを「0」にリセッ
トしてメインルーチンへリターンし、異なる場合にはそ
の設定された値に上記ビームピッチを一致させるように
モータドライバ90を介してLD配置変更用モータ91
を回転させ、LDアレイ41の各LD61,62の配置
を変更した後、コピー枚数カウンタを「0」にリセット
し、メインルーチンへリターンする。
【0059】このように、コピー枚数(記録枚数)が所
定枚数に達した後(定期的に)、感光体ドラム12上に
おけるビームピッチを検出し、その検出値と現在選択さ
れている走査密度に応じて設定された値とが異なる場合
に、その設定された値に上記ビームピッチを一致させる
ようにLDアレイ41の各LD61,62の配置を変更
することにより、温度や湿度等の環境条件に係わらず、
感光体ドラム12上におけるビームピッチを選択されて
いる走査密度に応じたピッチに保持できるため、画像品
質の低下を防止することができる。
【0060】特に、上記処理は、機械を頻繁に使用する
ような場合に非常に有効である。また、コピー中は各L
D61,62の配置変更を禁止することにより、コピー
中にビームピッチが変更されることによる画像品質の低
下も防止できるうえに、コピー時間の増大も回避でき
る。
【0061】図8は、CPU71によるLD配置変更処
理の第3例を示すフローチャートである。ここで、この
LD配置変更処理に係わるCPU71及び他の各部が、
請求項3,5の配置変更手段としての機能を果たす。
【0062】図8のルーチンもメインルーチンによって
コールされてスタートし、まず電源投入直後か否かを判
断し、電源投入直後でなければそのまま、電源投入直後
であればCPU71内の電源ON計測タイマをリセット
・スタートした後、電源ON計測タイマによる計測時間
tが予め設定された値(所定時間)t1に達したか否か
を判断して、まだ設定値t1に達していなければそのま
まメインルーチンへリターンするが、設定値t1に達し
た場合にはジョブ実行(記録動作)中か否かを判断す
る。
【0063】そして、ジョブ実行中の場合は、そのまま
メインルーチンへリターン(LD配置変更用モータ91
による各LD61,62の配置変更を禁止)し、ジョブ
実行中でなければ感光体ドラム12上におけるビームピ
ッチを検出するビームピッチ検出処理(図6参照)を行
ない、その検出値が現在選択されている走査密度に応じ
て設定された値と同じか否かを判断する。
【0064】そして、上記検出値が上記走査密度に応じ
て設定された値と同じ場合には、電源ON計測タイマを
リセット・スタートしてメインルーチンへリターンし、
異なる場合にはその設定された値に上記ビームピッチを
一致させるようにモータドライバ90を介してLD配置
変更用モータ91を回転させ、LDアレイ41の各LD
61,62の配置を変更した後、電源ON計測タイマを
リセット・スタートしてメインルーチンへリターンす
る。
【0065】このように、電源が投入されて所定時間が
経過した後(定期的に)、感光体ドラム12上における
ビームピッチを検出し、その検出値と現在選択されてい
る走査密度に応じて設定された値とが異なる場合に、そ
の設定された値に上記ビームピッチを一致させるように
LDアレイ41の各LD61,62の配置を変更するこ
とにより、温度や湿度等の環境条件に係わらず、感光体
ドラム12上におけるビームピッチを選択されている走
査密度に応じたピッチに保持できるため、画像品質の低
下を防止することができる。
【0066】特に、上記処理は、電源が投入されたまま
機械が長時間使用されないで放置されるような場合に非
常に有効である。また、コピー中は各LD61,62の
配置変更を禁止することにより、コピー中にビームピッ
チが変更されることによる画像品質の低下も防止できる
うえに、コピー時間の増大も回避できる。
【0067】図9は、CPU71によるLD配置変更処
理の第4例を示すフローチャートである。ここで、この
LD配置変更処理に係わるCPU71及び他の各部が、
請求項3,6の配置変更手段及び時期選択手段としての
機能を果たす。
【0068】図9のルーチンもメインルーチンによって
コールされてスタートし、まず時期選択フラグが“0”
か否かを判断し、“0”であれば図7の処理を、“1”
であれば図8の処理をそれぞれ行ない、メインルーチン
へリターンする。
【0069】ここで、サービスマン又はユーザによる操
作パネル72上のキー操作により、CPU71が記録枚
数が所定枚数に達する時期あるいは電源が投入されて所
定時間経過する時期のいずれか一方を選択することがで
きる。この場合、記録枚数が所定枚数に達する時期を選
択する場合には時期選択フラグを“0”にリセットし、
電源が投入されて所定時間経過する時期を選択する場合
には時期選択フラグを“1”にセットする。
【0070】このように、記録枚数が所定枚数に達する
時期あるいは電源が投入されて所定時間経過する時期の
いずれか一方を選択しておき、その時期に達した後(定
期的に)、感光体ドラム12上におけるビームピッチを
検出し、その検出値と現在選択されている走査密度に応
じて設定された値とが異なる場合に、その設定された値
に上記ビームピッチを一致させるようにLDアレイ41
の各LD61,62の配置を変更することにより、温度
や湿度等の環境条件に係わらず、感光体ドラム12上に
おけるビームピッチを選択されている走査密度に応じた
ピッチに保持できるため、画像品質の低下を防止するこ
とができる。
【0071】特に、上記処理は、機械を頻繁に使用する
ような場合及び電源が投入されたまま機械が長時間使用
されないで放置されるような場合のいずれにも非常に有
効である。また、コピー中は各LD61,62の配置変
更を禁止することにより、コピー中にビームピッチが変
更されることによる画像品質の低下も防止できるうえ
に、コピー時間の増大も回避できる。
【0072】図10は、CPU71によるLD配置変更
処理の第5例を示すフローチャートである。ここで、こ
のLD配置変更処理に係わるCPU71及び他の各部
が、請求項7の配置変更手段としての機能を果たす。
【0073】図10のルーチンもメインルーチンによっ
てコールされてスタートし、まず電源投入直後か否かを
判断し、電源投入直後でなければそのまま、電源投入直
後であればCPU71内の電源ON計測タイマをリセッ
ト・スタートした後、コピー枚数カウンタのカウント値
Nが設定値N1に達したか否かを判断し、設定値N1に
達した場合にはジョブ実行中か否かの判断に進む。
【0074】また、コピー枚数カウンタのカウント値N
が設定値N1に達していない場合は、電源ON計測タイ
マによる計測時間tが設定値t1に達したか否かを判断
し、まだ設定値t1に達していなければメインルーチン
へリターンし、設定値t1に達した場合にはジョブ実行
中か否かを判断して、ジョブ実行中の場合は、そのまま
メインルーチンへリターン(LD配置変更用モータ91
による各LD61,62の配置変更を禁止)する。
【0075】また、ジョブ実行中でない場合は、感光体
ドラム12上におけるビームピッチを検出するビームピ
ッチ検出処理(図6参照)を行ない、その検出値が現在
選択されている走査密度に応じて設定された値と同じか
否かを判断し、同じであればコピー枚数カウンタをリセ
ットすると共に電源ON計測タイマをリセット・スター
トし、メインルーチンへリターンする。
【0076】また、上記検出値が現在選択されている走
査密度に応じて設定された値と異なる場合には、その設
定された値に上記ビームピッチを一致させるようにモー
タドライバ90を介してLD配置変更用モータ91を回
転させ、LDアレイ41の各LD61,62の配置を変
更した後、コピー枚数カウンタをリセットすると共に電
源ON計測タイマをリセット・スタートし、メインルー
チンへリターンする。
【0077】このように、記録枚数が所定枚数に達する
時期あるいは電源が投入されて所定時間経過する時期の
うちの早い方の時期に達した後、感光体ドラム12上に
おけるビームピッチを検出し、その検出値と現在選択さ
れている走査密度に応じて設定された値とが異なる場合
に、その設定された値に上記ビームピッチを一致させる
ようにLDアレイ41の各LD61,62の配置を変更
することにより、温度や湿度等の環境条件に係わらず、
感光体ドラム12上におけるビームピッチを選択されて
いる走査密度に応じたピッチに保持できるため、画像品
質の低下を防止することができる。
【0078】特に、上記処理は機械を頻繁に使用するよ
うな場合及び電源が投入されたまま機械が長時間使用さ
れないで放置されるような場合のいずれにも非常に有効
である。また、コピー中は各LD61,62の配置変更
を禁止することにより、コピー中にビームピッチが変更
されることによる画像品質の低下も防止できるうえに、
コピー時間の増大も回避できる。
【0079】なお、図7〜図10における所定枚数N1
又は所定時間t1は、サービスマン又はユーザによる操
作パネル72上のキー操作により、CPU71が設定
(変更)することができる(請求項8に対応する)。
【0080】図11は、CPU71によるLD配置変更
処理の第6例を示すフローチャートである。ここで、こ
のLD配置変更処理に係わるCPU71及び他の各部
が、請求項10の配置変更手段としての機能を果たす。
【0081】図11のルーチンもメインルーチンによっ
てコールされてスタートし、まず操作パネル72から走
査密度指定信号を受信したか否かをチェックして、受信
していない場合はそのままメインルーチンへリターン
し、受信した場合は感光体ドラム12上におけるビーム
ピッチを検出するビームピッチ検出処理(図6参照)を
行なう。
【0082】次いで、上記検出値が走査密度指定信号に
よって指定された走査密度に応じて設定された値と同じ
か否かを判断し、同じであればそのままメインルーチン
へリターンし、異なる場合には上記設定された値に上記
ビームピッチを一致させるようにモータドライバ90を
介してLD配置変更用モータ91を回転させ、LDアレ
イ41の各LD61,62の配置を変更し、メインルー
チンへリターンする。
【0083】なお、CPU71は操作パネル72から走
査密度指定信号を受けた場合、他のルーチンによりその
走査密度指定信号によって指定された走査密度を選択す
る処理、及びその走査密度に対応するポリゴンモータ4
5の回転数を設定する処理を行なう。
【0084】このように、走査密度指定信号を受けた時
に、感光体ドラム12上におけるビームピッチを検出
し、その検出値と現在選択されている走査密度に応じて
設定された値とが異なる場合に、その設定された値に上
記ビームピッチを一致させるようにLDアレイ41の各
LD61,62の配置を変更することにより、温度や湿
度等の環境条件に係わらず、感光体ドラム12上におけ
るビームピッチを選択されている走査密度に応じたピッ
チに保持できるため、画像品質の低下を防止することが
できる。
【0085】なお、このデジタル複写機では、図5,図
7〜図11に示したLD配置変更処理を任意に組み合わ
せて実行させることもできる。また、このデジタル複写
機では、操作パネル72から走査密度指定信号を含む各
種指示信号を受けるようにしたが、パーソナルコンピュ
ータ等のホスト装置が接続されているような場合には、
そのホスト装置から各種指示信号を受けるようにしても
よい。
【0086】以上、この発明をデジタル複写機の画像記
録装置に適用した実施形態について説明したが、この発
明はこれに限らず、レーザプリンタ,LEDプリンタ,
液晶シャッタプリンタ等の光プリンタやデジタルファク
シミリ装置などの各種画像記録装置に適用し得るもので
ある。
【0087】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像記録装置によれば、ビームピッチの変動による画像品
質の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示したデジタル複写機の制御系の構成例
を示すブロック図である。
【図2】この発明を実施したデジタル複写機の一例を示
す全体構成図である。
【図3】図2に示したデジタル複写機におけるレーザ書
込装置の構成例を示す斜視図である。
【図4】図3のLDアレイ41における各LDの配置変
更機構を説明するための図である。
【図5】図1のCPU71によるLD配置変更処理の第
1例を示すフロー図である。
【図6】図5におけるビームピッチ検出処理のサブルー
チンの一例を示すフロー図である。
【図7】図1のCPU71によるLD配置変更処理の第
2例を示すフロー図である。
【図8】同じくLD配置変更処理の第3例を示すフロー
図である。
【図9】同じくLD配置変更処理の第4例を示すフロー
図である。
【図10】同じくLD配置変更処理の第5例を示すフロ
ー図である。
【図11】同じくLD配置変更処理の第6例を示すフロ
ー図である。
【符号の説明】
1:スキャナ部 11:画像記録部 12:感光体ドラム 22:ポリゴンミラー 41:LDアレイ 45:ポリゴンモータ 51:CCDラインイメージセンサ 60:ベース 60a:支軸 61,62:レーザダイオード(LD) 71:マイクロコンピュータ(CPU) 72:操作パネル 76:画像処理回路 77:クロック発生回路 78,79:LDドライバ 85:サンプル/ホールド回路 86:アンプ 87:A/D変換器 88:ラインメモリ 89,90:モータドライバ 91:LD配置変更用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 昌樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ画像情報に応じて変調された光
    ビームを出力する複数の光ビーム出力手段と、前記各光
    ビームを用いて記録媒体上を走査することにより、該記
    録媒体上に画像情報を記録する画像記録手段とを備えた
    画像記録装置において、 所定のタイミングで、前記記録媒体上における前記各光
    ビームによる副走査方向のピッチを検出し、その検出値
    と現在選択されている走査密度に応じて設定された値と
    が異なる場合に、その設定された値に前記ピッチを一致
    させるように前記各光ビーム出力手段の配置を変更する
    配置変更手段を設けたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ画像情報に応じて変調された光
    ビームを出力する複数の光ビーム出力手段と、前記各光
    ビームを用いて記録媒体上を走査することにより、該記
    録媒体上に画像情報を記録する画像記録手段とを備えた
    画像記録装置において、 電源が投入された時に、前記記録媒体上における前記各
    光ビームによる副走査方向のピッチを検出し、その検出
    値と現在選択されている走査密度に応じて設定された値
    とが異なる場合に、その設定された値に前記ピッチを一
    致させるように前記各光ビーム出力手段の配置を変更す
    る配置変更手段を設けたことを特徴とする画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 それぞれ画像情報に応じて変調された光
    ビームを出力する複数の光ビーム出力手段と、前記各光
    ビームを用いて記録媒体上を走査することにより、該記
    録媒体上に画像情報を記録する画像記録手段とを備えた
    画像記録装置において、 定期的に前記記録媒体上における前記各光ビームによる
    副走査方向のピッチを検出し、その検出値と現在選択さ
    れている走査密度に応じて設定された値とが異なる場合
    に、その設定された値に前記ピッチを一致させるように
    前記各光ビーム出力手段の配置を変更する配置変更手段
    を設けたことを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 それぞれ画像情報に応じて変調された光
    ビームを出力する複数の光ビーム出力手段と、前記各光
    ビームを用いて記録媒体上を走査することにより、該記
    録媒体上に画像情報を記録する画像記録手段とを備えた
    画像記録装置において、 前記画像記録手段による記録枚数が所定枚数に達した
    後、前記記録媒体上における前記各光ビームによる副走
    査方向のピッチを検出し、その検出値と現在選択されて
    いる走査密度に応じて設定された値とが異なる場合に、
    その設定された値に前記ピッチを一致させるように前記
    各光ビーム出力手段の配置を変更する配置変更手段を設
    けたことを特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ画像情報に応じて変調された光
    ビームを出力する複数の光ビーム出力手段と、前記各光
    ビームを用いて記録媒体上を走査することにより、該記
    録媒体上に画像情報を記録する画像記録手段とを備えた
    画像記録装置において、 電源が投入されて所定時間経過した後、前記記録媒体上
    における前記各光ビームによる副走査方向のピッチを検
    出し、その検出値と現在選択されている走査密度に応じ
    て設定された値とが異なる場合に、その設定された値に
    前記ピッチを一致させるように前記各光ビーム出力手段
    の配置を変更する配置変更手段を設けたことを特徴とす
    る画像記録装置。
  6. 【請求項6】 それぞれ画像情報に応じて変調された光
    ビームを出力する複数の光ビーム出力手段と、前記各光
    ビームを用いて記録媒体上を走査することにより、該記
    録媒体上に画像情報を記録する画像記録手段とを備えた
    画像記録装置において、 前記画像記録手段による記録枚数が所定枚数に達する時
    期あるいは電源が投入されて所定時間経過する時期のい
    ずれか一方を選択する時期選択手段と、該手段によって
    選択された時期に達した後、前記記録媒体上における前
    記各光ビームによる副走査方向のピッチを検出し、その
    検出値と現在選択されている走査密度に応じて設定され
    た値とが異なる場合に、その設定された値に前記ピッチ
    を一致させるように前記各光ビーム出力手段の配置を変
    更する配置変更手段とを設けたことを特徴とする画像記
    録装置。
  7. 【請求項7】 それぞれ画像情報に応じて変調された光
    ビームを出力する複数の光ビーム出力手段と、前記各光
    ビームを用いて記録媒体上を走査することにより、該記
    録媒体上に画像情報を記録する画像記録手段とを備えた
    画像記録装置において、 前記画像記録手段による記録枚数が所定枚数に達する時
    期あるいは電源が投入されて所定時間経過する時期のう
    ちの早い方の時期に達した後、前記記録媒体上における
    前記各光ビームによる副走査方向のピッチを検出し、そ
    の検出値と現在選択されている走査密度に応じて設定さ
    れた値とが異なる場合に、その設定された値に前記ピッ
    チを一致させるように前記各光ビーム出力手段の配置を
    変更する配置変更手段を設けたことを特徴とする画像記
    録装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の画像記録装置にお
    いて、前記所定枚数及び所定時間を変更する手段を設け
    たことを特徴とする画像記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項3乃至8のいずれか一項に記載の
    画像記録装置において、前記画像記録手段による前記記
    録媒体上への画像情報の記録中は、前記配置変更手段の
    動作を禁止する手段を設けたことを特徴とする画像記録
    装置。
  10. 【請求項10】 それぞれ画像情報に応じて変調された
    光ビームを出力する複数の光ビーム出力手段と、前記各
    光ビームを用いて記録媒体上を走査することにより、該
    記録媒体上に画像情報を記録する画像記録手段とを備え
    た画像記録装置において、 走査密度指定信号を受けた時に、前記記録媒体上におけ
    る前記各光ビームによる副走査方向のピッチを検出し、
    その検出値と前記走査密度指定信号によって指定された
    走査密度に応じて設定された値とが異なる場合に、その
    設定された値に前記ピッチを一致させるように前記各光
    ビーム出力手段の配置を変更する配置変更手段を設けた
    ことを特徴とする画像記録装置。
JP8213811A 1995-11-16 1996-08-13 画像記録装置 Pending JPH09193465A (ja)

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