JP3151729B2 - 画像読取り装置および画像形成装置 - Google Patents

画像読取り装置および画像形成装置

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JP3151729B2 JP03977191A JP3977191A JP3151729B2 JP 3151729 B2 JP3151729 B2 JP 3151729B2 JP 03977191 A JP03977191 A JP 03977191A JP 3977191 A JP3977191 A JP 3977191A JP 3151729 B2 JP3151729 B2 JP 3151729B2
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藤 雅 章 伊
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像読取り装置および
画像形成装置に関し、特にグラデーション処理機能を有
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、デジタル複写機の有する種々の画
像加工機能が特にデザイン関係の業務等で有用なものと
して使用されている。カタログ、パンフレット、ポスタ
ー等の印刷では、特別な効果をねらった手法として「グ
ラデーション」がある。これは画像の濃度を、画像一端
からもう片方の一端に向けて徐々に濃くあるいはうすく
変化させて画像を形成する手法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、印刷等の版下作
業前に、「グラデーション」の処理を施した画像の出来
上がり後のイメージをつかもうとした場合、対象原稿を
出力濃度を変えて何枚も複写し、複写した各々から適当
な部分を切り抜き、さらにはり合わせたりする等の作業
を行なっていた。これらの作業には、多大な労力が必要
であった。
【0004】本発明は、原稿の画像を読取って「グラデ
ーション」処理を施す画像読取り装置を提供することを
目的とし、また、原稿の画像を読取ってグラデーション
処理を施して用紙に記録する画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取り装置
は、原稿を主走査方向および副走査方向に走査して読取
り画素毎の画像デ−タ,ライン同期信号および画素クロ
ックを出力する画像読取り手段(100,1〜8,101〜105);第1記憶部(206)および第2記憶部(207)第1記憶部(206)に副走査アドレスごとの乗数を書き込
み、第2記憶部(207)に 主走査アドレスごとの乗数を書
き込む乗数 設定手段(107);ライン同期信号をカウントし副走査アドレスを第1記憶
部(206)に与える副走査カウンタ(204); 画素クロックをカウントし主走査アドレスを第2記憶部
(207)に与える主走査カウンタ(205); 第1記憶部(206)が出力する乗数および第2記憶部(207)
が出力する乗数を画像データに乗算する乗算手段(202,2
03);および、 画像データの処理モードを指示する 指示
手段(311,312);を備え、 上記乗数設定手段(107)は、指
示手段(311,312)によりグラデーション指示があると、
走査ライン毎および画素毎の少なくとも一方で画像濃度
順次変えるための乗数を第1および第2記憶部(206,2
07)に書き込む。なお、カッコ内の記号は後述する実施
例の対応要素である。
【0006】
【作用】これによれば、数設定手段(107)が、指示手
段(311,312)によるグラデーション指示があると、走査
ライン毎および画素毎の少なくとも一方で画像濃度を
次変えるための乗数を第1および第2記憶部(206,207)
に書き込む。従って、この設定状態で、画像読取り装置
原稿の画像読取りを行なった場合、副走査方向および
主走査方向の少なくとも一方で画像濃度が徐々に濃くあ
るいはうすく変化する画像データを形成することができ
る。
【0007】また、本発明の画像読取り装置の好ましい
実施例においては、前記乗数設定手段(107)は、指示手
段(311,312)によりグラデーション連写指示があると、
複数原稿の最初に読み取る原稿の副走査方向の先頭から
最後に読み取る原稿の副走査方向の後尾までを通して走
査ライン毎に濃度を順次変えるための乗数を第1および
第2記憶部(206,207)に書き込む。従って、複数原稿
最初に読み取る原稿の副走査方向の先頭から最後に読み
取る原稿の副走査方向の後尾までを通して、濃度が徐々
に濃くあるいはうすく変化する画像データを形成するこ
とができる。
【0008】また、本発明の画像読取り装置の好ましい
実施例は、更に、画像領域指定する手段(307,308,30
9,310);を備え、前記乗数設定手段(107)は、第1およ
び第2記憶部(206,207)の、指定領域内のアドレスに
は、走査ライン毎および画素毎の少なくとも一方で画像
濃度を順次変えるための乗数を、指定領域外のアドレス
には、画像なしにするための乗数を、書き込む。従っ
て、指定した領域のみに対して、グラデーションがある
画像を表す画像データが形成され、指定領域外は画像無
しとなる画像データが形成されるので、従来のように切
り貼りに対応する作業を画像データで容易に行なえる。
【0009】本発明の画像形成装置は、原稿を主走査方
向および副走査方向に走査して読取り画素毎の画像デ−
タ,ライン同期信号および画素クロックを出力する画像
読取り手段(100,1〜8,101〜105);第1記憶部(206)および第2記憶部(207)第1記憶部(206)に副走査アドレスごとの乗数を書き込
み、第2記憶部(207)に主走査アドレスごとの乗数を書
き込む乗数 設定手段(107);ライン同期信号をカウントし副走査アドレスを第1記憶
部(206)に与える副走査カウンタ(204); 画素クロックをカウントし主走査アドレスを第2記憶部
(207)に与える主走査カウンタ(205); 第1記憶部(206)が出力する乗数および第2記憶部(207)
が出力する乗数を画像データに乗算する乗算手段(202,2
03); 画像データの処理モードを指示する 指示手段(311,31
2);および、乗数と画像データとの積が表す画像を用紙
上に形成する画像形成手段(A);を備え、 上記乗数設定手段(107)は、指示手段(311,312)
によりグラデーション 指示があると、走査ライン毎およ
び画素毎の少なくとも一方で画像濃度を順次変えるため
の乗数を第1および第2記憶部(206,207)に書き込む。
【0010】
【作用】これによれば、数設定手段(107)が、指示手
段(311,312)によるグラデーション指示があると、走査
ライン毎および画素毎の少なくとも一方で画像濃度を
次変えるための乗数を第1および第2記憶部(206,207)
に書き込む。従って、この設定状態で、画像読取り装置
で原稿の画像読取りを行ない、画像形成手段(A)で画像
形成処理を行った場合、副走査方向および主走査方向の
少なくとも一方で画像濃度が徐々に濃くあるいはうすく
変化する画像を形成することができる。
【0011】また、本発明の画像形成装置の好ましい実
施例においては、前記乗数設定手段(107)は、指示手段
(311,312)によりグラデーション連写指示があると、複
数原稿の最初に読み取る原稿の副走査方向の先頭から
後に読み取る原稿の副走査方向の後尾までを通して走査
ライン毎に濃度を順次変えるための乗数を第1および第
2記憶部(206,207)に書き込む。従って、複数原稿の最
初に読み取る原稿の副走査方向の先頭から最後に読み取
る原稿の副走査方向の後尾までを通して、濃度が徐々に
濃くあるいはうすく変化する画像を形成することができ
る。
【0012】また、本発明の画像形成装置の好ましい実
施例は、更に、画像領域指定する手段(307,308,309,3
10);を備え、前記乗数設定手段(107)は、第1および第
2記憶部(206,207)の、指定領域内のアドレスには、走
査ライン毎および画素毎の少なくとも一方で画像濃度を
順次変えるための乗数を、指定領域外のアドレスには、
画像なしにするための乗数を、書き込む。従って、指定
した領域のみに対して、グラデーションがある画像を表
す画像データが形成され、指定領域外は画像無しとなる
画像が形成されるので、従来のように切り貼りをすると
き、画像の切り取りが容易である。
【0013】以上のように本発明によれば、副走査方向
および主走査方向の少なくとも一方で画像濃度が徐々に
濃くあるいはうすく変化する「グラデーション」が容易
に行なえるので、従来のように濃度の違うコピーを複数
枚用意して、切り貼りする等のめんどうな作業が必要な
い。本発明の他の目的および特徴は図面を参照した以下
の実施例の説明により明らかになろう。
【0014】
【実施例】本願の発明の一実施例の本体機構を図1に示
す。これはデジタル複写機でありその機構部は、複写機
本体A,自動原稿送り装置(ADF)B,ソータCおよ
び両面反転ユニットDとの4つのユニットから構成され
ている。複写機本体Aは、スキャナ部,書き込み部,感
光体部,現像部,給紙部などを備えている。次に各部の
構成,動作などについて説明する。
【0015】(1) スキャナ部 反射鏡1と光源3と第1ミラー2を装備して一定の速度
で移動する第1スキャナと、第2ミラー4と第3ミラー
5を装備して前記第1スキャナの1/2の速度で第1ス
キャナに追従して移動する第2スキャナを有している。
この第1スキャナおよび第2スキャナによりコンタクト
ガラス9上の原稿(図示しない)を光学的に走査し、そ
の反射像を色フィルタ6を介してレンズ7に導き、一次
元固体撮像素子8上に結像させる。
【0016】光源3には、蛍光灯やハロゲンランプなど
が使用されており、波長が安定していて寿命が長いなど
の理由から一般的に蛍光灯が使用されている。この実施
例では1本の光源3に反射鏡1が取り付けられている
が、2本以上の光源を使用することもある。なお、前記
固体撮像素子8は一定のサンプリングクロックを持って
いるため蛍光灯はそれより高い周波数で点灯しないと画
像に悪影響を与える。
【0017】前記固体撮像素子8としては、一般的にC
CDが使用されている。前記固体撮像素子(CCD)8
で読み取った画像信号はアナログ値であるので、アナロ
グ/デジタル(A/D)変換され画像処理基板10にて
種々の画像処理(2値化,多値化,階調処理,変倍処
理,編集処理など)が施され、スポットの集合としてデ
ジタル信号に変えられる。
【0018】カラーの画像情報を得るために本実施例で
は、原稿から固体撮像素子8に導かれる光路途中に必要
色の情報だけを透過する色フィルタ6が出し入れ可能に
配置されている。原稿の走査に合わせて色フィルタ6の
出し入れを行い、その都度多重転写,両面コピーなどの
機能を働かせ多種多様のコピーが作成できるようになっ
ている。
【0019】(2) 書き込み部 画像処理後の画像情報は、光書き込み部においてレーザ
光のラスター走査にて光の点の集合の形で感光体ドラム
40上に書き込まれる。
【0020】レーザ光源としては、He−Neレーザが
使用されていた。このHe−Neレーザの波長は633
nmで、来の複写機感光体の感度とよく合うため用い
られてきたが、レーザ光源自体が非常に高価であること
と、直接に変調ができないため装置が複雑になるなどの
問題点を有している。近年、感光体の長波長域での高感
度化により、安価で直接に変調ができる半導体レーザが
使用されるようになった。本実施例でもこの半導体レー
ザを使用している。
【0021】図2は、書き込み部を示す平面図である。
半導体レーザ20から発せられたレーザ光はコリメート
レンズ21で平行な光束に変えられ、アパーチャ32に
より一定形状の光束に整形される。整形されたレーザ光
は第1シリンダーレンズ22により副走査方向に圧縮さ
れた形でポリゴンミラー24に入射する。このポリゴン
ミラー24は正確な多角形をしており、ポリゴンモータ
25により一定方向に一定の速度で回転している。この
回転速度は感光体ドラム40の回転速度と書き込み密度
とポリゴンミラー24の面数により決定される。
【0022】ポリゴンミラー24に入射したレーザ光
は、その反射光がポリゴンミラー24の回転により偏向
される。偏向されたレーザ光はfθレンズ26a,26
b,26cに順次入射する。fθレンズ26a,26
b,26cは、角速度一定の走査光を感光体ドラム40
上で等速走査するように変換されて、感光体ドラム40
上で最小光点となるように結像し、さらに面倒れ補正機
構も有している。
【0023】fθレンズ26a,26b,26cを通過
したレーザ光は、画像領域外で同期検知ミラー29によ
り同期検知入光部30に導かれ光ファイバによりセンサ
部に伝搬され、主走査方向の頭出しの基準となる同期検
知を行い、同期信号を出す。同期信号が出てから一定時
間後に画像データが1ライン分出力され、以下これを繰
り返すことにより1つの画像を形成することになる。
【0024】(3) 感光体部 感光体ドラム40の周面に感光層が形成されている。半
導体レーザ(波長 780nm)に対して感度のある感光層と
して有構感光体(OPC),α−Si,Se−Teなど
が知られており、本実施例では有構感光体(OPC)を
使用している。一般にレーザ書き込みの場合、画像部に
光を当てるネガ/ポジ(N/P)プロセスと、地肌部に
光を当てるポジ/ポジ(P/P)プロセスの2通りがあ
り、本実施例では前者のネガ/ポジ(N/P)プロセス
を採用している。
【0025】帯電チャージャ41は、感光体側にグリッ
ドを有するスコロトロン方式のもので、感光体ドラム4
0の表面を均一に(−)帯電し、画像形成部にレーザ光
を照射してその部分の電位を落とす。そうすると感光体
ドラム40表面の地肌部が−750〜−800V,画像部が−
500程度の電位となって、感光体ドラム40の表面に静
電潜像が形成される。これを現像器42a,42bで現
像ローラに−500〜−600Vのバイアス電圧を与え、
(−)に帯電したトナーを付着して静電潜像を顕像化す
る。
【0026】(4) 現像部 本実施例の装置は、主現像器42aと副現像器42bの
2つの現像器を備えている。黒一色の場合は、副現像器
42bとトナー補給器43bを取り外すようになってい
る。現像器を2つ有する本実施例では、主現像器42a
とペアとなるトナー補給器43aに黒トナーを入れ、副
現像器42bとペアになるトナー補給器43bカラート
ナーを入れることにより1色の現像中に他色の現像器の
主極位置を変えるなどして選択的に現像を行う。
【0027】この現像を用い、スキャナの色フィルタ6
の切り換えによる色情報の読み取り,さらに紙搬送系の
多重転写,両面複写機能等を組み合わせることによって
多機能なカラーコピー,カラー編集が可能となる。3色
以上の現像は感光体ドラム40の周囲に3つ以上の現像
器を並べる方法,3つ以上の現像器を回転して切り換え
るリボルバー方式などによって達成できる。
【0028】現像器42a,42bで顕像化された画像
は、感光体ドラム40にシンクロして送られた紙面上に
紙の裏面から転写チャージャ44により(+)のチャー
ジをかけられて転写される。転写された紙は、転写チャ
ージャ44と一体に保持された分離チャージャ45によ
って交流除電され感光体ドラム40から分離される。紙
に転写されずに感光体ドラム40に残ったトナーは、ク
リーニングブレード47により感光体ドラム40から掻
き落され、付属のタンク48に回収される。さらに感光
体ドラム40に残っている電位のパターンは、除電ラン
プ49により光を照射して消去される。
【0029】また、現像がなされた直後の位置にフォト
センサ50が設けられている。このフォトセンサ50
は、発光素子と受光素子とのペアからなり、感光体ドラ
ム40表面の反射濃度を検出している。これは光書き込
み部で一定のパターン(例えば、真っ黒または網点のパ
ターン)を、フォトセンサ読み取り位置に対応した位置
に書き込み、これを現像した後のパターン部の反射率と
パターン部以外の感光体ドラム40の反射率の比から画
像濃度を判断し、薄い場合はトナー補給信号を出す。ま
た、補給後も濃度が上がらないことを利用してトナー残
量不足を検知することもできる。
【0030】(5) 給紙部 本実施例では複数のカセット60a,60b,60cを
持ち、1度転写した紙を再給紙ループ72に通し、両面
コピーまたは再給紙が可能になっている。
【0031】複数のカセット60a,60b,60cの
うちから1つのカセット60が選択された後、スタート
ボタンが押されると、選択されたカセットの近傍にある
給紙コロ61(61a,61b,61c)が回転し紙の
先端がレジストローラ62に突き当たるまで給送され
る。レジストローラ62はこの時止まっているが、感光
体ドラム40に形成された画像位置とタイミングをとっ
て回転を開始し、感光体ドラム40の周面に対して紙を
送る。その後紙は転写部でトナー像の転写が行われ、分
離搬送部63にて吸引搬送されて、ヒートローラ64と
加圧ローラ65の対からなる定着ローラによって転写さ
れたトナー像を紙面上に定着する。
【0032】このようにして転写された紙は通常のコピ
ー時は、切換爪67によってソータC側の排紙口へ導か
れる。一方、多重コピー時は切換爪68,69により方
向を変えられソータC側に排出されることなく下側の再
給紙ループ72を通過して再度レジストローラ62へ導
かれる。
【0033】両面コピーの場合は、複写機本体Aのみで
行う場合と両面反転ユニットDを使用する場合の2通り
があり、ここでは前者の場合について説明する。切換爪
67で下方に導かれた紙はさらに切換爪68で下方に導
かれ、次の切換爪69で再給紙ループ72よりさらに下
のトレー70へ導かれる。そしてローラ71の反転によ
り逆方向に再度送られ、切換爪69の切り換えにより再
給紙ループ72へ導かれてレジストローラ62に給送さ
れる。
【0034】自動原稿送り装置(ADF)Bについて説
明する。この自動原稿送り装置(ADF)Bは、原稿を
1枚ずつコンタクトガラス9上に導き、コピー後に排出
する動作を自動的に行うものである。原稿給紙台100
に載置された原稿は、サイドガイド101によって原稿
の幅方向が揃えられる。載置された原稿は給紙コロ10
4で1枚ずつ分離して給紙され、搬送ベルト102の回
転でコンタクトガラス9上の所定位置まで運ばれて、位
置決めされる。所定枚数のコピーが終了すると、原稿は
再度搬送ベルト102の回転により排紙トレー103へ
排紙される。なお、サイドガイド101の位置と原稿の
送り時間をカウントすることにより、原稿サイズの検知
を行うことができる。
【0035】ソータCについて説明する。このソータC
は、複写機本体Aから排出されたコピー紙を、例えばペ
ージ順,ページ毎,あるいは予め設定されたビン111
a〜111xに選択的に給送する装置である。モータ1
10により回転する複数のローラにより送られるコピー
紙が各ビン111の入り口付近にある爪の切り換えによ
り選択されたビン111へ導かれる。
【0036】両面反転ユニットDについて説明する。前
述のように複写機本体Aは1枚毎の両面コピーしかでき
ないが、この両面反転ユニットDを付設することによ
り、まとめて両面コピーをすることが可能である。複数
枚まとめて両面コピーをとるとき、排紙コロ66で下方
に導かれた紙は次の切換爪67で両面反転ユニットDへ
送られる。両面反転ユニットDへ入った紙は、排紙ロー
ラ120でトレー123上に集積される。この際送りロ
ーラ121,側面揃えガイド122によりコピー紙の
縦,横が揃えられる。トレー123上に集積されたコピ
ー紙は、再給紙コロ124により裏面コピー時に再給紙
される。この時、切換爪69により直接再給紙ループ7
2に導かれる。なお、図1において27はミラー,28
は防塵ガラス,31はレンズ保持ユニット,46は分離
爪,80はメインモータ,81はファンモータである。
【0037】次に、以上説明した各構成部分を制御する
電装制御部について説明する。
【0038】図および図は、複写機全体の電装制御
部のブロック図で、両図は1つのブロック図を分割した
もので、一部、中央演算ユニットCPU(a)の部分で
重複部があり、その部分で両図を連結すれば、1枚の全
体的なブロック図となる。
【0039】複写機の制御ユニットは、2つのCPU
(a)(b)を有しており、CPU(a)はシーケン
ス関係の制御,CPU(b)はオペレーション関係の制
御をそれぞれ行い、両者はシリアルインターフェイス
(RS232C)によって接続されている。
【0040】まず、シーケンス関係の制御について説明
する。シーケンスは紙の搬送のタイミングおよび作像に
関する条件設定,出力を行っており、紙サイズセンサ,
排紙検知やレジスト検知など紙搬送に関するセンサ,両
面ユニット,高圧電源ユニット,リレー,ソレノイド,
モータなどのドライバ,ソータユニット,レーザビーム
スキャナ(書き込み)ユニットなどが接続されている。
【0041】センサ関係では給紙カセットに装着された
紙のサイズおよび向きを検知し、検知結果に応じた電気
信号を出す紙サイズセンサ,レジスト検知や排紙検知な
ど紙搬送に関するセンサ,オイルエンドやトナーエンド
などサプライの有無を検知するセンサ,ならびにドアオ
ープン,ヒューズ断など機械の異常を検知するセンサな
どからの入力がある。
【0042】両面ユニットでは紙の幅を揃えるためのモ
ータ,給紙クラッチ,搬送経路を変更するためのソレノ
イド,紙の有無検知センサ,紙の幅を揃えるためのサイ
ドフェンスホームポジションセンサ,紙の搬送に関する
センサなどがある。
【0043】高圧電源ユニットは、帯電チャージャ,転
写チャージャ,分離チャージャ,現像バイアス電極の出
力をPWM制御によって得られたデューティだけそれぞ
れ所定の高圧電力を印加する。
【0044】ドライバ関係は給紙クラッチ,レジストク
ラッチ,カウンタ,モータ,トナー補給ソレノイド,パ
ワーリレー,定着ヒータなどがある。
【0045】ソータユニットとはシリアルインターフェ
イスで接続されており、シーケンスからの信号により所
定のタイミングで紙を搬送し各ビンに排出させている。
【0046】アナログ入力には、定着温度,フォトセン
サ入力,レーザダイオードのモニタ入力,レーザダイオ
ードの基準電圧,各種高圧電源からの出力値のフィード
バック値等が入力されている。定着部にあるサーミスタ
からの入力により定着部の温度が一定になるようにヒー
タのオン/オフ制御もしくは位相制御が行われる。フォ
トセンサ入力は所定のタイミングで作られたフォトパタ
ーンをフォトトランジスタにより入力しパターンの濃度
を検知することによりトナー補給のクラッチをオン/オ
フ制御してトナー濃度の制御を行っている。レーザダイ
オードのパワーを一定にするために調整する機構とし
て、A/D変換器とシーケンスCPU(a)のアナログ
入力が使用される。これは予め設定された基準電圧(こ
の電圧は、本実施例ではレーザダイオードが3mWとな
るように設定する)に、レーザダイオードを点灯したと
きのモニタ電圧が一致するように制御されている。
【0047】画像制御回路(c)ではマスキング、トリ
ミング、イレース、フォトセンサパターンなどのタイミ
ング信号を発生し、レーザビームスキャナユニットにビ
デオ信号(VDATA)を送り出している。レーザビー
ムスキャナユニットは、入力されたビデオ信号(VDA
TA)に応じてパルス幅変調を行なう事により再度アナ
ログ信号に変換し、変調されたパルスによりレーザダイ
オードを点灯させることにより感光体上に1画素多階調
の静電潜像を形成する。
【0048】ゲードアレイは、スキャナからの画像信号
をレーザビームスキャナユニットから同期信号PMSY
NCに同期させ、さらに画像書き出し信号RGATEに
同期した信号(ODATA)に変換して、画像制御回路
(c)に出力する。
【0049】次に、オペレーション関係の制御について
説明する。メインCPU(b)は複数のシリアルポート
とカレンダICを制御する。複数のシリアルポートには
シーケンスCPU(a)の他に、操作部,スキャナ制御
回路(読み取りユニット),ファックス、インターフェ
イスユニットなどが接続されている。
【0050】操作部では操作者のキー入力および複写機
の状態を表示する表示器を有し、キー入力の情報をメイ
ンCPU(b)へシリアル送信し、メインCPUからの
シリアル受信により表示器を点灯する。スキャナとは、
画像処理および画像読取りに関する情報をシリアル送信
し、ファックス、インターフェイスユニットとは予め設
定されている情報内容をやりとりする。カレンダIC
は、日付と時間を記憶しておりメインCPU(b)にて
随時呼び出せるため操作部表示器への現在時刻の表示や
機械のオン時間,オフ時間を設定することにより、機械
の電源オン/オフをタイマ制御することができる。
【0051】図5は、イメージスキャナ部のブロック図
である。スキャナ制御回路460は、プリンタ制御部か
らの指示に従ってランプ制御回路458,タイミング制
御回路459,ならびにスキャナ駆動モータ465を制
御する。ランプ制御回路458は、スキャナ制御回路4
60からの指示に従って蛍光ランプ3のオン/オフおよ
び光量制御を行う。また、スキャナ駆動モータ465の
駆動軸にはロータリエンコーダ466が連結されてお
り、位置センサ462は副走査駆動機構の基準位置を検
知する。CCDイメージセンサ(CCD8で構成される
センサ全体)407から出力されるアナログ画像信号は
処理回路451によりA/D変換等の処理をされた後、
インターフェイス461を介して書込み部に送出され
る。
【0052】タイミング制御回路459は、スキャナ制
御回路460からの指示に従って各信号を出力する。す
なわち、読み取りを開始すると、CCDイメージセンサ
407に対しては1ライン分のデータをシフトレジスタ
に転送する転送信号とシフトレジスタのデータを1ビッ
トずつ出力するシフトクロックパルスを与える。像再生
系制御ユニットに対しては、画素同期クロックパルスCL
K,主走査同期パルスLSYNC,および主走査有効期間信号
LGATEを出力する。
【0053】この画素同期クロックパルスCLKは、CC
Dイメージセンサ407に与えるシフトクロックパルス
とほぼ同一の信号である。また、主走査同期パルスLSYN
Cは、レーザビームスキャナ(書き込み)ユニットのビ
ームセンサが出力する主走査同期信号PMSYNCとほぼ同一
の信号であるが、画像読取りを行なっていない時は出力
が禁止される。主走査有効期間信号LGATEは、出力デー
タが有効なデータであるとみなされるタイミングで高レ
ベルHになる。
【0054】スキャナ制御回路460はメインCPU
(b)から読み取り開始指示を受けると、露光ランプ3
を点灯しスキャナ駆動モータ465を駆動開始して、タ
イミング制御回路459を制御しCCDイメージセンサ
407の読み取りを開始する。また、副走査有効期間信
号FGATEを高レベルHにセットする。この副走査有効期
間信号FGATEは、高レベルHにセットされてから副走査
方向に最大読み取り長さ(この例では、Aサイズ長手方
向の寸法)を走査するに要する時間を経過すると低レベ
ルLとなる。
【0055】図6に、複写機本体Aに備わる操作部30
0の外観の一部を示す。各キーおよび表示について説明
する。入力キー301は白黒を反転する白黒反転モ−ド
の設定/解除の指定を行うモード指定キー,302はコ
ピースタート指示を入力するプリントスタートキー,3
03はコピーセット枚数のクリアおよびコピー中断等の
指示を入力するストップ/クリアキー,304はコピー
セット枚数等を入力するためのテンキー,305は原稿
セット枚数の7セグメント表示器,306はコピー処理
枚数の7セグメント表示器をそれぞれ示す。また、31
1はグラデーションを指定するグラデーションSW、3
12は複数のコピーに対して連続したグラデーションを
指示するためのグラデーション連写キ−であり、30
7,308,309,310は、部分領域にグラデーシ
ョンを行なうために画像領域を指定するときの座標入力
キ−である。なお、その他にも操作部300には濃度調
整,変倍,両面モードキー等の種々のキーおよび表示器
があるが、ここでは省略する。
【0056】操作部300でのキー操作による設定は、
メインCPU(a)にその設定情報が送られる。メイン
CPU(a)ではその情報を基に画像処理ユニットに動
作条件を設定する。さらに、得られた情報から機械の動
作条件を決定してコピースタート時に、シーケンス制御
を行っているシーケンスCPU(b)にその情報を伝え
る。
【0057】図7は、画像読取り系(CCDイメージセ
ンサ407の一部および信号処理回路451)の構成概
略を示すブロック図である。CCDドライバ102によ
り駆動されたCCD8により、原稿からの反射光はアナ
ログ電気信号に光電変換され、アナログ回路103によ
り増幅、電圧変換、インピーダンス変換された後、10
4のA/D変換器104によりデジタル画像信号に変換
される。濃度変換部106はCPU107(画像読取り
系を制御するCPU)の設定に従い、入力画像データを
主走査、副走査アドレスに応じて変換する。
【0058】タイミングコントローラ105は、CCD
駆動の為の必要なタイミング信号、A/D変換クロッ
ク、画像クロック、主/副同期信号を図5に示すタイミ
ング制御回路459より入力した信号より生成し、各ブ
ロックに供給する。
【0059】図8に、図7の濃度変換部106のブロッ
ク図を示す。排他論理和回路201で、CPU107か
らの反転制御信号により画像の反転、非反転を行なう。
CCDの出力が受光量にリニアに応答するのでA/D変
換の量子化数を8ビットとすると、白が255、黒が0
という値をとる為、通常は反転制御信号を“H”にして
画像を反転させ、白を0、黒を255というように値が
大きい程、出力濃度が高くなるように設定する。操作部
300の白黒反転モードキー301の押下により、白黒
モードが指定された場合、反転制御信号を“L”にして
白を255、黒を0というように、設定を逆転する。
【0060】206,207はRAMで、画素データに
対する乗数を格納する。これはデュアルポートRAMと
呼ばれるRAMで、2つの入出力ポートを有し、双方の
ポートから非同期に独立して任意の番地をアクセス可能
とさせるバス・アービトレーレョン回路を内蔵してい
る。一方のポートからは画像の読取り開始に先だってC
PU107がRAM206には副走査方向の画像アド
レス毎の乗数を0番地から順に、RAM207には主走
査方向の画像アドレス毎の乗数を0番地から順に格納し
ておく。画像の読取り時はアドレスカウンタ204,2
05がRAM206,207のもう一方のポートに画像
読取りの進行に応じたアドレスを与え、アクセスされた
RAMの番地から読み出されたデータが乗算器202,
203に、乗数として与えられる。
【0061】アドレスカウンタ204は、タイミング
コントローラ105から供給される図11に示す信号が
入力される。読取り1ライン毎に発生するライン同期信
Hsyncを、画像1ページの有効期間に渡ってカウント
することにより、0スタートのアップカウント値を副走
査アドレスとして出力する。アドレスカインタ205は
タイミングコントローラから供給される図10に示す
素クロックが入力される。前述のライン同期信号Hsync
でアドレスカウンタ205をリセットし、読取り1ライ
ン中の画素クロックをカウントする事により、0スター
トのアップカウント値を主走査アドレスとして出力す
る。乗算器202はアドレスカウンタ204の出力する
副走査アドレスに従いRAM206から読み出される乗
数にて、入力される画素データを個々に乗算し画像濃度
を変換する。乗算器203は、アドレスカウンタ205
の主走査アドレスに従いRAM207から読み出される
乗数にて、副走査とは独立して入力される画素データを
個々に乗算し画像濃度を変換する。
【0062】図9は、図8におけるRAM206,20
7のメモリマップを示すものである。RAM206,2
07はデュアルポートRAMであり、一方のポートから
は画像の読取りに先立ってCPU107が0番地から順
にD0,D1,・・・,Dnと所定値を書込んでおく。副
走査方向のグラデーションの場合、例えば画像読取り先
端が出力100%、後端が0%(画像OFF)の範囲
で、なめらかに濃度をうすくしていく時は、D0からD
nに向かって1.00から0を格納しておく。仮に画像出力
ライン数を4040ラインとすると、4040/101=40よ
り、D0〜D39には1.00、D40〜D79には0.99、・・
・、D4000〜D4039には0を格納することになる。実際
の画像読取り時には、読取りラインが進行するに従いR
AMからD0,D1,・・・,D4039が乗数として読み出
され、画像先頭から40ラインの間は(画素出力値)×
1.00、次の40ラインの間は(画素出力値)×0.99、・
・・、画像後端間極の40ラインは(画素出力値)×0
なる演算(乗算値が40画素毎に0.01ずつ減少)が図8
に示す乗算器202により行なわれ、指定グラデーショ
ンが実現される。
【0063】主走査方向のグラデーションの場合、1水
平読取りラインの先頭が出力20%、後端が100%出
力で、10段階のステップ状に濃度を濃くしていく時、
仮に1水平ライン中の出力画素数を4000画素とすると40
00/10ステップ=400よりD0〜D099には0.20、D
400〜D799には0.28、・・・、D3600〜D3999には1.00
を格納することになる。実際の画像読取り時には1水平
ライン中で画素が進行するに従いRAMからD0,D1
・・・,D3999が乗数として読み出され、先頭の400
画素の間は(副走査グラデーション出力値)×0.2、次
の400画素の間は(副走査グラデーション出力値)×
0.28、・・・、最後の400画素は(副走査グラデーシ
ョン出力値)×1.00なる演算(乗算値が400画素毎に
0.8ずつ増加)が図8に示す乗算器203により行なわ
れ、指定グラデーションが実現される。
【0064】次にグラデーションの連写について説明す
る。本実施例では、同一原稿に対して複数枚のコピーに
渡った「グラデーション」を実現するために、複数枚の
コピー指示での「グラデーション」において、以下の動
作が行なわれる。操作部300グラデーション連写キ
ー312が押下され、「グラデーション連写、4枚、1
00%−0%」と指示があった場合、 1枚目「100%〜76%」 2枚目「75%〜51%」 3枚目「50%〜26%」 4枚目「25%〜0%」 となるので、図8に示すRAM207には全アドレスに
1.00を格納し、RAM206には前項で述べたように、 1枚目の先頭アドレスから 4040/(100-76+1)個づつ 1.00、0.99、・・・0.76を 枚目の先頭アドレスから 4040/(75-51+1)個づつ 0.75、0.74、・・・0.51を 枚目の先頭アドレスから 4040/(50-26+1)個づつ 0.50、0.49、・・・0.26を 枚目の先頭アドレスから 4040/(25-0+1)個づつ 0.25、0.24、・・・0.00を 格納して連続コピーを行なう。
【0065】実際のコピー動作においては、 なる演算が行なわれることとなり、指定の「グラデーシ
ョン連写」が実現できる。次に、乗数が切替わる境界付
処理について説明する。前述のようにD2000〜D
2039には0.50をセットしD2040〜D2079には0.49をセッ
トすることにより、2000〜2079ライン間には49%で濃
度制御を行なってもこの境界付近で濃度の切替わりが目
立つことがある。これはプロッタ側の階調再現性の問題
で、入力画素の階調情報を忠実に再現できない為であ
る。この時のRAMへの設定を図15点線で示す。境
界の手前側ではD(=0.50)を設定し、境界を越えてか
らD´(=0.49)を設定している。
【0066】そこで本実施例では、境界付近において、
DとD´を交互に出現させ、その出現頻度の割合を徐々
に変えることにより、濃度の切替わりを目立たなくして
いる。この様子を図15実線で示す。デジタル複写機
は一般に1mmあたり約16本の走査ライン数で画像を構
成するため、本実施例のようにDをセットすると濃度の
切替わりが出力画像上に現われなくなる。
【0067】次に画像領域の部分的なグラデーションに
ついて説明する。今、図6に示す操作部300のキー3
07,308,309,310により、図12に示され
るような副走査座標YL,YHを指定し、100%から0
%までのなめらかなグラデーションが指定され、グラデ
ーションSW311が押下されたとすると、RAM20
6には図13に示すようなデータが、RAM207には
図14に示すようなすべて1.00のデータが格納されるこ
とになる。図13のDLからDHまでには(DH−DL+1)
/101ごとに1.00、0.99、・・・、0を順に格納す
る。
【0068】その後、コピースタートキー302が押下
されると、副走査座標Y0からYL-1までと、YH+1から
Ymまでの領域に対しては(画素出力×1.00×1.00)な
る演算が行なわれる為、原画像のままの出力となる。Y
LからYHまでの領域に対しては(画素出力×D×1.00)
なる演算が行なわれる為、この領域に対してのみ100
%−0%のなめらかなグラデーションが施こされること
になる。
【0069】図16に示されるように座標(XL,YL)
(XH,YH)で表現できる領域に対し、100%から0
%のなめらかなグラデーションを行ない、領域外の画像
出力をマスク(消去)するように指定されたとすると、
RAM206,207には、それぞれ図17,図18に
示すような構成でデータが格納されることになる。図1
7のDLからDHまでには(DH−DL+1)/101個ご
とに1.00、0.99、・・・、0が格納される。
【0070】領域{(X0,Y0),(XL,YL)},領域
{(XH,Y0),(Xn,YL)},領域{(X0,YH),
(XL,Ym)}および領域{(XH,YH),(Xn,Ym)}に
対しては(画像出力×0×0)なる演算が行なわれ、領
域{(XL,Y0),(XH,YL)}および領域{(XL
H),(XH,Ym)}に対しては(画像出力×0×1.00)
なる演算が行なわれ、領域{(X0,YL),(XL,YH)}
および領域{(XH,YL),(Xn,YH)}に対しては(画
像出力×1.00×0)なる演算が行なわれ、領域{(XL
L),(XH,YH)}に対しては(画像出力×D×1.00)
なる演算が行なわれ、指定領域に対して100%−0%
のなめらかなグラデーションを施し、領域外は画像制御
回路(c)においてマスキングが施こされ、画像が消去
される。
【0071】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、濃度が副
走査方向あるいは主走査方向に徐々に濃くあるいはうす
く変化する画像を形成する「グラデーション」処理が容
易に行なえるので、従来のように階調の違うコピーを複
数枚用意して、切り貼りする等のめんどうな作業が必要
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の機構部の概要を示す横断
面図である。
【図2】 図1に示す複写機本体Aの書き込み部を示す
拡大平面図である。
【図3】 図1に示す複写機の電装制御部の一部を示す
ブロック図である。
【図4】 図1に示す複写機の電装制御部の一部を示す
ブロック図である。
【図5】 図3に示すスキャナ制御回路を中心とするイ
メージスキャナ部のブロック図である。
【図6】 複写機本体Aに備わる操作部300の外観の
一部を示す平面図である。
【図7】 画像読取り系(図5に示すCCDイメ−ジセ
ンサ407の一部および信号処理回路451)の構成概
略を示すブロック図である。
【図8】 図7に示す濃度変換部106の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】 図8に示すRAM206およびRAM207
のメモリマップであり、データの流れの概略を示す。
【図10】 Hsync信号と画像出力の関係を示すタイミ
ングチャートである。
【図11】 Hsync信号と垂直ゲート信号の関係を示す
タイミングチャートである。
【図12】 画像領域を示す平面図である。
【図13】 部分的な画像領域のグラデーション時にお
けるRAM206のメモリマップである。
【図14】 部分的な画像領域のグラデーション時にお
けるRAM207のメモリマップである。
【図15】 階調の異なる走査ライン境界付近でのデー
タ分布を示すグラフである。
【図16】 指定座標による画像領域の例を示す平面図
である。
【図17】 部分的な画像領域のグラデーション時にお
いて、領域外にマスク処理を施す場合のRAM206の
メモリマップである。
【図18】 部分的な画像領域のグラデーション時にお
いて、領域外をマスク処理を施す場合のRAM207の
メモリマップである。
【符号の説明】
A:複写機本体(画像形成手段) B:自動原稿送り装
置 C:ソータ D:両面反転ユニッ
ト 8:CCDイメージセンサ (a):メインCPU (b):シーケンスCPU (c):画像制御回路 102:CCDドライバ 103:増幅器 104:A/D変換器 105:タイミングコン
トローラ 106:濃度変換回路 107:CPU(乗数
定手段) 201:排他的論理和ゲート 202,203:乗算器
乗算手段) 204,205:アドレスカウンタ 206,207:RAM 300:操作ボード 301:白黒反転モードキー 302:コピースタート
キー 307,308,309,310:画像領域指定キー
(画像領域指定手段) 311:グラデーションキー(指示手段) 312:グラデーション連写キー(指示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−28170(JP,A) 特開 昭61−91661(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387 - 1/409 G06T 5/00 100 G03F 1/00 - 1/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を主走査方向および副走査方向に走査
    して読取り画素毎の画像デ−タ,ライン同期信号および
    画素クロックを出力する画像読取り手段;第1記憶部および第2記憶部第1記憶部に副走査アドレスごとの乗数を書き込み、第
    2記憶部に主走査アドレスごとの乗数を書き込む乗数
    定手段;ライン同期信号をカウントし副走査アドレスを第1記憶
    部に与える副走査カウンタ; 画素クロックをカウントし主走査アドレスを第2記憶部
    に与える主走査カウンタ; 第1記憶部が出力する乗数および第2記憶部が出力する
    乗数を画像データに乗算する乗算手段;および、 画像データの処理モードを指示する 指示手段;を備え、 上記乗数設定手段は、指示手段によりグラデーション
    示があると、走査ライン毎および画素毎の少なくとも一
    方で画像濃度を順次変えるための乗数を第1および第2
    記憶部に書き込む;画像読取り装置。
  2. 【請求項2】前記乗数設定手段は、指示手段によりグラ
    デーション連写指示があると、複数原稿の最初に読み取
    る原稿の副走査方向の先頭から最後に読み取る原稿の副
    走査方向の後尾までを通して走査ライン毎に濃度を順次
    えるための乗数を第1および第2記憶部に書き込む、
    請求項1記載の画像読取り装置。
  3. 【請求項3】装置は更に、画像領域を指定する手段;を
    備え、前記乗数設定手段は、第1および第2記憶部の、
    指定領域内のアドレスには、走査ライン毎および画素毎
    の少なくとも一方で画像濃度を順次変えるための乗数
    を、指定領域外のアドレスには、画像なしにするための
    乗数を、書き込む、請求項1記載の画像読取り装置。
  4. 【請求項4】原稿を主走査方向および副走査方向に走査
    して読取り画素毎の画像デ−タ,ライン同期信号および
    画素クロックを出力する画像読取り手段;第1記憶部および第2記憶部第1記憶部に副走査アドレスごとの乗数を書き込み、第
    2記憶部に主走査アドレスごとの乗数を書き込む乗数
    定手段;ライン同期信号をカウントし副走査アドレスを第1記憶
    部に与える副走査カウンタ; 画素クロックをカウントし主走査アドレスを第2記憶部
    に与える主走査カウンタ; 第1記憶部が出力する乗数および第2記憶部が出力する
    乗数を画像データに乗算する乗算手段;、 画像データの処理モードを指示する 指示手段;および、乗数と画像データとの積が表す画像を用紙上に形成する
    画像形成手段;を備え、 上記乗数設定手段は、指示手段によりグラデーション
    示があると、走査ライン毎および画素毎の少なくとも一
    方で画像濃度を順次変えるための乗数を第1および第2
    記憶部に書き込む;画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記乗数設定手段は、指示手段によりグラ
    デーション連写指示があると、複数原稿の最初に読み取
    る原稿の副走査方向の先頭から最後に読み取る原稿の副
    走査方向の後尾までを通して走査ライン毎に濃度を順次
    変えるための乗数を第1および第2記憶部に書き込む、
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】更に、画像領域を指定する手段;を備え、
    前記乗数設定手段は、第1および第2記憶部の、指定領
    域内のアドレスには、走査ライン毎および画素毎の少な
    くとも一方で画像濃度を順次変えるための乗数を、指定
    領域外のアドレスには、画像なしにするための乗数を書
    き込む、請求項4記載の画像形成装置。
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