JP2973814B2 - バン型車の後部車体構造 - Google Patents

バン型車の後部車体構造

Info

Publication number
JP2973814B2
JP2973814B2 JP6078079A JP7807994A JP2973814B2 JP 2973814 B2 JP2973814 B2 JP 2973814B2 JP 6078079 A JP6078079 A JP 6078079A JP 7807994 A JP7807994 A JP 7807994A JP 2973814 B2 JP2973814 B2 JP 2973814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
roof
quarter
vehicle
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6078079A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07257433A (ja
Inventor
公一 丸山
温 佐口
輝 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP6078079A priority Critical patent/JP2973814B2/ja
Publication of JPH07257433A publication Critical patent/JPH07257433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2973814B2 publication Critical patent/JP2973814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バン型車における後部
車体構造、特にバックパネル付き横開きバックドア形式
の後部車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、バン型車において、後部車体構造
を多様化するものとして、バックパネル付き横開きバッ
クドア型式の車両がある。この形式は、図5に示すよう
に、一方のクォーターパネル2Aに沿ってバックパネル
4を形成し、該バックパネル4と、他方のクォーターパ
ネル2Bとルーフ1の後部とで形成されたドア開口に横
開き式バックドア7を設ける構造とし、ルーフ1の後縁
に、両サイドのドリップチャンネルをつなぎ、ドリップ
チャンネル11を鉢巻き状に設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この構造で
は、ルーフの後縁に沿って鉢巻き状のドリップチャンネ
ル11が突出しており、見栄えがよくない。また各車両
のルーフについてその後部をバックパネル付き横開きバ
ックドア型式専用に加工しなければならず生産性が良く
ない。また、クォーターパネル等の後部車体構成部材に
ついて、全開口はね上げバックドア車との共用性がな
く、形式の多様化に伴ってコスト高となる問題がある。
そこで本発明は、バックパネル付き横開きバックドア車
において、車体廻りの見栄えを向上せしめるとともに、
生産性およびコストの低減をはかることを課題としてな
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、バックパネル付き横開きバックドア形式のバン型
車において、ルーフ1をルーフメインパネル1Aと、ル
ーフ1の後端を形成するルーフリヤパネル1Bに分割
し、ルーフリヤパネル1Bの左右両端にそれぞれクォー
ターパネル2A、2Bの後端部上端を接合するととも
に、ルーフリヤパネル1Bと左右のクォーターパネル2
A、2Bの後端部とで形成される車体の後部開口の一方
のクォーターパネル2Aに沿う部分にバックパネル4を
設け、該バックパネル4と他方のクォーターパネル2B
との間の開口5を横開きバックドア7用の開口となし、
上記ルーフメインパネル1Aの後縁と上記ルーフリヤパ
ネル1Bの前縁とを凹状に接合して、接合部によりルー
フ後部車幅方向に延びる排水用の溝10を形成したバン
型車の後部車体構造とする。
【0005】また上記ルーフリヤパネル1Bを、図3
(B)に示すようにアウタパネル12aとインナパネル
13bとで閉断面に形成し、アウタパネル12aを車両
後方側へ立ち上がる傾斜面120aとして、該傾斜面1
20aによりスポイラーを形成したバン型車の後部車体
構造とする。
【0006】
【作用】ルーフ1をルーフメインパネル1Aと、ルーフ
1の後端を形成するルーフリヤパネル1Bとに分割して
双方の接合部で排水用の溝10を形成したから、ルーフ
の後端をとり囲む従来のドリップチャンネル11を不要
とし、車両後部の見栄がよくなる。また、車長の異なる
バン型車については、共通のルーフリヤパネル1Bを用
い、ルーフメインパネル1Aの長さを変えるのみで対応
することができ生産性が向上する。また、バックパネル
付き車両と全開口はね上げバックドア型車両とで共通の
クォーターパネルが使用できる。更に、ルーフリヤパネ
1Bを利用することでスポイラー専用の部材を付設す
ることなく、スポイラーを形成することができる。
【0007】
【実施例】図1に示す第1の実施例のバン型車の後部車
体構造は、ルーフ1と、左右のクォーターパネル2A、
2Bと、アンダーパネル3とにより車両後部荷室を形成
し、後部開口の一方のクォーターパネル2Aに沿う部分
に該開口のほぼ1/4幅のバックパネル4を設け、バッ
クパネル4と、他方のクォーターパネル2Bとの間に形
成される開口5はクォーターパネル2Bにヒンジ結合さ
れた横開きバックドア7(図1(B))により開閉され
る構造となっている。
【0008】ルーフ1は、ルーフメインパネル1Aと、
ルーフ1の後端部を形成するルーフリヤパネル1Bとよ
りなる。ルーフメインパネル1Aの左右の側縁にはドリ
ップチャンネル11が取り付けてある。
【0009】上記ルーフリヤパネル1Bは、図1(B)
に示すアウタパネル12bと、インナパネル13bとよ
りなる。アウタパネル12bの前端部は端縁を下部とす
る断面Z字形に形成してあり、水平端面がインナパネル
13bの前端縁に溶接してある。一方、ルーフメインパ
ネル1Aの後端部も端縁を下部とする断面Z字形に形成
してあり、その水平端面が溶接されたルーフリヤパネル
1Bの水平端縁と一体に溶接してある。これにより、両
パネル1A、1Bの接合部は、車幅方向に延びる排水用
の凹状の溝10を形成する。
【0010】ルーフリヤパネル1Bは車幅方向に帯状に
延びる形状でアウタパネル12bとインナパネル13b
とで閉断面をなし、両端に延出部15が形成してある。
そしてこの延出部15がそれぞれ左右のクォーターパネ
ル2A、2Bに接続してある。クォーターパネル2A、
2Bの後端部上端はピラー状で、図1(C)に示すよう
にアウタパネル21、およびインナパネル22で閉断面
をなしており、これを同一断面形状とした上記両延出部
15とは溶接により接合せしめてある。
【0011】一方、クォーターパネル2Aの後端部には
バックパネル4が取り付けてある。バックパネル4は、
両クォーターパネル2A、2Bの後端部間の間隔のほぼ
1/4幅で、上部に窓41が形成される形状となってお
り、一方の側縁がクォーターパネル2Aに、また窓枠部
の上端がルーフリヤパネル1Bにそれぞれ溶接してあ
る。
【0012】車両の後端下部にはアンダーパネル3が設
けられ、一端がクォーターパネル2Aおよびバックパネ
ル4に、他端がクォーターパネル2Bに溶接してある。
そして、ルーフリヤパネル1B、クォーターパネル2
B、バックパネル4およびアンダーパネル3とで形成さ
れる開口5は、クォーターパネル2Bの後端縁にヒンジ
結合されたバックドア7(図1(B))により開閉され
るようになっている。
【0013】本実施例では、ルーフメインパネル1Aと
ルーフリヤパネル1Bとの接続部で、ルーフ1の後縁に
沿う排水用の溝10を形成したから、従来のようにルー
フ1の後縁を鉢巻き状に取り巻くドリップチャンネルを
不要とし、後部車体の目につきやすい上部が面一にな
り、見栄えがよい。
【0014】また、車長の異なる複数の車種において、
共通のルーフリヤパネル1Bを用い、ルーフメインパネ
ル1Aの長さを変えるのみで対応することができ、生産
性がよい。更に、図4に示すような全開口はね上げバッ
クドア型の車種において、ルーフ1の左右後端に延出部
16を形成すれば、上記実施例のバックパネル付きの車
種と共通のクォーターパネル2を用いることができる。
【0015】図2は本発明の第2の実施例を示すもの
で、クォーターパネル2A、2Bの後端部上端はルーフ
まで延びており、上端がルーフメインパネル1Aの左右
後端に、側端がルーフリヤパネル1Bの両端にそれぞれ
接続せしめてある。ルーフメインパネル1Aとルーフリ
ヤパネル1Bの接続構造は第1の実施例と同じで接続部
に排水用の溝10が形成されている。
【0016】両クォーターパネル2A,2Bの先端縁
は、図1(B)に示すルーフリヤパネル1Bの前端縁と
実質的に同一の構造としてあってルーフメインパネル1
Aの後端縁に接続せしめてあり、上記排水用の溝10を
ルーフ1の左右両端まで延長する構造としてある。他の
構造は第1の実施例と実質的に同じである。
【0017】図3は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。本実施例ではルーフリヤパネル1Bのアウタパネ
ル12bは、その前端から後方へ向けて上方へ立ち上が
る傾斜面120aとしてあり、これによりスポイラーを
形成する。なお、図例のように、傾斜面120aを形成
することで高くなった後端面にハイマウントストップラ
ンプ6を設けることができる。他の構造は上記第一の実
施例と実質的に同じである。
【0018】本実施例によれば、スポイラー専用の別部
材をルーフに付設することなく、ルーフリヤパネル1B
を利用してスポイラーを形成することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、バン型車のルーフをルーフメ
インパネルと、ルーフの後端を形成するルーフリヤパネ
ルとに分割して双方の接合部で排水用の溝を形成したか
ら、ルーフの後端をとり囲む従来のドリップチャンネル
を不要とし、車両後部の見栄えがよくなる。
【0020】また、車長の異なるバン型車については、
共通のルーフリヤパネルを用い、ルーフメインパネルの
長さを変えるのみで対応することができ生産性が向上す
る。また、バックパネル付き車両と全開口はね上げバッ
クドア型車両とで共通のクォーターパネルが使用でき
る。
【0021】更に、ルーフリヤパネルを利用することで
スポイラー専用の部材を付設することなく、スポイラー
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、図1
(A)は後部車体の斜視図、図1(B)および図1
(C)はそれぞれ図1(A)のIB−IB線およびIC
−IC線に沿う断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の後部車体の斜視図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示すもので、図3
(A)は後部車体の斜視図、図3(B)は図3(A)の
III B−III B線に沿う断面図である。
【図4】全開口はね上げバックドア式バン型車の後部車
体の斜視図である。
【図5】従来のバックパネル付き横開きバックドア式バ
ン型車の後部車体の斜視図である。
【符号の説明】
1 ルーフ 1A ルーフメインパネル 1B ルーフリヤパネル 12a スポイラー形成ルーフリヤパネルのアウタパネ
ル 12b ルーフリヤパネルのアウタパネル 13b ルーフリヤパネルのインナパネル 2 クォーターパネル 2A 一方のクォーターパネル 2B 他方のクォーターパネル 3 アンダーパネル 4 バックパネル 5 後部開口 6 ハイマウントストップランプ 7 横開きバックドア 10 溝 11 ドリップチャンネル
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−132890(JP,U) 実開 昭63−142221(JP,U) 実開 昭63−80282(JP,U) 実開 昭58−75087(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックパネル付き横開きバックドア形式
    のバン型車において、ルーフをルーフメインパネルと、
    ルーフの後端を形成するルーフリヤパネルに分割し、ル
    ーフリヤパネルの左右両端にそれぞれクォーターパネル
    後端部上端を接合するとともに、ルーフリヤパネルと
    左右のクォーターパネルの後端部とで形成される車体の
    後部開口の一方のクォーターパネルに沿う部分にバック
    パネルを設け、該バックパネルと他方のクォーターパネ
    の後端部との間の開口を横開きバックドア用の開口と
    なし、上記ルーフメインパネルの後縁と上記ルーフリヤ
    パネルの前縁とを凹状に接合して、接合部によりルーフ
    後部車幅方向に延びる排水用の溝を形成したことを特徴
    とするバン型車の後部車体構造。
  2. 【請求項2】 上記ルーフリヤパネルを、アウタパネル
    とインナパネルとで閉断面に形成し、アウタパネルを車
    両後方側へ立ち上がる傾斜面として、該傾斜面によりス
    ポイラーを形成した請求項1記載のバン型車の後部車体
    構造。
JP6078079A 1994-03-23 1994-03-23 バン型車の後部車体構造 Expired - Fee Related JP2973814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6078079A JP2973814B2 (ja) 1994-03-23 1994-03-23 バン型車の後部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6078079A JP2973814B2 (ja) 1994-03-23 1994-03-23 バン型車の後部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07257433A JPH07257433A (ja) 1995-10-09
JP2973814B2 true JP2973814B2 (ja) 1999-11-08

Family

ID=13651845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6078079A Expired - Fee Related JP2973814B2 (ja) 1994-03-23 1994-03-23 バン型車の後部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2973814B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07257433A (ja) 1995-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0241981A (ja) 自動車の前部車体構造
JPS59165275U (ja) 自動車のル−フサイド部構造
JPH11235983A (ja) 自動車のフロントピラー構造
JPH0541450B2 (ja)
JP2973814B2 (ja) バン型車の後部車体構造
JPS62295720A (ja) 車両のキャンバストップ配設構造
JPS63222923A (ja) サンル−フのガイドレ−ル構造
US6042177A (en) Roof structure for vehicle
JP2000043757A (ja) テールゲートのピラー下部車体構造
JPH0748443Y2 (ja) 自動車の上部車体構造
JPH0315424Y2 (ja)
JPH04328075A (ja) 自動車のフレーム構造
JP3765239B2 (ja) 車体上部構造
US5951099A (en) Roof structure of vehicle
JP2000203456A (ja) 後部車体構造
JP2910584B2 (ja) 自動車のドア開口上部構造
JPH09142229A (ja) 自動車の車体上部のモール構造
JPH0111592Y2 (ja)
JP2599131Y2 (ja) ドアサッシュの結合構造
JPS6088631A (ja) 自動車のフロントドア
JPH0444423Y2 (ja)
JP3094295B1 (ja) テイルゲートの装着構造
JPS5826181Y2 (ja) 自動車のテ−ルゲ−ト
JP3316506B2 (ja) 車両のルーフ構造
JPH04303076A (ja) 自動車の下部車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees