JPH0860446A - 気相法炭素繊維の熱処理方法 - Google Patents

気相法炭素繊維の熱処理方法

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JPH0860446A JP21667394A JP21667394A JPH0860446A JP H0860446 A JPH0860446 A JP H0860446A JP 21667394 A JP21667394 A JP 21667394A JP 21667394 A JP21667394 A JP 21667394A JP H0860446 A JPH0860446 A JP H0860446A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細な気相法炭素繊維を装置上及び熱的に効
率よく熱処理すること。 【構成】 微細な気相法炭素繊維を圧縮成形して嵩密度
を0.03g/cm3 以上の成形体とし、その成形体を
通電加熱するかまたは成形後外熱法により焼成し、しか
る後通電加熱することからなる熱処理方法。上記の方法
においてシリンダー型の成形装置と通電加熱装置を接続
し、または該成形装置と外熱法の焼成装置及び通電加熱
装置を接続して成形及び熱処理を連続化してなる熱処理
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気相法の炭素繊維、より
詳しくは有機化合物の熱分解による気相成長法によって
得られた炭素繊維を熱処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】気相成長炭素繊維の製造方法は、反応炉
内で有機化合物を熱分解してウイスカー状の微細な炭素
繊維を1工程で得ることの出来る優れた方法である。し
かし工業的な生産性に問題があり種々改善がなされてき
た。例えば初めはセラミック基板に遷移金属の超微粒子
を付着させてから有機化合物を供給し分解させ長時間成
長させて比較的太く長い気相法炭素繊維を製造する方法
であった(特開昭52−103528)。
【0003】この方法は良好な物性の炭素繊維が得られ
るが、繊維径が太くなることや反応速度が遅いことが、
工業生産に向かないなど不十分な点が多かった。これを
改善するために、鉄を始めとする遷移金属またはその化
合物を触媒とし、この触媒とキャリヤーガス及び例えば
ベンゼン、トルエン、天然ガス等の有機化合物を液また
は気体状で反応炉に導入して有機化合物を800℃〜1
300℃程度で熱分解し、微細な炭素繊維を短時間で生
産する方法が開発され生産性が改善された。
【0004】これら気相法炭素繊維の製造方法としては フェロセン等の遷移金属化合物を気化させ反応炉(熱
分解炉)に導入し、遷移金属の微粒子を生成させシード
として用い製造する方法(特開昭60−54998)。 鉄等の遷移金属を直接熱分解炉中で気化させてシード
を作り製造する方法(特開昭61−291497)。 フェロセン等の遷移金属化合物を液体有機化合物に分
散あるいは溶解させて反応炉中にスプレーしてシードと
して製造する方法(特開昭58−180615)。 等によって製造されるようになった。これらの方法によ
って得られる気相法炭素繊維は繊維径が0.01μm〜
5μm、長さ1μm〜1000μm程度の繊維状を形成
し、黒鉛構造の網面が繊維軸に沿って発達し、内部に中
空の孔があるのが特徴である。
【0005】この炭素繊維には通常タール分、粒状炭
素、触媒の金属やその化合物が含まれ、これらの炭素や
金属等がタールによって繊維に付着している。製品とし
てはこれらを除去する必要がある。通常は加熱(熱処
理)してタール分を炭化し、得られた繊維の凝集体を解
砕あるいは粉砕し、気流分級等で粒状炭素や金属等を除
去している。また気相法炭素繊維は高くとも1300℃
程度の温度で製造されたものであり、黒鉛の結晶構造が
十分に発達していない。そのために用途によってはさら
に高温で熱処理して黒鉛の結晶構造を発達させ、電気や
熱の伝導性をよくする方法が採用されている。従来の熱
処理方法は繊維の集合体を加熱されている管内を通すか
あるいは容器に入れて電気炉等の中で加熱する等の外熱
法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明における気相法
炭素繊維は上記のような微細なもので、それが集合体を
なし、粉末状を呈している(以下この集合体を繊維状粉
末という)。 1)繊維状粉末はその嵩密度が0.005g/cm2
下と小さいため繊維状粉末のまま熱処理するには処理に
要する加熱炉を始め処理設備容量が大きくなり処理コス
トが高くなる原因となる。 2)繊維状粉末の熱処理は通常外部加熱の炉を使う。し
かし、繊維状粉末は嵩密度が小さいために設備容量が大
きく充填率も小さい。従って、熱伝導率も小さく熱効率
が悪くなり、結果的にコストが高くなる。 3)繊維状粉末のまま加熱処理するには繊維状粉末の移
送機構が必要となり、しかも1500℃以上の高温域を
移送するには設備的にも材質的にも問題が多く複雑とな
るばかりではなく、繊維状粉末の付着や詰まりのトラブ
ルで実用になりにくい。そこで、通常繊維状粉末を容器
に充填し、ほとんどが容器のまま加熱処理する方法がと
られている。しかしこの方法では、繊維状粉末のように
嵩密度が小さい粉体では容器内に充填する繊維の量は著
しく少なく、熱はほとんど容器を加熱することに費やさ
れ、その結果熱処理コストが高くなる。 4)容器の材質は1400℃以上、特に2000℃以上
での高温処理になるとこの温度にもつ材料は少なく、ま
た繊維状粉末の異種元素による汚染などを考慮し、黒鉛
ルツボの様な炭素材料が望ましい。しかし黒鉛でも高温
では僅かに混入する酸素や窒素等による腐食が激しく長
期間の使用は無理で消耗品となってしまう。本発明は繊
維状粉末を熱処理する際の上記の様な装置上等の問題が
なく、かつ熱効率のよい熱処理方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は微細な気相法
炭素繊維は単繊維自体で電気比抵抗は0.0001〜
0.001Ωcmであって通常の炭素材料と同様に導電
性がよいこと、また生成したままの繊維状粉末は嵩密度
が非常に小さいがタール分等が含まれているため、圧縮
成形することにより、嵩密度の高い成形体が得られるこ
とに着目し、本発明に到達した。即ち、本発明は微細な
気相法炭素繊維を圧縮成形して成形体の嵩密度を0.0
3g/cm3 以上とし、該成形体の両側に電極端子を当
接し、成形体に通電加熱することを特徴とする気相法炭
素繊維の熱処理方法である。
【0008】本発明で使用される微細な気相法炭素繊維
は前記したように直径が0.01μm〜5μm、長さが
1μm〜1000μm程度の繊維が集合した繊維状粉末
である。生成したままの繊維状粉末は嵩密度が0.00
5g/cm3 以下と非常に小さいので、先ずこれを圧縮
成形する。繊維状粉末は金型や圧縮方法を選ぶことによ
りあらゆる形状に成形が可能である。例えば円柱状、立
方体、直方体、角柱、平板状等であり、その他複雑な形
状でも成形できる。しかし工業的にはできるだけ単純な
形状でかつ両側(両端)から通電し易いように円柱や角
柱が望ましい。
【0009】成形方法はプレス成形法や押出し成形法が
最も容易である。繊維状粉末は各繊維の絡みがよく、ま
たタール分が少量含まれているので、そのまま圧縮成形
しただけでも通電加熱に支障ない程度に形状が保持され
るが、さらに高い強度を望む場合は繊維状粉末に澱粉、
CMC、タール、ナフタレン、アントラセン等の1次結
合材を少量添加して成形すればよい。
【0010】成形体の強度は、成形時の加圧圧力と繊維
状粉末の嵩密度によって調整できるので目的とする成形
体の強度、目標の嵩密度によって最適な圧力条件を選定
する。具体的には0.1kg/cm2 以上あればよい。
圧力は高いほどしっかりした成形品が得られるが高くな
りすぎると繊維の崩壊を起こし繊維特性が低下する。即
ち加圧圧力が0.1kg/cm2 より小さくなると、成
形品の強度が不十分で取扱中に崩壊して粉化する確率が
高くなる。一方100kg/cm2 以上の圧力になると
繊維の切断や崩壊が多くなり繊維特性が悪くなる。また
加圧圧力が高くなると金型を始め加圧システム自体の設
備費が高くなるので設備面コストから見ても圧力は低い
方が好ましい。従って成形圧力としては0.1〜100
kg/cm2 程度、好ましくは1〜10kg/cm2
度がよい。
【0011】成形圧力が0.1kg/cm2 以上であれ
ば成形体は嵩密度が通常0.03g/cm3 以上とな
る。しかし繊維状粉末の成形体は圧力が開放されると多
少復元する性質があるので通電加熱する際にはこれを考
慮する必要がある。本発明においては成形体の嵩密度は
通電加熱時において0.03g/cm3 以上とする。こ
の密度であれば電気比抵抗は100Ωcm以下となる。
成形体の通電加熱は例えば図1のような方法で行なう。
図において1は繊維状粉末の成形体でその嵩密度は0.
03g/cm3 以上である。2は成形体の上下の電極で
導体4′により電源4に接続されている。電極は導電性
がよくかつ高温に耐える炭素電極が最も適する。3はセ
ラミックス等の絶縁体である。通電加熱は非酸化性雰囲
気下で行なう必要があり、また成形体よりガスが発生す
るので通電部を筐体5で囲み、筐体5に窒素ガス、アル
ゴンガス等の導入口6及びガス排出口7を設ける。
【0012】成形体に負荷する圧力は上部の電極に取付
けた保持装置(図示せず)により調整できるようにす
る。電極と成形体の接触をよくし、かつ成形体の嵩密度
が0.03g/cm3 となっておれば圧力は殆ど負荷し
なくても通電は可能であるが好ましくは100g/cm
2 以上に加圧して通電する。成形体の加圧力は高過ぎる
と崩壊するので通常上限は100kg/cm2 程度であ
る。通電加熱は繊維状粉末を成形したままのものでもよ
く、またその成形体を一旦外熱法で可能な温度で加熱し
たものでもよい。成形したままのものは急速加熱すると
ガスの発生が激しいのでゆっくり加熱することが好まし
い。通電加熱は黒鉛化のような高温処理に特に有効であ
る。2500℃以上の高温処理の際には電極間の電圧が
高いと熱放電のおそれがあるので、あまり電圧は高くし
ない方がよく、例えば20V以下程度が好ましい。この
電圧でも必要な発熱が得られるように成形体の断面積、
高さ等を調整する。熱処理のための加熱温度は1300
℃位から3000℃前後の範囲で通常選ばれる。
【0013】図2は成形体を電気絶縁性の型8内で通電
加熱する方法を示す。成形体1は別に成形したものを型
8に入れてもよく、またこの型で成形し、続いて通電す
ることもできる。図2の方法では成形体が崩壊すること
がないので目的とする温度における型の耐圧力の範囲で
加圧力を高めることが可能である。しかし、絶縁性の型
としてはアルミナ等のセラミックスが用いられるが、加
熱温度は1800℃程度が限度である。
【0014】図3は成形装置と通電加熱装置を直結し、
成形と通電加熱を連続的にできるようにしたものであ
る。生成した繊維状粉末はホッパー9内に一時収容す
る。ホッパーの下部にシリンダー10とプランジャー1
1からなる成形装置を設置する。11′はプランジャー
の駆動装置である。ホッパーから繊維状粉末を所定量シ
リンダー内に落しプランジャーで圧縮成形する。粉末の
落下量はホッパー下部のフィダー9′で定量的に調整す
るのが好ましい。繊維状粉末は圧縮すると体積が非常に
小さくなるので所定の成形体にするには落下した粉末を
受ける部分の容積を十分大きくするかあるいは粉末の落
下と予備圧縮を繰り返し、最後に所定の成形体に圧縮す
る方法などを採用する。前者の場合はシリンダーに直角
方向(紙面に垂直方向)に空間を設け、そこに落下した
粉末をシリンダーに直角方向に作動するプランジャー
(図示してない)でシリンダーと同じ位置まで圧縮し、
次いで図示のプランジャー11で圧縮するなどの方法が
可能である。図示のシリンダーは断面が四角であるがシ
リンダーが円筒の場合は直角方向のプランジャーの先端
をシリンダーに合せた半円形とする。
【0015】シリンダーの底部は開閉ダンパー12がそ
の保持装置13内を駆動装置12′によりスライドする
ようになっている。保持装置は中央部分がシリンダーと
同一の穴を有している。成形時はダンパーを閉とし、成
形終了後ダンパーを開にし、成形体をプランジャーで押
出す。成形体は次に通電加熱するのがその方法は前記図
1の場合と本質的な変りはない。加熱が終了した成形体
は受け器14内に収容する。
【0016】図4は成形体が通電加熱される前に外熱法
による加熱(焼成)領域を設けた方法を示す。その他は
図3と変りはない。ダンパーから出た成形体は加熱装置
16を備えた炉芯管15内に入り、そこで焼成される。
炉芯管は成形体が充填されていてもガスが通るように成
形体より太くする。炉芯管による焼成及び通電加熱にお
いてガスが発生するが、これらのガスは導入される窒素
ガス6等により通電加熱室から炉芯管内を通り、排出口
7より出るが、そのガスの揮発分を凝縮、吸着、吸収等
の方法で除いてリサイクル使用することも可能である。
この装置では炉芯管による焼成は1800℃程度以下と
し、その後通電により3000℃位まで加熱することが
できる。以上の図示の方法は成形体を上下より電極で挟
んで縦に通電しているが、左右から横方向に通電するこ
とも勿論可能である。
【0017】
【実施例】
[実施例1]繊維状粉末として各繊維の大部分が直径
0.05〜3μm、長さが2〜100μmの範囲にある
ものを用い、図3の装置によりその成形体に通電加熱し
た。シリンダーは断面が30mm×30mmの角筒体で
ある。ホッパーから繊維状粉末をシリンダーに供給し、
5kg/cm2 の圧力で成形した。成形後ダンパー12
を開とし、成形体を押出した。成形体の長さは50m
m、嵩密度は0.08g/cm3 で、電気比抵抗は0.
4Ωcmであった。この成形体の30×50mmの両面
を上下の黒鉛電極で挟み、5g/cm2 の加圧で通電し
た。初期の電圧は2.5V、電流は1Aで、徐々に電圧
を上げ、最終的には電圧を15.2V、電流を18.5
Aとし、それまでのスタートからの時間は5分であっ
た。この最終的な電圧、電流の条件で10分間保持し
た。成形体は約1400℃となった。通電中は窒素ガス
を0.5リットル/分流した。冷却後成形体を取外し、
粉砕して気流分級器により粒状の炭素や鉄化合物を除き
製品とした。製品のCoは6.928Å、Lcは50Å
であった。
【0018】[実施例2]図4に示す装置で熱処理し
た。成形までは実施例1と同様である。成形体は先ず炉
芯管内に送り、熱処理した。炉芯管の最高温度領域は1
400℃である。この領域での滞溜時間は10分間であ
る。次に成形体を熱いまま通電加熱装置に移し実施例1
と同様に黒鉛電極に挟み5kg/cm2 の加圧下で通電
した。初期の電圧2.5V、電流1Aで徐々に電圧を上
げ、最終的には電圧20.3V、電流61Aとし、それ
までのスタートからの時間は10分であった。最終的な
電圧、電流で10分間保持した。成形体の温度は放射温
度計で推定3014℃であった。実施例1と同様に粉
砕、分級し製品とした。製品のCoは6.765Å、L
cは280Åでよく黒鉛化されていた。
【0019】
【発明の効果】嵩密度の小さい気相法炭素繊維の熱処理
は効率が悪かったが、本発明のように圧力を加えること
によって成形して得られた成形体の嵩密度が0.03g
/cm3 以上となり、成形体の電気比抵抗が100Ωc
m以下に出来たことによって気相法炭素繊維に通電加熱
できるようになった。この結果本発明では気相法炭素繊
維を容器に入れることなく短時間で連続的に効率よく熱
処理できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】微細な気相法炭素繊維の成形体の通電加熱を示
す断面図。
【図2】図1における成形体を電気絶縁体の中に入れて
通電加熱する場合を示す断面図。
【図3】微細な気相法炭素繊維を成形し、次いで通電加
熱を示す断面図。
【図4】図3における成形と通電加熱の間に外熱式の加
熱装置を設けた場合を示す断面図。
【符号の説明】
1 微細な気相法炭素繊維の成形体 2 電極 4 電源 6 不活性ガス導入口 7 ガス排出口 8 セラミックス絶縁体 9 ホッパー 9′ フィダー 10 シリンダー 11 プランジャー 12 ダンパー 14 受け器 15 炉芯管 16 加熱装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細な気相法炭素繊維を圧縮成形して成
    形体の嵩密度を0.03g/cm3 以上とし、該成形体
    の両側に電極端子を当接し、成形体に通電加熱すること
    を特徴とする気相法炭素繊維の熱処理方法。
  2. 【請求項2】 型内で成形体に通電加熱する請求項1記
    載の気相法炭素繊維の熱処理方法。
  3. 【請求項3】 底部に開閉ダンパーを備えたシリンダー
    型の成形装置で微細な気相法炭素繊維を成形し、成形後
    シリンダーのダンパーを開とし、成形体をシリンダーか
    ら押出し、該成形体の両側に電極端子を当接し、成形体
    に通電加熱することを特徴とする気相法炭素繊維の熱処
    理方法。
  4. 【請求項4】 底部に開閉ダンパーを備えたシリンダー
    型の成形装置で微細な気相法炭素繊維を成形し、成形後
    シリンダーのダンパーを開とし、成形体をシリンダーか
    ら押出してシリンダーに接続された炉芯管内に送り込
    み、成形体を焼成し、次いで炉芯管から押出された成形
    体の両側に電極端子を当接し、焼成成形体に通電加熱す
    ることを特徴とする気相法炭素繊維の熱処理方法。
  5. 【請求項5】 微細な気相法炭素繊維を収納したホッパ
    ーの下部にシリンダー型成形装置を直結して該炭素繊維
    の成形を行なう請求項3又は4記載の気相法炭素繊維の
    熱処理方法。
  6. 【請求項6】 成形体の通電加熱を100g/cm2
    上の加圧下で行なう請求項1〜5のいずれかに記載の気
    相法炭素繊維の熱処理方法。
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