JPH0854790A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0854790A
JPH0854790A JP6211942A JP21194294A JPH0854790A JP H0854790 A JPH0854790 A JP H0854790A JP 6211942 A JP6211942 A JP 6211942A JP 21194294 A JP21194294 A JP 21194294A JP H0854790 A JPH0854790 A JP H0854790A
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でベルトに作用する寄り力を微妙
に調整でき、もって、所謂ウォークを有効に防止する。 【構成】 複数の支持ロール2,3間に張架されて循環
回転する無端状ベルト1を有し、この無端状ベルト1の
画像形成部位に直接若しくは当該画像形成部位に保持さ
れた転写材に対し画像形成ユニット4にて形成される画
像を転写する画像形成装置において、上記無端状ベルト
1の支持ロール2,3の少なくとも一つ(例えば2)を
軸方向に対して複数に分割し、分割されたロール分割体
5(例えば5a,5b,5c)の少なくとも一つ(例え
ば5b)が他のロール分割体5a,5cと異なる回転負
荷となる回転負荷可変手段6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、プリンタ等
の画像形成装置に係り、特に、無端状ベルトの画像形成
部位に直接若しくは当該画像形成部位に保持された転写
材に対し画像形成ユニットにて形成される画像を転写す
るタイプの画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像形成装置としては、例
えば、感光ドラム等の像担持体を複数回回転させ、像担
持体上で各色トナー像の色重ねを行いカラー画像を作成
し、しかる後に、転写材に各色トナー像を一括転写する
ようにしたものが既に知られている。この種のカラー画
像形成装置にあっては、像担持体上にカラー画像全域を
同時に作成するために、像担持体の周面寸法は使用する
転写材のうち最大サイズの長さ以上に設定する必要があ
る。例えば、JIS規格A3サイズの転写材の場合、長
さが420mmであるから、必要な像担持体上の径寸法
φは133.7mm以上である。
【0003】このようなカラー画像形成装置において
は、カラー画像形成プロセス中、像担持体上に各色トナ
ー像が付着しているため、各色トナー像を破壊しないよ
うにする上で剥離爪を用いることが困難である。
【0004】このため、無端状の転写ベルトを用いて転
写材の搬送/転写を行い、転写ベルトに転写材を静電的
に吸着して像担持体上への転写材の巻き込みを防止する
ようにしたものが既に提案されている(例えば特開昭4
9−89537号公報)。このような転写ベルトとして
は、誘電率2.0〜4.0の誘電体ベルト(特開昭55
−18633号公報)や電気抵抗1010〜1015Ω・c
mの半導体ゴム(特開昭63−83762号公報)等が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような転写ベルト
を用いた場合、転写ベルト自身の寸法精度、張架した支
持ロールのアライメント不良などの理由から、転写ベル
トが軸方向にずれていく所謂ウォークが発生する場合が
ある。ウォークが発生した場合、転写ベルトの端部が転
写ベルトの支持ロールから脱落したり、また、転写ベル
トにシワやよじれが発生してしまい、転写材が像担持体
と密着できず、転写ムラの原因につながってしまう。
【0006】このようなウォーク防止法として、転写ベ
ルトに鍔を付け誘導溝で案内する方法(特開昭62−1
65676号,同62−235146号,同63−27
7147号公報)や、転写ベルトの支持ロール端部にフ
ランジを設ける方法(実開昭59−173059号,特
開昭59−184379号,特開平4−42277号)
や、支持ロール径を軸方向で変える方法(特開昭63−
301084号,実開昭63−162744号,実開平
3−35949号)が提案されている。
【0007】しかしながら、転写ベルトに鍔を付け誘導
溝で案内する方法やロール端部にフランジを設ける方法
はウォークの規制としての効果はあるが、転写ベルトに
作用する寄り力を微妙に調整することができず、例えば
転写ベルトの厚さが薄い場合、転写ベルトにシワやよじ
れが発生してしまい、転写ムラが発生するという技術的
課題がある。
【0008】また、支持ロール径を変える方法にあって
は、予め成形された支持ロールの形状によって転写ベル
トに作用する寄り力が略決まってしまい、当該寄り力を
微妙に調整することができず、例えば支持ロールの成形
誤差等によっては転写ベルトのウォークを十分に規制し
得ない事態が生ずるという技術的課題がある。
【0009】このような技術的課題は、上述したタイプ
に限られるものではなく、例えば転写ベルトに沿って複
数の画像形成ユニットを配列し、各画像形成ユニットで
形成されたトナー像を転写ベルトに直接あるいは転写ベ
ルトに保持された転写材に順次転写させる所謂タンデム
型画像形成装置等についても同様に生ずる。
【0010】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ために為されたものであって、簡単な構成でベルトに作
用する寄り力を微妙に調整でき、もって、所謂ウォーク
を有効に防止できるようにした信頼性の高い画像形成装
置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1(a)(b)に示すように、複数の支持ロール2,
3間に張架されて循環回転する無端状ベルト1を有し、
この無端状ベルト1の画像形成部位に直接若しくは当該
画像形成部位に保持された転写材に対し画像形成ユニッ
ト4にて形成される画像を転写する画像形成装置におい
て、上記無端状ベルト1の支持ロール2,3の少なくと
も一つ(例えば2)を軸方向に対して複数に分割し、分
割されたロール分割体5(例えば5a,5b,5c)の
少なくとも一つ(例えば5b)が他のロール分割体5
a,5cと異なる回転負荷となる回転負荷可変手段6を
設けたことを特徴とする。
【0012】このような技術的手段において、無端状ベ
ルト1が張架される支持ロール2,3は少なくとも一対
あればよいが、無端状ベルト1の長さやレイアウトに応
じて3以上用いてもよいことは勿論である。また、この
発明において、上記画像形成ユニット4は、例えば像担
持体を複数回転させ、像担持体上に複数の色トナー像を
作成した後に無端状ベルト1に保持された転写材に像担
持体上の各色トナー像を一括転写させるようにしたもの
や、あるいは、複数の色成分毎に個々的に設けられ、個
々に形成されたトナー像を無端状ベルト1に直接若しく
はベルト1上に保持された転写材に順次転写するように
したものを対象とする。更に、ロール分割体5構造にす
るのは、支持ロール2,3のうち少なくとも一つであれ
ばよいが、通常ロール分割体5は別個独立に回転動作し
得るようにすることが必要になるため、支持ロール2,
3のうち従動ロールに対してロール分割体5構造を施す
ようにすればよい。
【0013】また、ロール分割体5の分割数については
奇数、偶数適宜選定して差し支えないが、例えばロール
分割体5の回転負荷のバランスにより無端状ベルト1の
中央部分から偏った部分に向かってベルト1の寄り力が
作用する場合には、例えばエッジガイドなどでベルト1
の寄りを強制的に規制することが必要になる。これに対
し、エッジガイドなどを用いることなく、ベルト1のウ
ォークを有効に防止するという観点からすれば、例えば
ロール分解体5の分割数が3である場合には、支持ロー
ル2の中央に位置するロール分割体5bの回転負荷を他
のロール分割体5a,5bよりも大きく設定し、支持ロ
ール2の回転負荷を対称的に設定することが好ましい。
【0014】更に、ロール分割体5の軸方向寸法につい
ては全て同一に設定してもよいし、一部相違させるよう
にしても差し支えない。更にまた、ロール分割体5間の
間隙寸法については、ベルト1面が前記間隙に対応した
箇所で凹まない程度(例えば0.3mm以下)であれば
適宜選定して差し支えない。また、ロール分割体5の端
部によるベルト1のダメージを軽減するという観点から
すれば、ロール分割体5の表面を弾性体で構成したり、
ロール分割体5の端部をR形状にすることが好ましい。
【0015】更に、回転負荷可変手段6については、ロ
ール分割体5の回転負荷を可変設定し得るものであれ
ば、例えば回転負荷を大きく設定したいロール分割体5
に対して摺動部材をスプリング部材等を介して摺接させ
たり、あるいは、ロール分割体5のロール径寸法を変更
させたり、あるいは、ロール分割体5の表面部の摩擦抵
抗を変更させたり、あるいは、これらを適宜組み合わせ
る等適宜選定して差し支えない。特に、ベルト1のウォ
ークをより細かく補正したいという観点からすれば、例
えばロール分割体5に対して摺動部材をスプリング部材
等で摺接させるタイプにおいて、スプリング部材の押圧
力を予め微調整可能にしておき、ロール分割体5の回転
負荷を微調整できるようにすることが好ましい。
【0016】
【作用】上述したような技術的手段によれば、無端状ベ
ルト1の支持ロール2,3の少なくとも一つ(例えば
2)は軸方向に対して複数(例えば3つ)分割され、回
転負荷可変手段6は、分割されたロール分割体5の少な
くとも一つ(例えば5b)を他のロール分割体5a,5
cと異なる回転負荷とする。このとき、ロール分割体5
bの回転負荷が他のロール分割体5a,5cのそれより
も大きく設定されているとすれば、ロール分割体5bに
対応した無端状ベルト1の中央部分に作用する張力が他
の部分よりも大きくなり、ベルト1は張力が高い方へと
引っ張られながら循環回転するが、一方向に偏ったウォ
ークが発生することはない。
【0017】また、回転負荷可変手段6によりロール分
割体5に作用する回転負荷を微調整するようにすれば、
無端状ベルト1に作用する張力の大きさが微調整される
ことになり、これに伴って、ベルト1のウォーク補正が
より細かく行われる。
【0018】尚、ロール分割体5の回転負荷のバランス
によって、無端状ベルト1の中央部分から偏った部分の
張力が他の部分よりも大きくなる場合には、ベルト1は
一方向に偏ったウォークを発生するが、当該ウォークは
エッジガイドにより有効に規制される。このとき、上記
ベルト1の張力分布差をあまり大きくしなければ、ベル
ト1に作用する寄り力が極端に大きくなることはないの
で、ベルト1にしわやよじれが発生することは有効抑え
られる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2はこの発明が適用されたカラー画像形成装置の実施
例1の概略図である。同図において、符号10は感光ド
ラム等の像担持体、20は像担持体10を帯電する帯電
器、30は図示外の半導体レーザとポリゴン回転ミラー
31とを内蔵するレーザ光発生器であり、このレーザ光
発生器30からのレーザ光32で各色成分の潜像(この
実施例ではレーザ光照射部が画像部)を形成するように
なっている。
【0020】また、符号40a〜40dは像担持体10
に形成された各色成分潜像を対応する色トナーで現像す
る例えばイエロ用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用
の4台の現像装置であり、各現像装置は帯電器20で帯
電された像担持体10の表面電位極性と同じ極性電荷を
持つ色トナーにて潜像の画像部を反転現像するようにな
っている。そして、第二段以降の現像装置40b〜40
dは前の現像工程により現像された像担持体10上のト
ナー像が乱されたり、像担持体10上のトナー像が現像
装置40b〜40d側に逆転移されないように、例えば
特開平3−113474号に記載されているような工夫
が施されている。
【0021】また、符号50は像担持体10上の各色ト
ナー像を転写材60へ一括転写する転写装置であり、こ
の実施例では一対の駆動ロール51と従動ロール52と
の間に転写ベルト53を循環回転可能に架設し、上記像
担持体10に対向する転写ベルト53の内部に転写帯電
器54を配設したものである。そして、この転写装置5
0は例えば偏心カム機構55にて像担持体10に対し当
接又は退避するようになっており、この実施例では、作
像中のトナー像が転写工程前に転写領域を通過するタイ
ミングにおいては像担持体10から離間した退避状態に
あり、3色目トナー像の後端が転写領域を過ぎてから4
色目のトナー像の先端が転写領域に達するまでの間に像
担持体10に当接する。
【0022】また、符号70は像担持体10上の残留ト
ナーを除去するクリーニング装置であり、71は像担持
体10を残留トナーをクリーニング前に除電する除電
器、72は像担持体10をクリーニング後に除電露光す
る除電露光装置である。そして、上記クリーニング装置
70は例えば偏心カム機構73にて像担持体10に対し
当接又は退避するようになっており、この実施例では、
作像中のトナー像が転写工程前にクリーニング領域を通
過するタイミングにおいては像担持体10から離間した
退避状態にあり、3色目トナー像の後端がクリーニング
領域を過ぎてから4色目のトナー像の先端がクリーニン
グ領域に達するまでの間に像担持体10に当接する。
【0023】次に、この実施例に係るカラー画像形成装
置の画像形成プロセスを説明する。先ず、1回目の画像
形成サイクルとして、像担持体10は帯電器20で帯電
され、レーザ光発生器30からのレーザ光32でイエロ
に相当する潜像が像担持体10の所定の位置に形成さ
れ、この潜像はイエロ用現像装置40aにより現像され
る。
【0024】次に、2回目の画像形成サイクルとして、
像担持体10は帯電器20により再帯電され、前工程で
レーザ光32の照射を受け電位が下がった部分が再び元
の電位近くまで回復する。その後、レーザ光発生器30
からのレーザ光32でマゼンタに相当する像が像担持体
10の所定の位置に再度照射され、このレーザ光照射部
がマゼンタ用現像装置10bのマゼンタトナーにて現像
される。
【0025】以後同様に、3回目の画像形成サイクルと
して、帯電器20による再帯電、レーザ光発生器30か
らのレーザ光32によるシアン像の照射、シアン用現像
装置40cによるシアン像の現像、4回目の画像形成サ
イクルとして、帯電器20による再帯電、レーザ光発生
器30からのレーザ光32によるブラック像の照射、ブ
ラック用現像装置40dによるブラック像の現像の各工
程を経る。
【0026】ブラック用現像装置40dによるブラック
像の現像工程が終了した時点で、像担持体10上に照射
像に応じたイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの4色
重ね合わされたトナー像が存在する。一方、ペーパガイ
ド61から送出される転写材60は転写装置50の転写
ベルト53に静電保持されて転写領域へ進行していき、
転写領域を通過する時点で、像担持体10上のイエロ、
マゼンタ、シアン、ブラックの4色重ね合わされたトナ
ー像は、転写帯電器54にて転写材60に一括転写され
る。
【0027】転写工程が終了した後、転写材60は転写
ベルト53から剥離されて搬送ベルト62により定着装
置(図示せず)に搬送され定着工程が施される。また、
転写工程終了後、像担持体10上の残留トナーは、除電
器71により除電された後クリーニング装置70により
クリーニングされ、引続き除電露光装置72からの露光
を受け、再び帯電器20による帯電工程に入り、前述の
全工程を繰り返し複数枚の連続プリントを出力する。
【0028】次に、この実施例に係る転写装置50の詳
細を図3に、転写装置50の従動ロール断面図を図4に
示す。同図において、駆動ロール51は図示されていな
い駆動系により回転駆動され、駆動ロール51と従動ロ
ール52との間に架設されている転写ベルト53は矢印
Aの方向に回転している。この実施例において、従動ロ
ール52は軸方向に対して3つ(91,92,93)に
分割されており、各ロール分割体91〜93は夫々等し
い軸方向寸法を有し、固定されたシャフト94に軸受9
5を介して夫々間隔Lをもって独立回転自在に取付けら
れている。
【0029】更に、この実施例では、中央に位置するロ
ール分割体92には回転負荷可変装置100が付設され
ている。この回転負荷可変装置100は、例えば所定の
摩擦係数を有する弾性ゴムからなる摺動部材101を付
勢力が可変設定されるスプリング部材102にてロール
分割体92のロール周面に押圧付勢して摺擦させるよう
にしたものである。
【0030】このため、中央に位置するロール分割体9
2の回転負荷は、他の両側に位置するロール分割体9
1,93に比べて大きく設定されることになり、図5に
示すように、回転負荷の大きいロール分割体92に対応
した転写ベルト53領域の張力が他の領域よりも大きく
設定されることになる。このとき、転写ベルト53は張
力の高い方向へ移動しようとするが、転写ベルト53の
中央部分の張力が高いため、転写ベルト53は、回転し
ている間矢印B、Cの方向の力を受けることになり、転
写ベルト53の寸法精度、支持ロール52のアライメン
ト不良等があっても、転写ベルト53に所謂ウォークが
発生することがない。
【0031】更に、この実施例では、図4に示すよう
に、上記ロール分割体91〜93の端部周縁はR形状部
96に形成されているため、ロール分割体91〜93の
端部と転写ベルト53との間の摺擦に伴うダメージは極
めて少なく抑えられ、その分、転写ベルト53の寿命が
長くなる。
【0032】次に、実施例1の変形例を図6に基づいて
説明する。同図において、変形例に係る転写装置50の
従動ロール52は軸方向に対して2つ(91,92)に
分割されたもので、一方のロール分割体92に対し回転
負荷可変装置100が付設されている。そして、上記ロ
ール分割体92側に位置する支持ロール52の端部近傍
にエッジガイド110が固定シャフト94に軸受111
を介して設けられている。
【0033】この変形例によれば、ロール分割体92の
回転負荷が大きくなるため、転写装置50の転写ベルト
53のうちロール分割体92に対応する部分の張力が大
きくなる。このとき、転写ベルト53は、回転している
間矢印D方向の力を受けることになるため、上記転写ベ
ルト53は矢印D方向へウォークしようとするが、転写
ベルト53の端部はエッジガイド110に当接し、転写
ベルト53のウォークは有効に規制される。また、上記
ロール分割体92への回転負荷の大きさは、回転負荷可
変装置100のスプリング部材102の付勢力を微調整
することにより簡単に微調整されるため、転写ベルト5
3に作用する張力分布も簡単に微調整される。それゆ
え、転写ベルト53のエッジガイド110への当接力は
十分に小さいものに調整され、転写ベルト53がエッジ
ガイド110に当接したとしても、転写ベルト53にし
わやよじれが生ずることはない。
【0034】◎実施例2 図7は実施例2に係る転写装置の従動ロール構造を示す
断面説明図である。同図において、従動ロール52は、
実施例1と同様に、軸方向に対して3つ(91,92,
93)に分割されており、各ロール分割体91〜93は
夫々等しい軸方向寸法を有し、固定されたシャフト94
に軸受95を介して夫々独立回転自在に取付けられてい
る。しかしながら、実施例1と異なり、上記中央に位置
するロール分割体92の径寸法が他のロール分割体9
1,93よりも半径寸法がΔr(この実施例では0.2
mm)だけ大きく設定されている。
【0035】従って、この実施例によれば、ロール分割
体92の径寸法が他のロール分割体91,93よりも大
きく設定されるため、ロール分割体92の回転負荷が他
のロール分割体91,93よりも大きくなり、その分、
転写装置50の転写ベルト53のうちロール分割体92
に対応する部分の張力が他の部分よりも大きく設定され
る。このため、実施例1と同様に、転写ベルト53は、
回転している間矢印B、Cの方向の力を受けることにな
り、転写ベルト53の寸法精度、支持ロール52のアラ
イメント不良等があっても、転写ベルト53に所謂ウォ
ークが発生することがない。
【0036】次に、実施例2の変形例を図8に基づいて
説明する。実施例2にあっては、ロール分割体92と他
のロール分割体91,93との間で径寸法差による段差
が形成され、その段差がある程度大きくなると、転写装
置50の転写ベルト53の表面部分に段差が生じ、転写
材60の保持不良(あるいはトナー像の転写不良)の原
因になる懸念がある。このような事態を回避するため
に、図8に示す変形例では、中央に位置するロール分割
体92の両側に位置するロール分割体91,93の周面
形状が軸方向に対して対称なテーパ形状面(この実施例
では、ロール径寸法が軸方向外側へ向かうにつれて次第
に縮径する形状面を意味する)97として形成され、ロ
ール分割体92の端部と他のロール分割体91,93の
端部との間に段差が形成されることなく滑らかに連なる
ようになっている。
【0037】◎実施例3 図9は実施例3に係る転写装置の従動ロール構造を示す
断面説明図である。同図において、従動ロール52は、
実施例1,2と同様に、軸方向に対して3つ(91,9
2,93)に分割されており、各ロール分割体91〜9
3は夫々等しい軸方向寸法を有し、固定されたシャフト
94に軸受95を介して夫々独立回転自在に取付けられ
ている。しかしながら、実施例1,2と異なり、上記中
央に位置するロール分割体92の表面には弾性コーティ
ング層103が、また、両側に位置するロール分割体9
1,93の表面には弾性コーティング層104が夫々被
覆されているが、この実施例では、上記弾性コーティン
グ層103の摩擦係数が弾性コーティング層104のそ
れよりも大きく設定されている。
【0038】従って、この実施例によれば、ロール分割
体92の摩擦係数が他のロール分割体91,93よりも
大きく設定されるため、ロール分割体92の回転負荷が
他のロール分割体91,93よりも大きくなり、その
分、転写装置50の転写ベルト53のうちロール分割体
92に対応する部分の張力が他の部分よりも大きく設定
される。このため、実施例1と同様に、転写ベルト53
は、回転している間矢印B、Cの方向の力を受けること
になり、転写ベルト53の寸法精度、支持ロール52の
アライメント不良等があっても、転写ベルト53に所謂
ウォークが発生することがない。
【0039】◎実施例4 図10はこの発明が適用されるカラー画像形成装置の他
の態様を示す。同図において、符号120a〜120d
(全体については120で示す)は夫々シアン系、マゼ
ンタ系、イエロ系、ブラック系のトナー像を電子写真プ
ロセスにて形成する画像形成ユニットであり、各画像形
成ユニット120は、感光ドラム等の像担持体121
と、この像担持体121を帯電する帯電器122と、帯
電された像担持体121上に静電潜像を書込むレーザ光
発生器123と、シアン、マゼンタ、イエロ、ブラック
の各色系のトナーが収容される現像装置124と、像担
持体121上の残留トナーを除去するためのクリーニン
グ装置125とを主な構成要素としている。また、符号
130はこの実施例に係る転写装置であり、この転写装
置130は駆動ロール131と従動ロール132との間
に架設され且つ上記各画像形成ユニット120a〜12
0dに面した箇所に転写ベルト133を有し、各画像形
成ユニット120a〜120dに対応した転写ベルト1
33内部に転写帯電器134を夫々設けたものである。
そして、上記従動ロール132は例えば実施例1と同様
な分割構造に構成されている。尚、符号141は転写材
140の供給装置、142は定着器、143は転写材排
出トレイである。
【0040】従って、この実施例によれば、各画像形成
ユニット120a〜120dにて各像担持体121上に
形成されたトナー像は、転写帯電器134により転写ベ
ルト133に保持された転写材140に対し順次転写さ
れ、しかる後、転写材140は転写ベルト133から剥
離されて定着器142を通過した後に排出トレイ143
に排出される。このとき、上記転写ベルト133は、実
施例1と同様に、ウォークのない状態で循環回転するた
め、各色トナー像の転写材140への転写位置が転写ベ
ルト133の幅方向にずれることは有効に回避される。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、無端状ベルトが支持される支持ロールの少なくとも
一つを軸方向に対して分割構造とし、ロール分割体の一
部に他のロール分割体と異なる回転負荷を与え、ベルト
の軸方向張力分布を可変にするようにしたので、簡単な
構成でベルトに作用する寄り力を微妙に調整でき、もっ
て、ベルトのウォークの発生を有効に回避でき、画像形
成に対する信頼性を向上させることができる。特に、ベ
ルトの中央の張力を大きく設定するようにすれば、ベル
トの寄り力をベルトの中央に向けて作用させて相殺させ
ることが可能になるため、エッジガイドなどを用いるこ
となく、ベルトのウォークを回避することができる。
【0042】また、回転負荷可変手段によるロール分割
体の回転負荷を微調整可能にすれば、ベルトの張力分布
を微調整することが可能になるため、ベルトのウォーク
補正をより細かく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)はこの発明に係る画像形成装置の正面
説明図、(b)はその平面図である。
【図2】 この発明が適用されたカラー画像形成装置の
実施例1の概略を示す説明図である。
【図3】 実施例1に係る転写装置を示す平面説明図で
ある。
【図4】 実施例1に係る転写装置の従動ロール構造を
示す断面説明図である。
【図5】 実施例1に係る転写装置の転写ベルトに作用
する張力分布を示すグラフ図である。
【図6】 実施例1に係る転写装置の従動ロール構造の
変形例を示す説明図である。
【図7】 実施例2に係る転写装置の従動ロール構造を
示す断面説明図である。
【図8】 実施例2に係る転写装置の従動ロール構造の
変形例を示す断面説明図である。
【図9】 実施例3に係る転写装置の従動ロール構造を
示す断面説明図である。
【図10】 この発明が適用されたカラー画像形成装置
の実施例4の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
1…無端状ベルト,2,3…支持ロール,4…画像形成
ユニット,5(5a,5b,5c)…ロール分割体,6
…回転負荷手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の支持ロール(2,3)間に張架さ
    れて循環回転する無端状ベルト(1)を有し、この無端
    状ベルト(1)の画像形成部位に直接若しくは当該画像
    形成部位に保持された転写材に対し画像形成ユニット
    (4)にて形成される画像を転写する画像形成装置にお
    いて、上記無端状ベルト(1)の支持ロール(2,3)
    の少なくとも一つ(2)を軸方向に対して複数に分割
    し、分割されたロール分割体(5:5a,5b,5c)
    の少なくとも一つ(5b)が他のロール分割体(5a,
    5c)と異なる回転負荷となる回転負荷可変手段(6)
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、回転負荷
    可変手段(6)は支持ロール(2)の中央に位置するロ
    ール分割体(5b)の回転負荷を他のロール分割体(5
    a,5b)よりも大きく設定するものであることを特徴
    とする画像形成装置。
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