JP2958413B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2958413B2
JP2958413B2 JP16669495A JP16669495A JP2958413B2 JP 2958413 B2 JP2958413 B2 JP 2958413B2 JP 16669495 A JP16669495 A JP 16669495A JP 16669495 A JP16669495 A JP 16669495A JP 2958413 B2 JP2958413 B2 JP 2958413B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体の表面に圧接
されるとともにバイアス電圧が印加される導電性弾性部
材からなる接触式転写手段を有する画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の接触式転写手段を有する画像形
成装置としては、例えば、導電性弾性部材からなる転写
ロールを備え、その転写ロールと像担持体との間に挿通
させる転写紙に対して像担持体上のトナー像を転写する
ものが知られている。ところが、このような接触式転写
手段を有する画像形成装置においては、転写時に転写紙
が介在せず転写ロールと像担持体が直接接触する端部領
域が原因で発生する端部かぶりの問題がある。
【0003】上記の端部かぶり現象は、特に連続の両面
画像形成時において顕著に発生している。ここで、連続
両面画像形成時に発生する端部かぶりについて説明する
と、図13に示すように、例えば、両面画像形成を2枚
連続して行い、その1枚目の裏面側画像形成を行う転写
紙(P1−)が片側(図中左側)にずれて搬送された
場合、転写紙P1−がなく像担持体としての感光体ド
ラム100と転写ロール101が直接接触する端部領域
102が発生する。一方、表面側の画像形成が終了した
転写紙P1−は、表面側の画像形成時の加熱定着によ
り加熱されて乾燥しており、しかも用紙の端部領域には
通常トナー(画像)がないため、その用紙自体の抵抗値
が上昇した状態にある。このため、上記の端部領域10
2においては、転写ロール101に印加されたバイアス
電圧によるプラス電荷が、抵抗値が上昇した転写紙P1
−には注入されず、帯電器103によりマイナスに帯
電された感光体ドラム100側に多量に流入してしま
う。図中の両方向矢線Sは用紙搬送の間隙部を示す。
【0004】そして、端部領域102においてプラス電
荷が流入した感光体ドラム部分100aは、帯電器10
3によりマイナス側に除電、再帯電されるが所定の帯電
電位VHに均一に帯電されることなく(立ち上がらず)
低い帯電状態に止まるため、転写紙P1−の現像工程
時にトナーが付着する(図中の片側斜線部100b)。
次いで、その端部領域102に対応する感光体ドラム部
分100aに付着したトナーは、正規の位置で搬送され
る2枚目の転写紙P2−の端部にそのまま転写されて
しまい、これが端部かぶり(クロス斜線部)200とな
って現れるのである。なお、感光体ドラム部分100a
に付着したトナーは、転写紙P1−の画像形成時にそ
の用紙の端縁部に少々付着することもある。
【0005】そこで、従来においては、このような端部
かぶりを防止するため以下のような技術が提案されてい
る。例えば、特開昭56−138763号公報には、転
写ロールとして、そのロール両端部の抵抗値が中央部か
ら連続的もしくは段階的に高くなるように形成したもの
を使用する技術が示されている。また、特開昭56−3
5159号公報には、転写ロールに対して直列に高抵抗
を接続し、その高抵抗を介して転写ロールにバイアス電
圧を印加する技術が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
端部かぶりを防止するための従来技術は次のような問題
点を有している。すなわち、前者の技術は、転写ロール
と感光体ドラムとが直接接触する部分における電荷の注
入をロール端部の抵抗が高い部分で抑制しようとするも
のであるが、転写ロールのコストアップを招き、しかも
その抵抗値の設定が困難であって転写紙の紙質によって
はその効果が異なってしまう。また、後者の技術は、転
写ロールと感光体ドラムとが直接接触する部分における
電荷の注入を直列の高抵抗によりバイアス電圧の印加段
階で有効に防止しようとするものであるが、転写紙の紙
質や走行幅等によってその効果が大幅に異なってしま
う。
【0007】なお、特開昭63−186282号公報に
は、転写ロールの表面に絶縁層を設け、その転写ロール
と感光体ドラムの間に一定の間隔を保持するように設置
した記録装置が示されているが、この技術は、感光体ド
ラムと転写ロールの表面磨耗を防止したり転写ロールの
汚損を防止して耐久性を向上させ、また、表面が導電性
の転写ロールにおいて転写紙の吸湿による低抵抗化が原
因で発生する転写不良を防止することを目的としたもの
に過ぎない。そして、このような転写ロールを使用した
場合には、常に転写ロールが感光体ドラムと離れている
ため端部かぶりが発生しないが、一定の間隙を保持する
ため転写ロール端部に大径部を形成しなければならない
ためロール構成が複雑になってしまい、また、その転写
特性が転写紙の厚さや幅によって異なってしまうという
欠点があった。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解消し、転写材の質や走行幅や抵抗状態等に左右さ
れることなく、端部かぶりを確実にかつ安価に防止する
ことができる接触式転写手段を備えた画像形成装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
像担持体と、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電された像担持体表面に静電潜像を形成する潜像形成
手段と、その静電潜像を現像してトナー像とする現像手
段と、像担持体表面に圧接されるとともにバイアス電圧
が印加される導電性弾性部材からなる転写手段とを有
し、上記トナー像を像担持体と転写手段との間に挿通さ
せる転写材に転写する画像形成装置を前提とし、上記転
写手段の両端部を像担持体表面に対して非接触状態とな
るように形成し、かつ、その非接触状態となる両端部を
転写材搬送方向と直交する幅方向に対して搬送可能な最
大サイズの転写材の両端部と少なくとも対向する部位ま
で形成した画像形成装置である。
【0010】このような非接触状態の両端部をもつ転写
手段は、ロール形態であって、非接触状態となる両端部
が少なくとも中央部よりも小径化された形状からなるも
のが好ましい。この場合、小径化された形状の両端部
は、テーパ形状であるとともに、転写材搬送方向と直交
する幅方向に対して搬送可能な最大サイズの転写紙の両
端部と少なくとも対向する部分をもつ幅で形成されてい
ることが望ましい。
【0011】また、請求項3に係る発明は、前記した前
提条件の画像形成装置において、転写手段が、複数本の
ロール間に張架されて回転する無端状のベルト形態であ
り、かつ、複数のロールのうち少なくとも像担持体に圧
接させるロールの幅が像担持体の幅とベルト幅と、転
写材搬送方向と直交する幅方向に対して搬送可能な最大
サイズの転写材の幅とのいずれよりも短くした画像形成
装置である。
【0012】このようなベルト形態の転写手段は像担
持体表面に圧接させるロールが1本であるものが望まし
い。
【0013】さらに、請求項に係る発明は、前記した
前提条件の画像形成装置において、転写手段が、ロール
形態であって、転写材搬送方向と直交する幅方向に対し
て搬送可能な最大サイズの転写材の幅よりも短い幅でか
つ導電性部材からなるロール部とそのロール部の両端側
に付設される同軸でかつ同径の絶縁性部材からなる絶縁
ロール部とで構成されている画像形成装置である。
【0014】このようなロール形態である転写手段は、
その絶縁ロール部が、転写材搬送方向と直交する幅方向
に対して搬送可能な最大サイズの転写材が転写材搬送路
のいずれか一方の側端に片寄って搬送された場合でも、
その転写材の片寄った側の端部とは反対側の端部と必ず
対向する部分をもつ幅で形成されていることが望まし
い。
【0015】上記した3タイプの画像形成装置はいずれ
も、装置内の転写材搬送路が、その搬送基準端とする片
側端にすべての転写材の片側端を合わせて搬送するよう
に設定されていることが望ましい。
【0016】本発明において、上記像担持体は、電子写
真方式や静電記録方式による潜像形成が可能な感光体又
は誘電体からなるものであり、その形態はドラム状、ベ
ルト状のいずれであってもよい。また、本発明の画像形
成装置は、白黒画像、モノカラー画像及びフルカラー画
像の少なくとも1つの画像を形成する装置として構成す
ることができる。
【0017】
【作用】請求項1及び請求項に係る発明によれば、転
写紙の幅方向への搬送ずれがあっても(転写紙Pが介在
しなくとも)、転写手段の端部が像担持体と直接接触す
ることがないため、転写手段から像担持体へ電荷が流入
することはない。
【0018】また、請求項に係る発明によれば、転写
手段の導電性部材で形成されている部分が幅方向に対し
て搬送可能な最大サイズの転写紙幅よりも短いため、転
写紙の幅方向への搬送ずれがあっても(転写紙Pが介在
しなくとも)、転写手段の導電性部分と像担持体とが直
接接触することがなく、転写手段から像担持体へ電荷が
流入することはない。この発明は、別な言い方をすれ
ば、転写手段の端部が像担持体と直接接触する場合であ
っても、その接触する転写手段の端部は導電性部分では
ないため、その転写手段から像担持体へ電荷が流入する
ことはない。
【0019】従って、いずれの発明によっても、転写工
程において転写紙の搬送ずれが起きても転写手段の電荷
が像担持体へ流入することがないので、端部かぶりの発
生が防止される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づきながら
詳細に説明する。
【0021】図1〜2は本発明の一実施例を示すもので
あり、図1は画像形成装置の主要部を示す概略構成図、
図2はその転写手段を拡大して示す正面図である。
【0022】図1において、符号1は矢印方向に回転す
る像担持体としての感光体ドラムであり、この感光体ド
ラム1の外周部には、帯電器2、像露光装置3、現像装
置4、接触式帯電手段5、クリーナ6、除電器7がこの
順に配設されている。また、符号8は接触式帯電手段5
に印加するバイアス電圧の電源部、9、10は供給側及
び排出側の用紙搬送路である。供給側用紙搬送路8は図
示しない給紙トレイから所定サイズの転写紙Pを供給
し、その転写紙Pを所定のタイミングで感光体ドラム1
と接触式帯電手段5の間の転写部に挿通させるようにな
っており、一方の排出側用紙搬送路9は転写部を挿通し
た転写済み転写紙を後段の定着装置等に搬送するように
なっている。
【0023】この実施例の接触式帯電手段5は、図2に
示すように、軸11に導電剤を含有させたウレタンフォ
ーム等の導電性弾性部材からなるロール部12を設けて
構成されている。ロール部12は、その両端部12a、
12bが軸端方向に向けて次第に小径化されたテーパ形
状に形成されている。この帯電手段5は、所定の圧力で
もって感光体ドラム1に圧接されて回転するように設置
されるが、この際、テーパ状のロール端部12a、12
bは感光体ドラム1に対して非接触状態となる。
【0024】また、このロール状帯電手段5は、図3に
示すように、テーパ状のロール端部12a、12bが、
転写材搬送方向と直交する幅方向に対して搬送可能な最
大サイズの転写紙P0の両端部L,Rと少なくとも対向
する部位に形成されている。図中の斜線部13は、ロー
ル端部12a、12bが転写紙P0の両端部L,Rと対
向している部分を示す。
【0025】この画像形成装置においては、その転写材
搬送路9、10が、図4に示すように搬送基準端とする
側端9L、10Lにすべての転写材P1、P2の片側端
(この例では左側端)を合わせて搬送するように設定さ
れている。図4において二点鎖線で示す転写材P1
えばA3判サイズの縦送り用紙を、一点鎖線で示す転写
紙P2は例えばA4判サイズの横送り用紙をそれぞれ示
しており、この転写紙P1、P2はいずれもその左側端
搬送基準側端9L、10Lに合致するように搬送される
ようになっている。
【0026】次に、この画像形成装置の動作について説
明する。すなわち、矢印方向に回転する感光体ドラム1
は、その表面が帯電器2により均一に帯電された後、そ
の帯電された表面に像露光装置3により静電潜像が書き
込まれ、次いでその静電潜像が現像装置4により現像さ
れてトナー像が形成される。このトナー像は、供給側搬
送路9により所定のタイミングで供給されて感光体ドラ
ム1と転写手段5との間に挿通される転写紙Pに転写さ
れる。転写工程後の転写紙Pは、排出側搬送路10によ
り後段の定着装置に送りこまれた後、装置外へ排出され
る。一方、転写工程終了後の感光体ドラム1は、クリー
ナ6によりクリーニングされた後、除電器7により除電
され、次の画像形成プロセスに移行したり或いは待機す
る。
【0027】上記の転写工程においては、供給される転
写紙Pはロール状転写手段5のロール中央部により感光
体ドラム1表面に押し付けられ、その転写紙P上にドラ
ム上のトナー像が転写される。この際、転写手段5のテ
ーパ状両端部12a、12bと対向する転写紙Pの両端
部は、感光体ドラム1表面に押し付けられず非接触状態
にあるが、この対向領域(13)に転写すべきトナー像
がある場合には、そのトナー像は印加されるバイアス電
圧による転写電界の作用を受けることによって転写され
る。
【0028】続いて、この実施例装置を用いて端部かぶ
りの発生試験を行った。この試験は、図5に示すよう
に、ロール状転写手段5における両端部12a、12b
のテーパ形状の条件(テーパ幅aとテーパ角度θ)を表
1に示すように設定変更し、連続した両面画像形成を行
い、そのときの端部かぶりの発生状況について調べた。
このときの端部かぶりの発生状況は、グレードG1(未
発生)、グレードG2(ごくわずか発生した)、グレー
ドG3〜G5(この順に対応するように多く発生した)
として評価した。実用上問題とならないレベルはG2ま
であるが、好ましくはG1である。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1の結果から、両端部12a、12bの
テーパ幅aが2.0mm以上である転写手段(No6〜
13)の場合には、端部かぶりが確実に防止されること
がわかる。本発明者等によれば、この転写手段5におい
ては、テーパ状端部がテーパ幅a≧2.0mm、15°
≦テーパ角度θ≦45°の条件を満たす場合に、端部か
ぶりを確実に防止することができ、しかも、端部領域に
おける良好な転写性を確保することもできることが確認
されている。さらに、用紙搬送路が前記したように片側
搬送を行うように設定されているため、その搬送基準端
側においては転写紙の搬送ずれは発生せず端部かぶりも
発生しない。仮に搬送基準端側と反対側への転写紙の搬
送ずれが発生しても、ロール状転写手段5の一方の端部
において(感光体ドラムと転写手段とが直接接触しない
ため)端部かぶりが確実に防止される。
【0031】この実施例では、両端部が感光体ドラムに
対して非接触状態となる転写手段5として両端部をテー
パ形状にした転写ロールを使用した場合について説明し
たが、本発明では、導電性弾性部材からなるロール部1
2の両端部12a,12bをテーパ形状とせず、図6に
例示するようにロール部12より一律に小径化したロー
ル小径部120としたり、或いは、図示しないが小径部
120もなくロール部12の両端部を単にカットした
(つまりロール幅を通常のロール幅よりも短くして軸1
1を露出させた)転写手段5を適用してもよい。この場
合、そのロール部12の幅は、転写材搬送方向と直交す
る幅方向に対して搬送可能な最大サイズの転写紙P0
幅よりも短いが、少なくとも画像形成領域幅だけは確保
されている。
【0032】そして、このような転写手段5によって
も、その両端部(ロール小径部120とか、或いはロー
ル部12がカットされた部分)が感光体ドラムと直接接
触することはないため、前記したような端部かぶりの防
止効果が同様に得られる。また、このようにロール部1
2の両端部を小径化した転写手段5は、その軸方向の幅
(カット幅)aを例えば3mmとした場合でも、端部か
ぶりが発生せず、また、その両端部(用紙端部)での転
写性能についてはやや低下するものの実用上何ら問題が
ない。しかも、両端部をテーパ形状にした転写ロールに
比べ、テーパ加工処理が不要で低コスト化が図れる。
【0033】図7及び図8は、本発明の他の実施例を示
すものであり、図7は画像形成装置の主要部を示す概略
構成図、図8はその転写手段の要部を示す断面図であ
る。
【0034】この画像形成装置は、接触式転写手段とし
てベルト形態の転写手段50を使用した以外は前記実施
例と同様の構成からなるものである。すなわち、転写手
段50は、複数本のロール51、52、53、54間に
張架されて回転する無端状の導電性弾性部材からなる転
写ベルト55を備えたベルト形態からなるものである。
そして、この転写手段50は、転写ベルト55が1本の
ロール(テンションロール)51により感光体ドラム1
に圧接されるようになっている。さらに、この転写手段
50は、図8や図9に示すように、上記ロール51の幅
Sが転写ベルト55の幅Yよりも短くなるように形成さ
れている。
【0035】これにより、この転写手段50は、転写ベ
ルト55の中央部がロール51により感光体ドラム1表
面に圧接されるが、その両端部(ロール51がない領
域)55a,55bが(張架されている関係から)ベル
トの内側(下方)に垂れ下がった状態となる。従って、
転写ベルト55の両端部55a,55bは感光体ドラム
1表面に対して非接触状態となる。
【0036】また、このベルト状帯電手段50は、図9
に示すように、上記ロール51の幅Sが、転写材搬送方
向と直交する幅方向に対して搬送可能な最大サイズの転
写紙P0の幅Wよりも短くなるように形成されている。
【0037】そして、この画像形成装置によっても、転
写紙Pの幅方向への搬送ずれが発生して(転写紙Pが介
在しなくとも)、バイアス電圧が印加されている転写ベ
ルト55の端部55a,55bが感光体ドラム1表面と
直接接触することがないため、前記実施例の場合と同様
に端部かぶりが発生することがない。また、このベルト
状転写手段50においても、その端部領域の転写は前記
実施例の場合と同様に電界作用によって行われる。さら
に、この実施例装置においてもその用紙搬送路を前記実
施例と同様に片側搬送を行うように構成してもよく、こ
の場合には端部かぶりをより確実に防止することができ
る。
【0038】この実施例では、ベルト状の転写手段50
として転写ベルト55が1本のロール51により感光体
ドラム1の表面に圧接されるものを使用した場合につい
て説明したが、本発明では、その他にも図10に例示す
るように、転写ベルト55が複数本(この例では2本)
のロール57、58により感光体ドラム1の表面に圧接
されるベルト状の転写手段50を適用してもよい。この
場合、ロール57とロール58の幅をいずれも、少なく
とも転写ベルト55の幅Yよりも短くなるように構成
し、望ましくは前記した幅方向搬送可能な最大サイズの
転写紙P0の幅Wよりも短くなるように構成すればよ
い。そして、この転写手段50によっても、その転写ベ
ルト55の両端部(垂れ下がっている部分)が感光体ド
ラムと直接接触することはないため、前記したような端
部かぶりの防止効果が同様に得られる。
【0039】図11は、本発明の他の実施例を示すもの
であり、その画像形成装置に使用される転写手段を示す
断面図である。
【0040】この画像形成装置は、接触式転写手段とし
て両端部が絶縁性弾性部材で形成されたロール形態の転
写手段500を使用した以外は前記実施例(ロール転写
手段5を使用する装置)と同様の構成からなるものであ
る。すなわち、転写手段500は、導電性弾性部材から
なるロール部200の幅Eが、転写材搬送方向と直交す
る幅方向に対して搬送可能な最大サイズの転写紙P0
幅Wよりも短くなるように形成されている。また、転写
手段500は、そのロール部200の両端側に同軸状
(軸11を共有)でかつロール部のロール径と同じ径か
らなる絶縁ロール部201を設けている。この絶縁ロー
ル部201は、例えばPETフィルム等の絶縁性フィル
ムを表面層とした弾性ロール部材により形成される。そ
して、絶縁ロール部201は、上記幅方向に搬送可能な
最大サイズの転写紙P0 両端部L,Rと少なくとも対
向する部位に形成される。
【0041】そして、この画像形成装置によっても、転
写紙Pの幅方向への搬送ずれが発生して(転写紙Pが介
在しなくとも)、バイアス電圧が印加されている導電性
ロール部200が感光体ドラム1表面と直接接触するこ
とがないため、前記実施例の場合と同様に端部かぶりが
発生することがない。ただし、この転写手段500の両
端部即ち絶縁ロール部201は、搬送ずれが発生した場
合、感光体ドラム1表面と直接接触してしまうが、その
絶縁ロール部201から感光体ドラム1へ電荷が流入す
ることはないため、端部かぶりが発生しない。また、こ
の転写手段500の場合、その端部領域の転写は、絶縁
ロール部201が感光体ドラム1表面に圧接されるため
加圧力で行われる。さらに、この実施例装置においても
その用紙搬送路を前記実施例と同様に片側搬送を行うよ
うに構成してもよく、この場合には端部かぶりをより確
実に防止することができる。
【0042】また、この転写手段500の絶縁ロール部
201は、図12に示すように、転写材搬送方向と直交
する幅方向に対して搬送可能な最大サイズの転写紙P0
が転写材搬送路のいずれか一方の側端(この例では左側
端)に片寄って搬送された場合でも、その片寄って搬送
された転写材P0 ′の片寄った側の端部(L)とは反対
側の端部(R)と必ず対向する部分(クロス斜線部)2
10をもつ幅Dで形成することが望ましい。これによ
り、転写紙の如何なる搬送ずれが発生しても、その転写
紙の両端部は必ず絶縁ロール部201と対向することに
なるため、絶縁ロール部201から感光ドラム1への電
荷流入が起こらず、端部かぶりをより確実に防ぐことが
可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連続した(両面)画像形成を行った場合に転写材の搬送
ずれが発生しても、端部かぶりを確実に防止することが
できる。しかも、転写材の搬送ずれが発生した際に、そ
の転写手段の端部と像担持体とが直接接触しなかったり
或いは接触してもその転写手段の端部が絶縁性部分であ
るように構成されているため、転写材の材質や走行幅や
抵抗状態等に左右されることなく、端部かぶりの防止効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る画像形成装置の主要
部を示す概略構成図である。
【図2】 図1の装置におけるロール状転写手段を示す
正面図である。
【図3】 ロール状転写手段の両端部と転写紙の位置関
係を示す説明図である。
【図4】 用紙搬送路の構成を示す平面説明図である。
【図5】 テーパ形状両端部の幅及び角度を示す説明図
である。
【図6】 図1の装置に適用するロール状転写手段の他
の構成例を示す正面図である。
【図7】 本発明の他の実施例に係る画像形成装置の主
要部を示す概略構成図である。
【図8】 図7の装置におけるベルト状転写手段の要部
を示す断面図である。
【図9】 ベルト状転写手段の幅方向の寸法関係を示す
説明図である。
【図10】 図7の装置に適用するベルト状転写手段の
他の構成例を示す正面図である。
【図11】 本発明の他の実施例に係る画像形成装置に
適用する接触式転写手段を示す概略構成図である。
【図12】 図11の転写手段の絶縁ロール部の構成を
示す説明図である。
【図13】 従来の接触式転写手段において発生した端
部かぶりの発生メカニズムを示す説明図である。
【符号の説明】
1…像担持体、2…帯電手段、3…潜像形成手段、4…
現像手段、5,50,500…接触式転写手段、12
a,12b…非接触状態の両端部、9L,10L…用紙
搬送路の搬送基準端、51,57,58…圧接用ロー
ル、55…転写ベルト、201…絶縁ロール部、P…転
写材、P0…幅方向に対して搬送可能な最大サイズの転
写材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−76369(JP,A) 特開 平7−64403(JP,A) 特開 平6−3979(JP,A) 特開 平4−133086(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、像担持体の表面を帯電させ
    る帯電手段と、帯電された像担持体表面に静電潜像を形
    成する潜像形成手段と、その静電潜像を現像してトナー
    像とする現像手段と、像担持体表面に圧接されるととも
    にバイアス電圧が印加される導電性弾性部材からなる転
    写手段とを有し、上記トナー像を像担持体と転写手段と
    の間に挿通させる転写材に転写する画像形成装置におい
    て、 上記転写手段は、その両端部が像担持体表面に対して非
    接触状態となるように形成され、かつ、その非接触状態
    となる両端部は転写材搬送方向と直交する幅方向に対し
    て搬送可能な最大サイズの転写材の両端部と少なくとも
    対向する部位まで形成されていることを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、転写手段
    は、ロール形態であり、かつ、その非接触状態となるロ
    ール両端部が、少なくとも中央部よりその軸端方向に向
    けて小径化されたテーパ形状であるとともに、転写材搬
    送方向と直交する幅方向に対して搬送可能な最大サイズ
    の転写材の両端部と少なくとも対向する部分をもつ幅で
    形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体と、像担持体の表面を帯電させ
    る帯電手段と、帯電された像担持体表面に静電潜像を形
    成する潜像形成手段と、その静電潜像を現像してトナー
    像とする現像手段と、像担持体表面に圧接されるととも
    にバイアス電圧が印加される導電性弾性部材からなる転
    写手段とを有し、上記トナー像を像担持体と転写手段と
    の間に挿通させる転写材に転写する画像形成装置におい
    て、 上記転写手段は、複数本のロール間に張架されて回転す
    る無端状のベルト形態であり、かつ、複数のロールのう
    ち少なくとも像担持体に圧接させるロールの幅が像担持
    体の幅とベルト幅と、転写材搬送方向と直交する幅方
    向に対して搬送可能な最大サイズの転写材の幅とのいず
    れよりも短いことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体と、像担持体の表面を帯電させ
    る帯電手段と、帯電された像担持体表面に静電潜像を形
    成する潜像形成手段と、その静電潜像を現像してトナー
    像とする現像手段と、像担持体表面に圧接されるととも
    にバイアス電圧が印加される導電性弾性部材からなる転
    写手段とを有し、上記トナー像を像担持体と転写手段と
    の間に挿通させる転写材に転写する画像形成装置におい
    て、 上記転写手段は、ロール形態であって、転写材搬送方向
    と直交する幅方向に対して搬送可能な最大サイズの転写
    材の幅よりも短い幅でかつ導電性部材からなるロール部
    とそのロール部の両端側に付設される同軸でかつ同径の
    絶縁性部材からなる絶縁ロール部とで構成されている
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項記載の装置において、転写手段
    の絶縁ロール部は、転写材搬送方向と直交する幅方向に
    対して搬送可能な最大サイズの転写材の両端部と少なく
    とも対向する部位に形成されていることを特徴とする画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項記載の装置において、転写手段
    の絶縁ロール部は、転写材搬送方向と直交する幅方向に
    対して搬送可能な最大サイズの転写材が転写材搬送路の
    いずれか一方の側端に片寄って搬送された場合でも、そ
    の転写材の片寄った側の端部とは反対側の端部と必ず対
    向する部分をもつ幅で形成されていることを特徴とする
    画像形成装置。
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