JP4956240B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、プリンタ、複写機、及びファクシミリなどの画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法に関する。
近年、画像形成装置として、例えばタンデム型のフルカラー複写機などが用いられている。このようなタンデム型のカラー複写機としては、マゼンダ、イエロー、シアン、ブラックの4つの画像形成部が別々に設けられているため、1ドラム方式と比較すると印刷速度が早くなるというメリットがある。
図6は、このようなタンデム型のフルカラー複写機の部分構成図である。図6には、ブラック画像形成部301、イエロー画像形成部302、シアン画像形成部303及びマゼンダ画像形成部304が設けられている。各画像形成部は、感光体ドラム301a、302a、303a、304a、及び感光体ドラム301a、302a、303a、304aに各色のトナーを供給する現像ローラ301b、302b、303b、304bを有している。又、各感光体ドラムに対向して一次転写ローラ311、312、313、314が配置されている。
又、感光体ドラムと一次転写ローラの間に、中間転写ベルト315が設けられている。この中間転写ベルト315の回転方向を基準として、ブラック画像形成部301の下流側近傍には、中間転写ベルト315を押圧するように二次転写ローラ316が設けられている。尚、二次転写ローラ316に対向して、中間転写ベルト315の内側に駆動ローラ317が設けられており、この駆動ローラ317が中間転写ベルト315を回転する。
又、マゼンダ画像形成部304の上流側近傍には、中間転写ベルト315の表面に残留したトナーを除去するためのファーブラシローラ318が設けられており、中間転写ベルト315の内側には、ファーブラシローラ318と対向して、従動ローラ319が設けられている。更に、中間転写ベルト315の内側には、従動ローラ319の上流側であって、駆動ローラ317の下流側には、中間転写ベルト315にテンションをかけるためのテンションローラ320が設けられている。
このような画像形成装置において、原稿の印字率が低い場合には現像ローラ301b、302b、303b、304bから感光体ドラム301a、302a、303a、304aへ供給されるトナー量が少なくなるため、トナー粒子が現像ローラ上に残留し続けることになる。トナー粒子が現像ローラ上に残留し続けると、トナー粒子が過剰に帯電され、感光体ドラムに移動しなくなり、画像濃度低下やカブリが発生する場合がある。
そこで、画像形成を行っていない時に、画像形成時よりも大きい交番バイアスを印加し、残留しているトナーを現像ローラ上から感光体ドラム上に強制的に移動させることにより、現像ローラ上のトナーを入れ替える動作が行われていた(例えば、特許文献1参照)。
この感光体ドラム上に移動されたトナーは、中間転写ベルト315上に吐き出されることになる。ここで、吐き出されたトナーはプラスに帯電しており、中間転写ベルト315上を搬送されて、マイナスの極性になるように電圧が印加されたファーブラシローラ318によって、ブラシの接触及び静電力によって取り除かれる。
尚、二次転写ローラ316は、通紙時には、プラス帯電しているトナーを用紙に転写するために、マイナスの極性になるように電圧が印加されているが、吐き出されたトナーが通過する際には、トナーが二次転写ローラ316に付着しないように、表面がプラスの極性になるように印加電圧が切り替えられている。
特開2000−310909号公報
しかしながら、ブラックトナーと、イエロー、シアン及びマゼンダのカラートナーでは、一般的にカーボン含有量(その他添加剤等)の違いによって、トナーの抵抗が異なり、ブラックトナーの方がカラートナーよりも抵抗値が低くなる。
そのため、感光体ドラム上の帯電量も異なり、例えば、ブラックのトナーの帯電量は、約10(μC/g)であり、カラートナーの帯電量は、約15(μC/g)となっている。
従って、中間転写ベルト315上に吐き出されるブラックのトナーと、カラーのトナーでは帯電量が異なる。
このようにトナーによって帯電量が異なると、表面がマイナスの極性であるファーブラシローラ318を通過する際の静電力が異なるため、クリーニング不良が発生する場合がある。
本発明は、上記従来の画像形成装置の課題を考慮し、トナー入れ替え時におけるクリーニング不良を抑制することが可能な画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
表面にトナー画像が形成される複数の像担持体と、
各々の前記像担持体にトナーを供給するために、前記トナーを担持する複数の現像剤担持体と、
各々の前記像担持体に対向して、配置されている複数の一次転写部と、
前記複数の像担持体の表面の前記トナー像を重ね合わすために、複数の前記像担持体と複数の前記一次転写部の間に配置される中間転写体と、
前記重ね合わされたトナー像を前記中間転写体から記録媒体上に転写するための二次転写部と、
前記中間転写体上のトナーを取り除くために設けられ、前記トナーの電荷と逆極性になるように電圧が印加される除去部と、
前記二次転写部に前記記録媒体を供給せずに、前記現像剤担持体上のトナーを入れ替える際、前記それぞれの現像剤担持体からそれぞれの前記像担持体を介して回転中の前記中間転写体上の、重なることなく前記除去部を順次通過するそれぞれの領域に吐き出されたトナーの電荷を調整する電荷調整部と、
前記トナーの種類又は前記像担持体の位置に基づいて、前記電荷調整部を順次通過する前記領域毎に、前記各領域におけるトナーの電荷の差を小さくするように前記電荷調整部によって制御する制御部とを備えた、画像形成装置である。
又、第2の本発明は、
前記制御部は、
前記電荷調整部によって、前記各領域におけるトナーの電荷が前記各領域間で実質上均一になるように制御をする、第1の本発明の画像形成装置である。
又、第の本発明は、
前記制御部は、
前記電荷調整部によって、前記領域毎に、前記領域のトナーに前記トナーの極性と同極性の電荷を与えることにより、前記各領域におけるトナーの電荷が前記各領域間で実質上均一になるように制御をする、第1の本発明の画像形成装置である。
又、第の本発明は、
前記電荷調整部は、前記二次転写部であり、
前記二次転写部は、
前記中間転写体に接触して配置される二次転写部材と、
前記二次転写部材に電圧を印加する二次転写部材印加部とを有し、
前記制御部は、
前記記録媒体が通過する際には、前記二次転写部材に前記トナーの電荷と逆極性になるように電圧を印加し、
前記現像剤担持体上のトナーを入れ替える際に、前記領域が通過する時には、前記二次転写部材に前記トナーの電荷と同極性になるように前記二次転写部材印加部が電圧を印加するように制御する、第の本発明の画像形成装置である。
又、第の本発明は、
前記二次転写部を通過した前記記録媒体の除電を行うために、前記二次転写部の下流側であって、前記中間転写部の近傍に設けられた除電部材と、前記除電部材に前記トナーの電極と同極性の電圧を印加する除電部材印加部とを有する除電部を備え、
前記電荷調整部は、前記除電部であり、
前記制御部は、
前記記録媒体が通過する際には、前記除電部材に前記トナーの電荷と同極性になるように電圧を印加し、前記記録媒体の除電を行い、
前記現像剤担持体上のトナーを入れ替える際に、前記領域が通過する時にも、前記除電部材に前記トナーの電と同極性の電圧を印加するように、前記除電部材印加部を制御する、第の本発明の画像形成装置である。
又、第の本発明は、
前記除去部は、
前記中間転写体に接触するファーブラシローラと、
前記ファーブラシローラに前記トナーの電荷と逆極性の電圧を印加する除去電圧印加部とを備えた、第1の本発明の画像形成装置である。
又、第の本発明は、
前記異なる種類のトナーとは、ブラック、イエロー、シアン及びマゼンダの4色のトナーであり、
前記中間転写体は、中間転写ベルトであり、
前記複数の像担持体及び前記複数の一次転写部は、前記4色のトナーに対応し、前記中間転写ベルトに沿って前記二次転写部に近い方からブラック、イエロー、シアン及びマゼンダの順に配置されており、
前記制御部は、
前記中間転写ベルト上のイエローのトナーが吐き出された領域、前記シアンのトナーが吐き出された領域及び前記マゼンダのトナーが吐き出された領域に対して、同一の値の電荷を付与し、
前記中間転写ベルト上の前記ブラックのトナーが吐き出された領域に対しては、前記電荷よりも大きい値の電荷を付与するように、前記電荷調整部を制御する、第の本発明の画像形成装置である。
又、第8の本発明は、
表面にトナー画像が形成される複数の像担持体と、
各々の前記像担持体に前記トナーを供給するために、トナーを担持する複数の現像剤担持体と、
各々の前記像担持体に対向して、配置されている複数の一次転写部と、
前記複数の像担持体の表面の前記トナー像を重ね合わすために、複数の前記像担持体と複数の前記一次転写部の間に配置される中間転写体と、
前記重ね合わされたトナー像を前記中間転写体から記録媒体上に転写するための二次転写部と、
前記中間転写体上のトナーを取り除くために設けられ、前記トナーの電荷と逆極性になるように電圧が印加される除去部とを備えた画像形成装置の制御方法であって、
前記二次転写部に前記記録媒体を供給せずに、前記現像剤担持体上のトナーを入れ替える際、前記それぞれの現像剤担持体からそれぞれの前記像担持体を介して回転中の前記中間転写体上の、重なることなく前記除去部を順次通過するそれぞれの領域に吐き出されたトナーの電荷を、前記トナーの種類又は前記像担持体の位置に基づいて前記領域毎に、前記各領域におけるトナーの電荷の差を小さくするように調整する電荷調整工程を備えた画像形成装置の制御方法である。
第9の本発明は、
第8の本発明の画像形成装置の制御方法を該画像形成装置のコンピュータに実行させるためのプログラムである
10の本発明は、
の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体である。
本発明によれば、トナー入れ替え時におけるクリーニング不良を抑制することが可能な画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法を提供することが出来る。
以下に、本発明にかかる画像形成装置の一実施例である複写機について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる実施の形態における複写機の正面の構成断面図である。図1に示すように、本実施の形態1の複写機1は、底部に画像形成される用紙を収納するための2つの給紙カセット2を備えている。又、複写機1は、その上部に、露光ランプ、レンズ、ミラー等により原稿の画像を読み取る原稿読み取り部3を備えている。
又、本実施の形態の複写機1は、タンデム方式を用いたカラー複写機であり、水平方向に順に配置されたブラック画像形成部4、イエロー画像形成部5、シアン画像形成部6、及びマゼンダ画像形成部7を備えている。これら画像形成部によって形成された画像を重ね合わせるための中間転写ベルト8が配置されている。
又、中間転写ベルト8上で重ね合わされたトナー画像を用紙に転写する二次転写部9と、転写されたトナー画像を用紙に定着させる定着部10が設けられている。更に、トナー画像が定着された用紙が排出される排出トレイ13が原稿読み取り部3の下側に設けられている。
次に、画像形成部について説明するが、4つの画像形成部4、5、6、7の基本的構成は同じであるため、マゼンダ画像形成部7を例に挙げて説明する。図1に示すように、マゼンダ画像形成部7は、感光体ドラム70、帯電器71、現像器72及びクリーニング部73等から構成されている。又、4つの画像形成部4、5、6、7の、各々の帯電器によって帯電された各々の感光体ドラムの表面を光走査することによって静電潜像を形成するレーザースキャナーユニット(以下、LSUと呼ぶ)12が、画像形成部の下方に設けられている。又、中間転写ベルト8を挟んで感光体ドラム70に対向するように一次転写ローラ17が配置されている。又、現像器72には、感光体ドラム70の表面にトナーを供給するために、感光体ドラム70に当接して配置されている現像ローラ75が設けられている。
この感光体ドラム70と一次転写ローラ17の間、感光体ドラム60と一次転写ローラ16の間、感光体ドラム50と一次転写ローラ15の間、及び感光体ドラム40と一次転写ローラ14の間を通すように、中間転写ベルト8は一次転写ローラ14、15、16、17に捲き掛けられている。
上記二次転写部9は、中間転写ベルト8の回転方向を基準にしてブラック画像形成部4の下流側近傍に、中間転写ベルト8を押圧するように配置されている二次転写ローラ92(後述する図2参照)を有している。二次転写ローラ92に対向するように、中間転写ベルト8の内側には駆動ローラ21が設けられている。
又、用紙の搬送方向を基準として、二次転写ローラ92の下流近傍には、用紙の搬送経路への貼り付き等を防止するために、用紙の帯電を除去するための除電部24が設けられている。又、マゼンダ画像形成部7の上流側近傍には中間転写ベルト8の表面の残留トナーを取り除くためのベルトクリーニング部11が配置されている。尚、このベルトクリーニング部11に対向するように、中間転写ベルト8の内側には従動ローラ22が設けられている。更に、駆動ローラ21と従動ローラ22の間には、中間転写ベルト8にテンションをかけるためのテンションローラ23が配置されている。
図2は、中間転写ベルト8近傍の拡大構成図である。
図2に示すように、除電部24は、除電部材241と、除電部材241に電圧を印加するための電圧印加部242を有している。又、二次転写部9は、二次転写ローラ92に電圧を印加するための電圧印加部91を有している。更に、駆動ローラ21は接地されている。
次に、ベルトクリーニング部11の構成について説明する。
ベルトクリーニング部11は、中間転写ベルト8を挟んで従動ローラ22に対向して配置されているファーブラシローラ111と、ファーブラシローラ111を押圧するように配置されている回収ローラ112と、回収ローラ112上のトナーを取り除くためのゴム製のブレード113とを備えている。回収ローラ112の軸受けは、片方が導電性であり、この軸受けを通して回収ローラ112に電圧を供給する電圧印加部114が設けられている。一方、ファーブラシローラ111の軸受けは非導電性となっており、回収ローラ112に印加した電圧はロス無くクリーニング電圧として作用できるようになっている。尚、回収ローラ112に対向して配置している従動ローラ22は接地されている。又、電圧印加部91、114、242を制御するために制御部25が設けられている。
尚、図2には図示されていないが、感光体ドラム40、50、60、70は接地されており、一次転写ローラ14、15、16、17には、それぞれに電圧印加部が設けられている。この電圧印加部及び画像形成部の各構成部は制御部25によって制御されている。
又、本発明の複数の像担持体の一例は、本実施の形態の感光体ドラム40、50、60、70に相当し、本発明の複数の現像剤担持体の一例は、本実施の形態の現像ローラ45、55、65、75に相当する。又、本発明の複数の一次転写部の一例は、本実施の形態の一次転写ローラ14、15、16、17及び各一次転写ローラに電圧を印加する電圧印加部に相当し、本発明の中間転写体の一例は、本実施の形態の中間転写ベルト8に相当する。又、本発明の二次転写部の一例は、本実施の形態の二次転写部9に相当し、本発明の除去部の一例は、本実施の形態のベルトクリーニング部11に相当する。又、本発明の電荷調整部一例は、二次転写部9に相当し、本発明の制御部の一例は、本実施の形態の制御部25に相当する。
又、本発明の二次転写部材の一例は、本実施の形態の二次転写ローラ92に相当し、本発明の二次転写部材印加部の一例は、本実施の形態の電圧印加部91に相当する。又、本発明の除去電圧印加部の一例は、本実施の形態の電圧印加部114に相当する。
以上の構成の、本実施の形態の複写機の画像形成時の動作について説明する。尚、図3は画像形成時の各構成部の帯電の状態を示す図であり、図2と同様の中間転写ベルト8近傍の構成図である。
原稿読み取り部3によって読み取られた画像データに基づいて、マゼンダ画像形成部7、シアン画像形成部6、イエロー画像形成部5及びブラック画像形成部4の感光体ドラム40、50、60、70の表面にトナー画像が形成される(図1参照)。この時感光体ドラム上のトナーはプラスに帯電しており、マイナスの電圧が印加された一次転写ローラ14、15、16、17によって、マゼンダ、シアン、イエロー、ブラックの順でトナー画像が中間転写ベルト8上に重ね合わされる。
同時に、給紙カセット2から用紙が給紙され、二次転写ローラ92によって中間転写ベルト8上の重ね合わされたトナー画像が用紙P上に転写される(図3参照)。ここで、トナー画像はプラスに帯電しているため、二次転写ローラ92には、その表面がマイナスに帯電するように電圧印加部91によって電圧が印加される。
又、通紙時には、除電部材241にプラスの電荷が生じるように、電圧印加部242によって電圧が印加されている。このため、二次転写ローラ92を通過し、マイナスに帯電している裏面(トナー画像が形成されていない面)側の除電が行われ、用紙Pがスムーズに搬送される。
そして、定着部10にてトナー画像が定着された用紙が、排出トレイ13に排出される(図1参照)。尚、用紙への転写の際に中間転写ベルト8上に残留したトナーS(図3参照)は、回収ローラ112を介してマイナスに帯電したファーブラシローラ111によって取り除かれる。
次に、本実施の形態の複写機のトナー入れ替え時の動作について説明するとともに、本発明の画像形成装置の制御方法の一例についても述べる。尚、図4は、トナー入れ替え時の各構成部の帯電状態を示す図であり、図2と同様の中間転写ベルト8近傍の構成図である。
予め所定枚数における平均印字率の閾値が設定されており、この閾値よりも低い値の場合が低印字状態と定められる。この値としては、例えば3%と定めることが出来る。又、平均印字率とは、用紙の面積に対してトナーが占める面積の割合のことである(例えば、用紙のサイズをA4サイズに換算した値である)。
制御部25が、平均印字率が、閾値以下であることを判定した場合には、1つのジョブを終了した後、通常の画像形成時よりも現像ローラ45、55、65、75と感光体ドラム40、50、60、70の間の交番電界の実効値をあげることにより、現像ローラ45、55、65、75上の残留トナーが強制的に感光体ドラムへと移動させられる。尚、1つのジョブが終了するまで待たずに、画像形成動作を強制的に終了させても良い。要するに、二次転写ローラ92に用紙が供給されていない状態であればよい。
感光体ドラム40、50、60、70に移動した各色のトナーは、中間転写ベルト8上に吐き出される。図5に中間転写ベルト8上に吐き出されたトナーの状態を示す。図5に示すように、中間転写ベルト8上にブラックのトナーが吐き出された領域34、イエローのトナーが吐き出された領域35、シアンのトナーが吐き出された領域36、及びマゼンダのトナーが吐き出された領域37が形成される。尚、図4には、中間転写ベルト8を移動中の領域34、35、36、37が示されている。
ここで、背景技術で述べたように、中間転写ベルト8上に吐き出されたトナーが二次転写ローラ92に付着しないように、トナー入れ替えの際には、表面がプラスに帯電するように二次転写ローラ92に電圧が印加されている。トナーが吐き出された領域34、35、36、37が二次転写ローラ92を通過すると、二次転写ローラ92はプラスに帯電しているため、各領域のトナーの電荷は増加することになる。
一方、本実施の形態では、ブラックのトナーと、イエロー、シアン及びマゼンダのカラートナーとでは、カーボン含有量(その他外添材等)の違いにより抵抗値が異なっている。すなわち、ブラックのトナーの方が、カラートナーと比較して、カーボン含有量が多いため、カラーのトナーよりも抵抗値が小さくなる。このように抵抗値が低いと、帯電量が増加し難いため、ブラックのトナーの方がカラートナーよりも帯電量が小さくなる。
そこで、本実施の形態では、ブラックのトナーが吐き出された領域34が通過する時に、二次転写ローラ92に印加する電圧を、他の領域35、36、37が通過するときに印加する電圧よりも大きくし、領域34、35、36、37のトナーの帯電量が実質上均一になるように制御が行われる。すなわち、領域34のトナーの帯電量の増加量を、領域35、36、37側のトナーの帯電量の増加量よりも、大きくすることにより、領域35、36、37のカラートナーの帯電量に、領域34のブラックトナーの帯電量を合わせ込むように制御が行われる。この制御が、本発明の電荷調整工程の一例に相当する。尚、除電部材241は通電されていないため、中間転写ベルト8を通過しているトナーの電荷は除電部材241による影響はうけない。
続いて、二次転写ローラ92を通過した領域34、35、36、37上のトナーは、ファーブラシローラ111にて取り除かれる。このファーブラシローラ111は、その毛先による物理的掻き乱しにより、トナーとの接触回数を増やし、毛先とトナーの静電的付着によって中間転写ベルト8上からトナーを回収するものである。上述した均一の基準となる値は、ファーブラシローラ111にかけられるクリーニングバイアス、トナーの粒径、及び周辺の構造等の条件下によって決定される値である。尚、上述の実質上均一に相当する均一の幅は、ブラックトナーの帯電量をカラートナー側の帯電量に合わせるという本実施の形態の構成では、均一の基準となる値(以下、基準値)の±10%の幅に相当する。
ここで、本実施の形態では、各領域34、35、36、37において、トナーの帯電量は、二次転写ローラ92による調整により、全ての領域のトナーが、マイナスの極性に帯電しているファーブラシローラ111によって有効に取り除くことが可能となる。
以下、本実施の形態の実施例について説明する。
(実施例1)
ファーブラシローラ111として、材質がナイロンで外径17mm、毛長さが4.5mm、繊度が6D(デニール)、原糸抵抗が11.5(logΩ)(東英産業株式会社製、型番UUN(6ナイロン、カーボンタイプ、均一分散タイプ)に相当する)、ブラシ密度が120KF/inchのものが用いられた。
又、二次転写ローラ92としては、材質がエピクロルヒドリンとニトリルの発泡合成ゴムであり、硬度が35±5°(Asker−C)、抵抗が7(logΩ)のものが用いられた。この二次転写ローラ92の抵抗値は、金属板によってローラに荷重をかけた状態でシャフトに電圧をかけて電流を測定された値であり。
又、中間転写ベルト8としては、例えば、基層をPVDF(ポリフッ化ビニリデン)、中間層をCRゴム、表面をフッ素コートしたものを用いられた。中間転写ベルト8とファーブラシローラ111のニップ幅が1mmに設定されている。
このような条件の下で、中間転写ベルト上に吐き出されたトナーの帯電量を、ブラックトナーの一次転写ローラ14の通過後、二次転写ローラ92の到達前に測定すると、ブラックのトナー(図3の領域34に相当)は+19.5(μC/μg)であり、その他のカラートナー(図3の領域35、36、37に相当)はいずれも+31.3(μC/g)であった。尚、各トナーの帯電量の測定は、トレック社製のトナー帯電量測定装置を用いて行われた。又、各トナーの粒径は、約7.5μmであった。
又、ファーブラシローラ111は、−20μAの定電流制御が行われている。本実施例の条件下において、基準値は、カラートナーの帯電量より若干多い34(μC/g)と設定することが出来る。
この基準値に合わせるように、ブラックのトナーの領域34が二次転写ローラ92を通過する際、二次転写ローラ92には800Vの電圧が印加され、その表面がプラスに帯電している。又、他のカラートナーの領域35、36、37が通過する際には、二次転写ローラには500Vの電圧が印加される。
この二次転写ローラ92通過後の、ブラックのトナーの帯電量は、+33.8(μC/g)であり、カラーのトナーの帯電量は、+34.2(μC/g)であり、基準値の±10%以内に収まっている。
この状態で、ファーブラシローラ111を通過すると、いずれの領域においても、トナーを取り除くことが出来た。
(比較例1)
一方、領域34、35、36、37のいずれにおいても、二次転写ローラ92に印加する電圧を500Vと一定の値にし、他は上記実施例と同じ条件の下、ファーブラシローラ111によって、中間転写ベルト8上のトナーを取り除く実験が行われた。
ブラックの一次転写ローラ14を通過した後、二次転写ローラ92を通過する前のブラックのトナーの帯電量は、+19.5(μC/g)であり、他のカラートナーの帯電量は、31.3(μC/g)であった。尚、除電部材241は通電されていないため、中間転写ベルト8を通過しているトナーの電荷は除電部材241による影響はうけない。
そして、500Vの電圧が印加された二次転写ローラ92を通過した後のブラックのトナーの帯電量は、+23.8(μC/g)であり、他のカラートナーの帯電量は、35.3(μC/g)であり、基準値の±10%以内に収まっていない。
このような状態で、ファーブラシローラ111を通過すると、ブラックのトナーが中間転写ベルト8上に残留した。これは、ブラックのトナーが、他のカラートナーに比べてプラスの帯電量が小さく、ファーブラシローラ111との間に生じる静電力が小さくなるためと考えられる。
以上のように、各領域におけるトナーの帯電量が、本実施例の条件下においてファーブラシローラ111によって効果的に取り除ける範囲内に収まるように、二次転写ローラ92で帯電量を増加させることにより、中間転写ベルト8上からトナーを効果的に取り除くことが可能となることがわかる。
(実施の形態2)
以下、本発明にかかる実施の形態2における複写機について説明する。
本実施の形態2の複写機は、実施の形態1と基本的構成は同じであるが、トナー入れ替え時の制御方法が異なる。従って、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
本実施の形態2の複写機では、実施の形態1と同様に、低印字状態の際に、過剰に帯電されたトナーが中間転写ベルト8上に吐き出される(図3参照)。
この各領域34、35、36、37が二次転写ローラ92を通過する際には、実施の形態1と異なり、各領域毎に二次転写ローラ92に印加する電圧を変化させず、一定の電圧が二次転写ローラ92に印加されている。
従来、除電部材241は、通紙時にのみプラスに帯電するように電圧を印加され、トナー入れ替え時には電圧が印加されていなかったが、本実施の形態2の複写機では、トナー入れ替え時にも除電部材241に電圧を印加することによって、領域中のトナーの帯電量を均一にするように制御が行われる。この制御が、本発明の電荷調整工程の一例に相当する。
すなわち、ブラックのトナーが吐き出された領域34が通過する時と、他の領域35、36、37が通過するときに、除電部材241に印加する電圧を変更することによって、除電部材241を通過した後の各領域におけるトナーの帯電量を、実施の形態1と同様に均一にすることができる。
尚、本発明の電荷調整部の一例は、本実施の形態2の除電部24に相当し、本発明の除電部材印加部の一例は、本実施の形態2の電圧印加部242に相当する。
以下、本実施の形態2の実施例2について説明する。
(実施例2)
尚、ファーブラシローラ111、二次転写ローラ92及び中間転写ベルト8については、実施例1と同様であるため説明を省略する。尚、二次転写ローラ92には、+に帯電するように500Vの電圧が印加されている。又、各トナーの粒径は、約7.5μmであった。更に、ファーブラシローラ111は、−20μAの定電流制御が行われている。本実施例の条件下において、基準値は、カラートナーの帯電量より若干多い34(μC/g)と設定することができる。
中間転写ベルト上に吐き出されたトナーの帯電量を、ブラックトナーの一次転写ローラ14の通過後、二次転写ローラ92の到達前に測定すると、ブラックのトナー(図3の領域34に相当)は+18.2(μC/μg)であり、その他のカラートナー(図3の領域35、36、37に相当)はいずれも+32.7(μC/g)であった。
基準値に合わせ込むように、ブラックのトナーの領域34が除電部材241を通過する際には、除電部材241は+16μAの電流が流されてプラスに帯電する。又、他のカラートナーの領域35、36、37が通過する際には、除電部材241には、+10μAの電流が流される。
この二次転写ローラ92及び除電部材241を通過した後の、ブラックのトナーの帯電量は、+34.1(μC/g)であり、カラートナーの帯電量は、+33.9(μC/g)であり、基準値の±10%の範囲内に収まっている。
この状態で、ファーブラシローラ111を通過すると、いずれの領域においても、トナーを取り除くことが出来た。
本実施例2と上記比較例から、各領域間におけるトナーの帯電量が実質上均一になるように除電部材241でブラックトナーの帯電量をカラートナーの帯電量よりも多く増加させることにより、中間転写ベルト8上からトナーを効果的に取り除くことが可能となることがわかる。
尚、上述した実施の形態では、ブラックのトナーが他のトナーと帯電量が異なるため、ブラックとカラーで帯電量の増加(チャージアップ)量を分けて制御が行われているが、イエロー、シアン及びマゼンダのトナーの帯電量も異なる場合には、異なるトナーの種類毎にチャージアップ量を変更して制御を行っても良い。
又、上述した実施の形態では、各領域間におけるトナーの電荷が実質上均一になるように制御が行われることが好ましいが、制御の前に比べて、制御後の方が各領域間におけるトナーの電荷の差を少なくとも小さくすることによって、従来より効率良くトナーを取り除くことが出来る。
又、上記説明では、カラートナー側の帯電量に合わせるように制御が行われているが、ブラックトナー側の帯電量に合わせるように制御が行われてもよい。
又、上述した実施の形態の複写機では、マゼンダ画像形成部7から吐き出されたトナーの帯電量は、シアン画像形成部6、イエロー画像形成部5及びブラック画像形成部4を通過する間に、ほとんど変化しないため、カラーのトナーは3色ともほぼ同じ帯電量となっているが、中間転写ベルト8の材質等によっては、各画像形成部を通過する間に帯電量が増加又は減少する場合がある。このような場合には、二次転写ローラ92又は除電部材241からの各画像形成部の距離に基づいて、チャージアップ量の調整が行われる。
又、上記実施の形態では、トナーのチャージアップを行うために、本発明の電荷調整部の一例として既存の二次転写ローラ92及び除電部材241が用いられているが、別途チャージアップを行うための構成が設けられていても良い。この構成としては、例えば、駆動ローラ21の下流側であって、従動ローラ21の上流側に配置された、電圧を印加することが可能な導電性のローラが挙げられる。
又、本発明の記録媒体の一例として、上記実施の形態では紙を用いているが、OHPシート等であってもよい。
又、本発明のプログラムは、上述した本発明の画像形成装置の制御方法の電荷調整工程の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の画像形成装置の制御方法の電荷調整工程の全部又は一部動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記動作を実行する記録媒体である。
尚、本発明の上記「工程の動作」とは、前記工程の全部又は一部の動作を意味する。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な、ROM等の記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明の画像形成装置及び画像形成装置の制御方法は、トナー入れ替え時におけるクリーニング不良を抑制することが可能な効果を有し、複写機、プリンタ、及びファクシミリ等として有用である。
本発明にかかる実施の形態1における複写機の正面構成図 本発明にかかる実施の形態1における複写機の中間転写ベルト近傍の構成図 本発明にかかる実施の形態1の複写機における通紙時の動作を説明するための構成図 本発明にかかる実施の形態1における複写機の中間転写ベルト及びトナー入れ替え時に中間転写ベルト上に吐き出されたトナーを示す平面図 本発明にかかる実施の形態1の複写機におけるトナー入れ替え時の動作を説明するための構成図 従来の画像形成装置の中間転写ベルト近傍の構成図
符号の説明
1 複写機
2 給紙カセット
3 画像読み取り部
4 ブラック画像形成部
5 イエロー画像形成部
6 シアン画像形成部
7 マゼンダ画像形成部
8 中間転写ベルト
9 二次転写部
10 定着部
11 ベルトクリーニング部
12 LSU
13 排出トレイ
14、15、16、17 一次転写ローラ
21、22 ローラ
23 テンションローラ
24 除電部
25 制御部

Claims (10)

  1. 表面にトナー画像が形成される複数の像担持体と、
    各々の前記像担持体にトナーを供給するために、前記トナーを担持する複数の現像剤担持体と、
    各々の前記像担持体に対向して、配置されている複数の一次転写部と、
    前記複数の像担持体の表面の前記トナー像を重ね合わすために、複数の前記像担持体と複数の前記一次転写部の間に配置される中間転写体と、
    前記重ね合わされたトナー像を前記中間転写体から記録媒体上に転写するための二次転写部と、
    前記中間転写体上のトナーを取り除くために設けられ、前記トナーの電荷と逆極性になるように電圧が印加される除去部と、
    前記二次転写部に前記記録媒体を供給せずに、前記現像剤担持体上のトナーを入れ替える際、前記それぞれの現像剤担持体からそれぞれの前記像担持体を介して回転中の前記中間転写体上の、重なることなく前記除去部を順次通過するそれぞれの領域に吐き出されたトナーの電荷を調整する電荷調整部と、
    前記トナーの種類又は前記像担持体の位置に基づいて、前記電荷調整部を順次通過する前記領域毎に、前記各領域におけるトナーの電荷の差を小さくするように前記電荷調整部によって制御する制御部とを備えた、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記電荷調整部によって、前記各領域におけるトナーの電荷が前記各領域間で実質上均一になるように制御をする、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記電荷調整部によって、前記領域毎に、前記領域のトナーに前記トナーの極性と同極性の電荷を与えることにより、前記各領域におけるトナーの電荷が前記各領域間で実質上均一になるように制御をする、請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記電荷調整部は、前記二次転写部であり、
    前記二次転写部は、
    前記中間転写体に接触して配置される二次転写部材と、
    前記二次転写部材に電圧を印加する二次転写部材印加部とを有し、
    前記制御部は、
    前記記録媒体が通過する際には、前記二次転写部材に前記トナーの電荷と逆極性になるように電圧を印加し、
    前記現像剤担持体上のトナーを入れ替える際に、前記領域が通過する時には、前記二次転写部材に前記トナーの電荷と同極性になるように前記二次転写部材印加部が電圧を印加するように制御する、請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記二次転写部を通過した前記記録媒体の除電を行うために、前記二次転写部の下流側であって、前記中間転写部の近傍に設けられた除電部材と、前記除電部材に前記トナーの電極と同極性の電圧を印加する除電部材印加部とを有する除電部を備え、
    前記電荷調整部は、前記除電部であり、
    前記制御部は、
    前記記録媒体が通過する際には、前記除電部材に前記トナーの電荷と同極性になるように電圧を印加し、前記記録媒体の除電を行い、
    前記現像剤担持体上のトナーを入れ替える際に、前記領域が通過する時にも、前記除電部材に前記トナーの電荷と同極性の電圧を印加するように、前記除電部材印加部を制御する、請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記除去部は、
    前記中間転写体に接触するファーブラシローラと、
    前記ファーブラシローラに前記トナーの電荷と逆極性の電圧を印加する除去電圧印加部とを備えた、請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記異なる種類のトナーとは、ブラック、イエロー、シアン及びマゼンダの4色のトナーであり、
    前記中間転写体は、中間転写ベルトであり、
    前記複数の像担持体及び前記複数の一次転写部は、前記4色のトナーに対応し、前記中間転写ベルトに沿って前記二次転写部に近い方からブラック、イエロー、シアン及びマゼンダの順に配置されており、
    前記制御部は、
    前記中間転写ベルト上のイエローのトナーが吐き出された領域、前記シアンのトナーが吐き出された領域及び前記マゼンダのトナーが吐き出された領域に対して、同一の値の電荷を付与し、
    前記中間転写ベルト上の前記ブラックのトナーが吐き出された領域に対しては、前記電荷よりも大きい値の電荷を付与するように、前記電荷調整部を制御する、請求項3記載の画像形成装置。
  8. 表面にトナー画像が形成される複数の像担持体と、
    各々の前記像担持体に前記トナーを供給するために、トナーを担持する複数の現像剤担持体と、
    各々の前記像担持体に対向して、配置されている複数の一次転写部と、
    前記複数の像担持体の表面の前記トナー像を重ね合わすために、複数の前記像担持体と複数の前記一次転写部の間に配置される中間転写体と、
    前記重ね合わされたトナー像を前記中間転写体から記録媒体上に転写するための二次転写部と、
    前記中間転写体上のトナーを取り除くために設けられ、前記トナーの電荷と逆極性になるように電圧が印加される除去部とを備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記二次転写部に前記記録媒体を供給せずに、前記現像剤担持体上のトナーを入れ替える際、前記それぞれの現像剤担持体からそれぞれの前記像担持体を介して回転中の前記中間転写体上の、重なることなく前記除去部を順次通過するそれぞれの領域に吐き出されたトナーの電荷を、前記トナーの種類又は前記像担持体の位置に基づいて前記領域毎に、前記各領域におけるトナーの電荷の差を小さくするように調整する電荷調整工程を備えた画像形成装置の制御方法。
  9. 請求項8記載の画像形成装置の制御方法を該画像形成装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体。
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