JPH1165332A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH1165332A
JPH1165332A JP22243697A JP22243697A JPH1165332A JP H1165332 A JPH1165332 A JP H1165332A JP 22243697 A JP22243697 A JP 22243697A JP 22243697 A JP22243697 A JP 22243697A JP H1165332 A JPH1165332 A JP H1165332A
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JP
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Pending
Application number
JP22243697A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Furusawa
文夫 古沢
Yukio Hayashi
幸男 林
Naoto Yoshino
直人 吉野
Osamu Handa
修 半田
Masao Okubo
雅夫 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP22243697A priority Critical patent/JPH1165332A/ja
Publication of JPH1165332A publication Critical patent/JPH1165332A/ja
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、転写領域の上流側における転
写電界による放電を防止し、放電マ−ク等の画像欠陥の
ない良好な画質の画像を形成する画像形成装置を提供す
る 【解決手段】 画像形成装置は像担持体2からトナー像
を記録媒体3に転写させるために、2つの回転体22、
10により像担持体2を挾持させる。一方の回転体22
には転写電界をつくるための電圧印加手段30を設け、
挾持部230に案内手段27から記録媒体3を突入させ
る。このとき、像担持体2は挾持部230の上流側にお
いて電圧印加手段を設けない方の回転体10側に、電圧
印加する回転体22側に先行して、第1の接触部200
を形成して接触し、記録媒体3は転写電界が作用しない
上流側の接触部200で像担持体2に接触するので、ギ
ャップ放電が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に中間転
写体や感光体等の像担持体を備えた転写手段を有する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体の搬送経路であって、二次転写
領域の直前に記録媒体と中間転写体の挾持ローラ対を配
設した中間転写体による画像形成装置の転写装置が、特
開平9−62116号公報(第1文献)に開示されてい
る。また、転写装置への中間転写体の突入角度を転写ロ
ーラ側にした構成が、特開平4−188176号公報
(第2文献)に開示されている。さらに、転写部におけ
るニップ幅を大きくするよう、2本の転写ローラを配設
した構成が、特開平4−97186号公報(第3文献)
に開示されている。またベルト状感光体を用いた画像形
成装置においても、同様な構成がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記第1文献に開示さ
れた装置は、中間転写体と記録媒体との密着を転写領域
まで維持させるためには、挾持ローラ対を転写領域に近
接させて配設することが必要となり、構成が煩雑でコス
トアップを招いた。また、転写装置の上流側での中間転
写体とのギャップ領域において、転写電界により生ずる
放電のため、画質欠陥が発生する不都合があった。第2
文献に開示された装置は、記録媒体が電界を付与するロ
ーラと中間転写体との間に突入するので、転写部のプレ
ニップ部(挾持部の上流側)のキャップ領域で、転写電
界による、画質欠陥(放電マーク)が発生する不都合が
あった。上記問題は特に低湿環境下で高抵抗用紙におい
て顕著であった。第3文献に開示された装置において
は、2つの転写ローラの機能分離が困難であった。
【0004】そこで、この発明は簡単な構成で、転写領
域の上流側における転写電界による放電を防止し、放電
マーク等の画像欠陥のない良好な画質の画像を形成する
画像形成装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みなされたもので、この画像形成装置は像担持体からト
ナー像を記録媒体に転写させるために、2つの回転体に
より像担持体を挾持させるとともに、一方の回転体に転
写電界をつくるための電圧印加手段を設けた転写手段
と、挾持部に記録媒体を案内する案内手段を備え、像担
持体は挾持部の上流側において電圧印加手段を設けない
方の回転体側に、電圧印加する回転体側に先行して接触
する構成を具備している。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (実施の形態1)この実施の形態はベルト状中間転写体
を用いたカラー電子写真複写機を示す(図4参照)。感
光体ドラム(潜像担持体)1は、矢印A方向への回転に
伴いその表面に帯電装置4などの周知の電子写真プロセ
スによって、画情報に応じた静電潜像が形成される。ま
た、この感光体ドラム1の周囲にはブラック(Bk)、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びサイアン(C)の
各色に対応した現像器5〜8が配設されており、感光体
ドラム1に形成された静電潜像はいずれかの現像器で現
像されてトナー像Tが形成されるようになっている。従
って、感光体ドラム1に書き込まれた静電潜像がイエロ
ーの画情報に対応したものであれば、この静電潜像はイ
エロー(Y)のトナーを内包する現像器6で現像され、
感光体ドラム1上にはイエローのトナー像が形成され
る。
【0007】感光体ドラム1の表面に当接されるよう
に、ベルト状の中間転写体2が配設されている。ベルト
状中間転写体2は、中間転写体の駆動ローラ21、2次
転写用の対向ローラ(バックアップローラ)22、ベル
トの張力を一定に制御するようにしたテンションローラ
23、従動ローラ24等の複数のローラに張架されて、
矢印B方向に回動する構成となっている。そして、感光
体ドラム1に形成されたトナー像Tは、感光体ドラム1
と中間転写体2とが接する一次転写位置で感光体ドラム
1から中間転写体2の表面に転写される。この一次転写
位置において、中間転写体2の裏面側には転写用コロナ
放電器9が配設されており、この転写用コロナ放電器9
にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することによ
り、感光体ドラム1上のトナー像Tは中間転写体2の表
面に静電転写される。
【0008】単色画像を形成する場合は中間転写体2に
一次転写されたトナー像Tは直ちに記録媒体3に二次転
写される。複数色のトナー像を重ね合わせたカラー画像
を形成する場合は、感光体ドラム1上でのトナー像の形
成、並びにこのトナー像の一次転写の工程が色数分だけ
繰り返される。例えば4色のトナー像を重ね合わせたフ
ルカラー画像を形成する場合は、感光体ドラム1上には
その一回転毎にブラックBK、イエローY、マゼンタM
及びサイアンCのトナー像Tが各現像器5,6,7,8
により形成され、これらトナー像Tは順次中間転写体2
に一次転写される。
【0009】一方、中間転写体2は最初に一次転写され
たブラックのトナー像Tを表面に保持したまま感光体ド
ラム1と同一周期で回動し、その一回転毎に中間転写体
2表面上にはイエロー、マゼンタ及びサイアンのトナー
像Tが転写される。このようにして中間転写体2の表面
に一次転写されたトナー像Tは、中間転写体2の回動に
伴って記録媒体3の搬送経路に面した二次転写位置へと
搬送される。
【0010】二次転写位置には半導電性の転写ローラ1
0が中間転写体2に近接して配設され、所定のタイミン
グで中間転写体2に当接する構成となっている。フィー
ドローラ11によって所定のタイミングでトレイ12か
ら搬出された記録媒体3は、案内手段27を介して、転
写ローラ10と中間転写体2との間に挾み込まれる。ま
た、二次転写位置における中間転写体2の裏面側には転
写ローラ10の対向電極をなすバックアップローラ22
が配設されている。そして、バックアップローラ22に
トナーの帯電極性と同極性の転写電界を生じさせると、
中間転写体2に担持されたトナー像Tは、二次転写位置
において記録媒体3に静電転写される。転写ローラ10
はローラに接触して取り付けられているクリーニングブ
レード25により、転写ローラ10が従動回転する間に
付着した汚れが転写ローラ10の全周に渡って除去さ
れ、記録媒体3の裏面への汚れを防いでいる。そして、
トナー像が転写された記録媒体3は中間転写体2から剥
がされ、搬送ベルト14によって定着器15に送り込ま
れてトナー像の定着処理がなされる。
【0011】一方、トナー像の二次転写が終了した中間
転写体2はベルトクリーナ16によって残留トナーが除
去され、次の画像形成工程に移る。尚、上記転写ローラ
10及びベルトクリーナ16は中間転写体2に接離自在
に配設されており、カラー画像が形成される場合には、
最終色前のトナー像が転写ローラ10、ベルトクリーナ
16を通過するまで、これら部材は中間転写体2から離
間している。
【0012】また、中間転写体2は、ポリイミド、ポリ
カーボ、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン
テレフタレート等の樹脂または各種ゴムにカーボンブラ
ック等を適当量含有させて、体積抵抗率が106〜10
15Ωcmとなるように形成され、その厚みは、例えば
0.1mmに設定されている。バックアップローラ22
は、金属芯材22aを中心に、その外周に発泡弾性体層
22bを配設し、発泡弾性体層22bの外側を導電層2
2cにより被覆してなる2層構造としている。外側の導
電層(表面層)22cはカーボンブラックを15〜35
wet%分散した半導電性のEPDM(エチレンプロピ
レンジエンゴム)発泡ゴムで形成し、表面層22cの厚
みは0.5〜1.5mmに構成されている。さらに、表
面抵抗率は107〜1010Ω/□の抵抗領域に制御さ
れている。このように構成されたバックアップローラ2
2に金属ローラ26を当接させ、この金属ローラ26に
トナーと同極性の所定の電圧を印加することで転写ロー
ラ10に対向電極として転写電界を生じさせている。
【0013】転写ローラ10は芯金10aと、この芯金
10aの周囲に固着されたカーボンブラック分散発泡E
PDM材料からなるコア層にスキン層を介して5〜20
μmの厚みのカーボンブラック分散のフッ素樹脂系材料
でコーティングしたコーテイング層10bとよりなる。
芯金10aとコーティング層10bとの体積抵抗率は1
04Ωcmないし106Ωcmであり、ロール硬度はア
スカC硬度で20°から45°である。転写ローラ10
に付設されたクリーニングブレード25はウレタンゴム
からなる。
【0014】二次転写部において、バックアップローラ
22と転写ローラ10の2つのローラ(回転体)は、中
間転写体2を挾持する転写ニップ(挾持)部を構成す
る。そして、記録媒体3は転写ニップ部に至る前に、中
間転写体2と転写ローラ10の巻き付き部に突入する構
成になっている。
【0015】ここで、二次転写部の構成を図1により詳
述する。バックアップローラ22に当接させている金属
ローラ26は電圧印加手段30に連絡させている。転写
ローラ10は接地させている。この状態で、トナーと同
極性の所定の電圧を金属ローラ26に印加すると、転写
ローラ10は対向電極として、転写電界を生じさせる。
中間転写体2は矢印x方向に進行し、転写ローラ10と
バックアップローラ22が接触している領域において、
挾持されている。このとき、中間転写体2は、まず、電
圧印加手段を備えていない転写ローラ10の周面に巻き
付き、第1の接触部200を形成する。中間転写体2は
転写ローラ10の周面に沿って進行し、転写ローラ10
とバックアップローラ22との挾持部230を通過して
下流側へと移動する。
【0016】記録媒体3は二次転写部の上流側であっ
て、中間転写体2の表面側に配設される案内板27から
送り出され、中間転写体2の進行とのタイミングをとっ
て、中間転写体2に接触して挾持部230に進行する。
このとき、記録媒体3は中間転写体2が転写ローラ10
に接触する第1の接触部200に突き当たり、ここで中
間転写体2に接触し中間転写体2の進行と共に、転写ロ
ーラ10とバックアップローラ22との挾持部230へ
とすすむ。挾持部230で転写電界Dにより、中間転写
体2上のトナー像は記録転写材3に転写される。
【0017】この構成による二次転写部における作用を
説明すると、記録媒体3は電圧印加手段を有さないロー
ラ10側から挿入されると共に、転写ローラ10とバッ
クアップローラ22が接触して形成する二次転写領域
(挾持部230)の上流において、転写電界の作用を受
ける前に中間転写体2に接触する。そして、記録媒体3
は中間転写体2と共に転写ローラ10に巻き付いて二次
転写領域に進む(図2参照)。この構成は二次転写領域
においては、記録媒体3は中間転写体2との間に間隙を
もたない重合した状態にあるので、従来の装置が発生さ
せていた転写領域上流側での放電が発生しない。すなわ
ち、図3に示すような、転写領域上流側に中間転写体2
と記録媒体3とのギャップGがある場合に発生する、転
写電界DによるギャップG部分に発生する放電dが、二
次転写領域でのギャップを無くすことによって防止され
る。
【0018】次に二次転写領域上流側において、バック
アップローラ22に先行して、中間転写体2が印加手段
を備えていない転写ローラに巻き付く構成を有する、転
写ローラ10とバックアップローラ22との配置の実施
例を説明する。 (1) 転写ローラを中間転写体2の上流側に配設す
る。 ……図5参照 電圧印加手段に連絡するバックアップローラ22に対し
て転写ローラ100を、中間転写体2の上流側に移動さ
せる。矢印方向に進行する中間転写体2は二次転写部分
(挾持部)に到達する搬送経路途上で、バックアップロ
ーラ22より上流側に配設される転写ローラ100の周
面に巻き付き、第1の接触部200Aを形成する。次
に、第1の接触部200Aの下流側で転写ローラ100
とバックアップローラ22が接触する挾持部230Aで
挾持される。タイミングをあわせて送りこまれる記録媒
体3は、二次転写領域(挾持部)230Aの上流側であ
る第1の接触部200Aで中間転写体2に接触するの
で、転写領域での中間転写体2と記録媒体3とのギャッ
プは発生しない。
【0019】(2) 転写ローラのゴム硬度を柔らかく
する。 ……図6参照 転写ローラ100Bのコア層の硬度を柔らかくした発砲
EPDM材料で構成する。ロール硬度を柔らかくするこ
とにより、バックアップローラ22Bとの挾持部230
Bにおいて、転写ローラ100Bはバックアップローラ
22Bの曲率形状に凹む。そして、挾持部230Bにお
ける中間転写体2はまず転写ローラ100Bの湾曲凹面
の端面110Bに接触して第1の接触部を形成し、転写
ローラ100Bの凹みに沿って進行する。また、タイミ
ングにより挾持部に挿入する記録媒体3は中間転写体2
がバックアップローラ100Bに接触する第1の接触部
110Bに突き当たり、挾持部230Bへと進行する。
さらに、この場合、転写ローラ10は、ローラに対する
外力に対して、半径方向(法線方向)には容易に変形す
るが、軸線方向(接線方向)に対しては変形しない材料
により構成されている。
【0020】さらに、図7に示すように、バックアップ
ローラ22Cの径γ1に対して、転写ローラ100Cの
径γ2を大きくする。この構成により、中間転写体2の
第1の接触部110Cは転写領域からの距離を長くする
ことができ、記録媒体3は転写電界の作用をうける前に
中間転写体2に接触し、ギャップ放電を抑えることがで
きる。
【0021】(実施の形態2)この実施の形態は、転写
ローラに電圧印加手段を配設している(図8参照)。二
次転写部における転写ローラ120は電圧印加手段30
に連結されており、バックアップローラ220は接地さ
れている。中間転写体2の表面に担持されたトナー像T
は、転写ローラ120とバックアップローラ220との
挾持部250を通過途上、転写ローラ120にかけられ
るトナーと逆極性の電圧により、タイミングを合わせて
挾持部に送りこまれる記録媒体3に転写される。
【0022】この画像形成装置においては、中間転写体
2は印加手段を備えていないバックアップローラ220
に接触し、第1の接触部220Aを形成し、バックアッ
プローラ220に巻き付いた状態で挾持部250に進行
する。記録媒体3は案内手段27から中間転写体2上に
搬送されるのであるが、中間転写体2との突き当たり部
270は、挾持部250の上流側であって、かつ、接触
部250の接線Lより電圧印加手段を備えていないバッ
クアップローラ220側に設定されている。このように
構成される二次転写部において、記録媒体3は電圧印加
手段を備えていないバックアップローラ220側の転写
電界の弱い位置で中間転写体2に突き当たり、中間転写
体2と重合されて挾持部250に進行する。この装置に
おいても転写電圧の作用を受ける領域において中間転写
体2と記録媒体3とのギャップが形成されないので、ギ
ャップ放電が防止される。
【0023】(実施の形態3)この実施の形態に示すカ
ラー画像形成装置は、感光体上に必要色の数だけトナー
像を積層させた状態で形成し、この感光体上に形成され
た必要色数のトナー像を記録媒体上に一括転写するカラ
ー画像形成方式を採用している。図9を参照して構成を
説明する。スコロトロンの帯電器52のコロナ放電ワイ
ヤには直流電源が接続されている。有機感光体の像担持
体ベルト62は半導体レーザー等の像露光手段53によ
り画像情報に応じた潜像が形成され、各々イエロー、マ
ゼンタ、サイアン、ブラックのトナーが別々に入ってい
る現像手段54,55,56,57により現像される。
像担持体ベルト62上のトナーは記録媒体に転写ローラ
60により転写される。像担持体ベルト62は絶縁性の
表面コート層を有するベルトであって、駆動ローラ7
1、転写ローラの対向ローラ(バックアップローラ)7
2、ベルトの張力を一定に制御するようにしたテンショ
ンローラ73、従動ローラ74等、複数のローラに張架
されて矢印B方向へ回動する。
【0024】転写ローラ60は芯金とこの芯金の周囲に
固着されたカーボンブラック分散発泡EPDM材料から
なるコア層にスキン層を介して5〜20μmの厚みのカ
ーボンブラック分散のフッ素樹脂材料でコーティング
し、芯金とコーティング層との体積抵抗率が106Ωc
mないし109Ωcmであり、ロール硬度はアスカC硬
度で20°から45°である。転写ローラ60に付設さ
れたクリーニングブレード61はウレタンゴムからな
る。バックアップローラ72はEPDM(エチレンプロ
ピレンジエンゴム)発泡ゴムである。
【0025】まず、第1サイクルとして像担持体ベルト
62を帯電器52のグリッドに直流バイアスをかけて一
様に帯電する。その後、像露光手段53により第1回像
露光を施して画像潜像を形成する。そして、イエローの
現像手段54に現像バイアスを印加し、像担持体ベルト
62上に付着させる。引き続き第2サイクルに入り、帯
電器52で一様に帯電する。その後、像露光手段53に
より第2回像露光を施して画像潜像を形成し、マゼンタ
の現像手段55に現像バイアスを印加し、トナーを像担
持体ベルト62上に付着させる。以上の工程を繰り返し
てサイアン、ブラックの像を形成する。その後、電圧を
印加した転写ローラ60を用いて像担持体ベルト62に
付着しているトナーを記録媒体に一括転写する。像担持
体ベルト62に最終色前のトナー像が形成され転写ロー
ラ60、クリーナ位置を通過するまでは転写ローラ6
0、クリーナ58は像担持体ベルト62から離間してお
り、像担持体ベルト62上のトナー像形成位置にあわせ
記録媒体を送り込み転写ローラ60を当接させ転写動作
を行ない、転写後の像担持体ベルト62上残留トナーは
タイミングを合わせて当接させたクリーナ58によって
清掃される。転写ローラ60にはクリーニングブレード
61が取り付けてある。
【0026】この画像形成装置において、像担持体ベル
ト62と電圧印加手段を備えていないバックアップロー
ラ72との接触を転写領域の上流側であって、転写ロー
ラ60とバックアップローラ72との接線よりバックア
ップローラ72側に設定することにより、転写領域の上
流側での像担持体ベルト62と記録媒体3とのギャップ
によりおこる放電が防止出来、画質が良好な画像形成が
実行できる。
【0027】また、バックアップローラ72に電圧印加
手段を配設した場合においても、電圧印加手段を備えて
いない転写ローラ60をバックアップローラ72に対し
て上流側に配置する。あるいは、電圧印加手段を備えて
いない転写ローラ60の硬度を柔らかく形成する、また
は電圧印加手段を備えているバックアップローラ72の
径に対して転写ローラ60の径を大きくする等の構成に
より、転写領域の上流側での像担持体ベルト62と記録
媒体3とのギャップによりおこる放電が防止出来、良好
な画質による画像形成が実行できる。
【0028】以上の説明したように、この実施の形態で
示す画像形成装置は、転写電界の作用を受ける前に、記
録媒体が像担持体に接触して、転写領域の上流側におけ
る転写電界による放電を防止し、放電マーク等の画像欠
陥のない良好な画質の画像が形成できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の画像
形成装置は、転写電界が作用する領域の上流側で、記録
媒体は像担持体に接触するので、画質欠陥(放電マー
ク)を防止することが可能となり、高画質化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の画像形成装置の転写手段の説明
図。
【図2】 この発明の画像形成装置の転写手段の作用説
明図。
【図3】 従来の転写手段の作用説明図。
【図4】 この発明を適用したカラー画像形成装置の概
略構成図。
【図5】 転写手段の実施例を示す説明図。
【図6】 転写手段の他の実施例を示す説明図。
【図7】 転写手段の他の実施例を示す説明図。
【図8】 転写手段の他の実施例を示す説明図。
【図9】 この発明を適用した感光体ベルトを用いたカ
ラー画像形成装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 感光体、 2 中間転写体、 3 記録媒体、
4,52 帯電装置、5,57 ブラック用現像器、
6,54 イエロー用現像器、 7,55 マゼンタ用
現像器、 8,56 サイアン用現像器、 9 転写用
コロナ放電器、10,60 転写ローラ、 11 フィ
ードローラ、 12,84 トレイ、14,81 搬送
ベルト、 15,82 定着器、 16,58 ベルト
クリーナ、 17 ベルト位置センサ、 21,71
駆動ローラ、 22,72バックアップローラ、 2
3,73 テンションローラ、 24,74 従動ロー
ラ、 25,61 クリーニングブレード、 26 金
属ローラ、 27 案内手段、 62 感光体ベルト。
フロントページの続き (72)発明者 半田 修 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 大久保 雅夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体からトナー像
    を記録媒体に転写させるために、2つの回転体により前
    記像担持体を挾持させて挾持部を形成するとともに、前
    記回転体の一方に転写電界をつくるための電圧印加手段
    を設けた転写手段と、前記挾持部に記録媒体を案内する
    案内手段とを備えてなる画像形成装置において、 前記転写手段は、挾持部の上流側において、像担持体を
    電圧印加手段を設けた回転体に先行して、電圧印加手段
    を設けていない回転体に接触させるよう構成してなる画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、前記像担持体からトナー像
    を記録媒体に転写させるために、2つの回転体により前
    記像担持体を挾持させて挾持部を形成するとともに、前
    記回転体の一方に転写電界をつくるための電圧印加手段
    を設けた転写手段と、前記挾持部に記録媒体を案内する
    案内手段とを備えてなる画像形成装置において、 前記転写手段は、挾持部の上流側において、像担持体を
    電圧印加手段を設けた回転体に先行して、電圧印加手段
    を設けていない回転体に接触させると共に、記録媒体
    を、前記挾持部の上流側であって、電圧印加手段を設け
    た回転体に先行して、挾持部の接線より電圧印加手段を
    設けていない回転体側に接触させるよう構成してなる画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写手段は、挾持部の電圧印加手段
    を設けた回転体を、像担持体のトナー像保持面に接触さ
    せて配置してなる請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧印加手段を設けていない回転体
    は、電圧印加手段を設けた回転体に対して上流側に配設
    してなる請求項1、または2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記電圧印加手段を設けていない回転体
    の硬度は、電圧印加手段を設けた回転体の硬度より低く
    形成してなる請求項1、または2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記電圧印加手段を設けていない回転体
    は、回転体の径を電圧印加手段を設けた回転体の径より
    大きく形成してなる請求項1、または2記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記電圧印加手段を設けていない回転体
    を構成する材料は、外部応力に対する変形量が、法線方
    向と接線方向で異方性を有することを特徴とする請求項
    1、または2記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記電圧印加手段を設けていない回転体
    は少なくとも表面層と、表面層より低硬度の弾性層を有
    することを特徴とする請求項1、または2記載の画像形
    成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010078668A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011039154A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Seiko Epson Corp 転写装置および画像形成装置
US8131196B2 (en) 2005-04-25 2012-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having a transferring member
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