JPH08338465A - 防振装置 - Google Patents
防振装置Info
- Publication number
- JPH08338465A JPH08338465A JP16800695A JP16800695A JPH08338465A JP H08338465 A JPH08338465 A JP H08338465A JP 16800695 A JP16800695 A JP 16800695A JP 16800695 A JP16800695 A JP 16800695A JP H08338465 A JPH08338465 A JP H08338465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- elastic body
- outer cylinder
- side stopper
- inner cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数や組み付け工数の削減を図るととも
に、製造コストの低減を図り、しかも容易に製造する。 【構成】 振動発生部及び振動受け部の一方に連結され
る内筒１と、振動発生部及び振動受け部の他方に連結さ
れる外筒２と、内筒１及び外筒２との間に介在される弾
性体３と、外筒２或いは弾性体３の軸方向外方に配設さ
れるサイドストッパ４とを備えた防振装置であって、サ
イドストッパ４は、弾性体３と一体的に軸方向に突出し
た突出片４０を軸直角方向に屈曲させて形成されてい
る。
に、製造コストの低減を図り、しかも容易に製造する。 【構成】 振動発生部及び振動受け部の一方に連結され
る内筒１と、振動発生部及び振動受け部の他方に連結さ
れる外筒２と、内筒１及び外筒２との間に介在される弾
性体３と、外筒２或いは弾性体３の軸方向外方に配設さ
れるサイドストッパ４とを備えた防振装置であって、サ
イドストッパ４は、弾性体３と一体的に軸方向に突出し
た突出片４０を軸直角方向に屈曲させて形成されてい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、自動車のエ
ンジンなどを搭載するのに好適な防振装置に関するもの
である。
ンジンなどを搭載するのに好適な防振装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】例えば、自動車のエンジンを車体に搭載
する場合などに使用する防振装置として、図７および図
８に示すものが知られている。即ち、この防振装置は、
内筒１００と、外筒１０１と、これら内筒１００及び外
筒１０１との間に設けたゴムからなる弾性体１０２とか
ら構成されており、とくに内筒１００側は、相手側スト
ッパ金具１０３を介して自動車のエンジン（図略）側を
固定するとともに、外筒１０１側は、ボディー側ブラケ
ット１０４を介して車体（図略）側に固定されている。
する場合などに使用する防振装置として、図７および図
８に示すものが知られている。即ち、この防振装置は、
内筒１００と、外筒１０１と、これら内筒１００及び外
筒１０１との間に設けたゴムからなる弾性体１０２とか
ら構成されており、とくに内筒１００側は、相手側スト
ッパ金具１０３を介して自動車のエンジン（図略）側を
固定するとともに、外筒１０１側は、ボディー側ブラケ
ット１０４を介して車体（図略）側に固定されている。
【０００３】また、このような防振装置には、サイドス
トッパ１０５を設け、ゴムからなる弾性体１０２が変位
して相手側ストッパ金具１０３が外筒１０１やボディー
側ブラケット１０４に接触するときに、異音等を発生す
るのを防止するように構成したものが知られている。
トッパ１０５を設け、ゴムからなる弾性体１０２が変位
して相手側ストッパ金具１０３が外筒１０１やボディー
側ブラケット１０４に接触するときに、異音等を発生す
るのを防止するように構成したものが知られている。
【０００４】このサイドストッパは、主にゴム製で板状
に形成されたものを内筒１００に両サイドから取り付け
るようになっており、その内筒１００へのサイドストッ
パの取り付けは、圧入若しくは接着剤によって行なって
いる。
に形成されたものを内筒１００に両サイドから取り付け
るようになっており、その内筒１００へのサイドストッ
パの取り付けは、圧入若しくは接着剤によって行なって
いる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
サイドストッパにあっては、ストッパ部材として個別に
製造され、一般的には２枚のものが必要であり、しかも
このサイドストッパは本体側防振ゴムが製造された後
に、アッセンブリ工程で組み付けを行う必要がある。し
たがって、部品点数の増大とともに、組み付け工程が余
分に必要であり、その結果、製造コストの増大にもつな
がるものである。
サイドストッパにあっては、ストッパ部材として個別に
製造され、一般的には２枚のものが必要であり、しかも
このサイドストッパは本体側防振ゴムが製造された後
に、アッセンブリ工程で組み付けを行う必要がある。し
たがって、部品点数の増大とともに、組み付け工程が余
分に必要であり、その結果、製造コストの増大にもつな
がるものである。
【０００６】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、部品点数や組み付け工数の削減を図るとともに、製
造コストの低減を図り、しかも容易に製造することがで
きる防振装置を提供することを目的とするものである。
み、部品点数や組み付け工数の削減を図るとともに、製
造コストの低減を図り、しかも容易に製造することがで
きる防振装置を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、振動
発生部及び振動受け部の一方に連結される内筒と、前記
振動発生部及び振動受け部の他方に連結される外筒と、
前記内筒及び外筒との間に介在される弾性体と、前記外
筒或いは弾性体の軸方向外方に配設されるサイドストッ
パとを備えた防振装置であって、前記サイドストッパ
は、前記弾性体と一体的に軸方向に突出した突出片を前
記軸の略直角方向に屈曲させて形成されているものであ
る。
発生部及び振動受け部の一方に連結される内筒と、前記
振動発生部及び振動受け部の他方に連結される外筒と、
前記内筒及び外筒との間に介在される弾性体と、前記外
筒或いは弾性体の軸方向外方に配設されるサイドストッ
パとを備えた防振装置であって、前記サイドストッパ
は、前記弾性体と一体的に軸方向に突出した突出片を前
記軸の略直角方向に屈曲させて形成されているものであ
る。
【０００８】
【作用】即ち、この発明では、サイドストッパを、弾性
体と一体的に軸方向に突出して設けた突出片を軸直角方
向に屈曲させて形成しており、一体形成してある分工数
及びコストの削減が図れるとともに、取り付け部分から
外れ落ちる等の虞もない。
体と一体的に軸方向に突出して設けた突出片を軸直角方
向に屈曲させて形成しており、一体形成してある分工数
及びコストの削減が図れるとともに、取り付け部分から
外れ落ちる等の虞もない。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の一実施例について添付図面
を参照しながら説明する。図１は、この発明にかかる防
振装置を示す概略断面図である。この実施例の防振装置
は、内筒１と、外筒２と、これら内外筒１，２との間に
介在されるゴムからなる弾性体３と、この弾性体３と一
体に設けたサイドストッパ４とを備えている。
を参照しながら説明する。図１は、この発明にかかる防
振装置を示す概略断面図である。この実施例の防振装置
は、内筒１と、外筒２と、これら内外筒１，２との間に
介在されるゴムからなる弾性体３と、この弾性体３と一
体に設けたサイドストッパ４とを備えている。
【００１０】弾性体３は、防振ゴムとして機能するもの
であり、所定のモールド型を用いて内外筒１，２との間
で加硫成型し、図２および図３に示す形状に形成したも
のを使用するようになっており、同時に後にサイドスト
ッパ４となる突出片４０も一体成型されるようになって
いる。なお、成形時、モールド型におけるゴム材料の
（注入口及び）注入路をそのまま突出片４０の成形部分
にするとよい。これによって、従来は成形後に除去して
いた注入路に対応する部分（ライナ部分）をそのまま利
用することが可能になり、無駄がなくなるものである。
であり、所定のモールド型を用いて内外筒１，２との間
で加硫成型し、図２および図３に示す形状に形成したも
のを使用するようになっており、同時に後にサイドスト
ッパ４となる突出片４０も一体成型されるようになって
いる。なお、成形時、モールド型におけるゴム材料の
（注入口及び）注入路をそのまま突出片４０の成形部分
にするとよい。これによって、従来は成形後に除去して
いた注入路に対応する部分（ライナ部分）をそのまま利
用することが可能になり、無駄がなくなるものである。
【００１１】このサイドストッパ４は、弾性体３ととも
に形成された突出片４０を中心軸Ｌに対して略直角方向
に屈曲させて形成されている。即ち、この実施例の突出
片４０は、図４に示すように、加硫を容易に実現するこ
とができるようにするため、略筒状に形成されていると
ともに、等角的に４か所のスリット４１が形成されて花
弁状をなしている。
に形成された突出片４０を中心軸Ｌに対して略直角方向
に屈曲させて形成されている。即ち、この実施例の突出
片４０は、図４に示すように、加硫を容易に実現するこ
とができるようにするため、略筒状に形成されていると
ともに、等角的に４か所のスリット４１が形成されて花
弁状をなしている。
【００１２】各花弁状部４２には、図５に示すように、
外方側に屈曲させ易いように、外周面方向に沿って窪み
４２Ａを設けてある。さらに各花弁状部４２には、図６
に示すように、所定の角度θで外側に傾斜・拡開させた
テーパを設けており、一層外方側に屈曲しやすいように
なっている。なお、この傾斜角度θとしては、モールド
型脱型の際に問題にならない程度の僅かな角度値（例え
ば１度乃至２度程度）であればよい。
外方側に屈曲させ易いように、外周面方向に沿って窪み
４２Ａを設けてある。さらに各花弁状部４２には、図６
に示すように、所定の角度θで外側に傾斜・拡開させた
テーパを設けており、一層外方側に屈曲しやすいように
なっている。なお、この傾斜角度θとしては、モールド
型脱型の際に問題にならない程度の僅かな角度値（例え
ば１度乃至２度程度）であればよい。
【００１３】従って、この実施例によれば、加硫されて
図２のように形成された防振装置を、図１に示すよう
に、所定の取り付け部材５および６等に組み付けると、
取り付け部材５の形状に倣って自然に屈曲する。
図２のように形成された防振装置を、図１に示すよう
に、所定の取り付け部材５および６等に組み付けると、
取り付け部材５の形状に倣って自然に屈曲する。
【００１４】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、サイドストッパが、弾性体と一体的に軸方向に突
出して設けた突出片を軸直角方向に屈曲させて形成して
おり、一体形成してある分、工数やコストの削減を大幅
に図ることができ、しかもその後、例えば運搬の際など
に、衝撃などで取り付け部分から外れ落ちる等の虞もな
く、信頼度の高い防振装置が提供できる。
れば、サイドストッパが、弾性体と一体的に軸方向に突
出して設けた突出片を軸直角方向に屈曲させて形成して
おり、一体形成してある分、工数やコストの削減を大幅
に図ることができ、しかもその後、例えば運搬の際など
に、衝撃などで取り付け部分から外れ落ちる等の虞もな
く、信頼度の高い防振装置が提供できる。
【００１５】また、この発明によれば、ストッパ部分を
注入穴として活用することも可能であり、従来の注入穴
のゴムロスも削減することができる。
注入穴として活用することも可能であり、従来の注入穴
のゴムロスも削減することができる。
【図１】この発明にかかる防振装置の取付状態を示す概
略断面図。
略断面図。
【図２】この発明にかかる防振装置を示す概略断面図。
【図３】同防振装置の平面図。
【図４】同装置の要部斜視図。
【図５】この発明にかかるサイドストッパの要部を示す
斜視図。
斜視図。
【図６】同サイドストッパの要部を示す断面図。
【図７】従来の防振装置の断面図。
【図８】同平面図。
１ 内筒 ２ 外筒 ３ 弾性体 ４ サイドストッパ ４０ 突出片 ４１ スリット ４２ 花弁状部 ４２Ａ 窪み
Claims (1)
- 【請求項１】 振動発生部及び振動受け部の一方に連結
される内筒と、 前記振動発生部及び振動受け部の他方に連結される外筒
と、 前記内筒及び外筒との間に介在される弾性体と、 前記外筒或いは弾性体の軸方向外方に配設されるサイド
ストッパとを備えた防振装置であって、 前記サイドストッパは、前記弾性体と一体的に軸方向に
突出した突出片を前記軸の略直角方向に屈曲させて形成
されていることを特徴とする防振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16800695A JPH08338465A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16800695A JPH08338465A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 防振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08338465A true JPH08338465A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15860063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16800695A Pending JPH08338465A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08338465A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015140848A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
| US20150367696A1 (en) * | 2013-02-25 | 2015-12-24 | Bridgestone Corporation | Anti-vibration device |
| CN105276072A (zh) * | 2014-07-15 | 2016-01-27 | 南德盘形连轴器制造有限及两合公司 | 振动衰减器 |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP16800695A patent/JPH08338465A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150367696A1 (en) * | 2013-02-25 | 2015-12-24 | Bridgestone Corporation | Anti-vibration device |
| US9505285B2 (en) * | 2013-02-25 | 2016-11-29 | Bridgestone Corporation | Anti-vibration device |
| JP2015140848A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
| CN105276072A (zh) * | 2014-07-15 | 2016-01-27 | 南德盘形连轴器制造有限及两合公司 | 振动衰减器 |
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