JPH08305993A - 移動体用表示装置 - Google Patents

移動体用表示装置

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JPH08305993A
JPH08305993A JP7106688A JP10668895A JPH08305993A JP H08305993 A JPH08305993 A JP H08305993A JP 7106688 A JP7106688 A JP 7106688A JP 10668895 A JP10668895 A JP 10668895A JP H08305993 A JPH08305993 A JP H08305993A
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Yoshiharu Morihiro
義晴 森廣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動体走行中の安全性を確保すると共に、操
縦者が表示画面を参照しながら操縦するという利便性お
よび操縦者以外の同乗者に対する利便性を損うことのな
い移動体用表示装置を得る。 【構成】 走行状態検出手段により移動体が走行中であ
ると判定されると共に、視点判別手段により前記移動体
の操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に存在する
と判別された場合には、可視情報表示手段の表示する情
報量を所定の情報量以下に抑制する可視情報表示制御手
段を備えた移動体用表示装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両等の移動体を操
縦する操縦者の視点を検出して表示画面等を制御する移
動体用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は、特開平6−99778号公報
に開示される従来の移動体用表示装置の構成を示すブロ
ック図であり、図において、1はテレビチューナであ
り、アンテナ1aで受信されたテレビ電波より増幅,検
波等の処理を行い、ビデオ信号を出力する。3はナビゲ
ーション装置であり、CD−ROMなどの地図データを
記憶した記憶媒体と、GPSアンテナ3aを用いたGP
S装置(図示せず)などの自車位置を検出するロケータ
回路(図示せず)と、地図を画像に描画する描画回路
(図示せず)などを備え、自車位置とその周辺の地図を
画像信号として出力する。4は表示装置であり、CRT
や液晶などの表示デバイス(図示せず)とその駆動回路
(図示せず)などから構成され、テレビチューナ1の出
力であるビデオ信号や、ナビゲーション装置3の出力で
ある地図画像信号を受けてテレビ画面や地図画面を表示
する。表示装置4は、操縦者から見やすいように車両の
ダッシュボード内やダッシュボード上、あるいはコンソ
ール内などに設置されるのが望ましい。
【0003】5は切換器であり、表示装置4の入力をテ
レビチューナ1の出力であるビデオ信号あるいはナビゲ
ーション装置3の出力である地図画像信号のいずれかに
切り換える。この切り換えは切換器5に配置されるスイ
ッチ6により行う。7は電源であり、テレビチューナ1
とナビゲーション装置3と表示装置4に電力を供給して
いる。8はオン・オフスイッチであり、電源7と表示装
置4との間に設置され、電源のオン・オフを切り換え
る。
【0004】9は車両の走行状態を検出する走行状態検
出手段であり、車速センサ(図示せず)と車速センサ出
力より車両が走行しているかいないかを判定する判定回
路(図示せず)などから構成されている。オン・オフス
イッチ8は走行状態検出手段9によりオン・オフを制御
され、結果的に表示装置4の表示のあり・なしが制御さ
れている。
【0005】次に動作について説明する。放送局から送
られてくるテレビ電波はアンテナ1aにより受信され、
テレビチューナ1へ送られる。このテレビ電波はテレビ
チューナ1により増幅,検波などの処理が行われ、ビデ
オ信号として出力される。また、ナビゲーション装置3
では、GPSアンテナ3aを用いた前記ロケータ装置に
より例えば東経135度、北緯40度という数値で自車
位置が検出され、この自車位置に基づいた周辺の地図を
前記記憶媒体に記憶した地図データを基に地図画像とし
て描画し、地図画像信号として出力する。これらテレビ
チューナ1の出力であるビデオ信号あるいはナビゲーシ
ョン装置3の出力である地図画像信号は切換器5に送ら
れて選択され表示装置4へ送られ、操縦者に対し視覚的
に表示される。切換器5の切り換えはスイッチ6を操縦
者が操作することで行われる。
【0006】走行状態検出手段9は、車速センサからの
車速パルスを一定時間毎に積分し、平均車速を計算する
と共に、その計算された平均車速から車両が走行してい
るかいないかを判定する。例えば、車速5km/h以上
を走行状態、車速5km/h未満を停止状態と判定す
る。
【0007】走行状態検出手段9により判定された走行
状態の判定結果によりオン・オフスイッチ8が制御さ
れ、停止状態ではオン・オフスイッチ8がオンに切り換
わり、切換器5により選択されたビデオ信号あるいは地
図画像信号のいずれかの信号が表示装置4へ送られ表示
される。逆に走行状態であると判定されたときには、オ
ン・オフスイッチ8がオフに切り換えられて表示装置4
への電源が遮断されるので表示装置4の表示は消える。
【0008】また、操縦者の眼の位置の検出装置として
は、例えば特開昭60−158303号公報、特開昭6
0−158304号公報などに開示されたものがある。
これらは室内に設けられた赤外線照射手段から操縦者の
両眼を含む顔部分に赤外線を照射し、このときの赤外線
の反射パターンを前記室内に設けられた赤外線撮像手段
で撮像し、この撮像された顔画像から眼の位置を判定す
るものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動体用表示装
置は以上のように構成されているので、車両走行中の安
全性が確保できるのに対し、車両の走行中はテレビ画面
や地図画面を操縦者は見ることが出来ず、地図を参照し
ながら車両を操縦するという利便性に欠け、また同乗者
がいる場合については考慮されておらず操縦者以外の同
乗者に対しての利便性に欠けるなどの問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、移動体走行中の安全性を確保す
ると共に、表示画面を参照しながら操縦するという利便
性および操縦者以外の同乗者に対する利便性を損うこと
のない移動体用表示装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る移
動体用表示装置は、走行状態検出手段により移動体が走
行中であると判定され、且つ視点判別手段により前記移
動体の操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に存在
すると判別された場合は可視情報表示手段の表示する情
報量を所定の情報量以下とする可視情報表示制御手段を
備えるようにしたものである。
【0012】請求項2の発明に係る移動体用表示装置
は、走行状態検出手段により移動体が走行中であると判
定され、且つ視点判別手段により前記移動体の操縦者の
視点が表示画面を含む所定の範囲に存在すると判別され
た場合は、危険情報表示手段に危険を知らせる情報を表
示させる危険情報表示制御手段を備えるようにしたもの
である。
【0013】請求項3の発明に係る移動体用表示装置
は、走行状態検出手段により移動体が走行中であると判
定され、且つ視点判別手段により前記移動体の操縦者の
視点が表示画面を含む所定の範囲に存在すると判別され
た場合は、危険可視情報記憶手段に記憶した危険可視情
報を可視情報表示手段に表示させる危険可視情報表示制
御手段を備えるようにしたものである。
【0014】請求項4の発明に係る移動体用表示装置
は、操縦者に危険を知らせる情報を音として表示する危
険情報表示手段を備えるようにしたものである。
【0015】請求項5の発明に係る移動体用表示装置
は、走行状態検出手段により移動体が走行中であること
が検出されると共に、視点判別手段により前記移動体の
操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に存在すると
判定され、さらに計時手段により判定される時間の計測
値が所定の時間以上あるいは前記所定の時間を越えたと
きに、可視情報表示手段の表示する情報量を所定の情報
量以下にする可視情報表示制御手段を備えるようにした
ものである。
【0016】請求項6の発明に係る移動体用表示装置
は、走行状態検出手段により移動体が走行中であること
が検出されると共に、視点判別手段により操縦者の視点
が表示画面を含む所定の範囲に存在すると判定される第
1の時間が予め設定された第1規定時間以上あるいは前
記第1規定時間を越えたときに、可視情報表示手段の表
示する情報量を所定の情報量以下にし、また、前記視点
判別手段により操縦者の視点が表示画面を含む所定の範
囲に存在しないと判定される第2の時間が予め設定され
た第2規定時間以上あるいは前記第2規定時間を越えた
とき、あるいは走行状態検出手段により前記移動体が走
行中であることが検出されない状態になったときには、
前記可視情報表示手段の表示する情報量を所定の情報量
へ戻す可視情報表示制御手段を備えるようにしたもので
ある。
【0017】請求項7の発明に係る移動体用表示装置
は、走行状態検出手段により移動体が走行中であること
が検出されると共に、視点判別手段により前記移動体の
操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に存在すると
判別され、さらに計時手段により計測された前記所定の
範囲に存在する時間が所定の時間以上あるいは前記所定
の時間を越えたときに、危険を知らせる情報を危険情報
表示手段に表示させる危険情報表示制御手段、あるいは
危険可視情報を可視情報表示手段に表示させる危険可視
情報表示制御手段を備えるようにしたものである。
【0018】請求項8の発明に係る移動体用表示装置
は、走行状態検出手段により移動体が走行中であること
が検出されると共に、視点判別手段により前記移動体の
操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に存在すると
判別され、さらに計時手段により計測された前記移動体
の操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に存在して
いる第1の時間が予め設定された第1規定時間以上ある
いは前記第1規定時間を越えたときに危険を知らせる情
報を危険情報表示手段に表示させ、あるいは危険可視情
報を可視情報表示手段に表示させ、また、前記移動体の
操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に存在してい
ない第2の時間が予め設定された第2規定時間以上ある
いは前記第2規定時間を越えたとき、あるいは前記走行
状態検出手段により前記移動体が走行中であることが検
出されない状態になったときには、前記危険情報表示手
段による危険を知らせる情報の表示または前記可視情報
表示手段による危険可視情報の表示を中止させる危険情
報表示制御手段、あるいは危険可視情報表示制御手段を
備えるようにしたものである。
【0019】請求項9の発明に係る移動体用表示装置
は、走行状態検出手段により検出された移動体が走行中
であるか否かの検出結果と視点判別手段による前記移動
体の操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に存在す
るか否かの判別結果とを基に、地図データ記憶手段から
読み出す概略地図データあるいは詳細地図データを選択
する地図種別選択手段と、GPSアンテナで受信したデ
ータに基づいて現在位置を演算する現在位置演算手段
と、前記地図データ記憶手段から読み出した前記概略地
図データあるいは詳細地図データと前記現在位置演算手
段が演算して求めた現在位置を示す印とを重ねて前記表
示画面へ表示する表示手段とを備えたものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明における移動体用表示装置は、
移動体の走行中に前記移動体の操縦者の視点が表示画面
を含む所定の範囲に存在しているときには、前記移動体
の操縦者は前記移動体の進行する方向を見ながら前記移
動体の操縦を行っていない状態であるから、前記表示画
面へ表示する情報量を所定の情報量以下に落とし、前記
表示画面へ表示されている情報の把握を容易にし、ある
いは前記移動体の操縦者の視点が前記表示画面上に固定
されてしまう状態を回避し、移動体走行中の安全性を確
保する。
【0021】請求項2の発明における移動体用表示装置
は、移動体が走行中であるときに前記移動体の操縦者の
視点が表示画面を含む所定の範囲に存在していると、前
記移動体の操縦者は前記移動体の進行する方向を見なが
ら前記移動体の操縦を行っていない状態であるから、危
険であることを知らせる情報が出力されて前記移動体の
操縦者に安全運転を促し、前記表示画面に表示された情
報を参照しながら操縦するという利便性および操縦者以
外の同乗者に対する利便性を損うことなく移動体走行中
の安全性を確保する。
【0022】請求項3の発明における移動体用表示装置
は、移動体が走行中であるときに前記移動体の操縦者の
視点が表示画面を含む所定の範囲に存在していると、前
記移動体の操縦者は前記移動体の進行する方向を見なが
ら前記移動体の操縦を行っていない状態であるから、危
険可視情報記憶手段に記憶されている危険を知らせる危
険可視情報が前記表示画面に表示され、前記移動体の操
縦者に安全運転を促し、前記表示画面に表示されている
情報を参照しながら操縦するという利便性および操縦者
以外の同乗者に対する利便性を損うことなく移動体走行
中の安全性を確保する。
【0023】請求項4の発明における移動体用表示装置
は、移動体が走行中であるときに前記移動体の操縦者の
視点が表示画面を含む所定の範囲に存在していると、前
記移動体の操縦者は前記移動体の進行する方向を見なが
ら前記移動体の操縦を行っていない状態であるから、操
縦者に対し音により危険を知らせ、聴覚的に安全運転を
促し、前記表示画面に表示されている情報を参照しなが
ら操縦するという利便性および操縦者以外の同乗者に対
する利便性を損うことなく移動体走行中の安全性を確保
する。
【0024】請求項5の発明における移動体用表示装置
は、移動体が走行中であるときに前記移動体の操縦者の
視点が表示画面を含む所定の範囲に所定時間以上あるい
は前記所定時間を越えて存在していると、前記移動体の
操縦者は少なくとも前記所定時間、前記移動体の進行す
る方向を見ながら前記移動体の操縦を行っていない状態
にあるから、前記表示画面に表示されている情報量を所
定の情報量以下に落とし、前記表示画面へ表示されてい
る情報の把握を容易にし、あるいは前記移動体の操縦者
の視点が前記表示画面上に固定されてしまう状態を回避
し、移動体走行中の安全性を確保する。
【0025】請求項6の発明における移動体用表示装置
は、移動体が走行中であるときに前記移動体の操縦者の
視点が表示画面を含む所定の範囲に第1規定時間以上あ
るいは前記第1規定時間を越えて存在していると、前記
表示画面に表示する情報量を所定の情報量以下に落と
し、前記表示画面へ表示されている情報の把握を容易に
し、あるいは前記移動体の操縦者の視点が前記表示画面
上に固定されてしまう状態を回避し、移動体走行中の安
全性を確保し、また、前記移動体が走行中であるときに
前記移動体の操縦者の視点が前記表示画面を含む所定の
範囲に存在していない時間が第2規定時間以上あるいは
前記第2規定時間を越えたとき、あるいは前記移動体が
停止状態になると、前記表示画面へ表示する情報量を所
定の情報量へ戻し、前記表示画面に表示されている情報
を参照しながら操縦するという利便性および操縦者以外
の同乗者に対する利便性を損うことなく移動体走行中の
安全性を確保する。
【0026】請求項7の発明における移動体用表示装置
は、移動体が走行中であるときに前記移動体の操縦者の
視点が表示画面を含む所定の範囲に所定の時間以上ある
いは所定の時間を越えて存在していると、前記移動体の
操縦者は少なくとも前記所定時間、前記移動体の進行す
る方向を見ながら前記移動体の操縦を行っていない状態
にあるから、音あるいは音以外の手段で危険を知らせる
情報を表示し、前記移動体の操縦者に安全運転を促し、
前記表示画面に表示された情報を参照しながら操縦する
という利便性および操縦者以外の同乗者に対する利便性
を損うことなく移動体走行中の安全性を確保する。
【0027】請求項8の発明における移動体用表示装置
は、移動体が走行中であるときに前記移動体の操縦者の
視点が表示画面を含む所定の範囲に第1規定時間以上あ
るいは前記第1規定時間を越えて存在すると、前記移動
体の操縦者は少なくとも前記第1規定時間、前記移動体
の進行する方向を見ながら前記移動体の操縦を行ってい
ない状態にあるから、音あるいは音以外の手段で危険を
知らせる情報を表示し、前記移動体の操縦者に安全運転
を促し、また、前記移動体の操縦者の視点が表示画面を
含む所定の範囲にない時間が第2規定時間以上あるいは
前記第2規定時間を越え、あるいは前記移動体が停止状
態になると、前記危険を知らせる情報の表示は中止さ
れ、前記表示画面に表示された情報を参照しながら操縦
するという利便性および操縦者以外の同乗者に対する利
便性を損うことなく移動体走行中の安全性を確保する。
【0028】請求項9の発明における移動体用表示装置
は、移動体が走行中であるか否かの検出結果と前記移動
体の操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に存在す
るか否かの判別結果とを基に選択された概略地図データ
あるいは詳細地図データと、現在位置演算手段が演算し
て求めた現在位置を示す印とを重ねて前記表示画面へ表
示することで、前記移動体が走行中であり、且つ前記移
動体の操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に存在
するときには前記表示画面へ前記概略地図データの表示
を行い、前記移動体が停止中、または前記移動体が走行
中であっても前記移動体の操縦者の視点が表示画面を含
む所定の範囲に存在しないときには前記表示画面へ前記
詳細地図データの表示を行うことを可能にし、前記表示
画面に表示された地図データを参照しながら操縦すると
いう利便性および操縦者以外の同乗者に対する利便性を
損うことなく移動体走行中の安全性を確保する。
【0029】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、この実施例1の移動体用表示装置の構成
を示すブロック図である。図1において図20と同一ま
たは相当の部分については同一の符号を付し説明を省略
する。図において、10は眼球位置検出手段10aと視
線計算手段10bとを備え、操縦者の視点を検出する視
点位置検出手段(視点検出手段)である。眼球位置検出
手段10aは、操縦者の眼球の位置を検出し、例えば赤
外線などの照射用光源、光源駆動回路、カメラである反
射光受像部などから構成され、1つの光源と複数の受像
部、または複数の光源と1台の受像部とを使用して操縦
者の眼球の位置を検出する。これら照射用光源と反射光
受像部とは室内に設置されるのが望ましい。視線計算手
段10bは、マイクロコンピュータとその付属回路から
構成することが可能であり、眼球位置検出手段10aで
検出した操縦者の眼球の位置から操縦者の視線方向を計
算し、この計算結果から視点座標を算出する。
【0030】12は室内に設置される表示装置(可視情
報表示手段、危険情報表示手段、表示手段)4の表示画
面付近の座標を記憶する座標記憶手段である。この座標
記憶手段12には、世界座標系を基にしてx,y,zの
3次元座標位置が記憶される。前記世界座標系の原点
は、例えば、反射光受像部が1台ならばその位置、2台
ならば両者の中央、3台以上であるならば重心位置など
として、反射光受像部の中心位置が選ばれる。
【0031】13は眼球位置検出手段10aと視線計算
手段10bとで算出された視点座標を、座標記憶手段1
2に記憶された座標と比較し、操縦者の視点が表示装置
4の表示画面を含む所定の範囲にあるかないかを判別す
る視点判別手段である。14は、走行状態検出手段9の
検出出力が走行中を示し、さらに視点判別手段13によ
り操縦者の視点が表示装置4の表示画面上を含む所定の
範囲に存在すると判定されたときに表示装置4へ表示す
る情報量が所定の情報量以下となるように制御する可視
情報表示制御手段であり、この実施例ではオン・オフス
イッチ8をオフの状態にし表示装置4への電源供給を遮
断することにより、可視情報の表示を中断するものであ
る。
【0032】図2は、眼球位置検出手段10aが設置さ
れている室内を示す説明図である。図において、20は
操縦者、21は操縦席、22はハンドル、23はインス
ツルメントパネル、24はフロントガラスである。25
aと25bはカメラでありCCDなどの撮像素子を備
え、操縦者20の顔面を撮影している。26は赤外線照
射器であり、操縦者20を照射する光源である。カメラ
25aと25bとはインスツルメントパネル23内に設
置されているが、これに限定されるものではなく、例え
ば表示装置4の上部や左側あるいは右側に設置してもよ
い。視線計算手段10bは、カメラ25a,25bから
送られてくる画像信号から眼球の位置座標および視線方
向を計算している。表示装置4は、インスツルメントパ
ネル23横のダッシュボード中央部に設置される。29
は表示装置4の表示画面である。
【0033】次に動作について説明する。先ず、眼球位
置検出手段10aが室内に設けられた赤外線照射器26
から操縦者20の両眼を含む顔部分に赤外線を照射し、
この赤外線の反射パターンをカメラ25a,25bによ
り撮像する。カメラ25a,25bと赤外線照射器26
とが設けられているので、カメラ25a,25bにより
複数の顔画像が得られ、この顔画像から眼球位置検出手
段10aが操縦者20の眼球の位置を検出する。視線検
出手段10bは眼球の位置から視線方向を計算し、世界
座標系に基づく座標系に変換を行う。
【0034】なお、この計算方法については特公平3−
51407号公報などに詳しく述べられており、例えば
赤外線を照射する手段から操縦者の両眼を含む顔部分に
赤外線を照射し、このときの赤外線反射パターンをカメ
ラで撮像し、その撮像された顔画像から眼球の位置と視
線方向とを判定する。
【0035】このようにして眼球位置検出手段10aの
検出した眼球の位置座標と視線計算手段10bの計算し
た視線方向とから求められた視点座標を視点判別手段1
3へ送る。視線計算手段10bから出力された視点座標
を、座標記憶手段12に予め記憶されている座標と比較
して操縦者20の視点が表示装置4の表示画面を含む所
定の範囲4aにあるかないかを視点判別手段13で判別
する。
【0036】図3は、眼球の位置座標を検出する際の主
な処理手順を示すフローチャートである。ステップST
1とステップST2は視線計算手段10bにおける処
理、ステップST3は視点判別手段13における処理を
示している。また、図4は図3のフローチャートに示す
眼球の位置座標の検出処理の説明図であり、図において
28は操縦者20の眼球である。図3に示すフローチャ
ートによれば、視線計算手段10bにおいて眼球位置検
出手段10aで検出した眼球の位置を入力し、ステップ
ST1で原点Oに対する眼球中心位置Eを求める。次の
ステップST2では、眼球中心に対する視線の向きCを
求める。
【0037】視点判別手段13で行うステップST3で
は、操縦者20の視線Cの延長線上に表示画面29を含
む所定の範囲4aがあるかないかを判定する。このステ
ップST3では、図4に示すように表示画面29のある
面Aを規定し、視線Cの延長線が範囲4a内で前記面A
と交差する視点Xを求め、次に視点Xが表示画面29を
含む所定の範囲4aの中にあるかないかを判定する。図
4では、視点Xは表示画面29内にある場合を示してお
り、この状態では操縦者20は表示画面29を見ている
と判定する。視点判別手段13で得られた操縦者20の
視点が表示装置4の表示画面29を含む所定の範囲4a
にあるかないかの判別結果は、可視情報表示制御手段1
4へ送られる。
【0038】可視情報表示制御手段14は、走行状態の
判定結果と操縦者20の視点判別結果とから判断を行
い、車両が走行状態にあって操縦者20が表示画面を見
ている場合にはオン・オフスイッチ8を制御して表示装
置4に供給される電源を遮断することにより、可視情報
表示の出力を消す。また、可視情報表示の出力を消した
後、車両が停止状態になるか、あるいは操縦者20が表
示画面29から視線をそらしたときには、再度オン・オ
フスイッチ8をオンにして表示装置4へ電源を供給する
ことにより元の可視情報の表示画像を表示画面29へ表
示させる。
【0039】図5は、可視情報表示制御手段14で行う
可視情報表示制御処理を示すフローチャートである。ス
テップST11では、通常、表示装置4にはテレビチュ
ーナ1の出力であるビデオ信号あるいはナビゲーション
装置3の出力である地図画像信号が供給され、表示画面
29には可視情報であるテレビ画面あるいは地図画面が
映し出されている。ステップST12では、車両が走行
状態であるかないかを判定する。もし停止状態にあると
判定すると、表示画面29にはテレビ画面あるいは地図
画面が継続して映し出される。また、もし走行状態にあ
ると判定したときには、続くステップST13において
操縦者20が表示画面29を見ているかいないかを判定
する。操縦者20が表示画面29を見ていないと判定し
たときには、表示画面29にはテレビ画面あるいは地図
画面が継続して映し出される。また、もし操縦者20が
表示画面29を見ていると判定したときには、ステップ
ST14に進み、表示出力を消す。
【0040】ステップST14で表示出力を消した後
は、ステップST15で走行状態にあるかないかを判定
し、もし停止状態にあればステップST11へ戻り、表
示出力を再開させ、表示画面29にテレビ画面あるいは
地図画面を映し出す。また、もし停止状態になく走行状
態にあるときには、ステップST16で操縦者20が表
示画面29を見ているかいないかを判断する。この結
果、操縦者20が表示画面29を継続して見ていると、
ステップST14へ戻り、表示出力を消した状態を継続
する。また、もし操縦者20が表示画面29から視線を
そらし、運転に必要な前方を見ている状態にあると判断
したときには、ステップST11へ戻り、表示出力を再
開させ、表示画面29にテレビ画面あるいは地図画面を
映し出す。
【0041】尚、以上説明した実施例では、表示装置4
の電源を遮断することにより表示画面29への可視情報
の出力を消すように構成したが、これに限定されるもの
ではなく、表示されている可視情報が消え、あるいは表
示される可視情報が抑制されることになればどのような
方法でもよく、例えば、表示装置4へ入力されるビデオ
信号あるいは地図画像信号を遮断するなどの構成であっ
てもよい。
【0042】実施例2.図6は、この実施例2の移動体
用表示装置の構成を示すブロック図である。図6におい
て図1と同一または相当の部分については同一の符号を
付し説明を省略する。図において、16は走行状態検出
手段9と視点判別手段13との出力に基づいてブザー1
7のオン/オフを制御する所定情報表示制御手段(危険
情報表示制御手段)である。ブザー17は危険情報を表
示する危険情報表示手段であり、警報音を出力するもの
である。
【0043】次に、図7に示すフローチャートを用いて
この実施例の移動体用表示装置の動作を説明する。先
ず、ステップ21で表示装置4に可視情報を表示し、さ
らに次のステップST22では走行状態検出手段9によ
る走行状態判定結果と視点判別手段13による操縦者2
0の注視点判定結果とから判断し、車両が走行状態にあ
り、且つ操縦者20が表示画面29を見ていると判断さ
れた場合にはステップST23へ進み、それ以外の場合
にはステップST24を経由してステップST22へ戻
る。そして、ステップST23では、所定情報表示制御
手段16によりスイッチ18をオンにして危険情報表示
手段であるブザー17から警報音を出力する。
【0044】ステップST23を実行後はステップST
22へ戻り、この間に車両が停止状態になるか、あるい
は操縦者20が表示画面29から視線をそらしたときに
はステップST24でスイッチ18をオフにして、ブザ
ー17による音の出力を停止する。
【0045】このように、ブザー17から音を出力する
ことにより、操縦者20の注意を喚起し、操縦者20の
脇見運転を防止し、操縦者20を正常な運転状態に復帰
させることができるので安全性が向上する。
【0046】実施例3.図8は、この発明の実施例3の
移動体用表示装置の構成を示すブロック図である。図8
において図1と同一または相当の部分については同一の
符号を付し説明を省略する。図において、31は危険可
視情報出力手段であり、文字のフォント情報を記憶した
危険可視情報記憶手段であるメモリ31aと文字をビデ
オ画像に変換する変換回路31bとで構成され、例えば
「前を見て下さい」という注意メッセージの入った危険
可視情報を出力する。33は表示装置4へ危険可視情報
を表示するかしないかを切り換える切換スイッチであ
る。
【0047】32は危険可視情報表示制御手段であり、
走行状態検出手段9の検出出力が走行中であることを示
し、さらに視点判別手段13により操縦者20の視点が
表示画面29を含む所定の範囲4a内に存在すると判定
したら切換スイッチ33を制御して切り換え、表示装置
4へメモリ31aから読み出した危険可視情報を表示す
る。また、切換スイッチ33は、危険可視情報表示制御
手段32からの制御がないときには、テレビチューナ1
の出力であるビデオ信号か、あるいはナビゲーション装
置3の出力である地図画像信号かのいずれかを表示装置
4へ送っている。
【0048】次に動作について説明する。走行状態検出
手段9と視点検出手段10と視点判別手段13の動作に
ついては前記実施例1で説明した動作と同様であるので
説明を省略する。危険可視情報出力手段31は、例えば
「前を見て下さい」という注意メッセージの入った危険
可視情報をメモリ31aから読み出し、文字画像信号を
発生し出力する。この場合の危険可視情報の色は限定し
ないが、背景に対しコントラストおよび色相の明確な配
色にするのが好ましい。この危険可視情報は切換スイッ
チ33へ送られる。
【0049】図9は、危険可視情報表示制御手段32の
主な動作を示すフローチャートである。図9において図
5と同一の処理ステップについては同一の符号を付し説
明を省略する。ステップST31は文字画面を出力する
ステップであり、車両が走行状態であり、操縦者20が
表示画面29を見た場合に切換スイッチ33を制御して
表示装置4へ文字画像信号を送るように切り換え、表示
画面29には「前を見て下さい」という注意メッセージ
が表示される。また、この注意メッセージを出力した後
に車両が停止状態になるか、あるいは操縦者20が表示
画面29から視線をそらし操縦に必要な前方を見るよう
になった場合には、再度切換スイッチ33を制御し、表
示装置4に元の表示画面を出力する。
【0050】このように、注意メッセージを表示するこ
とで操縦者20の注意を喚起し、操縦者20をより早く
正常な運転状態へ復帰させることが出来る。
【0051】尚、以上説明した実施例では、表示装置4
の表示画面29に危険可視情報あるいはテレビ画面ある
いは地図画面を映し出すものとして説明を行ったが、表
示画面29に映し出されているテレビ画面あるいは地図
画面に重ねて、またはその画面の一部に注意メッセージ
を表示出力する構成にしてもよい。
【0052】実施例4.図10は、この発明の実施例4
の移動体用表示装置の構成を示すブロック図である。図
10において図1と同一または相当の部分については同
一の符号を付し説明を省略する。図において、34は計
時手段であり、視点判別手段13により判別された結果
出力を受け、視点判別手段13による操縦者20の視点
が表示装置4付近にあるかないかの判別結果により、操
縦者20の視点が表示装置4付近にあるときの、すなわ
ち表示装置4付近に滞留した時間と、操縦者20の視点
が表示装置4付近にないときの、すなわち表示装置4付
近に滞留していない時間とを計測する。この滞留した時
間と滞留していない時間は可視情報表示制御手段14へ
送られる。
【0053】次に動作について説明する。走行状態検出
手段9と視点検出手段10と視点判別手段13の動作に
ついては前記実施例1で説明した動作と同様であるので
説明を省略する。視点判別手段13により判定された結
果は計時手段34へ送られる。計時手段34は、視点判
別手段13による操縦者20の視点が表示画面29にあ
るかないかの判別結果により、操縦者20の視点が表示
画面29にあるときは視点の滞留した時間を計測し、逆
に操縦者20の視点が表示画面29にないときは、滞留
していない時間を計測する。滞留した時間を示す信号あ
るいは滞留していない時間を示す信号のいずれか一方が
可視情報表示制御手段14に送られる。
【0054】図11は、可視情報表示制御手段14の主
な処理を示したフローチャートである。尚、図5に示す
フローチャートと同一の処理ステップについては同一の
符号を付し説明を省略する。ステップST41は、計時
手段34から送られてくる滞留した時間を示す信号によ
り、その滞留した時間が所定時間以上であるかないかを
判定する。もし、滞留した時間が前記所定時間未満であ
れば、表示画面29にはテレビ画面あるいは地図画面の
いずれかが継続して表示される。もし、操縦者20が長
時間、表示画面29を見ており、滞留した時間が前記所
定時間以上になった場合には、ステップST14におい
て表示画面を消す。この場合の前記所定時間は安全上、
2秒が望ましい。
【0055】表示画面を消した後は、次のステップST
15において車両の走行状態を判定する。そして、停車
状態にあれば、元の表示していたテレビ画面か地図画面
を表示する。一方、走行状態が継続していれば、ステッ
プST42で操縦者20が表示画面29を見ていない、
すなわち滞留していない時間を判断する。もし、操縦者
20が長時間、表示画面29を見なくなってからの視点
の滞留していない時間が所定時間以上になったときには
ステップST11へ戻り、元のテレビ画面あるいは地図
画面を表示する。操縦者20の視点の滞留していない時
間が所定時間未満の場合にはステップST14へ戻り、
表示画面を消した状態を継続する。
【0056】以上のように実施例4によれば、操縦者2
0の表示画面29への視点の滞留した時間と滞留してい
ない時間とを計測し、前記各時間が所定の時間以上であ
るかないか判断し、表示画面29へのテレビ画面あるい
は地図画面の表示を制御するようにしたので、実使用時
の感覚に合致した表示制御効果を得ることができる。
【0057】実施例5.図12は、この発明の実施例5
の移動体用表示装置の構成を示すブロック図である。図
12において図6および図10と同一または相当の部分
については同一の符号を付し説明を省略する。
【0058】次に動作について説明する。所定情報表示
制御手段16は、車両が走行状態にあり、操縦者20が
長時間、表示画面を見ており、操縦者20の視点が滞留
している時間が所定時間以上になった場合、オン・オフ
スイッチ18を制御してブザー17を駆動し危険を知ら
せる音を出力させ、安全運転を促す。
【0059】また、ブザー17から危険を知らせる音を
出力した後、停止状態になるか、あるいは操縦者20が
表示画面29から目をそらし車両の操縦に必要な前方を
見るようになり表示画面29を見ていない状態、すなわ
ち視点が表示画面上に滞留していない時間が所定時間以
上になったときには、再度、オン・オフスイッチ18を
制御し、ブザー17から出力されていた音を止める。
【0060】以上のようにこの実施例によれば、操縦者
20の注意を喚起し、操縦者20を正常な運転状態へ復
帰させることが出来、また、実使用時の感覚に合致した
表示制御効果を得ることができる。
【0061】実施例6.図13は、この発明の実施例6
の移動体用表示装置の構成を示すブロック図である。図
13において図8および図10と同一または相当の部分
については同一の符号を付し説明を省略する。
【0062】次に動作について説明する。危険可視情報
表示制御手段32は、通常ではテレビ画面あるいは地図
画面を表示装置4の表示画面29へ表示する。走行状態
になり、操縦者20が長時間、表示画面29を見てお
り、操縦者20の視点が滞留している時間が所定時間以
上になった場合、切換スイッチ33を制御して表示装置
4へメモリ31aから読み出された注意メッセージを表
わす文字画像信号を送るように切り換え、表示画面29
には「前を見て下さい」という注意メッセージが表示さ
れる。
【0063】また、この注意メッセージを出力した後、
停止状態になるか、あるいは操縦者20が表示画面29
から目をそらし車両の操縦に必要な前方を見るようにな
り、表示画面29を見ていない、すなわち視点が滞留し
ていない時間が所定時間以上になったときには、再度、
切換スイッチ33を制御し、表示装置4に元の表示画像
を出力する。操縦者20の視点が所定時間以内に表示画
面上へ戻るときには、前記注意メッセージの表示を継続
させる。
【0064】以上のようにこの実施例によれば、操縦者
20の注意を喚起し、操縦者20を正常な運転状態へ復
帰させることが出来、また、実使用時の感覚に合致した
表示制御効果を得ることができる。
【0065】実施例7.図14は、この発明の実施例7
の移動体用表示装置の構成を示すブロック図である。図
14において図1と同一または相当の部分については同
一の符号を付し説明を省略する。図において、41はナ
ビゲーション装置であり、地図データ記憶手段41bと
地図種別選択手段41cと現在位置演算手段41dと地
図表示制御手段41eとを備えている。地図データ記憶
手段41bは、図16(a)に示すように主に幹線道路
151,152からなる概略地図と、図16(b)に示
すように詳細道路154,155も含む詳細地図の2種
類の地図データを予め記憶している。地図種別選択手段
41cは、可視情報表示制御手段14の出力に基づいて
地図データ記憶手段41bに記憶された概略地図あるい
は詳細地図を選択する。現在位置演算手段41dは、G
PSアンテナ3aで受信したデータに基づいて現在位置
を演算する。地図表示制御手段(表示手段)41eは、
地図種別選択手段41cの選択した地図データを地図デ
ータ記憶手段41bから読み出し表示手段4に地図を表
示すると共に、現在位置演算手段41dが演算した現在
位置データに基づいて車両の現在位置を図16に示すマ
ーク153として地図に重ねて表示する地図表示制御手
段である。
【0066】次に、この実施例の移動体用表示装置の動
作を図15のフローチャートに基づいて説明する。先
ず、ステップST61では現在位置演算手段41dが車
両の現在位置を演算する。次のステップST62では、
走行状態検出手段9の検出結果から走行中であるかない
かを判別し、走行中であると判別したときにはステップ
ST63へ進み、また走行中でなく停車中であると判別
したときにはステップST65へ進む。ステップST6
3では、視点判別手段13により表示装置4の表示画面
29上に操縦者20の視点が存在するかしないかを判別
し、存在すると判別したときにはステップST64へ進
み、また存在しないと判別したときにはステップST6
5へ進む。ステップST64へ進んだときには、地図表
示制御手段41eの制御に基づいて、図16(a)に示
した概略地図を表示装置4へ表示し、一方、ステップS
T65へ進んだときには、地図表示制御手段41eの制
御に基づいて図16(b)に示した詳細地図を表示装置
4に表示する。その後、ステップST66で現在位置演
算手段41dにより求めた現在位置を示すマーク153
を、表示された地図上へ表示する。
【0067】以上のようにこの実施例では、停車中に詳
細な地図を見ることが出来るのに対し、走行中では操縦
者20は概略地図しか見ることが出来ず、従って詳細地
図に比べて幹線道路151,152や現在位置を示すマ
ーク153などの所定の情報量以下しか見ることが出来
ないので、詳細道路154,155を読み取ろうとして
長時間、表示画面を凝視することがなくなり安全性が向
上すると共に、必要最小限の情報量が表示されることか
ら道案内としての利便性が最小限確保されることにな
る。
【0068】実施例8.図17は、この実施例8の移動
体用表示装置の構成を示すブロック図である。図17に
おいて図6および図14と同一または相当の部分につい
ては同一の符号を付し説明を省略する。
【0069】この実施例では、前記実施例7の移動体用
表示装置のナビゲーション装置41を前記実施例2の移
動体用表示装置に適用したものであり、所定情報表示制
御手段16の出力によりスイッチ18がオンにされてブ
ザー17から警報音が出力されると共に、この警報音が
出力されている期間に表示装置4の表示画面は、テレビ
画面あるいは地図データ記憶手段41bから読み出され
た図16(a)に示す概略地図を表示する。また、車両
が停止状態、あるいは車両が走行状態にあっても操縦者
20の視点が表示画面から外れて前方を見るようになれ
ば、表示装置4の表示画面は、テレビ画面あるいは地図
データ記憶手段41bから読み出された図16(b)に
示す詳細地図を表示する。
【0070】従って、この実施例によれば、ブザー17
により操縦者20へ危険を知らせ安全運転を促すと共
に、それまで表示画面に詳細地図が映し出されていると
きには概略地図に切り換わり、操縦者20の視点が表示
画面に映し出されている詳細地図上に釘付けになる状況
を避けることが出来、安全性を確保できる。
【0071】実施例9.図18は、この発明の実施例9
の移動体用表示装置の構成を示すブロック図である。図
18において図10および図14と同一または相当の部
分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0072】この実施例では、前記実施例7の移動体用
表示装置のナビゲーション装置41を前記実施例4の移
動体用表示装置に適用したものであり、可視情報表示制
御手段14はオン・オフスイッチ8を制御する一方、ナ
ビゲーション装置41の地図種別選択手段41cへ地図
データ記憶手段41bに記憶された概略地図の選択を指
示する制御信号を出力する。この制御信号は、計時手段
34が滞留した時間を示す信号を出力している条件と、
走行中であるという条件の両者が共に満足されたときに
限り出力される。この結果、停車中に詳細な地図を見る
ことが出来るのに対し、走行中では操縦者20は概略地
図しか見ることが出来ず、さらにこの概略地図に対して
も長時間、表示画面を凝視するときには表示画面が消さ
れることになり、概略地図を読み取ろうとして長時間、
表示画面を凝視することがなくなり安全性が向上する。
但し、同乗者は例えば操縦者の横で詳細地図を自由に凝
視することが可能である。
【0073】実施例10.図19は、この発明の実施例
10の移動体用表示装置の構成を示すブロック図であ
る。図19において図13および図14と同一または相
当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0074】この実施例では、前記実施例7の移動体用
表示装置のナビゲーション装置41を前記実施例6の移
動体用表示装置に適用したものであり、危険可視情報表
示制御手段32は切換スイッチ33を制御する一方、ナ
ビゲーション装置41の地図種別選択手段41cへ地図
データ記憶手段41bに記憶された概略地図の選択を指
示する制御信号を出力する。この制御信号は、計時手段
34が滞留した時間を示す信号を出力している条件と、
走行中であるという条件の両者が共に満足されたときに
限り出力される。この結果、停車中に詳細な地図を見る
ことが出来るのに対し、走行中では操縦者20は概略地
図しか見ることが出来ず、さらにこの概略地図に対して
も長時間、表示画面を凝視するときには表示画面は例え
ば「前を見て下さい」という注意メッセージに切り換わ
ることになり、概略地図を読み取ろうとして長時間、表
示画面を凝視することがなくなり安全性が向上する。但
し、同乗者は例えば操縦者の横で詳細地図を自由に凝視
することが可能である。
【0075】実施例11.尚、以上説明した各実施例に
おいては、原点Oを例えば反射光受像部の中心位置と
し、視点の位置の計算において世界座標系を基にして
x,y,zの3次元座標位置を用いていたが、これに限
るものではない。この場合の他の実現手段としては、例
えば操縦者の眼球の中心位置座標を原点とする極座標系
を設定し、座標記憶手段12に記憶した表示装置4の座
標を原点Oを中心とした同心球状(半径一定)の範囲に
写像して記憶すれば、視線方向だけで視点がどこにある
のかを計算することが出来、前記各実施例の効果に加え
て視点位置などの計算に要する処理が簡略化される効果
がある。
【0076】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、移動体の走行中に操縦者の視点が表示画面を含む所
定の範囲に入ると、前記表示画面に表示する情報量が所
定の情報量以下になるように構成したので、移動体走行
中の安全性の確保と前記表示画面を参照しながら操縦す
るという利便性、さらに操縦者以外の同乗者に対する利
便性を両立できる移動体用表示装置が得られる効果があ
る。
【0077】請求項2の発明によれば、移動体の走行中
に操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に入ると、
危険を知らせる情報を出力するように構成したので、移
動体走行中の安全性の確保と前記表示画面を参照しなが
ら操縦するという利便性、さらに操縦者以外の同乗者に
対する利便性を両立できる移動体用表示装置が得られる
効果がある。
【0078】請求項3の発明によれば、移動体の走行中
に操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に入ると、
危険可視情報記憶手段に記憶した危険可視情報を危険可
視情報表示制御手段により前記表示画面へ表示させるよ
うに構成したので、移動体走行中の安全性の確保と前記
表示画面を参照しながら操縦するという利便性、さらに
操縦者以外の同乗者に対する利便性を両立できる移動体
用表示装置が得られる効果がある。
【0079】請求項4の発明によれば、移動体の走行中
に操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に入ると、
危険を知らせる情報を音により出力するように構成した
ので、移動体走行中の安全性の確保と前記表示画面を参
照しながら操縦するという利便性、さらに操縦者以外の
同乗者に対する利便性を両立できる移動体用表示装置が
得られる効果がある。
【0080】請求項5の発明によれば、移動体の走行中
に操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に入ってい
ると判定された時間が所定の時間以上あるいは前記所定
の時間を越えたときに、前記表示画面へ表示する情報量
を所定の情報量以下にするように構成したので、移動体
走行中の安全性の確保と前記表示画面を参照しながら操
縦するという利便性、さらに操縦者以外の同乗者に対す
る利便性を両立できる移動体用表示装置が得られる効果
がある。
【0081】請求項6の発明によれば、移動体の走行中
に操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に入ってい
ると判定された第1の時間が予め設定された第1規定時
間以上あるいは前記第1規定時間を越えると、前記表示
画面へ表示する情報量を所定の情報量以下にし、また、
前記操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に入って
いないと判定された第2の時間が予め設定された第2規
定時間以上あるいは前記第2規定時間を越えたとき、あ
るいは前記移動体が停止状態になったときに前記表示画
面の表示している情報量を所定の情報量へ戻すように構
成したので、移動体走行中の安全性の確保と前記表示画
面を参照しながら操縦するという利便性、さらに操縦者
以外の同乗者に対する利便性を両立できる移動体用表示
装置が得られる効果がある。
【0082】請求項7の発明によれば、移動体の走行中
に操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に入ってい
る時間が所定の時間以上あるいは前記所定の時間を越え
たときに危険を知らせる情報を出力するように構成した
ので、移動体走行中の安全性の確保と前記表示画面を参
照しながら操縦するという利便性、さらに操縦者以外の
同乗者に対する利便性を両立できる移動体用表示装置が
得られる効果がある。
【0083】請求項8の発明によれば、移動体の走行中
に操縦者の視点が表示画面を含む所定の範囲に入ってい
る第1の時間が、予め設定された第1規定時間以上ある
いは前記第1規定時間を越えたときに危険を知らせる情
報を出力し、また、前記移動体の走行中に操縦者の視点
が表示画面を含む所定の範囲に入っていない第2の時間
が予め設定された第2規定時間以上あるいは前記第2規
定時間を越えたとき、あるいは前記移動体が停止状態に
なったときに、前記危険を知らせる情報の出力が中止さ
れるように構成したので、移動体走行中の安全性の確保
と前記表示画面を参照しながら操縦するという利便性、
さらに操縦者以外の同乗者に対する利便性を両立させる
ことができ、また感覚的に不自然でない表示制御を実現
できる移動体用表示装置が得られる効果がある。
【0084】請求項9の発明によれば、移動体が走行中
であるか否かの検出結果および操縦者の視点が表示画面
を含む所定の範囲に存在するか否かの判別結果に応じて
選択して読み出した概略地図データあるいは詳細地図デ
ータと、現在位置演算手段が演算して求めた現在位置を
示す印とを重ねて前記表示画面へ表示するように構成し
たので、移動体走行中の安全性の確保と地図を参照しな
がら操縦するという利便性、さらに操縦者以外の同乗者
に対する利便性を両立できる移動体用表示装置が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による移動体用表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施例1による移動体用表示装置
の眼球位置検出手段が設置されている室内を示す説明図
である。
【図3】 この発明の実施例1による移動体用表示装置
の眼球位置検出手段による眼球の位置座標を検出する際
の主な処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施例1による移動体用表示装置
における眼球の位置座標の検出処理についての説明図で
ある。
【図5】 この発明の一実施例による移動体用表示装置
の可視情報表示制御手段で行う可視情報表示制御処理を
示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施例2による移動体用表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施例2による移動体用表示装置
の動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施例3による移動体用表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施例3による移動体用表示装置
の危険可視情報表示制御手段の主な動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】 この発明の実施例4による移動体用表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施例4による移動体用表示装
置の可視情報表示制御手段の主な動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】 この発明の実施例5による移動体用表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施例6による移動体用表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施例7による移動体用表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施例7による移動体用表示装
置の動作を示すフローチャートである。
【図16】 この発明の実施例7による移動体用表示装
置の表示画面に表示される概略地図と詳細地図とを示す
説明図である。
【図17】 この発明の実施例8による移動体用表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図18】 この発明の実施例9による移動体用表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図19】 この発明の実施例10による移動体用表示
装置の構成を示すブロック図である。
【図20】 従来の移動体用表示装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
4 表示装置(可視情報表示手段,危険情報表示手段,
表示手段)、9 走行状態検出手段、10 視点位置検
出手段(視点検出手段)、13 視点判別手段、14
可視情報表示制御手段、16 所定情報表示制御手段
(危険情報表示制御手段)、17 ブザー(危険情報表
示手段)、31a メモリ(危険可視情報記憶手段)、
32 危険可視情報表示制御手段、34 計時手段、4
1b 地図データ記憶手段、41c 地図種別選択手
段、41d 現在位置演算手段、41e 地図表示制御
手段(表示手段)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の走行状態を検出する走行状態検
    出手段と、前記移動体の操縦者の視点を検出する視点検
    出手段と、可視情報を表示する可視情報表示手段と、前
    記視点検出手段の検出した前記操縦者の視点が前記可視
    情報表示手段の表示画面を含む所定の範囲に存在するか
    否かを判別する視点判別手段と、前記走行状態検出手段
    により前記移動体が走行中で、且つ前記視点判別手段に
    より前記操縦者の視点が前記表示画面を含む所定の範囲
    に存在すると判別した場合は前記可視情報表示手段の表
    示する情報量を所定の情報量以下とする可視情報表示制
    御手段とを備えた移動体用表示装置。
  2. 【請求項2】 移動体の走行状態を検出する走行状態検
    出手段と、前記移動体の操縦者の視点を検出する視点検
    出手段と、可視情報を表示する可視情報表示手段と、前
    記操縦者に危険を知らせる情報を表示する危険情報表示
    手段と、前記視点検出手段の検出した前記操縦者の視点
    が前記可視情報表示手段の表示画面を含む所定の範囲に
    存在するか否かを判別する視点判別手段と、前記走行状
    態検出手段により前記移動体が走行中で、且つ前記視点
    判別手段により前記操縦者の視点が前記表示画面を含む
    所定の範囲に存在すると判別した場合は前記危険情報表
    示手段に前記危険を知らせる情報を表示させる危険情報
    表示制御手段とを備えた移動体用表示装置。
  3. 【請求項3】 移動体の走行状態を検出する走行状態検
    出手段と、前記移動体の操縦者の視点を検出する視点検
    出手段と、可視情報を表示する可視情報表示手段と、該
    可視情報表示手段に表示されて前記操縦者への危険を知
    らせる危険可視情報を予め記憶した危険可視情報記憶手
    段と、前記視点検出手段の検出した前記操縦者の視点が
    前記可視情報表示手段の表示画面を含む所定の範囲に存
    在するか否かを判別する視点判別手段と、前記走行状態
    検出手段により前記移動体が走行中で、且つ前記視点判
    別手段により前記操縦者の視点が前記表示画面を含む所
    定の範囲に存在すると判別した場合は前記危険可視情報
    記憶手段に記憶した危険可視情報を前記可視情報表示手
    段に表示させる危険可視情報表示制御手段とを備えた移
    動体用表示装置。
  4. 【請求項4】 前記危険情報表示手段は、前記操縦者に
    危険を知らせる情報として音により警報を表示すること
    を特徴とする請求項2記載の移動体用表示装置。
  5. 【請求項5】 前記視点判別手段により前記操縦者の視
    点が前記表示画面を含む所定の範囲に存在すると判定さ
    れる時間を計測する計時手段を有し、前記可視情報表示
    制御手段は、前記走行状態検出手段により前記移動体が
    走行中であることが検出されると共に、前記視点判別手
    段により前記操縦者の視点が前記表示画面を含む所定の
    範囲に存在すると判定され、さらに前記計時手段により
    計測された前記時間が所定の時間以上あるいは前記所定
    の時間を越えたときに、前記可視情報表示手段の表示す
    る情報量を所定の情報量以下にすることを特徴とする請
    求項1記載の移動体用表示装置。
  6. 【請求項6】 前記視点判別手段により前記操縦者の視
    点が前記表示画面を含む所定の範囲に存在すると判定さ
    れる第1の時間および前記表示画面を含む所定の範囲に
    存在しないと判定される第2の時間を計測する計時手段
    を有し、前記可視情報表示制御手段は、前記走行状態検
    出手段により前記移動体が走行中であることが検出され
    ると共に、前記視点判別手段により前記操縦者の視点が
    前記表示画面を含む所定の範囲に存在すると判定され、
    さらに前記計時手段により計測された前記第1の時間が
    予め設定された第1規定時間以上あるいは前記第1規定
    時間を越えたときに、前記可視情報表示手段の表示する
    情報量を所定の情報量以下にし、また、前記第2の時間
    が予め設定された第2規定時間以上あるいは前記第2規
    定時間を越えたとき、あるいは前記走行状態検出手段に
    より前記移動体が走行中であることが検出されない状態
    になったときには、前記可視情報表示手段の表示する情
    報量を所定の情報量へ戻すことを特徴とする請求項1記
    載の移動体用表示装置。
  7. 【請求項7】 前記視点判別手段により前記操縦者の視
    点が前記表示画面を含む所定の範囲に存在すると判定さ
    れる時間を計測する計時手段を有し、前記危険情報表示
    制御手段あるいは前記危険可視情報表示制御手段は、前
    記走行状態検出手段により前記移動体が走行中であるこ
    とが検出されると共に、前記視点判別手段により前記操
    縦者の視点が前記表示画面を含む所定の範囲に存在する
    と判別され、さらに前記計時手段により計測された前記
    時間が所定の時間以上あるいは前記所定の時間を越えた
    ときに前記危険を知らせる情報を前記危険情報表示手段
    に表示し、あるいは危険可視情報を前記可視情報表示手
    段に表示することを特徴とする請求項2から請求項4の
    いずれか1項記載の移動体用表示装置。
  8. 【請求項8】 前記視点判別手段により前記操縦者の視
    点が前記表示画面を含む所定の範囲に存在すると判定さ
    れる第1の時間および前記表示画面を含む所定の範囲に
    存在しないと判定される第2の時間を計測する計時手段
    を有し、前記危険情報表示制御手段あるいは前記危険可
    視情報表示制御手段は、前記走行状態検出手段により前
    記移動体が走行中であることが検出されると共に、前記
    視点判別手段により前記操縦者の視点が前記表示画面を
    含む所定の範囲に存在すると判別され、さらに前記計時
    手段により計測された前記第1の時間が予め設定された
    第1規定時間以上あるいは前記第1規定時間を越えたと
    きに前記危険を知らせる情報を前記危険情報表示手段に
    表示し、あるいは危険可視情報を前記可視情報表示手段
    に表示し、また、前記第2の時間が予め設定された第2
    規定時間以上あるいは前記第2規定時間を越えたとき、
    あるいは前記走行状態検出手段により前記移動体が走行
    中であることが検出されない状態になったときには、前
    記危険情報表示手段による危険を知らせる情報の表示、
    あるいは前記可視情報表示手段による危険可視情報の表
    示を中止させることを特徴とする請求項2から請求項4
    のいずれか1項記載の移動体用表示装置。
  9. 【請求項9】 概略地図データと詳細地図データとを格
    納した地図データ記憶手段と、前記走行状態検出手段に
    より検出された前記移動体が走行中であるか否かの検出
    結果および前記視点判別手段による前記操縦者の視点が
    前記表示画面を含む所定の範囲に存在するか否かの判別
    結果を基に、前記地図データ記憶手段から読み出す概略
    地図データあるいは詳細地図データを選択する地図種別
    選択手段と、GPSアンテナで受信したデータに基づい
    て現在位置を演算する現在位置演算手段と、前記地図種
    別選択手段により選択された前記概略地図データあるい
    は詳細地図データを前記地図データ記憶手段から読み出
    し、読み出した前記概略地図データあるいは詳細地図デ
    ータと前記現在位置演算手段が演算して求めた現在位置
    を示す印とを重ねて前記表示画面へ表示する表示手段と
    を備えていることを特徴とする請求項2または請求項4
    から請求項8のいずれか1項記載の移動体用表示装置。
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