JPH0828934B2 - 保護制御装置 - Google Patents

保護制御装置

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JPH0828934B2
JPH0828934B2 JP59161188A JP16118884A JPH0828934B2 JP H0828934 B2 JPH0828934 B2 JP H0828934B2 JP 59161188 A JP59161188 A JP 59161188A JP 16118884 A JP16118884 A JP 16118884A JP H0828934 B2 JPH0828934 B2 JP H0828934B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H1/00Details of emergency protective circuit arrangements
    • H02H1/0038Details of emergency protective circuit arrangements concerning the connection of the detecting means, e.g. for reducing their number
    • H02H1/0053Means for storing the measured quantities during a predetermined time
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/38Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to both voltage and current; responsive to phase angle between voltage and current
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、保護制御装置、特に電力系統の交流電圧ま
たは電流の所定周期前のサンプル値を記憶し、その記憶
サンプル値とそれより所定周期後のサンプル値とを用い
て演算動作する保護制御装置に関するものである。
〔発明の技術的背景〕
従来、電力系統の商用周波交流電圧及び電流を所定周
期でサンプルし、そのサンプル値を用いて演算して保護
動作を行なうものに、例えば電力系統の短絡または地絡
事故を保護するディジタル形保護継電装置、事故点まで
の距離を判定するディジタル形事故点標定装置及び事故
時電圧、電流の事故前電圧に対する位相関係を示す関数
を出力する事故時データ出力装置等がある。
これらの装置のサンプル周期は、演算を容易化するた
め、通常定格商用周波数の整数倍の周波数の周期となっ
ており、電力系統の運転周波数が変化しても変化しな
い。また、これらの装置のあるものは演算に商用周波の
m/2(但しmは正の整数)周期前のサンプル値(以下、
記憶サンプル値と云う)を記憶値として用いている。
このような記憶サンプル値を用いる装置の例を以下に
示す。
変化幅過電流継電器 交流電流のベクトル変化分が一定値以上のとき動作す
る継電器で、次の条件で動作する。
|IΔ|=|I−I′|>K1 ……(1) 但し、IΔは電流変化分ベクトル値、Iは変化後の電
流ベクトル値、I′は変化前の電流ベクトル値、||はベ
クトル量の絶対値を示す。なおK1は正の定数である。
至近点事故用方向判別装置 事故発生前電圧V′の記憶サンプル値と事故発生後の
電流Iのサンプル値との積を用いて事故点の方向を判別
する。また、電流は事故前電流I′の記憶サンプル値と
事故発生後の電流Iのサンプル値との差より、変化分電
流IΔのサンプル値に相当するサンプル値を用いる場合
もある(特願昭57−230022)。
事故点標定装置 事故発生前電流I′と事故発生後電流Iとの差の変化
分電流IΔを求め、これと事故発生後電圧V及び電流I
を用いて事故点までの距離を標定する(特願昭53−1325
75)。
事故時データ出力装置 事故中の電圧V、電流Iの事故前電圧V′に対する位
相角θの関係が明らかになるような関数、例えばVI cos
θ,V′I sinθ,Icosθなどを出力する装置。
これらの保護制御装置で変化前電流又は電圧の記憶サ
ンプル値がどのようにして得られるかを図面を用いて説
明する。
第8図は商用周波の1周期に12サンプルを行なう場合
(以下、特記しない場合は1周期12サンプルの場合を説
明する)のサンプル時点を説明する図である。第8図に
おいてe′は変化前電気量(電圧または電流)、eは変
化後電気量である。そして(n−2)12,(n−1)1
…(n−1)12,(n)1−…(n)12,(n+1)1は
サンプル時点を示し、(n−2),(n−1),
(n),(n+1)はサンプル時点の系統定格周波数周
期での1周期の時間差を示し、1,2…11,12は1周期内の
サンプル順序を示す。例えば(n−2)12,(n−1)1
2,(n)12の各サンプル時点は各々系統定格周波数周期
(以下、定格周期と云う)での1周期の時間差があり、
例えば(n)1,(n)2,(n)3の各サンプル時点は各
々(1定格周期)/12の時間差がある。例えばサンプル
時点(n)6に対する記憶サンプル値としては、m/2定
格周期前のサンプル値、即ち、(n−1)12,(n−
1)6又は(n−2)12などのサンプル値のうち適当な
ものが用いられる。mが偶数の場合、即ち、(n−1)
6が用いられる場合は(n−1)6のサンプル値がその
まま用いられ、mが奇数の場合は(n−1)12又は(n
−2)12のサンプル値が正,負の符号を変えて、即ち符
号変換して用いられる。これらの記憶サンプル値はいず
れも、電気量e′が変化することなく継続した場合の
(n)6時点でのサンプル値に等しい。
変化分サンプル値を求める場合には、次式の例のよう
に求められる。
e″(n)6=e(n)6+e′(n−1)12 ……
(2) e″(n)6=e(n)6−e′(n−1)6 ……
(3) e″(n)6=e(n)6+e′(n−2)12 ……
(4) 但し、e″(n)6は(n)6時点の変化分サンプル
値、e(n)6は(n)6時点の電気量eのサンプル
値、e′(n−1)12,e′(n−1)6及びe′
(n−2)12は各々電気量e′の(n−1)12,(n−
1)6及び(n−2)12時点でのサンプル値で(n)6
時点の記憶サンプル値として用いられる。変化分サンプ
ル値e″(n)6は変化分電気量 e″=e−e′ ……(5) の(n)時点でのサンプル値に等しい。そして演算には
一般に複数のサンプル値を必要とするので、複数の記憶
サンプル値を用いる。
〔背景技術の問題点〕
以上説明した(n)6時点の記憶サンプル値は、系統
が定格周波数で運転されているときは、変化前電気量
e′が変化しなかった場合の(n)6時点におけるサン
プル値に等しい。しかし、系統が定格周波数以外の周波
数で運転されている場合は、サンプリング周期が固定し
ているために誤差を生ずる。以下これを図面を用いて説
明する。
第9図は定格周波数以外の周波数で運転されている場
合の記憶サンプル値の誤差を説明するための図である。
なお第9図は第8図と同一記号を用いて示す。但し、サ
ンプル時点(n)1〜(n)12及び(n−1)1〜(n
−1)12は誤差を明らかにするために、電気量e′の同
一波形上の点に示してある。電気量e′の交流波形は変
化しないものとして以下に説明する。
今、図示のように(n)1のサンプル時点が電気量
e′が零点を負から正に通過してから、電気角θ後で
あるとすると、各サンプル値は次のようになる。
但し、E′は電気量e′の波高値、θはサンプリン
グ間隔を系統運転周波数の電気角で表わしたものであ
る。
ここで運転周波数を、定格周波数をとすると、 であり、 但し、h=1,2,…12となる。
したがってサンプル値e′(n−1)1,e′
(n−1)2,e′(n−1)3はサンプル値e′
(n)1,e′(n)2,e′(n)3より−0/×
360゜前に電気量e′をサンプルした値に等しい。即
ち、特定時点より1定格周期前の瞬時値(以下サンプル
値という場合もある)は、電気量e′を 進めたものを特定時点にサンプルした値に等しい。
同様にして、特定時点の (mは正の整数)は、次式で与えられる。
はe′をmθだけ進み位相とした電気量で、 である。以下 を用いて同様のことを示す。
したがって特定時点の を(−1)した値を特定時点の記憶サンプル値として
用いると、mθの位相誤差を生じ、記憶サンプル値の
特定時点サンプル値に対する誤差は、次の記憶誤差分電
気量e′を特定時点にサンプルした値となる。
したがってe′の大きさ|e′e|は、 となる。
即ち、記憶誤差分電気量e′の大きさ|e′e|は、
e′の大きさの 倍となる。
多くのディジタル継電器は演算に複数サンプルを使用
する。又、高調波による誤差を防ぐためにフイルタが用
いられており、電気量e′が変化してからの1/2サイク
ル程度の間は、サンプルされる電気量が過渡状態にあ
る。このような状態のサンプル値を用いて、(2)〜
(4)式のような変化分サンプル値を求めても、変化分
電気量e″に対応するサンプル値を得ることはできな
い。このため前記したmをm≧2とすることが多い。
又、一般に保護継電装置は定格周波数の±2〜5%の
周波数までの特性保証を要求されることが多い。このた
めm=2、周波数変化5%とすると、mθ=18゜とな
り、記憶誤差分電気量|e′e|の大きさは31%にも達す
る。又、m=2、周波数変化2%としてもmθ=7.2
゜であり、その誤差は12.8%である。
〔発明の目的〕
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので
あり、電力系統の運転周波数が定格周波数と異なる場合
であっても記憶サンプル値の誤差を小さくし得る保護制
御装置を提供することを目的としている。
〔発明の概要〕
本発明は、電力系統の交流電圧または電流に対応する
電気量e′を定格周波数の整数倍の周波数の周期でサン
プルする保護継電装置、事故点標定装置、事故時データ
出力装置などの保護制御装置において、次式で与えられ
る値Ymを特定時点の記憶サンプル値として用いることを
骨子とする。
但し、S0=特定時点よりm/2定格周期における電気量
e′のサンプル値 K0,Kl=(14)式の関係にある定数 l,m=1以上の整数 なお、εは定格周波数に記憶サンプル値に許容し得る
誤差の限界で、通常0.1〜0の範囲の値である。今、第
8図において、サンプル値S0を(n)1時点のサンプル
値とすると、サンプル値S1,S2は各々(n−1)7及び
(n−1)1時点のサンプル値を(−1)したもので
あり、Y1,Y2は各々(n)7及び(n+1)時点に対応
する記憶サンプル値である。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照して実施例を説明する。
本発明は、電力系統定格周波数の整数倍の周波数で入
力をサンプルするディジタル演算形の保護制御装置の演
算処理に適用される。したがって実施例の説明に先立
ち、第2図を用いてディジタル保護継電装置の概要を説
明する。第2図は一般的なディジタル保護継電装置の構
成図である。
第2図において送電線1の電流,電圧量を電流変成器
2、電圧変成器3を介して入力変換器4に取込み、ここ
で所定のレベルに変換する。入力変換器4の出力はアナ
ログフィルタ5を介して安定な信号とし、サンプリング
ホールド回路(S/H)6に取込まれた電流、電圧量はサ
ンプルホールドされてマルチプレクサ(MPX)7に入力
されて、順次アナログ量をディジタル量に変換するため
のA/D変換器8に取込まれる。そしてA/D変換器8で変換
された電流,電圧量のディジタルデータはマイクロコン
ピュータ9内のデータメモリ(RAM)9−1に順次格納
される。一方、プログラムメモリ(ROM)9−2にはプ
ログラム命令が格納されており、この命令にしたがって
データメモリ(RAM)9−1のデータを用いて中央演算
処理装置(CPU)9−3にて演算がなされ、所定の判定
結果等を入出力インターフェース(I/O)9−4を介し
て外部へ出力する。
上記構成を有するディジタル保護継電器は入力変換器
4を通して得られる電流,電圧データを用いて複数の保
護特性を実現している。
第1図は本発明によるディジタル演算処理のフロー図
である。ステップS1で開始が指令されると、ステップS2
で電気量e′を含む各種電気量のディジタルサンプル値
が逐次RAMに取込まれ、且つ不要となった古い値が更新
される。ステップS3において、この取込まれたサンプル
値より記憶サンプル値を後述する(15)式など、前記
(13)式の形で表わされる演算処理により求める。この
記憶サンプル値とステップS2で取込まれたサンプル値を
用いて、ステップS4で保護演算または事故標定演算を行
なう。このディジタル演算結果にもとづき、ステップS5
で動作出力発生の有無などの出力処理を行う。本発明は
以下に述べるようなステップS3の記憶サンプル値の算出
手段を追加したものである。
本発明の一実施例の記憶サンプル値算出手段は、次の
(15)式で与えられる。
(15)式の具体例を示すと次のようになる。
Y1=−(2S0−S1) ……(16) Y2=3S0−2S1 ……(17) Y3=−(4S0−3S1) ……(18) 第3図は(16)式のサンプル値及び記憶サンプル値を
説明するための図であり、電気量e′がe′の値からe
の値に変化した場合で、且つ定格周波数の場合を示す。
第3図において主文字がS及びXのものはサンプル値、
Yのものは記憶サンプル値である。そしてサンプル値S
0-6とX1-1との間でe′が変化するが、この場合(16)
式のサンプル値S0が図のS0-hの場合(h=1〜6)は、
S1のサンプル値はそれより半周期前の−S1-hと付記した
サンプル値の符号を変えたサンプル値S1-hを用いる。こ
れにより得られる記憶サンプル値は、S0-hより半周期後
のe′の値を予測するサンプル値Y1-hである。これらの
記憶サンプル値Y1-hが電気量e′がeに変化した後のサ
ンプル値X1-hに対するe′の記憶サンプル値として用い
られる。
(17)式の場合はS0及びS1サンプル値を各々S0-h及び
−S1-hのサンプル値より記憶サンプル値Y2-hが求められ
る。記憶サンプル値Y1-hは上記より半周期前のサンプル
値より算出される。記憶サンプル値Y1-h及びY2-hがサン
プル値X1-h及びX2-hに対する記憶サンプル値として用い
られる。
このような記憶サンプル値は次のようにして用いられ
る。電気量e′がeに変化したときの変化分電気量e″
を用いる演算がステップS4で行なわれるときは、変化分
サンプル値Δが次式で求められる。
Δ=Xm−Ym ……(22) 但し、Ymはサンプル値S0より (22)式を第3図の記号を用いて各サンプル値につい
て表わすと Δm-h=Xm-h−Ym-h ……(23) となる。
第1図のステップS4で変化幅過電流継電器の演算が行
なわれる場合は、変化分サンプル値Δをサンプル値Xm
の代りに用いるほかは通常の過電流継電器と同様の演算
が行なわれる。この演算原理は、例えば電気学会大学講
座「保護継電工学」P.112第6、2表のXまたはX2を求
める演算式が公知である。
また特願昭57−230022に示されるように、事故発生前
の電圧を記憶する記憶サンプル値と事故発生後の電流の
サンプル値または変化分サンプル値とを用いて事故点方
向を判別する手段も公知であり、事故発生後の電流のサ
ンプル値及び変化分サンプル値及び電圧サンプル値を用
いて事故点までの距離を標定する手段も特願昭53−1325
75にて公知である。
次に、(15)式の記憶サンプル値の誤差がいかに軽減
されるかを説明する。第4図はm=2,k=1の場合、即
ち、(17)式を例としてこれを説明する図である。電気
量e′, が図示の状態とすると、特定時点のサンプル値X2は電気
量e′を直接サンプルした値であり、それより1定格周
期前のサンプル値S0は特定時点で電気量 をサンプルした値、3/2定格周期前のサンプル値を(−
1)倍した値S1は電気量 を特定時点にサンプルした値となる((9),(10)式
参照)。また記憶サンプル値Y2はS0+2(S0−S1)であ
るので、第4図でqr=2pqなる関係にある点rを頭とす
るベクトルY2で表わされる。記憶サンプル値Y2の誤差は
図のY2−e′で表わされ、サンプル値S0を記憶サンプル
値として用いた場合の誤差 に対して十分小さい。
次に、(15)式の場合の誤差の軽減程度を説明する。
(15)式のS0×(−1)及びSk×(−1)が各々特
定時点に於て電気量 をサンプルした値であるので、(S0−Sk)×(−1)
は次の電気量を特定時点にサンプルした値に等しい。
記憶サンプル値の誤差はYm−Xmであり、(15)式より である。
(−1)mS0−Xmは(11)式を特定時点でサンプルし
た値であるので、(11)式と(25)式よりYm−Xmは次の
電気量e′e1を特定時点でサンプルした値に等しい。
(26)式で、m=kの場合は第2項の であり、また が正弦波形を直線と考えられる範囲、即ち30゜程度以下
の場合は、 となる。
また、 であるので、 の項を無視すると、(26)式は となる。
ここで、 であるので、e′e1の大きさは次のようになる。
この(28)式の値は前記した(12)式の値の 倍に低下する。θは周波数変化5%または2%のど
き、9゜または3.6゜であり、m=k=2とすると、(1
2)式で31%または12%であった誤差が、各々9.6%また
は1.64%に低下する。
以上のように(15)式の記憶サンプル値を用いること
により、記憶サンプル値の誤差を著しく軽減できる。
次に本発明の第2の実施例は記憶サンプル値Ymを次式
とするものである。
例えばk=1,m=1とすれば Y1=−(3S0−3S1+S2) ……(30) k=1,m=2とすれば Y2=5S0−6S1+2S2 ……(31) k=2,m=2とすれば Y2=3S0−3S2+S4 ……(32) となる。
(29)式の記憶サンプル値は、(15)式に(S0−Sk
−(Sk−S2k)の項を追加したものであり、{(S0
Sk)−(Sk−S2k)}×(−1)は、電気量 を特定時点でサンプルした値に等しい。(24)式と同様
にして、 であるので、 ここで記憶サンプル値の誤差Ym−Xmの対応する電気量
e′e2は、(27)式と(34)式とを加えた電気量とな
る。この電気量を簡単のため、k=mとして算出すると
次式となる。
したがって、誤差対応電気量e′e2の大きさは、 となり、この値はm=kとしたときの(28)式の|e′e1
|の値 倍に低下する。
このように、(29)式の記憶サンプル値は(15)式の
ものより更に著しく誤差を減少し得る。
本発明の第3の実施例は、次式に示すように(29)式
に更に補正項を追加するものである。
例えばk=1,m=1とすれば Y1=−(4S0−6S1+4S2−S3) ……(38) k=1,m=2とすれば Y2=7S0−12S1+8S2−2S3) ……(39) k=2,m=2とすれば Y2=4S0−6S2+4S4−S6) ……(40) となる。
(37)式の記憶サンプル値は(29)式に補正項(S0
Sk)−(Sk−S2k)−{(Sk−S2k)−(S2k−S3k)}を
追加したものであり、詳細な説明を省略するが、(29)
式の誤差が(15)式の誤差に対して著しく減小したのと
同様に、(29)式の誤差に対して(37)式の誤差は更に
著しく減小する。
本発明の第4の実施例は、例えば記憶サンプル値Y2k
を導出する式を、それより前の時点に対応する記憶サン
プル値Ykを導出する式を用いて導出し、展開するもので
ある。
例えば(29)式でk=mとし、記憶サンプル値YMの代
りにY2Kを求めるのにサンプル値S0,Sk及びS2kの代り
に、各々記憶サンプル値Yk、サンプル値S0及びSkを用い
ると、Y2kは次のようになる。
Y2k=〔3Yk×(−1)−3S0+Sk〕 ……(41) (41)式の3Yk×(−1)は(29)式の に対応する項である。ここで(−1)の項がkが奇数
の場合Ykの極性がS0対し正負逆になるので追加される。
また(29)式の(−1)の項はY2kの極性がS0と正負
等しくなるため除かれている。
(29)式よりYkの値は次のようになる。
Yk=(3S0−3Sk+S2k)×(−1) ……(42) (42)式を(41)式に代入すると Y2k=6S0−8Sk+3S2k ……(43) となり、これに従って記憶サンプル値Y2kを算出する。
k=1とすれば Y2=6S0−8S1+3S2 ……(44) k=2とすれば、 Y4=6S0−8S2+3S4 ……(45) (44)式のY2の値は(31)式と若干の差がある。両者
の差を図面を用いて説明する。第5図で第4図と同様の
部分は同一記号を用いて説明する。図で特定時点のサン
プル値X2は電気量e′をサンプルした値であり、このサ
ンプル値に対応する記憶サンプル値Y2(31)式及びY
2(44)式が、前記特定時点で電気量 を各々サンプルした値に等しいサンプル値S0,S1及びS2
より求められる。−Y1は(30)式により前記特定時点よ
り(定格周期/2)前の時点に対応する記憶サンプル値で
あり、この時点のサンプル値の付号を変えたものは電気
を前記特定時点でサンプルした値となっている。
(30)式及び(31)式を(29)式の原形で表わすと、 −Y1=S0+(S0−S1)+{(S0−S1)−(S1−S2)}…
…(46) Y2=S0+2(−Y1−S0) ……(47) となる。(46)式の−Y1は第5図でS0を表わす点qを
(S0−S1)を表わす線分pqだけ移動した点rを得、更に
(S0−S1)−(S1−S2)を表わす線分rr′だけ移動した
点r′を頭とするベクトルとなる。(47)式のY2はS0
表わす点qを(−Y−S0)を表わす線分r′qの2倍
だけ移動した点tを頭とするベクトルY2(31式)とな
る。Y2(31式)とX2の差が記憶サンプル値の誤差であ
り、S0を記憶サンプル値として用いる場合に対して誤差
が著しく改善されている。
(44)式の記憶サンプル値Y2を(30)または(46)式
のY1を用いて表わすと、次のようになる。
Y2=−Y1+(−Y1−S0) +{(−Y1−S0)−(S0−S1)} ……(48) この式は、Y1に(30)式または(46)式を代入するこ
とにより(44)式と等しいことが証明される。
(48)式のY2は第5図で−Y1を表わす点r′を(−Y1
−S0)を表わす線分qr′だけ移動した点tを得、更に
{(−Y1−S0)−(S0−S1)}を表わす線分tt′(rr′
に等しい)だけ移動した点t′を頭とするベクトルY
2(44式)となる。このベクトルとX2の差が記憶サンプ
ル値の誤差であり、Y2(31式)に対して多少改善され
る。
以上第4の実施例までの説明をまとめると次のように
なる。
(44)式は(31)式の実施例の係数を他の値に変えて
もほぼ同様の効果が得られる例があることを示してい
る。(31)式に示す係数の変形例は他にもあり、例えば
(48)式の第3項を変え次式とする方法もある。
Y1に(30)式を代入すると次式となる。
Y2=5・5S0−7S1+2・5S2 ……(50) この記憶サンプル値Y2は(49)式と(48)式の比較よ
り明らかなように、第5図の点t(−Y1+(−Y1−S0
を表わす)よりの移動距離が線分tt′の半分である点を
頭とするベクトルであることを意味し、誤差の少い記憶
サンプル値として使用し得る。
同様な系数の変更はサンプル値を3個以上使用する
(29)式及び(37)式に対しても可能であり、種種の系
数とすることができる。また説明は省略したが5個以上
のサンプル値を使用しても同様に記憶サンプル値の誤差
を軽減することができ、これらを表わす一般式は(13)
式となる。
以上のすべての実施例を通じて言えることは、(−
1)を乗ずる前の系数の和が1であるということであ
る。このことは周波数が定格周波数であり、各サンプル
値またはその符号を変えた値S0,S1,S2…が等しい場合
は、記憶サンプル値Ym×(−1)もこれらに等しく誤
差を生じないことを意味する。もちろん系数の和が1と
なる係数の組み合わせがすべて使用できるわけではな
く、例えば Y1=−{S1+(S1−S0)}=−{2S1−S0} ……(51) は誤差を従来技術より拡大するので使用できない。しか
し、使用できないものの条件を一般化することは著しく
困難である。
次に誤差を減少させる第5の実施例を説明する。即
ち、 (−1)を乗ずる前の系数の和は1のみでなくその
近似値を使用し得る。許し得る近似値の範囲は(14)式
に示されており、この範囲では周波数が定格周波数の場
合の記憶サンプル値の誤差はε以内となる。この例を次
式に示す。
Y1=−{0.9877S0+(0.9877S0−S1)} =−(1.9754S0−S1) ……(52) この場合、(−1)を乗ずる前の系数和は0.9754で
あり、周波数が定格周波数の場合の記憶サンプル値Y1
誤差は2.46%である。しかし周波数が定格周波数の5%
増または5%減のときの誤差が0となる。これを図面を
用いて説明する。
第6図で特定時点に於ける電気量e′のサンプル値X1
に対応する記憶サンプル値Y1をサンプル値S0及びS1より
求める場合の誤差が説明される。S0及びS1は各々電気量 を前記特定時点にサンプルした値である。0.9877S0は電
気量は を前記特定時点にサンプルした値に対応する。図の点
q′はこの値を表わす。記憶サンプル値Y1は、点q′を
(0.9877S0−S1)を表わす線分pq′だけ移動した点tを
頭とする電気量をサンプルした値となる。
上記で系数0.9877はcos9゜である。周波数偏差が5%
のときは角度θは9゜であり、したがって角pq′oは
直角である。線分q′tは線分pq′の値と等しく、した
がって角g′otは角度θと等しく且つ線分otは線分op
の絶対値と等しい。したがって線分otは電気量e′のベ
クトルと等しく、周波数偏差5%のときは記憶サンプル
値の誤差は0となる。
以上のように(52)式の実施例は周波数が定格周波数
のときの誤差は生ずるが周波数偏差が5%の場合及びそ
の付近の周波数での誤差を縮小する。このように、(1
3)式の系数のK0〜Knの値を、 の値が(14)式の範囲内で、適用実施し得る。具体例と
しては(15),(29),(37)及び(41)式を、(−
1)の項を除く右辺の系数の和が(1−ε)〜(1+
ε)の範囲となるような近似式として実施しても同様の
効果を有するものである。
次に第6の実施例を説明する。
上記実施例はいずれも電気量e′のサンプル値をその
まま記憶サンプル値算出に用いるものである。これを複
数サンプル値の加算値または減算値を電気量e′のサン
プル値とし、これより記憶サンプル値を求めるようにす
ることができる。
すなわちa,b,c3相の電気量e′a,e′b,e′の2相の
差の電気量e′−e′b,e′−e′およびe′
−e′の記憶サンプル値を必要とする場合、例えば
e′とe′のサンプル値の差を演算し、このサンプ
ル値の差またはその符号を変えたものを前記各式のS0,S
1,S2…として用いて記憶サンプル値を算出しても全く同
様に誤差を軽減し得る。
また正相分電気量 の記憶サンプル値を求める場合は、e′a,e′及び
e′の異なったサンプル時点のサンプル値を加算し
て、これを正相電気量e′a1のサンプル値とし、これよ
りe′a1の記憶サンプル値を算出することができる。
例えば正相電気量e′a1のサンプル値の一例S
a1(n−1)8は次式となる。
a(n−1)8−Sb(n−1)6−S
c(n−1)10=Sa1(n−1)8 ……(54) 但し、Sa(n−1)8は第8図の(n−1)8時点
のe′のサンプル値、Sb(n−1)6は(n−1)
6時点のe′のサンプル値、Sc(n−1)10は(n
−1)10時点のe′のサンプル値、Sa1(n−1)8
は(n−1)8時点のe′a1の瞬時値の3倍を表わすサ
ンプル値である。
なお、(54)式でSb(n−1)6は(n−1)8時
点より60゜前に電気量e′をサンプルした値であり、
(n−1)8時点に電気量e′を60゜遅らせた電気量
をサンプルした値に等しい。これの符号を変えたもの
は、e′を120゜進めた電気量 を(n−1)8時点にサンプルした値に等しい。同様に
−Sc(n−1)10は、電気量 の(n−1)8時点のサンプル値に等しい。
したがって加算サンプル値Sa1(n−1)8は(53)
式の正相分電気量e′a1の(n−1)8時点のサンプル
値の3倍に等しくなる。同様の加算サンプル値は他のサ
ンプル時点でも求められ、これらを用いて正相電気量
e′a1に比例した記憶サンプル値を算出することができ
る。
以上のように、本発明は同一時点または複数の時点の
サンプル値を加減算した値を電気量e′のサンプル値と
し、これを用いて記憶サンプル値を求めるようにしても
全く同様の効果を有するものである。
次に第7の実施例を説明する。
以上の実施例では、電力系統に事故が発生した後、暫
く時間が経過し、事故発生後のサンプル値がS0として用
いられるようになると、記憶サンプル値は事故前のもの
に対応しなくなる。通常は記憶サンプル値が事故前の値
である間の応動を有効とし、事故前のものに対応しなく
なってからの応動は無視されるようにシーケンスを構成
するので支障が無い。しかし、記憶サンプル値が事故前
の値をより長く保持するようにしたい場合がある。第7
図はこのような場合に有効な手段のフロー図であり、
(15)式をk=2としまた、常時はm=2として用いる
場合を例に説明する。
図のステップS1で開始が指令されると、ステップS2で
最新のサンプル値がX1として取り込まれる。ステップS3
で開始後予定時間が経過しているか否かを判断し、未了
であればステップS4に移り、記憶されたサンプル値を
(55)式のように書き換える。
但し、S0-1〜S0-12,S2-1〜S2-12,Ym-1〜Ym-12は各各
(15)式でk=2のとき、S0,Sk,Ymに対応するサンプル
値の1サイクル分である(1サイクル中に12回のサンプ
リングが行なわれる)。ステップ4の後、ステップS11
で後述の(57)式のmの値を2にセットする。
予定時間経過であれば、ステップS5に移り事故検出を
行なう。この事故検出には種々の手段があり、例えば公
知の距離継電器や前述の変化幅過電流継電器の演算が用
いられる。事故検出が行なわれなければ、ステップS4に
移り前述の(55)式の記憶値更新を行なう。
事故検出が行なわれればステップS6で保護演算を行な
いステップS7で次の記憶値更新を行なう。
ステップS7の後ステップS8に移り、ステップS9でmの
値に2を加算してから11サンプリング以内か否かを検出
し、以内でないときのみステップS9でYmのmの値に2を
加算する。ステップS11,S8またはS9の後ステップS10でY
m-1を次式に従い算出してステップS2に戻る。
本実施例の作用を説明する。予定時間経過未了(ステ
ップS3)及び事故検出なし(ステップS5)の状態ではサ
ンプル値は(55)式で更新され、サンプル値は最も古い
ものが棄却され他は順送りである。このときS0-1及びS
2-1は各々X1より1または2サイクル(但し定格周期)
前のサンプル値であり、mは2である。ステップS10で
(57)式により算出される記憶サンプル値は Y2-1=2S0-1−S2-1 ……(58) である。これらの値が順送りされるので、記憶されてい
る値S0-h,S2-hは各々Xhより(h=1〜12)1または2
サンプル前のサンプル値であり、記憶サンプル値Y2-h
(15)式でk=2及びm=2とした場合のものが、Xh
サンプル時点の値として算出される。
ステップS5で事故検出が行なわれると、ステップS7の
記憶値更新では、(56)式のようにサンプル値はX12
棄却され、S0-12及びS2-12が各各S0-1及びS2-1として再
利用されるようにする。一般の場合のように事故検出が
事故発生後1/2〜3/4サイクル程度で行なわれるようにし
ておけば、事故発生後のサンプル値はすべてX12のとこ
ろで棄却され、S0-1及びS2-1にとり込まれることは無
い。新に取り込まれたS0-1及びS2-1は事故検出が無い状
態で取り込まれる値より前のサイクル中のサンプリング
値であり、したがって次に取り込まれるサンプル値X1
り各々2及び3サイクル前の値である。
事故検出直後の第1回の処理ではステップS8でmに2
を加算してから11サンプリング以内であると判断される
ことはなく、ステップS9でmに2を加算して4とする。
この後、ステップS10で(57)式により算出される記憶
サンプル値は Y4-1=3S0-1−2S2-1 ……(59) となる。即ち、(15)式でk=2及びm=4とした場合
のものがX1サンプル時点の値として算出される。
事故検出後の第2回〜第12回の処理では、ステップS8
でmに2を加算してから11サプンリング以内であると判
断するので、ステップS9の処理は行なわれない。mに2
が加算されることはなく、mは4のままで(59)式の記
憶サンプル値が算出される。更に次の処理、即ち第13回
の処理では、ステップS9でmに2が加算されm=6とす
る。記憶サンプル値の演算式は Y6-1=4S0-1−3S2-1 ……(60) に変更される。
以上のように、第7図のフロー図で示される実施例
は、事故検出後、記憶サンプル値の一部S0-1〜S0-12
びS2-1〜S2-12を保持値として保持するようにし、この
保持値を用いて(15)式または(57)式の記憶サンプル
値を算出するに当って、系数mの値を2,4,6…と逐次大
きくするものであり、これによりサンプル値S0をサンプ
ルした時点から、1,2,3…サイクル後の長期間にわたっ
て、誤差を補償された記憶サンプル値を得ることができ
る利点を有するものである。
このように系数mの大きさを順次大きくすることは、
他の(29)式及び(37)式でも可能である。即ち、(1
3)式に於て定数K0及びKlと整数mを事故検出後逐次変
化させることにより同様の効果を有するようにすること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明によればサンプリング周期
が一定のディジタル形保護継電装置または事故点標定装
置等の保護制御装置において、電力系統の運転周波数が
定格周波数と異なる場合であっても、記憶サンプル値の
誤差を著しく軽減し得る効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による保護制御装置のディジタル演算処
理のフロー図、第2図はディジタル保護継電装置の概要
図、第3図はサンプル値と記憶サンプル値との関係を説
明する図、第4図は記憶サンプル値の誤差が軽減される
ことを説明する図、第5図は(31)式及び(44)式の記
憶サンプル値の相異を説明する図、第6図は(52)式の
記憶サンプル値の誤差を説明する図、第7図は本発明に
よる保護制御装置の他の実施例のフロー図、第8図はサ
ンプル時点を説明する図、第9図は定格周波数以外の周
波数で運転される場合の記憶サンプル値の誤差を説明す
る図である。 1……送電線、2……電流変成器、 3……電圧変成器、4……入力変換器、 5……フイルタ、 6……サンプリングホールド回路、 7……マルチプレクサ、8……A/D変換器、 9……マイクロコンピュータ、9−1……RAM、 9−2……ROM、9−3……中央演算処理装置、 9−4……入出力インターフェース。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統の交流電圧または電流に対応する
    電気量を定格周波数の整数倍の周波数の周期でサンプル
    し、このサンプル値を用いて演算を行なう保護制御装置
    において、特定時点の記憶サンプル値を次式で与えられ
    る値とすることを特徴とする保護制御装置。 但し、S0:特定時点よりm/2定格周期前のサンプル値 Sl:(S0よりl/2定格周期前のサンプル値)×(−1) Ym:特定時点の記憶サンプル値 l,m:1以上の整数 K0,Klは次の関係にある定数 εは定格周波数で記憶サンプル値に許容し得る誤差の限
  2. 【請求項2】記憶サンプル値が、 但し、Skはlの値が正の整数の定数kである前記Slの特
    定項(以下S2k,S3kも同様)またはその近似式であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の保護制御装
    置。
  3. 【請求項3】記憶サンプル値が、 またはその近似式であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の保護制御装置。
  4. 【請求項4】記憶サンプル値が、 またはその近似式であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の保護制御装置。
  5. 【請求項5】記憶サンプル値が、 Y2k=〔3Yk×(−1)−3S0+Sk〕 但しYk=(3S0−3Sk+S2k)×(−1)またはその近
    似式であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の保護制御装置。
  6. 【請求項6】電力系統の交流電圧または電流に対応する
    電気量を定格周波数の整数倍の周波数の周期でサンプル
    し、このサンプル値を用いて演算を行なう保護制御装置
    において、特定時点の記憶サンプル値を次式で与えられ
    る値とし、且つ事故検出手段の動作により、定数K0及び
    Klと整数mの値を順次変えることを特徴とする保護制御
    装置。 但し、S0:特定時点よりm/2定格周波数前のサンプル値 Sl:(S0よりl/2定格周期前のサンプル値)×(−1) Ym:特定時点の記憶サンプル値 l,m:1以上の整数 K0,Klは次の関係による定数
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