JPH08288795A - シンセサイザ受信機 - Google Patents

シンセサイザ受信機

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Publication number
JPH08288795A
JPH08288795A JP10910895A JP10910895A JPH08288795A JP H08288795 A JPH08288795 A JP H08288795A JP 10910895 A JP10910895 A JP 10910895A JP 10910895 A JP10910895 A JP 10910895A JP H08288795 A JPH08288795 A JP H08288795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
frequency
memory
area
broadcasting station
Prior art date
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Pending
Application number
JP10910895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Imazeki
浩和 今関
Toru Umetsu
透 梅津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10910895A priority Critical patent/JPH08288795A/ja
Publication of JPH08288795A publication Critical patent/JPH08288795A/ja
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シンセサイザ受信機において、プリセット選
局時、放送局名を表示する。 【構成】 地域を示すデータと、その地域で受信できる
放送局の周波数のデータと、その放送局の局名のデータ
とのテーブルを設ける。地域を示すデータと、周波数の
データとがアクセスされるメモリ34と、表示素子46
とを設ける。第1のキー操作を行ったとき、現在の受信
地で受信できる放送の周波数のデータがメモリ34に書
き込まれる。第2のキー操作を行ったとき、地域を示す
データが選択されてメモリ34に書き込まれる。選局キ
ーの操作を行ったとき、メモリ34に書き込まれている
周波数のデータにしたがって、受信周波数fRXが変更さ
れるとともに、メモリ34に書き込まれている周波数の
データおよび地域を示すデータを使用してテーブルを参
照することにより、放送局の局名のデータが読み出され
る。この読み出されたデータにより表示素子46に放送
局の局名が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシンセサイザ受信機に
関する。
【0002】
【従来の技術】周波数シンセサイザ方式の受信機は、一
般にプリセット受信機能を有し、放送局の周波数データ
をプリセットしておくことにより、ワンタッチで選局を
行うことができるようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これまでの
シンセサイザ受信機においては、表示機能があっても、
表示されるのは、選局された放送局の周波数であった。
このため、ユーザは、放送局名と周波数との対応を憶え
ておく必要があり、使い勝手がよくなかった。
【0004】そこで、放送局名を表示できるようにする
ことが考えられるが、その場合でも、その放送局名はユ
ーザが登録しておく必要があり、やっかいである。まし
て、携帯したり、移動できる受信機においては、携帯先
あるいは移動先で局名を登録しなおす必要があり、なお
さらめんどうであった。
【0005】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、PLLの出力信号により受信信号の周波数変換
を行うとともに、上記PLLにおける可変分周回路の分
周比を変更することにより、受信周波数を変更するよう
にしたシンセサイザ受信機において、地域を示すデータ
と、その地域で受信できる放送局の周波数のデータと、
その放送局の局名のデータとのテーブルと、上記地域を
示すデータと、上記周波数のデータとがアクセスされる
メモリと、表示素子とを有し、第1のキー操作を行った
とき、現在の受信地で受信できる放送の周波数のデータ
が上記メモリに書き込まれ、第2のキー操作を行ったと
き、上記地域を示すデータが選択されて上記メモリに書
き込まれ、選局キーの操作を行ったとき、上記メモリに
書き込まれている周波数のデータにしたがって、上記受
信周波数が変更されるとともに、上記メモリに書き込ま
れている周波数のデータおよび地域を示すデータを使用
して上記テーブルを参照することにより、上記メモリに
書き込まれている周波数のデータおよび地域を示すデー
タに対応する放送局の局名のデータが読み出され、この
読み出された局名のデータにより上記表示素子に、上記
変更された受信周波数の放送局の局名が表示されるよう
にしたシンセサイザ受信機とするものである。
【0007】
【作用】選局キーを押すと、その選局キーにセットされ
ている周波数のデータにより選局が行われるとともに、
その周波数のデータと、地域のデータとにより放送局名
のデータが選択され、この選択されたデータにより放送
局名が表示される。
【0008】
【実施例】図1に示す例においては、FM局を10局まで
プリセットできる場合であり、これは、周波数シンセサ
イザ方式に構成されたFM受信回路10を有する。
【0009】すなわち、アンテナ11からの受信信号
が、電子同調方式のアンテナ同調回路12に供給されて
目的とする周波数fRXの放送波信号SRXが取り出され
る。
【0010】そして、この信号SRXが、高周波アンプ1
3を通じてミキサ回路14に供給されるとともに、VC
O21から周波数fLOが、例えば、 fLO=fRX−fIF〔kHz〕 ・・・ (1) fIFは中間周波数で、例えば、fIF=10.7MHzの発振信
号SLOが取り出され、この信号SLOがミキサ回路14に
局部発振信号として供給され、信号SRXは中間周波信号
SIF(中間周波数fIF)に周波数変換される。
【0011】さらに、この中間周波信号SIFが、中間周
波アンプ15を通じてFM復調回路16に供給されてオ
ーディオ信号が復調され、この信号がアンプ17を通じ
てスピーカ18に供給される。
【0012】そして、このとき、VCO21は、回路2
2〜25とともに、PLL20を構成している。すなわ
ち、VCO21からの信号SLOが、可変分周回路22に
供給されて1/Nの周波数に分周され、この分周信号が
位相比較回路23に供給されるとともに、発振回路24
から基準周波数、例えば周波数100kHzの発振信号が取
り出され、この発振信号が比較回路23に供給され、そ
の比較出力がローパスフィルタ25を通じてVCO21
にその制御電圧として供給される。また、フィルタ25
の出力電圧が、同調回路12に選局電圧として供給され
る。
【0013】したがって、定常状態においては、分周回
路22からの分周信号と、発振回路24の発振信号とは
周波数が等しいので、このときの発振信号SLOの周波数
fLOは、 fLO=N×0.1〔MHz〕 ・・・ (2) となり、(1)、(2)式から fRX=fLO+fIF =N×0.1+10.7〔MHz〕 となる。
【0014】したがって、分周比Nを、653〜793の間に
おいて「1」ずつ変化させれば、局部発振周波数fLO
が、65.3MHz〜79.3MHzの間を100kHzの周波数ステッ
プで変化するので、受信周波数fRXは、FM放送波帯、
すなわち、76MHz〜90MHzの周波数帯を100kHzの周波
数ステップで、かつ、分周比Nに対応して変化すること
になる。
【0015】さらに、この受信機は、システムコントロ
ール用のマイクロコンピュータ30を有する。このマイ
クロコンピュータ30は、CPU31と、各種の処理ル
ーチンが書き込まれているROM32と、ワークエリア
用のRAM33と、各種のデータを記憶するためのメモ
リ34とを有し、これらメモリ32〜34はシステムバ
ス39を通じてCPU31に接続されている。
【0016】そして、ROM32には、処理ルーチンの
一部として、例えば、図5に示すオートプリセットルー
チン100、図8に示すマニュアルプリセットルーチン
200、図9に示す地域名登録ルーチン300、図12
に示すプリセット受信ルーチン400が用意される。
【0017】さらに、ROM32は、例えば、図2に示
すような地域テーブルTKTBLと、図3に示すような放送
局テーブルFMTBLとを有する。
【0018】この場合、地域テーブルTKTBLは、地域名
データTKDTと地域コードTKCDとの対応テーブルである。
そして、地域名データTKDTは、例えば都道府県単位で、
その都道府県名をJISコードで示したデータであり、
これがあいうえお順で配列されている。また、地域コー
ドTKCDは、その都道府県名を指定するコード番号であ
る。
【0019】さらに、放送局テーブルFMTBLは、周波数
のデータと、その周波数を使用している放送局の局名の
データFMNMと、その放送局を受信できる地域の地域名の
データとの対応テーブルである。
【0020】この例においては、周波数のデータとし
て、その周波数に対応する分周比Nが使用されていると
ともに、周波数順に設けられ、局名データFMNMは、その
局名をJISコードで示したデータとされている。さら
に、地域名のデータは、その地域名を、テーブルTKTBL
により変換したときの地域コードTKCDで示している。
【0021】例えば、最上段は、N=654の周波数(fR
X=76.1MHz)を、「FM岩手」および「福井FM」が
使用しているとともに、これらの放送局が、岩手県およ
び富山県で受信できることを示している。
【0022】なお、かっこ内は、分周比Nおよび地域コ
ードTKCDに対応する周波数fRXおよび地域名を、参考の
ため示すもので、テーブルFMTBLには含まれない。ま
た、以下の説明においては、分周比Nおよび地域コード
TKCDを図示するとき、対応する周波数fRXおよび地域名
を、参考のため、かっこ内に示す。
【0023】さらに、メモリ34は、データの消去およ
び書き込みを電気的に行うことのできるROMとされ、
あるいは、図示はしないが、電池によりバックアップさ
れたRAMとされ、すなわち、メモリ34は不揮発性メ
モリとされ、電源をオフにしたときでも、書き込まれた
データを保持できるようにされている。
【0024】そして、メモリ34には、例えば図4に示
すように、10局分のプリセットエリアP0〜P9を有する
プリセットテーブルPSTBLが用意されるとともに、その
各プリセットエリアP0〜P9には、分周比Nと、地域テ
ーブルTKTBLの地域コードTKCDとを1組ずつ記憶できる
ようにされている。
【0025】さらに、図1において、システムバス39
に、出力ポート41および入力ポート42が接続され
る。そして、ポート41が分周回路32に接続され、C
PU31からの分周比Nが、ポート41を通じて分周回
路22にセットされる。
【0026】また、中間周波アンプ15に検出回路19
が接続され、この検出回路19において、中間周波信号
SIFのレベルを検出することにより、受信信号SRXの受
信レベルが所定のレベル以上のとき、“H”となる検出
信号S19が取り出され、この信号S19がポート42を通
じてCPU31に取り込まれる。
【0027】さらに、システムバス39には、インター
フェイス回路43を通じて、各種の操作キーKAP〜KEN
Tおよび10局分の選局キーK0〜K9が接続される。な
お、キーK0〜K9は、プリセットテーブルPSTBLのプリ
セットエリアP0〜P9に対応する。また、キーKAP〜K
9は、いずれもノンロックタイプのプッシュスイッチに
より構成される。
【0028】さらに、システムバス39には、ディスプ
レイコントローラ44を通じて表示用のメモリ45が接
続されるとともに、ディスプレイ素子、この例において
は、LCD46が接続される。
【0029】そして、ディスプレイコントローラ44に
データが供給されると、コントローラ44により、その
データがメモリ45に書き込まれるとともに、所定の周
期で読み出され、その読み出されたデータが表示データ
変換されてLCD46に供給され、LCD46には、コ
ントローラ44に供給されたデータに対応した文字(数
字および記号を含む)が表示される。
【0030】このような構成によれば、マイクロコンピ
ュータ30により、以下のような処理あるいは動作が行
われる。
【0031】[オートプリセット]これは、受信地で受
信できる放送局を、選局キーK0〜K9に自動的にプリセ
ットするとともに、放送局名を表示するためのデータを
登録する場合である。
【0032】そして、この場合には、操作キーKAP〜K
9のうちのオートプリセットキーKAPを押すと、CPU
31によりオートプリセットルーチン100が実行され
てキーK0〜K9に放送局がプリセットされる。
【0033】すなわち、キーKAPを例えば2秒以上押し
続けると、CPU31の処理がルーチン100のステッ
プ101からスタートし、次に、ステップ102におい
て、可変分周回路22の分周比Nが、最小値653から
「1」ずつインクリメントされていき、これにより受信
周波数fRXが100kHzステップで次第に高くされてい
く。
【0034】また、このとき、各受信周波数ごとに検出
信号S19をチェックすることにより、その受信周波数に
おいて、FM信号SRXを所定のレベル以上で受信できる
かどうかがチェックされ、受信できるときには、そのと
きの受信周波数fRXを与えている分周比Nが、図6Aに
示すように、メモリ34のエリアP0〜P9に順に書き込
まれていく。
【0035】こうして、オートプリセットキーKAPを押
すと、FM放送波帯がスキャンされ、規定の受信レベル
のFM局があると、その放送周波数に対応する分周比N
が、メモリ34に登録されていく。
【0036】そして、FM放送波帯の全域について受信
レベルがチェックされると、あるいはメモリ34のエリ
アP0〜P9のすべてに、分周比Nが書き込まれると、処
理はステップ103に進む。このステップ103におい
ては、操作キーKAP〜K9のうちのアップキーK+を押す
と、地域テーブルTKTBLから地域名のデータTKDTが、正
順(地域コードTKCDの増加する方向)に読み出されると
ともに、その読み出された地域名データTKNMがコントロ
ーラ44に供給される。
【0037】したがって、図7A〜Cに示すように、L
CD46には、地域名データTKDTによる地域名が、アッ
プキーK+を押すごとにあいうえお順に表示されてい
く。
【0038】また、操作キーKAP〜K9のうちのダウン
キーKーを押すと、地域テーブルTKTBLから地域名のデー
タTKDTが、逆順(地域コードTKCDの減少する方向)に読
み出されるとともに、その読み出された地域名データTK
NMがコントローラ44に供給される。したがって、LC
D46には、地域名データTKDTによる地域名が、ダウン
キーKーを押すごとにあいうえお順とは逆順に表示され
ていく。
【0039】こうして、キーK+あるいはK-を押すと、
LCD46には、地域名が順に選択されて表示されてい
くが、現在、自分のいる地域名が表示されたら、キーK
AP〜K9のうちのエンターキーKENTを押す。
【0040】すると、CPU31の処理はステップ10
3からステップ104に進み、このステップ104にお
いて、図6Bに示すように、ステップ103で選択され
た地域名に対応する地域コードTKCDが、メモリ34のエ
リアP0〜P9のうち、ステップ102により、分周比N
が登録されているすべてのエリアに登録される。
【0041】図6Bは、地域が「東京」の場合であり、
したがって、この「東京」を示す地域コードTKCDとして
「26」が登録された場合である。
【0042】そして、この地域コードTKCDの登録が行わ
れると、CPU31の処理はステップ105に進み、こ
のルーチン100を終了する。
【0043】したがって、オートプリセットキーKAPを
押したときには、メモリ34には、受信可能な周波数の
分周比Nが自動的に登録されるとともに、ユーザの選択
した地域名の地域コードTKCDが登録される。
【0044】[マニュアルプリセット]これは、主とし
て、任意の放送局を、選局キーK0〜K9のどれかにプリ
セットする場合である。
【0045】そして、この場合には、まず、プリセット
したい放送局を、後述する方法であらかじめ選局してお
く。そして、次に、その放送局をプリセットしたい選局
キーKi(i=0〜9のどれか)を、例えば3秒以上押し続
ける。
【0046】すると、CPU31の処理が、マニュアル
プリセットルーチン200のステップ201からスター
トし、次に、ステップ202において、プリセットテー
ブルPSTBLのエリアP0〜P9のうち、押された選局キー
Kiに対応するエリアPiに、現在受信している周波数f
RXの分周比N(分周回路22にセットされている分周比
N)が、書き込まれる。
【0047】続いて、CPU31の処理はステップ20
3に進み、このルーチン200を終了する。
【0048】したがって、任意の選局キーKiに、現在
受信中の放送局をプリセットできたことになる。
【0049】[地域名のセット]これは、上述の[マニ
ュアルプリセット]によりプリセットされた放送局の局
名を表示させるために、その地域名をセットする場合で
ある。
【0050】そして、この場合には、まず、[マニュア
ルプリセット]によりプリセットされた放送局を選局す
る。この選局は、選局キーKiを押すことにより実現さ
れるが、その点については、後述する。また、以下にお
いては、プリセットテーブルPRTBLの内容が図6Bに示
すとおりであり、選局キーK0を押すことにより、これ
に対応したN=657(fRX=76.4MHz)の放送局を選局
ている場合を例にとって説明する。
【0051】そして、次に、エンターキーKENTを例え
ば3秒以上押し続ける。すると、CPU31の処理が地
域名登録ルーチン300のステップ301からスタート
し、次にステップ302において、放送局テーブルFMTB
Lのうち、現在受信している周波数fRXの分周比N(分
周回路22にセットされている分周比N)の欄が参照さ
れ、その欄に用意されている放送局名のデータFMNMが読
み出される。
【0052】今の場合は、N=657であり、この分周比
Nの欄には、放送局名のデータFMNMとして、「FM北海
道」、「FM栃木」、「広島FM」が用意されているの
で、その第1番目の「FM北海道」のデータFMNMが読み
出される。
【0053】そして、この読み出されたデータFMNMがコ
ントローラ44に供給され、LCD46には、図10A
に示すように、「FM北海道」の文字が表示される。
【0054】そして、今、受信している放送局が、LC
D44に表示された放送局名の放送局ではない場合に
は、アップキーK+を押す。すると、N=657の欄に用意
されている次の「FM栃木」のデータFMNMが読み出され
てコントローラ44に供給され、LCD46には、図1
0Bに示すように、「FM栃木」の文字が表示される。
【0055】こうして、アップキーK+を押すと、放送
局テーブルFMTBLのうち、現在受信している周波数fRX
の分周比N(=657)の欄に用意されている放送局名の
データFMNMによる放送局名が、正順にLCD46に表示
され、キーK-を押すと、逆順に表示される。
【0056】そして、該当する放送局名が表示された
ら、例えば「広島FM」が該当していて「広島FM」が
表示されたら、エンターキーKENTを押す。
【0057】すると、CPU31の処理はステップ30
2からステップ303に進み、このステップ303にお
いて、ステップ302の表示で使用した放送局名のデー
タFMNM(=広島FM)と、このときの分周比N(=65
7)とを使用して、放送局テーブルFMTBLが参照され、そ
のデータFMNM、Nが対応する地域コードTKCD、今の場
合、TKCD=36が取り出される。
【0058】次に、CPU31の処理はステップ304
に進み、このステップ304において、ステップ303
で取り出された地域コードTKCD(=36)が、プリセット
テーブルPSTBLのエリアP0〜P9のうち、現在受信中の
放送局を選局するために操作した選局キーKiに対応し
たエリアPi、今の場合は、図11に示すように、選局
キーK0に対応したエリアP0に書き込まれる。
【0059】そして、その後、CPU31の処理はステ
ップ305に進み、このルーチン300を終了する。
【0060】したがって、このルーチン300によれ
ば、選局キーKiにより選局を行った状態で、放送局名
を選択してLCD46に表示させると、その受信周波数
fRXおよび放送局名が対応する地域コードTKCDが、操作
した選局キーKiに対応したエリアPiに登録されること
になる。
【0061】[プリセット受信]これは、選局キーK0
〜K9を使用して選局を行う場合である。
【0062】すなわち、選局キーK0〜K9のうちの任意
のキーKiを押すと、CPU31の処理が、プリセット
受信選局ルーチン400のステップ401からスタート
し、次にステップ402において、プリセットテーブル
PSTBLのエリアP0〜P9のうち、押されたキーKiに対応
するエリアPiから分周比Nが読み出され、これがPL
L20の可変分周回路22にセットされる。したがっ
て、この時点から選局キーPiにセットされている放送
局を受信できることになる。
【0063】続いて、CPU31の処理はステップ40
3に進み、このステップ403において、プリセットテ
ーブルPSTBLのエリアP0〜P9のうち、押されたキーKi
に対応するエリアPiから分周比Nと、地域コードTKCD
とが読み出され、これらデータN、TKCDを使用して放送
局テーブルFMTBLが参照され、データN、TKCDが対応す
る放送局名のデータFMNMが取り出される。
【0064】例えば、読み出されたデータN、TKCDが、
N=657、TKCD=36であれば、これには、図11のプリ
セットテーブルFMTBLにおいて、「広島FM」のデータF
MNMが該当するので、この「広島FM」の文字コードが
データFMNMとして取り出される。
【0065】そして、この取り出された放送局名のデー
タFMNMがコントローラ44に供給され、したがって、L
CD46には、図13に示すように、「広島FM」の文
字が表示される。
【0066】こうして、選局キーPiを押すと、そのキ
ーPiに登録されている放送局が選局されるとともに、
その放送局名がLCD46に表示される。
【0067】[登録されていない放送局の選局]これ
は、プリセットテーブルPSTBLに登録されていない放送
局を選局する場合である。
【0068】そして、この場合には、任意の放送局を選
局している状態で、キーK+あるいはK-を、ごく短い期
間だけ押す。すると、キーK+あるいはK-を押すごと
に、分周回路22の分周比Nが「1」ずつインクリメン
トあるいはディクリメントされ、受信周波数fRXが100
kHzステップで上昇あるいは下降していく。したがっ
て、キーK+あるいはK-を短く押すことにより、受信周
波数fRXを任意の周波数とすることができる。
【0069】また、キーK+あるいはK-を、例えば1秒
以上押し続けていると、分周回路22の分周比Nが
「1」ずつ連続的にインクリメントあるいはディクリメ
ントされ、受信周波数fRXが100kHzステップで連続し
て上昇あるいは下降していく。すなわち、スキャンが行
われる。
【0070】そして、ある受信周波数fRXがある周波数
になったとき、放送を受信できたとすれば、そのとき、
検出信号S19が“H”レベルになるが、これがCPU3
1により検出され、その受信周波数でスキャンは停止
し、以後、その周波数の受信状態となる。
【0071】こうして、キーK+あるいはK-を押すと、
任意の周波数を選択あるいは受信することができる。
【0072】[まとめ]上述の受信機によれば、プリセ
ットした受信周波数に対して、地域を選択するだけで、
プリセット受信時、放送局の局名を自動的に表示するこ
とができる。また、受信周波数と放送局との対応を知ら
なくても、放送局の局名を表示することができる。さら
に、複雑な文字入力が設けなくても、放送局名を表示す
ることができる。
【0073】
【発明の効果】この発明によれば、選局キーを押すと、
その選局キーにセットされている周波数のデータにより
選局が行われるとともに、その周波数のデータと、地域
のデータとにより放送局名のデータが選択され、この選
択されたデータにより放送局名を表示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】データテーブルの一例を示す図である。
【図3】データテーブルの一例を示す図である。
【図4】データテーブルの一例を示す図である。
【図5】この発明の一部の一例を示すフローチャートで
ある。
【図6】データテーブルの一例を示す図である。
【図7】表示例を示す図である。
【図8】この発明の一部の一例を示すフローチャートで
ある。
【図9】この発明の一部の一例を示すフローチャートで
ある。
【図10】表示例を示す図である。
【図11】データテーブルの一例を示す図である。
【図12】この発明の一部の一例を示すフローチャート
である。
【図13】表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 受信回路 12 アンテナ同調回路 14 ミキサ回路 15 中間周波アンプ 16 FM復調回路 20 PLL 21 VCO 22 可変分周回路 30 マイクロコンピュータ 31 CPU 32 ROM 33 メモリ 44 ディスプレイコントローラ 46 LCD 100 オートプリセットルーチン 200 マニュアルプリセットルーチン 300 地域名登録ルーチン 400 プリセット受信ルーチン K+ アップキー K- ダウンキー K0〜K9 選局キー KAP オートプリセットキー KENT エンターキー TKTBL 地域テーブル FMTBL 放送局テーブル PSTBL プリセットテーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PLLの出力信号により受信信号の周波数
    変換を行うとともに、 上記PLLにおける可変分周回路の分周比を変更するこ
    とにより、受信周波数を変更するようにしたシンセサイ
    ザ受信機において、 地域を示すデータと、その地域で受信できる放送局の周
    波数のデータと、その放送局の局名のデータとのテーブ
    ルと、 上記地域を示すデータと、上記周波数のデータとがアク
    セスされるメモリと、 表示素子とを有し、 第1のキー操作を行ったとき、現在の受信地で受信でき
    る放送の周波数のデータが上記メモリに書き込まれ、 第2のキー操作を行ったとき、上記地域を示すデータが
    選択されて上記メモリに書き込まれ、 選局キーの操作を行ったとき、上記メモリに書き込まれ
    ている周波数のデータにしたがって、上記受信周波数が
    変更されるとともに、 上記メモリに書き込まれている周波数のデータおよび地
    域を示すデータを使用して上記テーブルを参照すること
    により、上記メモリに書き込まれている周波数のデータ
    および地域を示すデータに対応する放送局の局名のデー
    タが読み出され、 この読み出された局名のデータにより上記表示素子に、
    上記変更された受信周波数の放送局の局名が表示される
    ようにしたシンセサイザ受信機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のシンセサイザ受信機にお
    いて、 第3のキー操作を行ったとき、任意の受信周波数につい
    て、その周波数のデータが上記メモリに書き込まれ、 第4のキー操作を行ったとき、第3のキー操作により書
    き込まれたデータの示す周波数が対応する放送局の局名
    が、上記表示素子に順に表示され、 その表示を確定したとき、その表示を確定したときの放
    送局に対応する地域を示すデータが選択されて上記メモ
    リに書き込まれるようにしたシンセサイザ受信機。
JP10910895A 1995-04-10 1995-04-10 シンセサイザ受信機 Pending JPH08288795A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (10)

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US8934375B2 (en) 2000-12-15 2015-01-13 Adaptix, Inc. OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading
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