JPH09148889A - 受信機 - Google Patents

受信機

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Publication number
JPH09148889A
JPH09148889A JP23723196A JP23723196A JPH09148889A JP H09148889 A JPH09148889 A JP H09148889A JP 23723196 A JP23723196 A JP 23723196A JP 23723196 A JP23723196 A JP 23723196A JP H09148889 A JPH09148889 A JP H09148889A
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JP
Japan
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data
frequency
station
preset
area
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JP23723196A
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English (en)
Inventor
Shinichi Shioda
真市 塩田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エリアコールによるプリセット時、データテ
ーブルに用意されていない放送局もプリセットできるよ
うにする。 【解決手段】 分割されたエリアごとに、そのエリアで
受信することのできる最大公約数の放送局の周波数のデ
ータを有するデータテーブルを設ける。プリセット時、
受信周波数帯をスキャンする。このスキャン中に放送波
信号SRXを検出したときには、このときの受信周波数f
RXが、データテーブルの周波数のデータに含まれている
かどうかを判別する。この判別の結果、含まれていると
きには、このとき受信している放送局を選局キーにプリ
セットする。判別の結果、含まれていないときには、選
局キーに余裕があるかどうかチェックする。このチェッ
クの結果、余裕があるときには、このとき受信している
放送局を選局キーにプリセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリセット機能
を有する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、PLLを使用したシンセサイザ
方式の受信機は、受信周波数を選局キーにプリセットし
ておくことができ、選局キーを押すと、その押されたキ
ーにプリセットされている周波数の放送局を選局できる
ようにされている。
【0003】この場合、そのプリセットは、受信周波数
のデータ、例えばPLLの可変分周回路の分周比を、選
局キーに対応したメモリのアドレスに書き込んでおくも
のである。また、選局は、押された選局キーに対応した
アドレスから分周比を読み出し、これを可変分周回路に
セットすることにより、実現している。
【0004】そして、分周比をプリセット用のメモリに
書き込む方法として、エリアコールと呼ばれる方法があ
る。これは、例えば日本全国がいくつかのエリア(地
域)に分割され、そのエリアを選択すると、そのエリア
で受信できる周波数のデータがROMのデータベースか
ら読み出されてプリセット用のメモリに書き込まれるも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、東
京の東南部では、「NHK横浜」を受信できるが、「F
M山梨」は受信できない。しかし、東京の西部では、逆
に「NHK横浜」は受信できないが、「FM山梨」は受
信できる。
【0006】したがって、例えば、日本全国を都道府県
単位でエリアに分割し、エリア「東京」の周波数のデー
タとして、東京のどこにおいても受信できる放送局の周
波数のデータだけを、ROMのデータベースに用意して
おく場合には、東京の東南部では、受信できるはずの
「NHK横浜」を聴くことができず、東京の西部では、
受信できるはずの「FM山梨」を聴くことができない。
【0007】このように、分割したエリアのどこにおい
ても受信できる放送局の周波数のデータだけを、そのエ
リアの周波数のデータとして、データベースに用意して
おく場合には、そのエリアの境界付近に住んでいるユー
ザは、その隣接県の放送局を、受信できるはずなのに聴
くことができなくなってしまう。
【0008】一方、エリア「東京」の周波数のデータと
して、東京のどこかで受信できる放送局の周波数のデー
タを、データベースに用意しておく場合には、東京の東
南部では、受信できない「FM山梨」がプリセットさ
れ、東京の西部では、受信できない「NHK横浜」がプ
リセットされてしまう。そして、このように受信できな
い放送局がプリセットされると、受信できるはずの放送
局がプリセットされる前に、選局キーがすべてプリセッ
トされてしまい、受信できる放送局がプリセットされな
いことがある。
【0009】すなわち、分割したエリアのどこかで受信
できる放送局の周波数のデータを、そのエリアの周波数
のデータとして、データベースに用意しておく場合に
は、受信できない放送局がプリセットされ、受信できる
はずの放送局がプリセットされないことがある。
【0010】このように、データベースにどのように周
波数のデータを用意しても、ユーザが受信機を使用する
場所の地理的条件などによって、プリセットが不適切に
なることがある。
【0011】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、PLLにおいて形成された信号を使用して受信
信号の周波数変換を行うとともに、上記PLLの可変分
周回路の分周比を変更することにより、上記信号の周波
数を変更して受信周波数を変更するようにしたシンセサ
イザ方式の受信機において、放送波信号を受信したと
き、これを検出する検出回路と、複数の選局キーと、デ
ータテーブルと、上記複数の選局キーのそれぞれにデー
タエリアが対応したメモリとを有し、上記データテーブ
ルは、受信機の使用されるエリアが複数のエリアに分割
されたときの、その分割エリアごとに、その分割エリア
で受信することのできる最大公約数の放送局の周波数の
データを有し、プリセット時、上記分周比を変更して上
記信号の周波数を変更することにより、受信周波数帯を
スキャンするとともに、このスキャン中に上記検出回路
が上記放送波信号の検出を示したときには、このときの
受信周波数が、上記データテーブルの上記分割エリアの
うち、あらかじめ選択された分割エリアにおける上記周
波数のデータに含まれているかどうかを判別し、この判
別の結果、含まれているときには、このときの受信周波
数のデータを上記メモリのデータエリアに記憶し、この
記憶により、その記憶されたデータエリアに対応する選
局キーに、このとき受信している放送局をプリセット
し、上記判別の結果、含まれていないときには、上記メ
モリのデータエリアに、上記周波数のデータの含まれて
いる放送局の周波数のデータの記憶されていないデータ
エリアがあるかどうかチェックし、このチェックの結
果、記憶されていないデータエリアがあるときには、こ
の記憶のされていないデータエリアに、このときの受信
周波数のデータを記憶し、この記憶により、その記憶さ
れたデータエリアに対応する選局キーに、このとき受信
している放送局をプリセットするようにした受信機とす
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、この発明をFM受信機に
適用した場合の1つを示す。そして、符号10はシンセ
サイザ方式に構成されたFM受信回路であり、アンテナ
11からの受信信号が、電子同調方式のアンテナ同調回
路12に供給されて目的とする周波数fRXの放送波信号
SRXが取り出される。
【0014】そして、この信号SRXが、高周波アンプ1
3を通じてミキサ回路14に供給されるとともに、VC
O21から周波数fLOが、例えば、 fLO=fRX−fIF〔kHz〕 ・・・ (1) fIFは中間周波数で、例えば、fIF=10.7MHzの発振信
号SLOが取り出され、この信号SLOがミキサ回路14に
局部発振信号として供給され、信号SRXは中間周波信号
SIF(中間周波数fIF)に周波数変換される。
【0015】さらに、この中間周波信号SIFが、中間周
波フィルタおよびアンプを有する中間周波回路15を通
じてFM復調回路16に供給されてオーディオ信号が復
調され、この信号がアンプ17を通じてスピーカ18に
供給される。
【0016】そして、このとき、VCO21は、回路2
2〜25とともに、PLL20を構成している。すなわ
ち、VCO21からの信号SLOが、可変分周回路22に
供給されて1/Nの周波数に分周され、この分周信号が
位相比較回路23に供給されるとともに、発振回路24
から基準周波数、例えば周波数100kHzの発振信号が取
り出され、この発振信号が比較回路23に供給され、そ
の比較出力がローパスフィルタ25を通じてVCO21
にその制御電圧として供給される。また、フィルタ25
の出力電圧が、同調回路12に選局電圧として供給され
る。
【0017】したがって、定常状態においては、分周回
路22からの分周信号と、発振回路24の発振信号とは
周波数が等しいので、このときの発振信号SLOの周波数
fLOは、 fLO=N×0.1〔MHz〕 ・・・ (2) となり、(1)、(2)式から fRX=fLO+fIF =N×0.1+10.7〔MHz〕 ・・・ (3) となる。
【0018】したがって、分周比Nを、653〜793の間に
おいて「1」ずつ変化させれば、局部発振周波数fLO
が、65.3MHz〜79.3MHzの間を100kHzの間隔で変化す
るので、受信周波数fRXは、76.0MHz〜90.0MHzの周波
数帯を100kHzの周波数ステップで、かつ、分周比Nに
対応して変化することになる。
【0019】さらに、中間周波回路15からの中間周波
信号SIFの一部が検出回路31に供給され、検出回路3
1からは、放送波信号SRXの受信レベルに対応してレベ
ルの変化する直流信号S31、すなわち、放送波信号SRX
の受信レベルの検出信号S31が取り出される。そして、
この検出信号S31が、A/Dコンバータ32に供給され
てアナログ検出信号S31からデジタル検出信号S31にA
/D変換される。
【0020】また、復調回路33からの復調出力の一部
が検出回路33に供給され、検出回路33からは、放送
波信号SRXに同調したとき“1”となり、同調していな
いときには“0”となる同調検出信号S33が取り出され
る。
【0021】さらに、この受信機には、システム制御用
として、マイクロコンピュータ40が設けられている。
このマイクロコンピュータ40は、CPU41と、プロ
グラムおよびデータ用のROM42と、ワークエリア用
のRAM43と、プリセット用のメモリ44とを有す
る。そして、メモリ42〜44はシステムバス49を通
じてCPU41に接続される。
【0022】この場合、ROM42には、これに書き込
まれているプログラムの一部として、例えば図2および
図3に示すプリセットルーチン100を有する。このプ
リセットルーチン100の詳細については、後述する
が、このプリセットルーチン100は、エリアコールに
よりプリセットを行うものである。
【0023】さらに、ROM42は、エリアコール用の
周波数データのデータベースとして、例えば図4に示す
ようなデータテーブルDTBLを有する。すなわち、図4の
テーブルDTBLの場合には、日本全国が都道府県を単位と
して47エリアに分割される。
【0024】そして、テーブルDTBLは、その分割された
エリアごとに、そのエリア名を示すデータTIMEIを有す
るとともに、そのエリアごとに、そのエリアのどこにお
いても受信できる放送局、すなわち、そのエリアにおい
て受信できるFM局のうちの最大公約数的な放送局(中
継局を含む)の局名のデータKYOKUを有する。さらに、
テーブルDTBLは、その局名のデータKYOKUごとに、その
放送局の周波数のデータとして分周比Nを有する。
【0025】例えば、東京において受信できる最大公約
数的なFM局は、「放送大学、…、FMヨコハマ」なの
で、エリア「東京」の欄は、これらの放送局の局名のデ
ータと、その分周比Nとを有する なお、テーブルDTBLにおいて、かっこ内の数字は、その
左側に記した分周比Nに対応する周波数fRXを参考のた
めに示すものであり、これはテーブルDTBLに書き込まれ
てはいない。
【0026】また、以下の説明においては、 登録局 :データテーブルDTBLのエリアのうち、プリセ
ットの対象となっているエリアに、局名のデータが登録
されている放送局(テーブルDTBLで、エリア「東京」が
プリセットの対象となっているときであれば、この「東
京」の欄に局名のデータの登録されている局。すなわ
ち、「放送大学、…、FMヨコハマ」) 非登録局:データテーブルDTBLのエリアのうち、プリセ
ットの対象となっているエリアに、局名のデータが登録
されていない放送局(テーブルDTBLで、エリア「東京」
がプリセットの対象となっているときであれば、この
「東京」の欄に登録されていない放送局。すなわち、
「NHK札幌」など) とする。
【0027】さらに、メモリ44は、データの消去およ
び書き込みを電気的に行うことのできるROMとされ、
あるいは、図示はしないが、電池によりバックアップさ
れたRAMとされ、すなわち、メモリ44は不揮発性メ
モリとされ、電源をオフにしたときでも、書き込まれた
データを保持できるようにされている。
【0028】そして、このメモリ44は、例えば図5に
示すように、後述する選局キーK0〜K9の数に対応し
て、例えば10局分のデータエリアA0〜A9を有し、その
データエリアA0〜A9のそれぞれに、その選局キーK0
〜K9にプリセットされる放送局のデータとして、分周
比Nと、その放送局の局名のデータKYOKUと、その放送
局の放送波信号SRXを受信したときの受信レベルを示す
検出信号S31とを記憶できるようにされている。
【0029】さらに、バス49には、ポート51〜53
およびキーインターフェイス回路54が接続される。そ
して、ポート51は分周回路22に接続され、CPU4
1からの分周比Nが、ポート51を通じて分周回路22
にセットされる。また、D/Aコンバータ32からの受
信レベルの検出信号S31がポート52を通じてマイクロ
コンピュータ40に取り込まれるとともに、検出回路3
3からの同調の検出信号S33がポート53を通じてマイ
クロコンピュータ40に取り込まれる。
【0030】さらに、インターフェイス回路54には、
プリセットキーKP、アップキーKU、ダウンキーKDお
よび10局分の選局キーK0〜K9が接続されている。な
お、選局キーK0〜K9は、メモリ44のデータエリアA
0〜A9にそれぞれ対応するものである。さらに、キーK
P〜K9は、いずれもノンロックタイプのプッシュスイッ
チにより構成されている。
【0031】また、バス49には、ディスプレイコント
ローラ55が接続され、このコントローラ55に表示用
のメモリ56が接続されるとともに、表示素子として、
例えばLCD61が接続される。そして、CPU41か
らコントローラ55に表示用のデータが供給されると、
このデータがメモリ56に書き込まれるとともに、この
書き込まれたデータがコントローラ55により繰り返し
読み出されてLCD61に供給され、LCD61には、
コントローラ55に供給されたデータに対応した文字な
どが表示される。
【0032】このような構成において、それぞれの動作
が、マイクロコンピュータ40の処理により以下のよう
に実行される。
【0033】〔通常モード〕これは、普通に放送を受信
しているモードであるが、選局キーK0〜K9を使用して
選局を行うことのできるモードでもある。
【0034】すなわち、任意の放送を受信している状態
のとき、選局キーK0〜K9のうち、目的とする放送局の
プリセットされている選局キーKi(i=0〜9のどれか)
を押すと、メモリ44のデータエリアA0〜A9のうち、
押された選局キーKiに対応するデータエリアAiから、
そこに登録されている分周比Nが読み出される。そし
て、この読み出された分周比Nがポート51を通じて可
変分周回路22にセットされ、以後、受信回路10は、
そのセットされた分周比Nに対応した受信周波数fRXと
なる。
【0035】また、このとき、データエリアAiから、
放送局名のデータKYOKUも読み出され、このデータKYOKU
がコントローラ55に供給されてLCD61にその放送
局名が表示される。さらに、データエリアAiから読み
出された分周比Nが、(3)式にしたがって受信周波数fR
Xを示すデータに変換され、この受信周波数fRXを示す
データがコントローラ55に供給されてLCD61にそ
の受信周波数fRXがデジタル表示される。また、同様に
して、LCD61には、押された選局キーKiの番号i
もデジタル表示される。
【0036】したがって、選局キーKiを押すと、その
選局キーKiにプリセットされている放送局を選局する
ことができる。また、その放送局名や周波数も表示され
る。
【0037】〔プリセットモード〕これは、選局キーK
0〜K9に受信可能な放送局を自動的にプリセットするモ
ードである。
【0038】図6は、そのプリセット時におけるメモリ
44のデータエリアA0〜A9の内容の変化の一例を簡略
化して示すもので、 FM-A、FM-B、FM-C、FM-D:登録局の局名(および局名デ
ータKYOKU) XX-0、XX-1、XX-2 :非登録局の局名(および局名
データKYOKU) とする。なお、非登録局の局名は、例えばその周波数を
示す文字列で代用する。
【0039】そして、プリセットにおけるスキャンが最
低受信周波数76.0MHzからスタートし、そのスキャン中
に、図6Aに示すように、データテーブルDTBLのデータ
エリアA0〜A2に、登録局として、FM-A、FM-B、FM-Cの
局名のデータが登録されているとともに、続くデータエ
リアA3、A4に、非登録局として、XX-1、XX-2の局名の
データが登録されているとする。
【0040】そして、プリセットのためのスキャンが進
み、ある周波数で、登録局を受信でき、その局名がFM-D
であったとする。すると、図6Bに示すように、データ
テーブルDTBLの局名のデータのうち、非登録局の局名の
データXX-1、XX-2がすべて1データエリア分ずつ後ろ
(大きい番号のデータエリア側)にシフトされ、それま
で、先頭の非登録局の局名のデータXX-1が格納されてい
たデータエリアA3は空白とされる(実際には、データ
を転送しても転送元のデータは残るが、ここでは、簡単
のため、空白になるとする)。
【0041】続いて、図6Cに示すように、その空白と
されたデータエリアA3に、今回受信できた登録局の局
名のデータFM-Dが書き込まれる。したがって、この時点
では、テーブルDTBLの前のデータエリアA0〜A3に、登
録局の局名のデータFM-A〜FM-Dが周波数順に登録され、
続くデータエリアA4、A5に、非登録局の局名のデータ
XX-1、XX-2が登録されていることになる。
【0042】そして、以後、登録局を受信するごとに、
以上の処理が繰り返される。ただし、この場合、後述す
るように、局名がチェックされ、局名の等しい登録局
は、受信レベルの高い方の登録局が登録される。
【0043】一方、データテーブルDTBLの内容が図6A
に示す状態にあるとき、ある周波数で、非登録局を受信
でき、その局名がXX-3であるとする。すると、図6Dに
示すように、データテーブルDTBLの局名のデータのう
ち、最後の非登録局の局名のデータXX-2が登録されてい
るデータエリアA4の次のデータエリアA5に、今回受信
できた非登録局の局名のデータXX-3が登録される。
【0044】ただし、このように非登録局の局名のデー
タが新しく登録されるのは、データエリアA0〜A9に空
きがあるときであり、空きがないときには、登録されて
いる非登録局および新しく受信した非登録局のうち、受
信レベルの最も低い非登録局の登録が削除されて、残る
非登録局の登録が有効とされる。また、登録された非登
録局は受信レベルの高い順となるように、すなわち、受
信レベルが高い非登録局ほど、若い番号のデータエリア
となるように、ソートされて登録される。
【0045】この結果、例えば図6Eに示すように、デ
ータエリアA0〜A9のすべてに、登録局の局名のデータ
FM-A〜FM-Gおよび非登録局の局名のデータXX-1〜XX-3が
登録されている状態の場合に、さらに、登録局を受信す
ると、(図6Bと同様に)図6Fに示すように、非登録
局の局名のデータXX-1〜XX-3がシフトされるので、この
とき、受信レベルの最も低い非登録局の局名のデータXX
-3がデータエリアA9から捨てられることになる。
【0046】つまり、データエリアA0〜A9がいっぱい
のときには、非登録局の局名のデータが捨てられて、新
しく受信された登録局の局名のデータが登録される。こ
のとき、その局名のデータの捨てられる非登録局は、受
信レベルが最も低い局である。
【0047】なお、図6においては、局名のデータの動
きだけを示したが、その局名のデータと組になる分周比
Nおよび受信レベルの検出信号S31も一緒に処理され
る。
【0048】そして、以上の処理は、CPU41がプリ
セットルーチン100を実行することにより実現され
る。すなわち、通常モードのとき、プリセットキーKP
を例えば2秒間にわたって押し続けると、これがCPU
41により判別され、CPU41の処理がルーチン10
0のステップ101からスタートし、次にステップ10
2に進む。
【0049】そして、このステップ102においては、
アップキーKUを押すと、その押すごとに、テーブルDTB
Lにおけるエリア名のデータTIMEIが、正順(図4におい
て、上から下に向かう方向)に読み出されるとともに、
その読み出されたエリア名のデータTIMEIがコントロー
ラ55に供給される。したがって、LCD61には、デ
ータTIMEIによるエリア名が、アップキーKUを押すごと
に正順に表示されていく。
【0050】また、ステップ102において、ダウンキ
ーKDを押すと、その押すごとに、データテーブルDTBL
からエリア名のデータTIMEIが、逆順(図4において、
下から上に向かう方向)に読み出されるとともに、その
読み出されたエリア名のデータTIMEIがコントローラ5
5に供給される。したがって、LCD61には、データ
TIMEIによるエリア名が、ダウンキーKDを押すごとに逆
順に表示されていく。
【0051】こうして、キーKUあるいはKDを押すと、
LCD61には、エリア名が順に選択されて表示されて
いくが、現在、自分のいるエリア名が表示されたら、キ
ーKPをわずかの期間だけ押す。すると、そのときLC
D61に表示されているエリア名が確定され、以後、そ
のエリア名の欄にある放送局名のデータKYOKUおよび分
周比Nが以後の処理の対象となる。
【0052】例えば、LCD61に「東京」が表示され
たとき、キーKPを押すと、この「東京」が選択され、
以後、この「東京」の欄にある放送局名のデータKYOKU
および分周比N「放送大学、664」〜「FMヨコハマ、7
40」が、処理の対象となる。
【0053】そして、エリア名が確定されると、処理は
ステップ102からステップ103に進み、このステッ
プ103において、可変分周回路22の分周比Nが、最
小値653にセットされて受信回路10の受信周波数fRX
は最低周波数76.0MHzとされる。また、ポインタ(カウ
ンタ)T、Rが、「0」にクリアされる。なお、 ポインタT:プリセットされた放送局(登録局および非
登録局)の総数 ポインタR:プリセットされた登録局の総数 である。
【0054】続いて、ステップ111において、可変分
周回路22の分周比Nが最大値793を越えたかどうかが
チェックされ、今の場合は、越えていないので、処理は
ステップ111からステップ112に進む。
【0055】そして、このステップ112において、ポ
ート53に供給される同調の検出信号S33をチェックす
ることにより、放送波信号SRXに同調しているかどうか
が判別され、同調していないときには、処理はステップ
112からステップ113に進み、このステップ113
において、可変分周回路22の分周比Nが「1」だけイ
ンクリメントされ、その後、処理はステップ111に戻
る。
【0056】したがって、以後、ステップ111〜11
3が繰り返されるとともに、この繰り返しにより、受信
回路10の受信周波数fRXが、最低周波数から100kHz
ステップで順に上昇していき、すなわち、最低周波数か
らスキャンが開始されたことになる。
【0057】そして、ある周波数で放送波信号SRXに同
調すると、これがステップ112により判別され、処理
はステップ112からステップ121に進む。そして、
このステップ121において、現在受信中の周波数fRX
(分周比N)が、データテーブルDTBLのうち、ステップ
102で選択したエリアに含まれているかどうかがチェ
ックされる。そして、含まれているときには、処理はス
テップ121からステップ122に進み、このステップ
122において、現在受信中の周波数fRXの放送局と同
一名の放送局(中継局)が、データエリアA0〜A9に登
録されているかどうかが判別される。
【0058】この判別は、現在受信中の放送局の局名の
データKYOKU(これは、現在の分周比Nによりデータテ
ーブルDTBLを参照して得ることができる)が、データエ
リアA0〜A9にあるかどうかをチェックすることによ
り、実現することができる。例えば、エリアが「東京」
であって、周波数83.0MHz(分周比723)で放送波信号
SRXを受信したときには、データテーブルDTBLのエリア
「東京」を参照して分周比723を局名のデータ「FMー
FUJI」に変換し、このデータ「FM−FUJI」
を、データエリアA0〜A9の放送局名のデータKYOKUと
比較し、判別すればよい。
【0059】そして、判別の結果、現在受信中の周波数
fRXの放送局と同一名の放送局が、データエリアA0〜
A9に登録されていないときには、処理はステップ12
2からステップ123に進み、このステップ123にお
いて、R>9であるかどうか、すなわち、選局キーK0
〜K9のすべてに登録局がプリセットされたかどうかが
チェックされる。
【0060】そして、R>9ではないときには、すなわ
ち、登録局のプリセットされていない選局キーがあると
きには、処理はステップ123にからステップ124に
進み、このステップ124において、例えば図6Bに示
すように、メモリ44における非登録局のデータのシフ
トが行われる。すなわち、メモリ44のデータエリアA
0〜A9のうち、第(R+1)番目のデータエリアARか
ら第T番目のデータエリアA(T-1)にある非登録局のデ
ータ(分周比N、周波数を示す文字列(放送局名のデー
タの代用)および受信レベルS31)が、1データエリア
分ずつ、大きい番号のデータエリア側に転送される。
【0061】続いて、処理はステップ125に進み、こ
のステップ125において、メモリ44のデータエリア
A0〜A9のうち、第(R+1)番目のデータエリアAR
に、現在受信中の登録局のデータ(現在の分周比N、現
在受信中の登録局の局名のデータKYOKU、現在受信中の
放送波信号SRXの受信レベルを示す検出信号S31)が書
き込まれ、記憶される。したがって、選局キーK0〜K9
のうち、データエリアARに対応する選局キーKRに、現
在受信中の登録局がプリセットされたことになる。
【0062】そして、その後、処理はステップ126に
進み、このステップ126において、ポインタT、Rが
「1」だけインクリメントされ、その後、処理はステッ
プ113に戻る。したがって、以後、ステップ111〜
126が繰り返される。
【0063】こうして、ステップ111〜126によれ
ば、FM放送帯がスキャンされるとともに、データテー
ブルDTBLに用意されている登録局の放送波信号SRXが受
信されると、その登録局が選局キーK0〜K9のうちの1
つに順にプリセットされていく。
【0064】ただし、この場合、新しく受信した登録局
が、すでに選局キーK0〜K9のどれかにプリセットされ
ているときには、すなわち、現在受信中の周波数fRXの
登録局と同一名の登録局のデータが、データエリアA0
〜A9のうちのどれかのデータエリアAx(x=0〜9のど
れか)に登録されているときには、これがステップ12
2において判別され、処理はステップ122からステッ
プ131に進む。
【0065】そして、このステップ131において、A
/Dコンバータ32からの検出信号S31と、データエリ
アAxに記憶されている検出信号S31とを比較すること
により、現在受信中の登録局の受信レベルと、データエ
リアAxに記憶されている登録局の受信レベルとが比較
される。
【0066】そして、現在受信中の登録局の受信レベル
が、データエリアAxに記憶されている登録局の受信レ
ベルよりも高いときには、処理はステップ131からス
テップ132に進み、このステップ132において、現
在受信中の登録局のデータ(現在の分周比N、現在受信
中の登録局の局名のデータKYOKU、現在受信中の放送波
信号SRXの受信レベルを示す検出信号S31)が、データ
エリアAxに上書きされる。そして、その後、処理はス
テップ113に戻る。
【0067】しかし、ステップ131において、現在受
信中の登録局の受信レベルが、データエリアAxに記憶
されている登録局の受信レベルよりも低いときには、処
理はステップ131からステップ113に進む。
【0068】したがって、データエリアAxにデータの
記憶されている登録局と同一名の登録局を受信したとき
には、そのデータエリアAxにデータの記憶されている
登録局と、現在受信した登録局とのうち、受信レベルの
高い方の登録局のデータが、データエリアAxに保持さ
れることになる。
【0069】こうして、選局キーK0〜K9のどれかにプ
リセットされている登録局を受信したときには、そのプ
リセットされている登録局と、現在受信した登録局との
うち、受信レベルの高いほうの登録局がプリセットされ
ることになる。
【0070】また、ステップ123において、R>9の
ときには、選局キーK0〜K9のすべてに登録局がプリセ
ットがされている場合なので、処理はステップ123か
らステップ113に進み、ステップ124〜126を無
視してスキャンが続行される。なお、このように選局キ
ーK0〜K9のすべてに登録局がプリセットがされている
のに、スキャンを続行するのは、ステップ131、13
2を有効にするためである。
【0071】一方、スキャンが行われている場合に、あ
る周波数fRXで放送波信号SRXを受信できたが、その周
波数fRXがデータテーブルDTBLの対象となるエリアに登
録されていないときには、すなわち、非登録局が受信さ
れたときには、処理はステップ121からステップ14
1に進む。そして、このステップ141において、R>
9であるかどうか、すなわち、選局キーK0〜K9のすべ
てに登録局がプリセットされているかどうかがチェック
される。
【0072】そして、R>9のときには、選局キーK0
〜K9のすべてに登録局がプリセットされているときな
ので、処理はステップ141からステップ113に戻
る。したがって、R>9の場合には、非登録局を受信で
きても、これは無視され、FM放送帯のスキャンが続行
される。
【0073】しかし、ステップ141において、R>9
ではないときには、すなわち、選局キーK0〜K9に、登
録局のプリセットされていない選局キーがあるときに
は、処理はステップ141にからステップ142に進
む。そして、このステップ142において、T>9であ
るかどうか、すなわち、選局キーK0〜K9のすべてに登
録局あるいは非登録局がプリセットされているかどうか
がチェックされる。
【0074】そして、T>9ではないときには、すなわ
ち、登録局あるいは非登録局のプリセットされていない
選局キーがあるときには、処理はステップ142からス
テップ143に進む。そして、このステップ143にお
いて、例えば図6Dに示すように、メモリ44のデータ
エリアA0〜A9のうち、第(T+1)番目のデータエリ
アATに現在の非登録局のデータ(分周比N、周波数を
示す文字列のデータ(放送局名のデータの代用)、受信
レベルS31)が書き込まれ、記憶される。
【0075】続いて、処理はステップ144に進み、こ
のステップ144において、データエリアA0〜A9のデ
ータのうち、非登録局のデータ、すなわち、第(R+
1)番目のデータエリアARから第(T+1)番目のデ
ータエリアATまでのデータが、検出信号S31の示す受
信レベルの高い順となるように、すなわち、受信レベル
の高い非登録局のデータほど、若い番号のデータエリア
となるように、ソートされ、そのソート結果が、もとの
データエリアAR〜ATに書き込まれる。
【0076】したがって、選局キーK0〜K9のうち、デ
ータエリアAR〜ATのどれかに対応する選局キーに、現
在受信中の非登録局がプリセットされたことになる。ま
た、このとき、データエリアATには、受信レベルの最
も低い非登録局のデータが登録されていることになる。
【0077】そして、次に、処理はステップ145に進
み、このステップ145において、ポインタTが「1」
だけインクリメントされ、その後、処理はステップ11
3に戻る。したがって、以後、FM放送帯のスキャン続
行される。
【0078】こうして、選局キーK0〜K9に登録局およ
び非登録局がプリセットされていない選局キーがあると
きには、非登録局が受信されたと、これがプリセットさ
れる。また、そのとき、プリセットの行われている選局
キーのうち、番号の最も大きい選局キーには、受信レベ
ルの最も低い非登録局がプリセットされることになる。
【0079】さらに、スキャンにしたがって、選局キー
K0〜K9のすべてに、放送局がプリセットされるととも
に、登録局と非登録局との両方がプリセットされたとき
には、R>9、T>9となる。すると、この状態で、次
に非登録局が受信されると、処理はステップ142から
ステップ151に進み、このステップ151において、
データエリアA0〜A9のうちの第T番目のデータエリア
A(T-1)に記憶されている非登録局の受信レベルS31、
すなわち、最も受信レベルの低い放送局の受信レベルS
31と、現在受信中の非登録局の受信レベルS31とが比較
される。
【0080】そして、現在受信中の非登録局の受信レベ
ルS31が、データエリアA(T-1)に記憶されている非登
録局の受信レベルS31よりも高いときには、処理はステ
ップ151からステップ152に進む。そして、このス
テップ152において、データエリアA(T-1)に、現在
受信中の非登録局のデータ(分周比N、周波数を示す文
字列のデータ、受信レベルS31)が上書きされて記憶さ
れる。
【0081】続いて、処理はステップ153に進み、こ
のステップ153において、データエリアA0〜A9のデ
ータのうち、非登録局のデータ、すなわち、第(R+
1)番目のデータエリアARから第T番目のデータエリ
アA(T-1)までのデータが、検出信号S31の示す受信レ
ベルの高い順となるように、すなわち、受信レベルの高
い非登録局のデータほど、若い番号のデータエリアとな
るように、ソートされ、そのソート結果が、もとのデー
タエリアAR〜A(T-1)に書き込まれる。そして、その
後、処理はステップ113に戻る。
【0082】また、ステップ151において、現在受信
中の非登録局の受信レベルS31が、データエリアA(T-
1)に記憶されている非登録局の受信レベルS31よりも低
いときには、処理はステップ151からステップ15
2、153をスキップしてステップ113に戻る。
【0083】こうして、選局キーK0〜K9のすべてに登
録局および非登録局がプリセットされている場合に、非
登録局を受信したときには、この受信した非登録局と、
選局キーに登録されている非登録局とのうち、最も受信
レベルの低い非登録局を除くようにプリセットが行われ
る。
【0084】以上のようにして、登録局あるいは非登録
局がプリセットされつつFM放送帯がスキャンされ、最
高周波数90MHzまでスキャンが行われると、このとき、
ステップ113により分周比Nが最大値793を越えると
ともに、これがステップ111により判別され、処理は
ステップ111からステップ161に進み、このルーチ
ン100を終了する。
【0085】〔まとめ〕上述のように、図1のFM受信
機によれば、エリアコールにより選局キーK0〜K9のプ
リセットが行われるが、この場合、ステップ143、1
52により、データテーブルDTBLの対象となるエリアに
データの登録されていない放送局(非登録局)も、プリ
セットすることができる。
【0086】そして、そのとき、ステップ124、12
5により、データテーブルDTBLの対象となるエリアに、
データの登録されている放送局(登録局)は、登録され
ていない放送局(非登録局)に対して、優先的にプリセ
ットすることができる。
【0087】すなわち、結果として、登録局がプリセッ
トされ、それでも、選局キーK0〜K9に余裕があれば、
非登録局がプリセットされることになる。そして、その
とき、登録局は、中継局が重複してプリセットされるこ
とがなく、非登録局は、受信レベルの高いものが優先的
にプリセットされる。しかも、そのようなプリセットを
1回のスキャンで実現することができる。
【0088】さらに、以上のことにより、デッキタイプ
(据え置き型)の受信機の本来あるべき姿のエリアコー
ル機能を実現することができる。
【0089】なお、上述においては、プリセットキーK
Pを例えば2秒間押し続けると、プリセットモードにな
るとしたが、例えば、LCD61にメニューを表示し、
このメニューからプリセットモードを選択して実行する
ようにもできる。また、ステップ102におけるエリア
の選択なども、アップキーKUおよびダウンキーKDに代
わってロータリーエンコーダにより行うこともできる。
【0090】さらに、上述においては、登録局および非
登録局がプリセットされるとき、ステップ125、14
3などにおいて、データがデータエリアA0〜A9に直接
書き込まれるとしたが、RAM43に対して書き込まれ
るようにし、ステップ161でルーチン100を終了す
る直前に、RAM43に書き込んだデータのうち、分周
比Nおよび放送局名のデータKYOKUをデータエリアA0〜
A9に転送すれば、メモリ44に受信レベルS31のエリ
アを用意する必要がなくなる。
【0091】また、上述においては、同一内容の放送局
が複数局ある場合には、検出信号S31およびステップ1
31により、受信レベルの高い方の放送局を選局キーに
プリセットするようにしたが、マルチパスなどもチェッ
クし、受信状態のより良好な放送局をプリセットするこ
ともできる。また、検出回路33を省略し、検出信号S
31を使用して同調の検出を行うこともできる。
【0092】さらに、上述においては、受信回路10が
FM放送を受信する場合であるが、AM放送あるいはテ
レビ放送を受信する場合も、同様に構成することができ
る。
【0093】
【発明の効果】この発明によれば、エリアコールにより
選局キーのプリセットを行うことができるとともに、そ
の場合、データテーブルの対象となるエリアにデータの
登録されていない放送局も、プリセットすることができ
る。そして、そのとき、データテーブルの対象となるエ
リアに、データの登録されている放送局は、登録されて
いない放送局に対して、優先的にプリセットすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明の一形態の一部を示すフローチャート
である。
【図3】図2の続きの一形態を示すフローチャートであ
る。
【図4】データテーブルの一形態を示す図である。
【図5】メモリの一形態を示す図である。
【図6】この発明の動作の概要を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10=受信回路、14=ミキサ回路、15=中間周波回
路、16=FM復調回路、20=PLL、21=VC
O、22=可変分周回路、31=検出回路(受信レベル
用)、33=検出回路(同調用)、40=マイクロコン
ピュータ、41=CPU、42=ROM(プログラムお
よびデータ用)、44=メモリ(プリセット用)、55
=ディスプレイコントローラ、61=LCD、100=
プリセットルーチン、KP〜K9=操作キー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PLLにおいて形成された信号を使用して
    受信信号の周波数変換を行うとともに、上記PLLの可
    変分周回路の分周比を変更することにより、上記信号の
    周波数を変更して受信周波数を変更するようにしたシン
    セサイザ方式の受信機において、 放送波信号を受信したとき、これを検出する検出回路
    と、 複数の選局キーと、 データテーブルと、 上記複数の選局キーのそれぞれにデータエリアが対応し
    たメモリとを有し、 上記データテーブルは、 受信機の使用されるエリアが複数のエリアに分割された
    ときの、その分割エリアごとに、その分割エリアで受信
    することのできる最大公約数の放送局の周波数のデータ
    を有し、 プリセット時、上記分周比を変更して上記信号の周波数
    を変更することにより、受信周波数帯をスキャンすると
    ともに、 このスキャン中に上記検出回路が上記放送波信号の検出
    を示したときには、このときの受信周波数が、上記デー
    タテーブルの上記分割エリアのうち、あらかじめ選択さ
    れた分割エリアにおける上記周波数のデータに含まれて
    いるかどうかを判別し、 この判別の結果、含まれているときには、このときの受
    信周波数のデータを上記メモリのデータエリアに記憶
    し、 この記憶により、その記憶されたデータエリアに対応す
    る選局キーに、このとき受信している放送局をプリセッ
    トし、 上記判別の結果、含まれていないときには、上記メモリ
    のデータエリアに、上記周波数のデータの含まれている
    放送局の周波数のデータの記憶されていないデータエリ
    アがあるかどうかチェックし、 このチェックの結果、記憶されていないデータエリアが
    あるときには、この記憶のされていないデータエリア
    に、このときの受信周波数のデータを記憶し、 この記憶により、その記憶されたデータエリアに対応す
    る選局キーに、このとき受信している放送局をプリセッ
    トするようにした受信機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の受信機において、 上記データテーブルは、 上記周波数のデータと、 その周波数の放送局を示すデータとを有し、 プリセット時、上記分周比を変更して上記信号の周波数
    を変更することにより、受信周波数帯をスキャンすると
    ともに、 このスキャン中に上記検出回路が上記放送波信号の検出
    を示したときには、このときの受信周波数が、上記デー
    タテーブルの上記分割エリアのうち、あらかじめ選択さ
    れた分割エリアにおける上記周波数のデータに含まれて
    いるかどうかを判別し、 この判別の結果、含まれているときには、上記メモリの
    データエリアをチェックして、このとき受信している放
    送局と同一名の放送局が上記選局キーにプリセットされ
    ているかどうかを判別し、 この判別の結果、上記同一名の放送局が上記選局キーに
    プリセットされていないときには、このときの受信周波
    数のデータを上記メモリのデータエリアに記憶し、 この記憶により。その記憶されたデータエリアに対応す
    る選局キーに、このとき受信している放送局をプリセッ
    トするようにした受信機。
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