JPH0683031B2 - 車載用放送受信システム - Google Patents

車載用放送受信システム

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JPH0683031B2
JPH0683031B2 JP61206385A JP20638586A JPH0683031B2 JP H0683031 B2 JPH0683031 B2 JP H0683031B2 JP 61206385 A JP61206385 A JP 61206385A JP 20638586 A JP20638586 A JP 20638586A JP H0683031 B2 JPH0683031 B2 JP H0683031B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は車載用放送受信システムに係り、とくに道路地
図を見ながら広範囲に移動する車両の放送受信システム
に関する。
<従来の技術> 従来から、AM放送やFM放送などの車載用放送受信システ
ムにおいて、ツマミを回転操作することなくワンタッチ
で希望放送局の選局が行えるようにしたマイコン制御の
シンセサイザチューナがある。
具体的に述べると従来のシンセサイザチューナは第19図
に示す如く、電子同調式フロントエンド10の入力側にア
ンテナ12、出力側にIFアンプ/デテクタ14が接続される
と共に、局部発振周波数や同調周波数制御用のコントロ
ーラ16が接続されている。電子同調式フロントエンド10
はアンテナ同調回路、RFアンプ、局部発振回路、混合回
路を有し、コントローラ16より出力される電圧(バラク
タ電圧)で容量が変化するバリキャップにより同調周波
数や局部発振周波数が制御される。尚、フロントエンド
は図示しないがAM,FMそれぞれに設けられている。コン
トローラ16はPLL回路を含むマイクロコンピュータで構
成されており、このコントローラ16には、プリセット受
信用の周波数データを記憶できる内部メモリ18と、コン
トローラ16に対し、掃引受信を行うためアップ/ダウン
の掃引指令及び掃引停止指令操作,プリセット受信を行
うためのチャンネル別周波数設定操作及び選択指令操
作,受信感度が悪化したとき他の感度良好な局を自動的
に選局するための自動選局指令操作等を行う操作部20
と、受信周波数等の表示を行う表示部22とが接続されて
いる。
ここで、使用者によりAM/FM切替指令と掃引指令が与え
られると、コントローラ16はAM/FM切替信号を出力して
所定の電子同調式フロントエンドを選択すると共に、PL
L回路から電圧が徐々に上昇(又は下降)するバラクタ
電圧を出力し電子同調式フロントエンド10での受信周波
数を徐々に上昇(又は下降)させる。またコントローラ
16は刻々変化する受信周波数データを表示部22に表示す
る。
そして、受信周波数が放送局周波数と一致したとき、IF
アンプ/デテクタ14から出力される所定レベルを越えた
ことを表わす感度情報に付勢されてコントローラ16はPL
L回路をロック状態にし、バラクタ電圧の変化を止め受
信周波数を一定とする。
表示部22の表示周波数を見た使用者が希望局でないと判
断し何らの操作も行わないと、所定時間経過後PLL回路
のロック状態が解除され再びバラクタ電圧の上昇(又は
下降)が始まり受信周波数が上昇(下降)される。
これに対し、PLL回路が一旦ロックした後、所定時間内
に表示部22の表示を見て希望局に一致すると判断した使
用者により掃引停止指令が与えられるとコントローラ16
はPLL回路のロック状態を続行し当該局に受信周波数を
固定する。これにより希望局に聴取が可能となる。
これとは別に、予め操作部20を用いてチャンネル別に複
数の放送局の周波数が内部メモリ18にセットされている
場合、使用者によりチャンネルの選択指令が与えられる
と、コントローラ16は該チャンネルに応じた周波数デー
タを内部メモリ18から読出し、PLL回路を制御して所定
のバラクタ電圧を出力して電子同調式フロントエンド10
の受信周波数を当該チャンネルが示す放送局に同調させ
る。従って極めて簡単に希望局を選局できる。
また、予め使用者により自動選局指令が与えられている
場合であって既に或る放送局を受信している状態に於
て、車両が山間部等の電界強度の弱い領域に入り1Fアン
プ/デテクタ14から所定レベルを下回ったことを表わす
感度情報が出力されると該感度情報に付勢されてコント
ローラ16は自動的にPLL回路のロック状態を解除しバラ
クタ電圧を上昇(又は下降)させて受信周波数を上昇
(又は下降)させ他の電界強度の強い放送局を探し、所
定レベルを上回る感度情報が入力されたところで受信周
波数をロックする。これにより、ラジオ音が途切れるの
を防ぐことができる。
<発明が解決しようとする問題点> ところで、前記掃引受信にあっては、使用者が放送局と
周波数の対応を覚えていなでればならないとともに、表
示部に表われる周波数を見ながら操作する必要があるの
で手間が掛かり、運転上危険であった。そこで、安全運
転の確保等のため使用者は専らプリセット受信を利用す
るようにしている。しかし、広範な地域を移動する車両
の場合、出発地で複数の放送局の周波数情報をプリセッ
トしても、プリセットした放送局の放送エリアを外れて
しまうと最早前記プリセット受信は使用出来ず、従って
止むなく掃引受信で好みの放送内容を有する局を探さざ
るを得なかった。そして、かかる掃引受信では前述の通
り安全運転上好ましくなく、しかも移動後の場所では好
みの内容を放送している局の周波数が不明な場合が多く
選局に手間が掛かり、又選局の煩わしさを嫌ってそれま
で聴取していた内容とは全く無関係な放送の受信で我慢
することがあった。
更に、前記自動選局受信では、感度情報に従い機械的に
自動選局するので、例えばフォーク音楽を聞いていたと
ころ突然料理番組に変わる等、前後の放送内容が全く関
連しない受信となることがあり、再度、手で掃引受信に
切替え好みの放送内容の局を探さなければならなかっ
た。
これ等の欠点は、局数が少なくどの局も同様な放送内容
を有しているときにはそれほど問題にならないが、局数
の増加に伴って欧米のように各局が自局の特徴を出すた
め専門化し、1日中同じような内容の放送を行うように
なって来ると、上述したように満足な対応が出来ないと
いる問題が起きる。
本発明はかかる従来技術の欠点に鑑みなされたもので、
車両が広範囲の地域を移動しても、聴取を希望する放送
内容を有する局の受信を簡単な操作で行える車載用放送
受信システムを提供することを、その目的とする。
本発明の別の目的は、簡単な操作で現在受信中の放送内
容と同一内容の放送を行っている他の局に同調受信でき
る車載用放送受信システムを提供することである。
本発明の更に別の目的は、受信感度が低下した時、自動
的に現在受信中の放送内容と同一内容の放送を行ってい
る他の局であって受信感度が良好な局に同調受信できる
車載用放送受信システムを提供することである。
本発明の他の目的は現在受信中の放送局名または受信周
波数に加えて受信放送局が属する領域名、放送内容名を
表示できる車載用放送受信システムを提供することであ
る。
<問題点を解決するための手段> 第1図は本発明の一実施例に係る車載用放送受信システ
ムを示す全体構成図であり、図中、36は電子同調式フロ
ントエンド、38は受信感度が所定レベル以上か否かを表
す感度情報を発生する機能を備えたIFアンプ/デテク
タ、40は同調制御を行うコントローラ、42は操作部、50
〜56は複数に分割した地理上の領域別に設けられ、該領
域に放送サービスエリアが入る放送の周波数コード,放
送内容コードを含む放送データを記憶したICカードであ
る。
<作用> 車両が地理上で分割した或る領域を移動しているとき
に、例えば音楽放送を聴取したくなったとき、地図帳な
どで確認した車両現在地に対応するICカード、例えばIC
カード50を選択しコントローラ40にデータ授受可能とな
るように結合する。
次に、操作部42から音楽指定要求をコントローラ40に与
えると、コントローラ40はICカード50に記憶された放送
データの中から放送内容コードが音楽を表わしているも
のを抽出し、この内の1つの局に係る周波数を得、更に
この周波数に相当する同調制御信号を発生して電子同調
式フロントエンド36に出力する。
この電子同調式フロントエンド36は同調制御信号に基づ
いて前記1つの局に受信周波数を同調させ、主に音楽を
放送内容としている局の放送受信状態となる。
ここで、当該1つの局の放送内容が好みの曲目でなく操
作部42から局変更要求をコントローラ40に与えた場合、
コトローラ40はICカード50から抽出した、放送内容コー
ドが音楽を表わしている放送データの中からそれまで受
信していた局とは異なる他の1つの局に係る周波数を
得、この周波数に相当する同調制御信号を発生して電子
同調式フロントエンド36に出力する。
電子同調式フロントエンド36は変更された同調制御信号
に基づいて当該他の1つの局に受信周波数を同調させ
る。これにより、放送内容が主に音楽である他局に切替
わり、好みの曲目を聴取できるようになる。
尚、車両の移動で今までとは違う地理上の領域に入った
ことが地図帳などで判ったとき、コントローラ40と結合
させるICカードをこの領域に対応する例えばICカード52
と交換したのち前述と同様に処理すればよい。
又、IFアンプ/デテクタ38が出力する感度情報に基づい
て受信感度が低下したことを認識すると、コントローラ
40は、自動的に現在受信中の放送内容と同一内容の放送
を行っている他の局であって受信感度が良好な局に同調
受信させる。このようにすれば、常に良好な所望の放送
内容の受聴を楽しむことができる。更に、現在受信中の
放送局名または受信周波数に加えて受信放送局が属する
領域名、放送内容名を表示する。このようにすれば、ド
ライバは容易に現在の受信状況を認識でき、操作性能を
向上できる。
<実施例> 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明に係る車載用放送受信システムの全体ブ
ロック図である。第1図に於て、車載用放送受信システ
ムは、アンテナ30と接続された受信機本体32と、複数の
ICカード50〜56とから成る。受信機本体32はAM/FM両用
のシンセサイザチューナを有しており(一方のチューナ
のみ示している)、このシンセサイザチューナの構成を
略述すると、同調制御信号を受けて電気的な同調動作を
行う電子同調式フロントエンド36がアンテナ30に接続さ
れており、この電子同調式フロントエンド36の出力側に
IFアンプ/デテクタ38が接続されている。IFアンプ/デ
テクタ38は受信感度が所定レベル以上か否かを表わす感
度情報を発生する機能も有している。
又、電子同調式フロントエンド36には選局を行わせるた
めの同調制御信号を出力するコントローラ40が接続され
ている。コントローラ40は図示しないPLL回路,マイク
ロコンピュータを含んでいる。このコントローラ40に
は、使用者が選曲に必要な指令を与えるための操作部4
2,受信動作状態を表示するための表示部44,ICカード50
〜56のメモリ60〜66に記憶されたデータを読出すカード
リーダ46,ICカード50〜56から読出したデータを記憶す
るための内部メモリ48が接続されている。
内部メモリ48は、第19図に示す従来の内部メモリ18より
記憶容量が増大されている。
コントローラ40はマイクロコンピュータに内蔵された所
定のプログラムに従い使用者の指示に応じた選局制御動
作を行う。即ち操作部42からの指令の読取り、外部メモ
リとしてのICカード50〜56からのデータの読取り、内部
メモリ48へのデータの書込み及び内部メモリ48からのデ
ータの読出し、IFアンプ/デテクタ38からの感度情報の
読取り、電子同調式フロントエンド36への同調制御信号
出力、表示部44への表示情報出力などを行う。尚、コン
トローラ40の動作については後に詳述する。
ICカード50〜56は、地理上の複数の分割領域に対応して
設けられている。具体的には広範な車両の移動範囲をカ
バーする走行案内用の一枚の全体地図例えば日本全体地
図を東京・神奈川・静岡等の県別などにより複数の領域
に分割し、各分割領域に対応してICカードが設けられて
いる。尚、第2図の実施例では簡単のため全体地図100
を4つの領域に分割し、各分割領域R00,R01,R10,R11
領域コードを付している。実際には、車内では全体地図
100の代わりに、第3図に示す如く、全体図を上述のよ
うに4つに分割し各R00〜R11領域を各頁に載せた地図帳
102が用いられる。尚、第4図に示す如く、各ICカード5
0A〜56Aの表面に客体応するR00〜R11領域の地図を印刷
してもよい。
各領域コードには、各々第5図に示す如く領域名が対応
付けされている。
各ICカード50〜56のメモリ60〜66には、第6図に示すよ
うに、同調制御を行うため各種データが各々所定アドレ
スに格納されている。これをICカード50について具体的
に説明すると、メモリ60にはインデックス(INDEX)記
憶領域60aと放送データ記憶領域60bが設けられている。
インデックスデータ記憶領域60aには第6図では二つの
アドレスが用いられており、アドレス1には外部とメモ
リ60との間でデータの入出力を行う為の初期設定用デー
タが、又、アドレス2にはメモリ媒体であるICカード50
がどの分割領域に対応するかを示す領域コードR00が記
憶されている。
一方、放送データ記憶領域60bは、分割領域R00が放送サ
ービスエリアに入る放送局の数に対応した複数のアドレ
スで形成されている。本実施例では、R00領域を6つの
放送局がサービスエリアに含んでおり、各アドレス10〜
15には、局毎に、局名(記号「C$」で表わす、以下同
様)、放送周波数F,放送内容J、分割領域内での電界強
度K,AMかFMかの放送形式を表わす放送モードMに関する
データが記憶されている。
局名(コールサイン)C$については、全体地図100で
示す地理上範囲に放送サービスエリアが入る全ての放送
局の局数が18局存在する場合、第7図に示す如く、C0
C17の局名コードで表わされており、第8図に示す如くC
0〜C5の放送局がR00領域をサービスエリアとし、C3〜C8
の放送局がR10領域をサービスエリアとする。
放送周波数Fについては、第9図に示す如く18局に対し
周波数の低い順に0〜17の数字コードで表わされてい
る。放送内容Jは第10図に示す如く音楽,ニュース,ス
ポーツに大別され、各々、0,1,2の数字コードで表わさ
れている。放送内容Jは、この他、ジャズ,クラシッ
ク,フォーク,ポピュラー,ニュース,スポーツ,教
育,一般など細かく分類してもよい。
電界強度Kは第11図に示す如く、強が0、弱が1の二種
類の数字コードで表わされている。これは強、中、弱の
三種類としてもよい。
放送モードMは第12図に示す如くFMが0、AMが1の二つ
の数字コードで表わされている。これは、AM,短波,長
波,FM,TV,衛生放送等、予め番組編成された全ての放送
を分類してもよい。
ICカード52のメモリ62についても第6図に示す如くICカ
ード50と同様にして各データが格納されており、ICカー
ド54,56についても同じである。
ICカード50〜56のメモリ60〜66(第1図)はICカード50
〜56に設けられたCPU70〜76によってアクセスされるよ
うになっている。ICカード50〜56の表面には複数の入出
力端子IOが設けられており、前記カードリーダ46にカー
ドがセットされた際、CPU70〜76とカードリーダ46とが
電気的に接続されデータ授受が可能となっている。
尚、ICカード50〜56は、CPUを含まないメモリだけの構
成としてよいのは勿論である。
次に、上記のように構成された車載用放送受信システム
の作用につき第13図を参照しながら説明する。
今、R00領域に含まれる地点から車を出発させ、初め、
第3図の地図帳102のR00領域に係る頁を見ながら運転す
るものとする。
ここで、運転者その他の乗員がラジオ放送を聴こうとす
るとき、現在移動中の領域R00に対応するICカード50を
取出し、受信機本体ユニット32のカードリーダ46にセッ
トする。すると、このICカード50のセットがカードリー
ダ46で検出されコントローラ40に伝えられる。
コントローラ40は、カードのセットに付勢され、まず、
ICカード50のメモリ60のインデックスデータ記憶領域60
aに記憶されたインデックスデータをカードリーダ46を
介して読出し、データ処理を開始する為の初期設定を行
うとともにコントローラ40内に予め設けられたデータ変
換テーブルを参照してR00コードを対応する領域名に変
換し、表示部44に表示情報として出力して領域名「ABC
D」(例えばTOKYO)を表示する。(ステップ200〜204、
第14図(a)参照)。この表示を見て、使用者は車両現
在地ICカードが正しく選択され、かつ、セットされたか
否かの確認を行うことができる。
そして、使用者が、操作部42に対するキー操作で希望す
る放送内容と放送モードを指定すると、操作部42から指
定情報J′,M′がコントローラ40に入力される(ステッ
プ206,208)。コントローラ40はFMを表わす指定情報
M′に基づきICカード50のメモリ60にFMに係る放送デー
タが存在することを確認したあと、メモリ60の放送デー
タ記憶領域60bからM=0の局に該当する放送データを
そのまま読出し、内部メモリ48のロードデータ記憶領域
(第15図参照)48aにロードし(ステップ209,210)、続
いてロードデータ記憶領域48bに放送内容J′(音楽と
する)に係る放送データが存在することを確認したあと
ロードデータ記憶領域48bの中からJ=0の局に該当す
る放送データを抽出し内部メモリ48の抽出データ記憶領
域48bに格納する(ステップ211,212)。
次に、コントローラ40は、抽出データ記憶領域48bに格
納されたデータを、放送周波数Fと電界強度Kに従い再
整理し、内部メモリ48の整理データ記憶領域48cの初め
の部分に電界強度Kが強い局を放送周波数の低い方から
高い方へ並べて格納し、整理データ記憶領域48cの後の
部分に電界強度Kが弱い局を放送周波数の低い方から高
い方へ並べて格納する(ステップ216,218)。この結
果、整理データ記憶領域48cには第16図のようにデータ
が格納される。但し、第16図中のQはデータ順位を表わ
し、コトローラ40により1から順に付される。最後の順
位は整理データ記憶領域48cに記憶された放送データの
全数を表わすDとしてコントローラ40に登録される(ス
テップ220)。今の場合D=3である。
次に、コントローラ40はQ=1,T=1とし(ステップ22
2,224)、内部メモリ48の整理データ記憶領域48cの中か
らQ=1の放送データを読出し、コントローラ40に予め
備えられたデータ変換テーブルを参照しながらM=0に
対応するFM切替信号と、F=6の放送周波数82.5(MH
z)に対応するバラクタ電圧とを含む同調制御信号を発
生する。FM電子同調式フロントエンド36は、受信周波数
を82.5(MHz)に同調させる(ステップ226)。同調後電
子同調式フロントエンド36から出される中間周波信号は
IFアンプ/デテクタ38で増幅検波され、検波出力が図示
しないステレオ復調回路に入力される。そして、復調信
号は更に低周波増幅、電力増幅を受けてスピーカへ供給
され、音響が発せられる。
また、コントローラ40は、データ変換テーブルを参照し
ながらQ=1の放送データを、C$=C1に対応するコー
ルサイン「EFG」、F=6に対応する「82.5(MHz)」、
J=0に対応する「MUSIC」、M=0に対応する「FM」
の各受信状態表示情報に変換し、表示部44へ出力して表
示させる(ステップ228)。このときの表示状態を第14
図(b)に示す。
尚、コントローラ40に設けられたデータ変換テーブル
は、第7図,第9図,第10図,第12図に示す如き各局名
コード,周波数コード,放送内容コード,放送モードコ
ードに対応する局名,周波数,放送内容,放送モード及
び、第5図に示す如き領域コードに対応する領域名とを
含む。
以上で受信機本体ユニット32(第1図)はC1コードで表
わされる局の放送受信状態に至る。ここで受信内容が使
用者の希望に沿い、かつ、電界強度が強く感度良好であ
り、IFアンプ/デテクタ38から受信感度が所定レベルを
上回る旨の感度情報がコントローラ40に入力されている
ときは、この受信状態が継続することになる。
一方、受信内容が希望と異なり局を変更したい場合や放
送内容,放送モードを変更したい場合のように使用者の
意志により、あるいは車両の移動で受信感度が悪化した
場合に自動的に、局変更を行えるようにするために、以
下の様な処理がなされるようになっている。
まず、使用者による操作部42のキー操作で放送モード変
更指令や放送内容変更指令、或いは局変更指令が与えら
れると、操作部42から各変更指令情報M″又はJ″或い
はNがコントローラ40に入力される。コントローラ40で
はステップ230で割込み指令待ちとなっておりこれらの
入力のいずれかがあったとき割込みを生じ各変更指令情
報M″,J″,Nに従い所定の処理を行う(ステップ23
1)。尚、車両が山間等に入って電界強度は極端に弱く
なり、受信中の局の受信感度が悪化したとき、IFアンプ
/デテクタ38から受信感度が所定レベルを下回った旨の
感度情報が局自動変換指令情報Sとしてコントローラ40
に入力されるから、コントローラ40ではこの入力があっ
たときも割込みを生じ所定の処理を行うようになってい
る(第13図ステップ230、231)。
コントローラ40は、前記ステップ226,228の処理後、い
ずれの変更指令情報M″,J″,N,Sも無いときC1局の受信
状態を継続させる(ステップ226〜230)。一方、使用者
の希望する音楽内容でなく、局変更指令情報Nが操作部
42から入力されると、割込みを生じ、Q≠Dでないので
Q=Q+1=2とし、Q=2に係る放送データを整理デ
ータ記憶領域48cの中から読出し、F=12の放送周波数
に対応するバラクタ電圧に変えた同調制御信号を発生
し、電子同調式フロントエンド36に出力するとともに、
所定の受信状態表示情報を表示部44に表示させる(ステ
ップ232,234,226,228)。
これにより電子同調式フロントエンド36は受信周波数を
C2局に同調させるので該局の放送を聴取できる。
C2局でも未だ希望の放送が得られず、使用者により再度
局変更指令情報Nが与えられたときは、前述と同様にし
てQ=3に係る比較的感度の弱いC3局の受信に切替えら
れる(ステップ230,232,234,226,228)。
C3局でも満足出来ず、使用者により更に、局変更指令情
報Nが与えられと、コントローラ40はステップ232でYES
と判断し、整理データ記憶領域48c内の放送データを一
通り全部使用したことを示すため表示部44にデータ終了
表示を行ったのち(ステップ236)、Q=1,T=T+1と
し(ステップ238,240)、T≠3を条件に元のC1局の受
信状態に戻し、念の為、J=0の音楽に関す局の選択を
もう一度繰り返し行えるようにする(ステップ242,226,
228)。
手操作によるQ=1からQ=3までの二回目の選局でも
希望局が得られず、再度、局変更指令情報Nが与えられ
たときコントローラ40はステップ242でYESと判断し、J
=0及びM=0の範ちゅうでは希望する放送が無いこと
を知らせるために表示部44にJ,M変更要求表示を行った
のち(ステップ244)、ステップ206へ戻り、新たに
J′,M′の選定入力を受付けるようにする。そして
J′,M′の入力がなされたときは前述と同様にしてこの
J′,M′データに従い同調制御処理がなされる。
尚、前記ステップ226,228の処理を経て、或希望局、例
えば最初のC1局の受信中に、車両の移動で受信状況が悪
化しIFアンプ/デテクタ38から局自動変更指令情報Sが
入力されコントローラ40に割込みを生じたときも、コン
トローラ40はステップ230,234を経てQ=2のC2局に係
る放送データを内部メモリ48の整理データ記憶領域48c
から読出し、対応する同調制御信号を電子同調式フロン
トエンド36に出力しC2局の受信を行わせるとともに、C2
局の受信状態の表示をなさしめる(ステップ226,22
8)。
そして、車両の移動地点でのC2局の受信でIFアンプ/デ
テクタ38から受信感度が所定レベル以上である旨の感度
情報がコントローラ40に入力されればステップ230でNO
となり、コントローラ40はC2局の受信を継続させる。
これにより、受信中の局の受信感度が悪化したとき同じ
放送内容を有する他局に自動的に切替わる。
若し、Q=2に係るC2局でも十分な受信感度が得られな
いときステップ230でYESとなり、コントローラ40は再び
Qを+1して整理データ記憶領域48cから次局C3の放送
データを読出し同調制御を行う(ステップ232,234,226,
228)。
同様にC3局でも感度不十分のとき、まだ1回目の選局で
あればコントローラ40はデータ終了表示を行ったあと、
以前受信感度が悪かった局が車両の移動で感度が回復し
ている事も有るので、整理データ記憶領域48cの最初の
局に戻りもう一度選局をやり直す(ステップ230,232,23
6〜242,226,228)。
そして、2回目の選局での感度の十分な局がないとき、
当該放送モード及び放送内容の範ちゅうでは満足に受信
出来る局がない事を使用者に知らせるためコントローラ
40は表示部44にJ,M変更要求表示を行ったのちステップ2
06へ戻り、新たになJ′,M′の選定入力受付けを行う
(ステップ230,232,236〜244)。
これとは別に、或局、例えばC2局の受信中に、使用者が
放送内容の変動を希望し、操作部42のキー操作でニュー
スを表わす放送内容変更指令情報J″がコントローラ40
に入力されると、このコントローラ40は割込みを生じて
ステップ211へ移り、内部メモリ48のロードデータ記憶
領域48aのデータ中にニュースに係る放送データが在る
ことを確認したあとJ=1の局に該当する放送データを
抽出し抽出データ記憶領域48bに格納し、KとFに基づ
く整理データ記憶領域48cへの並べ換え処理後、M=0,J
=1の局が1つなのでD=1とし、更にQ=1,T=1と
したあと、整理データ記憶領域48cに記憶されたQ=1
の放送データを読出し、データ変換テーブルを参照しな
がらF=0の放送周波数に対応するバラクタ電圧を含む
同調制御信号を出力しC0局の受信を行わしめ、表示部44
にC0に係る所定の受信状態の表示をさせる(ステップ21
2〜228)。
これによって、FM局のニュース放送の受信がなされる。
直、C0局が希望する放送をしておらず使用者により局変
更指令情報Nが与えられたとき、今の場合D=1なの
で、コントローラ40はステップ232を経て再びC0局の受
信へ戻す。そして、もう一度局変更指令情報Nは与えら
れるとステップ230,232,236〜244を経てステップ206へ
至り再度J′,M′の選局待ちとなる。又、前記C0局の受
信中に操作部42からAMに係る放送モード変更指令情報
M″が入力されるとコントローラ40はステップ230で割
込みを生じてステップ209へ戻り、ICカード50のメモリ6
0の放送データ記憶領域60bにM=1の局に該当する放送
データが在ることを確認したあとそのまま読出し内部メ
モリ48のロードデータ記憶領域48aにロードし、次にそ
れまで継続していた放送内容の情報に従い、ロードデー
タ記憶領域48aのデータの中からJ=1の局に該当する
放送データを抽出し抽出データ記憶領域48bに格納しK
とFに基づく並べ換え処理後、M=1,J=1の局が1つ
なのでD=1とし、更にQ=1,T=1としたあと、整理
データ記憶領域48cに記憶されたQ=1のデータを読出
し、データ変換テーブルを参照しながらF=16の放送周
波数に対応する同調制御信号を出力しC5局の受信を行わ
しめ、表示部44にC5に係る受信状態の表示をさせる(ス
テップ210〜228)。
これによって、AM局に受信に切替えられたことになり、
使用者はAMのニュース放送を聴取することができる。
ところで上記の如くラジオ放送の受信を行いながら走行
を続けている内に、車両の現在地がR00領域から他の例
えばR10領域に入ったことを地図帳102で確認したとき
は、ICカード50の代わりにICカード52を受信機本体ユニ
ット32にセットするだけで第13図のフローに従い前述と
同様にしてR10領域で受信可能な各放送を希望に応じて
適宜聴取することができる。
尚、第13図のフロー中、ステップ209,211でM′
(M″),J′(J″)に応じた放送データが無いときは
直ちにステップ244へ移る。
上記実施例によれば、車両が広範な地域を移動する場合
車両現在地を含む予め分割された地理上の領域が変わる
毎に、対応するICカードを受信機本体にセットし、放送
モードと放送内容を指定するだけの簡単な操作で、出発
地から遠く離れ放送事情が不知な土地であっても常に、
車両の現在地を放送エリアに含み、かつ、指定された放
送モード,放送内容の局だけを自動的にプリセットした
状態とすることができ、使用者の望ましくない内容の局
を選ぶという無駄を生じることなく、簡単な局切替操作
で、内容で予め限定した小数の局の中から自分の希望す
る内容の放送を迅速に受信することができる。従って、
予め、移動ルートに沿って各地の放送局の周波数や放送
内容を調べメモしておくなどの面倒な作業をする必要が
ない。
また、山間等で受信状況が悪化し受信不能となったと
き、前記事前にプリセットされた局の中から自動選局さ
れるので、今まで聴取していた放送内容と関連した放送
を継続して聞くことができる。
更に、走行案内用の地図帳の各頁や所定部分に、領域別
に付された領域コード(又は領域名)で車両現在地を含
む領域を確認し、同一の領域コード(又は領域名)が付
されたICカードを選ぶことで、車両現在地に正確に対応
したICカードを受信機本体にセットでき、常に、車両現
在地に遂する適切な受信状況を得ることができる。
また、ICカードの中から放送モードと放送内容で限定さ
れた放送データだけが内部メモリにロードされるので、
受信機本体側に必要なメモリ容量はそれ程多くなくてよ
い。
また、受信機本体には電界強度順に放送データがプリセ
ットされるので受信感度の良い放送の選択が容易とな
り、また、受信中の局名が表示されるので希望する局か
否かの確認がし易い。
尚、上記実施例では放送データを記憶させておく外部メ
モリ媒体にICカードを用いる場合につき説明したが、フ
ロッピーディスク,レーザーカード,磁気カード等、半
導体メモリの他に、磁気的、光学的、光磁気的メモリな
どを利用してよいのは勿論である。また、外部メモリ媒
体に地図情報が格納されたナビゲーションシステムと統
合し、より高度な自動放送受信機能を持たせるようにし
てもよい。また、外部メモリ媒体に格納する放送データ
中の周波数データは前述したような周波数順序を示す周
波数コードの他、82.5(MHz)などの実際の周波数値を
表わす周波数情報としてもよい。また、 更に、前述した実施例では1つのICカードに地理上に1
つの分割領域に係る放送データを記憶させるようにした
が、本発明は何らこれに限定されるものでなく、例えば
隣接した複数領域に係る放送データを予め1つのICカー
ドに記憶させておき、このICカードを受信機本体にセッ
トしたのち、地図帳の各頁や全体地図の部分毎に付され
た領域コード等で確認した車両現在地を含む領域を操作
部で指定し、当該領域に係る放送データを選択するよう
にしてもよい。第17図には複数の領域に係る放送データ
を1つのICカードに記憶する場合の具体的なメモリ配置
例が示されている。
第17図は、第2図に示された2つの領域R00とR10に対応
させた1つのICカードのメモリ90のメモリマップで、放
送データ記憶領域94のアドレス10〜15にはR00領域を放
送サービスエリアに含む局の放送データが、又、アドレ
ス16〜21にはR10領域を放送サービスエリアに含む局の
放送データが格納されている。
各放送のデータには、第6図と同様の局名コード,周波
数コード,放送内容コード,電界強度コード,放送モー
ドコードに加えて、R00又はR10の領域コードも含められ
ている。
また、メモリ90のインデックスデータ記憶領域92のアド
レス1には第6図と同じく初期設定用データが、又、ア
ドレス2には2つの領域コードR00,R01と、放送データ
のローディングを容易にするため、領域コードに対応す
る放送データ記憶領域94のアドレス範囲データが格納さ
れている。
同様にして第2図の他の領域R01とR11に係る放送データ
も図示しないが他の1つのICカードのメモリに記憶させ
る。
このような複数領域に係る放送データが記憶されたICカ
ードを用いるときの、受信機本体側の処理手順が第18図
に示されている。第13図との相違部分を主に説明する
と、車両がR00領域に在る状態で使用者がラジオ放送を
聴こうとするとき、地図帳で車両現在地を含む領域を確
認し、R00とR10の両者の放送データを含むICカードを取
り出して受信機本体にセットする。すると、受信機本体
のコントローラはICカードのメモリ90からインデックス
データを取り込んで初期設定を行い(ステップ300,30
2)、次に、キー操作で操作部から使用者により領域R00
が指定されるとこのR00を表わす指定情報R′がコント
ローラに送られる。コントローラはICカードのインデッ
クスデータにR00コードが含まれていることを条件にR00
コードに対応する領域名を表示部に表示する(ステップ
303,304)。この表示を見て、使用者は現在通過中の領
域に対しICカードが正しく選択され、かつ、セットされ
たか否かの確認ができる。
そして、操作部から使用者により聴取を希望する放送内
容と放送モードが指定され、指定情報J′,M′としてコ
ントローラに送られると、コントローラはまず指定情報
R′とM′に従い、R′とM′に係る放送データがメモ
リ90に存在することを確認したあと、インデックスデー
タを参照しながらICカードのメモリ90の放送データ記憶
領域94からR=R00で、かつ、M′が示す放送モードと
一致している放送データをそのまま読出し内部メモリに
ロードする(ステップ306〜310)。これにより車両現在
地の領域に係る放送データだけが選択されたことにな
る。
後は、第13図と同様にしてJ′に該当する放送データの
抽出、KとFによる並び替えなどを経てQの値が示す局
の受信同調と所定の受信状態表示を行い、或る局の放送
受信状態に至らせる(ステップ311〜328)。
前記局の受信中に、変更指令情報M″,J″,N,Sを受けた
ときは第13図と同様の変更処理がなされる。
ところで走行中に、車両が領域R00から出てR10に入り、
領域指定を変更する必要がある場合に、使用者による操
作部のキー操作でR10に係る領域変更指令が与えられる
と操作部から領域変動指令情報″がコントローラに入力
される。コントローラではステップ330で割込み待ちと
なっており、R″入力があると割込みを生じステップ30
9へ移る。
そして、コントローラは放送モードはそれまでと同じ
て、領域がR10の放送データをICカードのメモリ90中の
放送データ記憶領域94から読出し、内部メモリにロード
する。これにより、新たな領域R10に係る放送データだ
けが選択される。あとは前述と同様にステップ311〜328
を経てQの値に該当する局の受信状態となる。
このようにして、車両現在地が今までと異なる領域10
入っても、簡単な操作で当該領域R10を放送サービスエ
リアに含み、それまで受信していた放送内容と相関のあ
る放送に切り替わる。
尚、例えば或るFM局の受信中に使用者によりAMに係る放
送モード変更指令除法M″が与えられたときもコントロ
ーラは割込みを生じステップ309へ移るが、この場合
は、領域はそれまでと同じで放送モードがM=1の放送
データをICカードのメモリ90中の放送データ記憶領域94
から内部メモリにロードするようになっている。
上記の第17図,第18図に従う実施例のように、ICカード
のメモリ容量が大きいとき1つのICカードに地図上の複
数の領域(全領域でもよい)に係る放送データを格納し
ておき、受信機本体側で領域の選択をできるようにする
ことで、車両の走行で地理上の違う領域に入っても簡単
な操作で新たな領域に対応した放送の受信が可能とな
る。
尚、この第17図,第18図に従う実施例に於いて、操作部
から直接領域コードを入力する代わりに、地図帳の頁
や、全体地図の各領域部分の分類番号を操作部で入力
し、コントローラでデータ変換してR00等の領域コード
を得るようにしたり、地図側に領域コードをバーコード
で(第3図の400参照)で記入しておき、これをバーコ
ードリーダで読取りコントローラに入力するようにして
もよい。
また、上記各実施例では領域別の放送データを外部メモ
リ媒体に記憶させる場合につき説明したが、本発明は何
らこれに限定されるものではなく、内部メモリの容量を
大きくして予め該内部メモリに格納させておくように構
成してもよい。
<発明の効果> 以上説明した如く、本発明に係る車載用放送システムに
よれば、車両が広範囲に移動しても、常に、車両現在地
をサービスエリアに含んでいる放送を極めて簡単に選別
することができ、しかも、希望する放送内容を有する放
送だけを抽出できる。従って、遠方の放送に関する周波
数や放送内容を調べたり、総当たり的な選局を行うなど
の手間に煩わされることなく容易に好みの内容の放送受
信を継続できる。
又、本発明によれば、局変更要求操作するだけで現在受
信中の放送内容と同一内容の放送を行っている他の局に
同調受信でき、従って、同一放送内容のうちでも更に好
みの放送内容の選局を簡単な操作で行うことができる。
更に、本発明によれば、受信感度が低下した時、自動的
に現在受信中の放送内容と同一内容の放送を行っている
他の局であって受信感度が良好な局に同調受信するよう
にしたから、常に良好な受信状態で所望の放送内容の受
聴を楽しむことができる。この場合、本発明においては
通常の掃引選局のようにバンドの端から端まで逐一サー
チせずとも、メモリに記憶されている同一放送内容の放
送局だけをサーチして短時間で受信感度が良好な放送局
に同調できる。
又、本発明によれば、現在受信中の放送局名または受信
周波数に加えて受信放送局が属する領域名、放送内容名
を表示するようにしたから、ドライバは容易に現在の受
信状況を認識でき、操作性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る車載用放送受信システ
ムを示す構成図、 第2図は全体地図の平面図、 第3図は地図帳を示す斜視図、 第4図は地図を表示したICカードを示す斜視図、 第5図は領域コードの説明図、 第6図はICカードのメモリ配置例を示す説明図、 第7図は局名コードの説明図、 第8図は領域を放送サービスエリアに含む局の説明図、 第9図は周波数コードの説明図、 第10図は放送内容コードの説明図、 第11図は電界強度コードの説明図、 第12図は放送モードコードの説明図、 第13図は第1図に示す受信機本体の動作説明用フローチ
ャート、 第14図は表示状態の説明図、 第15図は内部メモリのメモリ配置例を示す説明図、 第16図は内部メモリの整理データ記憶領域に放送データ
が格納された状態を示す説明図、 第17図は他の実施例におけるICカードのメモリ配置例を
示す説明図、 第18図は第17図のICカードを用いる場合の受信機本体の
動作説明用フローチャート、 第19図は従来の放送受信システムのブロック図である。 36……電子同調式フロントエンド、 40……コントローラ、 50〜56……ICカード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−3712(JP,A) 特開 昭60−242719(JP,A) 実開 昭57−151033(JP,U) 実開 昭58−139747(JP,U)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数に分割した地理上の各領域に対応させ
    て、該領域にサービスエリアが入る放送局の局情報及び
    放送内容情報を含む放送データを記憶した放送データ記
    憶手段と、 領域と放送内容とを含む局選定要求を発生する局選定要
    求発生手段と、 局変更操作があった時、及び受信感度が低下した時、局
    変更要求を発生する局変更要求発生手段と、 前記局選定要求を受けてこの要求に従う局情報を放送デ
    ータ記憶手段に記憶された放送データから得て当該局に
    応じた同調制御信号を発生するとともに、局変更要求を
    受けたとき前記局選定要求を満足する他の局情報を放送
    データ記憶手段に記憶された放送データから得て当該他
    の局に応じた同調制御信号を発生する制御手段と、 同調制御信号に基づき所定周波数の放送受信を行う受信
    手段とを含むことを特徴とする車載用放送受信システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記放送データは、放送周波数帯を分類し
    た放送モード情報を含み、前記制御手段が、領域と放送
    内容と放送モードとを含む局選定要求を受けてこの要求
    に従う局情報を放送データ記憶手段に記憶された放送デ
    ータから得て当該局に応じた放送モード切替信号を含む
    同調制御信号を発生するとともに、局変更要求を受けた
    とき前記局選定要求を満足する他の局情報を得て当該他
    の局に応じた同調制御信号を発生し、受信手段は該同調
    制御信号に基づき所定周波数の放送受信を行うことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の車載用放送受信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】受信放送局の局名又は受信周波数と、領域
    名と、放送内容名を表示する表示手段を有する特許請求
    の範囲第1項記載の車載用放送受信システム。
  4. 【請求項4】前記放送データ記憶手段は各領域別に設け
    られた複数個の外部記憶媒体、あるいは隣接する複数領
    域別に設けられた1以上の外部記憶媒体から成ることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項記載の車載用放送受信
    システム。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、内部記憶手段と、前記外
    部記憶媒体から前記局選定要求に応じた放送データを読
    出し当該内部記憶手段に転送するデータ読出し/転送手
    段とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    の車載用放送受信システム。
JP61206385A 1986-09-02 1986-09-02 車載用放送受信システム Expired - Lifetime JPH0683031B2 (ja)

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